検索したいワードを入力ください。

2024年7月5日金曜日

裏技。

週明け月曜日に入荷となりますBOREDのMETHODケミカル製品DEFENSIVE防錆コーティング剤。
昨年の4月?5月?に発売してから真冬に一旦欠品となっていましたが、やはりこの梅雨~晩秋までは必須と言う事で準備を進めていました。
少し遅くなりましたけど。
で、当然BORED STOREの製品ページには使用方法や推奨用途を記載してありますが、今回は少し変わった使用方法としての裏技をご紹介。
このDEFENSIVEは0.1mm程の極薄塗膜の場合でも塩水噴霧試験で1920時間(80日)以上の防錆効果を発揮する事が出来、0.1mm以上の塗膜であれば更に防錆性能は向上します。
つまり最終的に薄い塗膜を何重にも重ねて行けば強靭な更に防錆効果が得られる訳ですが、例えばベイトリールのボディ内側などへ使用する場合などは、もうデコボコやら穴やら溝やらと複雑な造形がされていますね。
しかもこのボディ内側へ塗布するとなると普通は筆などで塗る訳ですが、均一に綺麗に塗る事が難しく手間も相当掛かってしまいます。
そこで裏技。
DEFENSIVEは水溶性なので最大1.3倍まで水道水で希釈して使用する事が出来ます。
それはつまり水で希釈して粘度を調整した上で、水が蒸発した後にはDEFENSIVEの極薄い塗膜だけが残ると言う理屈です。
作業性を考慮して希釈を利用すると言う事。
なので先ずは市販のアトマイザー?フィンガーミスト?要するに画像左のこの容器を用意します。
今時100円ショップでは定番なので必ず買えるでしょう。
容量は30mlとか50mlで十分です。
あ、画像左はVITALのORIGINAL SIZE WRの物なので100mlちょいの容量で大き過ぎですが。
最大1.3倍の希釈は分かり難い場合もあるので、キッチリとスケールで計りながらでも良いのですが、大まかに目視で10%~30%までの水を足すと言う事で大丈夫です。
これをアトマイザーへ入れて良く振って攪拌させます。
で、リールボディの内側に薄く均一になる様にミストしてやり30分放置乾燥、更に同じくミストして30分放置乾燥、を数回ほど繰り返せば水分の蒸発後にはDEFENSIVEだけが残り自然と綺麗に均一に重ね塗りされて行く事になります。
最後だけは1時間くらい放置乾燥してやった方が良いかもしれませんが。
今時の日中なら30分ほどで大丈夫かと思いますけど、直射日光には当てず屋外の風通しの良い場所で放置乾燥させましょう。
で、基準の0.1mmってどんなよ?これは市販のビニールテープ(絶縁テープ)の厚みが大体0.1mmなので、これはナゼか各家庭に1個くらい有ったりするはずなので参考に。
さて、でもベアリングが収まる部分やクラッチツメが動く部分などにはDEFENSIVEが付着すると上手く機能しない場合もありますね。
それに当然その内に剥がれて来ますし。
こーゆー場合はある程度大まかにマスキングしてやれば良いのですが、それが面倒な場合はミストして放置乾燥させる前にナルハヤで綿棒などで拭き取ってしまえば良いんです。
ボディ内ベアリングが収まる部分なんかは底面だけは残しておいても良いかと思いますけど側面は拭き取っておいた方が良いですね、なんせベアリングがキツくて入らないと話にならないので。
まぁその辺りは放置乾燥までに30分の時間がある訳なので、考えながら不要な箇所だけ拭き取ってしまえば良いんです。
簡単でしょ?
そして最近は100円ショップの綿棒でも片側が先細りタイプもあったりするので凄く便利。
また、DEFENSIVEはオイルやグリスと故意に混ぜて使用する事に適していません。
あくまでもコーティング剤であってオイルやグリスでは無いのでね。
それも考慮して「此処には後でグリスを塗るな」と言う場所にはDEFENSIVEが付着されていない方がベストでしょう。
特にベイトでもスピニングでもアルミボディなら未だしもマグネシウムボディに限っては腐食し易い金属なので、このDEFENSIVEの塗膜により防錆させておくことで、海水淡水問わず「厄介な内部の錆」を強力に防ぐ事が出来ます。
ちなみにDEFENSIVEは水溶性のドロッとした液体なのですが、イメージとしては木工用ボンドみたいな感じです。
しかも木工用ボンドと同じく乾燥すると透明?半透明?になるので、そんなに外観に違和感を感じる事はありません。
但し、塗料では無いので完全に透明なクリアーと言う訳では無く、若干ベージュ?っぽさは残る場合もありますが、それはDEFENSIVEを塗布した厚みに依存するので参考まで。
また、紫外線に何度も当たっていると少しベージュが濃く変色して行きますが、でも付着している限り理論上では防錆効果が発揮し続けられているのでご安心を。
そして誤解の多いのは水中での使用と言う事。
これは先にも書いた様にDEFENSIVEが水溶性な訳で水中で使用する場合には適していません。
いくら放置乾燥後だと言っても水中では機能しませんので誤解の無い様に。
ま、水中で防錆って言うのも意味不明ですし。
自分の場合は必ずロッドのガイド根元にDEFENSIVEを爪楊枝で一滴垂らしてガイドの防錆に、またリールボディの外側にあるビスの頭には希釈させたDEFENSIVEを綿棒に染み込ませて軽く塗ってあります。
これホントに1年以上経過した現在でも錆は1mmも発生していませんので、あらゆる金属部分には非常に有効なメソッド(手段)だと思いますよ。
サマーシーズンのメンテナンスついでにオイルやグリスとは異なる、更に強力な防錆効果をプラスしておきましょうね。
と言う事で今夜中?にはBORED STOREの在庫を更新しますので、土日定休日明けの月曜日~火曜日より順次デリバリー開始させて頂きます。
併せて欠品や品薄となっていましたMETHODのBSLUオイル、CHIMERAオイル、BALBOAオイルそしてVITALのWRシリーズも、取り急ぎ欠品を回避出来る程度には在庫を更新しておきますのでゼヒ。
こちらも発送は土日定休日明けの来週月曜日~火曜日より順次開始となりますので再度お間違い無く。

0 件のコメント:

コメントを投稿