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2025年8月8日金曜日

案内。

毎度の事ながら直前でのアナウンスとなりましたがBOREDは8月13日~17日まで夏季休業日とさせて頂きます。
直前の三連休は9日と10日の土日のみ定休日とさせて頂きますが11日の祝日は通常どおり営業となります。
なのでお盆休み中にご使用予定のある場合は、11日と12日の15時までに決済確認の取れましたご注文分は即日中に発送を行わせて頂きますので、通常とは異なる送付先などにつきましては予めご注意ください。
尚、上記の9日と10日そして13日~17日の休業日につきましてはお問い合わせなどに対応する事が出来ませんので、休業日に承りましたお問い合わせにつきましては14日より順次対応とさせて頂きます。

記事。

と言う事でこの週末に向けて再調整を行った自分の20カルカッタコンクエストDC201HG。
カルカッタコンクエストやアンタレスなどの200番台は使用するラインの太さで対象とするジャンルを決めがちではありますが、実は内部のオイルやグリスによりかなり許容範囲を広げる事が出来るので割と万能サイズでもあります。
自分の場合は5号のPEラインと40Lbのフロロリーダーで使う事が多く、主に40g前後~3oz辺りまでをメインにシーバスで使用していますが、例えばPEラインを2号にして1/2oz辺り~40g前後までを使用したって全く違和感なく扱えます。
そーゆー意味では現在のレギュラーウェイトからヘビーウェイトまで幅広く使える万能サイズとなる訳で、 対象とするジャンルにより取り敢えずはスプールベアリングで使用するオイルとメインギアとピニオンギアで使用するグリスを交換する事で、ルアーのウェイトに合わせてフィーリングやレスポンスが調整出来ると思います。
ちなみに自分の場合は2ozのビッグベイトを中心とした場合、スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、プラギアにはVNLペースト、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはVNLペースト、ハンドルノブベアリングにはBSLUオイル、このセレクトで毎回仕上げています。
今回も使用していたVNLペーストが初期サンプルだったもんで、製品版へ入れ替えする目的でメンテナンスを行いました。
ボディ内ベアリングで使用して来たBSLUオイルからVNLペーストへ変わった事で、僅かながらシットリ感が増し金属ノイズが減った事で非常に滑らか。
けれど投げれば満足出来る飛距離も得られるので、これが正に一番理想的なリールの在り方かな?と思っています。
同じく100番台でも強い方向をコンセプトにしているリールであれば、カルカッタコンクエスト、アンタレス、バンタム、そして旧型廃盤スコーピオンやメタ二ウムなどにおいても200番台と同様に許容範囲を広げる事が出来るので、ゼヒ夏オイル夏グリスとしての意味も含めオイルやグリスの入れ替えによりフィーリングやレスポンスを調整してみてもヨロシイかと思います。

2025年8月7日木曜日

記事。

今週末からはようやく釣行に専念?してもバチが当たらなそうと言う事で、毎年真夏の猛暑の中を必ず一緒に釣行するスタメンのナイスガイリョーと計画を。
今年の真夏はサンプルテストからも解放された事で思い切り釣行が出来る状況ではありますが、なんせ愛息が大学受験を控えているだけに余り親父が夏を満喫してキャッキャ言う訳にもいかず。
なので今週末はヒッソリと久しぶりに以前のホームだった茨城の水郷方面へ。
30数年ほど前は毎週通っていた霞ケ浦、小貝川、牛久沼でのバス釣り。
当時は真夏のオカッパリでも40アップを数本含め一日10本前後が普通に釣れた良い時代ではありましたが、それから10数年ほど通っている間にアメナマが釣れ始め出してからはギルすら少なくなってしまった印象が。
そんなタイミングでカヤック釣行へスイッチしたもんで、以後ホームを千葉の房総野池へ変えてから更に10数年、今やスッカリ茨城の水郷方面も千葉の房総野池もご無沙汰となっていたところ、久しぶりに茨城なら五目釣りで遊べると言う事での決定となりました。
昔もシーバスは極稀に釣れてはいたんですけど昨今ではシーバスもかなり多く上がって来ているとの実績もあり、シーバス、バス、ライギョ、アメナマとイーターには困らないフィールドへ変化?進化?した様で久しぶりにルアー選びで迷えそう。
基本的に淡水ではトップ以外のプラグを使用して来なかった自分ではありますが、今回は敢えてプラグオンリーで試して来ようと思っています。
ペンシルとジョイントとウェイクかな?40g位~3oz位までに絞ってみよう。
そんな訳で未だ夏季休業日を決めていないのに週末定休日の釣行を計画しているバヤイじゃないんですが、明日までにはBOREDの夏季休業日もアナウンスしますのでチェックをお願いします。

2025年8月6日水曜日

記事。

7月下旬に在庫補充生産終えたばかりなBOREDのMETHODウレア系グリスですが、この真夏に一番活躍しそうなUG SIGMAグリスの在庫が少なくなっています。
と言うより早くも在庫僅少の状態です。
次回の在庫補充生産は奇数月につき9月中旬以降の入荷となりますので、特にヘビーウェイトやビッグベイトなどにドンズバなUG SIGMAグリスだけでも今の内に。
次いでギアグリスだけでなくドラググリスとしても出番の多いDELTAグリスも在庫が少なくなって来ました。
やはりBOREDの提唱する「夏オイル夏グリス」の影響か?特に耐久性を重視した製品の動きが早くなっていますので、BSLUオイルやNEMEAオイルも同様となりますが、またCHIMERAオイルも現在の材料が欠品となると次回の入荷は未定となってしまいます。
と言う事でこの真夏に突入した途端に動きが早くなって来たMETHOD製品のアナウンスとなりましたが、今週中にはBOREDの夏季休業日も決めなくちゃならないのでお早目のご注文をお待ちしています。

2025年8月5日火曜日

記事。

昨日から本日にかけて全ての印字作業を終え本日より発送作業を開始しましたBOREDの2025 DRY MFBPS-T。
本来は7月31日の入荷予定だったところ事前に提携業者より連絡が入り少し遅れるとの事での本日。
既にご注文を頂いていましたお客様へはその旨を連絡済ではありましたが、なんとか明日中には全て発送を終える見込みにつき明日~明後日にかけて順次お届となるかと思います。
今回は有り難い事に予想外に多くのご注文数となった事で昨日から引き続き怒涛の発送準備に追われていますが、毎度の事ながらカウントミスにより極僅かな在庫が更新出来ていますのでゼヒお早目に。
と言う事で引き続きの作業を行います。

2025年8月4日月曜日

記事。

いや~今日は37度予報で明日は38度予報ですって東京。
つー事は実際にはもっと。
そんな猛暑&酷暑が続くと多くなるオイルとグリスの保管についてのお問い合わせ。
最近になって特に似た様な内容のお問い合わせが続いたので、改めてオフィシャルとしてお伝えしておきます。
先ず、クドイ様ですがMETHODのオイル&グリス&ペーストは油分であるベースオイル全てにエステル化学合成油又はポリアルファオレフィン化学合成油を使用しています。
METHODオイルについては全合成油のフルシンセティックで、METHODグリスとペーストについては半合成油のセミシンセティック。
つまり安価で性能の限られた他社製品の様な鉱物油ではなく、高価ながら全ての点で鉱物油を凌駕する化学合成油を使用しています。
その理由には幾つかあって、先ずは金属に対して電気的作用を起こし分子同士が吸着する化学的吸着性を持っている点、次に化学的に生産されている事で鉱物油に多く見られる不純物を殆ど含んでいない点、最後に使用する対応温度範囲が広く酸化や揮発を起こし難く単体でも強靭な油膜であると言う点。
この3つに集約されます。
と言う事で最近お問い合わせの多かったMETHODのオイル&グリス&ペーストについての説明となりますが、BORED STOREの各製品ページ下部にも注意書きとして記載してある様に、基本的に油脂類は水分と紫外線がライバルと言う事で、水場の近くや日光の当たる場所を避けて熱のこもり難いスペースで保管すれば特に気を遣う必要はありません。
なので普通に人間が過ごしている室内で良い訳ですが、再度上記に関する点だけを注意してもらえればと言う事。
ザッと、風呂場近く、洗面所近く、押し入れ、玄関、屋外の物置、車内、こんな感じのところで保管するのはNGです。
例えば室内であればスニーカーの空き箱とかポリエチレン製の容器とか、そんな箱内に入れて更に食品用の除湿剤なんかを1個入れて、本棚の下段でも机の引き出し内でも日光の当たらない箇所に保管されていれば間違いないでしょう。
これで基本的には問題ありません。
但し、当然ながら油分につき夏場は粘度が低下や軟化します。
これは油脂の宿命でもあり、特にグリスにおいてはその変化が顕著に見られまして、夏場と冬場では結構な粘度差が生じてしまうんです。
これもあってデータシート的な数値を設定する場合グリスは25度で設定し、オイルは40度で設定したものを基準として性状を決定しています。
これらを考慮した上で使用するオイルやグリスの種類を選択し直したり、または他のMETHOD製品を混合させて油膜や特性を強化したり、これをBOREDでは「夏オイル夏グリス」と謳っている訳ですが、その他3シーズンよりも気を遣ってやった方が良いのがサマーシーズンと言う事。
以前にも書きましたが、今やモデルチェンジするサイクルが短くなって来たフィッシングリール事情。
けれど2018年モデルが単に7年落ちだからと言って現在の2025年に通用しないのか?と言えば全くそんな事はなくて、だからこそキチンとしたメンテナンスやクリーニングを定期的に行う事と消耗パーツは潔く交換してやる事で10年でも20年でも使い続ける事が出来るんです。
その為にもこの猛暑&酷暑となるサマーシーズンだけでもオイルやグリスの選択を変えてやる事がベストですよと言う事。
もうシツコイ様に謳っていますが異種金属パーツの塊であるフィッシングリールだからこそ気を遣ってやってくださいね。
概ね在庫補充生産が完了し在庫が確保出来ているMETHODオイル&グリス&ペーストですが、一部欠品&品薄となっている製品も今週中には在庫が確保されますのでゼヒ。
引き続きのお買い求めはBORED STOREまたはMETHODお取り扱いDEALERにてお待ちしています。

2025年8月1日金曜日

記事。

今日から8月です。
さて、7月下旬より先行受注のプリオーダーを開始しましたVITALのTAG MESH CAP。
今回の2025年バージョンよりクラウンに縫製されるネームタグを画像の様に縦型へ変更しました。
もちろん高密度の織ネームタグは厚めの生地に樹脂加工も施してあるのでクラウンへ縫製してもシャキッとしています。
これまでのTAG MESH CAPは横型のメインタグでしたが、この2025年バージョン以降からはこの縦型をメインタグとして行きます。
と言う事で只今絶賛縫製作業中となりますが、今回はアメリカからの発送作業が遅れ気味だったもんで、本来お盆休み前?にはデリバリーしたかったにも関わらず一週間ほど遅れての8月22日と言う事で。
お蔭様で既に残り枠も各カラー毎に数個程度となっていますが、数量限定生産につき今季はこれにて販売終了となりますので、次回の生産はまた来年のサマーシーズンまでお預けと言う事でゼヒお早目に。
また、週明け5日からはBOREDの2025 DRY MFBPS-Tが順次発送開始となりますので併せてお早目に。

2025年7月31日木曜日

記事。

7月もタップリと納品を終えましたBOREDのMETHODオイル&グリス&ペースト。
以前から何度も不定期でアナウンスして来ました様に、METHOD製品は隔月の奇数月に在庫補充生産を行っています。
それはいくら高性能な化学合成油を使用しているとは言え、出来るだけ生産したてのフレッシュな状態で供給したいから。
これに尽きます。
BOREDの場合は毎年の事ながら新年1月にドカっと数種類のベースオイルを油脂業者へ特注生産依頼していまして、それを隔月毎に4L~16L単位で小分け納品してもらい、それを長年の相棒?となる提携業者にて材料業者より仕入れた各種の添加剤を加え製品化させています。
その後で外注倉庫のBORED作業場で恒温装置を使用した着色作業や、半自動充填機を使用した容器への充填作業を経て、熟練のオバちゃんw 達にラベル貼り作業を行わせた上で完成となる訳です。
と言うプロセスを隔月の奇数月に行っているので基本的には殆ど2ヶ月間で売り切る事の繰り返しにより、出来立てのフレッシュなオイル&グリス&ペーストでお届しているんです。
また、市販他社の様に年一で生産する事により酸化を防ぐ目的で酸化防止剤や防腐剤など、本来のオイルが担う性能とは異なる添加剤が配合されている事が気に入らなくて。
なのでそう言った外観維持や長期販売を目的とする余計な添加剤もMETHODでは無使用または極少量の使用に止めています。
とは言え、思う様なペースで動かなかった際は製品容器へ充填済の場合はアウトレットとして別途保管した上でタイミングをみてDARKSIDEBOREDSTOREにて特価販売しますが、製品容器へ充填していない場合は潔く破棄する様にしています。
そうでないとフレッシュに拘る意味がないのでね。
けれどお蔭様で大体隔月の2ヶ月間で売り切る数量が見定められて来たので、今回はUG SIGMAグリスが逆に少し不足となりましたが、それ以外は問題なく売り切り出来る数量にて生産出来ています。
そんな訳で次回の在庫補充生産は奇数月の9月中旬~下旬にかけて入荷となりますが、7月の在庫補充生産を終えた現時点で概ね在庫が確保出来ていますので、引き続き過酷な真夏のメンテナンスにはBOREDのMETHOD製品をご活用ください。
そして昨日の記事でもアナウンスしました様に本日23:59までBASEのフォロワー割キャンペーンとして20%OFFクーポンがご利用可能となりますのでゼヒこの機会にご利用ください。

2025年7月30日水曜日

案内。

多忙につき見落としていましてギリでの発見&告知となりましたが、また不意打ち?で毎度のBASEよりクーポンコードが配布されて来ました。
で、今回は20%OFFと最近のBASEにしては太っ腹な割引率になっていますが上限は500円だそうです。
なんつーか。
まぁ、送料相当分が無料になると思って頂ければ嬉しいかも。
だけど今回もストアをフォローしてくれるだけでクーポンが使用可能になる「フォロー割キャンペーン」なので誰でもフォローすれば良いだけなのでお得ですね。
手順としては、先ずBASEが提供するPay IDアプリを無料ダウンロード、そのPay IDアプリ内の検索窓に「BORED STORE」とか「DARKSIDEBOREDSTORE」と入れて検索し、ストアをフォローするだけでクーポンコード:2507payidが使える様になります。
意外とBOREDユーザーにも既にPay IDアプリを使用している人が多い様ですので、本日7月30日の18:00~31日の23:59までの期間限定につきお忘れなく。
しかもこのクーポンコードはBORED STOREでもDARKSIDEBOREDSTOREでもストア毎に各1回使えるので場合によっちゃお得です。
と言う事で事前アナウンスとなりましたがゼヒ。

2025年7月29日火曜日

記事。

昨日は今年一番暑かったかな?自分にとって今のところは。
まぁ今日も十分に暑くなりそうなので皆さんもお気を付けて。
さて、昨日付で在庫補充を終えました画像のBSLUオイル。
BOREDのマスターピースとして2008年だっけか?に誕生した最高峰オイルとなりますが、これまで数回のアップグレードを重ね現在はBSLU(BLOODY SYNTHETIC LUBRICANT ULTIMATE)としてラインナップされています。
一番最初に発売したモデルはBSL(通称BLOODY)だったんですが、モデルチェンジの度にBSLRになったりと最後に単語が1個増えると言う。
で、現在はフィッシングリールへの展開も含め防錆性を向上させたモデルとなり、過去最高の添加剤配合率を誇ると言う事でULTIMATEを付けたBLSUとしています。
もはや添加剤と言っても過言ではないほど。
このBSLUオイルは一言で「耐久性」をあらゆる方面で過去最高レベルに強化させたオイルとなり、特に油膜性、摩耗性、防錆性においては何が突出していると言う訳ではなく全てにおいて強化されていると言う事であって、そう言った意味ではディフェンスにおいてのマルチパーパスと言える存在となっています。
なのでルーツであるサイクル用途であればハブベアリングはもちろんボトムブラケットのベアリングであっても許容範囲となり、車重のあるマウンテンバイクやシクロクロスにおいても自分のルーツであり衝撃や荷重の高いリアルストリートでのBMXにおいても十分油膜を保持出来る点は歴代のBSLシリーズから継承されています。
そして現在のBSLUオイルにおいてはフィッシング用途も視野に入れ、防錆性も大きく強化させた事でNEMEAオイルと重複する部分もありますが、BSLUオイルではエステル化学合成油にポリアルファオレフィン化学合成油をハイブリッドさせた事で、化学的にも物理的にもシツコイ油っぽさを追求した油膜性となっています。
BOREDの提唱する「夏オイル夏グリス」の中核としても非常に夏向き?なオイルとなりますので、現在の様な異常な猛暑&酷暑の場合はフィーリング云々よりも金属パーツ保護を最大目的としてボディ内ベアリングなどにはBSLUオイルへの入れ替えが有効かと思います。
上記にも書いた様にもはや添加剤と言っても過言ではないほど過去最高の添加剤配合率を誇る事から、BOREDオリジナルの混合カスタムの中核としても持っていて損は無いオイルとなるでしょう。
今後8月~9月に入ると高気温や高湿度だけでなく豪雨や台風へのケアも必要となって来ますので、ゼヒBOREDのマスターピースBSLUオイルにで予め金属パーツ全般を保護&武装しておきましょう。

2025年7月28日月曜日

記事。

一昨日の定休日に庭で洗濯物を干している際に、エアコン室外機の架台に足を強打しまいまして。
その際に薬指をパックリやってしまった上に打撲も加わっているもんで、一瞬本気でヨロける位の激痛だったんですけど止血したら割と大丈夫かなって。
で、その後は普通に家事もこなして夕飯の買い物ついでにビールなんか飲んじゃってた訳ですが、昨夜布団に入ってから地味な痛みが続いて余り良く眠れなかったんです。
痛みの本筋は打撲な訳ですけど同時にパックリと切ってもいるんでシップとか貼れないじゃないですか?
ま、仮に貼ったとしてもセルフ拷問になる訳で。
なので今はパックリを優先して治してしまえとしているんですけど、今日はもう靴を履いて歩いているだけでズキンズキンと痛む。
自分の座右の銘「命があるだけ有り難い」を呪文の様に唱えながら出勤してました。
さて、そんな本日から更に激務となるんですけど、本日からはMETHODオイルの在庫補充生産を行っていまして、取り敢えずNEMEAオイル、CHIMERAオイル、BALBOAオイルから補充をはじめ、次いでBSLUオイル、THICK HEAVYオイル、LIGHT DUTYオイル、ZAYTオイルの順に補充を行い月末までには補充を終える見込みとなりますのでご確認ください。
ちなみに先週までにMETHODグリスと新製品VNLペーストは在庫補充を終えて即日発送可能です。
そして最後にお詫びがあります。
BOREDオリジナルアパレルへのプリント作業を依頼している提携業者より本日付けで連絡が入り、プリント作業に若干の遅れが生じているとの事で本来7月31日の入荷予定が遅くとも8月5日の入荷へ変更となります。
先行受注のプリオーダーにてご注文を頂いていましたお客様へは本日付けでメールにてご連絡済となりますので、大変申し訳ありませんが何卒ご容赦頂ければと思います。
なんだかバタバタで申し訳ないです。

2025年7月26日土曜日

記事。

何だか色々と狂った現代。
画像は以前初めてAI使って書いてみたら怖くなってしまった狂った画像。
この異常な暑さは特にね。
先日も沖縄より北海道の方が気温が全然高いと言うミステリーも生じ、また連日の様に微熱超えの37度やら38度やらって異常な暑さが続いてますし。
自分周りでも沖縄出身の友人が沖縄本島より確実に東京の方が暑いと言っていましたし、なんせ東京はこもった暑さと言うか海辺の様な強い日差しだけなら日陰に入ればマシなんですけど、そうじゃなくてモワッ~とした湿度を伴う暑さが地面や壁からも感じると言うね。
やはり圧倒的に膨大なコンクリートとアスファルトの蓄熱&放熱に加え、室外機や幹線道路から来る暑さも加わって360度全部暑いって言う。
独特の暑さなんでしょうね。
コレ本当に数年前より明らかに暑いです。
ま、自分は相変わらず寝る時だけ寒い位に涼しければ、他は暑くても平気と言うタフガイなんですけど。
40度後半じゃなきゃ平常。
そんな暑さに加え連日のニュースでも猛暑の影響で市民プールが閉鎖とか、暑くて鶏が卵を産まないとか野菜が育たないとか、今日は熱中症で搬送されたのが何十人とかって暑さに関するニュースばかり。
そして我が国内政治の問題とトランプ先生によるイジメの問題と物価高騰の問題の合間に詐欺やら殺人やらって。
ニュースだけを見ていると気が狂いそうになる。
でも大谷さんのお蔭で唯一?良いニュースが知らされるのにはホント助かります。
もちろんニワカですけど。
だから最近は寝る前に布団の中で赤ちゃんの動画を見て心を癒されていて、先日それが愚妻にバレて一緒に見ながら2人で泣きそうになったりしてね。
初老夫婦がね。
脳ミソのどっかオカシイのかしら?
と、最近のパーソナルな日常に感じた事でした。
そんな事より昨日から先行受注のプリオーダーを開始しましたVITALのTAG MESH CAPにスタートダッシュありがとうございます。
お蔭様で8月22日のデリバリーにも関わらず既に残り枠もかなり少なくなって来ましたが、もはやBORED恒例の年一アイテムと化していますので、ゼヒとも先行受注のプリオーダーにてお早目に確保させて頂ければと思います。
そして、只今在庫補充生産を行っていますMETHOD製品ですが、先日付でVNLペーストが昨日付でMETHODグリス製品が補充完了しています。
来週からはMETHODオイル製品に取り掛かりますので引き続きBOREDが提唱する「夏オイル夏グリス」を、上記の様にこの異常な暑さ対策としてゼヒ実践してみてください。
土曜日なので定休日なんですが相変わらず半日ほど休日出勤中の中身が無いポストで失敬。

2025年7月25日金曜日

案内。

先日から進捗が未確定につき小出しでアナウンスして来ましたVITALのTAG MESH CAPですが、ようやく全ての段取りが付いた事で本日より生産を開始致しました。
今回の2025バージョンよりVITALのネームタグが画像の縦型として新たなデザインへ変更となっています。
と言う事で早速本日18時頃よりBORED STOREにて先行受注のプリオーダーを開始させて頂きますが、8月22日の入荷より順次デリバリー開始となりますのでお間違い無い様お願い致します。
今回も数量限定生産につき今季はこれにて生産終了となりますので、次回は来年のサマーシーズンまで生産はありませんのでご注意ください。
今季もフィッシングやハイキングなどのアウトドアアクティビティからタウンユースまで、ゼヒあらゆるシーンでVITALのTAG MESH CAPをヘビーユースください。

記事。

先日付でアブより25レボビーストのリリースがアナウンスされましたが、ヘビーウェイトでのサンプルテストを行う目的で数年前に導入したアブの19レボビースト2台。
自分の人生で初のレボシリーズながら期待はせずともユーザーが多い事もあって、METHODオイル&グリスの検証を行うには良い対象と言う事での導入でした。
がっ、実際には使用してみて自分には非常にしっくり来たボディサイズとラインキャパ。
なので最初の1台目を導入してから直ぐに2台目も導入し、1台目はレボビーストロケットのメインギアを移植したXG仕様にしています。
そのXG仕様では主にクラッシュ9、ジョイクロマグナム230、スライドスイマー250などを、純正HG仕様ではメガドッグ220、ハイサイダー220、ダヴィンチ240などで使い別けています。
使うウェイトは4ozを中心に概ね3oz~6ozとなりますが、操るか巻くかでギア比を変えていると言う事。
あんま変わらないですけど。
で、本題。
真夏になるとBOREDだけが地味にアピっている「夏オイル夏グリス」について。
先日この記事にも書いた様にワンウェイローラークラッチとボディ内ベアリングをNEMEAオイルとBSLUオイルからMETHOD新製品のVNLペーストに入れ替えた事で、全体的に更にマッタリとしたフィーリングとなり機械的なノイズが排除されヘビーウェイト向きな仕様としては非常に良好と感じているのですが、流石に少しマッタリし過ぎたかな?とレベルワインダーのウォームシャフトをUG OMEGAグリスからALPHAグリスへ変えてみたんです。
これがスコブル調子良くて。
ALPHAグリスってどうしてもDELTAグリスとTHETAグリスに挟まれた中間に位置する為に、使いどころで迷われる場合もあると思うのですが、上記の様にフィーリングの調整でワンランク上げたり下げたりするには使いどころの多い位置付けともなり、しかもDELTAグリス、ALPHAグリス、THETAグリスの3種はテクニカルデータ的に数値を殆ど同じに設定してあるので、入れ替えた事により極圧性や摩耗性などの変化は起こり難くシンプルに粘度と粘性の違いだけでセレクト出来る点が非常に便利と自負しています。
やはりウォームシャフトはフィーリングにも直結するパーツにつきメンテナンスを行うシーズンによって使い別けてみるもアリだなと実感しました。
例えば今とは真逆の真冬にはTHETAグリスへ、その他の春や秋などハイシーズンにはUG OMEGAグリスで、と言う様に各シーズン前のメンテナンス時に入れ替えておく事で「シーズン仕様」としての調整が可能となります。
もちろんメインギアやドラグワッシャーへの使用も含めての事。
ちなみに下記が現在の仕様です。
スプールベアリングにはCHIMERAオイル、ワンウェイローラークラッチにはVNLペースト、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、プラギアにはALPHAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはALPHAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはVNLペースト、ハンドルノブベアリングにはBSLUオイル。
やはり重量から来る摩擦や荷重などヘビーウェイト全般において真夏はアングラーにとってもタックルにとっても過酷なシーズンです。
高気温、高湿度、紫外線に対してリールコンディションを維持する為には普段よりワンランク強いオイルやグリスのセレクトにより「夏オイル夏グリス」を実践し、更にユーザー毎に異なるフィーリングに関しては上記の様に部分的に入れ替えて使用する事で「自分仕様」にする事が出来る。
特にデイ釣行においては高気温によりオイルやグリスの軟化は必ず起こる為、個人でメンテナンスを行う以外にもリールメンテナンスサービスなどへ依頼する際はBOREDの提唱する「夏オイル夏グリス」をゼヒともリクエストしてみてください。

2025年7月24日木曜日

記事。

お勉強の時間です。
BORED STOREのMETHODオイル&グリス製品ページに記載している下記の文面について。
「他のMETHOD製品同様に最高級高品質な100%化学合成基油に拘り続け、環境や生物に有害となる塩素系材料や重金属材料は一切使用せず、テフロンやモリブデンなどの固形添加剤も一切使用していない配合成分はBORED METHOD DIVISION設立時からのポリシーとなります。」
これについてちゃんと説明しておきますね。
先ず、現在ホビー用途を含めた市販の潤滑油において、ベースオイルが鉱物油であろうが化学合成油であろうが、配合される添加剤の種類によってオイルの性格?味付?が大きく左右されます。
なので味噌汁で例えるとお湯の状態がベースオイルで、出汁や味噌が添加剤と言えばイメージし易いですかね。
その添加剤について現代においてはタブー視されている種類があって、それが上記文面に書かれている「塩素系材料」や「重金属材料」に当たります。
特に摩擦や荷重に対してディフェンスを行うBOREDが最重要視している添加剤で、油脂業界では主にFM剤(摩擦調整剤)やEP剤(極圧添加剤)と言います。
ではBOREDではナゼこの「塩素系材料」と「重金属材料」を一切使用しないのか?
このポリシーを明確にしておきます。
先ず、「塩素系材料」についてはその名の通り塩素を原材料とした古くから在る添加剤であり、その「塩素系材料」を使用した市販品として製品名をズバリ出す事は出来ませんがナ〇カ〇ブやベ〇ハ〇マーなどが有名かと思われます。
で、塩素については有害物質となるダイオキシンが関係する事もあり、正確に言えばダイオキシンは塩素化合物であって塩素が発熱や燃焼を起こした際に発生する物質が有害となります。
もちろんその濃度や種類により実質的に有害とはなり得ない場合もあるので上記の市販製品が該当すると言っている訳ではありませんが、世界的に見ると随分と前から「塩素なので使わない」と言うシンプルな方向となっていまして、今や潤滑油に配合される添加剤として塩素系材料は使用していない証?として「塩素フリー」表記が一つの安全目安ともなっています。
なのでBOREDでも使わないと言う事。
けれど材料としては非常に安価で優秀ではあります。
次に、「重金属材料」については一般的にモリブデンなど金属の微粒子を使用した添加剤が有名であり、けれどモリブデンに関して言えば市販でも多く見かける真っ黒なオイルやグリスに使われているのが二硫化モリブデンと言い、これはシンプルにモリブデン鋼を微粒子化させた固形物の金属粉となり、一方で有機モリブデンと言うのはモリブデンを化学的に有機化させた化合物となり固形物ではなく液体の添加剤です。
なので重金属材料とは固形物となる微細な金属の粉の事を言い、これは配合されているオイルが経年や揮発により徐々に油分が失われて来ると金属の粉だけが残る事になり、そうなると逆に金属同士が接触し易くなる事で摩耗を促進させてしまう恐れに繋がり、また金属の微粒子なので誤って吸引や摂取した場合には有害となります。
だからBOREDでは使わないと言う事。
けれど固形物なので単純に効果抜群で安価でもあります。
そんな理由からBOREDでは世界的に有害だと言われているならその濃度やら種類やら寿命やら色々と面倒な言い訳をせずに済ませたいと言う事で一切無使用としているんです。
一番説得力があるかなと思っています。
ならBOREDでは何を使用しているのか?
この上記「塩素系材料」と「重金属材料」に代わる材料として、リン酸や硫黄や有機モリブデンなどを用いた添加剤が存在していて、BOREDでは特に硫黄系を使用する事で「塩素フリー」を実現させています。
まぁ、難点としてはちょっと臭いと言う事と上記と比べると割と高価と言う点なんですけど。
重要な事として、主に趣味や遊戯の世界で使うホビー用途の潤滑油なのに、わざわざ有害が懸念される材料を進んで使用する意味も無いと考えていますし、世界中が「使わない」と謳っている材料を敢えて使う必要もないだろうと。
代替えがあるのだから。
ついでに他の固形物としてはテフロンに代表されるPTFEことフッ素化合物が有名ですが、これもまた固形物な上に非常に高価と言う事もあって以前からBORED的には門前払いです。
ですが、フッ素の良い点としてはハロゲン元素なので様々な金属と簡単に結び付き易く、反応速度が早い事から使用後すぐに効果が表れると言う点にあります。
これは魅力でもあるのですが別に絶対に必要な条件でもありませんし。
更についでに昨今ではカーボンナノチューブやセラミックなど新しい固形添加剤も登場していますが、やはりBOREDが使用しない理由としてはオイル中に分散させているだけで絶対に溶解する事が無く、オイルの油分が失われるとそれら固形物だけが残り続けてしまうと言う事であって、味噌汁を飲み終えたお椀の底に溜まる味噌のカス?みたいに溶けていないと言うイメージがズバリです。
その粒子がいくら微細だとは言っても結局は固形物ですからね、物理的に消えて無くなる訳ではありませんから最終的には汚れ化する。
と言う事でBOREDが22年継続して来たポリシーの説明でしたが、何を使うかは個人の自由であって強制されるものではありません。
けれど上記の理屈や正体を把握した上で使うのか?使わないのか?またフィッシングにしてもサイクリングにしても自然と接するアウトドアにおいて人間が直で使う事を前提に、本当にソレがベストなのか?その判断材料としての説明と言う事で基本は自己判断で。
ま、ビールとカフェイン好きなスモーカーの自分が言うのもなんですが。

2025年7月23日水曜日

記事。

本日はこれまで何度も同様の記事を書いて来ました使用後のリールケアについて。
先ず、淡水も海水も問わずと書くと少し乱暴な書き方となってしまうのですが、一番厄介な海水で太糸PEを使用したベイトリールをターゲットに書いておけば間違いないかと思いますのでその様に。
外洋のガチな海水でも湾内の海水でも、また大河川の河口や運河の汽水でも、塩水である海水である事には変わりありません。
いずれも舐めれば十分にショッパイです。
その海水の蒸発後は塩の結晶が現れる事は小学校で既に習った訳ですけど、この塩の結晶は金属と結び付き易い性質なのが厄介な訳です。
なので海水環境での使用後は毎回必ず水洗いを行う事がベストであって、同時にPEラインにおいては糸に染み込んでいる海水を抜く塩抜きを行う事でライン自体の寿命を延ばす事にも繋がります。
でも正確には「海水を出来るだけ真水で薄める」と言う事になるので染み込んだ塩分がゼロになる訳ではありません。
この2つは同時に出来る事なのでゼヒとも毎回必ずケアして欲しいと言う事と、特にPEラインでもザックリと4号以上の太糸においては染み込んでいる海水の量が多い事から絶対に塩抜きも行う事をお勧めします。
塩抜きを行わずにラインに染み込んだ海水が蒸発すればスプールに巻かれたライン内にビッシリと塩の結晶が付着していると言う想像が出来ると思うんですが、その塩の結晶はガリガリ?ジャリジャリ?した完全な固形物ですからね。
この塩がPEラインにマンベンナク付着していると想像すれば放ってはおけないでしょう?
PEラインの塩漬けですから。
なのでその塩抜きも含めてBOREDオフィシャルとしての推奨ケアをご紹介します。
大前提として釣行を終えた後はナルハヤでケアを行う事が好ましく、自分の場合は帰宅して自身がシャワーを浴びる際に同時に行っています。
もちろんロッドもルアーも併せて。
先ず、リール全体が浸かる程度のボールや洗面器などへ大体30度未満のぬるま湯を溜めておき、そこへリールを丸ごとドボンと浸けて1分ほど放置してから水中でハンドルを10回転ほどゆっくり回転させます。
その後すぐにリールを取り出してスプールとサイドカップとメカニカルキャップを取り外した状態で、今度は水道水のシャワーまたは流水でリールの表裏全体やノブなどを素早く洗い流します。
そしてこれでもかと言う程に上下左右あらゆる方向へリールを良く振って水気を飛ばしてやりますが、時間にして数分ほど本当にシツコク良く振ってやる事がキモ。
たまにボディとスタードラグの間に指を挟んで「オウッ」と発するのでご注意を。
で、上記を行っている間に同時進行でコーヒーカップなどにも大体30度未満のぬるま湯を溜めておき、そこへスプール全体をドボンして浸しておきますが、スプール片側にベアリングが付いているタイプはベアリングまで浸けずにスプールサイドまでの水深に調整してやります。
ラインだけが浸かれば良い訳ですし。
そしてもう一度新しい30度未満のぬるま湯を用意して浸けておきます。
つまり2回同じドボンを繰り返すと言う事なんですが、一回目のドボンは10分くらい?二回目のドボンは5分くらい?でOKです。
簡易ではありますがこれだけでスプールに巻かれたPEラインの汚れも目に見えて落ち、ラインの端を舐めるとショッパイ塩味が殆ど無くなっていると思います。
その後マイクロファイバーウエスなどでリールとスプールを良く拭き、風通しの良い場所で時々リールの向きやハンドルの位置を変えながら放置乾燥させます。
今時期なら室内でエアコンや扇風機などからの風が良く当たる場所に放置すれば短時間で乾燥しますが、決して屋外の強烈な直射日光で乾燥させない様にしましょう。
これで水洗い作業はOKです。
最後に各パーツを空拭きしてやってからスプールシャフト、ベアリング、ウォームシャフトなどへ注油してやれば完成です。
更にレベルワインダー周りやビス穴など細かな場所は綿棒などを使って拭いてやれるとベストです。
また、ラインにシリコンオイルなどをスプレーする人はスプール単体の状態でスプレーしてやりましょう。
一応この方法でBOREDではこれ迄一度もリール内部にもベアリングにも錆を発生させた事がありませんが、それでも塩の結晶がボディ内部の角に少し付着していたり、水で薄まった海水が薄白く残って乾燥している事もありますので、やはり海水での太糸PEラインにおいてはマメなケアが必要と言う事になりますね。
そして、上記の作業において絶対にNGな行為として、先ずリールをドボンする時間は短時間でサッと行うと言う点が重要であって「半日浸けておきました」とかたまに見かけるんですけど長く浸ければ良い訳ではないのでご注意を。
と言うのもBOREDの場合はぬるま湯を使用している訳ですが、それは水道水よりも塩を素早く溶かす事を目的としているからであって、それに準じてドボンしておく時間は短時間で良いと言う事に繋がるからです。
そして使用するぬるま湯は30度未満が重要であって、例えば60度とか熱い湯になるとオイルやグリスが温度により軟化して流動してしまう恐れがある事と、リールボディ内部に入り込んだ湯気により異常に湿度の高いサウナ状態を作り出してしまうので逆効果となってしまいます。
この2点だけは絶対にNGです。
とにかくサッと洗い良く振って水気を取り早く乾燥させる。
これに尽きます。
もちろん誰でも簡単に注油出来る箇所だけでも毎回注油を行っておければベストなのは言わずもがな。
でも例えば0.8号とか1.5号とか細糸を使用したベイトリールの場合だと、丸一日使っていてもそんなにリールが濡れる事もないのですが、それでも使用後は最低限シャワーで軽く洗い流すとかスプールを取り出してラインの塩抜きは行った方が良いに決まってますので。
そして営業活動的に、リールボディ内部のオイルやグリスが付着していない箇所などには、METHODのDEFENSIVE防錆コーティング剤を薄く塗り広げておくと更に完璧です。
あ、もちろんリーダーは毎回切って新たにノットを組み直すのはセオリー。
道具は大切に。

2025年7月22日火曜日

記事。

BOREDのMETHODオイル製品中で最も低粘度なZAYTオイルと次いで低粘度なBALBOAオイル。
いずれも超低粘度とは謳っていますが特性が全く異なります。
先ずZAYTオイルについてはISO VG4と言うMETHODオイル中で最も低粘度なベースオイルとなり、粘性を極力排除してサッパリとしたフィーリングの極薄油膜を生成するフィネスやライトウェイト向けのオイルとなります。
次にBALBOAオイルについては廃盤製品のKRAKENオイルとGOLYATオイルを継承する粘度としてISO VG9のベースオイルに設定し、適度な粘性を持たせる事で超低粘度ながらシットリとした油膜を生成するライトウェイト~ミドルウェイト向けのオイルとなります。
いずれもベースオイルにはエステル化学合成油を使用し海水にも完全対応させてあり、BALBOAオイルのみにはポリアルファオレフィン化学合成油をハイブリッドしています。
近年ソルト界隈で人気の高いライトゲーム~ミドルゲームに完全対応させる為に設計したと言っても過言では無い上記2製品ですが、自分の場合は使用するルアーやリグによりスプールベアリングで使用するオイルを入れ替えていて、特にベイトフィネスリールの場合においてはキャストと言うよりもフォールのナチュラルさ?を調整する為にセレクトしています。
とは言え自分の場合はライトゲームと言うよりもミドルゲームに近い使い方がメインとなり、自分のホーム湾奥運河では主にチニングで使用する機会が多いのですが、その使い別けとしては釣行時にメインがプラグの場合はBALBOAオイル、ワームの場合はZAYTオイルとして上記に記載の様にフォールのスピードやナチュラルさで変更しています。
つまりプラグの場合は各プラグにより当然ながら形状や重量が異なる訳で、その空気抵抗の変化から少し安定性を狙ってBALBOAオイルの適度な粘性によるブレーキ的な役目?を担わせていると言う事で、逆にワームの場合はフリーリグにしろジカリグにしろシンカーのウェイトに依存が大きいので、その差に依存されずにスーッとフォールさせる事をメインにZAYTオイルを使用していると言う事です。
それにハッキリ言ってこの粘度になれば飛距離は変わらないと言っても過言ではないので、たまに沖目へフルキャストするとしてもストレスを感じる事は全く無いと思います。
さて、自分のベイトフィネス機。
もう10年選手となった画像の14ブレ二アスを相変わらず現役で使用していますが、近年のトレンドを検証する為にも23カルカッタコンクエストBFSか22アルデバランBFSを導入しなきゃと思いながらも、相変わらずメインはデッカイのばかりで中々踏み出せないでいる現在。
どーしても貧乏性と言うか現状の14ブレ二アスに全く不満が無いどころか、やりたい事は上記のスプールオイル交換だけで対応出来ている事で完全に満足していて。
この14ブレ二アスに7.6ftのMLチニングロッドでホームの湾奥運河ならジャスト50mの対岸付近へキャストも出来るとなると暫くは高年式機種に手を出さない?
低年式機種であってもスプールベアリングのチューンやそれに伴うオイルの交換により、キャストやフォールにおいてはストレス無く十分対応可能となるので特にベイトフィネス機においては参考にしてみてください。

記事。

突然ですがBOREDのVITALと言えば溶剤性耐久撥水剤のWRシリーズが定番ではありますけど、同じくアメリカMOSSY OAK社のライセンスドカモフラージュを使用したTAG MESH CAPも定番なんです。
毎年SSシーズンには色々と組み合わせを変えた3パターンをローテーションした展開で生産して来ましたて、昨年は何だったか?の理由で少量しか生産を行わなかった事もあり、そのぶん今年は1パターン増やした画像の4パターン展開にて生産を開始しています。
このTAG MESH CAPは個人的に大好きなアメリカのハンティングカモフラージュ老舗定番メーカーMOSSY OAK社から正式にライセンスドされたOTTO社のボディを使用していまして、クラウンもバイザーもアジャスターも更にはメッシュまでもがフルにカモフラージュされ、しかもポリエステルボディにつき速乾性にも優れ色落ちや縮み難いと言う点も含め全てが最高&理想。
手前製品ながら個人的に余りにも調子が良いので全色持っていると言う自分にとっては非常に珍しい程に気に入ってますが、今回の2025年よりクラウンのメインタグを新デザインへ変更しまして、これまで横型だったVITALのメインタグを32mm×38mmの縦型とし前回同様に高密度な織ネームタグで作成しています。
サイズ調整はベルクロタイプなので誰でも完璧に調整出来ますし、そのベルクロの根元にはMOSSY OAKのネームタグと逆側にはBORED VITAL DIVISIONのピスネームが縫製されています。
主張し過ぎていないけど前も後ろも死角無し。
もちろん製品名でもあるだけにタグもピスネームも安価なプリントではなく全て織ネームで作成していますので地味ながら妥協はせず。
キャップ全体のシルエットは緩やかなカーブドバイザーでハイクラウンでもロークラウンでもない日本人にジャストなサイズ感となっています。
個人的に多くの日本人ってフラットバイザーもハイクラウンも全く似合わないと思っているんでね。
今回の4パターン展開は所謂リアルツリー系の元祖でブラウンな色味の多いBC、最新カモフラージュの森林系でグリーンの色味が多いMC、MOSSY OAKの代名詞であるグレーの色味が多いBL、ハンティングの定番ヴィヴィッドな蛍光オレンジが目立つBZとなっています。
いずれもカモフラージュ柄内に小さくMOSSY OAKのロゴが入っている場合もありますが、カモフラージュなだけに生地取りの関係で全てが同じカモフラージュパターンにはなりませんので予めご注意ください。
ま、今時カモフラージュに関してそーゆー事で文句を言う人も居ないかとは思いますけど。
一応念のため。
と言う事で現在はアメリカへの発注を終え通関し、メインタグの生産待ち状態となりますので、諸々のスケジュールが決まり次第恐らく8月中には先行受注のプリオーダーを開始出来れば良いなと。
SNSへのポストに続き忘れない様に小出しのアナウンスでした。

記事。

5月のGWぶりにキチンと休めた?三連休。
とは言え中日には参議院選挙の投票もあったもんで、汗だくのデイ釣行から帰宅してすぐに愚妻と共に投票所まで。
それにしても毎日暑くて死にそうでしたが、最終日の昨日は茨城や福島で最高気温38度ってね、一番気温が低かったのは沖縄だったと言うもはや涼しい沖縄。
この三連休から所謂世間で言うところの夏休みに入った事で学生なんかはガッツリと遊べるんでしょうね、我が家は愛息が大学受験を控えているもんで一応ソレナリに難しい顔して父親ぶっていますが、ブッチャケ大学受験については何も理解していません。
自分は行ってないもんで。
そして塾にも夏季講習にも行かず全く勉強していない愛息はホントに大丈夫なんだろうか?
そんな三連休明けの本日からは本腰を入れてMETHODオイル&グリス&ペーストの在庫補充生産を開始しています。
先週中に取り急ぎ欠品を回避する程度の在庫補充は行ってありますが、なんせこれから月末までに行う在庫補充生産は数量が違うもんでね。
と言う事で本日からまた鬼残業が続く予定です。
そんな訳でこの真夏もまた室温40度超えのBORED事務所と外注倉庫を行ったり来たりしながらの日常を過ごす事になるんでしょうけど、不思議と熱中症にならない体質と言うか暑さに対しては異常にタフなもんで、定休日だけにしか飲まないビールを楽しみにまた頑張ります。
また、これからはリアルなメンテナンス記事が多くなると思いますので、ゼヒとも真夏のメンテナンスやケアの参考にして頂ければと。
とにかくサマーシーズンだけはメンテナンスやケアをサボらない様にしましょう。

2025年7月18日金曜日

記事。

結局のところビッグベイトやジャイアントベイトの誕生と普及により得られた釣具業界の変化?ってかなり大きな範囲で恩恵を受けているんじゃないかと思いまして、BORED事で言えば主力製品がオイルやグリスしかないので大した恩恵は受けていないんですけど、まぁ、それでもBSLUオイルやNEMEAオイルとかUG SIGMAグリスなんかはそれら向けな部分もあり売上に大きく貢献してくれています。
フィネスやライトリグ方面においてはバスだけでなく元々エリアトラウトやライトソルトなどコアなシーンが存在していたので、軽い方向については色々なジャンルが在った訳ですが、重い方向については2ozの登場はもちろん多くの4ozが登場した事により圧倒的となった感が。
なのでロッドやリールなど釣具の中でも高価となるタックルにおいては相当な恩恵を受けているはず。
例えばシマノのMDシリーズとかダイワのHDシリーズとか、古くから在るアブの5000番や6000番の見直され方とかね。
それにロッドに関しては一昔前の3ozも背負えるの?みたいな感動は既に無くて、もはや500gだの10ozだのって表記は当たり前?になって来ている昨今。
で、自分の場合は昔から所謂フィネスやライトリグには余り興味がなくて、もちろんソレナリにタックルもルアーも持っているんですけど、一日やったら「もう当分いいわ」って感じで中々エスカレートして行かなくて。
けれどたまにヤリたくなる。
これは個人的な趣味の話なので良し悪しではないのは当然として、それにフィネスやライトリグを見下したり馬鹿にしている訳でも無いですし。
要するに自分のメインには成り得ないだけの事。
またBORED事で言えばオイルやグリスに求められている内容にも変化が生じて来ていて、それこそリールのカスタムメーカーなどが誕生し始めた20年以上前って所謂チューニング=フィネスでしかなかったんです。
だからスプールの回転こそ命みたいな傾向しかなくて。
リールメーカー純正を基準とすると、そこからどれだけ軽量なリグを軽快に操れるか合戦みたいな傾向と言うか、もちろんバスプロが広めたトレンドだったんですが。
これが凄く誤解を生んだと思うんです。
スプールの回転速度を上げる為に強度を無視してスプールを軽量化させたり、飛距離においても多少伸ばせる事は物理的な理由から確実なんですが、それらに夢を見過ぎ特化し過ぎな傾向が続き、でも良い大人は「だから何?」って冷静になったりして。
これまでそんな問答も多く見て来ました。
けれどそんな傾向が影響してかリールにおいても純正からBFSやらシャロースプールなんぞが登場し始め、追い打ちをかけるかの様にスプールだけでなくハンドルノブやらレベルワインダーやらなんでもかんでも高回転化させる傾向となり、それがオイルにも求められたりして非常に面倒臭い時期もあった訳です。
基本は自己満足だから自由なんですけどね。
なのでBORED的にはメンドクサかったので「オイルを溶剤で希釈しちゃえば?」なんて提案をしてみたりして、そうすると溶剤が揮発した後に残る油膜は極薄被膜になるのでドライでは無いけど非常にレスポンスが良くなると。
だから一時期は「SOLVENT」と言う希釈専用の溶剤なんかも発売したりしてました。
まぁBOREDも一応仮にもメーカーではあるので、求められたなら製品化を考えてみようとするのは当然ですが、もっと裏技的に溶剤で希釈しちゃえば良いじゃんて。
これなら新たにオイルの開発をしなくても済むと、メンドクサイので確信をアッサリ伝えちゃったんです。
それに例えばオイルの低粘度化なんて限界があって、BOREDのMETHODで使用しているベースオイルで言えば最低粘度はISO規格で言うとVG4なんですが、オイル市場にはVG2までは一応存在しています。
これは南極とか高山とか超極寒地域の屋外で使う設備のモータースピンドルを潤滑させる為など、超極端で超過酷な環境での使用を前提としている事から需要から見て多くは流通していないんです。
もちろん化学合成油です、じゃないと凍ってしまうのでね。
で、これをリールに使うの?って。
指触では殆ど違いも分からないんですけどね。
もちろん上記はあくまでもベースオイルだけの話なので、これに調味料的に色々な添加剤を配合しなければ直ぐに焼き付いたり錆が発生したり飛散したりと使い物にならない訳で、それでも良いと言うのであればシリコンオイルを使えば良い訳ですし。
でもシリコンオイルは単に「表面に付着しているだけ」の物なので、正確には所謂一般的な潤滑油となる油脂ではないんですね。
だから吸着もしなければ被膜も生成しません、拭き取れば無くなってしまう物です。
で、話を戻すとMETHODではそー言った調味料的な添加剤を配合してキチンと使用想定した製品として超低粘度なZAYTオイルが存在しています。
けれどブッチャケBOREDのMETHODオイル内で最高峰同士ながら対極にあるZAYTオイルとBSLUオイルのどちらが売れていますか?と聞かれたら10倍以上BSLUオイルの方が売れているんですね。
10倍じゃ済まないかも。
つまりそーゆー事だと思うんです。
時代は高回転化ではなく高耐久化へ移行していると言う事。
なので行き過ぎた「専用」に近い物ってビジネスとして見ると長いスパンでの採算ベースに見合わない。
それと同じ様な事として、近年流行のチニングなんかのシーンを見ていると「上手いなぁ」と感心する売り方ばかりで、こんなもんワームを使い熟しフィネスやライトリグを操れるバスアングラーなら楽勝で釣りまくるはずだし、しかもワームにおいても別にバス用で全然イケる癖に敢えて市場を広げてチニング用として発売したりして。
これらが結構エグい。
商売上手だなぁと感心しています、半分は。
参考までに自分がチニングでワームを使う場合は直リグオンリーでケイテックのクレイジーフラッパーかリトルスパイダーのブラックだけ。
これで全然釣れているので更に追求する事すらありません。
特にひどい環境や条件でなければ上記のリグだけで確実に釣れるから。
だからこそプロアングラーの存在って大事なんですね。
メディアに登場するプロアングラーが「こーゆーシチュエーションにはこの色」って言うだけで売れる訳で、もちろんソレナリに納得出来るウンチクはあるんですけど、全てがソレに当てはまる訳ではないし相手は生物ですから。
これが現状の日本的なビジネスなんです。
12cmのシャロランナーも然り、2ozのジョイントルアーも然り、バックスライド系ワームも然り。
さて、話をBORED事に戻すと、上記の様に極端な専用を求めるなら超低粘度オイルを更に溶剤で希釈してやればコレ以上の極薄油膜は事実上から作れない訳ですし、この理屈を知っているなら逆に超高粘度オイルの上限はどんなもんなんだろうと考える流れにもなりますが、大体皆さんの頭の中で真っ先にグリスの存在が出て来る事が多いと思うんで余り意味はないなって。
だからこそのVNLペーストの存在だったりもするんです。
そこへ繋がるかって。
時代はとっくに高回転化ではなく高耐久化にスライドしていて、その目的と意味を理解してセレクトしないと逆に故障の原因に繋がります。
適材適所はタックルだけでなくオイルやグリスも同じ事、右向け右じゃなく目的と意味を理解してセレクトを。

2025年7月16日水曜日

案内。

昨年から立ち上げたDARKSIDEBOREDSTORE
これまでBOREDオフィシャルとして来た本家のBORED STOREとは異なり、アウトレットを中心とした不定期更新のウェブストアとなります。
で、先日も関連記事でアナウンスしたのですが、これまでのDARKSIDEBOREDSTOREでは「OUTLET」、「SAMPLE」、「SALE」、「PREORDER」をカテゴリーとして来ましたが、その内のプリオーダーこと先行受注につきましては本家のBORED STOREを受注窓口に戻す事となりました。
あ、「PROPER」と言うカテゴリーもありますが、これはステッカーなどアクセサリー製品に限りますので、文字通り定価販売と言う意味になります。
なので以後のDARKSIDEBOREDSTOREではメインとして外装傷有品や旧廃盤製品などのB級品を中心とした「OUTLET」、アパレルのサンプルカラーやテストプリントなどの「SAMPLE」、在庫処分や不良在庫の売り切りなどの「SALE」、この3カテゴリーにて展開して行きます。
展開と言っても不定期更新なので毎月決まって入荷がある訳ではありませんが。
で、5月と6月はVITALのWRシリーズが非常に良く動いたもんで、当然ながら比例してアウトレットも多数出ていまして、基本的にはラベルに傷や汚れのある物が中心となります。
なのでこの7月はVITALお取り扱いDEALERへの大口納品を終えた今週末辺り?にはDARKSIDEBOREDSTOREにてアウトレットの販売を開始する予定となっていますので、特に日頃から愛用頂いているリピーターやヘビーユーザーの皆様にはお買い得かと思います。
ちなみに既にDARKSIDEBOREDSTOREのメルマガ会員の皆様には新たな商品をアップすると「商品追加案内」としてメルマガにて事前?当日?アナウンスを行っていますので、ゼヒこの機会に何かしらDARKSIDEBOREDSTOREにてお買い上げ頂いた際にはメルマガ会員の登録は解除せずにお願い出来ればと。
ウザい位にしょっちゅう届くメルマガではありませんので。
本来ならもうちょい品数を増やせる様にセレクトアイテムなどもアップして行く予定だったんですが、今年も半分を過ぎた時点で何も出来ていないと言う相変わらずな感じでして。
ま、でもいずれBOREDセレクトの商品も増やして行ければなと思っていますので、期待せずに何かしらアクションが起きるまで暫しお待ちを。
そんな訳で最近は本家のBORED STOREがあまりにも多忙だったもんで、久しぶりにDARKSIDEBOREDSTOREについてのアナウンスでした。

2025年7月15日火曜日

記事。

NB / NEEDLE BOTTLE「※当商品のみの単品購入はご遠慮ください。」
BORED STOREの商品ページに上記の様に書いた上でこれまで条件付きで販売して来ましたNB / NEEDLE BOTTLEですが、先日終了しましたBOREDオフィシャルSUMMER MADNESS SALE中に販売を中止し在庫数を0とさせて頂きました。
このNB / NEEDLE BOTTLEはあくまでも販促品的要素を含む仕入れ商品につき、BOREDも現金仕入れの上で販売している「商品」であってBOREDが生産している「製品」ではありません。
なので昨今では現金仕入れの度に価格が変動する事もありますし、グロスで仕入れているのでソレナリに在庫を抱えたり、と決して大きな金額ではないにしても多少のリスクがあるのは現金仕入れ商品全般に言える事です。
元々METHODオイルの小分用とか携帯用とか又は混合カスタム用などに用意が有ると便利かな?と言う事で販売して来たんです。
一緒に買えたら便利かしら?と言うユーザーフレンドリーな意味で。
ですが、このBOREDオフィシャルSUMMER MADNESS SALE中にNB / NEEDLE BOTTLEだけの注文が入りまして、勝手ながら冒頭に書いている条件をメールに記載の上でご注文のキャンセル処理を行わせて頂きました。
がっ、翌日も同一人物から全く同じ注文が入りまして、今回も同様にメールを送信した上でキャンセル処理を行わせて頂いたんですが、特に先方から「何故キャンセルに?」との問い合わせも無かった事から、これは恐らくメールを見ていない訳では無くて故意なのでは?と判断しました。
なので取り敢えず先日付けで一旦NB / NEEDLE BOTTLEの在庫数を0にしてあります。
では、何故「※当商品のみの単品購入はご遠慮ください。」なのか?と言えば、普通の大人なら想像出来る事だと思うんですけど、1本税込110円で販売しても利益が僅かしか取れない上にショッピングカートのBASEからは販売毎に手数料が取られるので、他のBORED製品と同時に購入頂けるなら全く問題は無いのですが単品で購入されると商売的に殆ど意味が無いからなんです。
例えその商売の仕組みが分からなかったとしても、このNB / NEEDLE BOTTLEのBORED STOREの商品ページ内の冒頭に※を付けて、また同じく商品ページ内の末尾にも※を付けて1ページ内に2つも注意書きとして記載しています。
だから普通の考えで言えば読んでいないはずは無いと想像する訳ですが、それが連日2度もとなった事から悪意を感じたと言う判断に至りました。
なので暫くは販売中止の方向で在庫数を0とさせて頂きますので何卒ご容赦頂ければと言う事で、いずれはMETHODオイル&グリス&ペーストをお買い上げの上で、ご希望の場合は1本無料サービスと言う方向に出来ればと考えています。
でも複数本で欲しいと言う場合もあるかと思いますので少しその辺りを含め少し考えてさせてください。
しかし、こんな容器ならAmazonでも普通に買えますし、ラジコンなどのホビーショップでも買えるんですけどね。
どーぞご理解を。

2025年7月14日月曜日

記事。

ようやく長かった激務を終え通常ペースでの業務を迎える今週。
けれど今週からはMETHODオイル&グリス&ペーストの在庫補充生産が開始となります。
お蔭様で前回5月の在庫補充生産と6月の臨時生産を行いましたMETHODオイル&グリス&ペーストも既に本日現在の在庫が欠品または品薄となっていましてご迷惑をおかけします。
取り急ぎ今月のスケジュールとして、先ずは今週中に新製品VNLペーストの在庫補充を開始し、同時にCHIMERAオイルとNEMEAオイルも欠品を回避出来る程度に在庫補充を行う予定です。
以後来週からは順次METHODオイルとMETHODグリスの在庫補充を行い、月内には全ての在庫補充生産が完了する見込みです。
また、同時にVITALお取り扱いDEALERより頂きましたPRO SIZE WRの大口2件の生産も同時進行となりますが、その後僅かでも在庫が出来ればBORED STOREへアップする予定です。
と言う事で、先日の土日定休日は久しぶりにゆっくりと過ごす事が出来ましたが、また今週からは上記の様に在庫補充生産を開始しますので暫し欠品や品薄が続きますがご勘弁ください。
引き続き金属にとって最も過酷なサマーシーズンのメンテナンス、そして夏オイル夏グリスをゼヒお試しください。

案内。

少々BLOGでのアナウンスが遅れてしまいましたが、先週金曜日の7月11日より先行受注のプリオーダーを開始しましたBOREDの2025 DRY MFBPS-T。
本来なら6月末か7月頭から先行受注のプリオーダーを開始したかったのですが、なんせ先週までは多忙続きで中々準備が出来ずにいまして。
で、今回から気が付いた人も居るかもしれませんけど、これまでは先行受注のプリオーダーをDARKSIDEBOREDSTOREにて受注して来たのですが、実は何人かのお客さんからこれまでどおりBORED STOREでやって欲しいと言われていまして。
うん、まぁ、そーですよね。
と言う事でやはりDARKSIDEBOREDSTOREはアウトレットやサンプルなどを専門とした方が無難だなと言う事で、今回から以降は改めて先行受注のプリオーダーについても本家のBORED STOREにて受注させて頂きます。
さて、今回BOREDの2025 DRY MFBPS-TはBORED的には珍しくドライボディのTシャツです。
ドライボディのTシャツってガチなアウトドア時と言うかハイクの際などには着ていたんですが、街中とか普段着で着る事を避けてきまして個人的には完全にNGでした。
けれどこうも猛暑と酷暑が続くニッポンのサマーシーズンには必須と感じる事も多くなり、フィッシングやサイクリングなどガチ過ぎない?アウトドアでも着るよねと言う事で、確か2年前?にもコットンボディで発売したBOREDのマスターピースデザインとなるMFBPSロゴをアウトライン化させて再度使用してみました。
まぁ、これだけ大きなデザインがインクベタ塗りだと蒸れますし暑いですから、やはりアウトライン化させておけば通気もしますんで。
それに今回も汗による生乾臭を防いでくれるポリジン加工がされたボディなので、もう汗でベッタリした後でも電車釣行しちゃえる位に快適です。
お蔭様で先行受注のプリオーダー開始早々にも関わらず多数のご注文を頂きまして、既に完売のカラーやサイズも出て来ましたので、引き続きのご注文はBORED STOREにてゼヒお早目に。
あ、7月31日の入荷より順次デリバリー開始となりますのでお間違いなく。

2025年7月11日金曜日

記事。

さて、かの国のトランプ先生がやってくれましたね。
しかも予想外の基本25%とはね。
ではBOREDに関係するのか?と言うとBORED製品は海外へ向け販売を行っている訳ではないので直接の影響はないのですが、もっと全体的に物価として捉えて見ると当然ながら影響はありまして。
それはトランプ関税が長引くと円安が進行するのではないか?と言う事により、輸入している材料の値段が上がる事でいずれにしても日本の物価には影響があるはずです。
特に衣食住に関する部分はある程度企業側が頑張ってくれたりする傾向もありますが、そうではない工業製品になって来ると余り関係無いと言うのが過去の実績。
油脂関係なんて問答無用。
以前から何度も書いて来ました様にBOREDでもコロナ禍から材料の価格高騰がずっと続いていまして、特に容器やラベルなんかで使用する樹脂類の原材料が最も極端で、既にMETHODグリスの容器などはコロナ禍からリアルに2倍以上、METHODオイルの容器は構成されるパーツが多いだけに段階的に何度も値上がりして来ました。
また最近は特に中東情勢も不安定なので原油の問題もあったりして、その辺が徐々に表れて来るのではないかと考えているんです。
つまりプラスティックやゴムなんかは絶対に値上が進行すると言う事になり、ルアーやワームなんてもうホントにドンズバな対象でしょうね。
もちろんオイルやグリスやケミカルはドンズバ。
さて、どーしよう。
以前から何度も死守すると言い切って来たBOREDの販売価格に関するポリシーについて再度。
BOREDが主力としているMETHODのオイル&グリス&ペーストとVITALのWRシリーズ。
いすれも該当するジャンルにおいては隙間産業的な存在である上に消耗品です、だからこそ該当するジャンルのメイン商材とはケンカしてはいけないんです。
BOREDのMETHODオイルは最高峰であっても税込で3000円以上にする事は無く、METHODグリスもシリーズ通して税込で2000円以上にする事は全く考えていません。
けど実は特に変動の大きいのが溶剤関係なんですね。
BOREDで使用する溶剤と言えばVITALのWRで使用しているイソプロピルアルコールが最も消費量が多くて、毎月60Lとかそんな量を使うんですけど、これも既にコロナ禍から現在までに2倍以上の値上になっていましてね。
もうBORED全部アウトじゃんて事なんです。
と、言うか日本全体がそうなんですけどね。
けれど以前にも書きましたとおり安易に販売価格を値上変更する事はしません。
現在もこれまで毎月仕入れていた材料をもっと大きな単位で仕入れる事により価格を抑えたり、資材に関しても同様にグロスで仕入れて単価を下げるのは常ですし、また業者への支払い方法を都度現金にする事で少し割引が効いたりする事もあるのでその様に対応しています。
なのでこれらの地味な努力により現在のMETHODオイルにおいては最高峰のBSLUオイルとZAYTオイルにおいても税込2850円と、税込3000円までに未だ150円の余力を残して継続販売が行えている訳です。
それにBOREDはメーカーです。
極小さな規模の所詮ガレージメーカーではあっても自社設計自社生産のMADE INJAPANなメーカーである事から、お取り扱いDEALERである販売店にもキチンと利益を確保して貰う事を常に考えているので、事ある度に価格を値上変更してユーザーを離してはいけない。
そー言った意味でも、先ずは製品で使用する高品質な材料確保と得意用途を持たせた性能、次に出来るだけ安定した価格維持と過剰な梱包の排除、最後に地味ながらリアルなメンテナンス啓蒙や実用的カスタムの啓蒙。
これらに尽きると思っています。
つい大手プリプロメーカーを見習った動きをしがちな日本人ですが、ガレージメーカーやスモールビジネスだからこそのメソッドがあるはず。
ヤレるだけヤル、なんつって。

2025年7月10日木曜日

記事。

ABUが続きますが。
METHOD新製品VNLペーストのサンプルテストで試用して来た自分の19レボビースト2号機のHGギアの方です。
これはお試し的に画像にポツンと写っている逆転防止爪をワザと外して試用して来たのですが、当初ワンウェイローラークラッチにVNLペーストはどうなの?と半信半疑で。
で、終身名誉テスターのNeCoSanからも既にフィードバックを頂いていた事もあり、90年代の機種などに使用されているニードルベアリングの玉数が少ない旧型タイプのワンウェイローラークラッチには不向きな傾向で、特に摩耗の進んでいる物だとハンドル逆転が起きてしまうと。
そこで現行?タイプではと言う事で4ozをメインに使用している19レボビーストで試してみたところ、逆転防止爪を取り去っても全く問題無く使用出来ていまして、更に調子にのって21スコーピオンMDでも試してみたところ同様に全く問題無し。
もちろん単に只巻きしている訳ではなく殆どがハンドルでグリングリン操作して。
これでも逆転を起こす直前のあのカックンとした気配?すら無く、やはりニードルベアリングの玉数が多い現行タイプであれば問題は無さそうです。
しかもサンプルテスターにお願いしていた際にも一度のみVNLペーストの塗布量が多かった事でハンドル逆転が起きた事を除き、適正量であれば基本的には問題無く使用出来るだろうと言う判断に至りました。
あ、また塗布量などはいずれ画像で。
以前から何度も説明して来ましたが、ハンドルの逆転現象には2つの原因があって、1つ目はワンウェイローラークラッチの持つ特殊なクサビ機構において、ニードルベアリングがハウジング内に収まった状態が続くと起こる訳です。
これは使用している油脂が高粘度や高粘着だとその粘度や粘性がニードルベアリングの動きを妨げる事でレスポンスが失われて起きる現象です。
2つ目はワンウェイローラークラッチに収まっているニードルベアリングと、その対に当たるインナーカーラーが摩耗や錆により精度を失っている状態の場合。
つまり摩耗により痩せてしまい精度を失っている事で、ニードルベアリング自体が上手くストッパーとしての役割を行えなくなっている現象です。
なのでVNLペーストはオイルでもグリスでも無い特殊なペースト状につき、BOREDがワンウェイローラークラッチに推奨している粘性を極限まで抑えたCHIMERAオイルやNEMEAオイルよりも当然ながら粘性があります。
それでも粘弾性添加剤の様な糸引き成分は一切配合していないので、使用出来るかも?と言う事で試用してみたところ、上記の条件に当てはまらなければ問題無さそうと言う結論に至りました。
なのでザックリと2010年以降のシマノやダイワやアブなどのメジャーメーカー製ベイトリールであれば、恐らくはワンウェイローラークラッチでも問題無く使用出来るだろうと言う事で、もちろん上記にも書いた様に摩耗や酸化など個々の状態にもよりますが、それで得られる巻き感のシットリしたノイズの少ないフィーリングはレギュラーウェイトから上のヘビーウェイトやビッグベイトなどにおいては有効かと思われます。
でも逆にこのシットリしたノイズの少ないフィーリングはオイルでは得られない性状が元となっている事で、巻き感に影響しない部分で使用すれば耐久性が向上すると言う事にもなり、そうなるとフィネスやライトウェイトにおいても有効な箇所が出て来るでしょう。
割と開発当初はミドルと言うかレギュラーウェイトをドンズバで想定していた事もあり、ベイトで言えば70番~150番位とかスピニングで言えば2000番~3000番の需要を見込んでいたのですが、初期の試作サンプルが既にかなり理想に近い性状だった事で想定範囲を広げる様に改良を加え試作サンプルをアップグレードさせて行った経緯となります。
実際にサンプルテスターに試用して頂いた後にも更に改良を加えて製品として完成したVNLペーストは既に「コレ」と言った用途を見つけているユーザーも多い事からコアユーザーにこそ求められる製品と自負しています。
BOREDの22年継続して来た歴史の中でも試作や生産をしていて凄くワクワクした製品って久しぶり。
つー事でお蔭様で只今欠品中となりますVNLペーストですが、METHODお取り扱いDEALERではお買い求め頂けますのでゼヒ。

2025年7月9日水曜日

記事。

お蔭様で6月30日発売の初回生産分が即日完売となり、続けてBOREDオフィシャルSUMMER MADENESS SALEに向けて急遽生産した追加分も完売となり、現在は7月の奇数月と言う事で在庫補充生産を開始していますMETHOD新製品のVNLペースト。
BOREDのMETHOD製品中でもユニークな存在として、オイルでも無くグリスでも無いペーストと言う新しい性状からアイデア次第でマルチパーパスに使用する事が出来る製品です。
主な使い方としてはこれまでBSLUオイル、NEMEAオイル、THICK HEAVYオイルなど、特に耐久性を重視した中粘度~高粘度のオイルに代わり、油膜に物理的な要素を加える事で更に耐久性を向上させながらもフィーリングは大きく変化させたくないパーツに。
例えばベイトリールのメインシャフト裏ベアリングやピニオン支持ベアリングなど、所謂ボディ内ベアリングなどにおいては非常に有効となります。
同じくワンウェイローラークラッチにおいても高年式で摩耗や酸化の促進されていない状態であれば使用も可能で、これにおいてはオイルの使用よりもノイズが少なく巻感も殆ど違和感を感じないシルキーなフィーリングを得る事が出来ます。
スピニングリールにおいても上記同様にボディ内ベアリングとされるドライブギア保持ベアリングやメインシャフトなどに。
このVNLペーストの特徴としてその性状はオイル分を高配合させて作り出されている訳ではなく、あくまでも増稠剤の調整により粘度の土台としている事にあり、グリスよりも粘度抵抗が少なくオイルよりも油膜維持が強靭と言う事から、オイルよりはシットリするけどグリスよりはサッパリすると言えば分かり易いかもしれません。
型番によってはギアにもドラグにもベアリングにもとマルチパーパスに使用出来る高い耐久性と強靭な付着性により、型番や機種を問わずオイルやグリスの隙間を埋める存在として重宝する存在と自負しています。
唯一懸念される用途は水が常に供給され同時に攪拌され続ける様な、例えば太糸PEラインを使用したベイトリールのウォームシャフトにおいては余り適していないかな?と言うところで、その場合のウォームシャフトにおいてはTHETAグリスやUG OMEGAグリスなどが適正かと思います。
さて、もう約6年前?に突然カスタム意識が芽生えた自分のABU 4601C ロイヤルエクスプレスとガンナーの2台。
2020年辺りのDARKSIDEBOREDBLOGでもちょいちょいカスタムの進行具合などをご紹介して来ましたが、この手の年代や構造こそオイルを多用してレスポンスを重視するのではなく、VNLペーストを多用する事でパーツ間の嵌め合い誤差や公差から来るクリアランスノイズを抑える事が出来るのでは?と今度色々と試してみようと思っています。
ABUの復刻モデルなども出始めた事で昨年辺りからは4000番や5000番をカスタムした上で現行使用するアングラーも増えて来ましたが、自分のロイヤルエクスプレスとガンナーはフルカスタムして現行感覚で違和感なく使える様にと、躊躇なくオリジナリティを無視してカスタムパーツをふんだんに使用しています。
基本的にHEDGEHOG STUDIOであらゆるカスタムパーツが入手出来る事もあり、コグホイール、レベルワインダー、マグネットブレーキなどはもちろん、他社の純正パーツなども取り入れて各種ベアリングやハンドル周りも全て使い易い様に自分仕様にしています。
まだ霞ヶ浦でアメナマしか釣り上げていませんけど。
と言う事でABUのアンバサダーユーザーはナゼかシャカシャカでカリカリにオイルで仕上げる方向が定番となって来ましたが、その様なレスポンスを重視したセッティングでは無くシットリヌットリと耐久性を重視したアンバサダーのカスタムをゼヒVNLペーストと共にお試し頂ければと思います。

2025年7月8日火曜日

記事。

と、言う事でやり切りました5月GW明け~6月~7月上旬までの繁忙業務。
SUMMER MADNESS SALEのご注文分も本日付けで全て発送を終えましたし。
けれどまた7月10日辺りからはVITALのPRO SIZE WRのみDEALERご注文分の在庫補充生産を開始し、続けて7月中旬からはMETHODオイル&グリス&ペーストの在庫補充生産が始まります。
もう殺してくれい。
そんな訳でやっと1日~2日だけ落ち着ける、ので約2ヶ月ぶりに定時で帰宅します。
で、NT海洋事業部から請け負いました別注製品のLZ-STD OILとLZ- STD GREASEも先週金曜日に出荷を済ませたので、これでBOREDの担う仕事はコンプリートと言う事での一段落。
今回は久しぶりに新規の別注製品を請け負いました事もあり、また同時にMETHOD新製品のVNLペーストも同時進行していたもんで、5月も大変ながら6月はホントに色々な業務が続き大変でした。
あ、参考までに他にも別注製品としては現在進行形で以前から何度もオカワリ生産をし続けているサイクルショップBLUE LUGのONE DROP OILとBLUE GREASEがあり、そしてスケートブランドFESNのW.P.S.IシリーズからBLACK OILがありまして。
いずれもレぺゼン東京の世界で認知されているメジャーショップとメジャーブランドなのは言わずもがなですが、どちらも継続的に年に数回のオカワリ依頼を頂いていまして凄く有り難い。
そんなタイミングで先日大口納品を終えたばかりなVITALのPRO SIZE WRが福岡のミリタリーショップWAIPERにて既に完売したとの事で、有り難い事に再度大口のオカワリ注文を頂きましたもんで10日辺りからナルハヤで生産を開始する予定です。
さて、昨年末から何度かアナウンスして来ましたが、BOREDでは今年からお取り扱いDEALERを大幅縮小し、METHODとVITAL合わせ30店舗ほどのお取り扱いDEALERとの取引を解除させて頂きました。
なので現在は各方面で認知のあるDEALERのみとの取引に絞り卸売を行っていまして、一応以後におきましても新規でお取り扱いDEALERを募集する予定もなく、そのぶん現在のお取り扱いDEALERへのサービスを濃くして行きたいなと考えています。
なので今回久しぶりに新規で別注製品を請け負わせて頂きましたNT海洋事業部におきましても、当初はお取り扱いDEALERとしてご希望を頂いていたのですが、上記理由から「ならば別注製品は如何?」と提案したところ快諾を頂きまして。
それにNT海洋事業部LOONGZEリールの国内販売総代理店も行っているので、それならばアフターサービスとしてもオイルやグリスが揃っている方が良いのでは?となりました。
そんな訳で取り敢えずBOREDのやるべき仕事が終わった事もあり、また繁忙期となるサマーシーズンはBOREDの本筋で気合を入れての業務を熟して行きます。
とは言いながら本筋じゃないけど先ずは遅れてしまったVITALのTAG MESH CAPとBOREDのアパレルからリスターティン。

2025年7月7日月曜日

記事。

昨日の深夜をもって終了となりましたBOREDオフィシャルのSUMMER MADNESS SALE。
お蔭様でBOREDオフィシャルセールとしては過去最高のご注文数を頂きまして、早速本日より感謝感激の発送作業ラッシュに移ります。
でね、突然ですがBOREDが考えるビジネス上の最優先事項とは。
と、その前にBOREDはイベントへ出展する事が殆どありません。
確かBORED22年の歴史の中でこれまでにおいて2回だけかな?
それほどBOREDにとってのイベント出展は無意味と考えていて、プロモーションだけとして考えるなら尚更不要。
では改めてBOREDが考えるビジネス上の最優先事項と言えば?
これはBOREDの様なスモールビジネスこそお客様からのご注文品は最短発送する、同じく取扱店からのご注文品は最大限効率化した上で最短納品する。
ズバリこれに尽きると考えていまして。
つまり自分が客の立場なら欲しくて注文した商品が少しでも早く受け取れる事が先ずは何より嬉しく思うんです。
それに今や大手ECサイトなどでも翌日配送はデフォルトになって来た時代なだけに尚更。
では所謂プロモーションの様な営業活動や宣伝活動は不要か?と言われたらそんな事もなくて。
でもそれはSNSやBLOGなどを利用する事で十分な効果があると思っていますし、併せて既存ユーザーへ向けてならメルマガなどでピンポイントの宣伝も行えますし。
今回のSUMMER MADNESS SALEだって正にそう。
まぁ少人数でも奴隷の様に使えるスタッフが居たりするなら良いんですけど、BOREDの様に基本は一人親方なのに業務を滞らせてまで頻繁にイベント出展してたらねぇ、お客さんは納得出来ないじゃないですか?
つまり「イベント出展につき一週間は発送が行えません」じゃぁダメよね、まぁBOREDは一応外注倉庫との契約があるので一週間でも空けられるんですけど不安でね。
そもそもBOREDの生きているニッチでマニアックな分野に興味を持ってくれたお客さんなだけに、既に自身で探りまくってBOREDへ辿り着いた可能性も高いと思われますし、なのでイベント出展なんぞで不特定多数を相手に宣伝活動しても恐らくは時間と費用と労力の無駄に終わるだろうと言う考え方も。
無意味は言い過ぎとしても効率が薄い。
だからこそこんなBOREDごときをディグってくれたお客さんからのご注文についてはナルハヤで発送するべきであって、画像の様にレターパックライトであれば最短は15時までのご注文は当日発送で、15時以降のご注文は翌日発送と言う点を基本としているんです。
あ、レターパックプラスについては最短で翌日発送になる場合が多いんですけど。
けれど当然ながら土日の定休日を挟む場合とか、打ち合わせで外出が続く場合とか、体調不良で休業したり早仕舞いしたりする場合なんかは難しくなるんですが、それでもBORED STOREの特定商取引法表示に記載しているとおり遅くとも数営業日以内には確実に発送を行っています。
これは恐らく死守しているはず。
いくら弱小メーカーだとは言ってもプロモーションやコマーシャルだけに注力しちゃうのは少し根本が違うかな?と。
「ユーザーと直接会話が出来る」みたいな能書きも多少は理解出来ますが、でも全員を相手に出来る訳もなく拘束時間からして効率的にも無理があるんでね。
いやだってメチャクチャ効率が悪いですよね?アイドルの握手会の方が遥かに効率的。
なのでBOREDはこれからもイベントなどへの出展は基本無しの方向で、特に当日中に帰宅出来ない地方のイベントなんぞは論外と言うかキッパリ無駄と。
買ってくれる人を増やすんじゃなくて、先ずは買ってくれた人へ真っ先に届ける、予習じゃなくて復習、違う?
ま、夏休みとかゴールデンウィークとか正月休みなどの大型連休中のイベント出展なら公私混同で出展するのも良いんだけど。
毎日の発送作業すら無いんですわって受注状況なら別の話になりますが、幸いBOREDは発送作業を行わない日なんて滅多にないもんで有り難い事です。
働く時は無理なスケジュールでもガッツリ働いて、休める時にはガッツリと遊んだり休んだりすれば良い。
と言う事で本日からまたガッツリ週間の始まりです。
いや、実はBOREDオフィシャルのSUMMER MADNESS SALEが初日からヤバい事になっていたもんで既に先週の金曜日から少しだけ発送作業を行っていまして、土日の定休日を挟み本日から再び気合を入れて発送作業を開始します。
なので恐らく明日の8日までには全ての発送作業を終える見込みにつき、10日前後?辺りには順次お届となるかと思いますので、引き続きサマーシーズンもゼヒBORED製品をヘビーユースください。

2025年7月6日日曜日

案内。

定休日ではありますが只今開催中のBOREDオフィシャルSUMMER MADNESS SALEが本日最終日なもんで。
と言う事で先日7月4日の深夜00:00からスタートしましたSUMMER MADNESS SALEですが、お蔭様で予想を超える非常に多くのご注文を頂きまして欠品や品薄となった製品も目立って来ました。
引き続き本日7月6日の深夜23:59までBORED STOREの全てのアイテムが20%OFFにてお買い求め頂けますので何かしらゼヒ。
ご利用に際してはセール期間内のみ有効なクーポンコード:25BRD20Sを注文確認画面で入力すると最終確認画面で20%OFFが適応となりますが、最低注文金額は2000円から適応となりますので予めご注意ください。
またSUMMER MADNESS SALE期間中にご注文を頂きました発送につきましてはSUMMER MADNESS SALE終了後の明日7月7日より順次発送作業を開始となりますので、ご注文からお届けまでに数営業日ほどのお時間を頂きますがお間違い無く。
尚、既に発送通知メールが先行して送信されている場合もありますが、その発送通知メール内にも併せて同日中に送信される別途送信メールにも発送について記載してありますので必ずお読みください。
そして毎回の事ながら「クーポンコードの入力し忘れ」につきましては対応不可となりますので、ご注文時には上記の様にクーポンコードがキチンと適応されているか改めてご確認をお願いします。
そんな訳で今回もSUMMER MADNESS SALE開始早々からのスタートダッシュからエグい事になっていましたが、引き続き主力製品や定番製品も残っていますのでゼヒこの機会にご利用ください。
クドい様ですが本日最終日です。

2025年7月3日木曜日

案内。

と言う事で引き業務スケジュールが相変わらず過酷なBOREDではありますが、先日もこのDARKSIDEBOREDBLOGにてアナウンスしました様に、毎年サマーシーズン恒例となりますBOREDオフィシャルのSUMMER MADNESS SALEを開催します。
で、今夜日付の変わった7月4日深夜00:00~7月6日深夜23:59までの3日間限定にて、BORED STOREの全てのアイテムが20%OFFにてお買い求め頂けます。
ご利用に際しては上記のセール期間内のみ有効なクーポンコード:25BRD20Sを注文確認画面で入力すると最終確認画面で20%OFFが適応となりますが、最低注文金額は2000円から適応となりますので予めご注意ください。
但し、発送につきましてはSUMMER MADNESS SALE終了後の7月7日より順次発送作業を開始しますので、ご注文からお届けまでに数営業日ほどのお時間を頂きますがお間違い無く。
また、毎回の事ながら「クーポンコードの入力し忘れ」につきましては対応不可となりますので、ご注文時には上記の様にクーポンコードがキチンと適応されているか予めご確認をお願いします。
そんな訳で激務の終わりはBOREDオフィシャルのSUMMER MADNESS SALEで締め、と言う事で今夜日付の変わった深夜0時よりゼヒBORED STOREにてご注文をお待ちしています。
忙しさを忘れる為に更なる忙しさを重ねる方式。
あ、拡散大歓迎です。

2025年7月2日水曜日

記事。

毎回不定期ながらBOREDのMETHODオイル&グリスをご注文頂くに当り参考になればと言う事で現状の実用例を記載しています。
特に今回はBOREDの提唱する「夏オイル夏グリス」と言う事で油膜強度の強靭な化学合成油を使用しているBOREDのMETHODオイル&グリスであっても、更に油膜の軟化や劣化を防ぐディフェンス面を最大限強化させてあります。
そしてメンテナンスの大前提として自分がメンテナンスでイメージしているフィーリングは常に「ネットリ&シットリ」を実践しているので、全てのリールにおいてメーカー純正時よりもスプールのレスポンスは向上させながらもボディ内ベアリングや各種ギアは耐久性を重視して仕上げてあります。
尚、BOREDはフィッシングショップでもメンテナンスサービスでもありませんので全てのジャンルやモデルを網羅する事が出来ませんので予めご了承を。
あくまでも個人的な傾向においてのセレクトになりますのでジャンルは偏っていますが、使用想定している重量や目的は各項目を参考にして頂ければと思います。

その1ベイト、シマノ 21スコーピオンMD 301XG。
これはシーバスフィッシングをメインにジャイアントベイト用として、110g位~260g位までをフルキャストする際に使用しています。
ラインはPEの8号でリーダーはナイロンの80lbで使用。
スプールベアリングにはLIGHT DUTYオイル、ワンウェイローラークラッチにはVNLペースト、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、プラギアにはUG OMEGAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはUG OMEGAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはVNLペースト、ハンドルノブベアリングにはBSLUオイル。

その2ベイト、アブ 19レボビースト 41-HSL。(ギア比違いを同仕様で2台使用)
これはシーバスフィッシングをメインにビッグベイトやビッグプラグ用として、50g位~160g位までをフルキャストする際に使用しています。
ラインはPEの6号でリーダーはナイロンの60lbで使用。
スプールベアリングにはCHIMERAオイル、ワンウェイローラークラッチにはVNLペースト、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、プラギアにはUG OMEGAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはUG OMEGAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはVNLペースト、ハンドルノブベアリングにはBSLUオイル。

その3ベイト、シマノ 20カルカッタコンクエストDC 201HG。
これはシーバスフィッシングをメインにビッグベイトやビッグプラグ用として、40g位~90g位までをフルキャストする際に使用しています。
ラインはPEの5号でリーダーはナイロンの50lbまたはフロロの40lbで使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、プラギアにはTHETAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはBSLUオイル、ハンドルノブベアリングにはBSLUオイル。

その4ベイト、シマノ 18バンタムMGL XG。
これはバスやナマズなど淡水をメインにヘビーカバーでのラバージグやフロッグ用として、14g位~35g位までをピッチングやサイドキャストする際に使用しています。
ラインはPEの5号でリーダーは使用しないルアー直結で使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはDELTAグリス、プラギアにはTHETAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはNEMEAオイル、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。

その5ベイト、シマノ 18バンタムMGL HG。
これはバスやナマズなど淡水をメインにライトカバーでのバズベイトやスイムジグ用として、10g位~28g位までをフルキャストやサイドキャストする際に使用しています。
ラインはPEの5号でリーダーは使用しないルアー直結で使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはCHIMERAオイル、メインギアとピニオンギアにはALPHAグリス、プラギアにはTHETAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはNEMEAオイル、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。

その6ベイト、シマノ 17スコーピオンDC 101HG。
これはシーバスやチニングをメインにレギュラーウェイトからヘビーウェイトのプラグ用として、20g位~50g位までをショートキャストまたはピッチングする際に使用しています。
ラインはPEの4号でリーダーはナイロンの50lbで使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリスの上からUG OMEGAグリスを少量追加、プラギアにはTHETAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはVNペースト、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。

その7ベイト、シマノ 14ブレ二アス。
これは海水でのチニングやミドルゲーム用として5g~12g辺りをメインにショートキャストやサイドキャストする際に使用しています。
ラインはPEの0.8号でリーダーはフロロの16lbまたは20lbで使用。
スプールベアリングにはBALBOLAオイル、ワンウェイローラークラッチにはCHIMERAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG OMEGAグリス、プラギアにはTHETAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはALPHAグリス、ボディ内ベアリングにはNEMEAオイル、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。

その8スピニング、シマノ 19ヴァンキッシュ C3000MHG。
これはシーバスフィッシングをメインにレギュラーウェイトのプラグ用として、7g位~28g位までを小規模運河や中規模河川でフルキャストまたはショートキャストする際に使用しています。
ラインはPEの1.0号でリーダーはフロロの20lbで使用。
ラインローラーはZAYTオイル、スプールベアリングにはBALBOAオイル、メインギアとピニオンギアにはALPHAグリス、ウォームシャフトにはALPHAグリス、メインシャフトにはALPHAグリス、ドラグワッシャーにはALPHAグリス、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル、その他は純正。

その9ベイト、ABU 4601C。(GUNNARとROYAL EXPRESSを同仕様で2台使用)
これはライトカバーまでのナマズやライギョをメインにレギュラーウェイトのフロッグやトップウォータープラグ用として、12g位~40g位までをフルキャストまたはピッチングする際に使用しています。
ラインはPEの5号でリーダーは使用しないルアー直結で使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはLIGHT DUTYオイル、ドラグワッシャーにはDELTAグリスを薄く、コグホイールなどのプラギアにはTHICK HEAVYオイル、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。

と言う事で前回からオイルやグリスの入れ替えをしている物もあれば、前回と同一の物もありますが現状ではこれが最新の状態となります。
今年は早くから気温30度を超える日が続き真夏においても猛暑や酷暑を予感させていますが、高気温や高湿度だけでなく豪雨などの影響も懸念されるので、やはり7月~9月辺りにおいては「夏オイル夏グリス」仕様に変更してディフェンス面を強化しておくとベストでしょう。
特に金属にとっては高気温により熱膨張を起こし易くなる事で、各部の異音や巻感などは使用前後においてシッカリと確認し、少しでも違和感があれば直ぐにメンテナンスを行う様にしましょう。
またこのシーズンは酸化も促進され易くなりますのでロッドなどもキレイに水淡いした後に、ガイド根元などもDEFENSIVE防錆コーティング剤を使用して予め錆の発生をディフェンスしておけるとベストです。
夏オイル夏グリス仕様としてゼヒ参考にしてみてください。

2025年7月1日火曜日

裏技。

本日から7月ですね。
と言う事で今年もBOREDが提唱する「夏オイル夏グリス」と言う考え方をば。
昨年も散々書いて来ました様にサマーシーズンは高気温と高湿度だけでなく水温も高く更には紫外線の影響も受ける過酷なシーズン。
特に水辺で使用するフィッシングリールには何かしらのケアを行っておいた方がベストなのは間違いない訳です。
で、BOREDが提唱する「夏オイル夏グリス」とは普段使用しているオイルやグリスよりも粘度や粘性をワンランク~ハーフランク強め?重め?にしてやると言うもの。
強い?重い?と書くのは正しい表記では無いのですが、この場合は油膜性を上げてやれば良いと言う意味です。
特にグリスに関しては主成分となる増稠剤の特性により温度変化に応じて粘度変化を起こし易い性質があります。
金属に油膜さえ付着していれば理論上は錆の発生は殆ど防げますし、また例え極薄であっても油膜さえ付着していれば理論上は潤滑しています。
けれど当然ながら理想とする適正な油膜の状態が存在するので、予め粘度や粘性をワンランク~ハーフランク強め?重め?にしておく事で、高温環境などによる油膜の軟化や流動を防ぎ油膜を維持し易くしてやると言う事です。
例えば普段THETAグリスならALPHAグリスへ、と、THETAグリス、ALPHAグリス、DELTAグリスにおいては粘度と粘性の違いだけで極圧性などディフェンス効果は殆ど同じと言う利点から、シンプルに粘度をワンランク高い物へ変えてやれるのですが、今使用しているMETHODグリスに粘性を加える事でハーフランク強くする事も可能です。
例えばDELTAグリスにUG SIGMAグリスを少し加えて粘度を僅かに上げてみるとか、ALPHAグリスへUG OMEGAグリスを少し加えて粘性を上げてみるなど、UG SIGMAグリスの高粘度と高粘着そしてUG OMEGAグリスの低粘度と高粘着を利用すればユーザー個々にお好みの粘度や粘性が楽にチューニング出来る訳です。
当り前ながらUG SIGMAグリスもUG OMEGAグリスも単体での使用は可能なので、今自分が使用しているMETHODグリスにUG SIGMAグリスかUG OMEGAグリスをいずれか1個追加してやるだけで粘度または粘性を強化させる事が出来ると言う事。
特にメタルボディのリールにおいては熱伝導率の高いアルミ(ジュラルミン)が主流となる事から、ボディ内部に収められているギアやドラグなどに使用されているグリスは熱の影響をモロに受け易くなります。
サマーシーズンの目安として7月~9月あたりまでの気温30度前後において、更に炎天下や車内だと温度は40度にも50度にも上昇するので、METHODグリス自体の耐熱温度範囲は120度を余裕で超えるにしても基準となる粘度からは明らかに軟化傾向となります。
耐熱温度と軟化具合は別の話ですので。
そして先日発売となったMETHOD新製品のVNLペーストにおいては使いどころも多く、特に上記ギア類の側にあるボディ内ベアリングを強化する意味でもサマーシーズンはVNLペースト化させておくのも良いかもしれません。
自分の場合も普段はボディ内ベアリングにBSLUオイルを使用する事が多いのですが、先日からサンプルテストを兼ねてVNLペーストを色々な機種で試した結果として、巻き感は違和感を感じるほどの変化では無いにも関わらず、シルキーさ?ノイズレスさ?は確実に増している事で油膜強度が上がっていると実感出来る事は間違いありません。
なのでこれらを踏まえてサマーシーズンは夏オイル夏グリスと言う考え方から上記の方法でオイルやグリスを強化させておけるとベストですと言う事。
と言う事で昨年に続き猛暑&酷暑となる今年のサマーシーズン中は何度もアナウンスするつもりですが、ゼヒ夏オイル夏グリスを実践して過酷なシーズンを乗り越え秋のハイシーズンには万全な状態で挑みましょう。
現在のBORED STOREでは品薄や欠品が目立ちはじめていますが、奇数月の7月に入ったと言う事でBOREDのMETHOD製品は在庫補充生産月になります。
また先日もアナウンスしました様に7月4日00:00~7月6日23:59までの3日間限定でBOREDオフィシャルセールのSUMMER MADNESS SALEを開催予定につき、それまでには欠品や品薄が回避出来る程度に在庫を補充するつもりです。
ゼヒ本格的な真夏を迎える前に事前メンテナンスとして上記をお試しください。
夏オイル夏グリスも立派な裏技ですからね。

2025年6月30日月曜日

案内。

全く新鮮味がありませんが一応本日が正式発売日となりますBOREDのMETHOD新製品VNLペースト。
自ら新鮮味を壊しておいてなんですが。
けれど先日の先行受注にて初回生産分が即日完売となった事もあり、本日の正式発売日では極僅少しか在庫を確保する事が出来ませんでした。
これはもうホントに申し訳ないです。
と言うのも実は当初「そんなにスタートダッシュはないだろう」と考えていたからでして。
ですがイザ先行受注を開始してみるとまさかの1時間で完売と言うミラクル。
ホントに有り難い。
なので先日までは7月20日前後に在庫補充生産するとアナウンスして来ましたが、これはなんとしても早くに用意しなければと言う事になって、そんなお詫びの意味も込めてスッカリ忘れていたBOREDオフィシャルのSUMMER MADNESS SALEを急遽開催する事で、何とか7月4日には2回目の在庫補充生産から多少の在庫が出る様に手配を進めている訳です。
なので先日もアナウンスしましたBOREDオフィシャルのSUMMER MADNESS SALEではMETHODのVNLペーストも、そしてVITALのPRO SIZE WRもなんとか出来る限りご用意させて頂きます。
これが目玉って事になりますかね?
ま、逆に先行受注にてご注文を頂きましたお客様には申し訳ない事になってしまいますが、これは多少早く入手出来たと言う点をポジティブに捉えてもらって納得して頂けると有り難い。
けどスミマセン。
さて、そんな本日も多忙となっていまして、先にアナウンスしましたNT海洋事業部へ向けて別注グリスのLZ-STD GREASEの出荷手配を済ませ、続けて別注オイルのLZ-STD OILも諸々の作業を進めています。
なのでやっと諸々のケツが見えて来た事で今週は少し気が楽になったりして、キチンとした堅気な生活リズムへ戻しながら仕事をして行きます。
もはや忙し過ぎて「釣りに行きたい」感が薄れていたのですが、BOREDオフィシャルのSUMMER MADNESS SALEの発送作業を終えたら平日だろうが何だろうが行きたい時に釣行してやります。
休日出勤と鬼残業しまくった貯金がタップリあるので堂々と平日でも釣行してやれる。
ま、でも貧乏暇無しなんで仕事するんでしょうけど。
また、METHOD新製品VNLペーストについては今後も終身名誉テスターのNeCoSanからも集大成的なレポートが届くと思いますし、同様に以前お伝えした海外でいきなりパプアンバスとトーマンを相手にサンプルテストを行ってくれたMonster Kissのレポートについてもまた再度ご紹介出来ればと思っています。
さ、明日からは7月です。
夏は麦茶と冷やし中華とメンテナンス。
覚えておきましょう。

2025年6月28日土曜日

記事。

さて、5月のゴールデンウィーク明けからずっと続いていた激務も7月上旬で終われるか?と、気合を入れて連日の15時間以上労働&本日もまた気温35度超えの中を休日出勤している訳ですが、なーんかやり残りしている事があった様な?と先々週辺りからずっと考えていたところ超大事な事を急に思い出しまして。
そう、毎年サマーシーズン恒例のBOREDオフィシャルセールことSUMMER MADNESS SALEの開催でした。
けれど厳密に言えばこの激務が一段落しないと準備のしようが無いんですけど、一応の目安が付いて来たもんで7月4日の深夜00:00~7月6日の23:59までの3日間限定にてBOREDオフィシャルセールのSUMMER MADNESS SALEを開催する方向です。
どうせなら製品がソレナリに在庫出来ている状況の方が良いじゃないですか?となると7月4日が最短で可能かなと言う逆算スケジュールになりました。
しかも急遽このSUMMER MADNESS SALEに合わせ現在欠品しているMETHODのVNLペーストやVITALのWRシリーズなども多少は在庫を補充出来る様にと準備を進めていますので予定は未定ですが前向きに。
そう、と言うのも7月は奇数月につきちょうどMETHODオイル&グリスの在庫補充生産月に当たる事もあり、それなら一部で欠品や品薄となっている在庫補充生産を早めれば良いだけなのでね。
ですが資材やら材料がちゃんと確保してあるか?などの確認も至急行います。
って、また自ら率先して激務にしているんですけど、暇よりは忙しい方が良いに決まってるんでね。
そんな訳でせっかく画像も作ったのに現状は未だモザイク状態ですが、何とか上記スケジュールで開催する予定につき詳細は前日の7月3日までにアナウンスします。
毎度お騒がせします。

2025年6月27日金曜日

案内。

もう金曜日かよ?
と言う事でMETHODの新製品VNLペースト初回生産分も全て発送し終えたので本日はコレ。
先日からアナウンスして来ましたNT海洋事業部の別注生産LZ-STD OILとLZ-STD GREASE。
そのLZ-STD GREASEの量産作業が予定どおりに終わりましたので、製品デカール貼りなどの作業を経て先ずは週明け月曜日にNT海洋事業部へ向け出荷手配を行います。
それが終ると続けてLZ-STD OILに取り掛かるのですが現在はまだ量産作業中で。
外注倉庫のBORED作業場は24時間365日ずっと湿度と温度が一定に管理されていまして、オイルの量産についてはその環境下にて行う事としていますが、その代わりに外注倉庫と言う事から人員的&時間的な制約があり「急いでヤレよコラ」とは言えないだけにスケジュールが割とズレまくりで。
まぁ、でも当初の予定どおり7月上旬には完成する見込みにつき、一週間ほど?遅れてLZ-STD OILの出荷手配を行う予定です。
本当なら6月末日までに全部一気にやってしまいたかったんですが、なんせ散々アピって来た様に5月~6月は想定外な超絶激務が続いた事で諸々のスケジュールも効率と段取を優先して何とか間に合わせて来た状況でして。
なので当初6月下旬~7月上旬として来たスケジュールは確保出来ているんですが、一気に全部を納品出来ない事に若干の悔いが残ります。
けれど先ずはLZ-STD GREASEからと言う事で近い内にLZ-STD OILと同時に?NT海洋事業部にて販売開始となりますので、ゼヒともBOREDのMETHODオイル&グリス&ペーストと併せてご贔屓に。

試用。

さ、ちょうど先日付で初回生産分を生産し終えたMETHOD新製品のVNLペースト。
お蔭様で先日BORED STOREにて先行受注を開始しましたところ即日完売となりまして。
なので早速この先行受注分にてお買い求め頂きましたお客様へは本日27日付で全てを発送し、そしてMETHODお取り扱いDEALER各店からのご注文についても本日27日付で全て発送となりますので、つまり初回生産分は30日の発売日前に全て完売となってしまいましたと言う事です。
なんだか紛らわしくて申し訳ない。
と言う事で先日からサンプルテスターよりVNLペーストの最終レポートが届いていますのでご紹介します。
今回はもう山陰アングラーにはお馴染みな島根県のMTMR氏より。
サンプルテスターをお願いしてから1ヶ月50時間ほどの所見となります。
使用機種はカルカッタコンクエストMD 301XGです。
先ずは、VNLペーストのサンプルが届き組み上げた直後に1度だけ、ワンウェイローラークラッチの逆回転があったそうですが、以後は余剰なVNLペーストが抜けて馴染んだ?のかハンドルの逆転は皆無との事。
但し、ワンウェイローラークラッチのベアリング保持機と外輪の隙間に錆が発生していました。
インナーチューブには錆は見られずボディ内側の隙間から海水が侵入した事で外輪に錆が発生したと思われます。
これについてはVNLペーストの塗布量や塗布の仕方により隙間へ十分に行き渡らなかったとみられる為、今後はVNLペーストの塗布方法を見直したいと思います。
次に、ピニオンギア上下のベアリングについてもゴリ感等の不具合は無かったとの事。
ピニオンギア上部(メカニカルキャップ側)に錆は見られず、キャップ内の水の溜まりにおいてもVNLペーストの油膜による
効果が出ていると感じます。
ピニオンギア下部(スプール側)については回転および負荷が大きな箇所であり、劣化により黒くなったVNLペーストの付着が見られました。
現状では上記の不具合?以外に使用中の不具合は無く動作は良好となります。
との事で、聖地山陰でビッグベイトやジャイアントベイトを中心に、それ以外でも比較的大きめ&重めを使用する事が多く、また釣行時間も多いMTMR氏のサポートは毎回の事ながら非常に参考になりました。
やはり負荷や荷重の大きなビッグベイトやジャイアントベイトにおいては油膜の存在自体は絶対であり、更に配合される各種添加剤の性能も大きく影響して来ます。
今回VNLペーストの発売までには何度か試作を繰り返して来た訳ですが、MTMR氏の初期レポートを参考に製品版のVNLペーストでは各種添加剤の配合割合を更に高め、同時に油膜の吸着や付着を高めた事でペーストと言う半固形半液体ながらも非常に強靭でシツコイ油膜性となっています。
但し、どーしても液体に近い性状になってしまうと水の分子と混ざり易くなってしまうので、キッチリとした注油や充填と使用後の水洗い&十分な乾燥が必要なのは言わずもがな。
でもこれはどのオイルでもグリスでも同じ事が言えるので、特に海水や汽水での使用においては事前事後のチェックを怠らない様にしましょう。
今回のサンプルテスターには製品版のVNLペーストを一足早く送付しているので、また今後の使用において何かしらフィードバックも得られるかと思います。
と言う事で30日の発売日には極僅かな在庫しかご用意出来ないのですが、また7月中旬辺りに少しでも早く十分な在庫を生産しますのでゼヒMETHOD新製品VNLペーストをお試しください。

2025年6月25日水曜日

記事。

お蔭様で初回生産分が即日完売となりましたMETHODの新製品VNLペースト。
本日は着色を終えて製品容器への充填作業を開始していますが、その際に再確認した事としてVNLペーストの油膜性が当初の想定以上の強靭さと言う点。
自分や関係者を含め更には募集したサンプルテスターにも試用をお願いして来たサンプルはスモールスケールで試作する為に、量産し終えた製品段階になると僅かに差が生じてしまうのは常なのですが、今回は配合される一部添加剤の配合割合を若干変更してから量産段階へ移りました。
で、届いたばかりのVNLペーストに元々想定していたチョコレート風からTOPSのチョコレートケーキ風へイメージを変えてイザ着色。
なんとなくイメージに近いかな?と言う事でOKとした訳ですが、その後で攪拌作業を行っていた際に動いている時と止まっている時の状態に違いがある事に気が付きまして。
つまり動きが生じている際には抵抗の少ない素直な粘度なのに、動きを止めると粘度が固定されるイメージで、特に粘弾性添加剤などは一切配合していないにも関わらず変動が見られる。
作り手だけにしか感じない事かもしれませんが。
しかも容器に付着した際に油膜の伸び?が非常に良く安定して均一に付着し、尚且つ重力に負けず垂直面であっても油膜が強靭に付着している。
金属容器ではなく樹脂容器なのに。
これは凄い事。
この動きを伴った際の流動性は抵抗が少ないオイルの特性に近く、動きを止めた際の油膜性は抵抗を感じるグリスの特性となっている。
THICK HEAVYオイルでもTHETAグリスでも無いなこれは。
流石にオイルでも無くグリスでも無いペーストと設定した意味があったと再確認。
これは強いですよ。
特に金属に対しては更に化学的吸着も相乗するので超極低粘度にも関わらず油膜が途切れない上にある程度の均一さで付着し続けてくれる。
いや~久しぶりに来た!って感のある製品になりました。
これは想定どおりオイルのネガティブ面、グリスのネガティブ面を完全に補える特性でしょう。
提携業者のオッちゃんからタンクの清掃がメンドクサイと言われていた理由は、単に暑いから清掃自体が大変だと言う風に捉えていたのですが、どーやらそーゆー事では無くて油膜性が高い事によるシツコサと言う意味でした。
朝一で電話で確認しちゃいました。
ちなみに油膜性とはBOREDが20年位前?に造語した「油分の定着、吸着、付着」の強度を総した意味になります。
しかし、充填機や撹拌機のタンクやチューブはどーやって掃除しようか?溶剤へドブ浸けしただけじゃ全然落ちない。
さて、早速サンプルテスターと関係各所へ製品版を送り付ましょう。

2025年6月24日火曜日

記事。

お蔭様でBORED STOREでは5月分に続き6月分も即日完売となりましたVITALのPRO SIZE WRですが、先週はVITALお取り扱いDEALERへ向けても納品が完了しています。
特に直近での大口納品を行いましたDEALERとして福岡のミリタリーショップWAIPER、香川のフィッシングブランドFin-ch、東京のサイクルショップBLUELUGには十分な在庫が確保出来ている?はずです。
決して贔屓では無く事実として。
また、上記の3ショップのみでは無くVITALお取り扱いDEALER各店につきましては通販対応している事から、ジャンルやカテゴリーに関わらずゼヒご利用頂ければと思います。
例えばアングラーだけどサイクルショップで注文したって良いじゃない?と言う事です。
そして7月分につきましては7月に入り次第早目に生産手配を開始する予定となりますが、先日の生産分から極僅かながらカウントミス?分が見つかりましたのでPRO SIZE WRのみを追加で補充します。
多分今夜中にはBORED STOREへ再アップします。
と言う事で今週から梅雨の長雨が再開している傾向となりますが、梅雨だけでは無く真夏の豪雨や初秋の台風など引き続きの雨天対策にはゼヒVITALのWRシリーズをご使用ください。

試用。

さ、サンプルテスターからの最終レポートも残り僅かとなって来ましたが、今回は個人的にも凄く気になっていたジギングリールでのVNLペースト試用レポートです。
使わなくてもカスタムしたいほどに魅力的なMARFIXのN4にてサンプルテストを行って頂きました愛媛県のST氏。
以前にも一度レポートをご紹介させて頂きました5月のGW前後から、今回は直近6月の高知県室戸エリアでのオフショアジギングでVNLペーストを試用した総評となります。
試用箇所としてはMARFIXのワンウェイローラークラッチ部分に塗布し、従来NEMEAオイルを使用して来た代替になるかどうか?
また、従来BSLUオイルやNEMEAオイルを注油して来たスプールベアリングにVNLペーストを注油するとフォールスピードにどのような変化があるか?を確認頂きました。
先ず、ワンウェイローラークラッチについては全く違和感を感じる事も無く且つ逆転や不具合などのトラブルはゼロで、巻き感についても従来から使用して来たNEMEAオイルと変わらずと言った感じとの事です。
ちなみにキハダマグロの50~70kgと約90分間ファイトした際にもトラブルは無しで、けれど別件としてコルクワッシャーにDELTAグリスを使用していたところ、キハダマグロとのファイト後に確認するとコルクワッシャーが真っ黒にコゲていたとの事。
まぁ、METHODオイル&グリスのメインターゲットは金属につき、使用対象では無いコルクワッシャーとは言え少し反省。
今回VNLペーストでは限られた時間での使用につき耐久性について全ては分かりませんが、そもそも従来のNEMEAオイル使用でも半年~1年に1回のOHで問題ない水準につきワンウェイローラークラッチについては心配無さそうとの事です。
次に、スプールベアリングについてはやはりNEMEAオイルに軍配が上がる様で。
さすがに粘度抵抗の点から見て完全液体であるオイルの方が回転がスムーズなのは当たり前ではありますが、ただ極端に回転が悪くなると言った印象もないそうで、当然ながら他のMETHODグリスよりは実用レベルではあるそうです。
と言う事で個人的に未経験なジャンルでもあるオフショアジギングのスローピッチジャークにて、またBOREDお取り扱いDEALERの高知MAREBLEが主力としている事もあり、そのMAREBLEをご利用頂く事もあるST氏によるサンプルテストは非常に有意義なレポートとなりました。
完全な外洋にて重量200~600g程度のメタルジグを水深100~300mに沈め底取りをするなんて中々気軽にサンプルテストを行えませんからね。
そんなMETHOD新製品VNLペーストの初回生産分につきましては本日先程よりBORED STOREにて先行受注のプリオーダーを開始致しましたので、6月30日の発売から順次デリバリー開始につき引き続きお早目のご注文をお待ちしています。

2025年6月23日月曜日

案内。

6月20日からMETHODお取り扱いDEALERへ向けての受注を開始しましたMETHODの新製品VNLペースト。
お陰様で早々に各店から多数のご注文を承りまして毎度の事ながら非常に有り難い。
と言う事もあり既に初回生産分の残り枠も少なくなって来ましたので、続いて25日より一般ユーザーの皆様へ向けBORED STOREにて先行受注を開始させて頂きます。
と言うのも先日アナウンスしました様に初回生産分は100個程と少量生産となってしまうので、取り敢えず少量であったとしても一つでも多くユーザーへ届けたいから。
ま、けれど7月は奇数月なのでMETHODオイル&グリスの在庫補充生産月となる事もあり、VNLペーストについてもまた7月後半辺りには2回目の入荷があるのですが。
しかし、やっぱりサマーシーズンですからね。
メンテナンス需要も多いシーズンなので少しでも早く多くお届したいと言う事で、明日6月24日の正午過ぎより先行受注のプリオーダーを開始させて頂きます。
今回は発売直前と言う事もありBORED STOREにて先行受注のプリオーダーを受注とさせて頂きますので、ご注文を承りました順に生産枠内にて確保の上で6月30日の発売日より順次デリバリー開始となりますのでお間違い無く。
また、今週中は先日まで行って来たサンプルテスターのVNLペースト試用レポートなども引き続きアップして行きますのでゼヒご確認を。
そしてこれまた先日も即日完売と言うか10分程で完売となりました事で多数のお問い合わせを頂いていますVITALのPRO SIZE WRですが、7月早々から7月分の在庫補充生産を開始する予定となっていますので暫しお待ちを。
と言う事で本日から今月最大?の激務がスタートするBOREDですが普段の2倍エナジー、カフェイン、ニコチンをフルODして挑みます。

2025年6月20日金曜日

案内。

もう金曜日だって。
5月に続き6月もアッと言う間に終わろうとしていますが、この2ヶ月間だけで一体自分は何時間仕事してるんだろう?
どっかのなにかで表彰してくれないかしら?2万円いらないから。
で、現在はVITALのWRシリーズも在庫補充生産を終えて、METHODのCHIMERAオイルとBALBOAオイルも欠品の補充として臨時生産を終え、更にはNT海洋事業部の別注生産LZ-STD OILとLZ-STD GREASEも量産を開始していて、しかも余り表には出していなかったVITALのTAG MESH CAPとかBOREDのオリジナルTシャツとか、そんな定番アパレル関係もミッドサマーシーズンに向けてリリースする予定で手配や準備も行っていたセレナーデ。
って事が同時進行気味だったもんで非常にタフな梅雨~初夏を過ごしている訳です。
で、そのオーラスとして3月から進めて来たMETHOD新製品のVNLペーストも発売準備を開始していまして、こちらは6月30日発売として初回生産分の量産を開始するところでして。
本当ならこのVNLペーストの発売に合わせMETHODオイル&グリスの製品画像もキチンと撮り直そうと思っていたんですが、そんな時間も気力もなく今回も取り敢えず深夜のBORED事務所でスマホにてパチリと。
ま、別に製品の正体が分かれば良い訳ですし。
このVNLペーストの詳細についてはサンプルテスターの試用レポートも併せ発売日までに引き続きDARKSIDEBOREBLOGへアップして行きますので、長文になる傾向ではありますがゼヒとも必読をお願いします。
あ、一応決定事項として価格は税込2700円で容量は15ml入りとなります。
なのでMETHODのオイルとして考えると普通、グリスとして考えるとちょい割高って事になります。
けれどVNLはペーストなのでどちらにも該当しないって事でのこの価格。
生産においての手間がオイルよりもグリスよりも面倒なので上記価格にてご了承くださいませ。

2025年6月19日木曜日

記事。

BOREDのMETHODオイル内で耐久性番長となるBSLUオイルとNEMEAオイル。
BSLUオイルは高粘度らしい糸引性を持たせたネットリ系、NEMEAオイルは中粘度ながら比較的サッパリ系、と、それぞれのメインターゲットに合わせ粘性を変えてありますが、基本的に高回転を求める様な用途ではなく耐久性を重視しながらも圧倒的な防錆性と減摩性によるディフェンス効果を求める場合に最適なオイルです。
フィッシングリールの場合だと巻き感に関係するボディ内ベアリングにはBSLUオイルを、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイルを、ハンドルノブベアリングにはどちらでも、金属に対して化学的にも物理的にも吸着&定着する強靭な油膜は、グリスの代わりとして粘度抵抗を少なくしレスポンスを求める場合にも代用可能となります。
アクセスし難いリールボディ内部の各種ベアリングはメンテナンスを怠りがちになりますが、これからの高気温や高湿度などに完全対応するBSLUオイルとNEMEAオイルを予め使用しておく事で、メーカー純正状態よりも明確なディフェンス効果を実感して頂けると思います。
金属全般にとって最も過酷となるサマーシーズンにおいては化学合成油100%のベースオイルにより、油膜の酸化や油膜の劣化を殆ど起こす事なく安定して金属表面を保護潤滑させる事に貢献します。
特に海水や汽水での環境下、ヘビーウェイトやビッグベイトの使用、オールドやビンテージなど摩耗や酸化の見られる機種などに最適となります。
引き続きのお買い求めはMETHODお取り扱いDEALERまたはBORED STOREにてお待ちしています。

2025年6月18日水曜日

試用。

連日気温30度を余裕で超えている東京ですが、BORED事務所は更に暑いながらも自分は全然平気。
なんせタフガイですから。
ま、でも外注倉庫と平行して同時進行でVITALのWRシリーズを在庫補充生産しまくっているもんで、額や顔からの汗がもう滝の様に流れ落ちて来ちゃうからキャップを被りながらの作業ではありますが、今度はそのキャップ全体がビチョビチョに濡れてしまう程でして。
ま、そんな大変アピールはほっといて。
今回は千葉のサンプルテスターYKYM氏から届いた最終レポートを紹介したいと思います。
先ず、YKYM氏は千葉の房総をメインフィールドにしているのでガチ外洋の海水環境での使用がメインとなります。
今回VNLペーストのサンプルテストは18アンタレスDCMD使用にて4月19日から行って頂きました。
VNLペーストを使用した箇所はワンウェイローラークラッチ、ピニオン支持ベアリング、ワンウェイ隣ベアリング、メインシャフト裏ベアリングとボディ内ベアリング各種計5箇所で試用頂きました。
VNLペーストの塗布量としては回転のフィーリングを多少犠牲にしてもベアリングの延命に力を入れたかったとの事で、ベアリングのボール3個分くらいの量を目安に注油されています。
で、YKYM氏の凄いところはウェーディングじゃなくてスイムしちゃうと言う点。
例えば沖方面にあるテトラ帯など要するにウェーディングで歩けないポイントへは泳いでしまおうと言う事。
自分も若い時に一度だけロッドを口に咥えて顔出しクロールでスイムした経験がありますが今は無理。
つまり当然ながらリールが水没する事も海水を大量にかぶってしまう事もある訳で、そんな状況においてベアリングに錆の発生が起きずにフィーリングを維持出来るかどうか?これがキモとなります。
折角なのでYKYM氏の釣行スケジュールどおりで書いてみますね。

4/19
塗布直後
いつもよりほんの気持ち巻き感が重めながら気になる程では無い。

4/20
釣行1回目 東京湾内:塩分濃度 低(釣行時間3時間)
スイムあり、水没なし
釣行後はスプール、レベルワインダー側から冷水シャワーのみドボンをせずに全体を洗浄。
=回転は良好でまだ変化を感じず。

5/2
釣行2回目 外房:塩分濃度 高(釣行時間6時間)
スイムあり、水没あり
洗浄の仕方は水没の有無に関わらず初日と同じ。
=回転は普通で水没があった事から少しコツコツ感があるかなと感じる程度。洗浄の後でスプールを外し乾燥後回した感じだとそこまで変化を感じなかった。

5/11
釣行3回目 外房:塩分濃度 高(釣行時間3時間)
スイムあり、水没なし
洗浄は初日と同じ。
=回転は普通で特に前回釣行と変化無し。気持ちコツコツ感ありだかグリスやオイル切れなどを感じるほどでは無い。

5/18
釣行4回目 東京湾内:塩分濃度 低(釣行時間3時間)
スイムなし、水没なし
洗浄は初日と同じ。
=回転はちょい悪くなりコツコツ感を明確に感じ始める。さほど酷くはないがリールを回した時にコツコツ感は有り。

5/31
釣行5回目 外房:塩分濃度 高(釣行時間4時間)
スイムあり、水没なし
洗浄は初日と同じ。
=回転ちょい悪で前回の釣行同様くらい。コツコツ感はあるが分解するほどでもない程度。

と、上記の様に5月のゴールデンウィークから以降を中心に試用を頂きましたが、今回VNLペーストを入れてからの期間中は例えベアリングを交換するハメになっても途中で洗浄したり追加でオイルやグリスを入れたりしない、と男気で継続使用して頂きまして非常に感謝です。
最終的にスイム時の水没がありながらもドボン洗浄も無しで運用し続け、ベアリングの回転についてはNENEAオイル、CHIMERAオイル、SIGMAグリス、OMEGAグリスを使っていた時より長持ちしている印象との事でした。
参考までに今まではベアリングの殆どにCHIMERAオイルを使用。
上記の様なタフな使い方でも多少ベアリングのコツコツ感は感じられながらも、最終分解後の油膜切れや錆などは一切確認出来ずとの事で一安心。
VNLペーストを入れた箇所は今までのオイル使用よりも確実に延命に対して効果があると感じられたとの事で、画像はその最終分解後の各種ベアリングとなりますが錆は一切無しな上に油膜も確認出来ますね。
もちろんドボン洗浄をするにしても基本的に水中に浸かってしまった場合は使用後の完全乾燥は必須となりますが、その際は出来る限りパーツを取り外して風通しの良い場所で時々リールの天地を変えたりハンドルの位置を変えたりしてシッカリ乾燥させましょう。
それにしてもスイムと言うキーワードに惹かれたとは言え、ロコの猛者感がハンパないYKYM氏のレポートでした。
新たに後発モデルも出たアンタレスDCMDではありますが、18アンタレスDCMDは今もユーザーが非常に多いので参考にしてみてください。

2025年6月17日火曜日

記事。

余りにも多忙が続き今更ながら25エクスセンスね。
うん、良い。
個人的にシーバスで使うならヴァンキッシュ派なんですけど、やはり専門機であるエクスセンスが悪いはずも無く。
フルメタルとは言えマグネシウムだから軽いしね。
ま、個人的にはC3000では200g切ってるなら別に気にしませんけど。
けど気になる価格はヴァンキッシュを超えて来ちゃうので、その辺りはどーなのよエクスセンス?と毎回思ってました。
でも機能的にはもちろんシマノの最新が全部乗っけなんで、まぁ昨今の諸々価格高騰を考えれば仕方ないのかな。
それに単にマットブラックなだけじゃなく同じくブラック系で切り替えしてあったりするので高級感は出てる。
さぁどーすっか?
つーか殆どスピニングなんぞ使わない癖にスピニングの造形?が好きでたまらなくてね、だからってそんな理由だけで8万は出しませんけど。
けどこれホント良いんじゃないですかね?
さ、仕事再開。