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2024年5月24日金曜日

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BOREDオフィシャルのBORED STOREでもMETHODグリスの各製品ページにこの画像を表示させてありますが、METHODグリスは5ラインナップで構成されています。
この5ラインナップは粘度だけでは無く粘性も異なる様に設計していて、基準となるDELTA、ALPHA、THETAの3ラインナップで言うと一番サッパリとしたフィーリングはDELTA、逆に一番シットリとしたフィーリングはTHETA、その中間はALPHAと言う事になります。
そして特殊な位置付けとしてSIGMAとOMEGAが加わり、この2ラインナップについては共にシットリを越えてネットリなフィーリングまで粘性を上げてあります。
基本的にグリスの粘度と粘性は増調剤にて調整を行いますが、加えて世間で言われている非ニュートン系?な粘性を出す為に粘弾性添加剤を配合します。
参考までに非ニュートン系添加剤とは正式名では無く通称なので、油脂業界では非ニュートン系添加剤と言っても全く通用しません。
実例を数値で表すと基準ラインナップ中で一番シットリしているTHETAには15、それに対しOMEGAには40でSIGMAには70と、数値の単位は秘密ですがOMEGAとSIGMAにはこの粘性を増強させる粘弾性添加剤が高配合されている事が分かります。
ついでにDELTAには5、ALPHAには10です。
更にOMEGAとSIGMAは粘度も変更させてあるので、OMEGAはオリジナル表記の0マイナス、SIGMAはオリジナル表記の2プラスとしてTHETAやDELTAよりハーフランクほど粘度を操作してあります。
特にビッグベイトやジャンアントベイト、それにライギョやオフショアなどで絶大な支持を得ているSIGMAは、高荷重高負荷なシーンで非常に有効なシツコイ粘度と粘性により簡単に油膜が失われる事がありません。
粘度抵抗が高い為にレスポンスの高い動きを求める場合には完全不向きとなりますが、逆にディフェンスを求める場合にこそ向いているグリスです。
そして恐らく上記のMETHODグリス中で最も販売数の多いOMEGAについては、単体での使用と言うよりも他のMETHODグリスと混合させて粘性や粘度を調整する目的が多い様です。
大まかなフィーリングを言葉にすると、例えばDELTAをもう少しネチャネチャさせたいとか、SIGMAを少しだけ低粘度化させてスムーズにしたいなど、フィーリングの操作にも一役買ってくれるグリスです。
これから梅雨を迎えるに当たり気温だけでなく雨天や湿度の高い日が多くなって来ますが、METHODグリスは水中でも性状維持と潤滑を行う事が出来る特性を持つ高級素材のウレア系グリスとなりますので、特に耐水と耐熱においてのディフェンスにおいて梅雨~真夏~初秋まで最も需要が多く見込まれます。
フィッシングリールにおいてもサイクルパーツにおいても多くの金属が多用されたジャンルにつき、ゼヒ梅雨前の事前メンテナンスにはMETHODグリスをご使用ください。

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