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2024年7月4日木曜日

記事。

クソ暑い本日だからこそ改めて「夏オイル夏グリス」と言う考え方を。
このDARKSIDEBOREDBLOGでも6月17日~18日辺りに書きましたが、このサマーシーズンは高気温と高湿度だけでなく水温も高く更には紫外線の影響も受ける過酷なシーズン。
特に水辺で使用するフィッシングリールは必ず何かしらのケアを行っておいた方がベストです。
で、このサマーシーズンは普段使用しているオイルやグリスよりも粘度や粘性をワンランク~ハーフランク強め?重め?にしてやると更にベストです。
強い?重い?と書くのは正しい表記では無いのですが、この場合は物理的な粘度や粘性を上げてやれば良いと言う意味です。
サマーシーズン特有ですがオイルだとまだマシながら、グリスは高温環境になると粘度が軟くなります。
でも逆にウインターシーズンの低温環境になると粘度が硬くなるんですが、どうしても半固形状の性質からグリスは粘度変化が顕著な油脂になるんです。
つまり、例えば普段THETAグリスならALPHAグリスへ、ALPHAグリスならDELTAグリスへと、THETAグリス、ALPHAグリス、DELTAグリスにおいては粘度と粘性の違いだけで極圧性などディフェンス効果は殆ど同じと言う利点から、シンプルに粘度をワンランク高い物へ変えてやれるのですが、今使用しているグリスに粘性を加える事でハーフランク強くする事も可能です。
例えばDELTAグリスにSIGMAグリスを少し加えて粘度を僅かに上げてみるとか、ALPHAグリスへOMEGAグリスを少し加えて粘性を上げてみるなど、SIGMAグリスの高粘度と高粘着そしてOMEGAグリスの低粘度と高粘着を利用すればユーザー個々にお好みの粘度や粘性が楽にチューニング出来る訳です。
もちろんSIGMAグリスもOMEGAグリスも単体での使用も出来るので、今自分がスタメンで使用しているMETHODグリスにSIGMAグリスかOMEGAグリスを1個追加してやるだけで粘度または粘性を強化させる事が出来ると言う事。
なので特にメタルボディのリールにおいては主に熱伝導率の高いアルミ(ジュラルミン)が主流となる事から、ボディ内部に収められているギアやドラグなどに使用されているグリスは熱の影響をモロに受け易くなります。
サマーシーズンの目安として7月~9月あたりまでの気温30度前後においては、炎天下や車内だと気温は40度にも50度にも更に高温にも上昇するので、METHODグリス自体の耐熱温度範囲は100度を余裕で超えますが、それでも基準となる粘度からは明らかに軟化傾向となります。
なのでこれらを踏まえてサマーシーズンは夏オイル夏グリスと言う考え方から上記の方法でオイルやグリスを強化させておけるとベストですと言う事。
で、混合カスタムの方法としては目視や感覚で構いませんので、METHODグリス同士を事前に混ぜ合わせる場合は別容器に少量を入れて割り箸などで10分ほどゆっくりと混ぜ合わせる、または先ず先にグリスを塗布してある上からSIGMAグリスまたはOMEGAグリスを爪楊枝などで少量足してやる。
これでグリスを塗布し終えたらハンドルを30秒ほど回して馴染ませてやりますが、その際には勢い良くハンドルを回すのではなくて、ゆっくりと回してやらないと塗布したばかりのグリスが飛散する場合もあり意味がありませんので。
ゆっくりも誤解ありますね。
某ヌマン的な言い方をすれば1秒に1回転弱くらいって事。
と言う事でこのサマーシーズン中は何度もアナウンスするつもりですが、ゼヒ夏オイル夏グリスを実践して過酷なシーズンを乗り越え秋のハイシーズンには万全な状態で挑みましょう。
とは言え現在BORED STOREでは品薄や欠品が目立っているのですが、只今奇数月の7月と言う事でBOREDのMETHOD製品は在庫補充生産月になります。
ので、取り急ぎ欠品や品薄を回避出来る程度に急ピッチで補充作業を行っていますので、この週末までには取り敢えずの在庫を更新出来る見込みです。
ま、土日の定休日を挟んでしまうので発送は月曜日より開始となりますけど。

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