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2024年2月29日木曜日

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まぁ自分ごときの外道が分析すんのも恐縮ですが、昨年から今年にかけての東京湾奥って例年とは違いますよね?
毎年冬時期は年末も年始も大晦日や元旦こそ避けながらも割と速攻で釣行していたんですが、水色はクリアーアップされていて生命感を感じられない事が常でした。
それが今年の冬時期は適度に濁りも残っていて、潮が動き始めた際など表層はクリアーながらも中層から下は濁りが残っている。
しかも自分のホームエリアである運河筋でも毎週クラゲが目視出来たり、それって例年では余り記憶に無い事であって、これら濁りやクラゲが確認出来ると言う事は水温が高いんだろうと想像出来ます。
それを遡って考えるとやはり昨年夏の異常な暑さ。
これをずっと引きずっているの?とも考えられますし、例年だと数釣りが難しくなる12月後半でもスピニングだとセイゴ~フッコの数釣りが出来ちゃった。
もちろんワームとかスピンテールとかそんなんじゃなくてプラグでね。
なので活性が高いと判断。
活性が高い理由は水温が例年ほど低くないからプランクトンも多く、だからクラゲも毎週目視出来たと言う持論へ行き着く。
それに毎週の仕事終わり釣行をアップしているInstagramにも書いた様に、50代の死目な自分には目視出来ないながらも、ハクよりも小さなアミかなんかを捕食している様子も見られましたし。
なので毎年真冬は沈黙するホーム湾奥運河であってもベイトも見られたりチヌは相変わらず見えていたりと生命感は常に。
もちろんそれはポイントによって異なりますけどね、でもどうやっても今年は魚が目視出来ると言うミラクル。
そんなラッキーウインターにも関わらず、スピニングでレギュラーウェイトのシンペンとかミノーとかを投げているとセイゴがアタリまくるもんで、結局はすぐに飽きてしまうと言う図々しい性格な自分。
なので翌週からはずっとビッグベイトでの出撃が続くと共に完全ノーバイが続く訳ですが、それはもう自分の好きなスタイルだから別に良いんです。
某TNB大先生が言うところの「俺の魚は居ない」ってやつですね。
夜通し投げているんでお年頃な自分には疲れだけが残りますけど。
で、もう3月って事で多少は水中も変化して来たのか?を確認してみたくて、次回はスピニングで出撃してみようかと思ってます。
ルアーは大きく変えずに自分フェイバリットなローリングベイト66、ブルースコード60、X-80、タイトスラローム、スーサン、ミニエント57あたりで主にストラクチャーを。
先週はゲリラセールがあったりして出撃出来なかったもんで、これからまた在庫補充生産が始まるまでに丁度良い週末の定休日でしてね。
まぁそれにスピニングリールの状態確認も定期的に行わないといけませんし。
不調になる兆しが全く見えないほどに絶好調なんですけどね、でも実用してみないと何とも言えませんから。
アミパターンだったとしたら割と得意でもあったりして、と言う僅かな期待も込めて久しぶりにドブクセー魚を触りたい。

2024年2月28日水曜日

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なんと言うか、結局クソ忙しいタイミングに限って体調が悪くて、明けてみると体調も同時に回復していると言うね。
今日はもういつもの50代初老ポンコツコンディションに復活しています。
やはり当初はO-157か?ノロウィルスか?インフルBか?など懸念もあったり沢山の脅迫メッセージも頂いたりしたんですが、先日の急な発熱と下痢はやはり三連休最終日に食べた持ち帰り寿司の「貝」に当たったんだろうと。
ま、吐き気もないし咳も出ないし高熱も出ない、ので所謂「食あたり」だったんだろうと言う事で自己解決。
昨夜辺りからは熱も下がり下痢は治まっていながらも逆に便秘気味に、オナラをするのも全然恐くなくプシュ~と出来る様になりましてね。
もはや完全回復したのに既に発送作業は済んでいると言うタイミングの悪さ。
皆さんも知らない「貝」を食べるのはやめておきましょうね。
さて、そうは言ってもやる事が多くて。
もうすぐ3月と言う事で奇数月恒例のMETHODオイル&グリス在庫補充生産の手配を開始します。
これも何度もお伝えしていますが、BOREDのMETHODオイル&グリスは隔月の奇数月に在庫補充生産を行っています。
なので1月3月5月…と年内最後は11月と言う事になるのですが、基本的に少しでも生産したばかりのフレッシュな状態で提供する方が良いよね?と言う事からなんです。
でもMETHODオイル&グリスにおいての使用期限は開封して使用済の場合で約1年、未開封で未使用の場合では約2年程度と考えています。
でもこればかりはアヤフヤであり確約ではなくて、ユーザー毎に保管状況や使用環境など色々な要因が想定出来る事もあって、ザックリとお伝えするしかないんです。
例えると沖縄と東京と北海道では明らかにオイルの劣化や酸化に違いは生じるはずです。
その理由も様々ですが、例えると紫外線の強さ、湿度の高さ、大気中の不純物の多さなど、環境だけに絞って想定してもこの3つが考えられます。
BORED STOREのMETHODオイル&グリス製品ページ下部には「※」を付けた注意書きしてありますが、基本的に油脂類においては一般的なペンキやハンドクリーム等と同じ扱いで間違いありません。
なるべく紫外線が当たらない気温も一定で湿度も低い箇所で保管し、使用後はすぐにスポイドキャップをキチンと締める、それがベストな保管状況となります。
オイルは油なので蒸発はしませんが揮発はしますし、完全密封されていなければ湿度は必ず入り込みます。
こう書くと取り扱いが面倒だなと思うでしょうね。
でも一般的なペンキであってもハンドクリームであっても同様な事が注意書きされていまして、メーカーとして保身の意味でも書いておかなければならないんです。
一応ね。
ちなみにBOREDが在庫のオイルやグリスを保管してある環境は、温度と湿度が一定に保たれている外注倉庫でプラスティックの衣装ケース内にカメラの除湿剤を入れて保管しています。
それでも発送している間に低気温により濁りが生じる事もあったり、気温により粘度に僅かな変化が生じる場合もあります。
開き直る訳ではありませんが、こればかりは仕方ないんですね地球上では。
なのでBOREDが仕入れているベースオイルが到着した際も、ペール缶や一斗缶から提携業者のタンクへ移し替える際に「今回は濁っているな」みたいな事は頻繁にあります。
でもおよそ60度前後で温めてやれば徐々に濁りは回復するはずであって、もし濁りが改善されない場合は恐らく湿度の混入か異物の混入が原因となります。
でもね、実際に使用においては実用上の不具合は生じません。
これを説明しておきましょう。
フィッシングリールでもサイクルパーツでも高回転で摩擦が生じたとしても触れないくらい熱くなる事は有り得ませんね。
例えばこれが100度を超すエンジンオイルなどになると、水分や気泡(空気)が混入する事で初めて「コゲ」が発生する原因になるんです。
このコゲの事を車屋さん関係ではスラッジと言いますが、オイルとその他の不純物が同時に燃焼される事でスラッジが発生すると。
それがエンジン内にこびり付いてしまうので諸々の健全な動きを妨げますよと言う事。
でもフィッシングリールでもサイクルパーツでも水分や異物の蒸発が急激な燃焼により行われる様な高温環境にはなりません。
これは絶対になりません。
でも唯一懸念される箇所としてはフィッシングリールのドラグワッシャーがありますが、この箇所自体が元々密閉されている訳でもなく、またドラグワッシャー自体が金属では無い事が大半なので素材自体が摩耗する事を想定された仕組みです。
と言う事です。
これを一般的に当てはめた場合「実用上は問題ありません」と言い切れる理由であって、まぁそれ以前にフィッシングリールは水辺で使う事が前提な訳ですからね、街中と比べ最初から湿度が圧倒的に高い事がありますので。
長文となりましたが、あくまでもメーカーオフィシャルとしては上記の様な環境で保管してくださいと書かなければならないんですが、どうしても実用上を加味すれば常識の範囲内で暗所で低湿度な室内保管して貰えれば大丈夫ですとなります。
そんな事より定期的にメンテナンスを行う方が100倍重要ですし。
レッツメンテ、ドゥーザメンテ。

2024年2月27日火曜日

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爆風を超えた爆風の本日。
毎回基本的にセールの発送作業は外注倉庫を使わないでBOREDにて作業を行うんですが、それはイレギュラーな諸々の管理都合に寄るものなんですけど、今回は異例とも言えるほど多くのご注文を頂きました事もあり、加えてまさかの前日に「食あたり」を起こしてしまった事で作業ペースがスコブル悪くなってしまい申し訳ないです。
そんなセールの発送作業も本日付けで概ねが完了しました。
なんせレターパックでの発送が多い事からポスト投函した物が大半なんですけど、BORED事務所近くのポストが満杯になってしまい、帰宅途中の地元ポストを2箇所も使用してようやく全ての投函が完了すると言う事態に。
集荷のオジサンもビックリするでしょうね「なんだこのBOREDって」と。
しかも低気圧のせいで爆風となった本日、都心で最大で26mの爆風って普段体験する爆風の2倍以上。
都合3ヶ所のポストを回る際にもレターパックを大量に入れたIKEAのバッグがもう風で暴れまくり。
さて、今回のゲリラセールは昨年末にオフィシャルセールを行えなかった事の罪滅ぼし的に開催させて頂きましたが、やはりご注文を頂きました多くはリピートユーザーとなり、参考までに今回のゲリラセールで販売したランキングをご紹介します。

1位はBSLUオイル
2位はNEMEAオイル
3位はOMEGAグリス
4位はTHETAグリス
5位はBALBOAオイル

続いてZAYTオイルやSIGMAグリスとなりましたが、残りは概ね同じ様な数で大差はありませんでした。
BSLUオイルはやはりBOREDのMETHODでは強靭&耐久をウリとするマスターピース的なアイテムにつき年間を通して常に1位ではありますが、2位のNEMEAオイルは最近SNSやDARKSIDEBOREDBLOGでのポストにより実力を証明し続けて来た事で僅差の2位となりました。
3位のOMEGAグリスも他社では間違い無くラインナップされていないユニークな粘性と粘度に寄るものでしょうか?4位のTHETAグリスも使い易い低粘度グリスとして割とマルチパーパスに使用出来る点からの事かと思います。
最後5位のBALBOAオイルも超低粘度オイルながら過激ではない粘度と粘性に仕上げてある事でシンプルに潤滑を目的とした場合にセレクトし易いオールマイティなオイルだと思います。
こう見ていると海水に対応している物だけがランキング入りしている点があり、当然ながら海水対応している方が防錆の点から言っても諸々に有効ですからね、やはりこの数年で海水対応としてきたMETHODオイルのマイナーチェンジやアップグレードは適正であったと言う事でしょう。
そんなMETHODオイル&グリスも一部の在庫が少なくなって来ましたが、毎回奇数月につき次回は3月中旬頃より在庫補充生産を開始します。
BORED STOREで欠品や品薄の製品であってもMETHODお取り扱いDEALER各店にてお買い求め出来ますので、ゼヒそちらも併せてご利用頂ければと思います。

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あ~未だ絶不調、胃痛と下痢は殆ど治まったけど微熱がね。
さて、BOREDのMETHODオイルやグリスを試作段階から色々とテストして頂いているTwitterアカウントの@neecoosanよりレポートが届きました。
画像は殆ど新品状態の20カルカッタコンクエストDC200です。
毎回リールメンテナンスで@neecoosanが多数のリールを手掛けているユーザーの物ですが、なんでもタックルごと海水に水没させてしまったらしく緊急メンテナンスの為にバラした画像です。
他の多くのベアリングではLIGHT DUTYオイルを使用されていましたが、一部を除きそれらベアリングの殆どに錆の発生が見られた模様。
でもワンウェイローラークラッチに使用していたNEMEAオイルは画像のとおり錆の発生も無く、いくら使用頻度が少ないとは言えカーラーには摩耗痕も見られません。
更に油膜がキッチリと残っている事も確認出来ます。
同じくTwitterアカウントの@lineslackerfamからも以前から同様のレポートを多数頂いて来ましたが、やはり新品時または使用頻度の少ない内に予めワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイルで仕上げておく事が有効です。
また、NEMEAオイルでは粘度が高いと思われる小型サイズのベイトリールやベイトフィネス機などにはCHIMERAオイル単体か、またはNEMEAオイルとCHIMERAオイルとの混合カスタムにより求める粘度に調整しながら使用される事をお勧めします。
もちろんスピニングリールのワンウェイローラークラッチも同様に使用対象ではありますが、スピニングリールの場合はベイトリールより注油量を減らして使用される事をお勧めします。
スピニングリールの場合はどうしてもワンウェイローラークラッチがバーチカルな位置にある事で、注油量が多いと下に位置するギアボックスまで流れてしまう事がありますので、自分の場合はワンウェイローラークラッチのニードルベアリングに一滴づつ注油して綿棒などで薄く伸ばして使用しています。
相変わらずベアリングを使用している箇所は全て軽快に高速回転すれば良いと思われているユーザーも多いのですが、油膜寿命やアクセスのし易さを考えながら適材適所でオイルやグリスを使い分ける事が重要です。
セオリーを度外視して好みのフィーリングだけでオイルやグリスを使用する場合はメンテナンスのサイクルをショートスパンで。
基本です。

2024年2月26日月曜日

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昨年末の罪滅ぼしとしてゲリラ開催しましたBORED GUERRILLA SALEですが、三連休中にも関わらず余り天気が良く無かったせいか?お蔭様で予想を超えるご利用を頂きまして感謝です。
深夜にも関わらずセール開始1時間で30件弱のご注文を頂いていたスタートダッシュから始まり、最終日にも同様な駆け込みダッシュがありまして嬉しい限りです。
で、早速セール終わりの本日から発送作業を開始していますが、本日26日~29日中には全ての発送作業を終える見込みとなりますので暫しお待ちを。
今回は何気にBOREDのオフィシャルセールとしては初?となる○○%OFF+「送料サービス」を行ってみましたが、やはりレターパックでの発送が多く50枚以上を超すレターパックの在庫が無くなってしまい郵便局まで追加を。
しかし、郵便局のレターパックって使う側も使われた側にとっても凄く便利ですよね。
何せポスト投函で発送出来る上に基本的には翌日に到着する早さで宅急便よりも送料が安く一律と。
それに昨今の「無駄を省きましょう」的な流れから言っても、わざわざ段ボールや梱包材をタップリ使っての発送作業なんてナンセンス。
もうプチプチとかビニールに包んでポンッで良いと思うんですよね、しかも簡易梱包のレターパックとは言っても破損なんて年に一度あるかないか。
凄く優秀です。
逆に宅急便での破損なんて年に数回はありますからね。
また、以前にも書きました様にBOREDも一応ガレージメーカーではありますが、所謂メーカー臭い無駄な梱包とか包装とか過剰な「サービス風」が超嫌いなんですよね。
開封するのも面倒臭いし。
段ボールとかテープなどの梱包資材にまで自社のメーカー名やブランド名を印字したりするじゃないですか?あれホント日本的と言うかダセーなって。
生活必需品を取り扱っている大手マスプロならまだしも小さなガレージメーカーまで同じ様な事をしがち。
と言うか敢えて大手っぽくを狙ってやってるんでしょうね。
もうホント嫌い。
なので一生BOREDは過剰梱包は行いませんので。
だからレターパックが好き。
さて、急に愚痴っぽくなりましたが、そんな事より引き続き発送作業を進めます。
しかも申し訳ない事に言い訳になりますが、三連休の最終日に自宅で食アタリ?ノロウィルス?が突然襲って来まして、愚妻は地元の友人と久しぶりに食事すると出かけ愛息と2人。
2人分の夕飯を作るのもアレなんで小僧寿し的な寿司を買って持ち帰りました。
で、日曜定休日のルーティン「サザエさん」を見ながら食べていたんですが、30分位すると突然の寒気と胃痛そして20分後に案の定の下痢。
自分だけ「貝づくし」を食べたからか?
まぁ全部出しちゃえば大丈夫でしょうと便器に座るも、既に何度かの脱糞により拭き過ぎてメドには痛みが&出る物は水ばかり。
地元の友人とオサレフレンチを楽しんでいる愚妻に連絡するのは可哀想なので、取り敢えず風呂にゆっくり浸かり水分を取ってから早めに寝る。
なので今日は基本的に作業ペースが悪くなりますが、いずれにしてもこの三連休中に頂きましたご注文は本日26日~29日中には全ての発送作業を終えますので。
何卒ご理解&ご了承ください。

2024年2月21日水曜日

案内。

ちゃんと忘れていませんでしたよ。
と言う事で、昨年末&今年始に開催する事が出来なかった恒例のBOREDオフィシャルセール、これ季節外れの今となってしまいましたが下記にて開催します。
元々昨年末は別の意味でオフィシャルセールを見送りますと言いながらも、実際は有り難い事に年末に売る物が無い状態にまでご注文が集中した事で事実上開催出来なかった訳ですが、既にアナウンスして来ました様に1月下旬~2月上旬にようやく在庫補充生産が完了しました。
ので今は一部を除き在庫も確保が出来ています。
あ、一部と言うのはMETHODのCHIMERAオイルが品薄でして、それ以外は概ね通常の在庫状態と言う事です。
なのでお詫びの意味も込めて&昨年中にお約束していた通り、季節外れではありますが下記詳細にてBORED GUERRILLA SALEを開催します。
正確には明後日?の2月23日深夜00時00分~2月25日深夜23時59分までの3日間限定で、BORED STOREの全製品が10%OFF+送料サービスとなります。
ご利用に際しては商品購入画面の入力欄へクーポンコード:BRD24GRL10をご記入頂けると、最終確認画面にて10%OFFが反映された金額が表示されますが、最低ご利用金額は2000円からとなりますのでご注意ください。
尚、発送につきましてはセール終了後の2月26日より順次開始となりますのでお間違い無く。
昨年末に開催出来ず気掛かりだったヘビーユーザー向けへの感謝を込めて、そして新規でBORED製品を試してみたいと言う人にも、ゼヒこの機会にご利用頂ければと思います。
あ、毎回「クーポンコード入れ忘れました」的な事後お問い合わせを頂く事がありますのでご注意くださいね。

記事。

BOREDのSNSアカウントは全て公私混同。
そして元々のコンセプトどおりDARKSIDEBOREDBLOGも同様に。
と記載もしてあるんですけど、どうやっても「遊び」をターゲットにしている業務対象なだけに「公」だけで済まない事もあり、時には「私」の部分も見せないとリアルさに欠けると言う事。
その一つに毎週の様にライフワーク化して来た仕事終わり釣行があります。
基本的にカレンダーどおりの土日祝日が定休日となるBORED、その平日最終日は朝から通常どおり仕事をし、定時で自宅へ帰宅してから夕食を済ませ釣行します。
なので毎週金曜日は20時間くらい起きている事になるんですが、釣行を終えて帰宅した土曜日は定休日と言う事で昼頃まで寝ています。
でも基本ショートスリーパーなので朝7時に寝ても昼11時過ぎには目覚めてしまうんですが。
で、その仕事終わり釣行から帰宅した早朝中にInstagramへその日の釣果と言うか結果をポストしています。
疲れ切って昼間にポストする事も稀にありますが、殆どの場合は帰宅して直ぐの早朝にポストしているはず。
その内容は自分がホームにしている湾奥運河での釣行が殆どで、ハイシーズンになると都内のNリバーやAリバーへも出向きますが、基本は釣れても釣れなくても必ず釣行後にはポストする様にしている。
ではナゼ釣れていなくてもポストするのか?これは単にリールを使用した証拠をキチンと報告したいから。
つまりBOREDのMETHODオイル&グリスが対象としている主にフィッシングリールにおいて、どれだけの時間と日数を実用したかと言う事を画像を添えてポストした方が明確なので。
キチンと自社製品のMETHODオイル&グリスを使用したリールを、この様なフィールドでこの様なルアー達で使用しましたよ、と言う事をリアルに伝えるには毎週の仕事終わり釣行か欠かせず、もちろん試作や検証など業務要素も含みながら同時に楽しみたい事もあるので公私混同が都合良い。
例えばBOREDがルアーメーカーだったとしたら多分ズルいポストしかしないと思う。
要するに釣行して釣れた日だけポストするって事で、釣行しても釣れなければポストしないでしょうね。
でもBOREDはルアーメーカーでも無くタックルメーカーでも無く釣具業界でも無い。
あくまでもBOREDは自分のライフワークを業務にしているのでザックリ言えばアウトドアメーカーであって、その中のMETHOD部門はオイル&グリスのブランドであり、ちなみにVITAL部門はそれら以外のアウトドア使用を前提とするブランドです。
なので別に釣果自慢のポストだけをする意味もなく、でも納得出来る魚が釣れたら見てもらえます?と、言うところが本音。
ブッチャケ魚を添えてポストするとアクセスが凄く増えるんですよ、単純に釣れなかった日の2倍くらいになります。
そーゆー意味では毎週の仕事終わり釣行でも確実に魚を添えた画像をポスト出来るのが理想なんですが、まぁ恐らく東京湾奥で一番釣れない我がホーム湾奥運河な事もあり、また何でも良いんでとにかく釣行して実用していると言う記録を残したいだけなのでね。
あ~しかし、最近釣れてないな。
毎年冬はホームの冬ポイントへ行けば釣れるんですが今年は行ってません。
もうその冬ポイントでは高確率で釣れる事もあって、釣り自体に余り意味がないと言うか単純に飽きたと言うか。
やはりホームの通年ポイントで好きなタックルを使って釣る意味ね。
さて、正確には明後日?と言うか明日の深夜?日付が変わった深夜00時00分からBORED GUERRILLA SALEスタートしますのでゼヒ。

記事。

BOREDのMETHODグリス製品中で高粘度高粘着なSIGMAグリスと低粘度高粘着なOMEGAグリス、この特異な粘度と粘性のラインナップが非常に好評を頂いていまして、発売以来から常に5グリス製品中で最も売れているグリスの2つとなります。
厳密な売り上げ数だけで言えばOMEGAグリスが1位ながら僅差でSIGMAグリスが2位、そしてTHETAグリスとDELTAグリスが僅差で3位と4位、どうしても中間的な粘度となってしまう事で最下位はALPHAグリスとなりますが、いずれもグリス製品としては驚異的な売り上げ数を誇ります。
ブッチャケますとフィッシングユースのみを対象とした場合、平均して毎月200個~250個ほどの販売実績となりまして、これはBORED STOREの直販とMETHODお取り扱いDEALERのご注文分を合わせた数字です。
これってフィッシング業界で販売されている各社グリスの中でも恐らくダントツなんじゃないでしょうか?
と言うのも某METHODお取り扱いDEALERでの販売数をカウントすると完全にレベチとの事で、それも数年前の話なので今や更に「もっと売れている」と言い切れます。
それはフィッシングやサイクルなどホビーシーンをターゲットにしながらも高級素材であるウレア系グリスを使用している点、使い切り容量として約25mi入の多くも無く少なくも無いサイズ感、そして汎用的な3ラインナップに加え冒頭の特異な2ラインナップを加えた全5ラインナップとした事。
またMETHODオイル同士の混合カスタムと同様に、5ラインナップをユーザーが自身で混ぜ合わせても使える混合カスタムに対応している点も大きく貢献していると思われます。
これらに尽きるのかな?と。
さて、そんなMETHODの5ウレア系グリスですが引き続きガッツリと仕入れも済んでいますのでゼヒあらゆるホビーシーンでヘビーユースください。
あ、明日アレのお知らせがあります。

2024年2月19日月曜日

記事。

先日、自分周りのアングラーから連絡があってリールの調子がオカシイと。
自分に言われても困るんですが、一応「どんな状態?」と聞いてみる。
するとスピニングはベールのレスポンスが悪くハンドル回転も重くなり、ベイトはスプールの回転が明らかに悪くハンドルの回し始めは異音がするとの事。
どちらも新品で買ってから海水環境で2年ほど使い続けているが途中一度もメンテナンスは行っていないとの事で、フィールドで会う度に使用後のケアや定期的なメンテナンスの大切さを教えていた自分に聞いて来るか?って。
ま、症状は概ね想定出来るんですが、自分でメンテナンスするにしてもメーカーやメンテナンスサービスに出すにしても部品交換を含め2台で最低一万円以上は覚悟しておかないと、と伝える。
すると「BOREDでやって貰えないんですか?」と来やがったもんで、ソッコーで断った上でお前それは違うだろと叱る。
第一BOREDではメンテナンス作業自体を業務としていないし、日頃からの注意をスルーして困った時だけ「知り合い」だからと裏技を使おうとするのは違うしセコい。
こちらも商売だし家族持ちだし、だけど便利屋じゃない。
第二に会う度に簡単で良いからクリーニングとオイルアップはしておけよとケアの仕方を伝えていてもキチンとやっていない。
毎回連絡が来る時はルアーの話やポイントの情報ばかりで、せっかく知り合いなのだからメンテナンスについて聞いてくれば良いのに。
完全にBOREDの無駄使いしてんぞ。
なので取り敢えず釣行するのはやめて早目にメンテナンスに出した方が良いよと伝える。
個人のメンテナンスサービスなら恐らくメーカーよりは早く仕上がると思うし、多少のチューニング要素も加わるから使いやすくなるかもよと。
放っておいて自然に直る?事はヒャクパーありませんよ、物理的に。
と伝えたのが先々週?の事、なのに只今絶賛バチ抜けへ通っているらしく、恐縮もせずに普通に釣果を連絡して来やがる神経。
まぁ、はぁ。
今30代前半の彼、もうオコチャマじゃないんだから流石に自分の道具についても考えないと。
金持ちならトラブルの度に新しく買い替えてりゃ良いんだけど、趣味の道具ってそーゆーもんでも無い部分があるでしょ?
実際に愛着とか馴染みとか、それに「このタックルで初ランカー釣った」とか思い出なんかもあるじゃないですか?
そーゆー色々な要素から言っても趣味の道具をいかに良い状態で維持し続けられるか?これ重要だと思うんです。
その為の消耗品としてラインやフックやスナップなどがあり、そして同じくオイルやグリスやベアリングなども、それらをサボってしまったら魚なんて獲れないし健全なタックルとは言えない。
自身の生活の中で身の回りに在るあらゆる「メンテナンス」を数えてみれば分かり易い。
内科、眼科、歯科、皮膚科、マッサージ、鍼灸院、自動車整備工場、洋服の直し屋、スマホ修理屋、電気工事店、工務店など。
自分が自宅からBORED事務所まで徒歩で通勤する1kmちょいの間にこれだけの「メンテナンス」に関係する業務を目にする事が出来ると言う事で、もちろん実際にはオフィスビル内やテナントビル内なども含めると更に膨大に在るはず。
と言う事を考えれば毎週?月に何度か?など、趣味で酷使している道具だけをメンテナンスしていない理由はナゼ?って。
と、ヒネクレた質問をされても仕方ないと思うんですね。
でもホントにそーゆー風に考えればメンテナンスの重要性はお分かり頂けるかと。
自分でチャレンジするならYouTubeなどのメンテナンス動画とメーカー提供の展開図を見れば大体分かるはず。
それでも上手くいかなければメーカーやショップやメンテナンスサービスに依頼する。
今や手段も情報も無料で手に入るんですからね。

2024年2月16日金曜日

記事。

昨年はBORED設立20周年と言う事で、念願だったBOREDオリカラのルアーを調達。
そうMonster KissのBanheiroを画像のオリカラで別注依頼しまして、20th Banheiroとして絶賛販売しています。
が、この20th Banheiroも今年1月は流石にオフシーズン過ぎるか?と言う事で1個しか売れなかったんですけど、未だオフシーズンでしょ?な2月に入るとちょいちょい売れ始めていまして。
何処かで誰ぞが何かをアピってくれたのか? と毎日注文を頂くと言う週がありました。
で、ザックリなんですがMATTE CHART BONEもSPERMも各色残り在庫が少ない状態です。
恐らく今のペースで行くと今年の梅雨辺りまでには完売の予感。
昨年の発売時期が少し遅れてしまった事もあってハイシーズン中にデリバリー出来なかった事を考慮しても凄まじい勢いで動いていたんですが、すぐに冬に入ってしまった事で現在は一時的に動きが悪くなっています。
でも逆にハイシーズンを迎えてしまうと既に在庫完売の生産完了ですって事にもなりそうなので、来たる今年のハイシーズンに向けて今の内に確保しておいてくださいね。
バスでもシーバスでもナマズでもライギョでも、フィッシュイーターならなんでも対応出来る頑強過ぎるボディに強い水押しと派手なアピールは流れの中でも成立する、こんなトップウォータープラグは中々見つかりませんよ。
個人的にMonster KissデフォルトのBanheiroを既に4個持っていた事もあり、この2色を加えて6個を持っているほど溺愛しています。
と言う事でゼヒお早目に。

2024年2月15日木曜日

記事。

今日は風がやたらと強ぇなって思っていたら例年より早いスプリングナンバーワンだった様で。
さて、やったよ!
ピンボケちゃったけど。
先日自分の不注意で下半身を粉砕してしまったDRTのクラッシュ9。
この256カラーは今更ながら手に入れたばかりだったんですが、流石に再び同色を買うのはアレかなって。
で、先日Instargamのストーリーズにて僅かな期待を込めてアピってみたところ、逆に上半身を粉砕してしまって下半身は少し難アリだけど残ってますよと言うお客さんからメールが。
難アリと言うのはフックアイが潰れているらしく少し浸水しているかもとの事。
でも一応譲って貰えませんか?とお願いしてみたら、ナントいきなりレターパックで送ってくれまして。
そのお礼をメールしたら幾つかオイルとグリスに関して具体的な質問させて欲しい、その質問の回答がお礼ですっと男前なご連絡をば頂きまして。
もう親身になって具体的に何パターンも回答しちゃいましたよw
で、早速業務の合間をみてコツコツ修理してみたんですが、やはり下半身ボディのフックアイが潰れ周辺のABSにもクラックは見られないにしても弱っている様子。
先ずは潰れていたフックアイの修理。
不要となったセンタードリルをチャックに咥えボール盤のプレスでアイの穴を大まかに押し広げ、ワイヤーループペンチでアールが出る様に形を修正。
次にフックアイをライターで炙り少しボディ側へ押し込む様に位置を調整し、フックアイの周辺には瞬間接着剤を慎重に浸透させてから外側はコンモリと盛ってみました。
最終チェックとして自宅で下半身だけを水没させてみたんですが、普通の家庭用デジタルスケール上では0.1gも重量に変化無し。
要するに水は入っていないと判断。
お蔭様でなんとかクラッシュ9の256カラーが復活しました。
元々自分の物よりも使用頻度が少なかったのか?フックサークルも少なく当たり前ながら違和感は全く無し。
修復箇所もフックとスプリットリングを付けちゃえば全然気が付かない程で済みましたし。
常連ユーザーTさんホントありがとうございました。
早速明日の仕事終わり釣行でチェックしてみよう。

2024年2月14日水曜日

記事。

調子にのっちゃってメーカーらしいポストが続きます。
前回ポストした内容で乳化の仕組みとBOREDのMETHODオリジナル耐水防錆添加剤について書きました。
そのポストに対してユーザーからお問い合わせを頂きましたのでご紹介を。
要するに他のオイルだと錆るのか?と言うもの。
これ普通は公表しない事ですけどMETHODオイル全7ラインナップ中で使用されている防錆添加剤の割合をザックリお伝えしちゃいます。

BSLUオイル:海水対応 オリジナル耐水防錆添加剤7%
ZAYTオイル:海水対応 オリジナル耐水防錆添加剤5%
NEMEAオイル:海水対応 オリジナル耐水防錆添加剤7%
CHIMERAオイル:海水対応 カルボン酸防錆添加剤5%
BALBOAオイル:海水対応 オリジナル耐水防錆添加剤3%
LIGHT DUTYオイル:淡水推奨 エステル防錆添加剤7%
THICK HEAVYオイル:淡水推奨 エステル防錆添加剤3%

で、更にベースオイルについては。

BSLUオイル:エステル化学合成油とポリアルファオレフィン化学合成油
ZAYTオイル:エステル化学合成油
NEMEAオイル:エステル化学合成油
CHIMERAオイル:エステル化学合成油
BALBOAオイル:エステル化学合成油(補助としてVHVI合成油)
LIGHT DUTYオイル:エステル化学合成油
THICK HEAVYオイル:ポリアルファオレフィン化学合成油

ベースオイルについてはBORED STOREの各製品ページにキチンと記載していますけどね。
もちろんこれも詳細な種類や成分までは企業秘密となりますが、更にそこまで知る?言う?必要はありませんよね。
METHODオイルは種類として基本的にはグループ4とグループ5となる高品質な化学合成油のみを使用しています。
グループ1~グループ3の低品質な鉱物油をベースオイルにすると言う事は不純物も少なからず必ず含まれると言う事です。
で、オイルって普通はオイルのベースオイルが性能を大きく左右させます。
そのベースオイルを100%とした場合に配合されている割合と言う事になりますが、これら防錆添加剤の他にも摩擦調整剤、粘弾性添加剤、極圧添加剤など何種類もの添加剤が配合され、オイル全体のおよそ15%~45%と非常に高割合で配合されているのがMETHODオイルの特徴でもあります。
でも一般的なオイルに含まれる防腐剤や消泡剤など、オイルに求める性能と直結しない添加剤は殆ど使用していません。
ゼロでは無いんですけど殆ど使用していません。
さて、ザックリ例えると、ベースオイルは米です。
これに塩、胡椒、醤油などの各調味料を混ぜ合わせて混ぜ合わせるとチャーハンが出来上がるとします。
塩が多ければショッパクなり、胡椒が多ければスパイシーになり、醤油が少なければサッパリしてしまう。
みたいな事を各オイル毎がターゲットとする性能に応じて味付けしているんです。
なのでMETHODオイルは各オイル毎に個性を持たせてあります。
実際にワンウェイローラークラッチ向きのNEMEAオイルとCHIMERAオイルはサッパリなフィーリングで、ZAYTオイルもサッパリなフィーリングながらツルツルしたフィーリングもあるとか。
その逆にTHICK HEAVYオイルやBSLUオイルはもうネットリと糸を引く様なフィーリングで、LIGHT DUTYオイルとBALBOAオイルはどちらのフィーリングも持ち併せていたり。
しかもMETHODオイルは各オイル同士をお好みの粘度や特性に向けて混ぜ合わせて使用する事が出来るので、実質無限に近いオイルを自身で調合する事が出来ますね。
そーなると沼ですけど。
なので他社で見かける様な同じベースオイル同じ添加剤同じ配合割合だけどベースオイルの粘度だけが違う3バリエーションとは根本的に開発コンセプトが異なると言う訳です。
ちなみに、これも誤解が多いのですが、粘度が低い=油膜が弱い、粘度が高い=油膜が強いって訳ではありませんので。
油膜とは目に見えるオイリーな場合も見えない分子レベルの場合も金属に対して化学的に吸着する性能があります。
これはMETHODオイルの様に化学合成油のみが持ち併せる特性です。
なので一見してオイリーではない金属面においてもキチンと極薄な油膜が残っている事が殆どで、多くの人がオイル不足と感じる点はオイリーさが見られない事を示していますが、それは物理的な吸着が失われた事であって化学的な吸着は維持されている場合が殆どです。
この金属に対して吸着させると言う仕組みもMETHODオイルは物理的にも化学的にもダブル配合w されています。
なので例えば化学的に見るとCHIMERAオイルの油膜の方がTHICK HEAVYオイルよりも強いと言う事もありますと言う事。
でもこの点は基本的に無視してください。
目で見てオイリーでなければ追い油として注油してやることが重要です。
さ、ご注文どーぞ。

2024年2月13日火曜日

記事。

オイルの乳化について。
誤解も仕方ないかなと思われるオイルの「乳化=悪」なんですが、用途や成分によっては全ての乳化が悪だと言う訳ではありません。
乳化とは油と水が運動や撹拌により自然に混ざり合う、又は添加剤や界面活性剤により意図して混ぜ合わせた状態を言います。
敢えて故意に乳化させた製品の代表格と言えばハンドクリームや木工用ボンドなどが身近ですし、分離している物をその場で振って一時的に乳化させるドレッシングも同じですね。
この乳化した状態は油と水が混ざり合った状態としてエマルジョンなんて呼ばれ方もします。
上記の様に油と水が運動や撹拌により自然と一時的に混ざり合う状態は水辺では一般的に良く起こる現象であって、特にフィッシングリールとかウォーターレジャーでは常に付いて回る現象です。
と言う事で、先日もSNSで何気無くポストした件にコメントを頂きましたが、SNSでのやり取りは文字数の面からしても手間なので今回アンサーポストする事にしました。
あくまでもBOREDのMETHODオイルで使用しているメソッドと言う事であって他社については知りませんが、METHODオイルで使用している防錆添加剤はBOREDのMETHODとして初のオリジナル生産した耐水防錆添加剤と名付けた物となります。
このMETHODオリジナル耐水防錆添加剤の特徴として、フィッシングリールやサイクルパーツなどの様に回転したり止まったりストップ&ゴーが繰り返される実用において、油に水が混入して自然と混ざり合い一時的に乳化した場合でも時間の経過と共に分離が行われる「水置変換性」を応用した事が特徴です。
この「水置変換性」と言うのは油と水が同時に存在する場合、油の方が先に金属へ触れて水を押し出す仕組みです。
つまり常に金属には油しか触れていない状態が起きて、水が金属に触れ難いと言う事で防錆作用を成り立たせます。
真逆の性質を持つ油と水なので混ざり合えば一時的に軽い乳化は必ず起こるのですが、METHODオリジナル耐水防錆添加剤の場合は一時的に乳化させたエマルジョン質の中に水分を集める様に作用し、その後集められた水分のみを分離して徐々に蒸発させて行く働きをします。
詳細な成分や仕組みについては企業秘密につき当然言えるはずはありませんし、SNSなどで情報を無差別にバラ撒く様な事はしませんが、あくまでもザックリとしたイメージをテキストにすると上記の様になります。
なので特にBOREDのMETHODオリジナル耐水防錆添加剤が高配合されているNEMEAオイルやBSLUオイル、その他にも適正割合で配合されているZAYTオイルやBALBOAオイルは場合によって釣行後に一時的に乳化している状態を作りますが、環境や状態により数時間~翌日?には水分が蒸発し乳化が治まっている事が確認出来ると思います。
ま、何より乳化している状態であっても別の効果により錆は発生していないはずです。
もちろんリール構造や使用条件など様々な状況により乳化しない場合もあるので必ず乳化する訳ではありませんよ。
でも実際にこのビフォーアフターはBORED発信だけではなく、既に多くのメンテナンスサービスが実用し画像を添えてレポートしてくれていますし、その画像は過去から多くポストして来ましたのでSNSやこのDARKSIDEBOREDBLOGをチェックしてみてください。
つまり一般的な防錆手段となる「水置変換性」を持たせながらも同時に混入した水を簡易的?一時的?に乳化させ、その後の運動や撹拌が行われていない時間に水分を蒸発させて元へ戻すと言う働きを耐水と謳っていて、これが「水置変換性」を応用したMETHODオリジナル耐水防錆添加剤の仕組です。
例えば故意では無くともエンジンオイルやスピンドルオイルなど、動力を使い高回転で常に回転させている場合には乳化したエマルジョン質も強固となり、そこまで行くと油と水が分子レベルまで攪拌される事で分離し難くなりますが、BOREDのMETHODオイルがターゲットとしている実用的なカテゴリーで言えばそこまで乳化したエマルジョン質にはなりませんので他カテゴリーとの比較は論外。
でも例えば他カテゴリーでも水辺で使用される様々なオイルなどには同様な仕組みを採用している製品もあり、油と水は性格が異なると言う点を応用したり又はその逆を行ってみたりなど、色々とシチュエーションやターゲットに合わせて考えられたオイルが存在しています。
なので乳化=悪なのでは無くワザと一時的に乳化させるとか簡易的に乳化させる場合などにおいては結果として効果的な場合もあると言う事です。
この「乳化」で検索すると先ずは上位にエンジンオイルに関するヒットが多数となるのですが、エンジンオイルの場合は水が混入し乳化した場合などは燃焼後にスラッジの原因や燃焼時の障害となる事から悪が成り立つとしても、その他全てに適応される訳ではありませんのでお間違い無く。
実例として画像はジャイアントベイトのみで使用されているベイトリールのワンウェイローラークラッチに使用されたNEMEAオイルの釣行後状態です。
この程度に白く濁っている部分がNEMEAオイルと海水が混ざり合い乳化した状態となりますが、半日後には乳化は消えて油分のみが正常に残っていましたと言う過去記事の画像です。
流石にこの内容のテキストをSNSで書く訳にも行かず今回の記事としましたが、併せてゼヒDARKSIDEBOREDBLOGの過去記事もチェックしてみてください。

2024年2月12日月曜日

記事。

振替休日なので定休日の本日。
今日は珍しくベイトフィネス?のチェックを行いに近所の広場へ。
もはや最新のベイトフィネスリールには敵うはずもない余裕の10年遅れな14ブレニアス。
やはり自分クラスのお年頃になるとロープロの中ではこのボディデザインが一番シックリ来る。
ボディ内部は軽量化の為09アルデバランmgのパーツを流用し、スプールベアリングはHEDGEHOG STUDIOのAIR BFSベアリングへ交換済みで既に絶好調だが、8個ある遠心ブレーキを赤へ交換して自分セッティングを出したくて。
そしてMETHODのZAYTオイル単体とBALBOAオイルとの混合カスタムによる違いを詰めたくて。
まさかの一投目で盛大にバックラッシュ、ブレーキをフルでオフにしたまんまでした。
こーゆー場合はどうやって自分セッティングを出すのか?
自分の場合は先ずはブレーキセッティングを出します、もちろんメカニカルブレーキはゼロポジで動かさず。
オーバーヘッドでガチのフルキャストをしてラインがギリ浮かないセッティングを出し、その後でオイルを低粘度化させて回転初速と飛距離のバランスを見る。
今回はZAYTオイル単体を注油したAIR BFSベアリングとZAYTオイルとBALBOAオイルを1:1で混合カスタムしたオイルを注油したAIR BFSベアリングを持って来て現場で交換。
ま、左右どちらもボディにベアリングが収まる構造なので交換は楽。
結果的にベイトフィネスに全く慣れていない自分はZAYTオイル単体だとピーキー過ぎてブレーキを1個多く利かせないとダメ。
でもZAYTオイルとBALBOAオイルを1:1で混合カスタムしたオイルだと少し余裕を感じる。
これはZAYTオイルとBALBOAオイルの混合カスタムを詰めて行かないとベストなセッティングが出せない。
けどルアーウェイトを気にしない安牌で行くならBALBOAオイル単体で良いかも。
特に自分の様にベイトフィネスに全く慣れていない場合は。
今日は3gのフックレススプーンと4.8gのフックレスプラグをキャストしたのでフックが無い分ちょっとだけ軽いはず。
こんなウェイト普段はスピニングでも投げないもんでキャストに慣れるまで時間が掛かってしまう。
7g位だと全然強気で行けるんだが。
あくまでもZAYTオイルの検証と言う事での今回でしたが、今はナゼか持っていたDUELスーパーエックスワイヤー8の0.8号をスプールいっぱいに巻いて使っていまして、これラインも結構関係して来るなと少し張りの少ないラインでも試すべきかな。
バックラッシュが怖くて余裕が無く画像撮るのを忘れたもんで画像は過去の物。
次回は混合カスタムしたオイルのバリエーションを増やしてみます。
でも恐らく自分の場合は7g~10g位しか投げない気がするんですが、ま一応世間のベイトフィネスに合わせての検証と言う事で。
やはりこの手の作業は I'm obsessedですね。

2024年2月9日金曜日

記事。

新年からまともに釣行が出来ていなかったワタクシ。
つー事で今日はガッツリと仕事終わり釣行へ出撃するぜぃ、の前に少し気になっていたレボビーストのロケットギアを移植したXG号を軽くメンテナンス。
気になっていたと言うのはギアの摩耗が進んでいるので若干フィーリングが気持ち良く無い。
SIGMAグリスを使っていてもギアの嚙み合わせノイズが分かるので色々と試行錯誤して来ましたが、やはり摩耗は摩耗であって精度が狂って来ているだけにどーにもならない。
けどそこは油屋の試練。
少し慣らしも必要だけど添加剤を調整して改善出来ないか?を模索しています。
添加剤の反応速度がある事で塗布後すぐに「変ったわ」はあり得ないんですが、時間の経過と共に慣れが進むと改善される余地はある。
いや、あるのか?を検証してみます。
基本的に摩擦=発熱なので添加剤が反応する為のキーワードである熱は、メンテナンスしてから暫く経たないと効果を発揮しない。
つまりハンドルを巻いていないと摩擦が起きない訳です。
これも過去に書きましたが。
暫くと言うのはザックリと時間にして数十分程度なのですが、真冬だし水辺だし水分が混入するリールにおいては時間は未知。
それまでにグリスが吹き飛んで無くなってしまう様な事はあり得ませんけど、添加剤の反応速度を実感するには真冬以外または室内がヨロシイ。
でも今日は時間もないのでサクっと簡易的に様子見。
なんだかんだで毎週の様に使って来た事もあり、一番過酷な夏にデビューさせた事もあり、検証や試作のテスト使用につき洗わないとか、まぁ流石にクタビレて来たのは承知していましたけどね。
これも業務使用としての宿命ではありますが、自分のリールは全て業務使用として検証や試作のテストに使用されるもんで、中々絶好調な機体を維持するってのも難しくて。
可哀想なリール達。
ま、その実用からのフィードバックがあってこそのMETHODオイル&グリスな訳ですが。
そんな事より今夜は釣れるかな?今日はXG号だけど巻くぜい。
待ってろクソホーム。

記事。

予定通り2月8日付で入荷となりました2024 LOGO SWEAT。
自分の好きな各所の長いリブに加え通常とは異なる横使いの身頃生地やリーバスウィープ同様のサイドリブなど、ビンテージライクなシルエットも含め凄く気に入っているボディ。
若干小さめなサイジングなのでルーズと言うよりはジャストで着た方がサマになるシルエットです。
左胸と右裾にBOREDロゴをシルクスクリーンプリントしていますが、もう「メーカーの人?」的なスタッフ用のイメージが狙い通りに仕上がっています。
好き嫌いが別れるであろうこのボディ。
Bっぽくオーバーサイズで着る様なシルエットでは無いので、自分はBORED事務所で作業着にしているカバーオールと合わせてみましたが、MA-1とかコーチジャケットなど少しワークやミリタリーなテイストと合わせると良いんじゃないかと。
裏起毛なので今時期から春先までパーカーよりも長く着れる点が好きなんですスウェットって。
と言う訳で先行受注にてご注文頂いていましたお客様へは明日9日付で全ての発送を終える見込みとなります。
BORED STOREの在庫も既に欠品のカラーやサイズも出ていますので、ゼヒBOREDヘビーユーザーの皆さんに着て頂きたい。
引き続きお早目のご注文をお待ちしていますね。

2024年2月7日水曜日

記事。

昨日の記事に続く形となりますが、現在BOREDのMETHODお取り扱いDEALERでBOREDと直接お取り引きをしているメンテナンスショップは10minutesVEHOMAの2ショップ、既に知名度もある個人運営のメンテナンスサービスはTwitterアカウントの@lineslackerfamと@neecoosanの2サービス、上記以外の販売をメインとしているDEALER各店においても勿論メンテナンス業務は行っています。
あ、DEALER各店はコチラからhttps://bored.thebase.in/blog/2017/08/22/123022
上記のMETHODお取り扱いDEALER以外のメンテナンスショップやメンテナンスサービスでもBOREDのMETHODオイル&グリスを使用されている事を多く見かけますが、基本的にBOREDオフィシャルとして取り引きしている訳ではない事から詳細なアナウンスは得られていません。
先の記事でも書いた様にMETHODオイル&グリスを他社製品と混同して同時使用されている場合など、他社製品の成分が詳細に判明している上で化学的なバッティングが無いとの判断で使用したなら問題はありませんが、実用して暫く問題が起きなかったなどアヤフヤな個人の感想?で使用されてしまうのは非常に危険です。
実際に市場には油脂に溶剤を配合した物なども存在しています。
例えばコレをプラスティックギアなどで長期に渡り使用した場合などはケミカルアタックの懸念が生じ、紫外線劣化している訳でも無いのに突然ポロッと欠けてしまうとか、ボディ内部の塗装がなんだかボロボロに剥がれて来たとか、そんなトラブルが発生する場合もあります。
溶剤とは文字通り油性剤を「溶かす」為の物であって、これを油分に混ぜて継続して長期的に使用すると言う事はそーゆー事に繋がります。
ま、上記はBOREDのMETHODオイル&グリスでは無くて他社製品の一例ではありますが、とにかくそんな懸念があるにも関わらず色々なメーカーのオイルやグリスを同時使用してしまうと言う事は、他の箇所で使用しているオイルやグリスを溶かしてしまう恐れもあると言う事です。
それにもっとマニアックな話で言えば安価な鉱物油をベースオイルとして使用している他社製品で、その鉱物油がパラフィン系かナフテン系かによって特徴が異なって来ます。
鉱物油と言うのは一般的に流通している多くの油脂に使用されていて、HPや製品ラベルになど明確に「化学合成油」や「シンセティック」を使用していると明記していない物は鉱物油です。
鉱物油の中でも特にナフテン系の一部においては溶解力に優れている事を特徴としている物もあるので、それが他の箇所で使用しているオイルやグリスと接触すればどーなるか?言うまでもなく他のオイルやグリスを溶解させたり分解させたりする訳です。
例えばサイクルユースのチェーン専用とか、そんな使い方なら一切問題はありませんけど。
で、これらの障害の事をザックリとバッティングと言いますが、他社製品とのバッティングが不安だと言う場合は素直に同一メーカー製品のみで使用するか又はメーカー純正を使用していれば基本的に問題は起きません。
BOREDが言うのもなんですけど、特にチューニング要素を求めない場合ならメンテナンスの度にメーカー純正を使用すれば良いと思うんですが、フィーリングに変化を求めると言う事はチューニング要素が含まれる事であってオイルやグリスを変更するかカスタムパーツを使用すると言う選択肢になりますね。
この場合には使用オイルやグリスのセレクトは同一メーカーで仕上げる事が前提ですと言う事。
これらの事を理屈として理解しているメンテナンスショップやメンテナンスサービスを利用する事は、ユーザーとして認識しておくべき条件ともなりますので、SNSなどだけを頼りにするのでは無くキチンとした見極めが大切です。
そして自分自身でもある程度のメンテナンスが出来る様に、最低限の道具を揃えて自身で試行錯誤してみるのも良いでしょう。
精密ドライバーセット以外の一部特殊工具はHEDGEHOG STUDIOで全て購入も出来ますので、全部を汎用レベルで揃えても1万円以下で済みますよ。
と言う事でメンテナンスにベストなシーズンではありますが、自分で行うにしても依頼するにしても先ずは前提となる常識が分かっているかどうか、再度昨日の記事と併せてご確認くださいね。

2024年2月6日火曜日

案内。

過去から何度も不定期にアナウンスしていますBOREDのMETHODオイル&グリス使用上の注意について。
最近良くメンテナンスサービスを運営している個人?業者?を見かける機会が多くなりましたが、その中に根本的な事が分かっていないメンテナンスサービスを多く見かけます。
もちろん上記に該当するメンテナンスサービスはBOREDとは直接お取り引きがありませんが、油脂類の根本として使用するオイルやグリスのメーカーは統一する事が大前提となります。
その多くの理由として使用している添加剤の種類があります。
例えばBOREDのMETHODオイル&グリスで言えば、現ラインナップで使用している防錆添加剤は全て共通した添加剤を使用しており摩擦調整剤や粘弾性添加剤を使用している製品も同様です。
また、METHODオイルはベースオイルにエステル化学合成油かポリアルファオレフィン化学合成油のみしか使用していませんが、これも同一業者で粘度別に特注生産した物であって、当然ながら混合カスタムにおけるバッティングの無い事は既に確認済です。
これを仮に「METHOD被膜」と呼ぶとすると、これらMETHODオイルに配合されている添加剤により生成される被膜はMETHODのオリジナルとなり、METHOD以外に地球上のどこにも同一の被膜は存在しません。
つまりMETHODオイル&グリスを使用する事で生成される「METHOD被膜」はMETHODオイル&グリス同士の接触や混合においては侵される事が無くても、他社オイル&グリスの異なる油分が混入する事で性能を著しく変化させてしまう恐れがあります。
それに他社のオイルでは溶剤を用いて粘度を下げている物とか、人体や環境に有害となる塩素系添加剤を使用している物とか、明確に主成分を表記していない不透明な成分の物もあり、これらがMETHODオイル&グリスと接触や混合されてしまうと本来の性能や意味を発揮する事が出来ません。
リール全般で例えるとハンドルノブベアリングには他社オイルを、リールボディ全てにはMETHODオイル&グリスを、と言う場合にはどうやってもお互いが接触や混同される事はありませんのでセーフです。
でもメインギアとピニオンギアにはMETHODグリスを、ボディ内ベアリングには他社オイルを、なんて場合には確実に接触や混合する懸念があり完全にアウトとなります。
またメーカー純正状態で使用して来たリールをメンテナンスする場合とか、カスタムベアリングなどサードパーティー製ベアリングへ交換する場合なども同様で、最初から使用されているオイルやグリスを先ずはパーツクリーナーなどでシッカリと脱脂洗浄する必要があります。
重複しますが、これはBOREDのMETHODオイル&グリスだけに言える事では無く、メーカー純正でも他社オイル&グリスを使用する場合でも同様です。
要するに新たにオイルやグリスなどの油脂を使用する場合には、先ずは必ずパーツクリーナーで脱脂洗浄を行う事。
これが必須となります。
そしてメンテナンスを行う際に使用するオイルやグリスは必ず同一メーカー製を使用する事。
これだけは大前提&大常識となりますので頭に入れておいてくださいね。
最近はホントに個人レベルでメンテナンスを行うサービスも多くなって来ましたが、ユーザーからのリクエストなどもあるので複数メーカーのオイルやグリスを扱っている事に異論は一切ありません。
但し、複数メーカーのオイルやグリスを同一個体で混在して使用している様なメンテナンスサービスは避けた方が無難でしょう。
オイルやグリスは化学です。
たまに化学を「科学」って書いちゃったり粘度を「粘土」って書いちゃう残念なメーカーもありますけどね。
その重要部分の誤字は致命的、または無知?

記事。

積雪翌日の東京。
流石に今回は少し大袈裟では?と思う諸々の対応と報道。
いくら積雪に慣れていないとは言え、東京だって年に数回程度は積雪を経験するのでね。
東京人を過保護にすんなよと。
しかも大雪警報って、流石にコレは恥ずかしい。
そりゃ北のベテランさん達に笑われちゃうよね。
それに自分の場合は毎回何かある度に定番となっている渋谷駅や新宿駅の様子とか、西ルートが通行止めになった甲州街道の様子とか、そんな撮影?確認?を行う為にヘリコプターが朝からウルサクてね。
ザックリ言うと渋谷と新宿の中間辺りに位置するのが我が家なもんで、もう今朝は朝のワイドショー用なのか?6時前から数機のヘリコプターが飛んでました。
と言うのも日曜日から愚妻が腰?太腿?の辺りを痛めてしまって身動きが取れず。
恐らく坐骨神経痛だとは思うんですけど、なので昨夜の夕飯も今朝の愛息弁当も自分が作りましてね。
そんな事から今朝は早起きする事になったんですが、昨夜2時過ぎに寝たのでヘリコプターに起こされ数時間位しか眠れていない。
そんな本日です。
で、外注倉庫に届く予定の荷物も未だ千葉にあったりして、スタンバっているのも無駄なので一度BORED事務所へ。
そこから再び外注倉庫へ戻ったりするんですが、今日の様に雪と言うよりもシャーベット?カキゴオリ?の様になった路面で威力を発揮するのがトレランシューズ。
基本的に自分は山行時はもちろん釣行時や雨天時にもトレランシューズを愛用していますが、今手持のトレランシューズは全てGORE-TEXまたは同類他社のOUT DRYなど防水透湿素材を使用したもの。
ゴム長の様に完全防水では無いにしても先ず普通の徒歩?レベルであれば浸水はありませんが、唯一台風や大雨など風も伴う場合は耐水圧を超える事もありシットリと浸水する事はあります。
でも10年前のトレランシューズとは比較にならないほどの防水性です。
雪が降っている場合はウインターブーツで良い訳ですが、今日の様に天気が回復しているのにシャーベット状の雪が残っている場合などはウインターブーツだと大袈裟?ってなりますよね。
そんな時にはトレランシューズが最適じゃないかと。
更にVITALのWRをミストしておくと履き口など防水透湿素材が使用されていない部分のディフェンスを行えるので非常に重宝します。
と言うオチではありますがゼヒVITALのWRシリーズを。

2024年2月5日月曜日

記事。

話題?なのかどうかは別として最近勢いを増して来ているサベージギアのルアー達。
国内メーカーとは異なるアプローチがオモシロイなって事で取り敢えず一つお試しで。
自分は3D ラインスルーギザードの10インチを買ってみました。
流石にいきなりアヒルとかヘビのキワモノにはいきませんよ。
10インチで200gちょいのウェイトなのは事前に調べてありましたが、やはりソフトルアーがこの大きさになると感触が生っぽいと言うか質感含め生物感がありますね。
ABS素材で中空インジェクションには無い生っぽさが釣れそう。
当然ながら水中においての波動は中空インジェクションとは確実に異なるはず。
ま、使ってみるかとなった経緯はこれまたMonster KissのKZK君が動画で解説していたのを見たから。
それにあの48cmのパイクなルアーの具合も見てみたかったし。
まぁ衝撃を受けました!みたいな事は特に無いんだけど、やはり新しい事に挑戦した海外製ルアーってどんな?と言う意味で興味を持ちましてね。
でもコレ水辺に放置しておいたら完全に本物と見間違うお年頃なオバちゃんやオジちゃんは居ると思いますよ。
しかも微妙に臭いんで。
他のモデルだと匂い付きって書いてあるんですが、この3D ラインスルーギザードには特に何も書いていない。
けど明らかに樹脂の匂いとは異なる何か臭さがあります。
多分他のモデル同様にフォーミュラーを使っているんでしょう。
で、コレ定休日を使って早速投げて来ました。
予報とは異なりホームに着いてすぐ雨が降って来てしまったもんでトータル30分位しか釣りしなかったんですけど、しかもその大半はこの3D ラインスルーギザードのチェックで終わってしまいまして。
ちょっとラインを通し難いと言う点は想定していましたが、そー言えばスナップを一旦取らないとラインを通せないよねって事に現場で気が付きまして。
で、肝心のアクションについて。
これは言葉で言い表し難いんだけど、思っていたよりも動かない。
と言えば分かり易いかもしれません。
でも逆にベッタンベッタンと派手に動かれるのは困るので結局は只巻きで丁度良いアクションです。
チヌが泳いでいるみたいでした。
スローシンキングで浮力が抑えられているので特にシーバス相手だとウェイトチューンしなくて済むのが有り難い。
ベイトの一枚下をヌタヌタと引いて来れます。
一つ言うならばフックの位置がボディ真下ではなくて少し頭側にあれば良かったかな。
あとトレブルフックをヒレに軽く引っ掛けて保持しているんですが、これは着水と同時に秒で外れてしまうのでガチで保持させたいならボディにフック先端をブッ刺す方が良い。
しかし、ワームは使わないんですと公言している自分が早速ワーム?ソフトベイト?に手を出した訳ですが、これは一般的なソレ等とは異なるジャンルにつきアリと言う事で。
スタメン化するのかどーか?先ずはバイトを得てからですね。

2024年2月2日金曜日

記事。

メンテナンスシーズン真っ盛り?ですかね。
さて、突然ですが淡水使用でモノフィラメントラインの場合と海水使用でPEラインでの場合では使用後の状態に大きな差が生じます。
分かり易く例えれば一般的なバスとシーバスで使用したラインは全然状態が違って来ると言う事。
先ず、ベイトリールの構造云々は別として使用当日中にリール本体内へ水分が浸入する率が高いのはPEラインで、その逆で水分が浸入する率が低いのはモノフィラメントライン。
これは単にライン構成の問題で、細い糸を何本も編み込んでいるPEラインと、それ自体が一本の樹脂から成るモノフィラメントラインでは物理的な構造が異なります。
つまり細い糸を何本も編み込んでいるPEラインは、その一本一本の隙間に水が入り込む可能性が高く、物理的に水分を保持し易い構造と言う事になります。
しかも淡水と海水であれば更に違いは明確で、塩分を含んでいる為に水分の蒸発後に残った塩は結晶化すると言う事。
これを想像すると同じ機種のベイトリールであっても使用後のケアに違いが生じる事は分かりますよね?
例えば自分の場合で言うと汽水も含み海水使用をした後は、その当日中と言うか帰宅直後に先ずはベイトリールからスプールを取り外します。
そのスプールは容器の中に軸を上下方向へ置き、そこへスプールいっぱいが埋まるくらいの温水を入れて浸しておきます。
つまり簡易ながらラインから塩分を抜いています。
ベイトリール本体はリール全体が浸る深さのボールやバケツに温水を入れ、その中へリールをドボンと浸けてからハンドルを10回転ほど回して取り出します。
時間にして20秒位でしょうか。
これ余り深さのある容器に入れちゃうと水圧の関係でリールボディを越えて全ベアリング内にも水が入り込み易くなってしまうので、理想は台所にあるボールの様にリール全体が浸される程度の深さが良いです。
それに決して丸々リールをドボンと浸っ放しにして長時間放置する訳ではありませんので。
その後で温水のシャワーで外観の汚れなどを軽く洗い流してから、メカニカルキャップを外しあらゆる方向にリールを良く振って水気を飛ばします。
ついでに別に浸けていたスプールも同じく。
もうこれでもかと言うほどにアチコチに振り回したりハンドルを回したり、これでリール内に入り込んだ水分は結構無くなっているんです。
その後マイクロファイバーウエスでリール全体の水分を乾拭きしてからリールの水抜き穴を下にした状態で置き、外しておいたサイドカップ、メカニカルキャップ、スプールも同じく良く振ってから乾拭きして放置します。
我が家の場合は終始回しっ放しな換気扇下に置いておく様にしていますが、雨などの影響が無ければ屋外の方が乾き易いでしょう。
で、季節により半日から一日ほど?十分に乾燥させてやれば概ねベイトリールのボディ内から水分は蒸発しているので、後はスプールとメカニカルキャップを戻す前に軽くスプールシャフト、スプールベアリング、ウォームシャフトへオイルやグリスを注油して完了です。
なので実質ケアしている時間は5分~10分ほどでしょうか?
しかも釣行後に自分がシャワーを浴びる際に一緒にケアするので一石二鳥ですし。
参考までにリールを洗ったりする際の温水は自分が浴びるシャワーより低い温度にしていて、大体30度あるかないか位のぬるい温水にしています。
余り温度が高いとオイルやグリスが熱により軟化するので物理的に流れ出し易くなってしまいます。
では淡水使用の場合はどうか?と言うと、帰宅して水道の水でザっとリール全体を洗い流してから同じくマイクロファイバーウエスで乾拭きして終了です。
別にパーツを取り外して個々に洗ったり水に浸したりする必要も無く、単にリール表面に付着したドロやゴミをサッと洗い流しているだけで、気になる汚れがあれば綿棒などで軽く拭き取っておきます。
このケアの大きな違いは上記にも書いた様に塩分。
なので海水使用の場合は毎回注油する必要があるかと言えば特に必要ありませんが、バラしたパーツを組み付け直すついでに軽く注油しているだけであって、決してMETHODオイル&グリスの油分が失われているからと言う訳ではありません。
毎回または数回ごとにキチンと注油しないとダメなんじゃないかと誤解もある様ですが、METHODオイル&グリスは全てシンセティックとウレアがベース、金属に対してはそんな簡単に油膜が失われる様な材料ではありませんので。
ついでに淡水使用の場合だと過去の自分で言えば半年に一度フルメンテナンスするかしないかと言ったサイクルです。
例えばラインを新しくするタイミングなどのついでにフルメンテナンスしておこうか程度のサイクルなので、そう言った意味でも淡水使用と海水使用ではメンテナンスのサイクルも大きく違って来ます。
この意味と目的を必要と感じた上でメンテナンスを行う事が大切で、例えば10回釣行した内で海水使用は1回だけだから大丈夫なのでは無くて、1回でも海水使用したのであれば上記の様な釣行後のケアは必ず行ってください。
また、淡水使用でもPEラインをメインとしている場合は水分の影響が多くなり、スプールなどから伝わってボディ内部へも水分が浸入し易くなっているのでご注意を。
冒頭の様にバスやシーバスで使用しているベイトリールならボディ内ベアリングにはBSLUオイルかNEMEAオイルを使用しておくと最適で、スプールベアリングやハンドルノブベアリングなどは機種毎に求める粘度に応じてBALBOAオイルやLIGHT DUTYオイルなど、またそれらの混合カスタムで自分専用のオイルをカスタムしておくのも良いでしょう。
道具は大切に。

2024年2月1日木曜日

裏技。

もう知ってるよ、何回も読んだよ、って人も居るかもしれませんが、自分は元々バス釣をメインとして来て今はシーバス釣をメインとしています。
そのバス釣の場合はジグとワイヤーベイトとフロッグしか使わない。
つまりラバージグ、スイムジグ、バズベイト、スピナーベイト、フロッグがメインルアーであって、サブとして稀にスプーンやチャターベイトを使う事もあります。
と言う事で巷の多くのバサーが使っているであろうプラグやワームは一切使いません。
なのに今メインとしているシーバス釣の場合では逆にプラグしか使いません。
つまりジグヘッドワーム、メタルジグ、メタルバイブ、スピンテールはもちろんワーム全般において一切使わない。
これってもう単純に「これで釣りたい」って事だけが理由なんですが、色々とタックルを増やして行く事にも興味がなく、バスにしてもシーバスにしてもこれらルアーしか使わないと決めています。
で、困った事にシーバス釣でプラグを使う様になってからと言うもの、ラインやフックのアイ周りから浸水とか錆が入り込んだりなど割と多く発生するじゃないですか?
アレ大嫌いでしてね。
しかも過去には新品で買ったばかりのビッグベイトが当日中に浸水していたりなどもあって、今自分が手持で使っているプラグはビッグベイトでもミノーでもシンペンでもバイブでもペンシルベイトでも全部ラインやフックのアイ周りを瞬間接着剤でディフェンスしてあります。
インジェクションで成型され二つを一つに接着して作られているプラグなので仕方ないと言えばそうなんですが、毎回釣行後にはお湯に浸けて塩抜きしているにも関わらず、毎釣行で出番の多いスタメンルアーなんかにおいてはアイにちょっと錆が出ていたりして。
で、その予防策として買ったルアーのアイ周り全般には予め瞬間接着剤を塗布する様にしているのですが、余りにもコンモリと塗布するのではなくて、あくまでもラインアイの根元にあるヘコミとかへ点で塗布する様にしています。
でも別売りの先細ノズルなどは使わずに、瞬間接着剤をビニールの上などに米粒大ほど出しておいて、爪楊枝を使って塗布すると僅かな量の調整も凄く楽でキレイに塗布出来ますよ。
がっ!いくら瞬間接着剤とは言っても隙間や溝へ充填する使い方だど硬化するまでに時間が掛かりますよね?
それに違う部分に垂れると凄く厄介。
なので自分はセッターと呼ばれる硬化促進剤を必ず使う様にしているのですが、これは元々サイクルメカニック時代に素地カーボンのピンスポットを埋める際などに同じ手法を用いていた応用です。
で、この画像のセッターとボトル酷いでしょ?もう10年以上使っています。
このセッターについては液体なだけに使い方で悩んでいる人が多いんじゃないかと裏技的な使い方を紹介したいのですが、先ずモノタロウとかアマゾンとかホームセンターで画像右の洗浄ボトルを買って来ます。
ポリエチレン製で100mlサイズが使いやすいです。
この洗浄ボトルの中に脱脂綿とか奥様ご愛用の化粧用コットンを適当にちぎって入れます。
目安は容器の1/4ほどの厚みになる様に。
その中にセッターを適量入れて染み込ませるんですが、脱脂綿の全体が濡れる程度の量でOKで、容器の底にセッターが溜まってしまうのは多過ぎでNG。
そして蓋をすれば出来上がり。
これで容器を押すと中に溜まって気化したセッター成分だけが液体では無く気体として噴射されるので、カメラのホコリを取るエアーブロアーの要領でスコスコ容器を押して中の気体を瞬間接着剤を塗布した部分に吹きかけるだけ。
これでアッと言う間に瞬間接着剤が艶消しになって硬化します。
流石に10年以上使っているので自分の洗浄ボトルは劣化して割れていますが、透明テープを貼ったら空気が漏れずに全然使えているのでね。
ホコリだらけでお恥ずかしい画像ですが。
セッターって麦茶くらい?の少し茶色なんで中の脱脂綿も薄茶色くなっていますが、自分の場合は更に劣化して汚くなってしまいました。
それに毎回使う度にセッターを追加する必要もなく、硬化が遅くなったかな?と思ったら再度セッターを小さじ一杯くらい追加してやればOKです。
破損したルアーの補修などで使ったりする場合にも重宝しますので、ゼヒこのセッターこと硬化促進剤の裏技的な使い方をお試しください。
ちなみにセッターを使い接着力が落ちる様な事は成分的にありません、また、瞬間接着剤と効果促進剤が別のメーカーでも問題無いと思います。
余りにもマイナーメーカーの物は分かりませんけど、自分の場合はメーカー違いでも問題無く使えていますので。
一応業界的に定番なのは画像の東亜化学製のaaセッターです。
特にビッグベイトに代表される多連結ルアーはインジェクションの宿命でもある繋ぎ目やフックアイが多いので、出来れば新品の内に予めディフェンスしておけると万全ですね。
もはやルアーも高価ですから。
このセッターを使った裏技、ゼヒともパクってくださいませ。