それを言ったらオシマイよって事でもあるんですが、元々何をやるのも雑な人って居るじゃないですか?でもやっぱり何事も丁寧にやった方が良いに決まってるんです。
あ、器用不器用の話では無くて意思の問題と言うか、諦めずに極力丁寧に妥協せずやり切れるかどうか?の話。
でね、それを
BOREDに落とし込むと、要するにメンテナンスにしてもクリーニングにしてもチューニングにしても、納得出来るレベルまでキチンと仕上げられたか?
スキルの問題では無くて、仕上げまでの丁寧さの問題。
で、一番重要な話。
例えばフィッシングリールの場合は小さなボディ内に多くのパーツが精度良く詰め込まれている訳ですが、この全部品を分解洗浄して脱脂洗浄して、まるで新品かの様に綺麗にクリーニングする事が最重要。
このクリーニングの過程で「これはいいや」とか「このくらいで」なんて省いちゃうパーツなどが出て来る場合もあり、そうなるとソレって丁寧なの?となりますよね。
でも折角ならやっぱり時間を掛けて注意を向けて全部品をバラしたのであれば、この機会にネジ1個シム1枚においてもクリーニングしておく事を丁寧としましょうよと。
で、これってスキルは要らない訳ですよ。
とにかくにパーツ1個毎に綺麗にするだけなんで。
ある意味では道具を渡せば小学生でも出来る作業ですよね。
何かペットボトルの蓋でも良いので小さな容器にパーツクリーナーを噴射して少し溜めておく。
そこへネジでもシムでも浸けておけば十分キレイになりますし、特別な道具は要らずに身近なゴミ?を代用する事も出来る。
これらは少し頭を捻れば「アレ使えるかも」と閃く事もあるでしょうが、一番厄介な考え方は「どーせ汚れるから」と雑に仕上げてしまう事。
このどーせ直ぐに使うし汚れるからって考えではメンテナンスをする意味は無い訳です。
ま、子供の様な極論で例えれば「明日もウンチするから今日は拭かない」って事と同じ。
世間一般に当てはめても納得出来るか?成り立つか?って事でもありますし。
だからこそ先ずは丁寧にクリーニングを行う事が最重要であって、最低限揃えておく物としてはホームセンターで余裕で入手出来るパーツクリーナー、100円ショップで買える片側が先細りの綿棒、各家庭にあるはずの爪楊枝、そしてティッシュでもキッチンペーパーでも着古したTシャツでも取り敢えず何でも良いからウエスとなる拭く物、使い古した歯ブラシ、これに小さなビニール袋やペットボトルの蓋など何でも良いのでパーツクリーナーを噴射して溜めておける物を数個。
これだけですよ、買ったとしても500円くらい?
もちろん「取り敢えず」ではあるのでベストでは無いですが、でも上記だけで十分にメンテナンス前のクリーニングは行えます。
これらを使って舐めれる程に各パーツをキレイにするだけで十分なメンテナンスとなると言い切れます。
専門的な知識を要する場合はパーツクリーナーも数種類揃えたり、その他の溶剤や薬品も必要だったり、もちろん洗浄機や特殊治具などを揃える事がありますが、一般的には上記の500円アイテムだけで十分成り立ちます。
なので先日から何度もアナウンスして来ました様に、この6月~9月までのサマーシーズンは特に金属にとっては一年で最も過酷なシーズンとなる訳で、だからこそ事前または事後のメンテナンスとして先ずは徹底したクリーニングを行っておきましょう。
あ、明日もウンチするから今日は拭かないって人はスルーしてください。