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2022年10月31日月曜日

記事。

いやいやいや、もう疲れもピークですわ。
この土日はMETHOD新製品BALBOAオイルの発売日に向けた諸々の準備に追われていまして、休日出勤して超絶頑張ってみたんですが、全部の発送準備と出荷手配が終るのが明後日11月2日までの予定となっています。
まぁまだ死ぬほど頑張って1個でも早く出荷出来る様にしますけどね。
で、ちょっと効率を考え作業を入れ替えて昨日の日曜日に初回生産分の全部にデカールを貼り終えました。
本当なら外注倉庫のオバちゃん達に今日やらせるつもりだったんですけど、休日出勤して自分が全部やってしまえば効率良いなって事での画像。
なので発売日の今日は先ずBALBOA用に新しいシリコンチューブをセットして充填機械のノズルも掃除しておく。
ま、ノズル掃除はアセトンへドボンで済むんですけど。
その後から一気に充填作業を開始して、出来上がった側からスポイドとキャップを締めて行きます。
そしてオバちゃん達に予めプリントアウトしておいたご注文分を梱包させて郵便局へ持ち込むと。
これを今日は15時までにやれるだけやります。
そして今日は月末でもあるので請求書を作成したり、受け取り予定になっているM.F.B.P.S-PARKAを受け取ってから検品を行ったりなど、事務所での仕事をやる為にダッシュで移動します。
で、明日の1日もまた今日と同じくご注文品の発送準備と出荷手配を繰り返すと。
これが遅くても2日中には全部終わる予定なのでBALBOAオイルとM.F.B.P.S-PARKAをご注文の皆様には今少しお待ち頂ければと。
全部終わったら一日だけ代休でも取ろうかな。
いや、次の最終テストがあるんだったわ。

2022年10月30日日曜日

記事。

今日は品川でシーバスフェスタなるイベントが開催されているらしい。
毎度のスタメン達から「行きますよね?」的な連絡を貰っていたが「行かない」と即答なのは相変わらず。
基本イベントへは一切行かない方向でして、恥かしながら?過去フィッシングショーへ一度も行った事が無く、サイクルモードへもBMXのイベント目当てに一度だけしか行った事が無いと言う。
要するに人混みが嫌いだし列に並ぶのも嫌い、あと顔見知り?への挨拶とかも面倒で。
さて、何だか久しぶりに買ったナイキ。
つーか、この数年はコロナ禍もあり山行する事が出来なくなってしまったのですが、基本的に普段からスニーカーはロードでは無くトレランが多いのは常にアウトドア魂をキープしたいから。
ちょうど普段からローテしていたニューバランス、ホカオネオネ、イノベイトの内、余りにも優秀なのでヘビロテし過ぎソールの減りがヤバくなって来たホカオネオネを買い替えなきゃと言う事でローテに加える新たなスニーカーを選んでいたんです。
で、本当は新たにアルトラか間違いないホカオネオネで悩んでいたところ、ナイキからペガサストレイル4のGORE-TEXが出るよってアナウンスがあったので発売して速攻で買ってみたんです。
まぁ今更と言うか既に釣行で10回くらい履いているんですけど、これ今迄の悪評高かったペガサストレイルよりも数段良くなっているし、クルブシがディフェンスされているんで水も侵入し難い。
てか、雨天で2回履いているけど雨は完全に侵入して来ません。
履き心地として個人的にはロードとトレイルでの差が大きく感じるんですが、その点はホカオネオネが別次元で優秀です。
でも今の自分の様に基本的に釣行だけで履く様な場合であれば全然OK。
なによりこの価格で結構シッカリとGORE-TEXなので、今ローテしているニューバランスのGORE-TEXよりも実売が安い分優秀。
とにかく数年ぶり?にナイキを買った事もあって結果気に入ってます。
だけどリフレクトの入った平紐が少し短い事が気に入らない、全長をあと5cm長くして欲しかったわ。
んで、恰好付けてシーバスフェスタは行かなかったから暇していると思われても仕方ないポストですが、只今絶賛休日出勤中でして、今日から数日は諸々の発送準備と出荷手配で怒涛の繁忙を迎えるのですよ。
そう、仕事優先だと言いたかったんです。

2022年10月28日金曜日

記事。

いや~毎日眠みぃす。
10月に入ってからは怒涛の作業が続いていますが、これも10月31日~11月2日辺りまでには一旦落ち着く予定です。
でも一旦は一旦。
その後からすぐにMETHODオイル&グリスの在庫補充作業を開始しないといけないし、更には次なるオイル2製品のテストなども継続しなければならないので大変。
で、今日も毎週金曜仕事終わり釣行へ出向かなければならないのですが、テストやチェックがあるとは言えもはや使命みたいになって来たのが辛い。
本音を言えば今夜だけは早目からガッツリと寝たいところ。
明日も明後日もこの土日は定休日を返上しての休日出勤となるので、今日はやはり行っておくべきかとスピニングとベイトで悩んだ末に結局はスタメン達とバッティングしないベイトで出撃する事に。
でも体力が落ちてるから40g~60g前後を中心とした少し小さ目で行きます。
アマペンとかカゲロウなんて久しぶりにボックスへ入れた気がする。
それに先日は16回連続で水へドボンして塩抜きした20カルカッタコンクエストDC 201HGをフルメンテナンスしたんですが、やっぱりメインギアとピニオンギアの摩耗が現れていて、テンションが掛からなければそんなに気にならないんだけどルアーを引いて来たりハンドルでルアー操作したりすると感じるノイズ&バイブレーション。
これはもはや使い切ってやろうと言う事で、もう少しギア達に無理させてみます。
今日は仕事の都合で暫く同行していなかったPIER SPORTSの絵人間も登場と言う事でスタメンが多くなる珍しい日。
やっぱりホーム湾奥運河の小場所じゃポイントは限られてくるので、自分は大場所勝負でデカいの一発0か100か狙いで出撃して来ます。
週末が憂鬱。
あ、20th-PARKAの残り枠が後5枚となっていますのでゼヒお早目に、と言うかコアユーザー&ヘビーユーザーで買ってない人居ないよねぇ?

2022年10月26日水曜日

案内。

どーもテンパり中のBOREDです。
ようやく10月31日発売のMETHOD新製品BALBOAオイルに関する手配が全て完了したのですが、同じく10月31日と言えば画像のM.F.B.P.S-PARKAも入荷予定となっています。
BOREDではすっかりお馴染みのアイコンとなるM.F.B.P.Sシリーズですが、今回の2022年AWシーズンからM.F.B.P.S-PARKAを、来年の2023年SSからはM.F.B.P.S-Tを、有り難い事にリクエストも非常に多く頂いていました事からリピート生産する事となりまして。
取り急ぎ昨年と同様に先ずはM.F.B.P.S-PARKAの先行受注を開始していますが、お蔭様でこちらの残り枠も非常に少なくなって来たと言うか残り枠も各1枚~2枚となっています。
で、以前にもお伝えしたんですけど最近のBOREDではこのボディ一択と言って良い程に気に入ってまして、コットンとポリエステルの混合生地なんですが、10ozとは思えないフカフカなボディで保温性と速乾性のバランスが取れた最高に着心地の良いボディなんです。
10月31日の入荷より順次デリバリー開始となりますが、今回は確保ボディの都合から追加生産を行う事が出来ませんので、引き続きBORED STOREよりお早目のご注文をお待ちしています。
BOREDのアイコンとしてコアユーザーやヘビーユーザーの皆様はもちろん、DARKSIDEBOREDBLOGをご覧の皆様にもゼヒご愛用を。

2022年10月25日火曜日

記事。

本日はBOREDのMETHOD新製品BALBOAオイルの量産工程を行う為に最終確認をして来ました。
ベースオイル及び各種添加剤の確認、そしてレシピの確認を提携業者のオッちゃんと確認し合い、これから数日をかけて量産工程へ移行します。
その後、量産を終えたBALBOAオイルを外注倉庫の作業場へ持ち込んでから、今度は容器への充填作業、容器へのラベル貼、受注分の発送準備&出荷手配となり、予定通り10月31日の発売日から数日間をかけて全てのご注文分を出荷致します。
結局あれだけの試作を繰り返して来たBALBOAオイルも今BOREDの手元にあるのは製品版と中身のコレだけ。
まぁBORED STOREの製品画像は後日またキチンと撮影しますが、取り敢えず撮影用に仕上げた製品版のBALBOAオイルもこうやって形になると毎回の事ながら感慨深いものがあります。
それにしても今回は同時で行って来たBORED初の防錆添加剤も仕上がり、これからその活用先としてオイル製品としてどう展開させるのがベストか?これを検討して行きます。
それを最終決定するのが11月中の予定として必須で、12月にはまたオイル製品として何かしらを発表させて頂きますね。
さて、先日もアナウンスしました様にBOREDのMETHODオイル&グリスも在庫がかなり少なくなって来ました。
次回の在庫補充生産は11月下旬の予定となりますので、引き続きBORED STORE及びMETHODお取り扱いDEALERよりお早目のご注文をお待ちしています。

記事。

もうね、久しぶりに頭に来てます。
あ、愚痴なのでスルーして頂いても。
今日BORED STOREのメルマガやSNSでもアナウンスしました様に、先日付で一旦完売として欠品表示となっていた初回生産分の新製品BALBOAオイルなんですけど、これ実はBOREDの某お取り扱いDEALERがキャンセルした枠なんです。
そのキャンセルされた理由が余りにも理不尽なんで、ちょっと今回は責任問題にしようと思っていまして、過去にも今回と同じ件で下手すりゃ10回位こちらから打診していた記憶もあり。
しかも毎回地味に発生する経費はBOREDが負担していたもんで、今回はマジで責任問題にしようと思っています。
で、その理由として、BOREDのMETHODでもVITALでも又は両方でもお取り扱いDEALERとの支払い契約は一部が毎月〇〇締めの翌月〇〇払いと言う売掛対応、そしてそれ以外は都度先行でお振込みしてもらう所謂C.O.Dの2パターンがあります。
その違いはDEALERから「ウチは毎月注文出来ないからC.O.Dで良いよ」とか「結構毎月大きく仕入れるから売掛にして」とかのリクエストもあるんですが、多くは前年のご注文実績として金額や回数を前提にBORED側から「売掛にします?」って聞く事が多かったりするんですね。
で、今回の某DEALERは以前BOREDから「売掛にします?」と聞いたところ、「今迄どおりC.O.Dで良いです」と言われたので以来そうしていたんです。
でも毎回と言うと大袈裟ですが、数ヶ月ごと又は連続して毎月の様に請求書に記載した期日までに振り込んでくれないんですね。
一応その期間は注文メールを受け取った日に請求書を起こして当日中には返信しているんですが、そこから平日3日間~5日間辺りで支払い期日を設けているんです。
だって基本的には注文した時点で早く納品されるのを望んでいるはずだと思うので、平日3日~5日あれば仮にDEALERの定休日を挟んだとしても普通に振込へ行けるじゃないですか?
しかも昨今はネットで振込も出来る時代だし、大手メガバンクであってもネット振込出来ますからね。
なのにその某DEALERは結構頻繁にシレ~っと期日を経過したりするんです。
で、毎回の様にその旨をメールで連絡し、その後数日待っていると振り込まれると。
でも今回は新製品BALBOAオイルの初回生産枠も含まれていた事や、その某DEALER分を確保した時点でちょうど欠品になってしまったCHIMERAオイルも、更には年内最終在庫だって何度もアナウンスして来たPRO SIZE WRも数十本あった訳です。
全てのご注文品が通常の在庫状態では無い物ばかりだったんです。
これらを外注倉庫へ指示して別枠で確保させ、直ぐに発送出来る様に発送準備の梱包までさせていたんですね。
因みに毎回DEALERへ請求書を提示した当日~翌日には直ぐに梱包を行わせ最短で納品出来る様に準備しています。
で、18日期日の前日にも当日にも一応念の為に期日のアナウンスメールをしてもシカト、そしてBOREDの土日定休日中もシカト、ならば今日24日の午後までに振込してくれと再々度メールすると、直後にようやくメール返信にて今回は現金が用意出来ないからキャンセルしたいとの事。
は?全部キャンセル?それもうちょい前に分からなかったか?6日間シカトしてそれかよと。
こちらとしては上記の様に通常在庫品では無い製品を既に外注倉庫で確保の上で梱包までしているのに、しかもBORED STOREの方でもBALBOAオイルやCHIMERAオイルは欠品表示にしていたし、また他のDEALERへはPRO SIZE WRの年内最終在庫は完売したとアナウンスしてしまった訳で。
これどーしてくれるんすか?と。
当然ながら上記の欠品表示中にも売れていた可能性は大であり、また他のDEALER各店にアナウンスしてしまった事もあり、要するに6日間で売り逃している可能性が大いにある訳ですよ。
これが今回だけでなくて、地味に過去から何度もある。
ちょっとウッカリなら分かるけど毎月の様にこれだとウッカリでは済まないでしょ?
お互いに事業主な訳だから。
もちろん他の要因で不具合が生じ納品が遅れますとか入荷が遅れます的な事はBOREDでも何度も生じていましたし、それはその様にオフィシャルとして一斉のアナウンスや個別メールでお詫びしています。
それに全てが自社だけの事では無い場合もある訳ですし。
運送会社の事情とか台風の影響とか、または業者側の間違いや破損事故なども当然あり得る話なので切腹するほどの絶対では無いじゃないですか?
でも上記の様に通常の在庫品じゃない物ばかりを確保させておいて期日は経過するわ6日間もシカトするわはあり得ない。
さて、どーしてくれようか?
当然今後はその某DEALERとの取り引きは一切白紙に戻すつもりですが、その点じゃなくて今回の事だけに限ったBOREDが受けた損失について。
むしろ精神的苦痛と言っても過言じゃない。
まぁちょっと知人に相談の上でゆっくり考えます。
でも、最近はDEALERの敏腕担当者が退職されちゃう事が多くてね。
サイクルショップでも1件、フィッシングショップでも2件、今年になって3件の敏腕担当者が辞められちゃいまして。
これは結構BORED的に打撃ではあるんですけど、そんな今年の終わりも近付いて来た今になっての今回。
あ~ホント10月は色々と疲れがピーク、ご注文お待ちしています。

2022年10月23日日曜日

記事。

先日の20日より先行受注のプリオーダーを開始しましたBOREDの20周年アイテム第一弾の20th-PARKAと20th-T。
20thアイテムなので当然ながら共通デザインとなっていますが、BORED的に敢えてデザイン中には「ANNIV」などのテキストは使用していません。
何か恥ずかしいと言うか図々しい押し付けみたいになるのが嫌だから。
そしてデザイン中にあるテキストについてちょっと聞かれたもんで英検2級の自分が教えてあげましょう。
これBORED的「皮肉」を込めたテキストとなっています。

We are a syndicate of stupid and innocent adults.
With genuine passion for playing in nature, we rely on our gears for physical and emotional strengths.
At the end, we push ourselves over the edge like a little child and give up for grown-up reasons.
我々は馬鹿で無邪気な大人の組織である。
自然の中での遊びに情熱を注ぎ体力と精神力を装備に依存している。
そして子供の様に無理をして大人の理由で諦める。

つまりBOREDとはターゲットであるフィッシング、サイクル、アウトドアなど馬鹿みたいに全力で楽しみながらも道具や装備には拘り、でもどこかで計算してしまう疲れた現代人の大人だって事です。
ズバリそのまんま、毎週末の自分。
これが20thアイテムの背中にデザインされている小さく書かれているテキストの正体です。
そう、なので決してカッコイイ事やクサイ事を書いている訳じゃないんだけど、それこそがBOREDであると。
と言う事で、引き続き先行受注のプリオーダーにてお早目のご注文をお待ちしています。
あれ?そー言えば身内からの注文が来ていないな、何と言うか直接会う距離感の人には買って欲しいよねぇ。
これは大問題にする事としよう。

2022年10月22日土曜日

記事。

まぁ久しぶりに入手が困難でしたわ。
待ってたよ、なPOP SEA CREWから発売されたバンク82s。
あくまでも某ゆうき氏の信者と言う事じゃ無くて、彼の作るルアーは先入観なくシンプルに釣れるから好きって事。
それに多分自分史上で最もシーバスを釣り上げている実績ナンバーワンはダイワのガルバシリーズなので、そりゃ今回も行くでしょうよと言う事。
結果的にスタメンのSAKTAKにもお願いしていたので画像の4個をゲッツ。
しかも自分で買った物は毎度のポイントで買えたから良かった。
ま、ポイントの残りが140ptしかなくなっちゃったけど。
クっ、毎月ポイントでルアーに加え米も買えていたのに、今回はスィングウォブラー145sも買っちゃったから米が買えぬ。
しかし某ゆうき氏のカラーは毎回ダイワでも邪道でもオルタネイティブでも一部が完全に被っているんだけど、これはルアー工場が同じって事なのかな?それとも単に某ゆうき氏のリクエストだって話なのか。
ま、個人的にはハッピーレモンとロイヤルコーラルピンクさえあれば良いんですけどね。
今回は予備?的な意味も込めての4個ゲッツと言う事。
と言う事で取り敢えず毎度金曜日の仕事終わりはホーム湾奥運河へ出撃して来たんですが、このバンク82sは82mmで14gと言う事から同クラスのシンペンより飛距離は落ちるかな?と思っていたところ、ホーム湾奥運河の様に最大川幅で50m程度だと少しキャストをセーブしないと対岸にぶつかります。
なので取り敢えずこれまで投げまくって来て熟知しているガルバ87sと比較してみました。
先ずザックリした飛距離で言うと同クラスとしてガルバ87sともスイッチヒッター85sとも激的な差はありませんが、バンク82sは空気抵抗が少ない形状なので他よりも6g前後軽い癖に飛距離は大きく変わらないと言う事。
あ、DUOのシーク85sに近いです。
もちろん上記なら一番飛ぶのはスイッチヒッター85sで次にガルバ87sですが、大場所でフルキャストしない限り実用上の差は余り変わらないと言う事です。
で、レンジについてはガルバ87sよりも少し入ります。
自分は毎週同じホーム湾奥運河の同じポイントで散々キャストして来たので言い切れるのですが、ガルバ87sよりもイメージ的に5cm前後レンジが下って事で、これはスタメンのSAKTAKも同じ様に感じたみたい。
でも所謂世間で言われているシーバスが釣れるレンジです。
そしてアクションは普通にシンペンなんですけど、少しS字っぽさもあって特に目新しさは感じませんが嫌では無い。
但し、ガルバ87sの様にドッグウォークさせる事が出来ないので、そこだけは少し不満でもあるかなと。
昨日はこのバンク82sと勉強中のローリングベイト77だけで通したと言っても過言では無いくらいに投げまくりましたが、結局足場の高いところからローリングベイト77で3バラシと言う。
早くバンク82sを使って立派な鱸を釣り上げたいけど、これから11月上旬までは怒涛の忙しさなんで仕事に集中しないと。
そして自分の21ツインパワーXD C3000XGで製品版BALBOAオイルをチェック中のラインローラー。
シマノ純正の耐水グリスをキャンセルして分解後にBALBOAオイルを使用していますが嘘偽り無く絶好調です。
本来のターゲットである淡水使用ではありませんが、超低粘度ながら油膜がキッチリと保持されていて、凄く軽い力で回転するにも関わらずノイジーでは無い。
常にPEラインを使用する前提なのでナイロンやフロロよりも水を巻き込み易いのは当然ですが、この程度の海水接触であれば恐らく全く問題にはならないと自負。
あ、皆さん20周年アイテム第一弾も残り少なくなって来たので宜しくね。

2022年10月21日金曜日

記事。

本当はこのDARKSIDEBOREDBLOGを始めた頃は「一週間に一度位」何かしらの記事をアップすれば良いかな?なんて思っていたんですけど、気が付けば毎日キチンとアップしていると言う始末。
さて、ゴメンナサイね、またMETHOD新製品BALBOAオイルの凄さ?を分かり易く画像にしてみたので見てやってください。
これ左がBALBOA、中がKRAKEN、右がGOLYATです。
共にHOZANの精密オイラーを使って同じ量を一滴だけ垂らした物なんですけど、2000円近くもする精密オイラーだけに多分殆ど同じ量だと信じています。
で、新製品BALBOAオイルは超低粘度ハイレスポンスオイルって謳っているんですが、その名の通り一滴垂らしてから油膜の伸び?広がり?が一番早いんですね。
そしてKRAKENよりも早く広く伸びていると。
そのオイル溜まりから更に板に付いている傷に沿って染み込む様にオイルが進んでいるのが分かりますかね?
コンペイトウと言うかエヘンムシと言うか丸いオイル溜まりから少しイガイガが見えるかと思うんですが。
これってオイルの浸透力を見極める簡単な方法でもあって、世間一般の所謂スプレーオイルだとこの現象は比較的目にするんです。
それはスプレー缶に充填されているガスによりオイルが軟化しているからであって、普通に使うと凄く高い浸透力が得られるんですけど、暫く経ってそのオイル中のガスが抜けると意外と粘度の高いオイルだったりしてビックリする事もあります。
ちなみにスプレー缶のオイルを別の容器へ出した場合、オイルに含まれるガスが完全に抜けるまでは一ヶ月位掛かるらしいので参考まで。
で、話を元に戻すとISO VG規格の粘度で言うとBALBOAが9(8に限りなく近い9)、KRAKENが7(8に限りなく近い7)、GOLYATが9(10に限りなく近い9)なんですが、BALBOAはちょうど真ん中の粘度に該当するにも関わらずオイル溜まりが一番早く広く動いていて、板の傷だけに均等に浸透しているのもBALBOAなのが分かりますかね?
KRAKENはなんだか変な方向へ流れているし、GOLYATは動きが完全に止まっています。
あ、KRAKENとGOLYATがダメって言ってるんじゃなくて、それぞれの製品で謳って来た特性を上手く表現出来ているなと言う事。
なので実際にBALBOAは油膜の拡散が均等であって、更に浸透性と拡散性が他よりも早く広いと言う事からハイレスポンスだとお分かり頂けると思います。
参考までにこの板は日本が誇る工作機械メーカー「遠州」ボール盤のテーブルを定盤代わりとして使っていまして、もちろんキチンとレベルを出してあるので常にXYZはバランスが取れています。
ま、そうでなくてもこの程度のテストであれば他の金属板を使っても出来るんですが、キチンとした公差で平面が出ている物でないと意味がないので手っ取り早くボール盤のテーブルを使用したと言う事で、ホームセンターで売っている安物のボール盤では一生レベルが出ないので諦めましょう。
そのBALBOAですが、お蔭様で昨日付けで初回生産分のBORED STORE分が欠品となり、でも10月31日以降はMETHODお取り扱いDEALER各店でもお買い求め頂けますのでゼヒ。

2022年10月20日木曜日

案内。

もうBALBOAオイルの準備とか手配とかでテンパり中なんですが、なんとか20時台にアップする事が出来ました。
そう、20日の20時台と合わせてみたんですが、以前にも軽く触れました様にこの冬の年明け2023年はBOREDが設立から20周年を迎える節目となります。
そこで2022年のA/Wシーズンであるこの冬からスタートして、2023年いっぱいはBOREDの20周年アイテムを順次発売する予定となっています。
先ずは第一弾としてこの冬から20th-PARKAと20th-Tの先行受注を本日只今より開始致しました。
パーカは分かるけどTシャツはさすがに季節外れだろうと思われるでしょうが、結局Tシャツなんてレイヤリングして冬も必ず着ると言っても過言では無いのでの敢えてです。
もう知っている人なら20周年と分かり易いデザインですが、何も言わなければ20周年と気が付かない微妙なところ。
記念を表す「ANNIV」は一切使っていないのでね。
しかもBOREDらしく敢えてブラックとホワイトのみと言う展開にしてみました。
これも合わせて11月20日デリバリーにしたかったんですが、20日は日曜日なので定休日でしたと言う事での11月21日デリバリーとなります。
と言う事でコアユーザーやヘビーユーザーの皆さん、ゼヒBORED STOREよりお早目のご注文をお待ちしていますね。
さて、次の手配も。

2022年10月19日水曜日

記事。

こんにち。
相変わらず貧乏暇無しのBOREDです。
ちょっと疲れがピーク気味。
さて、もう流石にお馴染み?になりましたBOREDのMETHOD新製品BALBOAオイル。
10月31日発売として先行受注を開始していますが、これを書いている今現在BORED STOREの残り枠が数本となっています。
結局3回も追加で枠を広げたんですけどホントに有り難い話で、これが欠品になると次回は11月下旬の入荷予定となりますので参考まで。
で、このBALBOAオイルがメインターゲットにしているリールは淡水使用を前提とした50番~200番までのベイトリールと、500番~C3000番のスピニングリールと言う事になるんですが、先日は自分が湾奥運河で使用する21ツインパワーXD C3000XGのラインローラーとドラグ下のスプールベアリングへ注油して最終チェックを行いました。
もちろん本来の淡水使用とは異なる海水使用ではありますが全く問題無く、むしろBALBOAオイルを注油していた事を忘れるくらい普通に使用出来ていました。
ま、既に夏前からサンプルテストや試作を繰り返して来たので当然っちゃ当然なんですが、製品版として今後も継続使用してみたいと思います。
で、今回。
コロナ禍になってから釣行を自粛しているバス釣りですが、基本的にこの2つのリールを使用しています。
18バンタムMGLのHGとXGの2台。
自分のバス釣りスタイルは完全なるヘビーカバーのみです。
基本は4号か5号のPEラインを使用し、ラバージグ、フロッグ、バズベイトが一軍で、スピナーベイト、チャターベイト、ビッグスプーンが二軍、稀に補欠でビッグペンシルやノイジープラグのみしか使いません。
なので強いリールの代名詞バンタムって事。
カスタムパーツはHEDGEHOG STUDIOのレベルワインドパイプ、Availのヘキサゴンスタードラグ、スタジオコンポジットのRC-SC 96mmカーボンハンドル、そしてBOREDのVITALで過去に発売していたPHASEノブと言う感じ。
今回はこのスプールベアリングにBALBOAオイルを注油してみました。
単純にスプールやノブをクルクルと高回転化させるだけの自己満足的な目的は理解出来ないのですが、そうでは無くて適正ウェイト内においてショートピッチのサイドキャストやピッチングに限って使えば初速の向上に大きな意味が出来ます。
つまり自分の様に遠心ブレーキ好きな場合においては、サイドキャストやピッチングの動き出しがとにかくスムーズになると言う事。
ルアーの自重でスルーっと動き出す事でキャストが非常に楽になるからコントロールに集中出来る。
でも例えば1ozのスイムジグをフルキャストしたからと言って飛距離アップに絶大な効果が生まれる訳ではなく、実際のところせいぜい飛距離が1m前後伸びる程度だと思います。
あ、これはBALBOAオイルだからと言う事でなくて、巷の他社製品を含めた超低粘度オイル全般としてね。
大袈裟なPRに左右されず、超高回転化させたからと言って飛距離が10mも伸びる訳では無いのでお間違い無い様に。
なので超低粘度オイルであるBALBOAオイルを使用する最大の利点は、ショートピッチのキャスティングがスムーズになる事、そしてフィネスやライトリグなどの軽量ルアーがキャストし易くなると言う事、フルキャスト時において飛距離が多少アップすると言う事。
更にBALBOAオイルの油膜は極圧性と油膜性をバランス良く計算し、超低粘度ながら強さは他社同クラス以上のオーバースペックに仕上げているのは毎度の事で、油膜の浸透と拡散をKRAKENオイルやGOLYATオイルよりもスピードアップさせた事が、ハイレスポンスオイルと謳っている由来となります。
そしてこのBALBOAでは新たに耐水性の防錆添加剤も高配合している事で、特に渓流や本流のトラウトマンなどで定番な、魚とタックルを共に撮影する恐怖画像w などにおける半水没?においても従来より大幅な防錆効果でディフェンスする事が出来ます。
もちろん豪雨や台風などでも同様に。
なので使用後は毎回工具を使わなくて済むレベルでリールをバラしキッチリと完全乾燥させ、出来ればアクセスし易いスプールベアリング、ノブベアリング、ラインローラーなどへ1滴注油してからハンドルを良く回す事でケアしてあげてください。
うん、しかし改めて18バンタムMGLは良いリール。

記事。

BOREDのMETHODオイル&グリスはルーツであるサイクルパーツ、そして今やフィッシングリールをはじめスケートボードでも安心してご使用頂けるのはご承知ですよね?
ま、要するに常にMETHODオイル&グリスは使用対象に対してオーバースペックな油膜強度と極圧数値で設計していると言う事なんですが、これはもう設計や開発の時点で癖になってしまっていまして、例えばフィッシングリールのみをターゲットにするなら極圧数値として200kg位をクリアーしていれば問題無いんですが、サイクルパーツをターゲットにすると400kg~600kg位は確保しておきたくて、何せ初代のBSLRなんて平均で900kgとか最大で1000kgを超えていましたからね。
でも今度は逆に極圧数値が高過ぎると油膜のレスポンスに影響して来る事が分かって来て、今や1000kg超えの極圧数値なんて完全に不必要。
上記で例えた数値ですら実用としては完全にオーバースペックですから。
で、最低でもその数値は今も無駄に死守してしまうと言う癖。
さて、シングルスピード好きな皆さんには当然お馴染みのIZUMIチェーン。
1/8とか410なんて規格はシングルスピードの所謂「厚歯」用になりますが、競輪やPISTそしてBMXやMTBなどシングルスピード市場では最も信頼を得られているのが日本が誇るチェーンメーカー達。
IZUMI、DID、HKKなど同じ規格の1/8や410なのに日本国内で凌ぎを競い合っていると言うところがまた凄い。
更に海外メーカーを含めれば膨大な数になるんですが、やっぱりチェーン1本のシンプルな車体っていつ見てもカッコイイなって。
そのチェーンにも当然ながら寿命がある訳ですが、やはり一番ダメにしてしまう原因の一つは錆。
と言うか油膜切れによる錆と言う事。
錆は金属表面を酸化させて赤錆を発生させますが、その赤錆の粉?が研磨剤の様に更に金属表面の精度を悪化させたり、もっと酷いと錆が浸食して行く訳です。
古いアパートの鉄階段が錆びで真っ赤になり抜け落ちそうになっているアレと同じ事。
この事から錆は単純に悪と考えれば良いのですが、毎日の通勤通学だったりするとウッカリ見落としがちですし、または分かっていても面倒だからと放置してしまう。
因みにチェーンが急に切れた時の怖さはBMXライダーが一番良く知っているでしょう。
ステムに膝を強打して最低15分は転げ回る痛さなのでね。
膝を割る奴も結構居るし。
なので錆が原因でチェーンの寿命や強度を落としてしまうと言う事はホントに超絶恐いんです。
だからBOREDのMETHODでは日常の通勤通学で使用するならBSLRオイルを、コンテストやレースで使用するならLIGHT DUTYオイルをとずっとオススメして来ました。
そして最低でも年に一度はチェーンを交換するのがベスト。
NJSと言う競輪規格をクリアした最高峰のIZUMIチェーンで5000円くらい、そうでない一般的なJIS規格をクリアしたDIDのチェーンなら1500円くらい、その中間でもNJSをクリアしているHKKのチェーンで3000円くらいと全然高価ではないのでね。
用途によってと言うかママチャリ的に使う場合でも、DIDやHKKの一番安価な1000円くらいのチェーンで全然問題ありませんので。
チェーンは定期的な注油と年に一度の交換を怠らなければ切ろうとしたって切れるもんじゃないほど強靭ですから。
キコキコ、シャリシャリ、そんなノイズさせてたらカッコ悪いんでね。
ライダーのプライドです。

2022年10月18日火曜日

記事。

凄く有り難い事なんですけど、最近と言うかコロナ禍が始まってから所謂ネットショップのみを運営されている小規模事業者から新規お取り引きのお問い合わせを多く受けています。
大体それらの小規模事業者が謳っている会社概要などの内容を見ると「世界中から集めた厳選アイテム」とか「グローバル化に伴いボーダーレスな商品」を販売って、つまりは安易に想像出来る事としてAmazon?Alibaba?だろって。
で、大体が自宅兼仕事場?なのか一軒家とかマンションが所在地だったりするんですね。
もちろん一応どの様なビジネスをしているのか幾つか質問はしますが、基本的に上記パターンの何でも取り扱う小規模事業者とは一切お取り引きしていません。
実は過去に一度だけ同様の業者と取り引きした経験があるんですけど、そこは会社として事務所兼倉庫が所在地であった事、ジャンルは違えども実店舗も持っていたと言う事、それにアウトドアでは無いけどガーデニングをメインで取り扱っていた事から取り引きしてPRO SIZE WRのみをお取り扱い頂いていたんですが、結局はコロナ禍で廃業?したのか急に一切連絡が付かなくなったりして。
で、それとは逆に大手全国チェーンの自転車店、大手全国チェーンの釣具店、それらを取り扱う問屋や代理店、それからAmazonや楽天やYahoo!など大手ECサイトのみへの出店で運営されている場合もBOREDの取引先として対象外となります。
これは以前にも何度か書いて来ましたが、広く浅くと言う販売経路を良しと思っていない事や、誰もが知る様なメーカーとして認知度を得たいと言う事も無くて、BOREDがターゲットとしている特定のジャンルやカテゴリー内で知って頂きたいと言う事からなんです。
もっと言うとBOREDがMETHODとVITALで対象としているフィッシング、サイクル、スケートボード、ハイク、アウトドアなど、これらは自分自身が直接深く携わって来たジャンルやカテゴリーなんですね。
だから語れる作れる売れると言う事が大事であって、ハッキリ言うとこれらの何れにも深く関わっていない人に気安く売って欲しくないと。
POSERはSUCKSだと言う事。
単に売上や利益だけを求めるなら上記の特定ジャンルやカテゴリーだけに絞る様な事はしませんて。
じゃなくて結局は好きな事だから好きな所で売ってもらいたい。
これに尽きるんですね。
それと現在BOREDがお取り引きさせて頂いてるDEALER各店は、実店舗または事務所を賃貸している上で自社通販サイトや別途ECサイトも併用されていたりと言う事で、要するに自宅とは別に家賃を支払うと言うリスクを抱えているんです。
これは結構な割合で重要視していまして、要するにリスクの無い?少ない?自宅兼仕事場だけで同じ扱いと言うのは違うかなと。
ま、現在のDEALERにおいてもメンテナンス工房などは別として、あくまでも販売だけに限った事としては重要視しています。
だからこのDARKSIDEBOREDBLOGに書いたからって冒頭の小規模事業者には殆ど伝わらないかもしれませんが、ズバリ言ってしまうとプロショップ系または地域チェーンショップ、そしてメンテナンスの専門工房やビルダーの工房などのみが対象ですと言う事。
そうしないとあらゆるジャンルやカテゴリーへ製品をバラ撒かれるだけで、一瞬は売り上げが上がるかもしれないけどリアルに広く浅くになってしまうんですね。
これはガレージメーカーとしては絶対に避けたい事であって、仮に自分がドンキ〇ーテへ行った際にPRO SIZE WRが値引価格で販売されているのを見たとすると相当腹が立つと思うんで。
だからキチンと取り締まらなきゃね。
もちろんそれら以外のプロショップ系とか単店ショップなどはいつでも大歓迎ですので、ゼヒBOREDオフィシャルメールアドレスinfo.bored@gmail.comまでお問い合わせください。
生意気言いました。

2022年10月17日月曜日

記事。

先日から初回生産分の先行受注を開始しましたBOREDのMETHOD新製品BALBOAオイル、予想を超える多数の先行受注を頂きましてありがとうございます。
さぁ、次の段階です。
先日16回連続で釣行後に水へドボンして塩抜&検証して来た自分の20カルカッタコンクエストDC 201HGですが、ちゃんとフルメンテナンスしてやった事でヌメヌメに蘇りました。
って事で今回はハンドルなんですけど、自分は夢屋のウルトラストロングハンドル96mmを使用しています。
このウルトラストロングハンドルは流行のゴム系ノブが凄く調子良くて、発売早々から装着して愛用しているんですが、一点ノブのベアリング径が特殊サイズなんですね。
所謂一般的な740では無い上に表と裏?上と下?つまり2個のベアリングも個々に規格が違うと言う。
で、今回はこの純正の夢屋ベアリングを脱脂洗浄して先日から3種類に絞り込む事が出来たBOREDでは初の防錆添加剤を注油してみたんです。
この防錆添加剤自体にもエステル化学合成油を使用している点がセレブなんですが、念のために言っておくとこれ単体で発売出来るもんではありませんので。
次なるオイル製品として年内中に発売?を予定している海水使用にも完全対応となる低粘度と高粘度の2オイルに配合される防錆添加剤と言う事です。
でも実際に他のテストでは凄く良好な結果を得られているんですが、今回はかなり酷使して来たノブベアリングでテストをする事で感触としても状況把握し易いかなと思いまして。
それに毎回チェックするにもノブならアクセスし易いんで、結構コマメにチェック出来るかと思っています。
幸い?この夢屋のウルトラストロングハンドルで使用されているベアリングは片面オープンなので水が浸入し易い状況です。
ワザと錆びるまでチェックするには良い対象と言う事。
そして先日のビッグベイト釣行でも非常に調子が良かったBALBOAオイルを改めてスプールベアリングで使用してみました。
本来のメインターゲットとは異なる対象ではありますが、結局サンプルオイルの時点から製品版までビッグベイトのみで使用しても全く問題無かったので暫くBALBOAを使用し続けてみようかと。
だけど今度はベアリングをHEDGEHOG STUDIOの最高峰AIR HDセラミックベアリングへ交換してみた上でのBALBOA使用です。
ちょっと楽に投げたいと言うか軽く回してみたくてね。
また人柱、じゃなくて今回は自社製品のテストだから仕方ない。
ホント毎回の様にテストに使われ可哀想な自分のリール達。

2022年10月16日日曜日

記事。

毎度です。
このDARKSIDEBOREDBLOGでもお伝えして来ました様に、本来は淡水使用を前提としたBALBOAの最終チェックとして自身の20カルカッタコンクエストDC 201HGと共に画像の21ツインパワーXD C3000XGでも使用してみた件は既にお伝え済ですね。
で、このツインパワーで使用した箇所はラインローラーなのですが、元々自分のツインパワーはラインローラーを分解してシマノ純正耐水グリスをキャンセルし代わりにHYDRAを使用していましたが、今回は最終チェックと言う事で敢えてBALBOAを注油しています。
でも時期が時期だけについデカいルアーを投げたいと前回と前々回はビッグベイトタックルで釣行してしまったんですね。
もちろんカルコンのチェックもあったもんで。
なのでこのラインローラーに注油したBALBOAのテストはどーしようか?となりまして、結局は水が掛かれば良いんだろうと2日続けて雨天となった自宅の庭にこのツインパワーを放置してみたんです。
雨量としては普通に降っているレベルと小雨レベルの2日間でしたが、もうキッチリと雨まみれにしてみました。
で、その事をスッカリ忘れていた本日、ようやくBORED事務所へ持ち込んでチェックしてみました。
結果としてラインローラーへ注油した際と同じくスルスル回転する状態は全く変わらずに維持されていまして、中身を開けてみてもビッシリと油まみれでした。
まぁこれは実用していないんでラインローラー自体が回転すらしてないじゃねぇーかと言われたらその通りなんですが、それでも2日間雨天に降られていても油分は流れ出していない事だけは確認出来ましたと言う事で。
今週こそは毎週金曜仕事終わりの釣行で実用してみたいと思いますのでご勘弁を。
もちろんBALBOAが対象とする淡水使用では無く今回も更に過酷な海水使用での話なので、これなら多少は納得して頂けるかな?とも思います。
話は変わりますが自分的にラインローラーは常に軽く回ってナンボと思っていまして、グリス化された最近の重い回転は理解が出来ません。
常に巻き取り中はラインが触れているラインローラーなのに、ある程度テンションが掛からないと回転しないと言うのであればベアリングを内蔵している意味があるのか?と思うんです。
もちろん8000番とか14000番とか巨大スピニングになれば分かるんですが、例えば4000番までのPE1号前後を対象とした場合は常に軽く回転しているからこそ意味があるのでは?と思っています。
なので自身のツインパワーも19ヴァンキッシュ4000MHGも同様に純正耐水グリスをキャンセルしてオイル化させてあります。
もちろん不具合は一切ありませんし、むしろラインの糸ヨレは確実に減りました。
これは実際に毎回釣行する仲間にも言われたんですが、糸ヨレ改善グッズのルアーみたいなアレ。
当初はアレを買って対応していたんですが、上記の様にオイル化してからはアレを持ち歩く事も無くなりました。
もちろん比較的フルキャストが多いので糸ヨレが全く出ない訳ではないのですが、糸ヨレによりラインが勝手にクルクル結ばれてしまう様な事は完全に無くなりました。
なのでショアからのシーバスやライトソルトやショアジギなどにおいては現状BALBOAをラインローラーへ注油して使用するのは非常に有効と思われますし、それに新たに配合された耐水性防錆剤の効果もありますので頻繁に注油する必要も無い様に感じています。
ま、暫くはこのツインパワーで様子を見てみますので、また後日実用チェックと共に報告しますね。

2022年10月14日金曜日

記事。

昨日より初回生産分の先行受注を開始させて頂きましたMETHOD新製品オイルのBALBOA。
お蔭様で受注開始しました昨日16時30分過ぎから怒涛のご注文を頂いていまして、受注開始当日中の欠品だけは避けようと急遽受注枠を増やしました。
しかも2度ほど、ホントに有り難い。
でもこの数日は現在の受注状況を都度カウントした上でちょいちょい在庫数を更新して行きますので、欠品の場合でも翌日にはちょっとだけ数が増えている場合もあります。
で、次回の入荷は他のMETHODオイル&グリス製品も含めた在庫補充生産として11月中旬頃の予定となりますが、もちろんBALBOAオイルについては10月31日の発売日よりMETHODお取り扱いDEALER各店でもお買い求め頂けますので念の為。
そしてアグレッシブなアングラーより早速お問い合わせを頂いていますバスフィッシングを主体とした場合のMETHOD製品セレクトとは?
当然ながら一概に「コレで間違いない」とは言い切れないのは個々に使用するタックル、ライン、ルアーは当然ながらフィールドやシチュエーションなど様々な要因があるからなんですが、あくまでもフィッシングリールを機械として捉えた場合の適正は?と言う事です。
で、一般的に7g~28gまで1/4oz~1oz辺りまでをバスフィッシングのレギュラーウェイトとし、70番~200番ベイトリールとML~MHロッドを前提としたタックルの場合、画像のセレクトで大体カバー出来るのではと思います。
先ず、BALBOAオイルはスプールベアリングやハンドルノブベアリングなど、特に軽い力で安定した高回転を求めるベアリングに。
次に、CHIMERAオイルはワンウェイクラッチのリテーナーとインナーチューブに、そして組付時の各関節部などアッセンブルオイルとしても。
今度はグリスですが、ALPHAグリスはメインギアとピニオンギアそしてドラグワッシャーにも使用出来ますが、もっとグリスに粘りが欲しいと言う場合にはOMEGAグリスを少量追加して混合カスタムする事でフィーリングを操作する事が可能ですし、OMEGAグリス単体ではウォームギアに薄く塗布する使用も有効です。
また、その他のパーツにおいても更にメンテナンスやチューニングを突き詰めたい場合など、BOREDのMETHODオイル&グリスは凡そ全てのジャンルに対応する事が出来るラインナップとなり、更に各製品をユーザーのお好みで混ぜ合わせて使用する混合カスタムにも対応していますのでご安心を。
よく他社製品で見かける「〇〇~○○まで対応」とか、それホント?テストしてる?って怪しいフレーズとかやたらと広い適応記載を見かける事がありますが、BOREDのMETHODオイル&グリスはガチですのでご安心を。
別にヒイキする訳では無いのは当然ながら実用テストや常時ヘビーユースしてくれているMETHODお取り扱いDEALERの一例として、ライトソルトで言えばFLB CRUISE、エリアトラウトで言えばKOYAMAN WORKS、オフショアジギングで言えばMAREBLE、国内大型ソルトで言えば10minutes、国内外怪魚系モンスターで言えばMonster Kissなどなど。
もちろん他のお取り扱いDEALERでも同様です、重ねて上記はヒイキじゃないですよw
これらMETHODお取り扱いDEALERでの試用や実用も現在進行形で継続中ですので完全に安心して頂けるかと。
と言う事で今回の新製品BALBOAオイルにドンズバなターゲットとしてバスフィッシングでのオススメセレクトとなりました。
またMETHODお取り扱いDEALER各店でもオイルやグリスの質問などに対応頂けると思いますので、ゼヒ併せてご利用してみてください。

2022年10月13日木曜日

案内。

本家のBORED BLOGでもアナウンス済となりますが、予定通り本日16時30分過ぎからBORED STOREにて先行受注を開始しましたBOREDのMETHOD新製品BALBOAオイル。
未だ先行受注を開始して間もないのですが、早々に多数のご注文を頂きありがとうございます。
この分だと当日中に欠品になってしまいそうなので急遽受注枠を増やしました。
10月31日の発売より一斉にデリバリー開始となりますが、初回生産分についてはMETHODお取り扱いDEALERと共通の生産枠につき、最短最速での入手をご希望の場合は先行受注にてご注文をお願いします。
さて、これからは次のステップへ。
まだ年内にやっつけなきゃいけない業務が山積みでして。
再度、引き続きMETHOD新製品BALBOAオイルを宜しくお願いします。

2022年10月12日水曜日

記事。

いきなりですが。
先の続きでもって、誤解が生じた様なので再度詳細に説明します。
高回転の意味。
超低粘度オイルとしてISO規格のVG9相当で発売する新製品BALBOAオイル。
これを仮にベイトリールのスプールベアリングで使用したとします。
当然ながらメーカー純正時よりも更に粘度の低いBALBOAオイルを注油する事で粘度抵抗が減る為に高回転化します。
高回転化すると言う事はキャスト時の初速が確実に上がり、それは単純に言えば飛距離アップにも繋がります。
では例えば他社製品でVG2と言う更に超低粘度なオイルを同じ条件で使用した場合、今度は更に粘度抵抗が減る事で初速が上がり飛距離も僅かに伸びる事になるでしょう。
そこまでは異論ありません。
但し重要な事は上記の場合は単純にオイル同士の粘度違いだけに争点を置いた場合で、そのベースオイルの種類、粘性、摩擦係数など他に数ある要因は一切無視した条件と言う仮の話です。
シンプルに言うとKRAKENやGOLYATで使用して来たポリアルファオレフィン合成油とBALBOAで使用しているエステル化学合成油の摩擦係数には0.02ほどの差が生じます。
0.02?って少なくない?ではなく、これはかなりの差なんです。
なので上記の他社製品でVG2のオイルが何の種類かによってはエステル化学合成油のVG7やVG9の方が摩擦係数が低く高回転化する場合も大いにあり得ると言う事。
そしてポリアルファオレフィン合成油はトラクションに対し優れた効果を発揮するオイルと言う事で、エステル化学合成油はフリクションに対し優れた効果を発揮するオイルと言う事。
つまりポリアルファオレフィン合成油は「引っ張る力」が得意でエステル化学合成油は「摩擦を減らす力」が得意。
真逆まで行かないとしても完全に同じベクトルでは無いんです、得意とする基本性能が。
言う迄も無く鉱物油においては高純度精製鉱物油であっても基本性能が貧弱な油膜性能なので相手にしていません。
と言う事で単純に粘度が低ければ良く回り良く飛ぶとは限らないと言う事。
つまりはターゲットを詳細に吟味して実用テストを繰り返した結果から逆算して粘度を決定する事が出来なければ超低粘度の領域は上手く機能しません。
これこそBOREDの様に完全な自社設計で自社生産で無ければ実現は難しいでしょう。
次が実用上で最も重要な事になりますが、上記の他社製品VG2のオイルを注油して普段通りにフルキャストした途端にバックラッシュ。
これは普段のブレーキセッティングが対応出来ていない事で、初速が上がり過ぎてしまいバックラッシュを起こすと言うもの。
で、これを回避する為にアングラーが先ずやる事は?
そうブレーキセッティングを強目に調整し直しますね。
ブレーキは回転力を抑制する為の物で、つまりフラットからスタートして徐々に強くブレーキが効く構造を基本としています。
ま、DCは別として。
なのでBALBOAオイルよりも超低粘度なVG2のオイルを使用した癖に、それまでよりブレーキセッティングを強目にセッティングしていたとすると。
意味あります?
だから余りにも過剰な?無知な?低粘度化は実用上全く意味を持たないんです。
これを踏まえてMETHOD製品で最も低粘度だったKRAKENオイルは、上記の様にべースオイルの性質上トラクション効果が大きい事から「引っ張る力」が生まれ、超低粘度のISO VG7相当ながらバカみたいに無意味な超低粘度オイルでは無かったと言う事なんです。
つまり超低粘度で浸透性にも潤滑性にも優れていながらサッパリとしたフィーリングで油膜もキチンと保持されていたと言う事。
で、話は変わります。
先日の定休日は東京の一級大河川Aリバーまでビッグベイトシーバスをやりに行きましたと言う事はSNSでもポストしていたんですが、その際に最終確認の意味で20カルコンのスプールベアリングにはBALBOAオイルの製品版を注油してみたんです。
ブレーキセッティングはDCの利点から普段と全く同じで1ミリも違っていません。
でもそれまで69mが最高だったルアーの飛距離が急に76mまで伸びたんですね。
もちろん一度限りでは無くて何度も71mや74mも出しました。
これ全てを鵜呑みにするべきでは無い事として、足場が広く手摺も無い事から思い切り振り抜ける状況だった事、風速や風向きがその前回69mの時と同じでは無い事、使っていたラインは前回が4号の4本編みで今回は5号の8本編みだった事。
これら以外にも気温や湿度や自分のコンディションなども当然関係して来る上で、タックルハウスのK2F162T3と言う同じルアーで飛距離が7m伸びたと言う事実。
そしてその要因の一つに普段のCHIMERAオイルからBALBOAオイルへ交換してみたと言う事も少なからず飛距離アップに貢献していたとは言えるでしょう。
何せ一投目のキャストフィーリングからして「ん?」とは思いましたからね。
だけど重ねてBALBOAオイルを使えば誰もが確実に7m飛距離アップする訳では無いですよ。
非科学的なキャッチコピーやテキストに惑わされずキチンとした化学的にも物理的にも納得出来る理由を前提に「だから良いのではないか?」と言う事でご使用頂ける事が作り手として本望です。
そして何度も書きますが、この新製品BALBOAオイルは淡水使用を前提に設計した超低粘度オイルであり、一部材料の入手が困難になってしまった事で半年以上も生産がストップしていたKRAKENオイルとGOLYATオイルの後継製品としてアップグレード&モデルチェンジした製品です。
なのでいくら一級河川とは言え河口から数百メートルの位置で行った最終チェックにつき、このBALBOAオイルを常に海水使用する事は推奨出来る訳ではありませんのでアシカラズ。
ま、でもこのBALBOAオイルはホントにトラクションとフリクションに対しバランスが良く取れたオイルと自負していますので明日13日の夕方はゼヒ先行受注にてご注文をお待ちしています。

案内。

ようやく先行受注を開始出来る準備が整いました。
と言う事で先日よりBORED BLOG及びSNSそしてこのDARKSIDEBOREDBLOGでも度々詳細をご案内して来ましたBOREDのMETHOD新製品BALBOAオイルですが、明日13日の夕方より初回生産分の先行受注開始となります。
相変わらず新製品の初回生産分は通常の在庫補充生産と比べ半分以下になってしまい申し訳ないのですが、初回生産分に限りMETHODお取り扱いDEALER各店と共通在庫につき、先行受注にてご注文頂きました場合が最短最速でのお届けとなります。
さて、よく巷にある超低粘度オイルの誤解として、ベアリングへ一滴注油するともう驚く程の高回転となり飛距離も大幅に伸びるんですよ的なアレ。
全てを否定する訳ではありませんが、でもその超低粘度オイルがどれだけ耐久性を併せ持っているのか?
これが一番重要視するべき事だとBOREDでは考えています。
一時間?一日?一週間?とそりゃ超短命だから釣行後に必ず毎回注油してくださいって事であればどーにでも出来ますし、逆に言えばそれなら某C〇C5〇6でも良いんじゃないの?って事になる。
じゃなくて、基本的にマメなメンテナンスは大歓迎な訳ですが、例えそれが定期的では無かったとしても油膜はキチンと維持されている事がオイルメーカー最大の宿命だと思っているんです。
なのでこのBALBOAを含めたBOREDのMETHODオイル&グリスは先ず耐久性を重視。
各製品の粘度や種類に応じた市販他社と同クラスの中で最高の耐久性を持たせる事を目指していて、更にその耐久性の中でも極圧性と油膜性をバランス良く高次元で実現する事が重要。
極圧性が強いだけでもダメだし油膜性が強いだけでもダメ、これは2014年位までのBOREDが目指していたコンセプトから更に飛躍して、各性能のバランスを最適化する様になってから現在まで謳っているコンセプトです。
今回のBALBOAはKRAKENとGOLYATの良い所を併せ持つISO VG9相当の超低粘度ながら、更にオリジナル防錆添加剤の生産途中で生まれた耐水性防錆添加剤も新たに配合する事で、基本的に淡水使用を前提としながらも水没や浸水においても飛躍的に防錆効果を向上させる事が出来ます。
サッパリとした粘性ながらシットリとした粘度はこれ1本でレギュラーウェイトのバスフィッシングやトラウトフィッシングに対応出来る特殊な油膜として、新たにMETHODのスキルで誕生したハイレスポンスな超低粘度フルシンセティックオイルとなります。
と言う事で明日13日の夕方より先行受注をお待ちしています。
尚、次回入荷は11月中旬以降の予定となりますのでゼヒお早目のご注文にて確保させて頂ければと思います。

2022年10月11日火曜日

記事。

今回で16回連続ビッグベイトシーバスのみで東京湾奥の運河や一級河川にて使用して来た自分の20カルカッタコンクエストDC 201HG。
あ、もちろんもっと以前からビッグベイトのみで使用して来ていましたが、今回は釣行後に毎回必ず水道水へドボンさせてケアしてみたと言う意味での連続16回で、当然ながら16日連続では無いですよ。
具体的には毎回の釣行後に水道水へ完全に浸けてハンドルを10回転ほど回してリール内に入り込んだ海水を流し終えた後、スプール、サイドカップ、メカニカルブレーキキャップを外してから良く振って水気を取り、その後は翌日までマイクロファイバーウエスの上で放置乾燥させていました。
乾燥後はスプールベアリング、スプールシャフトのみに一滴注油を行い、その他はウエスや綿棒を使い汚れを軽く拭いたのみ。
もちろんコレはBOREDがメーカーとして推奨出来るパーフェクトなケアで無く、あくまでも簡易的に行った方が良いと思われるケアとして人柱的にどの位の効果があるのか?を実証したものになります。
使用環境としてリールは上記になりますが、ロッドはMonster KissのDear Monster MX-8+改、PEは8本撚りの5号をメインに稀に4号または6号、リーダーはナイロン50lbか60lbまたはフロロ40lbにて使用。
基本的にメガドッグ220、メガドッグ180、コノシロペンシル185、DKシードッグ160、グランソルジャー190、ストリームデーモン180、BKF175、K2F162T3、コノシラススイマー150、ガルバストロング120、ジョインテッドクロー178、コノフラット195辺りをメインに使用して来ました、ウェイトにすると45gから130gまでのビッグベイトです。
この条件で夏の高気温&高湿度でも台風でも豪雨でも冒頭のケアだけで済ませ16回ノーメンテナンスで使用して来たと言う事です。
基本仕様としてこのDARKSIDEBOREDBLOG2022年7月19日火曜日の記事内から一部変更して、スプールベアリングにはCHIMERAオイル、ワンウェイにはCHIMERAオイルとLIGHT DUTYオイルの同率混合カスタム、メインギアとピニオンギアにはSIGMAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはBSLRオイルを使用し、直近の2回においてはスプールベアリングに新製品オイルBALBOAを最終確認用として敢えて使用してみました。
個人的に自分が対象としているバスやシーバスなどのルアーフィッシングカテゴリーの中で、一番過酷と思われる状況がビッグベイトシーバスなので今回の検証に選んだと言う事です。
結果として、画像の様に非常に綺麗な状態を保っていて、ワンウェイとメインギアにおいては懸念していた酷い汚れも見られず、また錆の発生や塩の結晶も殆ど見られない事から良好状態と言っても良いでしょう。
但し、ワンウェイのニードルベアリング側は水分の混入によりオイルと反応して僅かに乳化が見られましたが、逆に乳化により油分が供給されやすいペースト化した事で錆の発生を防ぐ事に繋がり、メインギアとピニオンギアにおいてはグリスの油膜が十分では無く、やはり水に浸けてハンドルを回転させた事で水と混ざり合ったグリスがボディ側へ飛散している事を確認しました。
それでも明らかな異音や焼き付きが生じていないのはSIGMAグリスに配合されている極圧添加剤の油膜が効果を発揮していた物と思われます。
それら以外にボディ内部のベアリング全てに使用したBSLRオイルやクラッチやスプリングまで全てにおいて異常は見られていませんが、外部のネジ頭周辺には薄く塩が付着していました。
スプールベアリングについては水の侵入が見られた事で14回目の使用時に明らかな油膜不足を感じましたが、それは前回の雨宿り最中にロッドを立て掛けて豪雨に晒してしまった事が原因かもしれませんし、単に油膜の保持限界だったのかもしれませんが、13回目まではCHIMERAオイルの使用で全く問題無く使用して来ました。
逆に言えば毎回致命的な問題が無かったから16回使用して来たと言う解釈であって、当然ながら油膜が薄れた部分や軽い摩擦音などは生じる様になって行きましたが、長年の経験から現状は実用出来ると判断しての16回と言う事です。
でも流石にメインギア周りの油膜薄さを感じて来たので、ハイシーズンを直前にフルメンテナンスしますと言う事での今回でした。
やはり海水をメインにした場合は特に、しかもヘビーウェイトやビッグベイトなどリールにとって負荷の大きなタックルにおいては毎回水に浸けて塩抜きをしてから良く乾燥させ、比較的簡単にアクセス出来るスプールベアリング、ウォームシャフト、ノブベアリングなどには少量の注油と清掃を行う事でリールの状態を長く保つ事が出来ると言えるでしょう。
そして出来ればシーズン毎に本格的にメンテナンスを行う事がベストです。

記事。

只今絶賛生産中となりますBOREDのMETHODより発売となります新製品オイルBALBOA。
主成分であるベースオイルに新たなエステル化学合成油を使用し、KRAKENとGOLYATの後継製品としてアップグレードしたBALBOAですが、エステル化学合成油の唯一懸念されるケミカルアタックについて。
一般的にエステル化学合成油はプラスティックなどの樹脂製品に対してクラックを生じさせたり、ポリアルファオレフィン合成油などはゴム製品に対して膨張を引き起こす事が懸念されています。
これは全てにおいて確実に発生するとも言い切れず、使用対象物の素材や経年や使用環境など、要するに相性と言う事になるんです。
但し、言い訳する訳ではありませんがBORED STOREの各種製品ページテキスト内でも、また以前からBOREDが謳って来た過去の膨大なテキスト中にもある様に、基本的にBOREDのMETHOD製品は「金属」に対しての効果を前提としています。
元々サイクルメカニック時代からも同様に謳って来ましたが、これは現在も変わり無く基本コンセプトにしている事です。
それが故のシンセティック製品であり化学合成油であると言う事。
なので本来とは違う対象であるプラスティック製品やゴム製品などをメインに使用した場合は責任持てませんが、でも一応BOREDなりに実用テストも行って来た上で実用上は問題が見られませんでしたと言う事です。
その一例として画像は現行のMETHODオイル製品で使用しているゴム製のスポイド部だけを新製品オイルBALBOAのベースオイルに一ヶ月以上浸けていた物です。
このスポイド部はゴムシール材として多く使われているNBRゴムことニトリルブチル製を使用しています。
それまでのMETHODオイル製品では天然ゴムを使用して来た事で、実用上は問題が無くともスポイド部のゴムが膨張する例が見られました。
まぁ天然ゴム自体はそーゆー物であって、決してオイル使用だけの事では無く他の要素でも素材が損なわれる場合もあったので、現在はNBRゴム製へ変更してからもう数年?経過した訳です。
そのNBRゴムは一般的に例えばオイルシールとかオーリングに多用されています。
逆に言えばオイルシールとかオーリングに使用されている癖にNBRゴム製では無いとすれば、それはハード側メーカーの問題です。
なのでオイルと接触する機会の多いゴムとしてはNBRゴムまたはシリコンゴムを使用する事が常識?であり、これらなら恐らく問題は無いであろうと言う事です。
で、話を元に戻すとそのNBRゴムを一ヶ月以上完全に密封してオイル漬けにしてみた訳ですが、現時点では異変も膨張も全く見られていません。
つまりキチンと油脂に対応しているオイルシールやオーリングであれば実用上は問題無いであろうと言う事が言えると思います。
個人的にはポリアルファオレフィン合成油であるTHICK HEAVYは樹脂製のプラスティックギアに塗布していますが、これも現時点で全く問題無く、ケミカルアタックによるクラックの発生は皆無で一度もありません。
再度、基本的にBOREDのMETHODオイル製品は金属をメインターゲットにしています。
フィッシング用途でもサイクル用途でもスケートボード用途でも、多くで使用されるベアリング、ギア、シャフト、チェーン、ワイヤーなど、これらに使用するオイル製品として生産していますので改めてご確認を。
だけど実用上と言うか一般的なメンテナンス頻度において、過去に一度でもケミカルアタックが原因とされた不具合が見られた事はありません。
もちろんこれはBOREDのMETHOD製品に限らず、市販に存在しているあらゆるジャンル用の化学合成油や合成油においても同様となりますのでお間違いなく。

2022年10月7日金曜日

記事。

今日は昨日より超絶寒いんですけど。
この急激な寒さはヘルニアンには不安で仕方ない。
けど、先日ガッツリと濃いめのブロック注射も済ませたし、今日も昼飯はロキソニンなので恐らく大丈夫かと。
そんな事を言ってる場合でもなくて、製品版の新製品オイルBALBOAを20カルカッタコンクエストDC 201HGのスプールベアリング、そして21ツインパワーXD C3000XGのラインローラーとスプールのドラグ下ベアリングへ仕込みました。
つまり週末は敢えて雨天の中リールを濡らして最終検証しなければと言う事なんですが、取り敢えず今日は雨覚悟なんでベイトタックルですかね色々と水が入り易いので。
さて、本来は淡水使用を前提としている新製品オイルBALBOAですが、海水使用で検証する事で淡水よりも過酷な状況での耐久性が確認出来ると言う訳です。
海水使用における過酷な部分は、当然ながら放置しておくと錆が発生し易く、そして塩の結晶が発生するの2つ。
これに尽きます。
なので結局今回で15回?ノーメンテナンスで連続使用している20カルカッタコンクエストDC 201HGに敢えて使用し、これまた6回か7回ノーメンテナンスで連続使用している21ツインパワーXD C3000XGでも引き続き上記箇所への注油のみで検証を開始します。
この検証は製品のテストと言う事では無く、やっぱり問題無いですねって事の確認を意味しているだけなので、基本的には自己満足の部類。
特に今回の新製品オイルBALBOAは真夏の高温下や高湿度から初期のサンプルテストを行って来ましたので不安要素は一切ありません。
けど毎回新製品の発売に当たっては不安しかないと言う小心者。
ちなみに普段だと基本的には20カルカッタコンクエストDC 201HGのスプールベアリングにはCHIMERAオイル、21ツインパワーXD C3000XGのラインローラーとスプールのドラグ下ベアリングにはHYDRAオイルを使用しています。
あ~しかし昨日からの気温低下と雨天って、ホント毎週末は散々ですよね。
それに明日は協賛した博多湾ビッグベイトシーバスバトルでしょ。
エントリーした皆さん頑張ってください。

2022年10月6日木曜日

記事。

今日はハッキリと寒い。
さて、もう頭の中はMETHOD新製品オイルBALBOAの事でいっぱいなんですが、先日付でデカールの入稿が済んでいたのをスッカリ忘れていました。
今回は初?の縁無しデザインなんです。
画像の薄い枠はサイズ目安なので実際には縁無しです。
素材は毎度の透明PET素材と言う相変わらずの高級っぷりなんですけど、ちょっとKRAKENとGOLYATの後継モデルチェンジ製品と言う事もあり、敢えて真逆となるシンプルなデザインにしています。
それとBALBOAには着色も行っていないのでKRAKENと同じ様な薄い黄色?茶色?になるんですね。
なのでこのデカールと合わさると書いてある事が良く見えるかなって。
BSLRとかHYDRAなんて着色されているから超見え難いじゃないですか?自分で作っておいてアレですけど。
で、早速BALBOAと言うネーミングの由来は?と聞かれたんですけど、そりゃ当然ロッキーバルボアのバルボアでしょーが。
スタローンにしなかったのはセンスです。
ではナゼって事ですよね?これは確か2015年?に初代のKRAKENとGOLYATを生産したんですが、この時のベースオイルもエステル化学合成油だったんです。
そのエステル化学合成油が材料業者都合で生産出来なくなってしまい、凄く慌てたり困ったりと大騒ぎして担当者を呼んで叱った程でした。
けど同タイミングで最高のポリアルファオレフィン合成油が入手出来る様になった事で、2016年にグレードを変更して現在の二代目KRAKENとGOLYATへ生まれ変わりました。
それから6年が経過した現在もまたべースオイルの問題で半年ほど生産がストップしていたKRAKENとGOLYAT。
宿命の様に下がったり上がったりを繰り返して来た事で、そんなイメージを想像していた時に作業をしながらなんとなくアマプラで久しぶりにランボーを流し見していたんです。
ロッキーじゃないんかいって事なんですけどね。
で、ナゼかランボーを見たはずのにロッキーが付いて回り、このKRAKENとGOLYATが辿って来たイメージに合うなと。
けれどロッキーじゃ誰も買ってくれないんでバルボアにしました。
エイドリアンにすれば良かったかな?
完全なる昭和人向け。
なのでバルボアなんです。
でもネーミングってキチンと付けていた事もあるんですが、基本はその製品の見た目がズバリ用途を連想させる物でない限りはインパクトの方が重要じゃないかと思っていて。
つまりショウユなのにソースってネーミングでも良いんですよね。
でも超絶紛らわしいので普通そんな事はしません。
ならばその用途を直で連想させない製品なら作り手の自由度が高いと言う事で上記の様になったんです。
フザケテはいません。
あとは呼びやすい、「ボアードのバルボアってさぁ」ね?呼びやすいですよね。
そんな意味でした。

2022年10月5日水曜日

案内。

今日はもう散々でね。
Instagramを見てくれた人はご承知のとおりで、昨晩は深夜?早朝?の4時頃に帰宅したんですね。
つまり鬼残業していたんです。
で、鬼残業した日は普段よりも遅い10時に起きて10時半に出勤すると言う30分ちょい遅れの始業としているんですが、今日に限って朝8時位に目が覚めてしまったのでトイレへ行こうと起き上がると、いや起き上がれないほどの激痛が。
そう、持病の椎間板ヘルニアが再発してしまってね。
で、朝から東京は雨でしょ?これだなと。
急な気温低下と低気圧のダブルパンチでもう腰が動かせない。
しかも愚妻は既に仕事へ行ってしまったし、ならば一旦布団の上でフルチンになるんですね、自分の場合。
そこからハンガーとか手元にある物を使ってパンツを履いたりソックスを履いたりする。
小一時間かけて着替えが済んだら毎度行き着けの医者へ電話して「濃いめで」とブロック注射を腰にグサっと。
そんな朝のトラブルを済ませ、ようやく動ける様になると。
それから業者との打ち合わせへ行くんですが、暫くは腰に違和感を感じるので雨だと言うのに傘も使わずシェルジャケットだけで。
13時過ぎに業者を後にしてBORED事務所へ出勤し今まだ残業してますの私。
今日の昼飯は当然ロキソニンで、夕飯はUberでお願いしてオリジン弁当です。
あ、カキフライ海苔めんたい弁当です。
さて、そんなこんなでアナウンスが遅くなってしまったんですが、昨年もリリースしたBOREDのM.F.B.P.S-PARAKA。
これナゼか今年は「着たい!」て思ってまして。
と言うのは毎回BOREDのオリジナルアパレルを作っても自身では着ない事が多くて。
なんと言うか本来なら常に着ているべきなんですけど、自分の場合はどーしても「自社宣伝感」が苦手で。
いかにも自分はBOREDの人間ですとか、普段からBOREDを着てますみたいな宣伝魂がダセーなって。
なので一応生産したサンプルなどは自分用として自宅へ持ち帰るんですが、大体は部屋着になってカレーとかケチャップが付いてしまい、からのパジャパになっちゃうと言うオチ。
それに多分Tシャツ自体を100枚くらい持ってるんですよ、セレブなんで。
今年の夏はウエスにしようと20枚弱を外注倉庫の作業場に持ち込んで雑巾扱いにしていたんですが、それでも衣装ケースに4個分まだTシャツがあって。
押し入れの半分は俺用かってくらいTシャツがあるんですね。
だから余り自分とこのアパレルは持ち帰らない様にしないと愚妻に怒られるので。
でも、このM.F.B.P.S-PARKAは昨年自分用をキープし忘れていて、ナゼか今になってブラックもグレーも着たいなって。
だから今日付けで先行受注を開始してみたと言う事なんです。
それに付き合いのあるスケートブランドのFESNが出しているLIBEとか、同じく付き合いのあるサイクルショップのW-BASEが出しているロゴTシャツとか、要するにブランドのアイコンとなる定番ロゴを毎年生産している様な、そんな流れに憧れて来た年頃でして。
だからこの2022AWでは今回のM.F.B.P.S-PARKAを、来年のSSではM.F.B.P.S-Tを毎年必ず作る様にしようかなって。
もちろんシルクスクリーンの版はリピート出来るので、今回も昨年よりお安くしていますよ。
それに実はこのM.F.B.P.S-PARKAで使用しているボディが超絶調子良いんですよ。
所謂ゴア付いて重たいコットン100%じゃなくて、裏起毛のコットン52%ポリエステル48%で柔らかいのに肉厚。
ホントに10ozなの?ってくらいフカフカして肉厚なんですね。
そんな訳でコレ着たいなって理由は上記2つの事から。
そして!この2022AWからリピート生産を決めた最大の理由は、来年2023年はBOREDの設立20周年だからなんです。
冬物だから年明けても着るじゃないですか?
ね?買う理由になりますでしょ。

記事。

画像はBOREDのMETHODとして初のオリジナル設計している防錆添加剤を使用した塩水テストです。
取り敢えず10と20と30と題したオリジナル防錆添加剤を作り、これを先ずは60度の温度設定で粘度変化をテストし無事クリアーさせ、次に0度の温度設定でも同様にクリアーしたので、ザックリと実用上の粘度指数には問題が無いとしてこの塩水テストへ移りました。
この塩水テストは海水の2倍に相当する高濃度な7%の塩分濃度に設定した水溶液に、各オイルを同量注油したSUJ2鋼製ベアリングを1/3ほど浸した状態で室温にて放置した100時間後の画像です。
もちろん毎日1回はベアリングを一回転させて塩水と馴染ませると言う嫌味な事もしています。
但し添加剤だけでは比較にならないので、このテストには近日発売となるBALBOAオイルで使用しているオリジナルのフルエステル化学合成油を90%、そして上記のオリジナル防錆添加剤を10%で配合した仮のオイルを使用しています。
その他の添加剤は一切配合していないのでべースオイルと防錆添加剤のみと言う超シンプルな物と言う事。
で、テストには防錆添加剤の配合比違いを10と20と30の3種類とBSLRオイルを、そして他の1つは防錆性能にも定評のある市販業務用のラ〇ペ〇も使用しています。
このテスト結果のみでMETHODがターゲットとしている防錆性が得られているとは言い切れず、またその結果において優れているとも一概には言い切れませんが、一つの想定目安としては説得力があるかもしれません。
まぁ、オリジナル防錆添加剤として試作した段階で、特に30と題した物においてはJIS試験の湿潤試験で既に528時間経過しても錆の発生は見られませんでしたが。
つまり自信あるんですと言う事。
でも湿潤試験は塩水では無く60度程度の精製水を使用しているので、今回の塩水とは錆の進行具合は全くの別物となります。
もちろん仕上げて製品にするのは防錆添加剤では無く、あくまでもMETHODがターゲットにしている用途の潤滑油である事は当然なので、その他の油膜性や極圧性も重要視しているのは変わらずに、あくまでも防錆性を強力に付加出来るかどうか?これが課題です。
簡単に言ってしまえばソルトウォーターフィッシング用途として十分通用するのか?と言う事。
それに真夏のサイクルレースなどは湿度や雨天も加わりますが、ライダーの汗もかなり重要な要素にもなるので、塩水を使用したテストと言うのは真水よりも深い意味があるんです。
特に自社の既存製品であるBSLRオイルまでも比較していると言う事はどーゆー事か?
で、画像はテスト開始から100時間経過した事で塩水溶液は殆ど蒸発し、結構大き目な塩の結晶が各所に見られる状況です。
先ずBOREDサンプルの30を注油した物はベアリングを回転させてもゴリ感も無くスルーっと回転していて、20を注油した物は極僅かにゴリ感を感じていましたが問題なく回転し、10は確実にゴリ感が発生し指で回転させても誰もが分かる程です。
次にBSLRオイルを注油した物もゴリ感は無くヌルッと回転している事と、目視でもリテーナーにまだ赤い油膜が残っている事が確認出来ました。
最後に市販のラ〇ペ〇を注油した物はベアリングの回転にゴリ感がありますが、ベアリングとして強制的に使用出来なくはない状態です。
今回ベアリング表面にはオイルを塗布していない事もあり全てのベアリング表面に点で錆の発生が見られましたが、水没させていた裏面には全ベアリング共に同じく点で錆が発生し、それが水と混ざった事で画像の様な一面薄い錆の状態になっていました。
結果としてBSLRオイルは恐らくその粘度から得られる厚い油膜と防錆被膜が相乗して錆の発生を抑えていたと推測されますが、BALBOAと同等の超低粘度である30に関しては明らかに水置換性と耐水性の相乗効果によるものと測されます。
これは完全に想定内でした。
なのでこの簡単なテストから次にやるべき事が見つかったと言う事で、試作サンプルの20と30に的を絞って今後は改良を進めて行けば良いと言う事になります。
でも実は更にS45Cの磨き材を使用した金属表面の防錆テストも行っています。
同じく7%濃度の塩水に半分鋼材を浸けた状態で放置していますが、今度は上記の各オイルを塗布した後で軽くオイルを拭き取ってワザと極薄油膜状態にしてあります。
それでも残る油膜としてBSLRオイルが優位かと思いますし、市販業務用のラ〇ペ〇も浸透性は凄まじい物があるので、どの程度これら2つのオイル油膜と戦えるか?それにBSLRオイルは高粘度と言うズルさもあり、他の4種類は真逆の超低粘度と言う事での奮闘に期待しています。
どうか20か30が勝ちます様に。

2022年10月4日火曜日

記事。

当然ですがBOREDのMETHOD新製品オイルBALBOA関連の記事が続きますのでご勘弁を。
で、昨日もお伝えしましたが、夏前の初期サンプルではべースオイルにISO VG4のエステル化学合成油とISO VG7のポリアルファオレフィン合成油を同比率で使用してみたんですけど、どうしてもポリアルファオレフィン合成油を高配合すると良い意味でも悪い意味でも油膜の厚み?が出てしまうんです。
これは素材的にも当然と言えば当然なのですが、今回のモデルチェンジにおいては既存のKRAKENやGOLYATの様では無く、初代のエステル化学合成油を使用していた頃のKRAKENやGOLYATがターゲットイメージだったんです。
とにかく素早く広く浸透させたいと。
なのでシンプルに今回もエステル化学合成油をベースオイルとした中での試作となりましたが、やはりこの方がしっくり来るフィーリングが得られました。
でも初代のエステル化学合成油はコンプレックスと呼ばれる複合タイプのエステルとなり、今回はモノエステルと呼ばれる単一タイプのエステルとなります。
このモノエステルは低温流動性と粘度指数が優れている分岐アルコールタイプを使用していますが、やはり通常使用する温度範囲内においては驚異的な流動性が得られています。
やっぱアップグレードに伴うモデルチェンジは大正解でした。
それに鉱物油と比較すれば分子間による化学的結合や不純物が無いに等しい事により、油膜は強靭で酸化を起こし難くなると言う点はやはりエステル化学合成油の魅力です。
では逆に欠点はと言うと一般的にゴムやプラスティックを侵し易いとか加水分解すると言う点が挙げられますが、これには相応の添加剤を配合する事で相殺または抑制させる事が可能で、実用上の使用期間?においては問題無く使用する事が出来ます。
まぁこれは既にMETHODの現行&過去の製品においても問題が生じていませんのでご安心を。
ちなみにこの最終的に行き着いたBALBOAのエステル化学合成油は、プラス220度からマイナス40度と言う驚異的な流動範囲を持ち合わせ粘度指数も170以上と非常にオーバースペック。
但し常に高温状況となるエンジンオイルの様な用途とは異なるので、当然使用しているエステル化学合成油の種類も違えば、更に高い粘度指数は無駄となるので完全なホビー用途として設計しているのは言わずもがな。
つーか、今回はVG4、VG8、VG8、VG9と種類の異なる4種類のエステル化学合成油をサンプルテストして来たので、もう最終的に各種添加剤を配合すると全部良いんじゃないかと思えて来たりして。
ケツを決めて製品化しないと永遠に終わらなそうなサンプルテスト。
がっ、それも画像の最終サンプルが出来上がった事で一安心。
その最終サンプルテストでは敢えて海水域でスピニングのラインローラーとベイトのハンドルノブベアリングで実用テストを行って来ましたが、ISO VG9相当で仕上げた癖に「これホントにVG9なの?」と言う程に軽く良く回る。
しかもその注油したての初速感が何度使用して来ても変化していない。
これを大雨だろうが遠投だろうがとにかく何回も実用を繰り返して来ました。
なのでエリアトラウトの様に巻き感を超重要視する目的にも十分対応していますし、ベイトフィネスの場合は超低粘度なだけでなく十分にフリクションを低減させる事が重要なので、PTFEに代表されるフッ素樹脂や塩素系極圧剤などを使用しなくても既にべースオイルの時点で70%仕上がっていると自負としています。
と言う事で特に今迄KRAKENやGOLYATをご使用頂いて来たBOREDコアユーザーのバスアングラーとトラウトアングラーにはゼヒ使って頂きたい自信作です。
残すは材料業者からの入荷スケジュールと提携業者の生産スケジュールが出ればすぐに先行受注を開始しますね。
ホント大変永らくお待たせ致しました。

記事。

さて、昨日ザックリと発表させて頂きましたBOREDのMETHOD新製品オイルBALBOA。
そう、ロッキーバルボアのバルボアね。
10月最初の営業日にアナウンスしようと前々から企んでいました。
このBALBOAの詳細については本家BORED BLOGの方に書いてありますのでゼヒ。
で、それ以外の情報と言いますか今後の展開についてお伝え致します。
先ず、このBALBOAと同時進行で現在他に2種類のオイルを試作テストしています。
ではナゼBALBOAを先に仕上げて発売するのか?と言うと、単純に長期欠品が続いていたKRAKENやGOLYATの後継製品としてユーザーへ早くアップグレードした同類製品であるBALBOAを供給出来る様に。
そして上記の試作テスト中となる他の2種類のオイルは既に最終試作段階ではありますが、BSLRやHYDRAとは異なる防錆性を持たせたオイルと言う事でして、これにはサンプルテストに多くの時間を要する事になるからなんです。
もちろんこの2種類のオイルはSIGMAでも実用テストをお願いしましたBOREDのMETHODユーザーにも忖度無いテストを行って頂きたいと言う事もあり。
その為には最終的にサンプルを数バリエーションまで煮詰める必要があるんです。
なので現在はその段階。
もう既に今週中には3種類まで絞り込めそうなんですけど、最終的に海水よりも大幅に濃度の高い5%の塩分濃度で防錆テストを行っていまして、その経過観察には少々時間と言うか日数が掛かりますので。
もうちょいお待ちください。
で、その2種類のオイルはBSLRとHYDRAの様に高粘度と低粘度の2種類になるのは確実なんですけど、だからと言ってBSLRとHYDRAが直ぐに生産完了になる訳ではありませんので。
これは先にも何度か書いて来ましたが、BSLRとHYDRAで採用している防錆とは手段も粘度も異なる事とべースオイルが異なる事により基本的には別物と言う扱いになるからなんです。
なのでいずれは入れ替わる事を想定していますが、現状すぐに入れ替わる事はありません。
ま、ブッチャケると手持材料の都合もありますからね。
その辺りを考慮して恐らく年内中には発売と言う事になりそうですが、今のところは上記の段階と言う事での経過報告的な。
そんな事よりも先ずは大変お待たせしていましたKRAKENとGOLYATユーザーの皆様、基、バスアングラーとトラウトアングラーの皆様、10月中にはBALBOAを必ず発売しますので今少しお待ちくださいね。

2022年10月3日月曜日

案内。

BORED METHOD DIVISION
Full Ester Oil "BALBOA" Coming October
ISO VG9 Next generation model

 

案内。

先週末10月1日~2日にかけて行われたT.B.F.C主催の鱸魂2022は総参加数209名と大盛況だった様ですね。
さて、BORED的には今週末10月8日に福岡博多湾で行われる博多湾ビッグベイトシーバスバトルにも微力ながら協賛させて頂きます。
こちらも昼と夜でイベントが企画されていまして、昼はビッグベイト&ジャイアントベイトなロッド試投会が開催されます。
中々普段ショップで手にする機会の少ないビッグベイト&ジャイアントベイト用ロッドをアレコレ触れちゃうんですから行かない手はないですね。
そして夜は本チャンのビッグベイトシーバスバトル。
福岡博多湾のシーズンは厳密に把握していませんが、それでもザックリと秋と言う事でデカい魚も期待出来るでしょう。
概要についてはhttps://www.fimosw.com/u/stealthyamaura/2rp1ktwcwdi9reからご確認ください。
参加される方は大会前にキッチリとメンテナンスする事をお忘れなく。