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2023年9月29日金曜日

案内。

明日発売日となるBOREDのMETHOD新製品BSLUオイル。
先ずはMETHODお取り扱いDEALERと関係各位への出荷手配を本日済ませ、本日から10月上旬にかけてBORED STOREの先行受注にてご注文頂きましたお客様へ順次発送を開始させて頂きます。
で、大変申し訳ありませんが本日入荷の初回生産分では在庫が一切出ない事となりました。
しかも、一部のMETHODお取り扱いDEALERからは「もう無いのかよっ」とお叱りの連絡が。
なので予定外ではありますが10月中旬以降の入荷予定として急遽追加生産を行う事となりました。
そうでもしないと次回の在庫補充生産は11月中旬の予定につき、諸々のハイシーズンなのにかなり先まで欠品となってしまいますし。
とは言え手持にある材料からの逆算なので少量とはなりますが、本日付けでBORED STOREにて追加生産分として先行受注を開始させて頂きます。
同じく本日付けでBORED STOREを確認したところMETHODオイル製品が全て欠品となっていまして、ちょうど入れ替えで本日付けでグリス製品の在庫補充は完了しているのですが、欠品しているオイル製品についても10月中旬頃より在庫補充を開始致します。
と言う事で売る物が無いじゃん状態のBORED STOREなんですが、上記については極力早目に手配や準備を進めて行きますので何卒ご了承を。

記事。

いきなりですが長文です。
廃盤BSLRオイルからモデルチェンジを実施した新製品BSLUオイル。
春過ぎに1stサンプルを試作し直ぐに油膜の耐久性をもっと上げたいと言う事で続いて2ndサンプルを試作し始めた際にイメージしたのがNEMEAオイルの高粘度版?と言うシンプルな案だったものが、単純にベースオイルのエステルを高粘度化させてもイメージとは離れていってしまったんです。
で、NEMEAオイルの性能イメージはキープさせながら違う粘性を求めて3rdサンプルを試作したら中々良いぞ、と言う事になってそれはTHICK HEAVYオイルと同一のベースオイルとしてポリアルファオレフィンをハイブリッドしてみた訳です。
これで仮にベースオイルの粘度と粘性がある程度出来上がったとして、再度NEMEAオイルやTHICK HEAVYオイルに仕事をさせている耐久面での各種添加剤をどの位で配合するか。
これは割合の問題なので30%、35%、40%、45%と率を変えていったんです。
流石に1%刻みは無駄だと分かっていたので廃盤BSLRオイルの後継として最初から高配合で。
50%を超えるとコレはダメだなって事になって、それはオイル自体の流動性がスムーズでなくなったり、やはり温度変化による粘度差が大きくなってしまったりして。
結局、ベースオイルが優れている事が大前提なんだなと改めて実感。
で、最後のコレか?と思われる配合比で最終サンプルを試作して使用してみたところ、凄く良いなって事でTwitterフォロワーのお2人にも試用と検証をお願いしてみたんです。
彼等も直ぐに試用してくれて数日後にレポートを頂きましたところ、使用するターゲットは選ぶけど概ね良好との事で一安心。
提携業者での量産作業においても凄くスムーズに作業が運んでいるそうで。
で、今のところベイトリールなら海水淡水問わず200番~400番で太糸を使用したヘビーウェイト~ジャイアントベイトなどでのボディ内ベアリング、しかもハンドルをロングハンドルやカスタムハンドルへ交換している様な巷で見かけるタフイメージなベイトリールには尚更。
それに恐らくオイルでは無くてグリスで使用しているよって言う8000番以上のスピニングリールとかバーチカルジギングでのベイトリールなんかでも適正かと思われます。
逆に言うとこれら以外のターゲットは無いかもしれない。
つまりフィッシングリールで使用するなら上記のジャンルにおいて適正と言う事であって、上記以外で使用すると単にメチャ巻き感の重いリールになってしまいます。
ま、それが好きな人は全然アリだと思いますけど。
そしてやはりBSLシリーズのルーツでもあるサイクルユースにおいては間違いなくハブでもボトムブラケットでもペダルでもシールドベアリングを使用している高負荷なパーツにはベストマッチで、とにかく摩擦と防錆に重きをおいてあるので必然的にメッセンジャー業務はもちろん、シクロクロス、マウンテンバイク、BMXなど未舗装路でのレース前提とか、ツーリングバイクの様な積載量&長距離なバイクにも最適かと思います。
NJSに代表される各種カップ&コーンのベアリングでも良いんですが、以前の廃盤BSLRオイルより粘性が高いので、塵や砂など細かなゴミを拾い易くなってしまうかもしれません。
ま、そもそもカップ&コーンを使うなら短期間でのメンテナンスは必須ですけどね。
それにカセットのリアハブを使用している場合ね、これは変速でもシングルでも良いんですが、ハブシェル側では無くてカセットボディ内のベアリングに最適です。
どうしても構造上から常時負荷が高い事もあって、アクスルとの接触面にもシッカリ塗布して欲しいんですが、シェルの様に常時回転している訳では無いので負荷と耐久から言ってカセットボディ内のベアリングはBSLUオイルが耐久面で絶対にお勧め。
そしてド定番なチェーンオイルとして特にデイリーユースにお勧めな事は当然ながら、でもロードやトラックなどのレースには適していないかと思います。
さて、現在もロケットのギアを移植したビーストのXGギアで4ozを中心に毎週試用していますが、ホントに毎回巻き感が劣化して来ないんですね。
もちろん毎週基本はフルキャストです。
4ozを40m~50mほどフルキャストして極力リーリングでアクションさせますが、つい癖でロッドも使いアクションさせちゃうんですけど、それでもハンドルは毎回意識してグリグリと強めにリーリングしてます。
こーゆー極端な試用だと以前の廃盤BSLRオイルでは3回位使用すると巻き感が微妙に軽くなって、更に5回10回と続けて行くと油膜が薄くなったなぁと実感していたんです。
これは巻き感のフィーリングは違うけどNEMEAオイルでも同様でメーカー純正グリスでも同様ですね。
それがこのBSLUオイルでは殆どその差を感じないと言うか、今のところ自分のビーストのフィーリングは殆ど変化が無いんですね。
しかもビーストを入手してから未だ一度も水へドボンして水洗いしていないのに。
少し外観に塩が固着し始めたら流石に恥ずかしいので軽く拭き掃除はしますけど、水で流すとか浸けて塩を抜く作業は一切していません。
完全にヘビーとかタフとか、そんなワードを要する際の使い方。
これらのベアリング全般用として単体使用するのであれば間違い無くベストマッチなのでは?と自負しています。
それに今回のBSLUオイルから他のMETHODオイルとも混合カスタムする事に対応したので、混合相手としてはBALBOAオイル、CHIMERAオイル、LIGHT DUTYオイル辺りがあれば、例え1:1の同比率だけで混合カスタムしていったとしても結果的にバリエーションはかなり増やせるはずです。
これら混合カスタムしたオイルをスプールベアリングやハンドルノブベアリングと上記のボディ内ベアリングで組み合わせれば対象用途は大きく広がります。
さて、METHODオイル中で最もハイスペックとなるBSLUオイルなのに、既存METHODオイル製品の中で一番スムーズに製品化へ繋がったと言うミラクル。
ま、これも歴代BSLシリーズから継承するコンセプトが明確である事と、既にロングセラーの実績を持つTHICK HEAVYオイルや新たな材料を使用している最新のNEMEAオイルと言う土台があったからの事。
同じく過去廃盤製品であったMODEL247オイルでも使用していた同種類の添加剤をブラッシュアップさせた事で、かなり初期段階においてイメージが出来上がっていた事も影響しています。
9月末日の発売日へ向けラストスパートしていますが、もちろん試用や検証は引き続き継続して行きます。

2023年9月28日木曜日

記事。

自社製品中で最も嫌いなMETHODのADVANCEワックス。
このADVANCEワックスだけはBOREDで唯一ハンドメイドにて生産しているんですが、もう毎回生産する度にヤケドとストレスとの戦いでね。
それもこれも、以前某老舗フィッシングメーカーから発売されている通称フェルールワックスを使ってみた際に、ガッカリするほどに何も考えられていないなと感じましてね。
つまり未塗装カーボン同士の固着防止としては問題無く機能するんですけど、真夏なんかだとフェルールワックス自体が暑さで軟化してジョイントがすぐに緩んでしまったり回ってしまう事が多々。
これが非常にストレスで。
しかも自分のメインロッド達はMonster Kissのパックロッドなので尚更。
ならば作ってしまえと言う事で色々と試作を繰り返して誕生したのがADVANCEワックス。
未塗装カーボン同士の固着防止は当然ながら緩みや回りも防止させる様に極端なほど硬度と粘性を上げてみたんです。
これがかなり優秀と言う事になったんですが、弱点は低気温な真冬の寒いシーズン。
真冬になると素材のパラフィン系ワックスが硬化し易くなりましてね、容器の底を回しても中々肝心の中身が出そうにないと。
無理矢理回そうとすると容器が破損しますし。
なのでその際は室内のヒーターとか車のヒーターとか、またはズボンのポケットなどに入れて事前にADVANCEワックスを少し暖めておいてくださいと言う事でして。
こればかりは中々解決策が見つからなくてゴメンナサイ。
で、ハンドメイドなので毎回パラフィン系ワックスなど4種類の材料を独自配合でブレンドするんですが、毎回デジタルスケールの上で正確に計ってから大きなアルミカップへ移し、電熱ヒーターで温めながら材料を溶かして行きます。
イメージはローソク。
これが手につくとメチャクチャ熱いんです、一人で「アウッ」て言っちゃうほど。
その溶けた材料を今度は小型のステンレスケトルへ移し、熱い内に1本1本手作業で容器の9分目まで充填して行きます。
ナゼ9分目かと言うと材料が冷えて行くに連れ「ヒケ」と言って材料自体の体積が縮んでいくんですね。
9分目まで充填したものが8分目くらいまでヒケちゃうんです。
なので、最初の充填が冷えてから再度10分目を少し超えるくらい慎重に充填して行きます。
すると10分目を少し超えていたはずなのに、ヒケにより大体10分目位に収まると言う仕組み。
これがもう超メンドクサクてね。
しかもこの作業に至る前に容器の下準備がありまして、先ずは仕入れた海外製?の容器を1個1個手で回して不良が無いかチェックします。
50本中1本位の高確率で不具合が出るので、それは当然ながらソッコーで破棄。
もうムカつくんで足で踏んで破壊してから破棄。
その後で冷静さを取り戻してから容器の中へシリコーンスプレーを吹くんですが、これは材料が容器内に固着し難くなる為の事前処理。
そのシリコーンスプレーを吹いた容器を再度1個1個手作で回して改めて異常が無いかチェックします。
そこからようやく熱々の材料を充填する事になると。
そして上記の様に手間をかけながら充填し完成した物を最終チェックとして1個1個手で回して中身がキチンと出るかどうか確認するんです。
なので製品として世に出ている物に100%不良品は無いと言う自信。
だって1個1個手で回しながら確認している作業を最初、途中、最後と3回も行っているんですからね、これで不良が出たとすれば輸送中の衝撃とか店頭での落下とか、何かしら納品後の外的な要因が無ければ起こるはずがないと。
だけど年に数回はクレームのメールが届くんですが、恐らくその大多数はお客さんがリップクリームの如く勢い良く容器の底を回しちゃったんじゃないかと思われます。
再度言いますとADVANCEワックスは硬度と粘性を極端に上げてあるので、真冬は容器全体を事前に暖めてからゆっくり容器の底を回してみてください。
直火はダメですが。
逆に真冬以外のシーズンは殆ど問題無く使えると思うんですけど、いずれにしても容器の底は勢い良く回さないでくださいね。
別にゆっくり回しても問題は無いでしょうし。
これらはBORED STOREの製品ページにも注意書きしてありますので、それらを必ず読んだ上で使って頂ければと思います。
そして以前実際にユーザーからメールがあった件として、ロッドのジョイント部にマンベンナク塗ってしまったら今度は別の意味で取れなくなってしまったと言う。
だからADVANCEワックスは硬度と粘性を極端に上げてあるので、塗り過ぎてしまうと逆に取れなくなる場合もあり得ます。
要するに固着では無くてベタベタな粘性が強過ぎて取れなくなってしまうと言う事。
もうこれはホントに線一本でOKです。
ジョイント部に一塗りしてもらえれば確実に効果は出ますので、クレヨンで1本線を書くように塗ってもらえれば十分です。
または少し指で薄く全体へ塗り広げるとか。
これだけで動きませんし固着も起こしません。
だから自分のADVANCEワックスも3年目?に突入しまして、毎回使っているのに全然減っていかないんです。
そんな訳で、作るのがメンドクサイ、事前の作業や確認が多い、容器の入荷が不安定、普通に熱い、使っても減らない、なんなら余り売れなくて良い。
こんなADVANCEワックスをゼヒ。

記事。

先週行われたKAKEDZUKA DESIGN WORKS主催のKDW CUP 2023に続き、今週末の9月30日~10月1日はTBFC主催の鱸魂2023エンジョイ魚まつりとのコラボ企画として東京夢の島マリーナで開催されます。
鱸魂2023のエントリーは本日までとなっていますのでゼヒ。
さて、諸々のバッドラックが起きてしまった事と諸々のタイミングが重なってしまった事で不意の繁忙となっていましたBORED。
先ず、バッドラックについては以前にも書きましたが、外注倉庫のオバちゃん達にコロナが蔓延してしまった事で、当初予定していた依頼作業を急に自分一人で行う事になりまして、更に次のバッドラックが続きその外注倉庫で保管していたMETHODオイルの資材がオバちゃんのカウントミスにより全然不足していた事が昨日判明。
もうこれはどーにもならない。
そしてINX.labelのXRFオイルは無事に納品し、新製品BSLUオイルの準備も現在行っていると言う段階、でも未だ全然やる事が多くてテンパっています。
取り敢えず明日中には欠品や品薄が出ていましたMETHODグリス製品の在庫補充が完了する見込みで、この在庫補充とMETHODお取り扱いDEALERへの出荷手配が完了すれば、次はBSLUオイルの発送準備と出荷手配を開始します。
METHODお取り扱いDEALERへの出荷作業は発売日の9月末日までに行いまして、土日の定休日を挟んだ来週前半からはBORED STOREの先行受注にてご注文頂きましたユーザーへ順次発送開始となりますので今少しお待ちくださいませ。
そしてそれが終ると今度はMETHODオイル製品の在庫補充生産を開始します。
先ずはNEMEAオイルとCHIMERAオイルから取り掛かるスケジュールです。
なので全METHODオイル製品の在庫補充生産が完了するのは10月中旬過ぎ?になってしまいますので予めご了承ください。
と言う事で今週は春以降から久ぶりの鬼残業続き。

2023年9月26日火曜日

記事。

なんだか先日から一気に秋感が増して来ましたが、東京では10月後半からはレイヤリングが多くなるシーズンですね。
レイヤリングと言えば世間では初秋はロンTのみ、真秋はTシャツにロンTなど、晩秋はロンTにコーチとか、そんな感じでしょうか。
自分の場合は所謂ロンTがホントに似合わないと自覚していまして、でも機能を優先させたベースレイヤーとしてのロンTなら着ます。
と言っても秋から冬しにか着ないんですけど。
自分は真夏に日焼け防止の意味でロンTを着ない人でして、夏は夏らしく日焼けしちゃう派だからロンTの出番って上記の様に秋のレイヤリングから着はじめます。
と言う事で毎年の様に秋を感じるとロンTの準備を始めるのがBOREDオリジナルアパレルのA/Wシーズン最初のパターン。
今年も既に先週から準備を始めていたのですが、いかんせんINX.labelのXRFオイルとかMETHODのBSLUオイルとか諸々のスケジュールが重なったタイミングで急に秋らしさを感じ始めたもんで非常に慌ただしい。
けれど今回は前々から段取りしていたんでボディには拘りました。
一般的な袖口にリブ付きのオーソドックスなシルエットながら、コットン50%とポリエステル50%で速乾性を持ち併せたロングスリーブを2カラーで展開します。
これは良い。
タイトでは無いオーソドックスなシルエットで、もちろん首周りはダブルステッチで伸び難く、袖口のリブも短いナンチャッテじゃなくてシッカリと長さのあるリブです。
一般的なドライ素材の様にテカテカでピチピチな素材では無くて、どちらかと言うと普通のコットン素材に近い印象です。
一応ヘビーオンスの部類に入りますが、BOREDで使用しているTシャツほど厚くはなく、かと言ってドライ素材の様に薄くもない絶妙さ。
基本的にはレイヤリングされるであろう事を予想して両袖と胸部にプリントを行っています。
両袖は肩から手首付近までビッチリと、胸部はいつもより1cmプリント位置を下げて。
で、両袖の「HEALTH WEALTH DEARTH」とは「健康 資産 不足」の単語をインを踏んで羅列したものです。
ま、BOREDが存在している世界と言うか趣味に生きる人は誰でもそんなもんでしょう、と言う事を表した今回の20th HWD LONG SLEEVEです。
さて、既に我が家の愛息に着用させている今回のボディ、中々調子良いんじゃないとの事でしたが、愛息は基本毎日部活でドライ素材しか着ないから何ともアテになりません。
そんな訳で本日18時よりBORED STOREにて先行受注のプリオーダーを開始しますが、今回はシーズンど真ん中を狙った10月23日の入荷予定より順次デリバリーとなりますのでお間違い無く。
この20th HWD LONG SLEEVEもBORED20周年アイテムにつきワンロット生産となりますが、カラーやサイズにより欠品の場合は生産完了となりますのでプリオーダーにてお早目のご注文をお待ちしています。

2023年9月25日月曜日

記事。

先週末はBOREDの協賛するKDW CUP 2023が無事に終了し、今週末はTBFCの鱸魂2023が開催されますが、BOREDが関係していないCMWC 2023も大盛況だった様です。
さて、本日全ての作業が完了して出荷しようと思ったら宅急便の集荷時間に間に合わず明日に持ち越しとなりましたINX.labelのXRFオイル。
外注倉庫で突然起きたハプニングを乗り越え、急遽自分一人で数百本の出荷準備を終えました。
と言う事で今週半ばにはINX.labelへ到着する見込みとなりますので残すは発売を待つだけ。
ライトソルトアングラーやベイトフィネスユーザーにはゼヒとも使って頂きたいBOREDのMETHOD別注生産オイルとなります。
そして、明日からはBOREDのMETHODオイル&グリス9月分の在庫補充生産を開始します。
既にBORED STOREの在庫も品薄や欠品が出始めて来ましたので、先ずは今月中にグリス製品の在庫補充し終えてからBSLUオイルの初回生産分を開始し、その後METHODオイル製品の在庫補充に取り掛かる流れとなります。
その初回生産分が欠品となっていますBSLUオイルについて、既にBLOGやSNSなどでもアナウンス済の様に、正式発売日の9月末日時点で若干の在庫が出る場合があります。
但し、これは量産している初回生産分が入荷後に容器へ充填し終えた後で判明する為に、今のところ在庫が出るかは不明となります。
もし在庫が出なかった場合は次回の在庫補充生産となります奇数月の11月中旬頃に通常生産分として入荷予定となりますので、現時点で確実な事は言えませんが今月末付近はBORED STOREを日々チェックしてみてください。
また、近日中にBOREDオリジナルアパレルのA/Wシーズン最初のアイテムとしてロングスリーブTシャツの先行受注を開始しますので、こちらも同タイミングにつきBORED STOREのチェックをお願いします。
と言う事で年末かっ!と言う程の繁忙状態になっていますが、引き続きBOREDのMETHOD製品とVITAL製品を引き続きヘビーユースください。

2023年9月23日土曜日

販売。

一週間経つのが早いですね。
さて、先日の21日付でBORED STOREにてBSLUオイルの先行受注を開始しまして、大変有り難い事に即日中に初回生産分は完売となりました。
発売日の9月末日には若干の在庫枠が出る場合もありますし、それと決済確認が出来ていないご注文分がキャンセルになる場合もありますので、日々BORED SOTREをチェック頂ければと思います。
それにもちろん発売日の9月末日以降はMETHODお取り扱いDEALER各店でもお買い求め頂けますので、こちらでもゼヒお買い求め頂ければと思います。
って事で画像は着色を終えたばかりの製品サンプルです。
今回のBSLUは廃盤のBSLRよりも赤味を少し抑えてみました。
赤や青などの濃色は着色を濃くしてしまうとデカールが見え難くなってしまうので、今回のBSLUはデカールもサークルタイプへ変更したついでに着色も少し控えてみたんです。
まぁ、久しぶりにデカールデザインも一新した事でかなり気に入っています。
9月末日に発売される製品ではデカールが僅かに、と言っても2mmくらい大きくなる予定ですが、デザインは初代BSLから引き続き開発者である自分の指紋をメインに。
あ、ちなみに認証はしませんので。
で、本題です。
先行受注での初回生産分が完売した後もお問い合わせを頂いているんですが、実は画像の製品と全く同一の最終サンプルが5本手元にあります。
当然ながら出来立てホヤホヤで何から何まで製品と同一なんですが、唯一異なる点が上記に書いたデカールの大きさが少し違うだけと言う。
これをこのDARKSIDEBOREDBLOG限定で販売しちゃおうかと思います。
結局毎回この様な最終サンプルって手元に置いておいても忘れてしまい使わず破棄してしまう事が多くて。
なのでB級品でも訳あり品でもなく真っ新の状態ですが、なるべく早く入手したいよって人に届く様にお一人様1本限りレターパックライトの送料税込みで3200円にて販売します。
当然値引きはありませんがデカールが少し小さい事もあるので20円の端数は切り捨てました、ので送料税込みで3200円て事。
購入をご希望の場合はBOREDオフィシャルメールアドレスのinfo.bored@gmail.comまで件名に「購入希望」と記載の上、本文に氏名、郵便番号、住所、電話番号を必ずご記入ください。
お支払いは銀行振込のみとなりますので上記メールの確認後に返信メールにて詳細をお伝えします。
お一人様1本限りとなりますが正式な発売前に発送可能となりますので、例えば週明け25日にお振込み確認が出来れば当日中に発送します。
ので最短で恐らく26日~27日は到着するでしょう。
これなら月末開催のTBFCが主催する鱸魂2023にも間に合いますね。
と言う事で土曜日深夜のゲリラ投稿でした。

2023年9月22日金曜日

記事。

昨日はMETHODのBSLUオイル先行受注に沢山のご注文を頂きましてありがとうございました。
流石に5月?辺りから既存廃盤BSLRオイルの欠品が続いていた事もあって、今回BSLUオイルの先行受注も凄まじい勢いがありましたが、お蔭様で初回生産分は即日で完売となりました。
ちょいちょい生産中にカウントしながら数個単位であっても更新出来る場合もありますので引き続きチェックをお願いします。
さて、もうホントにシツコクてクドイんですが、この9月~10月はBOREDが協賛させて頂くフィッシングイベントが3つ連チャンなのは既出のとおり。
今週日曜日はKAKEDZUKA DESIGN WORKSのKDW CUPですしね。
本当は今回のBSLUオイルが上記全てのフィッシングイベントに間に合えばと思い進めて来たんですが、結局のところ10月14日に福岡博多湾で開催される博多湾ビッグベイトシーバスバトル2023だけには間に合う事に。
なので、博多湾ビッグベイトシーバスバトル2023へ出場の際はオイルもグリスも、BSLUオイルをボディ内ベアリングに、NEMEAオイルをワンウェイローラークラッチに、SIGMAグリスをメインギア&ピニオンに、OMEGAグリスをウォームシャフトに、BSLUオイルとBALBOAオイルの同比率混合カスタムをスプールベアリングに、こんな感じで凡そ問題無いかと思います。
これはビッグベイト&ジャイアントベイトで使用想定される200番~400番のベイトリールを使用対象として、しかもカスタムハンドルやロングハンドルにカスタムしていれば尚更、シマノでもダイワでもアブでも共通して使用出来るセレクトです。
上記で仕上げると巻感はシットリとした重めのフィーリングになりますが、ノイズは少なく丸一日キャストしてもディフェンス面は完全に問題ナシと自負しています。
まぁビッグベイト&ジャイアントベイトで軽巻を求める事もレアだと思われ、それよりもヘビーウェイトから来る負荷や摩擦を低減させながら安心して使える方が重要視されると思いますが。
と言う事で現在BORED STOREのMETHODオイル&グリスも在庫僅少となっていますが、こちらも9月末~10月上旬には在庫補充を行いますので再度チェックしてみてください。
で、本題と予定。
数日前に「今週中に出荷予定」と書きましたINX.labelのXRFオイルですが、ちょっち作業が遅れていまして来週中には出荷させて頂きます。
実は余り大きな声では言えないのですが、最近になって愛息の高校サッカー部でコロナが流行はじめまして、そんな事を聞いていた矢先、BOREDが提携している外注倉庫のオバちゃん達にコロナが出てしまい既に数人へ蔓延。
で、実質一時閉鎖状態へ。
ま、免疫力の低いオバちゃん達なのでソッコーで蔓延しちゃったんでしょうけど、それが急に連絡来たもんでINX.labelのXRFオイルの準備も急遽全て自分一人でやる事になりまして。
夜中に誰も居なくなってから材料や資材を全部引き上げに行ったりして。
出荷予定の一週間前にそんなハプニングが発生した事に加えて、今月末はBSLUオイルの発売じゃないですか?
しかも定休日は引き続き試用や検証も行っているんで、もう諸々がマックス状態でテンパっていまして。
更に月末辺りにはBOREDからロングスリーブTシャツの先行受注も開始しようと思っていたり、加えてMETHODオイル&グリスの在庫補充生産でしょ。
そんな訳で現在は画像の様に一部が完了しているXRFオイルですが、残りの作業も引き続き行っていきますと言う言い訳でした。

2023年9月21日木曜日

記事。

オイルやグリスを選ぶ際の考え方ね。
例えばバスアングラーのトーナメントボーターならレンタルでもアルミでもバスボートでも複数のタックルを積んでおけるじゃないですか?
もちろんそれは当日に使うであろうリグを想定した分だけタックルを用意する訳で。
でも同じバスアングラーでオカッパリなら携帯出来る数には限界があって、携帯しながら行動する事を考えてある程度コンパチ出来るタックルにするか、またはリグを絞ったタックルにすると言う事になる。
なので1本か2本のタックルしか携帯出来ない。
自分は比較的ルアーを絞って持参するので、今日はコレ系と決めて自分の中で縛りを設けてから釣行する癖がありまして、だからタックルもルアーも最低限しか携帯しない。
例え釣れなくても。
さて、これをリールメンテナンスに置き換えると、今度は例えばシーバスの東京湾奥なら一般的に概ねスピニングの86MLにC3000の組み合わせか96Mに4000の組み合わせさえ有れば河川でも運河でも港湾でも通用すると思うんです。
つまりこれらのタックルから使用に適したルアーのウェイトは逆算出来るし、魚の大きさや重さは未知としてもキャストする際の諸々な適正範囲は想定出来る。
ならオイルやグリスも自ずと絞られて来るはずなんです。
但し、メーカー純正では無いBOREDのMETHOD製品みたいなオイルやグリスは、個々に味付けされているので性能や特徴に特化されている部分があると。
でも先ずはそれらを無視して自分のタックルに適正な物から選んでみる事で、逆に「今度はもう少し巻き感を重くしてみよう」とか「もっと回転初速を上げてみたい」などの具体的な方向が見えて来る。
純正オイルやグリスではその味付けの範囲が無いに等しくて、例えばC3000と4000では同一のオイルやグリスが使われている事が殆どで、また大多数は10000円のリールでも90000円のリールでも多くの箇所でオイルやグリスは同一だったりもします。
この純正では対応出来ない味付けこそがサードパーティーの強みと言う事であって、BOREDが純正の一歩先と謳っている部分。
ザックリ言うと調味料って事。
メーカー純正のオイルやグリスを使用したメンテナンスを否定するつもりは一切ありませんが、純正は何回使用したって純正の結果にしかならない。
せいぜい塗布量で調整する程度。
ならば自分ならこーしたいあーしたいを具体化させる為にBOREDのMETHOD製品みたいなサードパーティーを選んでみるのは非常に有効ですよと言う事。
BOREDオフィシャルのBORED STOREでは各製品ページに使用ターゲットとしているリールの種類や型番を大まかに記載しています。
また、それぞれに「潤滑性」または「耐久性」に特化したオイルか、「淡水」または「海水」に対応したオイルか、そしてオイルやグリスの粘度が高いのか低いのかを記載してあります。
オイルもグリスも基本的に数字が小さいほど粘度が低く数字が大きくなれば粘度も高くなります。
それに使用している成分の殆どをキチンと記載してあるので、他社製品の様に「化学的に」なんて曖昧なテキスト内の記載はせず、化学合成油ならその種類も含め明確に記載する様にしています。
だって厳密に言えば油脂って理科=化学なジャンルなので、例え安価な鉱物油でも「化学的に精製された」なんて書けば普通は化学合成油かと連想するじゃないですか?でも実際は安価な鉱物油だったり良くて合成油だったり。
大まかに工業全般で使用するオイルってISO規格内では下記の様なグレード(グループ)になるんですね。

グレード1:鉱物油(溶剤など)
グレード2:鉱物油
グレード3:合成油
グレード4:ポリアルファオレフィン化学合成油(METHODオイル)
グレード5:エステル化学合成油(METHODオイル)

グレード1からグレード3は石油から作られるオイルなので、その精製度合いによってグレードが別れ少なからず不純物を含んでいると言う事。
グレード4とグレード5の化学合成油は石油から作られていないので、人為的に化学を元に作られた不純物を殆ど含まないと言う事。
なのでこれからするとグレード2やグレード3なのに上記の様に曖昧な表現でグレード4やグレード5かの様にテキスト内で記載しているメーカーもあると言う事は確実。
または他社製品においてはOEMが殆どなので中の人がキチンと理解していない事の方が多いかも。
実際にメンテナンス系YouTuberの中でも勘違いしている人が多いし。
なので暴露?みたいになりますが、サードパーティー製オイルやグリスを使用するならば最低限チェックするべき点として、製品説明のテキストの中や成分表示の中に「化学合成油」とか「シンセティック」またはMETHOD製品の様に「エステル」や「ポリアルファオレフィン」と種類まで記載されていれば価格相応と言う事。
もしそうでなければ凡そは安価なグレード2やグレード3の鉱物油か合成油なので価格はMETHOD製品の1/10以下が妥当と言う事、なのにナゼかほんの一部を除き多くの他社はMETHOD製品より高価な設定でして。
そーゆー事もチェックした上で選んでみると良いでしょう。
と言う事で本日18時からBORED STOREにてモデルチェンジしたMETHOD最高峰BSLUオイル(グレード4とグレード5のハイブリッド)の先行受注開始です。

案内。

連日お伝えしているBOREDのMETHOD最高峰BSLUオイルの進捗情報です。
先ず本日20日よりBSLUオイルの量産手配を開始しまして、凡そ5日~7日で初回生産分が仕上がって来ます。
で、その名の通り既存廃盤となるBSLRオイルと同じく今回のBSLUオイルも歴代BLOODYオイル同様に赤く着色されたオイルとなります。
が、既存廃盤のBSLRオイルと差別化させる為、今回の製品ラベルは画像の様に正円タイプにて作成しています。
また、粘度についてはBSLRオイルのVG520よりも若干高粘度となるVG540相当となりますが、材料や粘性も異なる事から数字以上の変化が感じられると思われます。
フィーリングとしては廃盤のBSLRオイルよりも油っぽいシツコサとなり、外気温に対する粘度変化も少なくなりますが、これはエステル化学合成油とポリアルファオレフィン化学合成油のハイブリッドからなるベースオイルの特性で、ザックリ言うとツルツルよりはベトベトな方が近い印象かと思います。
実はベースオイルにおけるエステル化学合成油ってツルツルなんですが、ポリアルファオレフィン化学合成油ってベトベトなんです。
いや、誤解があるとアレなんでキチンと説明しますと、業務用メーカーやオイル製造業者により当然ベースオイルは各社異なりますが、無添加状態を比較すると一般性状としてのエステルとポリアルファオレフィンでは摩擦係数の差が大きくて、それを言葉にするとツルツルとベトベトと言うイメージだと。
これをBORED的にちょうど良くハイブリッドしたベースオイルとして設計し、NEMEAオイルとTHICK HEAVYオイルを混合した様な?過去製品のMODEL247の様な?イメージをお手本とし、けれど配合される各種添加剤は最新で最強の物を極限まで高配合しましたよと言うのがBSLUオイル。
その名の通り正にULTIMATEなマルチパーパス性と自負しています。
過去製品で言うとBSLRオイルの前に一度BSLシリーズを廃盤にした事がありまして、そのポジションを埋める製品として上記のMODEL247と言うオイルを発売した経緯があります。
このMODEL247は特にフィッシングショップ(10minutesがお気に入りでした)では好評を得ていたのですが、コマーシャル性においてはやはりBSLシリーズと言う事があって、今度はMODEL247を廃盤とする事にしまして。
慌ただしい歴史があったんです。
そんな繰り返しの経緯もあって今回はMODEL247を復刻サンプリングしたのでは無く、更に強靭で最強の性能にしようと現在METHODで使用しているオリジナル&特注の材料中で最新で最強の種類と高配合を実施したのが今回のBSLUオイル。
ま、既に試用でも検証でも実用レベルで直ぐに違いは実感していますし。
さぁと言う事で、突然ですが本日9月21日の18時よりBORED STOREにてBSLUオイルの先行受注としてプリオーダーを開始します。
がっ、初回生産分についてはMETHODお取り扱いDEALER分を優先している事もあり、BORED STOREでの受注枠は非常に少なくなります。
なので最短最速で入手したいと言う人は出来るだけ早急にチェックしてみてください。
9月末日の入荷より10月上旬までには順次デリバリー開始となりますので引き続きBORED STOREにてお待ちしています。

2023年9月19日火曜日

記事。

もう済んでますよね?大会へ向けたメンテナンス。
え?
8月下旬から何度もアナウンスして来ました通りこの9月~10月はフィッシング関係のイベントが続きます。
再度シツコイ様ですが、BOREDでも3つのイベントに協賛しています。
直近では画像のKAKEDZUKA DESIGN WORKS主催KDW CUP 2023が9月24日に千葉県の亀山湖で開催、続いてT.B.F.C主催の鱸魂2023が9月30日~10月1日にエンジョイ魚まつりとのコラボ企画として東京夢の島マリーナで開催、最後に福岡博多湾で開催される博多湾ビッグベイトシーバスバトル2023が10月14日に博多湾にて開催となります。
と言う事でこれからハイシーズンを迎えるタイミングでもあるので、今こそ大会へ向けたメンテナンスを行っておくべきでしょう。
それに大会中ラインローラーから異音がしたり、クラッチが切れないなんて事が起きれば最悪ですからね。
大会はある程度の天候不良であっても開催される事もあり、特にフィッシング関係ってそんなもんじゃないですか?
なので当日の備えとして雨天や湿気または逆に未だ続いている猛暑や晴天へのケアと言う意味でもメンテナンスは必須でしょう。
と言っておいてなんですが、只今METHODオイル&グリスの在庫が僅少となっていまして、一部においては欠品も出てしまいました。
ゴメンナサイ。
BOREDではMETHODオイル&グリスの在庫補充生産を隔月の奇数月に行っています。
なのでこの9月は在庫補充生産を行う月になるのですが、INX.label別注のXRFオイルの出荷準備とBSLUオイルの発売準備に追われ、取り敢えず今週中にはMETHODグリスの在庫補充生産を終える予定で、METHODオイルの在庫補充生産は製品によっては月を跨いでしまう恐れが出て来ました。
と言う事で今回の各種大会への事前メンテナンスにご使用の場合はお早目のご注文をお願いします。

記事。

三連休と言う事で昨日もデイのSリバーへひたすらキャストを繰り返しに行って来ました。
もう毎回リールが潮で濡れてビチョビチョです。
昨日は風が強い予報でしたがSリバーへ着くと想像していた以上に吹いている。
自分のSリバーエリアは一級有名エリアではなく、その一つ上のエリアの川が大きく蛇行するインサイドをメインにしています。
アウトサイドには流入河川もあって、その流れがぶつかる辺りと言う事。
実際に計った訳ではありませんが恐らく地形からシャロー気味だろうと言う事で、確かに毎回決まった位置に潮目が出来る事から緩やかなブレイクがあるはず。
でも今迄スピニングでバラシが一度あったのみで全くの不人気ポイント。
けどキャストするには絶好のポイントで川が大きく蛇行しているだけに、風向きによっては先端を過ぎれば風も落ち着いたりする。
昨日も正にソレ。
下流側はモロの横風で上げの流れと同調しているんだけど、着水近くの空中ではルアーが凄く暴れてしまう複雑な風。
なので上流側へ50mほど移動して先端を越えると風裏気味になる。
昨日はボアー170、エアオグル120、メガドッグ220の3つをひたすらにキャスト。
以前まではスプールベアリングのオイルにCHIMERAオイルを使用していた物を、先日から検証しているBSLUオイルにBALBOAオイルを同比率で混合カスタムしたオイルを使用。
これが凄く調子良い。
注油してからは自宅などでハンドルだけ回しながらテレビを見たりして、添加剤の反応を促進させていた事もあって、フィールドでフルキャストしてもベアリングの回転摩擦が明らかに低減されている音。
これまで初速では「ヴィ~ン」と鳴っていた音が今は「シュー」ってくらい明らかに静か。
CHIMERAオイルよりも若干粘度が上がり粘性も出たと言う事もありますが、そうでは無くてこれは摩擦低減効果の恩恵だと思われます。
今迄の既存廃盤BSLRオイルはHYDRAオイルのみとの混合カスタムしか推奨していませんでしたが、今回のBSLUオイルは他のMETHODオイル各種と正式に混合カスタム出来る成分へモデルチェンジします。
その恩恵としてBALBOAオイルとの混合カスタムを行ってみたのですが、もう少しBALBOAオイルの割合を増やしても良さそう。
またはCHIMERAオイルと混合してみるのもアリかもしれません。
と、バリエーションは無限大に広がる事に。
そして今回も最終検証と言う事で帰宅してからもリールを一切水洗いせずに、外観だけ濡れたタオルで拭いて後は風通しの良い場所で放置。
本来はドボンするかシャワーで水洗いを必ず行いますが、毎回必ず試用や検証の際には水洗いせずに敢えてイジメています。
毎釣行の度に本線のPEラインを1m~3m位はカットしてリーダーを結び直すので、パンパンに巻いていたPEラインもかなり少なくなって来ました。
恐らく90%くらい?
自分だけではなく他にアングラー2人とライダー1人にも同時に試用と検証をお願いしてあるので一気に事が進むと言う有り難さ。
今月末までになんとか発売出来る様に。

2023年9月18日月曜日

記事。

現在9月下旬の発売に向けて最終サンプルの検証を行っているBOREDのMETHODオイル最高峰のBSLUオイル。
そのBSLUオイルはNEMEAオイルをベースに設計を行っていますが、最近改めてTwitterフォロワーでリールメンテナンスサービスを行う@lineslackerfamと@necosannzirushiから高い再評価を頂いています。
このNEMEAオイルはベースオイルにフルエステル化学合成油を使用していますが、特筆するべき点は同系統のCHIMERAオイルと同じくオイル中に一切粘性を持たせていないと言う事。
つまり市販のオイルに多く見られるネバネバ感やヌルヌル感を増強させる粘弾性添加剤(非ニュートン系などで呼ばれるアレ)を一切配合していません。
その結果、ベースオイル自体のオイリーさは油なので当然無くす事は出来ませんが、極力サッパリとした感触を追求しているオイルと言う事です。
そして、オイルの味付けとなる特性についてはズバリ防錆性と摩耗性に特化して追求したオイルと言う事で、その性能は専用グリスに匹敵する程と言っても過言ではないでしょう。
ワンランク低粘度のCHIMERAオイルは主に淡水使用を前提とした50番~200番くらいを目安とするベイトリールのワンウェイローラークラッチやスプールベアリングなどに、そしてこの中粘度のNEMEAオイルは主に海水使用にも対応した200番~400番くらいを目安とするベイトリールのワンウェイローラークラッチやスプールベアリングなどに最適です。
さて、画像は@necosannzirushiからのレポートで、NEMEAオイル発売日前の2月から半年以上を経過したインナーカーラーとなりますが、その特徴が顕著に表れている事が確認出来ます。
使用状況としてはシマノの07メタニウムmgで元々錆が発生した物を再生して使用、上記の半年以上は水洗いなどの洗浄も一切無しの状態で錆の発生も無く油膜もキッチリと残っている上に、痩せが生じ僅かにガタが発生しているインナーカーラーながらハンドル逆転現象も皆無との事です。
その直下にあるピニオンギアを支持する1280ベアリングは海水の影響で少しシャリ感が出ていたとの事ですが、NEMEAオイル使用から現在まで他のリールにおいてもワンウェイローラークラッチの錆発生率はゼロと言う事でした。
摩耗性についてはワンウェイローラークラッチのニードルベアリングとインナーカーラーが接触回転する事で徐々に生じる摩擦を防止する効果となりますが、NEMEAオイルはその摩耗具合が極めて少ないと言う事も見てとれます。
更にMETHODがオリジナルで開発した耐水防錆添加剤の効果により錆の発生も一切見られていません。
この耐水防錆添加剤はNEMEAオイル発売前後にもこのDARKSIDEBOREDBLOGで書いた様に、錆を防止する成分に加え水置変換性を応用する事で水を押し出す働きを持ち合わせています。
上記で例えるとワンウェイローラークラッチに水が入った状態で使用を続ければ、当然ながら水と油が混ざり合って一時的に乳化が起こり白く濁ります。
一般的に油脂の世界ではこの乳化が悪とされていますが、この耐水防錆添加剤は乳化した状態を放置すると徐々に分離して油分が水分を押し出す様に排除する働きをみせます。
環境や状態により放置時間は異なりますが今時期の気温なら1時間も放置すれば白く濁った状態は改善され、水分が押し出されて徐々に蒸発し油分だけが残ります。
事実、最終サンプルの試用と検証の際にDARKSIDEBOREDBLOGでもアップした過去記事で@lineslackerfamのレポートから白く濁ったインナーカーラーの画像をアップしましたが、その翌日の試用では既に濁りは改善され油膜もキチンと残り継続して試用を行っています。
この耐水防錆添加剤による防錆性についてはこのDARKSIDEBOREDBLOGで何度も書いて来ましたが、がちょうど先週付けで@necosannzirushiからBSLUに関するレポート中のついで?に改めて再評価を頂きましたと言う事で。
また、敢えて書くまでもありませんが、BORED STOREの各製品ページにも記載してある様に、METHODオイル&グリスは他社のオイルやグリスとは一切混ぜて使用する事は推奨していません。
つまり、NEMEAオイルの特徴である一時的な乳化が激しく?起こっている場合には以下の原因が考えられます。
先ずは既存油脂の脱脂洗浄が不十分な場合、次に短時間に連続して浸水を繰り返す場合、最後に使用後や洗浄後に大気に触れていない場合。
これらの場合は耐水防錆添加剤の特徴である水分を押し出す作用が妨げられてしまい、十分な効果が発揮出来ない場合があります。
短時間に連続して浸水を繰り返す場合とは、例えばボート上で海水を盛大に浴び続けるとか、釣った魚とタックルを一緒に水へ浸けた状態を何度も繰り返すとか、ゲリラ豪雨などで大量の雨をモロに受けてしまったりなど。
そして使用後や洗浄後に大気に触れていない場合とは、使用後のタックルを車の中に仕舞っ放しにしているとか、室内の風通しが悪い所などで保管しているとか、ケースやバッグに入れっ放しにしているなど。
これらの場合にはいつまでも水分が蒸発しない状況が維持されてしまうので、当然ながら錆は促進される上にオイルやグリスも酸化や劣化を起こし易くなります。
そしてこれら以外には既存油脂の脱脂洗浄が不十分だとベアリング内に少し残っているグリスとNEMEAオイルが別の意味で反応してしまい、そこへ更に水分が侵入した際に変に激しい乳化?を起こす場合があると言う事です。
仮に翌日になっても乳化が治まっていない場合などは恐らく既存油脂がベアリング内に残っている事が原因かと思われます。
と言う事で、BSLUオイルの最終検証中にNEMEAオイルの高評価を再度頂いている現状ですが、BSLUオイルについても既に満点?と言う現状レポートを頂いていますので、発売までもう少しだけお待ちくださいね。

2023年9月15日金曜日

記事。

未だ序盤ではありますが現状として概ねOKジャッジを頂いている既存廃盤BSLRオイルをモデルチェンジさせた今回のBSLUオイル。
今月末の発売を目指して現在も試用や検証を複行っていますが、BOREDが行うテストは既に春先からマイペースで行って来て、現段階の最終サンプルまでに4回仕様を変更し只今ラストスパート中。
その最終サンプルはTwitterフォロワーでリールメンテナンスサービスを行う@lineslackerfamと@necosannzirushiのお2人へ送り早速試用を開始して貰っていますが、いずれも防錆性や油膜性の部分では良好と報告を頂いています。
そして他のMETHODオイルと混合カスタムする事での使用感や耐久性などもチェックしてくれるそうです。
また同じくシクロクロスのライダーでもテストを行っていますが、現在はボトムブラケットとハブベアリング前後で使用していて、シクロクロスと言うジャンルなだけにドライでもウェットでもマッドでも、あらゆる環境下を走行する事から非常に有効なテスト対象。
なにせシクロクロスは高速、低速、悪路、衝撃、浸水、最後は高圧洗浄とあらゆる要素が入る一番過酷な競技ですからね。
さて先ず、@necosannzirushiから頂いた最初の報告では、既存廃盤BSLRよりも少し粘度も粘性も高く特にベイトリールの300番~400番での使用フィーリングはすこぶる良好との事。
そして社外ハンドルの特にリブレやバリアルなど、純正よりも重く作られているハンドルを装着している場合には満足出来るフィーリングになりそうとの事でした。
更には遊漁船のタイラバ機でも実用をお願いしてあります。
次に、@lineslackerfamからも同様に既存廃盤BSLRよりも巻き感は重めでヌル感やシットリ感は増していると。
そしてテスト後は敢えて使いっ放しでロッドに装着したまんま洗う事も拭く事も無く放置してくれていますが、現状としてのフィーリングにゴロ感などは一切無く油膜性も防錆性も良好と判断。
更にBSLUとBALBOAオイルを1:1で混合カスタムするとスプールベアリングにとても有効との事でした。
と言う現状報告となりますが、BOREDのMETHODオイルで言えば高粘度順にTHICK HEAVY、今回のBSLU、NEMEAと耐久性を重視させたオイルの粘度差をある程度設けなければならず「高粘度=強い」は違う要素もあるのがオイルやグリスの特性。
その中でTHICK HEAVYの粘度と粘性にNEMEAの防錆性と油膜性をプラスさせた上で、両者を上回る各種添加剤の高配合により生まれた今回のBSLUと言う事であって、METHODオイルの中でも耐久性を重視した上記3ラインナップ中では最も強靭で最強のディフェンス効果を誇るオイルとなります。
と言う事で早速今回のBSLUとBALBOAを1:1で混合させてみて、ビーストにて画像左にある2個のスプールベアリングで試してみます。

2023年9月14日木曜日

記事。

クドイ様ですが今月は協賛ラッシュのBORED。
直近ではKAKEDZUKA DESIGN WORKS主催のKDW CUP 2023が9月24日に千葉県の亀山湖で開催、続いてT.B.F.C主催の鱸魂2023が9月30日~10月1日にエンジョイ魚まつりとのコラボ企画として東京夢の島マリーナで開催、最後に福岡博多湾で開催される博多湾ビッグベイトシーバスバトル2023が10月14日に博多湾にて開催となります。
そして昨日までに上記全てへ向けた協賛品の発送が完了しました。
赤字。
なので今度はアングラー向けに啓蒙活動。
少し前にも書いたんですけど大会当日にリールのトラブルに見舞われない様にするにはどーすれば良いか?
それは正に今こそ事前メンテナンスを行っておくと言う事に尽きます。
リールを空回した際に異音や振動が確認出来るなら、それは何かしらのトラブルが発生しかけている証。
なので、メーカーやモデルにより多少の違いはあれど、ベイトリールであればサイドカバー、スプール、メカニカルキャップ、ボディの4点は工具を必要とせずに分解出来ますね、スピニングリールならドラグノブ、スプール、ボディの3点も同じく、それにラインローラーやハンドル周りを加えるならドライバーさえあれば簡単に分解出来るはずです。
取り敢えず今回は実はキチンとされていないベアリング注油について。
そして先ず各種ベアリングをパーツクリーナーで脱脂する際には、取り外したベアリングをチャック付ポリ袋などへ入れてからパーツクリーナーを中へ噴射、こうやってベアリングを完全にドブ浸けします。
スプレー式パーツクリーナーに充填されているガスが抜けるまではチャック付ポリ袋は締めずに10分ほど放置、ガスが抜ければチャック付ポリ袋を締めてもガスで袋内がパンパンに膨らむ事はありません。
その後20分位ドブ浸けしてからガシャガシャと軽く袋を振って洗浄する。
この作業を何度か繰り返せば例え両面シールドされているベアリングであっても内部のオイルやグリスはかなり軟化されていますが、ベストなのは分解出来るタイプの両面シールドなら分解して行う事。
そしてペーパータオルなどの上にベアリングを並べて20分ほど放置乾燥。
この時点でベアリングは「シャー」と超絶回りますが「スゲー」と言って何度も空転させない様に、油脂が無い状態なので無駄にベアリングを摩耗させるだけです。
参考までにこの時点でベアリングが「シャー」と回る中で「ガラゴロ」と異音や振動を発しながら回転していたらそのベアリングはアウトなので新品へ交換しましょう。
そして、裏技的に脱脂を終えたベアリング達をアルミホイルやペーパータオルの上へ並べドライヤーなどを使い温める。
直火は当然ながら厳禁。
触って「アチッ」となる50℃~60℃の温度が目安ですが、この時点では絶対ベアリングを空転させない様に、ベアリングが熱膨張しているので凄まじく摩耗します。
その熱い状態でMETHODオイルを片面から十分注油し軽く指で回して馴染ませてやり、ベアリングが冷めて来たら今度はもう片面から十分注油を行う。
そして10分くらい放置すれば余分なオイルが滲み出て来るので必ず拭き取る様にする。
で、完成。
これなら自宅に有る物や100円ショップなどで安価で入手出来る物を使うので誰でも出来ます。
このベアリングの脱脂洗浄と注油を一度に行えば、スプールベアリング、ハンドルノブベアリング、ラインローラーは最低限メンテナンスされた事になります。
後はベイトリールならレベルワインダーのウォームシャフトを綿棒や爪楊枝などを使いクリーニングしてから必ずオイルまたはグリス(推奨)で注油しておき、スピニングリールならベイルの根元へ軽く注油しておき、各ボディの外側ではなく内側の入り組んだ箇所や関節部などを綿棒などでクリーニングしておく事。
取り敢えず今回書いたメンテナンスは日常の簡易メンテナンス同等なので、本格的にボディまで開けて行うオーバーホールではありませんが、ボディ内ベアリングやギアまでキチンと行う為には分解が必須です。大会までに完璧に仕上げておきたいと言う場合はBOREDのMETHODお取り扱いDEALER各店やTwitter@lineslackerfamと@necosannzirushiへ依頼する事をお勧めします。
未だ事前メンテナンスには十分間に合いますので、今の内に上記メンテナンスやクリーニングをお忘れなく。

2023年9月13日水曜日

記事。

誤解があるとアレなんですが、前回のメッセンジャーへ向けた記事からの流れだと、BOREDはレース志向やコンテスト志向と思われるかもしれません。
でもBOREDの代表である自分自身はレースやコンテストに1mmも興味が無く、大勢の人前で誰かと何かを競い合うなんてマッピラ、あくまでも裏方としてメカニックを行って来たり現在は油脂を提供させて頂いたり、その立場と実績から志を高く持った人達に使って貰いたいと言う事なんです。
志と言ってもソレは趣味でも業務でも何でも良いんですね、決してアスリートやトーナメンターの様で無ければと言う事はありません。
つまり本気で遊んでいる人達と言う意味であって、一時的にハマってみた人とか、流行にのって手を出してみた人は少し違うかなと。
タモリの名言「仕事じゃないんだから真面目にヤレよ」って言う事。
それこそがBOREDのアパレルやノベルティで良く使うPOSER SUCKSの所以。
格好だけ、見た目だけ、口だけ、それらをPOSERと言うのであって、そんなPOSERには使って欲しくないんです。
これもサイクルメカニック時代から謳って来た事で。
だからこそ自身がオリジナルで考えて完成させたラインナップとかシステムなどを後発メーカーが安易にマネたりパクったりするのは言語同断だし、それこそ死ぬほどダサいなぁと思い完全に見下していましてね。
お前等自身でどれだけやって来たのよ?と。
まぁ大体その様な後発メーカーはバックボーンを語れないはずで、実際にHPやSNSなどを見ても書いてないんですよね。
完全にビジネス主体なんでしょう。
愚痴が増えるからこの辺で止めておきます。
とにかくBOREDはそんなPOSERでは無いコアユーザーやヘビーユーザーに支えられていると言う事で、それはサイクルメカニック時代からも現在のガレージメーカー時代も変わらず。
要するにSNSなどに振り回されないで自身の判断で良いと思ったら使い続けて欲しいと、それであればビギナーもベテランも関係無く個人の感想ですからね。
自分の目的と用途に合っていると感じる物であれば良い訳なんで、しかも材料とか素材とか諸々の情報を開示しているなら信用度も増すじゃないですか?
なのでBOREDはBOREDとしての正体?をキチンと明かしていますし、バックボーンとかライフワークも明確にしていますし、更に製品はテキストだらけにして詳細を記載していると。
それらを更に追い込んでパーソナルな事やシークレットな事までを書いているのがこのDARKSIDEBOREDBLOGってのは既にお分かりでしょう。
だから改めて、買って使ってね。

2023年9月12日火曜日

記事。

今月はBOREDも協賛させて頂くイベントだらけ。
先日もこのDARKSIDEBOREDBLOGでご紹介しましたが、先ずはKAKEDZUKA DESIGN WORKS主催のKDW CUP 2023が9月24日に千葉県の亀山湖で開催、次いでT.B.F.C主催の鱸魂2023が9月30日~10月1日にエンジョイ魚まつりとのコラボ企画として東京夢の島マリーナで開催、最後に福岡博多湾で開催される博多湾ビッグベイトシーバスバトル2023が10月14日に博多湾にて開催と連チャンで協賛させて頂きます。
10数年前はサイクルレースやサイクルイベントへの協賛がメインでしたが、近年はフィッシングイベントへの協賛に力を入れているBORED。
ま、どちらもBOREDのパーソナルな部分ではルーツとなるんですが、現在はシーンの状況を傍観している上での協賛判断です。
そして今月はCMWC YOKOHAMAが開催されます。
BOREDも2009年以降は特にメッセンジャーイベントへの協賛に力を入れて来て、でも世代交代?の影響からか上を目指す熱いライダーの減少とか個性あるライダーの減少とか、諸々のネガティブ要素が見えて来た事や、2014年辺りには既にチューンやカスタムの依頼も減少した事で「終わったな」と実感。
そのタイミングもあってBOREDはサイクルメカニック主体から、メーカールーツでもあるサイクル&フィッシング向けのオイル&グリスを主体とするメーカー業務へ戻す為に業務内容からメカニック作業を一切排除したんです。
まぁ、持病の椎間板ヘルニアがピークだった事が最大の理由なんですけど。
そんな現在でも未だ極少人数ながら勝ちに拘るライダーも居るんでしょう。
でもね、色々と現状を調べてみても話を聞いてみても未だ全然当時とは比べ物にならないレベルで、車体やパーツへのコダワリとか勝つ為に最善のパーツを揃えてチューンやカスタムを徹底して行うまでに至らない金銭的?世代的?な妥協がメチャクチャ見えます。
当時はレースやイベントの前日になっても「最後にコレだけ診て欲しい」って営業時間外なのに持ち込みが多くて、どうしてもハード面で気になる部分は全てやっつけておきたいとハンパない熱意と努力を感じたもんです。
なのでこちらも付き合って朝方まで作業を続けましてね、店内で寝落ちしてる奴とか店前の道路で順番待ちする奴とかは毎回で、当時のBLOGでは「レース前につき一般車体は暫くお預かり出来ません」なんて告知するほど多忙でした。
が、最近はレースだろうがコンテストだろうが、単に記念?として参加している様にしか見えなくて。
なので取り敢えず未だ極少人数ながら熱いライダーが居るのであれば、最低限自分でメンテナンス出来る部分として、ハブ、ボトムブラケット、チェーンの駆動系メンテナンスとオイルアップ、これらを簡単に書いておきます。
先ず前提としてCMWCが開催されている短期間のみで有効な決戦仕様としてのオイル&グリス選択。
日常のメッセンジャー業務向けでは無いと言う事で間違わない様に。
先ずはチェーン。
これはもう今のタイミングで新品交換しておきましょう。
レースの数日前ではチェーンの伸びが成長中でもありベストな状態では無いのでね、ある程度伸びが止まった状態でないと、チェーンを張った際のテンションやチェーンリングからのチェーン離れに影響します。
そしてレース当日がドライ状態であればBALBOAオイルを、ウェット状態であればLIGHT DUTYオイルを注油し、添加剤を反応させる為に必ず10分くらいは普通に走行してからレースに臨む様にしてください。
次にハブベアリング。
これはシールドベアリングとカップ&コーンで別れます。
それにシールドベアリングは必ず非接触型を選ぶ様にして、カップ&コーンならボールベアリングやコーンは新品へ交換する。
同じくドライ状態ならシールドベアリングにはLIGHT DUTYオイルを、カップ&コーンにはNEMEAオイルを、ウェット状態でもシールドベアリングにはLIGHT DUTYオイルを、カップ&コーンにはTHETAグリスを注油します。
ハブベアリングの場合は玉押しのアタリ調整が回転のキモとなる事もあるので、締め過ぎずにガタが出ない丁度良いところで決める様にしましょう。
最後にボトムブラケット。
これもシールドベアリングとカップ&コーンで別れます。
基本的に大径なシールドベアリングとなるので脱脂した上で状態が悪くなければ交換は不要ですが、カップ&コーンについてはリテーナーを新品へ交換する。
同じくドライ状態ならシールドベアリングにはNEMEAオイルを、カップ&コーンにもNEMEAオイルを、ウェット状態でもシールドベアリングにはNEMEAオイルを、カップ&コーンにはTHETAグリスを注油します。
これはもう専用工具を必要とする場合が多いので、行き付けのショップなどへオイルやグリスを持ち込んで依頼するのが確実でしょう。
上記は全て事前に脱脂洗浄を行った上でヤキツキやカジリなどの摩耗痕が無い事を前提としていますが、指触で分かるほど明らかに摩耗痕が激しい場合はすぐに部品単位で新品へ交換する。
そして全てにおいて注油はタップリと行ってから軽く回転させて馴染ませ、10分ほど放置して流れ出た余分なオイルは必ず拭き取る様にする事。
もちろん最後にブレーキやディレイラーなど各所のメンテナンス&クリーニングに加え、ボルトの増し締めとかピポッド箇所への注油などをシッカリ行い、最後にチェーンリングの芯出しを何度も繰り返して極力中心が得られる様に調整するのがキモ。
METHODオイル&グリスはこれらサイクルパーツでも使用出来る数値設定なのはBORED設立当初からのポリシーでもあり、サイクルユースはもちろんフィッシングリールやスケートボードでもコンパチ出来るオーバースペックな数値設定と過去の実績についてはご承知のとおり。
でもCMWC後はキチンとオイル&グリスを業務向けに戻す事を忘れずに、目的と用途が違えばオイルやグリスを選ぶ意味すら無いのでね。
さて、基本的に今回に限らずBORED STOREからのご注文について、オイルやグリスなどレターパックで配送される物においては15時までの決済確認済ご注文は当日~翌日、15時以降の決済確認済ご注文は翌日~翌々日までには発送されます。
なので最短での発送をご希望の場合は出来るだけ早い時間でのご注文が確実ですが、一応保険として数営業日内には発送を完了すると記載していますのでご了承を。
さて、どれだけリアクションがあるのか?

2023年9月11日月曜日

案内。

今週はBSLRのモデルチェンジを行う段取や準備で大忙しなんですが、歴代BSLシリーズことBLOODY SYNTHETIC LUBRICANTはこれまでに数回モデルチェンジを繰り返して来ました。
その度にネーミングのBSL(BLOODY SYNTHETIC LUBRICANT)までは同じで現在はR(REVISED)を付けたBSLR(BLOODY SYNTHETIC LUBRICANT REVISED)となっていますが、新たにこの秋モデルチェンジを実施するBSLにはU(ULTIMATE)が付いたBSLU(BLOODY SYNTHETIC LUBRICANT ULTIMATE)へ製品名が変更となります。
あーメンドクサイ。
で、何がULTIMATEなのかと言うと、やはり歴代BSLシリーズはBOREDのMETHODオイルで最高峰と言う位置付けになるので、それを象徴した単語を加えておきたかったから。
なのでULTIMATEなんです。
で、今も正に新しいデカールをデザインしている最中でして、モデルチェンジとは言え肝心なオイル自体がダウングレードするはずも無く、つまりアップグレードになるのは当然なんでソレらしい他のオイル製品とは異なるデザインにしようと思っています。
イラストレータを駆使し老眼にムチを打ちながらQPコーワに頼り連日PCの前で。
その新しいBSLUは廃盤のBSLRと何が違うのか?
1つ目はベースオイル。
オイルの最も重要な部分はベースオイルであって、近年では添加剤に頼ってばかりでベースオイルは安価な鉱物油などを使用しているオイルがメチャクチャ多いんですが、BOREDは立ち上げの2003年以来ずっとベースオイルは化学合成油に拘り続けています。
化学合成油の特徴は化学的吸着効果、低剪断性、低酸化性、低揮発性、耐摩耗性があり、それ以外にも使用温度範囲とか他の鉱物油や合成油をパワーアップさせる要素(専門的には油性効果と言います)を持ち合わせています。
だからベースオイルだけの時点で既に他よりも化学的に優秀と言う事。
今回のBSLUもこれまでのBSLRと同じくポリアルファオレフィン化学合成油をメインに使用していますが、更にエステル化学合成油を今回は補助では無くメインとして使用しているので、つまりBSLUは2種類の化学合成油をハイブリッドしたベースオイルとなります。
2つ目はBSLシリーズ最大の特徴でもある添加剤割合。
これは通常のオイルだと各種添加剤をベースオイルに配合する割合は5%~10%程度のところ、歴代BSLシリーズでも40%以上と高配合して来たんですが、各オイルの特徴や特性を決める調味料的な部分が市販最高割合で配合されていると言う事であって、今回のBSLUでは更に過去最高割合で配合されています。
但し、決して多ければ優秀と言う事では無く添加剤の種類によりバランスを失うと逆効果にもなります。
3つ目は混合カスタム。
今まで既存のBSLRとHYDRAの相互のみで混合カスタムが可能としていた一部材料の使用を止めた事で、今回のBSLUはHYDRAを除く他のMETHODオイルと混合カスタムする事に対応しました。
なので在庫限りで生産完了の廃盤となるHYDRAのみ孤立しちゃうんですが、それも残り数本の事なので既存のBSLRとHYDRAをご使用のユーザーは引き続きこの両オイル間での混合カスタムでご使用ください。
と言う事でザックリと今回のBSLUがモデルチェンジした内容を書きましたが、要するにどうやってもBOREDのMETHODオイルでは最高峰と言う事で金が掛かるオイルには変わりありません。
そして、今回のBSLUではNEMEAオイルをベースに設計して来た事で、設計や試作に掛かる時間を大幅に短縮出来た点があり、それは耐水防錆添加剤と摩擦調整剤の2種類もNEMEAオイルと共通化させた事により、最終的には配合割合も影響した事でBSLRよりも防錆性と摩耗性も若干ながら向上しています。
これがアップグレードした部分。
決して既存のBSLRに不満を持っていた訳ではありませんが、特徴の1つでもある防錆性についてはワックスの様な防錆被膜を生成する既存のBSLRよりも、油脂中に溶解させてあるMETHODオリジナルの耐水防錆添加剤の方が扱い易いと言う事であって、また混合カスタムに対応した事や他のMETHODオイルと共通する一部材料を使用する事で生産効率や材料手配がスムーズになります。
一昨年から材料が劇的に高騰している事もあるので、安易に販売価格を上げるのではなく生産効率や材料手配の面で効率を上げて行く、と言う当然ながら大人の事情も含んでいるのは言わずもがな。
そして今孤立しているHYDRAオイルも同様の事が言えるので、将来的にはモデルチェンジ?アップグレード?を行う計画がありますが、取り敢えず現在庫をもって一旦生産完了の廃盤とする形になります。
と言う事でこの秋にリニューアルして発売する既存のBSLR後継製品は、BSLU(BLOODY SYNTHETIC LUBRICANT ULTIMATE)と言う製品名になりますので再度。
ちなみに画像は最終サンプルオイルのBSLUなので未だ赤い着色はしていません。

2023年9月8日金曜日

記事。

台風により終日の雨天と爆風が続くと言う事で手持ちの海水&汽水で使用するベイトリールをメンテナンス。
と言うか目的はボディ内ベアリング(特にメインシャフト裏の)全てを最終サンプルのモデルチェンジBSLRオイルへ入れ替える為。
やっぱり剛性も精度も高いカルコンではハンドル回転時の超シビアなフィーリングは変化している事を実感。
試作初期の物や既存のBSLRと比較して少しネットリ感が増している様に感じる。
その他のリールでは違いは感じられませんでしたが。
やっぱりNEMEAオイルをベースに再設計したのでオイルとしての開発や試作は凄くスムーズで、現状として個人的には全く不満も無く仕上がっていると自負。
でも一応毎度のサンプルテスター的な@lineslackerfamと@necosannzirushiの2人へ送りジャッジして貰っています。
更に毎回サイクル方面でもテストして貰っているシクロクロスライダーのボトムブラケットベアリングにも試しに入れていますが、先週でちょうど一ヶ月経過したにも関わらずメチャクチャ調子良いとの事。
人体と車体の総重量として常に80kg?前後の荷重が掛かるボトムブラケットのベアリングは一般的にグリスを使うんですが、今回は最終サンプルオイルに一番近い試作後期のサンプルオイルを使用しています。
この試作後期よりも更に添加剤の配合割合を高めた物が最終サンプルオイルとして今テストしている物なので、上記で問題も無く絶好調なのであれば今度は更に高回転になるハブのベアリングにも使用してもらいます。
と言う事で先日最終サンプルオイルを送付済。
BOREDのビジネスルーツでもあるサイクルシーンにおいてはメカニックとして特に自社製品を使用したチューニングをメインに行って来ましたが、サイクルパーツで使用する各種ベアリングはリールのベアリングに掛かる荷重とは段違いに高負荷なので、一歩間違えれば焼き付いてフルロックする場合もあり、それだけオイルの耐久性に自信が有ると言う事と既に実績が多数有ると言う事。
現在はフィッシングリールをメインにベクトルを向けていながらも、もちろん継続してサイクルシーンでの提供も行っている事から、BOREDが良く謳う「オーバースペック」とはこれらの事を前提として謳っていると言う事。
単にオーバースペックと吹いている訳では無いんです。
そんな訳で今月中?にモデルチェンジBSLRオイルとして新たな製品名で再登場させますのでご期待ください。

記事。

BOREDのMETHODから発売しているADVANCEワックス。
通称フェルールワックスと呼ばれる未塗装のカーボン同士をジョイントする際に塗布して使用する固着防止剤になりますが、市販他社のフェルールワックスは主に固着防止剤としての用途に限定されています。
なので例えば3ピースや5ピースなどのマルチピースになると当然ジョイントが多くなる事で、キャスト時のシナリにより徐々に緩んで来たり回って来たりする事が増えフィールドでは非常にストレスとなるでしょう。
そこでADVANCEワックスは市販他社の様に緩んで来たり回って来たりする事が無い物にしようと言う事で、硬く高粘着なワックスを目指して試作&試用を繰り返し完成した製品です。
現在もBOREDのMETHODお取り扱いDEALERでパックロッドをメインとしているMonster KissFin-chなどのメーカーでは毎月の様にご注文を頂く定番製品となっていて、画像の様に自分が愛用しているMonster Kissのパックロッドでも数年使用し続けています。
自分のADVANCEワックスはもうラベルもボロボロになるほど使用していますが、これを使い始めたのは数年前です。
なので「非常に持ちが良い」製品でもあって、BORED STOREの製品ページにも記載しているとおり、実際に塗布する量は市販他社の半分以下。
画像のジョイント部を見て貰うと分かる?様に、ジョイントの長手方向に一塗りするだけです。
見え難いですが。
実際に塗布する量を例えるとクレヨンで5cmの直線を1本書くイメージ。
自分の場合はこの塗り方をした後で指で少し広げる?伸ばす?様にしていますが、別にこれは行わなくても大丈夫です。
しかも塗布するのは毎回では無くて薄くなって来たかな?と言うタイミングで行うので全然減らないと言う。
で、逆にジョイント部にマンベンナク塗ってしまうとジョイント出来ないと言うか上手く入らない上に、仮にジョイント出来たとしても今度は固着とは別の理由で抜けなくなります。
それほどに硬く高粘着と言う事で、絶対とは言いませんが極力ズレを防止出来ていると自負しています。
トラウトの様に繊細で柔軟なウルトラライトロッドからライギョの様に硬く長いヘビーロッドなど、パックロッド、ワン&ハーフ、2ピースと、あらゆるマルチピースロッドでオススメ出来る製品です。
その内マネしてくるメーカーも出て来るかな?と思いながら発売から数年経過しましたが、このADVANCEワックスが持つオリジナルの設計は何度も試作を試用して「ちょうど良い」ところを探し出した実用ベースで生み出されました。
注意点として夏場の高温では市販他社の様にネチャネチャになるほど軟化する事はありませんが、逆に冬場の低温では容器から出し難いほど硬くなりますので、予めポケットに体温で温めたり車のヒーター前に置くなどして事前に温めてからご使用ください。
地味な製品ながらBOREDのMETHOD自信作、不定期生産につき在庫の有る時にゼヒ。

2023年9月6日水曜日

記事。

また台風ですね。
さて、昨日アップしたBSLRオイルのモデルチェンジ記事内にも書いていた様に、ロケットのギアを移植した2台目のレボビーストを使用するタイミングで一緒に使い始めたMonster KissのMX-∞改。
つまりこのMonster KissのMX-∞改も7回連続で海水&汽水で使用して来たと言う事なんですが、購入した新品状態ですぐに行っていたDEFENSIVE防錆コーティング剤の塗布。
爪楊枝を使って各ガイドの根元に1滴垂らしてスレッドとガイドの部分に防錆処理を行ってあります。
DEFENSIVEは塗布してから1時間もすれば半透明に変化して実用可能な状態になり、画像だとスレッドのエポキシコーティングと区別し難いほどに馴染んでいます。
元々Monster Kissのパックロッド全般はダブルスレッドなのでエポキシコーティングも極厚で仕上も凄く丁寧なんですけど、ロッド全般に言える事として使用して行く内にエポキシコーティングにヒビやワレが入り始めガイドのフットから錆が発生する事があります。
コレが嫌なんですね。
特にビッグベイトやジャイアントベイトなど巨大で重量もあるルアーを扱うロッド、一般的なスピニングロッドの様に比較的良く曲がるロッド、フィネスやライトリグの様に最初から良く曲がるアクションのロッドなど、これらにおいては常にロッドの曲がりに反する様にガイドのフットが固定されている事で自然と力の逃げ場としてスレッドのエポキシコーティングに負荷が掛かりますね。
それが経年により徐々にヒビやワレに繋がって来る訳ですが、特に海水&汽水をメインとしている場合はそのヒビやワレに水分が浸入して錆を発生させます。
それをDEFENSIVEにより予め予防していると言う事であって、乾燥後は半透明で軟質な防錆被膜となる事でロッドの曲がりなどに追随し易く定着してくれます。
自分の場合はそれでも毎回の釣行後には風呂場のシャワーでロッドを丸ごと水洗いするのですが、お湯を使ったシャワーでの水洗い程度ではDEFENSIVEが洗い流される事はありません。
実際に7回水洗いしていてもDEFENSIVEがシッカリと付着している画像と言う事です。
もちろん塗料ほど強靭に定着する訳ではありませんが、DEFENSIVEが薄れて来たかな?と言うタイミングで再度塗布する程度であればメンドクサイ事もないでしょう。
また、BORED STOREの製品ページにもある様にDEFENSIVEは常時水中での使用には適していません。
が、場合によってはある程度の期間なら使用する事も可能な場合もあり、自分は海水用のルアーフックにも錆び易い部分にDEFENSIVEを塗布して少しでも長く使える様にしています。
ま、気持ち程度の効果ですけどね。
なので用途はアイデア次第と言う事で、例えば気が付くと錆ているリールボディの外観にあるネジとか、ベイトリールの内側ボディとか、スピニングリールのスプール内側とか、とにかく気が付くと赤錆や白化が出ていたと言う箇所全般に使用可能となります。
そして塩水が蒸発して塩が固着し易い部分などにも予め塗布しておく事で最悪な事態を回避出来るでしょう。
但し、ベアリングやギアなどの様に動きを伴う部分だとDEFENSIVEの被膜が剥がれてしまうのでご注意を。
要するに誰もが知っている木工用ボンドの様な性状と被膜と思ってもらえれば間違いありません。
可動部や摺動部にはMETHODオイル&グリスを、それ以外の防錆対策にはDEFENSIVEを、ゼヒ。

2023年9月5日火曜日

記事。

既にBSLRのモデルチェンジに向けたサンプルを試用して数ヶ月が経とうとしていますが、最終的に2種類に絞った内の1種類がボツって事で必然的に1種類が選ばれる事に。
現行廃盤のBSLRオイルと大きく異なる点は防錆添加剤の種類違いと、補助として使用しているエステル化学合成油の配合比違い、そしてベースオイルのポリアルファオレフィン合成油も変更しています。
じゃ、殆ど全部じゃねーかと言う事なんですけどね。
で、今日の午前中は提携業者のオッちゃんを訪問して量産前となる最後のスモールスケールでサンプルを作って来ました。
これを翌日まで放置して敢えて着色はせずにTwitterフォロワーでリールメンテナンスサービスを行っている、と言うかもはやサンプルテスター的な@lineslackerfamと@necosannzirushiの2人へ送りジャッジを仰ぎます。
どうか「話んなんねぇーよ」と言われません様に。
使用に際し気になるフィーリングは現行廃盤のBSLRよりも糸引成分の粘弾性添加剤を減らしてあるのに、物理的吸着性は増してあると言う不思議な技を使用。
粘度は大きく異なる事も無く使用に際しては今迄どおり用途も対象も変わらずご使用可能です。
が、確実に上記の材料と添加剤の変更により化学的吸着性は大きく向上していまして、防錆性においてもメソッドが違えども向上しています。
ザックリ言うとNEMEAオイルとTHICK HEAVYオイルの長所をミックスさせているイメージ?過去製品で言うとBOREDのヘビーユーザーなら覚えているかもしれないMODEL247オイルと言うのがあったんですが、それに近いイメージと言えば分かりやすいかもしれません。
そして今回モデルチェンジするBSLRオイルは他のMETHODオイルと混合カスタムが可能となりました。
もちろん現行廃盤のBSLRオイルとHYDRAオイルとは混合カスタムは出来ませんが。
なので更に用途は無限大に近いと。
現在の最終サンプルは自分のレボビースト2台で試用していまして、その1台目は通算で12回、2台目は通算で7回を海水&汽水の環境で試用していながらも、実は現在まで一切水洗いは行っていません。
使用後は敢えてテストの為と言う事でリール表面を空拭きしているだけで、ボディ内部は一切の水洗い無しで通しています。
でも今のところ特にボディ内ベアリングにおいても一切の不具合と言うか違いすら感じていません。
化学的な油膜強度としても物理的な油膜強度としても添加剤配合比においてもBOREDのMETHODオイルで一番タフなオイルとなるだけに、今回のモデルチェンジにおいてもコンセプトは継承しているのは当然として、更に新たな材料によりディフェンス効果は向上させているので、ちょっとやそっとの使用ではヘタる事も無いかと思います。
取り敢えず最終ジャッジを待っての量産となりますが、ザックリとこの秋中には発売出来ると思います。
あ、製品はちゃんと赤く着色しますので。

2023年9月4日月曜日

裏技。

今年6月から6号タックル専用として使い始めたアブのレボビースト。
200番では少し不足、300番までは不要、と言う中で250番的なキャパが自分的にはベストマッチした事が理由。
そのレボビーストは1台目をHGギアの7.3で、2台目はロケットのXGギアを移植して9.2で使用しています。
2台目にXGギアを移植してから毎週使用して来て通算7回目?となる昨日の事。
入手してから気が付いていた「そんなにお利口ではない」レボのブレーキシステムの短所?長所?として効き方が極端と言う点があり、それを自分なりにシビアに追い込んだつもりながら、ビッグベイトのフルキャストになると稀に狂いが生じる。
要するに空気抵抗が大きくて毎回同じ姿勢で飛んでくれない?事が多いビッグベイトには強めのブレーキが無難。
だけどコレを強めのブレーキでは無く飛距離に繋げる為シビアに追い込んでいると、急な向かい風などを受けた際や空中で風の違いが生じている際などにラインがアッサリ浮く。
サミングで全然抑えられる程度なのでバックラッシュにまでは繋がらないけど、でも毎回気にしなければならないので自分にとっては割とメンドクサイ。
で、本題の裏技。
裏技と言うかオイルやグリスは適正を探す事が重要であって、適正を無視してなんでもかんでも良く回る方向で使用すると、場合によっては使い難くなってしまうと言うマイナス方向の使用例を。
今ビーストのスプールベアリングにはCHIMERAオイルを使用しています。
これをワンランク粘度の高いLIGHT DUTYオイルに入れ替えてみるか、または段階的にCHIMERAオイルとLIGHT DUTYオイルを同比率で混合カスタムしてみると。
粘度を僅かに上げる事でオイルの粘度抵抗により回転にブレーキをかけると言うか抵抗を与える裏技的メソッド。
回転数がマックスになるキャスト直後は殆ど違いは無いはずで、だけど惰性が落ちる事になるのでシビアなレスポンスは悪くなる、コレが狙い。
とは言っても元々ビーストの純正ではスプールベアリングにグリスが使用されている事から、LIGHT DUTYオイルを使用したとしても純正より遥かに高回転なのでストレスを感じる事は無いだろうと。
ちなみにこのユーザーでしか感じる事が出来ないほどの僅かな違いをシマノのDCブレーキはキチンと感知して瞬時に調整している「かなりお利口である」と言う物であって、自分が5号タックルで使用している20カルカッタコンクエストではスプールベアリングに超低粘度のBALBOAオイルを使用している事からも実感しています。
参考までに現在ビーストのブレーキは2台共に遠心ブレーキ6個中1個をオン、マグネットはサードパーティー製のネオジウムへ5個共に交換して外部ダイアルはミニマム、爆風の向かい風などはマグネットの外部ダイアルだけでシッカリ対応出来る様に保険をかけてある仕様。
それでも無風時などは未だ全然ブレーキが強いなと感じますが、なにせ6月から使い始めたばかりな上に毎週末は連続して到来した台風の影響から常に爆風気味だった事もあるので今はこれで大体OK。
そう言った意味も含めリール機体のブレーキは自分なりに保険をかけた仕様に追い込んでセッティングし、気圧変化(風が吹く)の激しいシーズンはオイルを入れ替えて調整すると言うのもアリかと。
実際に組み合わせが膨大になるブレーキセッティングを追い込むより、オイルの入れ替えで調整する方が簡単でもあるので。
いや、METHODオイルのお家芸である混合カスタムまで踏み込むと沼になる、なので自分が言うのもなんだけど常に混合カスタムする際は50:50の同比率でやってます。
そんな訳で早速スプールベアリングオイルを入れ替えてまた検証してみますが、そうなると恐らくマグネットを何個か取り去ってブレーキを弱める方向で試行錯誤するんだろう。
ベイトリールを自分仕様で使いこなす為の儀式みたいなものと諦めな。

2023年9月1日金曜日

販売。

本日から9月と言う事で真夏を過ぎて晩夏?初秋?となるんですけど、相変わらずの猛暑も湿度も変わらずに「気持ち涼しい時もあるか?」って程度な東京。で、また少しサボっていましたが、このタイミングにてDARKSIDEBOREDBLOG恒例の「販売」を只今より開催します。
今回は2点の製品を訳有特価にて放出します。
先ずは毎度定番となりましたVITALのPRO SIZE WRのラベル傷有B級品。
こちらは中身は一切問題無いけど製品ラベルだけに擦り傷が付いてしまっている物で全数で9本限りとなります。
早い者勝ちの税込特価2200円+レターパックプラスの送料520円にて。
次にDEALER店舗から新品交換分として引き上げたCHIMERAオイルの訳有A級品。
こちらはDEALERから他のオイルを注文時に交換分として一部の在庫を引き上げた物で新品未使用が4本あります。
今回限りの税込特価1400円+レターパックライトの送料370円にて。
上記を混ぜてのご注文も再計算しますのでOKですよ。
購入をご希望の場合はBOREDオフィシャルメールアドレスのinfo.bored@gmail.comまで件名に「購入希望」と記載の上、本文に希望製品、希望本数、氏名、郵便番号、住所、電話番号を必ずご記入ください。
お支払いは銀行振込のみとなりますので上記メールの確認後に本数や金額など返信メールにて詳細をお伝えします。
お一人様何本でもOKですが毎回即日完売の早い者勝ちにつきお早目に。
発送は週明けの月曜日から順次行いますのでお間違いなく。

記事。

ガルバストロンガーを自負する自分。
自分がシーバス釣で使用しているルアーの中では最も魚と触れているルアー。
某プリンスの監修ルアーはどれもハズレが無いと思ってますが、とにかくガルバストロング120をはじめガルバ87とミニエント57は自分のシーバス釣に絶対欠かせない。
MHくらいな強めのスピニングでも投げれる45gと言うウェイトのガルバストロング120ですが、基本的に強いスピニングタックルを揃える気が一切無いので、そこはベイトタックルを使えば良いだろうと言うオールドスクールな思考の自分。
で、この45gを中心に40g~60gくらいを投げる際には基本的にSTUDIO COMPOSITEのTRANS WORLD 7606-5と17スコーピオンDC 101HGを組み合わせた4号タックルを使用しますが、Aリバーなどで遠投する際にはオーバースペックながらMonster KissのMX-8+改と20カルカッタコンクエストDC 201HGの5号タックルで使用しています。
そんなタックルセレクトで使用しているガルバストロング120は好き過ぎてスタメンとサブで12個もストックさせてありますが、基本的にカラーは自分好みしか揃えていない中でもロイヤルコーラルピンク、トランスファイヤーコノシロ、そしてハッピーレモンの3カラーがスタメンです。
そのハッピーレモンが昨年カタログ落ちしてしまい地味に落ち込んだいたところ、先月になってクリアアデルハッピーレモンになって再登場。
で何が違うのよ?と言うところなんですけど、要するにダイワが推しているアデルなるホロ?を重ねたカラーって事で、画像の様に見た目では殆ど違いは分かりませんね。
画像の上がクリアーアデルハッピーレモンで下がオリジナルのハッピーレモン、頑張ってホロの違いが写る様に撮りました。
再販がレーザーインパクトでなくて良かった。
このガルバストロング120の武勇伝として以前Kカナルでフルキャストした際に高速道路の降り口にヒットさせてしまった事があります。
Kカナルは場所によって結構高い柵の場所があって、その柵にロッドを当てない様に普段より一歩下がってフルキャストしたんですね。
対岸の明暗狙いです。
その際にいつまでたっても着水しないなぁと思っていたら「ガンっ」と衝撃が走りまして、まさかあの高速道路の降り口か?と真下に着水。
高さも距離も結構あるんですけど、降り口の側面壁にダイレクトヒット。
同行していたスタメンの絵人間(今は石垣絵人間)も「え!」って驚いていましたね。
で、回収すると片目が取れてフックが少し曲がっているだけでワレもカケもしていない。
それ以来ガルバストロンガーになりました。
ガルバストロングのストロングはストロングなアピールでは無く、シンプルに超ストロングなだけだったと言うオチ。
だから自分の手持ストックは全く減りません。
でも今回再販された新色3カラーの内2カラーはラトル入りとの事で、コレは恐らく自分的には使わない方向です。
そして某プリンスが立ち上げたPSCのバンク120は発売されたら使ってみる予定ですが、自分の求めているレンジではないので出番は少なくなりそう。
やはりガルバはガルバ、バンクでもマリブでもダメ。
ガルバストロング120とガルバ87、あとエアオグル120とエアオグル70があれば取り敢えずバチ以外のシンペンは他に要らない。
それほど好きなルアー。