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2020年8月28日金曜日

裏技。

お蔭様で初回生産分がアッと言う間に品薄となってしまいましたBOREDのMETHOD新製品オイルCHIMERAですが、早速メインターゲットとなる所謂ワンウェイに使用するに当り簡単な裏技を教えちゃいますね。
このCHIMERAで使用している極圧添加剤は固体のPTFEやモリブデンなどの様にオイル業界でもはや普通?な物では無く、METHODで使用し続けて来た硫黄系と同じく液体の特殊極圧添加剤を使用しています。
この極圧添加剤はオイル生産においてベースオイルの次に重要と言う点は、BOREDがサイクルメカニック時代からシツコク極圧キョクアツと言って来た事でもお分かり頂けると思います。
一部の古い常連だけかも。
で、この極圧添加剤と言う物はベースオイル中に配合する調味料的な存在なのですが、どうやって効果を発揮するのかと言うと基本的に熱により反応し始める理屈となります。
では熱をどうやって発生させるのかと言えばズバリ摩擦ですね。
手と手を擦り合わせると暖かくなる様に、金属同士が擦り合わさると摩擦熱が発生します。
オイル中に混ざっている極圧添加剤が金属に吸着してから徐々にこの摩擦熱により反応し始めて、反応し切ったマックスの状態を維持して注油されたオイルの中に存在し続けます。
だったら先に反応させてしまえば良いと言う事でしょ?
と言う事でBOREDの常連なら承知ですよね?何度も裏技として書いて来ましたが、ドライヤーを用いて反応させてしまえば良いんです。
髪を乾かすやつね。
つまり極圧添加剤の反応速度を上げる為にドライヤーで対象物を暖めるのですが、プラスティックやゴムなどは熱により僅かながらも精度を狂わせてしまう恐れがあります。
そこで金属のフタ?なんでもいいから金属のフタを探して来てください。
そこに必要量のCHIMERAを垂らしておいてから、そのフタごとドライヤーで暖めてしまえば良いんです。
アルミだと熱伝導率が高いのでお勧めです。
ただし最高温度は60度位までにしておいてくださいね。
それ以上の高温は酸化を促進する事にもなるので当然ご法度ながら、暖めた状態で忘れて放置したりすると引火の恐れも出て来ますので間違い無く自己責任で!
もちろんライターやバーナーの直火は厳禁で!
さて、でも中々60度を計る事も難しいのですが、勇気ある人は触って「アチッ」ってなる位が大体60度です。
自分は80度位までなら慌てないタフガイですけどね、熱いけど。
または単に暖めないで普通に注油してからひたすら回す。
リールなら空回しのリーリングを20分~30分位かな?チャリもレバーなど関節部の場合は単にそこらを走り回っていれば1時間もしないで反応すると思います。
冬より夏の方が気温が高い分だけ反応速度も早いし。
なので注油直後はまだべースオイルのエステルだけの効果となり、そこから使用に伴い回転摩擦する事で極圧添加剤が反応し始めるって事になります。
つまりどれだけベースオイルが重要かって事をこんな事で認識出来ちゃうと言う有難い話ですね。
安物の鉱物油だったらヘタすりゃ極圧添加剤が反応する前に金属面がガッツリと摩擦しちゃう場合もあるって事でして、これがエステルの場合だと基本スペックの時点で鉱物油よりも明らかに極圧性を持っているんです。
だからエステルは安心。
本筋の使い方としてメインターゲットのワンウェイに注油する場合は、もちろん事前にワンウェイ部分をキチンと脱脂洗浄した上で、目に見えているニードルベアリングに半滴?とにかくチョンチョンって感じで注油してやってください。
またはニードルベアリングが見えている内輪部にスルーっと一周注油してやってから余分なオイルを軽く引き取る程度で問題ありません。
これで組付けてからリーリングするとCHIMERAが低粘度だけに最初は金属同士の摩擦感を感じるかもしれませんが、そのままテレビでも見ながらリーリングしていれば不思議と摩擦感が無くなって来たり巻き抵抗が軽くなって来ると思います。
とは言えワンウェイの摩耗具合や組付精度などにも寄るので絶対ではありませんが。
もしそれでも改善されないよって神経質な人はCHIMERAにLIGHT DUTYを少し足しながら様子を見て貰えればと思います。
METHOD独自の混合オイルカスタムって事ですよ。
今までワンウェイにGOLYATを使用して来た人ならそんなに大きな違いを感じる事は無いと思いますが、LIGHT DUTYを使用して来た人は場合によっては摩擦感を感じるかもしれませんね。
あ、ちなみにBSLRやTHICK HEAVYはワンウェイに使用しない方が良いですよ、粘度が高いのでカムの動きと言うかレスポンスが鈍くなる事もあるので。
CHIMERAは作り手として当然ながらベストな粘度だと自負しているので、黙って使ってろよって頭の中でもう一人のBOREDが言ってました。
自分じゃないっすよ。

2020年8月26日水曜日

案内。

ちょうどMETHOD新製品オイルCHIMERAの発売準備を開始していますが、本家BORED BLOGにも書きました様にそのタイミングでアナウンスを忘れていた事を思い出しまして。
METHODオイルで使用しているPETスポイド付容器のスポイドゴム部分なんですが、BOREDでは乳首と呼んでいまして、まぁ自分一人なんですけどね。
で、そのゴム素材を今までの天然ゴムからニトリルゴムへアップグレードしていたんです。
ちょうどコロナがマックスのタイミングだったので、この事をすっかりアナウンスし忘れていました。
ゴムシールやパッキンなどにも使用されている通称NBRゴムことニトリルゴムへの変更となりますので、今までの天然ゴムの様に膨張と言うか、つまり乳首の肥大は起きませんw
まぁゴム自体が膨張したところで肝心な中身のオイルには全く影響は無いのですが、一応見た目の問題とか使い方の問題として改善してみましたと言う事で、外観上も質感上も全く変化が分からないと言う切ないアップグレードなんですが、仕入単価は当然ながらちょっと値上がりしています。
そんな訳で先ほど「あっ!」て感じで思い出しましたので急いで各方面へアップした次第です。
但し申し訳ないのですが以前のスポイド部との交換は承っていませんので念の為。
確か6月の途中からアップグレードしてまして、7月生産分からは全てアップグレード済になるはずです。
ほんと忘れてましてゴメンナサイね。

2020年8月24日月曜日

記事。

本家のBORED BLOGやらSNSやらでもアナウンスしましたとおり、先ほどMETHOD新製品オイルCHIMERAの先行受注を開始しました。
開始早々から特にMETHODお取り扱いDEALERより多数のご注文が殺到すると言う勢いですが、調子に乗って勘違いしない様に気を付けます。
今回のCHIMERA(キメラ)はポジションとしてどーなの?って話もあると思うんですが、METHODバリエーションの中でも色々な見方が出来まして。
先ず同じエステル化学合成油100%の材料同士と言う事ではLIGHT DUTYオイルとの比較となりますが、LIGHT DUTYオイルは非常にシルキーかつオイリーな感触を目指していまして、また極圧性も高くサイクルユースをメインターゲットにしているだけあって化学吸着効果と物理吸着効果がバランス良く取れた正にオイルらしいオイルと自負しています。
一方今回のCHIMERAオイルは同じエステル化学合成100%ながらもサッパリとした感触で設計し、粘弾性添加剤の類は一切使用していない為に化学吸着効果だけに頼ったオイルと言う事になります。
その分当然ながらサッパリとした感触にはなるのですが、同じエステルでもベースオイルの種類が異なる事や各種添加剤が異なる事でキレの良いイメージとなっています。
個人的なイメージではこれこそエステルって感触です。
そして近い粘度としてはCHIMERAオイルよりもワンランク低粘度にGOLYATオイルがありますが、これは主成分となるベースオイルが異なる為にべースオイルだけの時点で極圧性や油膜性が異なって来ますし、あとは目に見て粘度の差は分かるでしょう。
つまりフィッシングやスケートボードをメインターゲットにしている比較的低荷重なKRAKENオイル、GOLYATオイル、HYDRAオイルの超低粘度シリーズよりも、ワンランク上の中荷重?を意識した数値と粘度となる訳です。
市販オイルの中で言えばこのCHIMERAオイルも十分な超低粘度となるんですが、あくまでもBOREDのMETHODオイルラインナップ中で言うと低粘度となり、スライドしてLIGHT DUTYが実質は中粘度と言う事になりますね。
まぁグリスと違ってオイルの場合は液体と言う事もあるので、使用する対象物の精度や構成などによりオイル寿命が左右される事が多い事は常識中の常識ですが、CHIMERAオイルは単体の油膜寿命だけで言えばMETHOD史上で一番となる品質です。
今年の初めにベースオイルを何にしようか動き始めた際に、ターゲットとなるMIL-SPECの航空機用オイルがすこぶる調子良くて、そのオイルのイメージが頭から離れなかった事があり、それならばそのMIL-SPECオイルを超える物を作れば良いんじゃないかと。
MIL-SPECの数値は公開されているんですが海外と国内では判断する基準数値の一部に違いがある為に部分的には予測?でしか数値を得る事が出来なくて、結局はべースオイルが同じくエステルだと言う事なので左右させる性能は添加剤に求める点はどのオイルでも一緒。
まぁ同じ種類のエステルかどうかは不明ですが。
でもね、結局出来上がったサンプルは良いんじゃないのってレベルになりまして、数値をクリアしたならば今度は実際の使用でと言う事で、METHODお取り扱いDEALERの数ショップへお願いをしてAかBかどちらが良いですか?って最終的なサンプルを送付してみました。
てってれー、全てのショップが同じ回答、いや1ショップだけ未回答ですが。
まぁ自分と同じ意見なので良かった。
但しサンプルはあくまでもスモールスケールでの物につき実際は僅かに製品と違って来る訳で、そこから量産ベースとして添加剤の配合量を微調整して現在に至ると言う事なんです。
それにしても所謂ワンウェイをメインターゲットにするなんてニッチな所を攻めてみましたが、あくまでもオイルの使用用途は推奨であり、その他の使用用途においても全然問題無く使用出来る点は他のオイルもグリスも同様です。
以後はユーザーからの勝手なインプレなどにも期待して更には鬼の様に宣伝しまくってくださいね。
壊れてしまったG-SHOCKの代わりとなる遊び用&仕事用の時計を今日注文しちゃったので、その代金だけも早く回収したいと言うお粗末な事情もありまして。
よろしくでーす。

2020年8月21日金曜日

記事。

もうホントに今年の異常っぷりは何でしょ?
東京で言えば長い梅雨が明けて一週間位のブランクを経てからの猛暑続き。
もちろんBOREDのタンクトップ祭りもインド祭りも既に開催しちゃってますが、今年は事務所の窓際をいくらか改装?したので例年の様な地獄の50度超えな直射日光は避けられています。
但し相変わらず風の通り道が全く無いBOREDなので今度は逆に蒸し暑く汗が止まりません。
だけど未だ熱中症になった事のない労働者体質、丈夫過ぎなのも少し恥ずかしい。
皆さんもご自愛ください。
さて、そんな中でも着々と進行していたMETHODの新製品オイルですが、製品名はCHIMERA「キメラ」です。
チメラじゃなくてキメラね、まぁネイティブ読みだとカイメラなんでしょうけど。
ついローマ字読みしちゃうお馬鹿さんも多くて、ボアードをボレッドとか未だに聞いていて恥ずかしいほど語学が乏しい。
そんなCHIMERAは位置付けで言うとHYDRAの兄弟分的なところになりまして、つまり最高峰がBSLRなので、その下がHYDRAと今回のCHIMERAになります。
このCHIMERAはLIGHT DUTYに次ぐフルエステルオイルになるので価格もブッチャケ相当高いんですが、まぁHYDRAと同一の税込2650円での販売を考えています。
実はMETHOD製品中で一番材料費が高価なのはBSLRなんですが、二番目はLIGHT DUTYなんですって事は以前にも本家BLOGで話した様な、でも今回のCHIMERAをラインナップする事で二番目はCHIMERAに入れ替わります。
HYDRAじゃないのが意外かもしれませんが、HYDRAは材料の多くを他のオイルとコンパチ出来ているので実質は高価ながら効率が良いワリカン状態と言う事なんです。
やっぱりフルエステルはどうしても高価になってしまうので、巷の鉱物油オイル達の癖に高性能を唄っているオイル共が羨ましくてたまりません。
BOREDが使用している化学合成油及び合成油のベースオイルと比較して巷の鉱物油は多分利益が10倍以上取れていますからね。
まぁでも所詮は鉱物油なので性能は段違いだし成分も曖昧で揮発も酸化も早いんで、何故それらを使うのかが未だに理解出来ませんが。
ちゃんとオイルは化学合成油または合成油とかシンセティックって書いてある物を選んだ方が良いですよ。
そんな訳で最終的なテストを含めてこの週末はまたどこかで投げまくって来ますが、これは魚を求めての事では無くオイルとリールをイジメて来るだけの話なので余り楽しくはありません。
これも仕事なんです。
既にデカールのデザインは作成し週明けから各種材料の手配を経て提携業者へ生産を指示します。
なので恐らく発売は8月末頃になってしまうとは思いますが、1年半ぶりのMETHOD新製品オイル是非お試しくださいませ。

2020年8月12日水曜日

案内。

猛暑?酷暑?が続きました昨日と本日は通常営業となりましたが、明日13日から16日までの4日間は夏季休業となります。
本日の定時までにご注文を頂いていましたお客様へは全ての発送が完了致しましたが、お盆休中につき運送上の遅れなどが生じる場合もありますのでご了承ください。
先日のご案内どおり夏季休業とはなりますが16日までは送料無料サマーキャンペーンも実施中となりますので、引き続きBORED STOREよりご注文をお待ちしています。
今年は長い梅雨がようやく明けた途端に猛暑が続いていますので体調管理に十分気を付て、またコロナの感染拡大への懸念も含め遠出を控えてゆっくり過ごすのも良いかもしれませんね。
田舎の無い自分は近場でのアウトドアやフィッシングでリフレッシュしようと思います。

2020年8月7日金曜日

案内。

今年も直前でのご案内となりましたが、BOREDの夏季休業日は画像のとおりとなります。
今年は夏季休業日の前に三連休もありますので、画像の休業日中にご注文頂きました発送につきましては11日と12日そして休業明けの17日より順次出荷手配を開始させて頂きます。
お盆休中にご使用予定のある場合は出来るだけ三連休中にご注文を頂ければ11日と12日に全て発送させて頂きます。
また、既にご案内済の様に8日から16日までの期間において送料無料サマーキャンペーンを実施致しますので、ゼヒこの機会をご利用頂ければと思います。
ご不便をおかけ致しますが上記にて宜しくご了承をお願い致します。

記事。

本家のBORED BLOGにも書きましたけどね、もう今年は諦めましょうよって事なんですよ、集団で。
なので一応の仁義?として言い出しっぺのBORED的に送料無料サマーキャンペーンを開催しますって事ね。
でもお盆期間を明けて落ち着いてきたら出かけるのもアリなのかもしれないけど、やっぱりお盆期間中は近場で済ませておくのが無難でしょ?
だって東京はまた300人超えとかさ。
PCR検査数が増えたから当たり前って言う意見は論外だよね。
検査数が少なかろうが多かろうが毎日新規で感染者数が増えている事実がある訳だから。
要するに100人超えの感染者が今後3ヶ月続いたとすると10000人すよ。
今までの分と合わせたら相当な数になる訳で。
しかもあのインチキWHOが言うには特効薬は今後も存在しない可能性が高いとか。
ま、実際に早期で治っちゃうから怖い訳じゃないんだけど、やっぱ自分がコアにはなりたくないよね。
つまり「内藤さん家のご主人コロナらしいわよ」って言われたくないだけ。
理由は何でも良いんだけど、とにかく自分の場合だとすれば新宿や池袋や秋葉原への買い物は絶対にしない。
もし出かけるとすれば日帰り釣行で茨城の水郷方面とか千葉の房総方面とか余り人と出会い難いフィールドとか、山行なら相模湖からの裏高尾とか南高尾とか近場でも少しルートを変えて人と出会い難いルートを選ぶかな。
それ以外は多摩川みたいに広い河川敷で風も良く通っている様な所くらいでしょうか。
結果、いつも通りじゃねーかって事ですね。
人が嫌いなもんで。
だから取り敢えず自分の場合はお盆期間が空けるまで遠出はしない方向です。
つーか、遠出した試しが無いんだけど。
五三行きてぇな。

2020年8月4日火曜日

記事。


貧乏暇無しなもんで久しぶりのポストになりましたが、今年の夏はもう既に終わりに等しいっすね。
もう全部コロナと梅雨のせいなんですけども。
そしてまた今になって第二波?みたいになって来ていますが、そんな事もあって今年の夏季休業日は短めに取ろうかと思っています。
まぁお盆直前に三連休もあったりする訳なので取り敢えずは小出しに休養したり用事を済ませたりは出来るんですが、毎年恒例だった愛息との男旅は今年も難しく、もちろん家族旅行なんてのも難しいほどに家族三人の予定が合いません。
それならば夏の終わりにでも一人旅に行ってしまおうかなんて考えているんですが、BOREDサポートアングラーのサクちゃんて実際に会った事が無いんですよね。
だってサクちゃん愛知県民だし。
なら会って来るついでに五三川にでも行って来ようかしらと。
旅は敢えて電車派な自分は新幹線とか特急とかは余り使いたくないんだけど、流石に岐阜となると使わない訳にはいかないが、でもちょっと先に一山超えると琵琶湖もあるんですよね。
迷うな、実際。
琵琶湖バージンでもあるもんで行ってみたい気がするんだけど、初めて霞ケ浦へ行った時の様にデカ過ぎて何がなんだか分からない状態で終わってしまいそうで。
ならやっぱ岐阜かな。
でも日本で一二を争うほど夏は暑いんだよね?
実は東京も報道されている気温以上に暑いんですが、これは鉄筋コンクリート地獄の放射とか反射とか他の要素が大きいもんで、岐阜くらいのカントリーになれば暑さの種類が違う気がする。
から、イケるかもしれない。
ホントはBOREDサポートのマイメンMORIと休みが合えば良いんだけど、彼とは夏休みが合った試しがな無いし。
まぁちょっと夏季休業のスケジュールを出しながら悩んでみますかね。