BOREDのMETHODから発売しているADVANCEワックス。
通称フェルールワックスと呼ばれる未塗装のカーボン同士をジョイントする際に塗布して使用する固着防止剤になりますが、市販他社のフェルールワックスは主に固着防止剤としての用途に限定されています。なので例えば3ピースや5ピースなどのマルチピースになると当然ジョイントが多くなる事で、キャスト時のシナリにより徐々に緩んで来たり回って来たりする事が増えフィールドでは非常にストレスとなるでしょう。
そこでADVANCEワックスは市販他社の様に緩んで来たり回って来たりする事が無い物にしようと言う事で、硬く高粘着なワックスを目指して試作&試用を繰り返し完成した製品です。
現在もBOREDのMETHODお取り扱いDEALERでパックロッドをメインとしているMonster KissやFin-chなどのメーカーでは毎月の様にご注文を頂く定番製品となっていて、画像の様に自分が愛用しているMonster Kissのパックロッドでも数年使用し続けています。
自分のADVANCEワックスはもうラベルもボロボロになるほど使用していますが、これを使い始めたのは数年前です。
なので「非常に持ちが良い」製品でもあって、BORED STOREの製品ページにも記載しているとおり、実際に塗布する量は市販他社の半分以下。
画像のジョイント部を見て貰うと分かる?様に、ジョイントの長手方向に一塗りするだけです。
見え難いですが。
実際に塗布する量を例えるとクレヨンで5cmの直線を1本書くイメージ。
自分の場合はこの塗り方をした後で指で少し広げる?伸ばす?様にしていますが、別にこれは行わなくても大丈夫です。
しかも塗布するのは毎回では無くて薄くなって来たかな?と言うタイミングで行うので全然減らないと言う。
で、逆にジョイント部にマンベンナク塗ってしまうとジョイント出来ないと言うか上手く入らない上に、仮にジョイント出来たとしても今度は固着とは別の理由で抜けなくなります。
それほどに硬く高粘着と言う事で、絶対とは言いませんが極力ズレを防止出来ていると自負しています。
トラウトの様に繊細で柔軟なウルトラライトロッドからライギョの様に硬く長いヘビーロッドなど、パックロッド、ワン&ハーフ、2ピースと、あらゆるマルチピースロッドでオススメ出来る製品です。
その内マネしてくるメーカーも出て来るかな?と思いながら発売から数年経過しましたが、このADVANCEワックスが持つオリジナルの設計は何度も試作を試用して「ちょうど良い」ところを探し出した実用ベースで生み出されました。
注意点として夏場の高温では市販他社の様にネチャネチャになるほど軟化する事はありませんが、逆に冬場の低温では容器から出し難いほど硬くなりますので、予めポケットに体温で温めたり車のヒーター前に置くなどして事前に温めてからご使用ください。
地味な製品ながらBOREDのMETHOD自信作、不定期生産につき在庫の有る時にゼヒ。
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