ブログ内検索

2022年8月31日水曜日

記事。

何だかまた暑さが巻き返して来ましたが、これって台風の影響なんでしょうか?
さて、もう今年一番テンパり中のBOREDです。
先ずね、9月になりますよって事で今週からMETHODグリスの在庫補充生産を開始していまして、全部終るのが9月5日までに順次の予定です。
次いで、翌日の6日から今度はMETHODオイルの在庫補充生産を開始するんですが、これ容器業者にて一部材料が欠品していまして全数を一気に生産出来ない事情があるんです。
なので先ずはCHIMERAオイルとLIGHT DUTYオイルとTHICK HEAVYオイルの在庫補充生産から開始し、相変わらずKRAKENオイルとGOLYATオイルは今回も欠品となります。
併せて既にサンプル試作をテストしている防錆添加剤については、これに使用している水置換性と酸化還元反応抑制のハイブリッドにおける比率のテストを再度行っています。
先に現段階での結果報告としては優秀で、JISテストにおいてはA級をクリアしています。
BSLRオイルやHYDRAオイルとは防錆の手法が異なるので単純比較は出来ませんが、要するに水分(淡水も塩水も)が混入した中で錆が発生するまでの時間が長ければ長いほど優秀と判断すると言う事で、今は更にその状況を片面ゴムシールの608ベアリングを使用しオリジナルでテストしています。
ナゼ608ベアリングを使用したかと言うと、物理的大きさとしてフィッシングリールで使用されるミニチュアベアリングとサイクルハブなどで使用される6000番台ベアリングの中間な大きさだからで、スケートボードだとズバリな大きさです。
その608ベアリングは当然ながらステンレス製では無く敢えてSUJ-2ベアリング鋼を使用している物なのは言わずもがな、ステンレスでは錆びの発生まで時間が掛かってしまうので、所謂スチール鋼系のSUJを使用していると言う事。
ま、この素材はサイクルメカニック時代から熟知していますし、ベアリング鋼としては汎用でもあり優秀です。
要するに片面ゴムシールの608ベアリングに上記のサンプル防錆添加剤を添加したパラフィン系鉱物油を注油し、海水よりも塩分濃度の高い5%の人工海水中にベアリングを半分露出している深さに浸けて、錆を促進させる為に空気と接触している状態を作り蓋をして経過観察すると。
長い。
あ、蓋と言うのは完全密封じゃなくて蒸発した水分がすぐに乾燥しない様に、同時に自然と湿度もプラス出来ると言う意味で。
それに時々そのベアリングの内径にシャフトを差して不規則に回転させると言う事も重要で、これは静止状態と動作状態でオイルと水が不定期に攪拌される事を想定してます。
つまりワザとかなり過酷にしていると言う事。
でも実際には錆が発生するタイミングは使用後の静止状態中が多いので、その辺りは実用も兼ねてのテストと平行して。
このオリジナルのテストは注油量については使用想定される一定量とし、あくまでも防錆添加剤として水置換性と酸化還元反応抑制の比率のみをパターン化させると言うのが目的。
これ毎日の出勤時と帰宅時に地味な作業と確認を行うので非常に面倒ですが、普段から湿度の高い今時期こそが適正タイミング。
まぁ画像の様に材料業者から既存サンプルと特注サンプルも到着していると言う事で、毎回この開発と設計や試作はBOREDで直接行う恒例業務。
中間材料の選定は既存の材料で行うのか?これも新規で導入するのか?最終的には提携業者で反応や溶解を見てからの製品化になりますが、最終的には今まで取って来たオリジナルのテスト結果も画像で公開しますね。
毎日メンドクサイんですけど。

2022年8月30日火曜日

記事。

自分が元々BMXのリアルストリートライダーだったからヒイキしちゃうのは本音として、BMXのカセットハブや同様にMTBのカセットハブなど、通常のサイクルハブでは考えられないY軸方向への過剰な負荷。
つまりドロップオフやバニーホップなど真上に飛んで落ちると言う動作が多いと言う事で、仮に車体を10kgと人体を70kgとした場合、合計で80kgの荷重が常に掛かっていると言う事。
しかもMTBならホイール径も24インチ~29インチと大径な上にフロントまたは前後にサスペンションが付いている場合も多く負荷は軽減されますが、BMXの場合はホイール径も20インチで完全なるリジットでサスペンションは一切無し。
この衝撃は比較になりません。
この事を考えなくてはならない作りになっている恐らくサイクルシーンでは最強のカセットハブがBMX用。
もちろん誰もが認める代表機種としてアメリカのPROFILE Racingから発売されいるSSやSS miniやELITEが挙げられますが、基本的にアクスルシャフトとロックナットの強度はもちろんながら、ハブボディにも7075ジュラルミンを使用している事と、オプションで64チタンのドライバーやアクスルシャフトやスタッドボルトなど多くのバリエーションをカスタム出来る点も流石です。
これにより必要なパーツだけを強化したり逆に軽量化したりも出来るので、補修パーツも含めかなり多くのバリエーションを自身でカスタムする事が出来ます。
これね、実はBOREDのルーツでもあって、このPROFILE Racingの拡張性を凄く理想として、現在のMETHODオイル&グリスの混合カスタムを思い付いたんですね。
で、代表的なPROFILE Racingのカセットハブには6903ベアリングと6802ベアリングが使用されていますが、やはりY軸に対する負荷を考慮してハブシェルボディには6903ベアリングが使用されています。
これは単にハブシェルを空転させるだけの用途なのでオイルを注油すれば回転抵抗が減り所謂スピーディーで速い回転に、逆にグリスを注油すれば回転抵抗が増し所謂ヌルッと安定した回転になります。
そしてカセットの方には6802ベアリングが複数使用されていて、これはやはりスプロケットを介しチェーンをドライブさせる事から、常に引っ張られている負荷と内部の摩擦が加わったカセットハブの心臓部です。
これらのベアリングも上記のハブシェルボディと同様なオイルまたはグリスのセレクトで良いのですが、肝心なのはカセットのラチェット部に使用する油脂について。
これはレースやトレイルなど衝撃や負荷が比較的小さい(面ピタでスムーズな場合)MTBやロードなど多くのカセットハブでも同様ですが、ラチェット部に高粘度のグリスを厚塗りしてしまうとスプリングと爪の動きがグリスの粘度によりスポイルされてしまいます。
これだと例えば4つ爪がある場合にグリスの粘度が邪魔をして一つだけレスポンスが悪くなったり、または全体的にレスポンスの低下が見られ上手くラチェット機能を果たさない場合があります。
なので自分のラチェットを見てみれば一目瞭然で、爪の一つだけがやたらと摩耗している場合などは要注意です。
基本的にカセットハブのラチェット部にはMETHODグリスのTHETAグリスまたはALPHAグリスを薄く均一に塗布する事をお勧めします。
筆などを使用して薄くグリスの厚みが均一になる様に。
どーしても分解洗浄を頻繁に行う都合からグリス使用は避けたいと言う場合にはMETHODオイルのTHICK HEAVYオイルを、そして各シェルボディのベアリングにはLIGHT DUTYオイル、BSLRオイル、または上記グリスのいずれかをお勧めします。
決定的にシェルボディの歪みが無ければパーツ交換にて長年使用する事が出来るPROFILE Racingのハブ。
サイクルメカニック時代にサポートライダー、ローカル、そしてお客さんと、死ぬほど分解して調整して来たBOREDだからこそ、PROFILE RacingユーザーはゼヒBOREDのMETHODオイル&グリスをご使用ください。
あ、もちろんPRIMOやODYSSEYなどのBMXカセットハブも、その他ジャンルのカセットハブも基本は同じなので上記がそのまんま当てはまります。
メーカー純正時よりも確実に初速のスムーズさとラチェットのレスポンスを実感出来るはずです。

2022年8月29日月曜日

案内。

今日は涼しい東京ですね。
さて、突然ですが。
自分的に真夏は完全にTシャツと短パンなんですが、少し季節が進行して初秋を迎えるとロンTに短パンとなります。
年甲斐もなく短パン着用率が長いと言う恥ずかしい中年で恐縮です。
要するに日焼け対策なんて一切していないと言う事で、基本的にその様な目的でロンTを着る事は無いんですね。
あ、関係無いけど海でもラッシュガードとか着ない派です。
タフガイの基本です。
ではナゼ初秋を迎えるとロンTになるのかと言えば、これはズバリ「蚊」と「雨」対策として。
なら足はどーなんだ?と突っ込まれそうですが、足は真夏から常に虫除けスプレーをヘビーユースしているので今も全く問題は無くて、でもナゼか腕に虫除けスプレーをするのが嫌なんです。
何をしていてもベタ付く感じが嫌いで。
上記の「蚊」については毎年死ぬ直前に猛威を振るうモスキートスピリットを感じる事で同意も得られるかと思うんですが、「雨」についてはナゼって人も多いかもしれません。
それは単に台風や豪雨の影響で天候が不安定になりがちな秋、不意の雨により着ている物が速く乾いて欲しいと言う点と、その乾燥している最中に身体が冷える事を懸念しての事。
また、レインウエアを持参している場合でも流石に常に着ているのは暑いし蒸れる日もある、その汗がレインウエアにくっつく不快感を軽減させたいと言う事からサラッとした着心地のドライボディが理想的。
これ毎年微妙に季節の進行が異なるので明確では無いんですけど、朝晩の気温が少し下がって来始める9月中旬以降になるとドライ系インナーを多用しているんです。
で、数年前にVITALで販売した同一仕様のドライロングスリーブを今も愛用していまして、しかも意外と真冬の超極寒時でもベースレイヤーとして活躍しています。
とにかく肌触りがメチャクチャ良いし汗を素早く乾かしてくれるんでね。
だからそれを思い出して今年は久しぶりにドライロングスリーブを作ります。
いや、今日発注しました。
まぁプリント業者も未だ繁忙期気味ではあるので、今から生産しておくとデリバリー時にはドンズバなタイミングになるんじゃないかと。
と言う事で既にMETHODオイルのサンプル試作などに追われ既にフライングでBORED STOREへアップしていましたが、本日より先行受注としてプリオーダーを開始させて頂きましたので、ゼヒ今年の秋はこのドライロングスリーブとお気に入りのTシャツをレイヤリングしてヘビロテくださいね。

2022年8月28日日曜日

記事。

定休日の日曜ですが午後まで雨予報と言う事で予定していたデイ釣行も断念。
本当ならサンプルテストも兼ねているので雨天でも実用しておくべきなんですが、それは第二段階として先ずは純粋に海水で使用した際のデータが欲しく、今は塩分濃度が薄まってしまう雨水を必要としていません。
ま、パラっと降るレベルなら問題無いんですが、普通に降られてしまうとラインローラーでのテストは意味が無くなってしまうのでね。
って事で定休日にも関わらず休日出勤して土日に頂いたご注文分の発送準備などを行ってみたりしているんですが、ちょっと合間にてルアーカラーについての拘りなどを聞いて貰えればと思います。
あ、ついでに完売していたA4 STICKER SHEETのキャンセルが少し出ました。
さて、Instagramにもポストした先日金曜の仕事終わり釣行で釣ったルアーはメガバスのX-80なんですが、そのカラーはシースルーレモン、そして同日バラしたデュオのマニックフィッシュ99のカラーはゴーストパールチャート。
どちらもダイワや邪道やアイマで言うところのハッピーレモンでもお馴染みなカラー。
恐らくデュオの表記するゴーストパールチャートがそのまんまなんでしょう、バックがチャートでボディがパールホワイトまたはクリアーなゴースト系。
これ自分的には最強カラーなんですね。
何が最強かって言うと夜でも自分から良く見える上に魚からも違和感が無く見えているんじゃないかと。
もう51歳年代となった自分は34歳くらいから夜目が効かなくなって来て、それもBMXに乗れなくなった一つの原因でもあるんですが、今は更に老眼も進んだ上に中学生の頃は遠視でしたと言うオチ。
もう結局のところ眼鏡は必須の超乱視状態なんですが、眼鏡をかけたくないと言う意地を張って眼科へは行っていない現在。
だからルアーは手元であればラインを視認したり水の抵抗である程度の距離や方向を掴めているんですけど、遠投して流れが早かったりするともう完全に見失っていると。
そこでチャートカラーの存在。
これはもう街頭程度の明るさがあれば何とか見えるんですよ。
それに水中から見ればローリングしていてもウォブリングしていても魚から見えている多くはボディとベリーのパールホワイトが大半であって、しかもそれはゴーストカラーだからパッキパキじゃない。
魚からどう見えているかって絶対的な物はなく、未だ魚の視力は悪いとか良いとかカラーが判断出来るとか出来ないとか説も様々。
なら自分的には人間と同じ感覚で見えているはずは無く、恐らくカラー違いに寄るコントラストと光の透過や反射だけが見えているんじゃないかと考えています。
だって人間と同じように全部見えてたら側線の存在は?ってなるでしょ。
なのでルアーのカラーは釣り人であるアングラーを釣る為(買わせる)のカラーであって、ルアーのカラーが釣果を絶対的に大きく左右しているなんて考えていません。
むしろ動きがもたらす波動の方を重要視している。
あとは人間にとってルアーが見えるか見えないかって事で言えばドチャートとかドピンクは理解出来る。
基、先日は画像のルアーを全部持参したんですけど、これは自分が信頼している必要なルアーでしかも好きなカラーがラインナップされているから。
そしてこれら以外は所謂ナチュラル系かミラー系だけを持参しました。
これは光の要素として魚っぽい反射を求めているからで、上記の理由に加え水色の状況が分からないからセレクトしたと言う事。
因みにソルトルアーではド定番のレッドヘッドやキャンディやイワシなどのカラーは1個も持っていない。
それは揃える気になればいつでもどこでも買えるカラーだって事もあるし、自分的にはちょっと「やり過ぎカラー」って思え敬遠しているだけの事。
だからソリッド色のレッドヘッドを買うならパールホワイトやドチャートを買うし、色数の多いキャンディを買うならクラウンを買うし、ナチュラル系を代表するイワシを買うならコノシロやボラを買う。
これは上記を意識しての事じゃなくて、あくまでも個人的なルアーカラーへの美学とフィールドに合わせた状況の問題。
なので基本的に「これは!」って言うルアーに出会った場合はハッピーレモン系とナチュラル系の2つを同時に揃えます。
そのルアーにハッピーレモン系がラインナップされていなければクリアー系かパールホワイト系で妥協する、まぁナチュラル系がラインナップされていない事はまず無いから大丈夫として。
それにしても最近になってデュオのルアーを改めて見直している。
他で流用出来そうで意外と出来ないオリジナルな何かを感じています。
マニックフィッシュ99もシーク85もとにかく飛ぶしね。

2022年8月24日水曜日

記事。

昨日に続き。
ナゼかこの手の話になるとアクセスが良いのは皆さんケミカルヲタクなんだからでしょうね。
良い事です。
さて、昨日はあくまでも現在の希望的観測としてMETHODオイルのKRAKENとGOLYATをアップグレードする方向って事だったんですが、むしろそれよりも防錆添加剤ネタの方に食い付きが良くてメールで質問ラッシュとなりました。
個別での回答は性格柄とってもメンドクサイので、こちらでお話したいと思います。
先ず、今サンプル試作している防錆添加剤は酸化還元反応抑制タイプと水置変換タイプの2種類と書きましたが、既にこの2種類の防錆添加剤をハイブリッドしたサンプル1をJIS K 2246に準じた湿潤試験でテストさせています。
これは材料業者で行えるテストなんですが、ベースオイルに鉱物油を用いているにも関わらず既に今日付けで21日(504時間)経過しても錆の発生は見られません。
このサンプル1はJISに当てはめるとNP-10と言う規格のオイルになり、合格基準の最高レベルは480時間です。
つまり現時点で最高レベルのA級をクリアした事になります。
いや、実は昨日の時点で480時間をクリアしたからブログネタにしたんですけどねw
アウトだったらブログネタにしていなかったと言う正直者。
で、これはあくまでも防錆添加剤としてのテストなので、テストに使用する為のオイルは安価な鉱物油。
もちろんBOREDのMETHODオイル製品では鉱物油をベースオイルとして使用する事は絶対にありませんが、終わったら捨てちゃうテスト用に高価な合成油は使いたくないから代替えとして安価な鉱物油を使ったと言う事。
上記の鉱物油でも優秀なテスト結果が得られているなら、基本性能が明確に上となる合成油だったら更に超優秀になるか?と言うと現在ホビー用途としているMETHOD製品においてはその解釈で大丈夫です。
そしてこのテストの後には更にJIS K 2510に準じた錆止性能試験でもテストも行ってみます。
これが一番リアルなテストになるかと思っているので。
この錆止性能試験とは、フィッシングリールでもサイクルベアリングでも一番目にする最悪な状況と言うか、つまりベアリングを見たら「水が入ってしまってるじゃないの」ボディを開けたら「水が入ってしまってるじゃないの」って状況を逆の解釈でテストすると言うもの。
実際には60度に恒温させた一定のオイルの中に少量の塩水を入れ、金属の棒を回転させながら掻き混ぜ続けるってテスト。
これはもうフィッシングリールでもサイクルベアリングでもドンズバでしょ?
この状況において金属の棒が錆びるまで何日(何時間)かかるんだ?って事。
このテストをゼヒやりたいんですね。
でもね、これらのJISに準じたテストって特に防錆の場合は24時間単位で依頼するのが普通で、つまり上記のJIS K 2246に準じた湿潤試験は今のところ〇〇〇円×21日って計算になる訳。
あ、〇〇〇円て100円単位じゃないよ。
だから結構お金が要るんですよ。
更に今回は上記の様にもう一個テストしようとしているので、大変言い難いんですが更に良い物を作るから注文くださいw
オイル少ないからグリス買って。
さて、次にBOREDがよく書いている材料業者とか提携業者って何者ですか?って事なんですけど、これはもう正直言って素人が理解出来る業者じゃありませんので。
自分も不明点があると材料業者の技術部門とか開発部門へ電話し、メール添付して貰った資料をプリントアウトして長々と相談する程であって、昨日だって画像の流動点資料を見ながら夕方までずっと電話していましてね。
で、その材料業者ってオイルメーカーじゃないですからね。
これ勘違いが多いんですが、一般的なガソリンメーカーも併せたオイルメーカーのHPで見られる「工業用ギアオイル」とか「真空ポンプオイル」みたいな物って既に製品になっているんでそーゆー物じゃないと。
そうじゃなくて、製品になる前の各種材料の段階で色々な業者が専門にソレだけを作っていたりするんです。
それらの業者はオイル用だけでなくて、樹脂用だったり塗料用だったり印刷用だったりなど、様々な種類の自社が得意とする材料だけを作っている場合が多くて、大手だと信越シリコンはシリコーンやシリカを作っていたり、ニチモリはモリブデンやペーストを作っていたりなど。
カーボンで言うことろの東レみたいなもんです。
それら材料業者から何種類も個別の各種材料だけを仕入れるんです。
A社には防錆添加剤、B社には摩擦防止剤と極圧添加剤、C社にはベースオイル、D社にはベースオイル、みたいな感じ。
そしてそれらを今度は提携業者で混ぜる訳です。
つまり加工屋さん。
混ぜると言っても普通にバケツに入れて掻き回せば出来上がりじゃなくて、温度を一定に保つ恒温装置とか、空気が入らない様に真空装置とか、諸々の設備があった上でキチンと製品に仕上げる事が出来ると。
この提携業者で生産された物が最終的に一斗缶とかリサイクルのペール缶などに充填されてBORED事務所へ届き、それを外注倉庫のオバちゃん達が充填機械を使って容器へ充填しラベルを貼ってMETHODオイルになると言う事。
だからBOREDには皆さんが聞いた事が無い会社の納品書が沢山あってね。
高くてね、切なくてね。
なので昨年から諸々の価格高騰が続いていると言うのに、BOREDはこうやって頑張って真面目に製品のアップグレードとかマイナーチェンジを常に考えていると言う事。
課題が出来れば比較的すぐにサンプル試作に着手出来る事がウリ。
今多くが出始めて来たフィッシングリールのオイルメーカーなんて、基本的に100%外注生産品ですからね。
自社でコレとコレをみたいな実験や試作を行ったり、材料レベルで適正かどうかを判断したりなんて事は一切していないはず。
てか、出来ないはず。
ま、自社で作っていなくても自社で発売すればメーカーぶれるんで便利な世の中ですね。
ウチはそんなツマラナイ事なんて絶対にしないけど。
あ、シツコイ様だけど注文よろしくね。

2022年8月23日火曜日

記事。

ちょっと難しい事を書きます。
今、新たな試みとしてサンプル試作を開始している超低粘度オイル。
過去に使用して来たコンプレックスエステルから別のエステルへの置換を検討中なんです。
元々ホビー用途であるので粘度指数はそれほど重視する訳ではないんですが、流石に二桁では雑過ぎるので三桁あれば良いと言う考え。
もちろんポリマーは使わない。
けどそれに添加する各種添加剤の配合により最終的な粘度はVG9相当になる計算。
同等粘度製品としてはKRAKENオイルのVG7、GOLYATオイルのVG9、HYDRAオイルのVG7となりますが、HYDRAオイルは防錆添加化合物の油膜が生成されると若干粘度変化が生じるので、純粋にはKRAKENオイルとGOLYATオイル相当となります。
但し現在KRAKENオイルとGOLYATオイルのベースオイルは通称PAOと呼ばれるポリアルファオレフィンで、今サンプル試作しているオイルは上記の様にエステルになると言う事で、ベースオイル単体の時点で少し摩擦係数も粘度指数もアップグレードする。
初期のKRAKENオイルとGOLYATオイルがエステルであったので元へ戻すと言う訳では無く、新たに別のエステルへ種類を変えてアップグレードさせると言う事。
そう、これまで書くと気が付きますよね?
今年の春先から一部材料が欠品してずっと生産出来ない事もあり、KRAKENオイルとGOLYATオイルのアップグレードを目論んでいたんです。
そして同時に永遠の課題でもある防錆添加剤についても新たな材料業者と打ち合わせを重ねています。
今サンプルを依頼している防錆添加剤は酸化還元反応を抑制する物で、それと同時に水置変換性を向上させる物も依頼している。
もちろんいずれも塩水をターゲットとしている。
まぁ一般的な防錆添加剤は酸化還元反応を抑制するタイプが主流で、それ以外はBSLRオイルやHYDRAオイルの様に特殊な防錆被膜を生成させたり、金属に対して水の分子よりも先にオイルの分子が付着する事で防錆する水置変換性を用いるしかない。
稀にイオンやフッ素などで?みたいな物もあるけど、あれは油脂じゃないんで表面処理に近いから別物。
その新たな精度を上げたいと言う事からやはり油脂に溶解出来る添加剤タイプが理想で、酸化還元反応を抑制する物と水置変換性を向上させる物をハイブリッドしてみるのはどーなのかと?
これは実際に技術的には可能で、でも各種の配合比率や中間素材の選定に時間を要する事になる。
ある程度ザックリと材料業者のモデルケースやJISに準じたテスト結果も提示されているから参考にはなるんだけど、やはり摺動や回転などリアルな実用テストを行ってみないと怖くて売れない。
今この段階。
だけど更に迷うのはこの新たな防錆添加剤が理想として完成した場合、それを全製品に配合するべきか?とかね。
決して業者が作った有り物を詰め替えているオイルとは違うから、用途や需要や原価から全部見直す事になるんですね。
それもこれも数年前までは自転車はもちろん、バスやトラウトなど淡水用途をメインにして来たところから、新たにこのコロナ禍から海水用途も視野に入れ展開する様になったから。
シーバスの馬鹿。
追記:JIS K 2246の湿潤試験で今のところ20日間(480時間)錆の発生ゼロでまだテスト継続中。

2022年8月22日月曜日

裏技。

さて、お盆を過ぎてちょっと涼しくなって来ましたが、そうは言ってもこれからも気温30度前後が続くと同時に、今度は台風の到来で湿度が急激に上がったりします。
要するに実はこれからの晩夏から初秋にかけての時期が金属にとって一番過酷でもあったりするんです。
実際に8月の真夏だと気温が高い事により湿度と言うか水分は素早く蒸発してしまい、逆に6月の梅雨は湿度こそ高い日があれど気温はそんなに過酷でもないと。
金属の内で特に膨張率の高いスチールやアルミ。
これらはフィッシングリールでもサイクルパーツでも最も多く使われている素材ですが、真夏の晴天であれば余裕で熱膨張しているんですね。
パッと見では分からないし気が付かないだけで、計測すれば下手すりゃノギスでも計れるほどに膨張するんです。
それを逆手にとった「焼き嵌め」って組付方法もあるくらいなので。
これも昔サイクルメンテナンス関連で書いたんですが、例えば実際にパーツを圧入する際に母材の方に熱を加えてからパーツを圧入すると、スーっと楽に圧を入れなくても取り付け出来ちゃう程なんですね。
その熱膨張している際中のボディやパーツは各隙間が大きくなっている事から当然ながら水の分子が多く入り込む余地もあり、結果として通常よりも顕著に摩耗や酸化を引き起こす事になります。
これを理解する為にはベアリングとシャフトを用意し、ベアリングをドライヤーで「アチッ」ってくらい暖めてからシャフトに通してみるとスコスコ入る事が確認出来るはずです。
常温だとスコスコ入らない物が暖めるとスコスコと入る様になる。
つまり熱膨張している証拠。
あ、冷めれば元に戻りますので。
なのでそれら各パーツが集合体として完成されているフィッシングリールやサイクルパーツであれば実用上は問題無いんですが、メンテナンス目線で言えば余り高温になってしまう真夏の車内や炎天下に放置してから急に湿度だけが高い環境へ出ると余りヨロシクは無いと。
なのでこれからの晩夏~初秋にかけて真夏に酷使したパーツなどは出来るだけ早めにメンテナンスしておく方がベストであって、更に初冬までハイシーズンでもあるアクティビティにおいては今こそ一度メンテナンスをしておくべきだったりします。
オススメとしては今よりもワンランク強めのオイルやグリスを使う事。
強いと言うと正確ではないのですが、物理的な面で油膜強度を上げると言う事です。
KRAKENオイルならGOLYATオイルへ、ALPHAグリスならDELTAグリスへ、の様にワンランク油膜強度を高めた上で塗布量でフィーリングを寄せてやる事がパーツの延命に繋がるシーズンとなります。
特にグリス製品は気温による粘度変化が大きいので、いつも使用しているMETHODグリスに高粘着高粘度なSIGMAグリスを少量追加してやる事も有効です。
ラベルも似たデザインなので違いが分かり難いかもしれませんが、BORED STOREの製品ページにも記載してある上記画像をご確認してみてください。

記事。

いきなり拾い画像を流用してますが、自分の場合はフックに対して特に大きなコダワリは無いんです。
だけど買ったルアーにガマカツでもカルティバでも無い「これどこの?」ってフックが付いている場合は未使用でもfimoフックへ交換しちゃいます。
あとはバスのルアーをシーバスで使用する際には当然ながら交換ですね。
で、シーバスで使用する際は基本全部fimoフックへ交換していて、その他は僅かでも長いシャンクが欲しかったりする場合にカルティバのSTX-45へ、メガドッグなど1/0や2/0の交換についてはガマカツのSP-MHとしています。
それ以外は基本的にfimoフックなんですが、最近は面倒臭くなって来たりして最初からカルティバのST-46が付いている#6番以上ならそのまんま使用して、使用の際に少しでも赤錆が出始めたらfimoフックへ交換すると。
ま、でも基本はfimoフックと言う事。
一応常に#10~#1まではストックしてあるんですが、ナゼにfimoフックなのかと言えば単に「安くて錆びなくて強いから」に尽きます。
錆びないと言うのは赤錆の事ね。
それにfimoフックはBKK製でもあると言う事で、BKKと言えばBOREDのMETHOD&VITALお取り扱いDEALERであるMonster Kissが使用している事で既に実績はあるし、かのIME大先生も近頃BKKがサポートに付いたらしい。
なので超厳密にアラを探さない限りは問題無いだろうと言う事。
極稀にフックポイントが内側向き過ぎじゃね?みたいな個体もあるんですが、まぁ、全体的に見ればソルトフック定番のカルティバST-46よりは良い仕上がりかなと思っています。
で、フックの刺さりについては、実は全然拘っていないんですね。
いや、もちろん常識の範囲内で「ん?」と思った場合は交換しますけど、基本的にそんなに鬼刺さりじゃなくても魚には刺さるんじゃないの?って思ってまして。
つまりショートバイトは自分のせいでフックのせいでは無いと常に考えています。
今のは俺が悪いと。
だからバチの時期においても向こうアワセのドラグ頼みには絶対したくないので、基本的に感じた全バイトは全アワセします。
アワセさえキチンと決まれば鬼刺さりのフックでなくても問題無いと言う考えって事。
これは多分バスのヘビーカバーでフロッグやラバージグばかりやり込んで来たからであって、あのヘビーな太いフックを上顎へ貫通させるアワセを長年やって来た癖でもあるんでしょう。
ちなみに自分のフロッグ達なんてビックリするくらい全然刺さりませんからw
でもアワセが決まれば普通に獲れる。
そんな経験からなんでしょうね。
そー言った意味でMHクラスのトレブルフックを使うならコスパからみてもfimoフックが非常に妥当。
出来れば1/0とか2/0も展開して貰えると有り難いんだが。
一流フックと高級ラインを頻繁に交換できる人はきっと金持ちです。

2022年8月18日木曜日

記事。

いきなりですが、例えば「発癌性物質が入っています」けど「使い方を間違わなければ問題ありません」て書いてある物を好んで使います?
自分の場合それがどうしても日常生活に不可欠で、しかも他に代替品が無い唯一の物であれば使いますけど。
でも逆にそれが日常生活には全く必要の無い趣味レベルの物であれば普通はアッサリと諦めて他を探しますよね?
だって趣味レベルの事で健康を損ねたくないじゃないですか。
何の事?
と思われるかもしれませんが、これをBOREDのMETHODオイルやグリスで例えると、オイルに配合される添加剤の内で最もBOREDが重要視している極圧添加剤の事なんです。
上記の発癌性物質に当てはまる物を極圧添加剤で言うと塩素系極圧剤なんですね。
もう何十年も前から塩素系極圧剤は有害だと言われ、現在では国内外問わず世界規模で「塩素無使用」が常識となっています。
塩素系極圧剤は簡単に言うと摩擦により発熱を起こし、その発熱により発生した気化物質が人体や生物に有害であるとされています。
なので国内外問わず大手のオイルメーカーはこぞって「塩素無使用」とか「塩素フリー」を表示し始め、逆に言えばそれらを表示していない物は塩素系極圧剤を使用しているとも言える程。
それがこの10年?ほどで出て来た国内のオイルメーカーで使われているんですね。
自分が知っているだけで派手に宣伝しているのはNとBの2社。
いずれも基本的にスプレー缶式の潤滑油として一般的な某C〇C-5〇6と同じように万能タイプの何でも用スプレーオイルなんですけど、もちろんこれらは塩素無使用なんて表示されていなく、ウリである高い極圧性のみを大きく宣伝しています。
でもやはり塩素系の極圧添加剤剤なんですよねぇ。
それに恐らくベースオイルは安価な鉱物油です。
つまり塩素系極圧剤って金属にとっては非常に優れているんですね。
極圧効果により潤滑性も良くなるんですが、但し塩素により金属を酸化させてしまう為、防錆剤を多く配合して酸化を防いでいたりするオチもあると。
これは国内大手オイルメーカーの人間に聞きました。
つまりオイルの中で酸化と防錆を相殺させている訳です。
そんな面倒臭い事をするなら最初から塩素系極圧剤を使用しなきゃ良いんですが、ナゼそこまでして使うかと言えば効果に対して単価が異常に低く抑えられるから。
つまり塩素無使用としている他のオイルには高価な極圧添加剤が使用されているんですが、上記の2社はとにかく安価に作りたかったと言う事なんでしょう。
なのでベースオイルも鉱物油なんですね。
ではナゼそんな物をこの世の中で販売しているかと言えば、本来は重機など屋外での工事や設備で使う様な物で需要があったと言う事。
要するにヤッツケ用として使い捨て感覚で作業中に不具合が出ればスプレーして、作業が終ったらホースの水で泥や汚れと一緒に洗い流してしまう様な、そんなシーンでの需要はあると。
現に大手オイルメーカーでも敢えて塩素系極圧剤を使用したオイルも隅っこの方にコッソリとラインナップしていたりするんです。
他には聞いたことも無い様なオイルメーカーが何種類かスプレー缶式を出していましたね。
ま、その位この世の中ではタブー?化しているのが塩素系極圧剤だと言う事。
これを最近になって自転車やら釣具やらで使用する例が見られるんですが、冒頭の様に趣味レベルの物にそんな懸念材料がある物を使うんですか?と言う事。
だってBOREDのMETHOD以外にも塩素無使用なオイルなんて膨大に存在しているのに。
これね、ハッキリと言いますが自転車や釣具での使用は現代において全くマッチしていないと思います。
SDGsだなんだと世界中で謳っている現代で。
塩素?
即座に健康に被害が出る訳では無いんですけど、メーカーだって例えば何十年も頻繁に使い続けた上での健康データなんて持ってないでしょ?てか事実上は調べようがないでしょ?
そーゆー事ですよね。
どこの家庭にもある塩素系漂白剤ですら「混ぜるな危険」とか書いてある物なので。
なので塩素系はホントに今や世界規模でシカト方向になっていると言う事は頭に入れておいてください。

2022年8月16日火曜日

記事。

確か最後は2016年だったかしら?
かなり久しぶりなので2022バージョンとしてリニューアルデザインにて生産していますBOREDの2022 A4 STICKER SHEET。
あ、本日からBORED STOREにてプリオーダー開始してます。
しかし、夏季休業日前に提携業者へ発注していたんですが、2016年と比較して価格が高騰してますね。
やっぱりインクとかフィルムなんかも値上がりしてるみたいです。
それに以前よりもデザイン個数が多いので併せてハーフカットの指示も多くなると高くなるんです。
今回も数量限定生産としていますが、販促ステッカーでは無いので余り大量に生産しても仕方ないと。
ま、BOREDのヘビーユーザーやコアユーザーの皆様向けと言う事になるでしょうか。
でも早速先ほど複数枚の注文を頂きまして、何と言うか毎回諸々ありがとうございます。
ちなみに自分的には一番上の横長デザインはサイクルフレームのダウンチューブ裏側に、その下の同じ横長デザインはBMXのクロスバーに、大きい丸型はシートチューブやヘッドチューブなどに、一番小さい丸型は直径12mmなのでQUALITY DECALと同一サイズとしてハブやリールに、その他のMETHODやVITALやMFBPSなど長方形はスマホなどを想定してサイジングしています。
あと傘ね、これ大事。
所謂ビニール傘。
これって結構コンビニでパクられるとかあるじゃないですか?
なのでこのいずれかのステッカーをさりげなく貼っておけばパクられる事はないでしょう。
これ実際に結果出してますんで。
って事で2枚買い3枚買いも上等ですので、ゼヒお早目にご注文をお願いしますね。

2022年8月15日月曜日

記事。

引き続きおあつーございます。
本日よりBOREDは通常営業を再開していますが、有り難い事に早々にご注文分の発送ラッシュに追われています。
さて、いきなり休業明けにディープなネタなんですが、精度の話。
以前サイクルメカニック時代にも話した事として、工業製品の精度について少しお話しますね。
最近良く目にする22年モデルの最新リールを新品未使用品として購入したのに少し異音を感じるとか振動を感じるとか。
これね、場合よっては当たり前なんです。
もっと言うと所謂ハズレを買っちゃったって話。
と言うのも一例を挙げるとメインギアとピニオンギアはお互いにペアで接触しているパーツと言うのはご承知のとおり。
で、切削機械の刃物をバイトやエンドミルと言うんですが、例えばこのメインギアを切削機械で削り出した際に1個目と1000個目だと刃物の摩耗具合が当然異なって来る訳で、当たり前だけど1個目より1000個目の方が精度は甘くなる訳です。
で、その合格基準として設定している精度の事を公差と言うんですが、指定公差以内なら合格って判断をするのが機械加工の常識。
少し詳しい人だと目にした事がある1/100mm公差とか1/1000mmって奴で、つまり0.01mmと0.001mmって事。
もちろん地球上では絶対に摩擦が起きる事から0.01mmキッチリで削れる事は無い、ので更に+-も加味したプラス公差とかマイナス公差を指定します。
そのプラスマイナスとは例えば0.01mmに対して少し大きくてもOKだけど少しでも小さければNGって事ね。
でね、フィッシングリールでもサイクルパーツでも動的精度って言って、動かして使用する工業製品ってクリアランスも見越してあったりするので、まぁ1/100mm公差でキッチリ動くなら全然アリな世界。
光学機器とか医療機器なんかになると1/1000mmとか更に精度の高い世界になって来るんだけど。
で、話を元に戻すと例えばペアで使用するメインギアは1000個目、ピニオンギアは1個目で切削された物の組み合わせだとすると、それらのペアは当然1/100mm単位で微妙なズレやスキマが生じる訳。
でもメーカーの切削工場はCNCと言ってフルにオートメーションになっているから、自動で切削され完成されたパーツはトレイの中へポトンポトンと落とされる。
要するにどれが1個目で1000個目だか区別する事が出来ない。
これらが投影機なんかの測定機械などでの検査を経て合格と不合格に別けられ、その合格したパーツが更に人の手で組付られるって事なんで、もうボディを含め全てのパーツが加工1個目だけで組付られる確率なんてゼロに等しいと。
そこで微妙なクリアランス調整についてはシム又はオイルやグリスの油膜で上記の様な目に見えない「ズレ」を補正する事もあると。
もちろんこれらの事はギアだけに限らず他の全パーツに該当するのは言わずもがな。
でもこれらは全く残念な話では無くて、この新品未使用品の状態で異音や振動を感じたとしても、実用上では全く問題無く機能する訳ですよ。
なのでハズレを引いたら先ずはメーカーに相談したり購入したショップに相談してみたりするのが本筋。
但しメーカーの公差基準に適合している上で組付も適正であればメーカーとしては「異常無し」って判断をするしかないんですね。
数字と手順で判断して来てるから納得せざるを得ない訳。
まぁ悔しいけどね。
だからもう何度メーカーに修理を出したって結果は同じだから諦めるしかない。
そうなったらもう自力で補正するしかなくて、そこでシム又はオイルやグリスの出番になると。
そんな時にMETHODのSIGMAグリスの様に高粘度で高粘着&高弾性が活躍したり、OMEGAグリスの様に低粘度なのに高粘着&高弾性なグリスが活躍するって話なんです。
なので決して妥協では無くて解決策としてポジティブに捉えて欲しい。
だって仮に100点のアタリ個体を手に入れたとしてもオイルやグリスが全く使われていなかったら異音や振動だらけなんだから。
それにメーカーで組付られる際は人の手に寄る作業なので、グリスの塗布が適当だったりオイルの量が少なかったりなど、これら要因も最初から存在しているって事を考えれば救いになりません?
ならないかもw
後は人が生きている以上は運=タイミングもある訳だからね。
そのバッドラックな解決策としてもBOREDが後ろに控えていますんで、少し予算を追加して安心を含めて購入してみて欲しいなと。
なんつって。

2022年8月9日火曜日

案内。

本日付で各方面にてアナウンスしましたとおり、また毎度の直前案内となりましたが8月11日~14日までBOREDは夏季休業日とさせて頂きます。
って言っても結局11日は祭日なので定休日、13日と14日は土日だから定休日、つまり12日だけじゃねぇかと言う事です。
ま、今年もと言うか結局は愛息の中学校生活全てがコロナ禍になってしまった事とか、今年は正に受験勉強中と言う事もあって、それまでは毎年恒例だった男旅も久しく行けてません。
いや、もう年齢的にも一緒に行ってくれないでしょうけど。
そんな訳で夏休みを長く取っても仕方ないと言う事での上記。
多分4日間の内2日間くらいはデイシーバスに行けるかなって感じですが、残りは別件でやらなきゃいけない事をやる予定。
なのでお盆休中にBORED製品を使いたいよって人は10日または15日以降から発送となりますのでお早目に。
なんだか切ないアナウンス。

記事。

昨日は「DARKSIDEBOREDBLOG特売」に予想以上に多くのご注文を頂きありがとうございました。
決済確認済分は本日中に全て発送させて頂きますね。
あ~でも今日からまた猛暑予報の完全夏。
しかし、各地の豪雨はホントにタマラナイですよね、東北方面も北陸方面も引き続きご注意&ご自愛ください。
さて話は変わりますが、現在自分がビッグベイトやビッグプラグを使う際はPE5号ならリーダーは50lb、PE6号ならリーダーは60LBと分かり易い基準にしています。
理由は単純でこれらのラインシステムで強度を使い切る心配はないし、ある程度の太さがあると夜でもラインが見やすいから。
基本ジャイアントベイトはやらない自分ですが、ストリームデーモンなどの30gビッグミノー~ジョイクロなどの60g~メガドッグ180の80gまでならPE5号のシステムで、それ以上のメガドッグ220などにはPE6号のシステムを予め予備スプールに巻いた状態で携帯しています。
これならフィールドで万が一のライントラブルにおいても対応が効く。
で、今もスピニングを使用する場合はリーダーにフロロを使うんですが、先日からビッグベイトの場合はリーダーをナイロンにしてみました。
何時だったか?前回からそうしています。
これまでリーダーにフロロを使用していた場合はPE5号ならリーダーは40lbでPE6号ならリーダーは50LBとしていましたが、ナイロンへの変更理由はズバリ浮力と結束。
ビッグベイトでは基本的に表層直下または完全表層しかやらないので太いフロロの比重は余りヨロシク無いと、それにスナップとの結束とかハーフヒッチを何回か加えたりした場合にラインの馴染みが凄く良い。
でもやはりナイロンかぁと言う根拠のない不安もあったんでフロロの時よりも一段太くしてみた訳なんですが、やはりナイロンと言えば某様推しのサンヨーアプロードだろうと評判も重視。
そしてこのソルトマックスはとてもノットとの馴染みが良い、いや、書いてある通りビックリするほど結束し易い。
さすが某様、全然信者じゃないんだけど。
で、本線のPEは昨年からデュエルのBIG PEに行き着いたんですが、それは張りのあるコーティング系である事と夜でも見やすいカラーである事。
サミングをする前提のベイトにはコーティングが不可欠と考えている事も重要な理由。
でも同じ謳い文句で同じカラーのヤマトヨのレジンシェラー8はコーティング強度が想像以上に弱かったのでボツ。
だけどこのデュエルのBIG PEが最近廃盤?になったらしいのでシッカリと予備はストック。
そして基本的に全てのベイトリール使いの人に言いたいのは、ラインはスプールにマックス巻きましょうよって事。
マックスと言うのはスプールの最大巻量に対して95%~100%って事。
バックラッシュが怖いからとスプールにラインを1/2とか2/3くらいしか巻いてないのって個人的には凄くカッコ悪い事と思っていて、そこは本来ベイトリールを使い熟す為にスキルで克服すべきだろうと。
それにベイトリール本来の性能を発揮出来ていない上に、そんな状態で飛距離云々を言うのはとーってもナンセンス。
自分の場合はスプールに新品のPEをマックス100%巻いた状態から少しだけ減らした95%位にしていて、それに上記のリーダーを結束した状態で100%としています。
100%の状態と言うのはリーダーを結束してある状態でもスプールがボディから取り外せる最大量と言う事。
余り巻き過ぎるとボディからスプールが取り外せなくなっちゃうんでね。
結構あるあるなんです。
それでも毎回の釣行後に本線のPEラインを1~2m切ってから次回に備えてリーダーを結束し直すので、釣行回数と共に段々と本線のPEラインが短くなって来て目安で85%~90%以下になったら恥ずかしいから巻き替えてます。
上記太糸でフルキャストすると結構ラインが放出されちゃうので、ひっくり返さないで新たに巻き替えちゃいます。
そして、色々と調べてみても賛否あるリーダーの長さ問題。
自分はとにかくベイトでもスピニングでも基本的にリーダー長さはショートリーダーの1m以下です。
フィールドにより若干変更するとして、スピニングなら60cm~70cm位で、ベイトなら70cm~90cm位かな。
それは常にトップガイドからノットを出しておきたいと言う事と、狙う魚の大きさに合わせていると言う事から。
バックラッシュ予防?でリーダーを超長くするとか自分的には実感出来ていなくて、別に1m以下のリーダーでもバックラッシュなんて急な突風でも無い限り起こりませんよ。
もしそれでもバックラッシュすると言うなら第一にブレーキ調整がダメ、第二にキャストの仕方がダメ、第三に着水間近のサミングがダメって事なはず。
あ、あと大事なのは躊躇しないで振り切ると言う気合。
なので自分は常にフルキャストまたはポイントによりピッチングもしますが、DCブレーキでも遠心ブレーキでも殆どバックラッシュはしないし高切れの経験も殆ど無い。
逆にバックラッシュする時はボーっとしていて着水サミングがズレた時とか、キャストする時に手が滑って二段階キャストになった時とか、投げた瞬間に爆風の突風が吹いた時くらいじゃないですかね。
なので例えばAリバーなどでの5時間釣行であれば毎回バックラッシュはゼロです。
多分今年に入ってからは1回くらい。
要するに単純にベイトって性能では無く慣れ?や勘?だと思っています。
そしてAリバー河口の様に完全に海水状態での使用においては、帰宅してから真水またはぬるま湯にリールをドブ浸けして水中でハンドルを10回転。
この後サイドプレート、メカニカルキャップ、スプールなどを取り外してからシツコイ位に良く水を切り、ペーパータオルやウエスの上で完全放置して乾燥。
乾燥後の組む込み前にはスプールベアリングを綿棒で軽く拭き掃除してから一滴だけオイルを注油、ウォームシャフトも同様に綿棒などで軽く汚れを拭き取ってからグリスを注油、スプールシャフトへも薄くオイルを注油、そしてリール全体を乾拭き。
これで組み込んでから良くハンドルを回転させる。
これだけで凄く快適な上に錆知らずです。
で、目安として10回以上釣行した後でフィーリングに違和感を感じたら一度全バラシ。
オイルやグリスはゼヒ過去記事を参照ください。

2022年8月7日日曜日

特売。

いや~ホント暑いっすね、今年は特にキツく感じます。
こんなイントロから始まる日々のクダラナイ内容にお付き合い頂いているこのDARKSIDEBOREDBLOGをご覧のヘビーユーザー&コアユーザーの皆さんへ向け、日頃の感謝を込めてと言うかお中元?暑中見舞?的な大イベント。
いや完全なる小イベントなんですが、DARKSIDEBOREDBLOG特売を1日限定開催しちゃいます。
先日も軽く触れていたのはこの事です。
え~急な思い付きなんで8月8日の深夜00:00~23:59までの1日間限定開催です。
DARKSIDEBOREDBLOG特売25%OFFクーポンコード:25DSB1D
もう要領はお分かりですよね?このクーポンコードをBORED STOREの注文ページにてご利用くださいまし。
そーすると最終注文確認画面で25%OFFが適応されていますので。
もちろん1秒でも時間を経過したら使えませんのでアシカラズ。
あ、で先に言っておきますと、VITALのPRO SIZE WRとかMETHODのグリス各種の在庫が既に少ない状況なので、例えば今は使わないけど来月には使う予定があるよって場合には非常に有意義かと。
と言うのも特にMETHODのオイル&グリスは隔月の奇数月に在庫補充生産をするので次回は9月下旬の予定。
なのでそれまでに欠品となった場合はBORED STOREからは購入出来ませんね。
なので敢えて大々的にPRしていませんが、真夏の1日間限定開催にてゼヒ!

2022年8月5日金曜日

裏技。

先日本家BORED BLOGやSNSでもMETHODオイルやグリスの保管について書きましたが、意外にも反響が多く早速メールで「リールの空箱で保管していても大丈夫ですか?」とか「部屋で保管しているが昼間は誰も居ないから室内温度が分からない」など、ちょっとその辺は自分で考えて対処してくださいね的な問い合わせも多くて。
なのでこの場を借りて言っちゃえば、とにかく湿度の高い所と太陽が当たる紫外線の多い所、これさえ避けて貰えれば普通に室内での保管で大丈夫ですよって事です。
でも室内温度が気温を超える様な極端な状況下であれば更に保管場所を変えてください。
もう超シンプルに言えば風呂と窓際、の様な状況での保管は完全にダメ。
それでも夏場はグリスの場合どーしても軟化や離油が少なからず起こってしまうんで、その場合はアイスやプリンを買ったら無料でくれるスプーンみたいな物でグチャグチャとグリスを掻き混ぜてくださいと言う事。
で、本題。
BOREDのMETHODグリスは全製品共にウレア系グリスとして主成分のオイルと増ちょう剤は同一の材料を使用しています。
違うのは主成分のオイル粘度と各種添加剤の配合割合だけ。
なので基本的にコレとコレを混ぜて自分なりのオンリーワンな粘度を混合カスタムする事が出来るんですが、この混合カスタムについて裏技的にベストな方法としては「一度軟化させる」と言うもの。
つまりMETHODグリスをチャック付きビニール袋へ入れて完全に密閉した状態で、60度以上の熱湯に暫く浸けておくとグリスは当然軟化しますね。
この熱々なグリス同士を十分に混ぜ合わせる事で、普通に混ぜ合わせるよりもっとシッカリと混合する事が出来て、更には配合されている極圧添加剤が熱反応するので効果がすぐに表れると言う事。
でも基本的にグリスを使用するギア全般においては常に摩擦摺動しているので、ベアリングなどに比べると比較的早く極圧添加剤の熱反応が起こります。
なのでその点は強く気にしなくても良いんですが、グリス独特なネットリ感を起こす増ちょう剤においては熱で軟化した方が混合し易いのは確かです。
要するに一度暖めておいてから素早く混ぜ合わせて自然に冷ますと。
でも結局自分の場合は例えばDELTAグリスをシッカリと塗布した上からOMEGAグリスを薄く塗布する、と事前に混ぜ合わせておかないで使用対象物の上で混合させたりしています。
もちろんこの使い方でも全然OKです。
答え合わせをすると、この混合カスタムと言う一つの使用例を前提にしている事からSIGMAグリスとOMEGAグリスには粘着性と粘弾性を大きく加えてあると言う事なんです。
単体でも使用出来るし混ぜても使える。
この目的の為に他メーカーには無い独特の粘性や特性をプラスしてラインナップしているのがMETHODグリス製品。
あ!そしてこのDARKSIDEBOREDBLOGをご覧のダークサイダーに朗報です。
8月8日の月曜日つーか7日から日付けの変わった深夜0時~24時間限定で「特売」を開催しちゃいます。
夏はどうしても使用機会は増えるのですが、もう遊びたくって使いたくって仕方ない状況だと思うんです。
でもそんなヘビーユースしている時こそシッカリとメンテナンスしてねって啓蒙として、DARKSIDEBOREDBLOGをご覧のヘビーユーザーやコアユーザーに向けた暑中見舞的特売をと。
詳細は7日のDARKSIDEBOREDBLOGにて。
ドンミセッ。

2022年8月4日木曜日

記事。

やっぱりダメ。
自分的に許せない。
先日は縦アイのダブルリングへ変更したんですが、問題があって横アイのフックへ戻した自分のスラムドッグモンスター達。
要するにダブルリングにしてセンターアイの3番フックを付けると、結果センターとリアの2本がたまに絡むと言うオチを発見。
今時ナゼか横アイのビッグペンシルであるスラムドッグモンスターもアマゾンもフック問題だけが面倒。
それに元々純正フックは細軸?標準?と少し心細いフック。
でも今回はメーカーを信じ同じく細軸?標準?な横アイフックの中から、ガマカツのトレブル21 ZSBへ変更してみようと。
ナゼ純正フックに戻さないのかと言えば、純正フックは指で力を入れると割と撓みがあるのに対しトレブル21は撓みが少なかったから。
そして純正はラウンドに対しトレブル21はフックポイントがベンドしている。
なによりフックポイントは流石の刺さり具合。
このフックセレクトが良いのか悪いのかは別として、何と言うか装着した際に下から見たバランスが凄く良いんです。
ボディからのはみ出し量って言えば良いのかな?
で、トレブル21 ZSBと言う仕様は表面処理ではなく防錆塗装されているフックの事みたいなんですが、そこへ更にマットブラックのエポキシ塗装を加えてみました。
ウレタンではなくエポキシだと言う点がミソ。
海水対応でなくてもこれなら少しは防錆対策になるはず。
何せ安価なトレブル21 ZSBフックなんですけど、余りそこらで売っていないと言う点がネック。
でも未だ通販では全然買えるのでスラムドッグモンスターやアマゾンのユーザーは交換フックとしてオススメです。
ちなみに最大サイズは2番まで、5本入りで実売最安は415円。
これは安い。
同じく横アイ仕様のOSPユーザーやアメリカンルアーなどにも良いんじゃないでしょうか?

2022年8月2日火曜日

記事。

来たねガチ夏。
一昨日くらいから肌に感じるジリ感がアップグレードしたよね。
さて、先日はコロナ自宅待機も明けたと言う事で久しぶりのシーバス釣行となった訳ですが、今回はホームのお隣りエリアへ出撃してみたんです。
それは直前にTwitterのBITE ME TOKYOさんよりサッパが多く入っていると情報を得たから。
案の定ベイトはサッパがメインで少しハクやイナも混じっている状態。
当日の潮止まりまでランガンしながらベイトを探してはキャストするといったパターンを繰り返していたんですが、ポイントにより差が激しくてベイトは多くてもボイルは見られない事も。
で、潮止まり直前に入ったポイントでは今日一のベイトが見られ時折ボイルも聞こえる。
粘るか、とスタメンのSUCKTAKと距離を置いてそれぞれ黙々とキャストするが全くアタリも無い。
そうこうしている内に潮止まりの時間を迎えた途端にナゼか一瞬潮が走り出す。
なんなの?
で、ちょうど元スタメンのケニーが何と愛車を手に入れてポイントに到着。
既にテッペンを過ぎた1時近く。
つー事で3時辺りから流れが飛ぶはずだから車移動にも関わらず遠出はせずに再度このエリアで粘る事に。
さっきは先行者が居て入れなかった橋下が空いているので、3人仲良く並んで入ると時々対岸でボイルが見える。
で、実はInstagramにポストした40位のシーバスをキャッチした前に変な事が起きまして。
当日のタックルはヤマガのバリスティック96MMHに19ヴァンキッシュ4000MHGの組み合わせ。
パワーは十分だし持参したルアーは20g以上をメインにしていた事もありドラグは普段より強めに設定。
で、そのポイントで謎が起こる。
橋側とは逆側のベイトっ気が全く無い水面へサルベージソリッド70をフルキャストしベイトチェックをしていると、いきなり「ガツン」とアタったのでフルフッキングすると「ジジジーっ」とドラグが3秒くらい止まらない。
一瞬「エイ?」かと思いながらもロッドをブチ曲げながら巻きまくる。
なにせ50m位先で掛けたので強引に巻く。
と、一瞬軽くなったので「あ、バレたか」とテンションは掛けたまんま聞いてみると「クンクンっ」と魚は付いている。
手前に走って来たのか?と引き続き巻いて来ると急に魚の動きが変わった事に気が付く。
皆にも「あれ?なんか急に変になった」と伝え「あ、これデカいチヌのスレかも」と確信して引き寄せて来ると何ともボラのスレ。
いや、でも20cmちょいのボラなんだけど。
ん?絶対にオカシイ。
20cmちょいのボラがいくらスレとは言っても4000番スピニングのドラグを出し続けMMHのロッドをブチ曲げるはずが無いし、しかもあんな強烈に走るかね?
やっぱりシーバスを掛けて強引に巻いて来るタイミングでボラの群れに突っ込んで魚が変わった?のかも。
と予想。
SUCKTAKもロッドがブチ曲がっていましたよと言っていたし、自分的にも掛けて巻き始めた瞬間に「デカいっ」って伝えている程のヒキだったのに。
こんな魚の化け?ってあるのかしら。
バスだとストラクチャーなんかに化けるのは結構あるけどね。
シーバスでは初めての事でした。
で、その後であのポストしたシーバスをキャッチしたので、やはりシーバスの時合だったのは間違い無さそう。
なんとも不思議な出来事でした。

2022年8月1日月曜日

記事。

今更ならが今年の運河バチが終りハクが始まった際に活躍したルアー。
画像の右はエバーグリーンのコルセア65で左はマリアのブルースコード60。
似ている様で普通に分かるレベルで異なる泳ぎをする2つ。
実際にコルセア65ではキャッチもバイトも得ているんだけど、ブルースコードでは未だバイトすら得られていない。
関係無いけどブルースコードってネーミングセンスが抜群。
ま、それはさておき。
いずれもシンプルなシンペンなんですが、コルセアは固定重心でブルースコードは重心移動と言う、外見も重量も殆ど変わらない2つなのに明らかに違うルアー。
コルセアはユッタリと尻を振るのに対し、ブルースコードはキビキビと尻を振る。
なので実際にはハクの活性に合わせてセレクト出来ると言う事。
今のところは実績としてはコルセアに軍配が上がっていると言う事から、静かに尻を振っている方がハクには向いていたんだろうと推測。
もちろんチヌでも通用しそうだしライトソルトでも通用するはず。
フックはオリジナルが共に8番とボディに対して少し大き目?なんですが、ハクシーズンの時は10番に下げて使ってました。
今は8番に戻してある。
そしていずれも7gと言う重量ながらそこらのバチルアーよりも飛ぶ。
予想以上に飛ぶもんでスッカリ気に入ってしまった。
自分の場合は基本シンペンってトップだと思って使っているので、確かに正確には水面直下ではあるんだけど水面と水面直下って魚目線からしたら同じじゃね?と言う意味でトップと言う認識。
この夏はブルースコードでチヌを釣ってみたい。