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2025年4月21日月曜日

試用。

先日よりセッティングを詰めて頂きましたサンプルテスターTKUC氏の14ステラC2500。
今回サンプルテストをお願いしている「ペースト」の塗布量や使用箇所を色々とお試し頂きまして、最終的には回転に影響の無いウォームシャフトのベアリングに「ペースト」を、ピニオン上とドライブギヤ左右のベアリングはNEMEAオイルとBALBOAオイルの混合カスタムにて仕上げて頂きました。
やはりこの番手のベアリングに「ペースト」は流石に重すぎだったとの事。
1000番~C3000番クラスの比較的小型な番手においてはベアリングへのオイル使用が適正かと思いますが、基本的に中型番手の3000番~5000番においてもオイル使用がメインで問題ないと思います。
けれどボディ内部の各所においては滑らかさと耐久性を両立させる意味でも「ペースト」の塗布量で調整して頂く事で、オイルとは異なる性状から得られる物理的な耐久性や、またフィーリングにも直接影響して来る事でセッテイングのバリエーション化に貢献出来ると思います。
問題は実用していて不具合が生じるかどうか?
これから海水環境での実釣にて試用を重ねた上でのレポートをまたお伝えします。
OKでもNGでも色々と試してみないと分からない事もありますからね。

記事。

えーっとですね、月曜日なので新ネタです。
実は現在新たなプロジェクツも進行していまして。
未だ正式なアナウンスはダメ?なんですけど、近い将来にはアナウンス出来るかと思います。
これはMETHODとして請け負うオイルとグリスの別注生産になるんですが、その仕様が最終決定していないので近日中にその点がクリアされたら恐らく解禁です。
で、こちらも現在「ペースト」と同時にサンプルの試作を行っています。
別注生産において個人的にはオイルとグリス共にスタート時点で揃っている事はユーザーフレンドリーだと考えているんですが、グリスとなるとリールを分解する事が前提となって来るので、ユーザー自身でどこまでメンテナンスを行うのか?が需要と直結する事にもなります。
中々難しいところではあるんですが、けれどシンプルに「BOREDが何で飯を食ってるのか?」を考えて貰えればオイルとグリスの製造販売がメインな訳でして、しかも近年ではオイルとグリスの出荷数はリアルに同じくらいにつき一般ユーザーにもメンテナンス魂が浸透していると感じる本格的なメンテナンス事情。
これはBORED STOREをご利用の一般ユーザーにおいても、METHODお取り扱いDEALERにおいても同じ傾向です。
つまりグリスのメイン用途となるメインギアやピニオンギアまで辿り着く為にはリールを分解する必要がある訳で、そこまでイジれる人が凄く多くなって来ていると言う事なんだと思うんです。
だから出荷数から見ても自身でメンテナンスをやってみようと言うスンバラシイユーザーが増えていると言う推測が成り立つ。
それならスタート時点でキチンと揃えておいてあげたいよねって。
もちろんBOREDのMETHODオイル&グリスの様に個々に特性を持たせた粘度別や用途別のバリエーションまでは必要ないと思いますが、でもザックリとベアリングとギアを中心とした2大用途プラスアルファで使用出来るマルチパーパスなラインナップは求められるはず。
シマノやダイワなどの大手メーカーでもそうですしね。
大手メーカーも近年になって少しバリエーションこそ増えて来ましたが、それは恐らく近年の需要がコアになって来たと言う事が影響しているんじゃないかと。
と言う事でこればかりはBOREDが決定する事ではないんですけど、請け負いさせてもらう立場から言ってユーザーに優しい対応としてスタート時にオイルとグリスが揃っている事は大正解です。
まぁ近い将来ゼヒともご期待頂ければと思います。
あ、参考までにBOREDのMETHODでは今年から新たなDEALERは募集していませんが、別注生産の請け負いとしてショップやメーカーのオリジナルには対応しています。
しかも大手油脂メーカーの様に最低200Lからなんて893な事は言いません。
非常に入り易い単位でやらせてもらってます。
もちろんMETHODラインナップと丸被りする用途や特性は意味が無いのでお断りですが、キチンとターゲットやコンセプトがあるなら請け負い可能です。
メンドクサイけど異常なニッチにも対応可。

2025年4月20日日曜日

試用。

先日の仕事終わりと本日の定休日にサンプルテストで使用した19レボビースト2号。
この2号は純正HGギアで主にビッグミノーやビッグペンシルで飛距離を重視して使用する事が多かったんですが、新製品予定の「ペースト」をワンウェイローラークラッチへ試用した上で元々機能として備わっている逆転防止爪を取り去ってみたんです。
つまりハンドルが逆転したり滑ったりしないかどうか?を試す為に「ペースト」をワンウェイローラークラッチで試してみたと言う事。
で、仕事終わり釣行では約6時間を2oz~4ozのジョイクロ178とクラッシュ9だけを使用し、永遠とフルキャストからのハンドル操作だけに徹してみましたが、普段よりも高速で巻いてみたり急にストップさせてみたりを繰り返すもハンドルが逆転する様な気配は皆無。
と言うよりも逆にビッグベイトなどで使用するには最適?と思われるシットリ?ヌットリ?な巻感が継続し、フィーリングは最高に気持ち良く当然ながらノイズなどの不安要素も全く感じませんでした。
そして定休日の日曜日は久しぶりに淡水域でのサンプルテストを行ってみようと、ジョイクロ178だけを持ってデイで大河川の中流域へ行って来ましたが、なんせ向かい風が強くてかなりラインが煽られてしまったので結局2時間くらいで中止しました。
なんだか淡水域で使用したらラインが綺麗になってくれて塩も抜けたかな?と嬉しい結果にもなりましたが、やはりサンプルテストではハンドルを巻きまくりたいので準じて飛距離重視につき向かい風だと集中出来ず。
結局のところワンウェイローラークラッチのニードルベアリングやインナーチューブが顕著に摩耗していない物や、90年代などの旧モデルでは無い高年式のモデルであればワンウェイローラークラッチの規格などもアップデートされているので、これに該当するリールであればワンウェイローラークラッチへの「ペースト」使用も可能と言う判断に。
けれど基本的にはNEMEAオイルやCHIMERAオイルなどワンウェイローラークラッチ向けに開発したオイル潤滑を推奨する事に変わりなく、ルアーウェイトが過激化している昨今のジャイアントベイトシーンをはじめ負荷の多いアラバマリグやヘビキャロなどの場合には有効かと思います。
もちろん相応の300番~400番ベイトリールでの話です。
今、サンプルテスターにも同様に試用をお願いしてあるので、こちらも含め異常が見られなければ上記条件においては十分に使用可能となるでしょう。
ワンウェイローラークラッチへの油脂セレクトミスは当日中にハンドル逆転が起きる事が多いので、今回の様に2回の釣行でハンドル逆転が起きなければ恐らく問題無し。
つまり以後において過剰に摩耗が発生しなければ当分は問題無く使用出来るでしょう。
あ、ちなみに今回のレボビースト2号は敢えて2日続けて使用後に水(ぬるま湯)へドボンし、水中でハンドルを回して水洗いしていますがこれまた異常無し。
水の侵入においてもキチンと水分を除去してシッカリと乾燥させておけば他のリール同様に問題は起き難くなりますので徹底させましょう。

2025年4月18日金曜日

案内。

最近はサンプルテストの経過報告とか試用報告ばかりが続きましたが、4月も後半に入りましたと言う事で2025のS/Sシーズンアパレルの大定番として、先ずはBORED 2025 LOGO-Tの生産手配を開始致しました。
今回は過去から何度も「BORED定番を作る」と言いながらも実行出来ていなかった事もあり、先日完売となりました2025 LOGO-LSと同様にBOREDロゴを各所に配置したデザインとしています。
BOREDでは定番となります首周りの伸びや型崩れを起こし難い7.4ozのスーパーヘビーオンスボディを使用し、ベーシックなシルエットに100%コットンを使用したタフなボディとなっています。
今回は左胸にBRDロゴを、右裾に2025BOREDロゴを、背面にBOREDビッグロゴを配置したメーカー感を全面に押し出したデザインとなり、定番のBLACKボディとWHITEボディは各色反転カラーで、また新色としてラインナップしたODボディにはダークグレイでシルクスクリーンプリントしています。
このBOREDのLOGO-Tにつきましては若干価格を抑えていますので、実質レターパックライトの送料分相当がお安くなっています。
そして先日発売したMETHODとVITALの2025 DRY LOGO-LSをベースにレイヤリングすれば真夏のフィールド対策としても万全と言うコンセプトがようやく成立しそうで。
汗滲みは抑えられるし生乾臭は防げるしアチコチBOREDだし。
と言う事で今回も先行受注のプリオーダーに限りDARKSIDEBOREDSTOREのみが受注窓口となっていますが、毎回入荷後には既に完売のカラーやサイズも出てしまいますので、出来るだけ先行受注のプリオーダーにてご注文を頂けると確実です。
と言う事でこのBORED 2025 LOGO-Tは5月12日の入荷より順次デリバリー開始につき、只今より先行受注のプリオーダーを開始させて頂きますのでゼヒお早目のご注文をお待ちしています。
クドイ様ですが先行受注のプリオーダーはDARKSIDEBOREDSTOREにて。
BOREDユーザーは着用必須と言う事でゼヒともおねげーしやす。

2025年4月17日木曜日

試用。

中々のエモく無い画像が続きますが。
今回はサンプルテスターMTMR氏からの23カルカッタコンクエストMD 401です。
MTMR氏には既に22ステラ4000XGでもピニオン上下とドライブギア軸受けでも試用して貰っていますが、今回は最近ビッグベイト&ジャイアントベイトのユーザーでも使用率ナンバーワンな23カルコンMDと言う事で気になっていた人も多いかと思います。
この23カルカッタコンクエストMD 401XGではドライブギア軸上下、ピニオン上下、レベルワインダー、ワンウェイローラークラッチにて「ペースト」を試用して頂きます。
つまり大型番手のベイトリールにおけるボディ内ベアリングとワンウェイローラークラッチと言う事で、巻感に直結する箇所全てとなる事からこのサンプルテストは個人的にも興味のあるところ。
ターゲットはオカッパリ、ボート、ウェーディングを問わず聖地山陰地方でのシーバス。
と言う事で引き続きの耐久性や使用感などに期待。
ちなみに今回のサンプルテスターだけでなく先に書いた記事内にもあります様に、OKだった結果にしてもNGだった結果にしてもキチンと記事にして公表します。
個々に全てを細かく記載すると長文過ぎる場合もあるので端折りますが、先ずは今回の様に使用機種と使用箇所そしてどんなジャンルで試用するかを事前に記載した上で、サンプルテスターのタイミングにて後日フィーリングをレポートしてもらうと言う形を取っています。
なので一番知りたい内容はOKでもNGでもお知らせしますので。
都合の良い事だけを書いていてはユーザー向けに意味が無いのでね。
なんつって。

2025年4月16日水曜日

試用。

また「ペースト」関連でゴメンナサイね。
現在は自身とサンプルテスターで絶賛サンプルテスト中な訳ですが、途中経過としてザックリと見えて来た事がありまして。
それはワンウェイローラークラッチには使える場合もあるが使えない場合もあると言うムカつく結果。
つまり今現在で分かっている事としてある程度?明確なボーダーラインが存在しまして、それは高年式リールで採用されているワンウェイローラークラッチであれば今のところ問題無く使えています。
けれど低年式リールの様にニードルベアリングの数が少なく割とインナーチューブとの隙間にアソビが多いワンウェイローラークラッチだと時々スベリが起きてしまうと言う事でして。
もちろん摩耗状態にも寄る事なので何年の製品からとは明確に言えるはずもありませんが、例えばシマノで言うところの少なくとも90年~00年辺りに採用されて来たニードルベアリングの数が少ないタイプのワンウェイローラークラッチには適正ではありません。
シマノだからと言う事ではなくて。
なので例えば中古で購入した90年代スコーピオンやメタ二ウムなどを現状回復させようとメンテナンスした場合、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイルが適正であって、摩耗状態を考えると今回の「ペースト」は推奨出来ませんとなります。
もちろんワンウェイローラークラッチもインナーチューブも新品であれば可能な場合もありますが、基本的に現時点で判明している事としては上記のとおりで以後を考えると推奨はしません。
では逆に現状として問題なく使用しているのは20カルカッタコンクエストDC201。
これは自分の手持で試用して毎日暇さえあればクルクルとハンドルを回していますけど、今のところスベリを起こす気配もなくて当然ハンドルの逆転も起きていません。
また元々ハンドル逆転防止爪の付いている21スコーピオンMD301や19レボビースト41では当たり前ですが問題無く使用する事が出来ていますし、スベリや逆転を予感される様なアソビも起きていないので恐らくは問題ないだろうと。
で、自分は19レボビースト41を2台持っているんで内1台は継続して実釣で継続使用し、もう1台には敢えて逆転防止爪を装着せずに組んでいまして、画像の中央下のパーツが逆転防止爪でコレを付けていないと言う事。
ちなみに画像右のインナーチューブ摩耗具合は極薄の酸化被膜がちょうど取れた状態で使用しています。
元々アブの設計が逆転防止爪ありき?だったとしたら早い内にアウトになる話なんですが、それでも現状は室内でハンドルを回したり止めたりしている段階ながら未だハンドルのスベリや逆転は全く出ていません。
と言う現状での結果からやはり旧タイプのニードルベアリングの数が少ないワンウェイローラークラッチでは使用不可で、高年式のワンウェイローラークラッチなら摩耗が大袈裟でなければ問題無いだろうと言う判断に至りました。
恐らくはクサビ機構が正常に動作しインナーチューブに圧を掛けるニードルベアリングが多い方がバラ付きが少なく安定しているからと言う事なんでしょう。
この新旧のボーダーラインはワンウェイローラークラッチの規格?違いに繋がっているので、ザックリと2017年以降のモデルなら問題無さそうと言う自分手持リールでの実証を基としたデータとなります。
なので現状NEMEAオイルを使用している状態から巻感をネットリと重くしたい場合には有効となります。
けれどこの「ペースト」は決してボディ内ベアリング専用ではありませんので、あくまでも色々と多岐に渡る用途の一つとしえ捉えて頂ければと。

2025年4月15日火曜日

試用。

まーた4月1日から資材の値上がありましてね。
今回も容器関連なんですけど。
ホントにコロナ禍以降から一体何回の値上を食らって来た事か。
原材料の値上に伴い連鎖した資材の値上なので仕方ない事は十分に承知しているんですが、それにしても度々の値上ってなると猜疑心すら生まれて来る。
ホントに原材料が値上してんのかよ?って。
で、調べたらホントでした。
特に樹脂関連とかポリマーとか割と分かり易く順調に?値上してましたね。
ま、でもBOREDのMETHOD製品は未だ頑張って値上はしませんよ。
コロナ禍から現在まで唯一値上した製品ってBALBOAオイルだけですから。
BALBOAオイルは使用している材料が多いもんで仕方なかったんですけど。
で、次回発売予定の「ペースト」に関しては既存のMETHODオイル&グリスからすると割高になってしまうんですけど、これはやはり特殊な存在である事からご理解頂ける部分もあるかと。
なんせ基本的な材料自体はグリスなんですが、配合油分はNEMEAオイルそのまんまって感じで、しかも苦労したのは出来るだけ糸引性である粘弾性を抑えている事。
粘弾性添加剤って世間ではナゼか「非ニュートン系」なんて造語で知られていますが油脂業者には通用しません。
「何ソレ?」ってw
こんなもん材料としては凄く一般的な添加剤でして、でも決して増粘剤と呼ばれる物とも違っていたりします。
これを凄くお利口さんな添加剤の如く「使用してます!」とアピっているメーカーもありますが、別に昔っから大して珍しい物じゃない材料なんで流されない様に。
けれどMETHOD製品で言えば特にUG SIGMAグリスとUG OMEGAグリスには高配合してますし、その他各種オイルにも糸引は起こさない程度に絶妙な量を使用していたりします。
それはシンプルに物理的吸着性を狙ったと言う理由以外に何もなく、少量使用する事でMETHODオイルのウリでもある化学合成油が唯一持つ電気的作用による化学吸着性を補助してくれたらなとの期待から。
つまり強靭な油膜生成を行うに当り化学的吸着性と物理的吸着性の「ダブルの効果?」で例え極薄油膜であっても強靭に対象物に残り続ける事が出来るからと言う事。
で、話を元に戻します。
今回サンプルテスター7人+モンキスにお願いしている次回発売予定の「ペースト」。
これは番手によってはワンウェイローラークラッチでも使用出来れば良いなと考えていまして、本来ベアリングメーカーではオイル潤滑を推奨しているベアリングの一種ではあるのですが、ベイトでもスピニングでも大型番手になってくると油膜の厚みを求める場合もありまして。
現状としてMETHODのNEMEAオイルなんかは自画自賛ながら非常に優秀なので油膜切れは殆ど起こす事はありません。
けれど油膜の有る無しではなくて物理的な「厚み」を求める場合には手っ取り早くグリスを使った方が良いじゃないですか?
かと言って一般的な稠度である2号のグリスなんぞを使用してしまうと、ワンウェイローラークラッチの機構自体に影響してしまう事が多くあるので、BOREDではベアリングメーカーの指示通りオイル潤滑を推奨して来た訳です。
一部何の根拠か分かりませんがグリス使用をゴリ推しているショップ?もある様で、恐らくそれは事前にベアリングメーカーの仕様を確認していないんでしょう。
ちなみにワンウェイローラークラッチは決してフィッシングリール専用の物ではありません。
キチンとベアリングメーカーのカタログにも載っている古くから存在しているベアリングの一種です。
しかも肝心なフィッシングリールメーカーは?と言うとやはりオイル潤滑を推奨している癖に、新品でリールを買うとナゼかグリスが薄く使用されている謎もあったりして。
まぁ、とにかくオイルやグリスが原因でハンドルが逆転してしまう様な事が無ければ正解なんですが、ニードルベアリングとインナーチューブが経年により徐々に摩耗して来たり、または錆などが発生して精度が狂ったりすると逆転する事もありますのでご注意を。
なので「間違いなく使える」訳では無くて、番手や仕様においてはNEMEAオイルと使い分けが出来る存在として、上記の事を前提に使用出来る場合もあると言う狙いです。
基本はNEMEAオイルです。
と言う事で未だ製品名は決まっていませんが「ペースト」にゼヒともご期待ください。
5月下旬までには度々サンプルテスターの面々からレポートも得られるはずなので、そのジャッジを元に多少の改良を加えるかどーか?は更に未定。
でも一生サンプルテストしている訳にもいかないので、ザックリと6月中には発売出来れば良いなと思っています。
ザ真夏を迎える前に。
ちなみに画像はサンプルテスターTKUC氏の14ステラC2500です。

2025年4月14日月曜日

記事。

やはり容器で悩むお年頃。
新製品予定としているMETHODの「ペースト」は10ml入りか15ml入りと既存のMETHODウレア系グリスよりも少ない容量を想定しています。
そしてその性状的には文字通りオイルでもグリスでもない例えるなら「木工用ボンド」とか「歯磨粉」くらいの粘度なので、やはり押し出して?押し潰して?使う柔らかめのチューブ容器とかボトル容器などが理想で、METHODウレア系グリスと同じ様な軟膏容器とは差別化させたいなと考えています。
けれど「最高に使い易い」なんて容器は色々な点から想定出来ないので、ある程度ファジー(死語)な要素であれば良いかなと思っています。
もう一つ問題としては梱包した際に厚みが3cm以下で収まる事。
これなら最安&最速のレターパックライトに対応出来るので、上記の2点を条件に色々と容器業者からサンプルを取っています。
某Amazonなどで見かける容器は基本的に大陸製でもあって安定供給が約束されていない場合も多く、現に過去のBOREDでもオイル容器で痛い目にあった事がありましてね。
なのでやはりBOREDの主力であるMETHODで使用する容器に限っては日本製に拘っているんです。
そんな容器探しは自宅でも行っていまして。
先日は自宅PC前でネットサーフィン(死語)していると、愚妻から「容器探してんのか?あ?」と聞かれ、中身は木工用ボンドみたいな物だと答えると「なら木工用ボンドみたいな容器を探せば良いじゃねぇか?あ?」とナイスアドバイスを。
そりゃそーだ。
無駄に脳内には複数の完成イメージだけが出来上がっていたので色々な容器を探すはめになっていたんですけど、逆に既存で流通している似た様な性状の製品から探すと言う手もあった。
で、白いボディだと化粧品みたいなってしまうし、黒いボディだと残量が分かり難いんで、半透明ボディならバッチグー(死語)でしょう。
それならMETHOD製品のイメージ的にも問題ない。
と言う事で再び届いたこの容器なんかは今のところ全てが上記の条件に合っている。
それに押し出して?押し潰して?使ってみると割と良い圧でコントロール出る事もあって、両面シールドのベアリングなどへ圧入する際にも地味に役立ちそう。
肝心な中身についてはサンプルテスターにも色々とお願いしてあるんで、もう少し容器方面などの資材探しを集中させてもらいましょう。
オイルやグリスでは無いだけに中々手ごわい容器探し。
別にシャレオツ(死語)にしたい訳じゃないんでね。

2025年4月10日木曜日

記事。

先日は久しぶりに淡水でのサンプルテストを予定していたんですが、なんせ鬼残業が続いたりして遠出するには体力が持たないお年頃。
結局は雨天だったりもしたので諦めたんですけどね。
で、ターゲットはもちろん久しぶりに水郷方面でのバス釣予定だった訳ですが、やはり本格的な春を迎えると問い合わせの多くなるバス釣をメインとしたメンテナンス。
特に印象的だったのは「これまで一度もメンテナンスしていない」と言う問い合わせの多い事。
リールも進化しているので淡水の場合は海水よりもダメージを喰らい難い事は確かなんですが、特に止水域である湖、沼、池なんかにおいてはゴミの存在が多い事でクリーニングは必須となります。
特にその影響をモロに受け易いのがベイトリール。
レベルワインダー、ウォームシャフト、スプールにおいては確実に汚れが目立ちます。
なので淡水の場合だと基本的に上記3ヶ所のケアさえ怠らなければ重症化する事も少なく、自身で簡易クリーニングと簡易メンテナンスを定期的に行う事をお勧めします。
で、どれを買ったら良いですか?と言う質問が多いんですけど、バス釣で使用する事の多い70番~200番辺りのサイズにおいては、ビッグベイトなど極端なヘビーウェイトでは無いレギュラーウェイトを中心とした場合、スプールベアリングにはBALBOAオイル、ウォームシャフトにはTHETAグリスの使用であれば概ね問題は起きないと思います。
ついでにドライブギアまで広げてメンテナンスを行う場合なら、70番~100番にはALPHAグリス、150番~200番にはDELTAグリスがお勧めです。
これらはいずれもドラグワッシャーでも使用出来ますので。
けれどオイル一本だけで済ませる事はラインナップ的にも推奨していなくて、初めての使用であっても必ずオイルとグリスはセットで揃えて欲しい。
そして上記いずれも既存のオイルやグリスを脱脂洗浄する事は大前提として、そうなると絶対にパーツクリーナーも必須になります。
と言うかパーツクリーナーが無ければメンテナンスは出来ないと思ってもらって結構。
それ程に必須アイテムです。
そして出来れば片側が先細りの綿棒と紙でも布でも良いのでウエスも。
全部100円ショップで揃いますから。
大事な事はこれらを使って汚れが目立ってくる前にクリーニングとメンテナンスを行う様にする。
実際に汚れがテンコ盛りになってからでは既に遅い場合もあるので、何でもそうですが異音や不具合が出る前にやっておく様に。
春のスポーニング絡みで魚も獲り易いシーズンにつき先ずはレギュラーウェイトで使用する70番~200番辺りのベイトリールならBALBOAオイルとTHETAグリスから揃えてみてください。
お買い求めはBORED STOREまたはMETHODお取り扱いDEALERにてお待ちしています。

2025年4月9日水曜日

案内。

基本的に土日祝日が定休日のBOREDではありますが、営業時間は10時~18時が定時となっています。
なのでBORED STOREの特商法ページなどにも記載している様に15時を当日の発送締切としていまして、基本的にそれ以降のご注文などについては最短で翌日の手配となります。
けれど実際には当日や翌日の発送を行っている事が殆どな訳ですけど、たまにタイミングが悪く2日後に発送を終えると「遅い」とクレームを頂く事がありまして。
これも同じくBORED STOREの特商法ページや発送時または決済後に自動送信されるメール内にも「数営業日以内」に発送と記載してありますので多少余裕をもってご対応頂けると有り難いです。
一応BOREDの発送体制としてはBORED事務所からの発送と外注倉庫からの発送と2種類ありまして、この振り分けも当日の定時前に業務具合を見て振り分けているんです。
だから午前中は殆ど毎日外注倉庫へ出向いて発送指示を行ってからBORED事務所へ出勤するルーティンなんです。
これに打ち合わせなどの外出が入ると当日に作業や指示を行えない事もありまして。
なので基本的には決済後から2日~3日中に発送されるものと思って頂いて、でも次の日に届いちゃったよって場合はミラクル扱いして頂けると大変有り難いです。
生意気言いますが。
でも割と総じて早い発送だと言う自負もあるんですけどね。
なので決済においても出来るだけお早目にお願い出来ると効率と言う意味でも助かります。
宜しくご理解を。

2025年4月8日火曜日

記事。

割と気に入ってる。
メーカーっぽいでしょ?
でも殆どの人は「何の?」って言うと思うんですけどね。
と言う事で先日入荷しましたMETHODの2025 DRY LOGO-LSとVITALの2025 DRY LOGO-LS。
久しぶりにBOREDのDIVISION別ブランドでのリリースとなりましたアパレルではありますが、今回はドライロングスリーブと言う事で昨今ではもはや通年着用出来るアイテムですね。
しかも今回はポリジン加工が施された防臭仕様なので汗や水の生乾臭を完全にシャットアウトしてくれる優れモノ。
自分は53歳のオッサンにつき加齢臭こそあるんですけど、一般的に言われる体臭が無いに等しいほど匂わない人で。
だから夏場でもデオドラントは使いません。
けれど汗っかきなもんで夏場は特にコットン素材なんかだと汗の生乾臭は起こる訳です。
これが防げると言う事は自分にとって最高のアイテム。
でもこんなに絶賛しておきながら基本的にドライ素材ボディは嫌いでして。
だから割り切ってこれをベースにレイヤリングすれば夏場でも紫外線防止やら日焼防止やら、それに藪漕ぎする際とか虫刺され対策にも活躍してくれますし、速乾なのは当然なので熱中症対策にもなるはずです。
汗が素早く気化するから。
って事で今回は画像の2色が自分用。
でもレイヤリングしちゃったらロゴは見えないんですけど、負け惜しみでは無く逆にそれが良いんです。
お蔭様で入荷からソッコーでご注文が集中しましてBORED STOREの在庫も僅少となっています。
本日も10件近くご注文を頂きましたし。
そんな訳で既に完売となったカラーやサイズも出ていますのでゼヒお早目のご注文をお待ちしています。

記事。

本日付けでサンプルテスターへ向けて発送を終えたMETHODの新製品予定「ペースト」。
まだ製品名が決まっていないので先日から「ペースト」と呼んでいますが、サンプルテスターのメンツ的にも理想的なジャンルでサンプルテストが行えそうで一安心。
しかも更に今日?からMonster Kissのメンツも東南アジアへ向けて出発するとの事で、もちろん無理を言ってサンプルテストをお願いすべく直前にも関わらず番頭YSD君に「ペースト」を仕込んで貰いました。
既に現時点でヤレ気味のタトゥーラ300は新品時の様にヌルヌルになったとの事で、それから24スコーピオンMD300をはじめ他のリールにも仕込んでサンプルテストを行って貰います。
なのでBOREDユーザーに多い300番~400番ターゲットでのサンプルテストをお願い出来ているの点が心強い。
しかも気温35度で湿度マックス状態の中で前半はパプアンバス狙いで後半はトーマン狙いとの事なのでサンプルテストするには絶好の環境と相手。
凄いトルクなんだろうな。
なんせYSD君の中では最も引く魚がパプアンバスって言ってたし。
デカい青物とかじゃないんですって。
と言う事でこれから暫くはサンプルテスターとのレポートと合わせこのDARKSIDEBOREDBLOGにて経過報告を行いますのでゼヒ。
もちろん自分でも週末のサンプルテスト釣行は出来る限り継続します。
ちょうど今後も色々とやらなきゃならない事が増えて来たので良いタイミングで段取りを行えて良かった。
さて、でも容器をどうしようか?
と言う事なんですが今後続々と届くサンプルを試用してみて考えますけど、今のところ画像のリップグロスの容器がベストで押し出した際の出方もニョロニョロと良い感じ。
けれど点眼容器とか付随してノズルなども色々と実際に試した上で決めていかないと。
METHODグリスと同じ容器を使えば楽なんですけど、それは最後に残しておいて「特殊感」を演出したくて。

2025年4月7日月曜日

案内。


3月末の入荷予定が少しズレ込んでしまい本日入荷となりましたMETHODの2025 DRY LOGO-LSとVITALの2025 DRY LOGO-LS。
先行受注のプリオーダーにてご注文を頂いていましたお客様へは本日中に全て発送させて頂きます。
地域差はあれどこれから着用機会が多くなるジャストなタイミング。
春はレイヤリングに、夏は紫外線対策に、秋はベースレイヤーにも、と通年出番の多いロングスリーブですが、ドライボディにありがちな袖口のリブ無しではなくキチンと袖口にもリブを設けてありますので、単体で着用しても下着感のないベーシックなシルエットとなっています。
本日付けでDARKSIDEBOREDSTOREからBORED STOREへ受注窓口を移行しましたが、既に欠品や品薄となっているカラーやサイズも出始めていますので引き続きBORED STOREよりお早目のご注文をお待ちしています。

2025年4月4日金曜日

終了。

しゅ~りょ~。
と言う事で昨日の深夜にサンプルテスターを募集したところですが、多数の募集を頂き定員枠に達しました事で本日只今をもって募集を終了と致します。
で、今回は初の試みとなりましたが、先行基準としては第一にBOREDのヘビーユーザーである事と、対象ジャンルや使用タックルにおいて自分のテリトリー外を含んでいる事をメインとしました。
もちろん自分と同じビッグベイトやジャイアントも含まれていますが、けれど完全に自分とは使用地域が異なる事を必須としています。
九州とか山陰とかヒラスズキとかアジングとかスローピッチジャークとかね。
そして!直前ではありますがMonster Kissの番頭YSD君からも連絡を貰い、なんでも来週からフィリピン~マレーシアへの弾丸釣行(モンキスらしい毎度の)となるらしく、気温35度超えで湿度MAX状態らしいので速攻でサンプルテストをお願いしてみました。
と言う事で今回BORED初の試みとなるサンプルテスターについては本日只今を持って終了とさせて頂きましたが、また機会がある度に終身名誉テスターのNeCoSanと共にサンプルテストに参加頂けるユーザーを募集しますので、その際はゼヒとも参加して頂ければと思います。
いや、中々熱いアングラーも多くて非常に嬉しい限り。
そして沢山の応募ありがとうございました。
さ、今夜から自分でも再び追い込んで投げまくります。

募集。

突然ですがサンプルテスターを募集します。
現在絶賛サンプルテスト中の「ペースト」については3月からDARKSIDEBOREDBLOGで何度も書いて来ましたが、現在は毎度サンプルテストをお願いしている終身名誉テスター?のNeCoSanと自分の2人で最終サンプルか?と思われるテストを開始する段階となっています。
で、基本的に今回試作している「ペースト」はオイルとグリスの良いとこ取りと言うか、オイル対応箇所でもグリス対応箇所でもコンパチ使用出来る要素を持ち合わせている新しいカテゴリーになります。
なのでオフィシャルとして基本的に使用推奨するパーツはありますが、ユーザー自身で用途を自由にセレクト出来る点も考慮に入れています。
この様な場合にネックとなる点が2つあって、先ず1つは粘着性を高めない点と耐摩耗性を重視する点。
何をどー使っても粘性が邪魔をしてスムーズな潤滑を阻害する要素は極力排除し、そしてギアにしろベアリングにしろ摩擦と摺動に対してディフェンス効果を高めておく必要があるからです。
これを自分が考える中で理想的に両立させた物が先日画像に出した「ペースト」の最終サンプル?になります。
未だ最終サンプルかどうかは未定ですけど。
で、取り敢えずこの「ペースト」の最終サンプル?に限り、下記条件全てに当てはまるBOREDユーザーにもサンプルテストで実用して貰えたらと思いまして。

- 既にMETHODオイル&グリスのユーザーである事。
- 自身でメンテナンスを行える環境及び工具のある事。
- 1つのジャンルだけでなく複数のジャンルでテストが出来る事。
- 最低週一回のサンプルテスト釣行が出来る事。
- SNSのアカウントを持ち発信や宣伝に協力頂ける事。

以上です。
例えば平日サラリーマンな週末アングラーでも自分スペースのデスクなどがあって、完全分解と分解洗浄などのメンテナンスを行える最低限の工具や道具があればOKと言う事で、ジャンルも例えると「ビッグベイト」と「ワーム」とか「シーバス」と「バス」みたいに1つのジャンルだけでなく複数をメインとして釣行する事が出来ればベストです。
そしてSNSのメッセージやメールなどで画像付きのレポートを提出して貰える事が必須で、その画像や内容はBOREDにて使用させて頂きますと言う前提も。
スピニングもベイトいずれでもOKで、どの地方在住でもプロアマ問わず年齢も性別も性癖も問いません。
と言う事でもしサンプルテスターになってみたいなと言う場合は、BOREDのオフィシャルメールまで件名に「テスター希望」と書いた上で、氏名、年齢、住所、郵便番号、携帯番号、SNSのアカウントと、自分がメインとしているジャンルや使用予定リールも書いてご連絡ください。
上記の内容からある程度の候補が集まった時点で終了となりますので、また終了の際はこのDARKSIDEBOREDBLOGにてアナウンスさせて頂きます。
もちろん今回のサンプルテストの謝礼?として、BORED STOREの全製品が常にオフィシャルセール以上の大幅割引で購入出来るクーポンコードの提供、また関わったテストサンプルが製品化した場合にはその該当製品の提供、その他デカールとかステッカーとか販促要素のアイテムなどを提供させて頂きます。
けれど消耗品などは自己調達にてお願いしますね。
地味でスミマセン。
まぁ、最終的に製品化前のジャッジはNeCoSanの意見などを参考にBOREDの独断で決定するのが常なのですが、今回は過去に別注グリスを生産した際の下地としてレシピがあった事で、それを参考にサンプル試作を始めてみたら割りとスムーズに進行した事もあり、更に先日はBORED事務所に終日篭って追い込んだ事で予定よりも早いペースでサンプル試作が進んでいます。
なので今度は出来るだけ多くの条件で実用でのサンプルテストを開始したく、それならBOREDユーザーにお願いしてみようと言う思い付きでの募集(BO集)となりました。
さ、今日からまた改めてサンプルテスト釣行を開始します。

2025年4月3日木曜日

記事。

発信する意味と目的。
良くお問い合わせの際に「ダークサイド毎回楽しく見てます」とか「ダークサイド色々と勉強になります」みたいな励まし系のお言葉を頂きまして発信冥利に尽きます。
このDARKSIDEBOREDBLOGを立ち上げた当初はもっと「毒」を吐く場所にしたかったんですが、今では割と製品に関する突っ込んだ内容をメインに、生産者だから書ける裏技的な用途や用法など、結構マジメにBOREDの業務に関連した内容となっています。
たまに自分テリトリーのルアーやタックルなどについても書きますけどね。
2019年の12月から始めたこのDARKSIDEBOREDBLOGも既に6年目に突入していました。
BOREDの場合は基本的に所謂「中の人」は自分一人なので全ての発信は自分自身が行っている事。
しかしこのDARKSIDEBOREDBLOG、気が付くと殆ど毎日書いていると言う。
同時にコロナ禍からは割と定期的に仕事終りや定休日の釣行をSNSへポストする様にしていて、それは釣れても釣れなくても釣行時には必ずと言って良いほどポストしている目的を持った発信。
これまでも特に仕事終わり釣行や定休日中の釣行は必ず?ポストして来たはず。
でもたまに仕事を途中で抜け出して数時間だけ確認の意味で釣行し、また仕事へ戻ったりする際はポストしない事もありますけど。
なんとなく堅気の時間に竿を出しているのは不謹慎かなって。
で、何となくお察し頂ける?様にあくまでも釣果は業務に直接関係無いからで、でも当然ながら定期的な釣行においても当然METHODオイル&グリスの検証を行っているとの主旨だから。
世の中には週末アングラーが最も多い?のかなとは思いますが、下手すりゃ月に一度しか釣行する事が出来ない人も多いはずで、平均釣行日数なんてリアルにリサーチしようがないにしても、概ね自分周りの「素人」に限って言えばそんなもんだと感じています。
なので最低でも週に一度か二度の釣行回数を毎週の様に定期的に行っている「証拠」を発信していれば、大体の使用頻度を想像してもらえるだろうと言う事であって、またメンテナンスを行う際にもその「証拠」として割とガチなメンテナンスを行う場合はDARKSIDEBOREDBLOGやSNSなどでも発信する様にしています。
サンプルテストなどが絡んでいる場合はサクっと脱脂&注油だけで済ませる場合もあるのでイチイチ記事にはしませんが。
要するにBOREDとしてオイルやグリスを自社生産している立場なのに、その設計者&開発者である自分自身が釣行して自社製品を使い続けていなければ説得力に欠けるじゃないですか?
誰もが造像出来る当たり前の話ですよね。
大手の釣具メーカーの様に各地の契約アングラーをジャンルやカテゴリー毎に何人も抱えてテストさせるなんて出来ませんからBOREDは。
それに厄介なのはオイルやグリスって釣果には直結しない事から、発信したところで「だから何?」って事にもなりがちなジャンルでもあるんで。
なのでこれまでも別に釣行回数などを毎回アピールした事なんてありませんし、その点をゴリ推して自社製品のアピールに使用した事もありません。
単に実用し続けている事実としてネット上に「証拠」を残しているだけの事に過ぎません。
まぁそのポスト自体が嘘かも?と思われたらどーしようもないんですけどね。
だから釣れなくてもポストしますし、釣れたら文章長めでポストしますw
だから少し前にSNSで騒がれていた「釣果捏造」とかね。
あれタックルメーカーやルアーメーカーがやっているなら完全にNGなんだけど気持ち的には分からなくもないんですが、一般素人がやっているのは誰に迷惑が掛かる訳じゃないのでNGじゃないんだけど意味と目的が全く理解出来ない。
自分が利用しているSNSはTwitterことXが一番古くて2010年にアカウントを作り、その次にFacebookで最後がInstagramなんですが、基本的に公私混同なポストではありますけど、でも多分BOREDを仕事としていなければアカウントを作ってなかったかも?と言うほどに自分アピールを世界へ向けて発信する事はしなかったでしょう。
特定の人達に向けてアピールするならBLOGを使っていたはずで、と言うか現にBORED立ち上げ直後からそうして来ました。
昔のBLOGは今使っているBLOGじゃないんですけど知っている人は居るはず。
なので意味と目的がトンデモナイ事になっているSNS事情の怖さ。
そして現在BOREDではInstagramの使用頻度がメインとなっていますが、それは文字数の制限とかアプリの軽快さとかストーリーズの存在から必然的に使い易いと思ったからであって、基本的には発信すべき業務的な件は3つのSNSで同時に発信しています。
そんな訳でこんな業務に関係の無い記事においても読みたいと思ってくれる人がいるのか?どうか分かりませんが、BOREDの意思として何をするにしても「証拠」が残る便利な世の中なので敢えて書いてみました。
とにかく投げて巻いてを繰り返していればBOREDの業務的な釣行としては成り立つんですけど、実際に魚の画像をポストすると平均的なアクセスが2倍~3倍に増える事もあって、なるべくなら良い魚を添えてポストした方が業務的にも良い様で。
毎回のサンプルテストでも魚を狙う様にします。

2025年4月2日水曜日

記事。

かなり追い込んだ。
今週は外注倉庫への作業指示を行いながら丸一日BORED事務所へ篭る時間を作って試作しまくり。
既に5回ほど初期段階としてサンプルテストしている物をブラッシュアップさせるべく、更に添加剤の配合パターンを11種類に増やしてから、先日は終日雨天の中を提携業者へ出向いて簡易テストまで行って来ました。
土台が概ね完成すると添加剤などのパターンを広げる事で一気に具体化させる事が出来るんです。
なのでちょっとこの数日は過去一集中して試作しまくってます。
先日までサンプルテストしていた物から極僅かに粘度を落としていますが、正直言ってこれ以上は増ちょう剤とベースオイルの配合比からして限界。
こんなにシビアに追い込むメーカーは無いでしょうと言うほど、理想とするペースト状とする為に離油のバランスを限界まで追い込んでいます。
テストピースに塗布して恒温させ続けていると離油の確認は簡単。
その代わり摩擦調整剤と防錆添加剤の配合比をトータルで数%増やした結果から、超々低粘度なペースト状なのにUG SIGMAグリスとUG OMEGAグリスと同等の耐摩耗性と防錆性を持ち併せていると言う。
しかも粘弾性添加剤は一切無使用で配合される全ての油分からも粘性を極力排除している点がユニークなところ。
つまりUG SIGMAグリスとUG OMEGAグリスの真逆な粘性となるレスポンスの良い超々低粘度なペースト状の物理的性状はシンプルなグリス素材のみで構成されていると言う事。
で、当初から用途を限定していない良い意味での「中途半端」さを追求した事で、オイルでも無くグリスでも無い斬新な物理的特性のペーストとして来ましたが、サンプルテストにおいてはボディ内ベアリングとウォームシャフトそしてまさかのワンウェイローラクラッチでもイケるんじゃないかとテスト機の19レボビーストに改めて使用しています。
まぁレボビーストはハンドルの逆転防止爪が付いているので逆転は起こさないんですけど、でも後日バラした際にインナーチューブの摩耗具合とかハンドル回転の遊びなどで判断出来る要素もあるので。
今回のサンプルは非常に完成度が高く恐らく初めて?「コレっ」とズバリ感が出せたサンプルとなっていまして、なので調子に乗って製品でも採用しようと思っているブラウン系でシビアに着色してみました。
これから毎度お馴染みのNeCoSanにも再び追加サンプルを送付して実用をお願いしてみます。
毎回サンプルテストに快諾してくれるNeCoSanにはホント感謝、と、送付する前に御礼を述べておくと言う大人スタイル。
で、今回テスト機の19レボビーストで使用した実用例として、スプールベアリングにはBALBOAオイルとLIGHT DUTYオイルの同比率混合カスタム、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはサンプルペースト、ウォームシャフトにはサンプルペースト、プラスティックギアにはサンプルペースト、ワンウェイローラークラッチにはサンプルペーストと言った感じです。
ちなみにボディ内ベアリングとはメインシャフト裏とピニオン支持のベアリングと言う事。
で、今回ボディ内ベアリングで使用したサンプルペーストは専用工具を使い脱脂洗浄された両面シールドのベアリングへ圧入充填していますが、充填量を微調整出来ない為に割と多目に充填されてしまったかもしれません。
けれど特にビッグベイトやジャイアントベイトで使用する200番~400番とか、強化したカスタムハンドルや純正より長いハンドルを装着している場合などには凄くマッチしているシットリ&ヌットリ感に仕上がっていると思います。
以前にも一度21スコーピオンMD301で試した事があったんですけど、その際にはTHETAグリスを使用したにも関わらずかなり巻感が重く、ならばとTHICK HEAVYオイルの場合でも微妙に重かったんで、やはり特性と実績からBSLUオイルに落ち着いていた訳です。
いや~でもこのボディ内ベアリングへ使用したサンプルペーストのフィーリングは個人的に凄く良い。
レスポンス良く回るスプールに余りにもシルキーでノイズレスな巻感の仕上がりに満足していますが、この状態からまた海水&汽水での実用テストを繰り返して状態確認を行っていきます。

2025年4月1日火曜日

記事。

本日から4月と言う事で本格的な春?と言う認識で間違いないかと思いますが、春と言えばシーズンインしたジャンルも多い事から釣行回数が多くなるタイミングでもありますね。
と言う事で釣行後のケアを怠りがちになるシーズンでもある。
特に海水での使用においては錆に強いステンレスガイドにおいても赤錆が発生し易くなり、赤錆こそ発生しないチタンガイドにおいても酸化は確実に起こります。
またガイドにおいては共通して塩の結晶が付着するなども見られる場合があります。
BOREDのMETHODケミカル製品で最強の防錆被膜を生成するDEFENSIVE防錆コーティング剤は、画像の様にガイドの根元部分に塗布しておく事で強力な防錆効果を発揮します。
見え難いですかね?それ位の仕上がりです。
処理方法は簡単で特別な設備も道具も必要無し。
DEFENSIVE防錆コーティング剤を爪楊枝などで一滴ガイドとロッドブランクの接触する根元に塗布するだけ。
処理後は室温25度を目安に30分~1時間放置乾燥させるだけで強靭な防錆被膜を生成します。
水溶性なので湿度の関係で半日ほど放置乾燥させる方がベストではありますが。
薄く塗布すれば殆ど透明の被膜となり厚く塗布すれば半透明の被膜となりますが、画像の様に殆ど目立たない程度の被膜具合でも強力な防錆効果を発揮します。
軟質の被膜は例えると木工用ボンドの使い勝手や感触に似ていて、塗布する際はペースト状につき垂れ難くシッカリと密着させて肉厚に塗布する事が出来、硬化後は爪で強く押すと薄っすら痕が残る程度の軟質な被膜となります。
ガイドの根元に塗布した場合はロッドの曲がりなどを一切阻害する事なくロッドのシナリに追随しながらも被膜が割れたり剥がれたりする事がありません。
また砂や埃なども付着しないので美観を損ねる事なく長期に渡り防錆処理を行う事が出来ます。
この簡単な処理を行ってから既に画像の状態で2年以上錆の発生は皆無。
海水(汽水)使用オンリーにも関わらずホントにちょっとも錆は発生していません。
もちろん釣行後はルアーやリールと同様に毎回簡単な水洗いを行っていますが、それにしても2年以上も錆の発生が皆無と言う点は嘘偽り無い事実。
エイプリルフールだけどホントです。
物理的に目に見えてDEFENSIVE防錆コーティング剤が付着している場合は理論上から錆は発生しませんが、摩擦や紫外線などで被膜が薄くなったり変色して来た場合は塗布し直す事をお勧めします。
DEFENSIVE防錆コーティング剤の除去については市販の「マジックリン」など弱アルカリ性の洗剤を歯ブラシなどに付けて擦る事で除去可能となります。
もちろんDEFENSIVE防錆コーティング剤を初めて塗布する際も塗布し直す際も一度水洗いして汚れや錆などをキレイにしてからご使用ください。
防錆剤であって錆取剤ではありませんので。
季節の変り目につき気圧変化も激しく本日は丸一日雨天の東京ですが、これから徐々に湿度も上がりはじめ梅雨の長雨~真夏の豪雨~晩秋の台風と雨天ケアが必要な機会が続きますので、ゼヒ今の内にMETHODケミカルの最高傑作DEFENSIVE防錆コーティング剤をお試しください。

2025年3月31日月曜日

試用。

また同じ様な画像で。
先週末の定休日にサンプルテスト釣行へ出かけたホーム湾奥運河で久しぶりに満足サイズに出会えた旨はBOREDアカウントのInstagramにて散々アピリましたが、色々な人から「ジャストランカーなんじゃないの?」なんて連絡を頂きまして。
でも別に下顎でも上顎でも78でも80でもどーでも良いんです、その計り方云々による微妙な差を追求したとこでね。
そんな事よりもサンプルの超々低粘度グリスが完全に想定を超えた耐久性と言う方が嬉しい、いや嬉しいと言うよりは満足とか安堵って方が正しいかも。
いや、違うな。
バラしたとは言えやっぱりハイサイダー220で魚を掛けた事かな?
あ、もう全部です。
で、昨日の定休日は5回目となる海水環境でのサンプルテスト釣行となった訳ですが、使用している19レボビーストではボディ内ベアリングでのフィーリング変化をメインとしてテストを行っていまして、ついでにパッとすぐに目視出来るウォームシャフトへも試用して耐久性の確認目安としていたんです。
なので分かり易い様に茶色く着色してみたら量を間違えてチョコレートみたいに濃くなっちゃったんですけど、結果的に濃い方がテストにおいては見分け易かったので結果オーライ。
が、そのウォームシャフトへの試用において「え!」ってなるほどの付着率や残存率が高くて、通常であればビッグベイトやジャイアントベイトの場合THETAグリスを使用するところを、敢えて今回はサンプルの超々低粘度グリスを試用してみた訳ですけど全然合格レベル。
特に太糸のPEラインはキャストの度にウォームシャフトやレベルワインダーが水でビショビショになる事は必須な訳ですが、そんな状況下においてもキッチリとサンプルの超々低粘度グリスが残っている。
まぁ毎回の事ながらサンプルテストでは釣行後にリールを水洗いしない様にしているんですけど、それは敢えて過酷?劣悪?な状態のまんま継続使用する事でトータル的な耐久性を見定める事にありますが、今回も河川や運河とは言えシッカリと舐めたらショッパイ海水環境で連続5回の使用においても画像の様にまだ十分なサンプルの超々低粘度グリスが目視出来ると言うのはホントに想定外でした。
なのでこの画像は釣行してからスプールだけ取り出してラインの塩抜きを行って、リールボディは簡単にマイクロファイバーウエスで乾拭きしてから数日ほど放置して乾燥させた状態でして。
あ、リーダーは毎回必ず組み直して毎度のマスキングテープで止めてますけど。
なので各部に少し汚れとか隙間に塩の結晶も僅かに見られているにも関わらずウォームシャフトがご覧のとおりと言う結果。
やはり逆転の発想から得たレシピが効いているんだろうと言う独り言。
と言う代わり映えのしないレポートでした。
なのに只今サンプルグリスに再度の微調整を行っているので近日中にまた入れ替えて実釣サンプルテストをスターティン。

2025年3月28日金曜日

記事。

取り敢えず程度に入荷。
在庫補充生産の途中で容器に洗浄剤の乾燥痕?が見つかった事で作業を一時中断していましたVITALのWRシリーズ。
ようやく問題が解決した事で在庫補充生産を再開していますが、取り敢えず既に本日時点で在庫僅少ながらBORED STOREの在庫を更新しています。
また、来週前半にはVITALお取り扱いDEALER各店へも順次出荷手配を開始致します。
と言う訳で昨夜から今朝まで爆風が吹き荒れていた東京。
季節の変り目につき気圧変化が激しくなって来ましたが、気圧変化に伴い不意の雨天も多くなります。
やはり雨天の事前対策は快晴で湿度の低い内に行っておきましょう。
VITALのWRシリーズはアルコールの低比重と揮発性を利用した溶剤性耐久撥水剤です。
浸透させられる物を全て対象としているので、天然繊維、合成繊維、紙、木材、石材などに染み込ませる様にミストを行い、その後10分~30分ほど放置する事でアルコールのみが揮発し耐水成分のみが対象物の奥深くに浸透し付着します。
またはドライヤーなどで強制乾燥させると更に有効。
なので稀に「全然撥水しない」とクレームが入る事があるのですが、それは対象物が適応外でして実例で言うと「コンビニで買った透明のカッパ」とか「長靴」とか。
で、「コンビニで買った透明のカッパ」はPVCなので元々完全防水ですが湿度は全く逃がさないのでメチャクチャ蒸れまして、このPVCは吸水しないので撥水させたい目的が良く分かりませんけど、PVCは完全防水と言うか単なるビニールなのでWR成分が浸透しません。
なのでミリタリーアイテムやアウトドアアイテムなどでも多く見かけるPVC製を使用した製品とか、似た様な製品で言えば皆さんご存知のブルーシートとかレジャーシートなどのPE製も同類、よってPVC製やPE製は対象外ですので予めBORED STOREの製品ページをご確認ください。
また「長靴」においても同様ですが「透明傘」や「プラスティック」なども上記から察して頂ける様にNGです。
そもそも通気や透湿を起こさない繊維構造ではない物は吸水しない時点で完全防水であって、水に対して撥水させる最大目的は元からクリアーされている物なのでね。
基本的に合成繊維の場合ならポリエステルやナイロンなど身近にあるシェルジャケットとかスニーカーとかバックパックなど、通気も殆ど侵さないのでゴアテックスなどに代表される防水透湿素材にも使用出来ます。
ちなみにやってみると面白いのがフリースとPEライン。
ポリエステル素材で起毛しているのでフリースにWRをミストすると面白い様に撥水し、以前にも何かのレセプションでWRをミストしたフリースジャケットにビールを注いで驚かれた記憶もありました。
それにPEラインはWRを別容器に少量取り出してスポイドなどでちょびちょび掛けてやればスプール全体に掛かったりせずに使用出来ますが、これも一気に浮力が増すので以前はバス釣りでトップウォータープラグを使用する際に使っていました。
ま、でも摩擦によりいずれ剥がれますけど。
なので再度BORED STOREの製品ページを熟読の上でご使用頂ければと思います。
メンドクサイですがケミカルってこーゆーもんなんです。

2025年3月27日木曜日

記事。

大体予定どおり今月末までに在庫補充生産を終える見込みのMETHODのオイル&グリスとVITALのWRシリーズ。
けれどMETHODのCHIMERAオイルだけが引き続き一部材料の欠品により納期未定につきご了承ください。
なんとか次回の在庫補充生産月となる5月までには再開させたいんですが。
で、最近は業者のミスが続いていまして。
先日は宅急便の配達遅延により日時指定が完全に無駄となってしまい、けれど謎なのは関西から羽田に荷物が到着して羽田から渋谷まで持ち出しているのに結果的に4時間半も遅れて荷物が到着した点。
ザックリと首都高速と下道を使っても余裕で1時間以内に来れるはずなのに。
しかも理由を聞いても教えてくれないって変だなって。
事故でも起こしたか?
その荷物って製品ラベルなんですね。
既に先日付で容器への充填作業を全て終えたDEALERご注文分のMETHODグリス達に使う分でして。
画像の状態でスタンバイしてたのに。
取り敢えず上記の待ち時間中に他の作業を始めてしまったので、これでまたグリスのラベル貼り作業がズレ込む。
こーやって想定外に作業がズレたりするんでメチャクチャ腹が立つ。
だからまた鬼残業して帳尻を合わせる事になるんですけどね。
ま、これは本日付けで無事に出荷を終えましたが。
BORED STOREの在庫分については欠品にならない程度の在庫補充は出来ているんですが、DEALERご注文分については準備が整ったら最短で作業を行わないとね。
と言う事で先日付でBORED STOREの在庫補充生産も概ね終えていますので今なら即日発送も可能です。
そしてクドイ様ですが季節の変り目をちょい過ぎた?今こそメンテナンスにベストなシーズンでもあり、それは気温も湿度も比較的安定し始めているから。
オイルやグリスって大体気温が25度前後で湿度の低い条件が一番最適な使い時なんですね。
既に東京なんかだと連日20度を超えていますし、湿度は低いのでパッサパサのカラッカラ。
これはメンテナンスにとって最高に良い条件なんです。
ま、黄砂とか花粉の問題もありますけど自分は全然大丈夫でして。
なのでとにかくシーズンインしたジャンルも多い訳で、イザと言う時にトラブルを起こさぬ様に事前対策は万全に。
そして昨日の夜間に今度はプリント作業を依頼している業者からメールが入り、従業員の体調不良が相次いでいる事で作業に遅れが出ているとの事。
ま、体調不良だけは仕方ないんですけど。
前回もミスにより入荷が数日ほど遅れたのですが、今度は上記の理由により遅れが出ている様で。
まぁどこも特にマンパワー系の人手不足は承知していますし、今回はバリエーションも多い事で準じて枚数も多くなってしまい、更に大変な手間をかける事になってしまったんでしょうけどね。
取り急ぎ既にご注文を頂いていましたお客様へは本日付けで一斉にお詫びのメールを送信していますのでご容赦ください。
と言う事で何だろ?
この数日はBOREDが直接犯したミスではないのに全部コチラに負担が降り掛かって来る系のミスが連発してますね。
お手数をおかけしてしまったお客さんには申し訳ありませんが、上記諸々の事情についてはご理解頂けると助かります。
さ、今日も残業。

2025年3月26日水曜日

記事。

毎回不定期ながらBOREDのMETHODオイル&グリスをご注文頂くに当り参考になればと言う事で現状の実用例を記載しています。
但し、現在は新製品のサンプルテストを実施している事で一部においては現状とは異なりますが、基本的には下記の実用例がベーシックなセレクトになります。
そして大前提として自分がメンテナンスでイメージしているフィーリングは「ネットリ&シットリ」を狙っているので、全てのリールにおいてメーカー純正時よりもスプールのレスポンスを向上させ、ボディ内ベアリングや各種ギアは耐久性を重視して仕上げてあります。
尚、BOREDはフィッシングショップでもメンテナンスサービスでもありませんので全てのジャンルやモデルを網羅する事が出来ませんので予めご了承を。
なのでジャンルは偏っていますが下記に対象別データを記載していますのでメンテナンス時の参考にして頂ければと思います。

その1ベイト、シマノ 21スコーピオンMD 301XG。
これはシーバスフィッシングをメインにジャイアントベイト用として、110g位~260g位までをフルキャストする際に使用しています。
ラインはPEの8号でリーダーはナイロンの80lbで使用。
スプールベアリングにはLIGHT DUTYオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、プラギアにはUG OMEGAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはUG OMEGAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはBSLUオイル、ハンドルノブベアリングにはBSLUオイル。

その2ベイト、アブ 19レボビースト 41-HSL。(ギア比違いを同仕様で2台使用)
これはシーバスフィッシングをメインにビッグベイトやビッグプラグ用として、50g位~160g位までをフルキャストする際に使用しています。
ラインはPEの6号でリーダーはナイロンの60lbで使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、プラギアにはUG OMEGAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはBSLUオイル、ハンドルノブベアリングにはBSLUオイル。

その3ベイト、シマノ 20カルカッタコンクエストDC 201HG。
これはシーバスフィッシングをメインにビッグベイトやビッグプラグ用として、40g位~90g位までをフルキャストする際に使用しています。
ラインはPEの5号でリーダーはナイロンの50lbまたはフロロの40lbで使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、プラギアにはTHETAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはBSLUオイル、ハンドルノブベアリングにはBSLUオイル。

その4ベイト、シマノ 18バンタムMGL XG。
これはバスやナマズなど淡水をメインにヘビーカバーでのラバージグやフロッグ用として、14g位~35g位までをピッチングやサイドキャストする際に使用しています。
ラインはPEの5号でリーダーは使用しないルアー直結で使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはDELTAグリス、プラギアにはTHETAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはNEMEAオイル、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。

その5ベイト、シマノ 18バンタムMGL HG。
これはバスやナマズなど淡水をメインにライトカバーでのバズベイトやスイムジグ用として、10g位~28g位までをフルキャストやサイドキャストする際に使用しています。
ラインはPEの5号でリーダーは使用しないルアー直結で使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはCHIMERAオイル、メインギアとピニオンギアにはALPHAグリス、プラギアにはTHETAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはNEMEAオイル、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。

その6ベイト、シマノ 17スコーピオンDC 101HG。
これはシーバスフィッシングをメインにレギュラーウェイトからヘビーウェイトのプラグ用として、20g位~50g位までをショートキャストまたはピッチングする際に使用しています。
ラインはPEの4号でリーダーはナイロンの50lbで使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリスの上からUG OMEGAグリスを少量追加、プラギアにはTHETAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはBSLUオイル、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。

その7ベイト、シマノ 14ブレ二アス。
これは海水でのミドルゲーム用として5g~12g辺りをメインにショートキャストやサイドキャストする際に使用しています。
ラインはPEの0.8号でリーダーはフロロの16lbまたは20lbで使用。
スプールベアリングにはZAYTオイル、ワンウェイローラークラッチにはCHIMERAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG OMEGAグリス、プラギアにはTHETAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリス、ドラグワッシャーにはALPHAグリス、ボディ内ベアリングにはNEMEAオイル、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。

その8スピニング、シマノ 19ヴァンキッシュ C3000MHG。
これはシーバスフィッシングをメインにレギュラーウェイトのプラグ用として、7g位~28g位までを小規模運河や中規模河川でフルキャストまたはショートキャストする際に使用しています。
ラインはPEの1.0号でリーダーはフロロの20lbで使用。
ラインローラーはZAYTオイル、スプールベアリングにはLIGHT DUTYオイル、メインギアとピニオンギアにはALPHAグリス、ウォームシャフトにはALPHAグリス、メインシャフトにはALPHAグリス、ドラグワッシャーにはALPHAグリス、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル、その他は純正。

その9ベイト、ABU 4601C。(GUNNARとROYAL EXPRESSを同仕様で2台使用)
これはライトカバーまでのナマズやライギョをメインにレギュラーウェイトのフロッグやトップウォータープラグ用として、12g位~40g位までをフルキャストまたはピッチングする際に使用しています。
ラインはPEの5号でリーダーは使用しないルアー直結で使用。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはLIGHT DUTYオイル、ドラグワッシャーにはDELTAグリスを薄く、コグホイールなどのプラギアにはTHICK HEAVYオイル、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。

と言う事で前回からオイルやグリスの入れ替えをしている物もあれば、前回と同一の物もありますが現状ではこれが最新の状態となります。
ようやく春の気配を感じられる様になり気温も湿度も安定している事で、オイルやグリスにとっては製造規格の目安温度に近い環境となります。
一年を通し先ず最初のフルメンテナンスを行うには今時期こそがベストとなりますので、これからの梅雨~真夏~晩秋とリールにとって最も過酷な季節を迎える前にシッカリとメンテナンスを行っておきましょう。
またこのタイミングでロッドなどもキレイに洗浄した後でガイド根元などもDEFENSIVE防錆コーティング剤を使用して予め錆の発生をディフェンスしておけるとベストです。
在庫補充生産も概ね完了した今こそゼヒBOREDのMETHODオイル&グリスをヘビーユースください。

2025年3月25日火曜日

記事。

やはりNEMEAオイル。
BOREDのMETHODオイル製品中でも特殊な存在となるNEMEAオイルとCHIMERAオイルは、メインターゲットをワンウェイローラークラッチとしながらも他の各種ベアリングでも使用可能なオイルです。
特に近年ではヘビーウェイトなビッグベイトやジャイアントベイトなどをハンドル操作でアクションさせる事が多く、ワンウェイローラークラッチへの負荷が非常に大きくなっています。
ワンウェイローラークラッチはクサビ機構を持ったニードルベアリングとメタルカーラーことインナーチューブからなる特殊なベアリングにつき、常に摩擦や摺動が連続するハンドルの回転には欠かせない重要なパーツとなりますが、同時にクサビ機構を妨げない様にシビアにコントロールされた潤滑油のセレクトが必要となるパーツです。
とにかく「オイルなんて何でも良い」と選ばすに注油してしまうとハンドルの逆転や摩耗の促進が見られ、釣りをする以前のトラブルに見舞われてしまいます。
また特にPEライン使用の際はスプール~シャフト~ボディへと水が伝わり侵入する事で、最終的にワンウェイローラークラッチまで到達し不具合の発生原因となります。
ワンウェイローラークラッチまで到達した水はその構造から抜け難い事もあり、油脂のセレクトを間違えると直ぐに錆の発生に繋がります。
インナーチューブに少しでも錆が発生するとニードルベアリングも同時に錆の影響を受けるのは当然で、それが更に摩擦を促進させ徐々に摩耗を進行させる事でハンドルの逆転が発生します。
シャリシャリやキュルキュルと異音がする場合は油膜切れか錆の発生が起きている証拠で、異音はしなくてもハンドルが逆転してしまう場合はワンウェイローラークラッチが上手く機能していないか、又はニードルベアリングとインナーチューブの摩耗が既に進行している状態です。
とにかくワンウェイローラークラッチでは適正な粘度と粘性に調整されたオイルを使用する事で、点では無く線で接触し続けているニードルベアリングとインナーチューブとの摩耗を抑え、同時に強力な防錆性により錆の発生を抑える事が最も重要と言う事です。
この2つの目的を最大限発揮させてあるのがNEMEAオイルとCHIMERAオイルです。
特に荷重や負荷の高いヘビーウェイトシーンにおいては既に海水環境で絶大な結果を得ているNEMEAオイルを完全推奨していますが、これにはBOREDのMETHODオリジナル耐水防錆添加剤が配合されている事で、水分の混入により一旦乳化が起きた後で水分だけが蒸発する様にコントロールされた水置変換性を応用した働きと、エステル化学合成油100%のベースオイルと摩擦調整剤の強靭な被膜生成により成り立っています。
もちろん特に海水環境での使用後は十分な水洗いと十分な乾燥は必須として、更にリールメーカー純正オイルでは対応不可能な強力な特性により、最も厄介なワンウェイローラークラッチへの注油が誰でも行える様に設計&開発したオイルです。
もちろんスプールベアリングやハンドルノブベアリングなどの一般的な各種金属ベアリングでも併用可能となりますので、ご自身でのメンテナンス時やクリーニング時において注油する際には必ずNEMEAオイルとCHIMERAオイルをセレクトください。
ちなみにMETHODオイルのBSLUオイルやTHICK HEAVYオイルなどに代表される耐久性を重視したオイルでは、粘性が影響する事でワンウェイローラークラッチのクサビ機構が正常に機能せず動きを妨げる場合がありますので、基本的にBOREDでは使用不可として推奨していませんのでご注意ください。
BOREDのMETHODオイル&グリスは各種特化したメインターゲットの中から更にコンパチして使用出来るパーツも明記していますので、元々解決するべき用途を持って設計&開発されたラインナップとなります。
何でも良いじゃダメなんです。

2025年3月24日月曜日

記事。

最近は同類アナウンスばかりで失敬。
お蔭様で全国のメンテホリック達から既に色々なお問い合わせを頂いているサンプルグリス。
で、実は現在絶賛サンプルテストを行っている超々低粘度グリスの発売?についてはBOREDなりに少々悩んだんです。
もう新たにオイルやグリスの新製品展開はしないつもりたったもんで。
けれどそーは言っても結局のところマイナーチェンジやアップグレードの枠を超える?その域では対応出来ないだろうと言う需要が見込めるなら新製品展開となってしまう。
そして今回の件を宿題として提案してくれたリールメンテナンスサービスのnecosanからは「○○○だから必要」と具体例を伝えて貰った事で納得した部分もあったもんで着手する事に。
でも先ず真っ先に頭に浮かんだ懸念は自社製品潰しになってしまわないか?であって、それにはやはり試用と検証を繰り返し行って実用レベルでベターと思われる用途や箇所への使用確認が必要。
ナゼにベストでは無くベターなのかと言えばある程度の汎用性を持たせたいから。
今回の超々低粘度グリスはあくまでもグリスとしての材料と特性から試作した物であって、METHOD製品中で近いTHETAグリスとは粘度も粘性も各段に違い、同じくTHICK HEAVYオイルとは当然ながら粘性も特性も異なる事は言わずもがな。
だから大丈夫となった訳です。
で、肝心の用途は?と言えば正にマルチパーパスであって、オイルでもグリスでも今迄使い分けて来た用途をコンパチ使用する事が出来るユニークな存在。
そして恐らく同類他社がやっていない?だろう点も重要。
この誰がオリジナルかと言う点は覚えておいてくださいね。
BORED22年間の歴史でもどれほどマネされパクられて来た事か。
それはルーツであるサイクルオイルから始まりフィッシングオイルまで。
けれどそれらについては肝心な製品の本筋では無くてあくまでも外観やら容器やら製品展開やらが似ていると言う事が殆どで、要するにオリジナルは一体誰なのか?はコアユーザーやヘビーユーザーが知ってくれている訳ですし、これまでの経験上から後発の同類他社なんて所詮そんなもんと見下してますから。
ビーフですか?ビーフですよ。
当然BOREDには確固たるポリシーもプライドもあって、何度も言いますが「ベースオイルには化学合成油のみを使用」「固形添加剤の無使用」「人体や生物に有害な塩素系や重金属などの無使用」これらに加えてメーカー純正の一歩先を行くユニークな特性を各製品毎に設定していると言う事であって、世間で良く見かける「一滴で驚異的なナンチャラ」みたいに過大な宣伝は致しません。
一歩先ってどの位って気になる感じだし。
一滴でナンチャラなんて凄く中身が無くて薄い印象がするでしょ?
実際に飛距離が10mも変われば立派なアドバンテージですけどね、オイルとベアリングを交換したって10mは絶対に伸びませんから。
でも時代はそーじゃないんですよね。
カスタムパーツもカスタムベアリングも含めて時代は違うベクトルに向いてますから。
もうリールメーカーは一定期間でモデルチェンジを行って来るルーティンな訳で、下手すりゃ21年の後継が24年なんてモデルもあるじゃないですか?3年で型落ちよ?
そうなるとハッキリ言って10年以内の同モデル内であれば決定的な違いなんて無いんですよ。
今や小さな差を過大に宣伝するしかない状態になっている。
これは良い材料を使っているミドルグレード~ハイエンドになれば尚更。
なので例えば現在2025年から10年落ちの2015年モデルは全く使えないのか?と言えば全然問題なく使える。
現に自分でも2014年、2017年、2018年は不満もなく現役です。
しかも人間だから「慣れ」と言う感覚も存在している訳ですし。
そんな現代だからこそキチンとメンテナンスし消耗品も交換する事で、古い機種を現行機種と変わらずに使用する事も出来る。
だから所謂馬鹿みたいな「早い、回る、軽い」なんて薄さをアピールするんではなくて、つまり今こそタフさとかオリジナリティでアピールするべきであって、最新機種でも旧型機種でもBOREDのMETHODオイル&グリスを使えば長く使い続ける事が出来ますよって方向。
そーゆー方向へスイッチしたのが2014年から現在のBOREDで、2014年の業務内容変更をキッカケに方向転換した訳です。
ま、それまでのサイクルメカニック時代は「早い、回る、軽い」の鬼チューニングに徹していたんですけれども。
そんな事から現在のオイル7製品、グリス5製品、そして今度はオイルともグリスとも呼ばずに敢えてペーストと呼ぶ事に決めました新製品の超々低粘度グリスを世に出そうと決め、それはマルチパーパスであるからこその「ユーティリティ」を追求した存在としてのラインナップと言う事。
で、肝心な外観とか価格とかネーミングについては現在進行形でやってます。
但し、今回はかなり高級な材料を使用していまして、シンプルにこの粘度のグリスとなるとソレだけで汎用的な稠度のグリスよりも高価なんですが、更に連続する摩擦や摺動に対して油膜の保持力をベラボウに高めていまして、オイルでもグリスでもないペースト状だからこそ油膜は強靭にしておくべきだろうと。
でも実はトランプ先生の一件において諸々原材料の価格が不安定になって来ていましてね。
BOREDと長年付き合いのある材料業者は一部材料メーカーも含む訳ですけど、その製品に使用する原材料自体の価格が値上傾向と言う恐ろしい事前連絡が来ています。
連絡が来ていると言う事は近い将来には覚悟しとけよって事と認識しているので、これにBOREDが使用している材料も含まれる事であればスタートからキツイ。
以前にも書きましたが既にコロナ禍以前から物によっては40%以上値上している添加剤もあったり、容器などの資材においては2倍になっている物もあるんですよ。
2倍って200%ですからね。
けれどこれまた以前から何度もお伝えして来た様に、所詮オイルやグリスは消耗品であって地味な裏方の存在。
余り調子にのった強気な価格設定をするつもりもなく、消耗品に徹した中での適正価格を見定めるつもりです。
と言う事で今は最初のサンプルテスト段階ではあるので何とも言えませんが、必ず形にして世に出せればと思っていますので、今後もサンプルテストのレポートなど諸々でのアナウンスをゼヒご確認くださいませ。
使用パーツによってはエリアトラウトからジャイアントベイトまで、持っていても損はない存在のペーストになるかと思います。
言い過ぎか?

2025年3月20日木曜日

記事。

結局のところ金属素材なんて強度が高ければ良いと思っているシンプル脳の持ち主なんですけど、でも強度が高ければこそ金属製品の意味があると思っていまして。
で、BOREDのMETHOD及びVITALお取り扱いDEALERの高知FISHING SERVICE MAREBLEが以前SNSへポストしていた際にチェックしていたVANFOOKのオフショアリングヘビーをようやくお試し導入。
すみません、移動最中の釣具屋で偶然見つけて買ってしまいましたが。
これ見た目は単なる強化太軸のスプリットリングなんです。
けれど素材もステンレス中で最高強度を誇るハーキュリー鋼を使用していまして、更に見た目でもすぐ分かるリングの一重部分を極力少なくしてある構造。
この構造だと例え一般的なステンレス鋼のSUS304だったとしても強度が高い事になりますね。
一般的なスプリットリングは動きを妨げない様に?一重部分が数ミリ存在している上に線の端面を斜めに切断していますが、これはその一重部分が無いに等しくて端面も垂直気味に切断させているので殆ど全てが二重部分と言っても過言じゃない。
それにスプリットリングプライヤーを使用してフックやルアーを取り付ける際に、斜め切断の端面とか一重部分を有効活用した経験はありません。
大体端面の先から数ミリほどの部分をスプリットリングプライヤーで押し広げてからアイに嵌め込む?差し込む?ので、先端とか一重部分とかの存在を感じた事はないと言う事。
ならコレが良いんじゃないの?となってから時間が経過してしまいようやく。
DEALERの高知FISHING SERVICE MAREBLEはオフショアのジギングやキャスティングをメインとしていますが、主に数百グラムを扱うシーンにおいて信用と実績のあるスプリットリングと言う事もあり、この情報はシンプルに「強い物が好き」な自分にとっては保険的意味を含めても有意義。
それにFISHING SERVICE MAREBLEオーナーは化け物アカメも釣ってますし。
やはりビッグベイトやジャイアントベイトのフルキャストとか、ヘビーカバーやヒシモジャングルでのフロッグなんかにおいては有効となるでしょう。
とは言え過去にスプリットリングを伸ばした経験ってそんなに多くはないながらも実際には確実にあって、でもナゼかフックを伸ばされた以上に腹が立つと言うか、ヒドイメーカーになるとルアー純正の状態でアホみたいに弱いスプリットリングが使用されたりしていますからね。
なので自分はルアー購入後には必ずスプリットリングだけは強化タイプへ交換しています。
フックは自分がメインにしているメーカーが元から付いていれば交換しませんけど、スプリットリングだけは絶対に交換する様にしていまして。
#2とか#3みたいな小径でも必ず。
そして強化太軸のスプリットリングだと重量が増す意味もあるので、ビッグベイトやジャイアントベイトの場合には更にスプリットリングを一番大きくする事で相乗してウェイトチューンにもなる。
純正で装着されているスプリットリングよりも太く重く大きくする事で、2oz位だと変化を感じますが4oz以上だと余り分かりませんけど。
なのでシンプルに金属は強い方が良い。
これはフックから既に学んでいる事でもあるので、スプリットリングも同様となりますよね。
VANFOOK自体は中々アチコチで売っている訳ではありませんが、高知FISHING SERVICE MAREBLEなら確実ですのでチェックしてみてください。
ちなみにSTUDIO COMPOSITEとかGOOD BAITなんかのルアーも豊富に扱ってるんですよ。

2025年3月19日水曜日

記事。

割とガッツリパーソナル。
自分は生まれも育ちも東京の渋谷区で現在も絶賛在住中です。
自分の母親も渋谷区の同じ街で父親も渋谷区の同じ街なんでオナショーオナチューの先輩でもあり、ついでに母方のルーツは神田で父方のルーツは渋谷なので分かっているだけで江戸と明治から続く生粋の東京人。
なので特別な事でも起きない限り他へ移住する理由がない。
とは言え渋谷区と言っても新宿区と中野区と世田谷区に近隣したエリアなのでいずれもチャリンコで5分~10分走れば隣の区に着いちゃうほどの区境につき「ザ渋谷」ではないんですけど。
ちなみに皆さんご存知の渋谷をはじめ原宿や恵比寿も同じ渋谷区ですが逆側エリアが地元です。
だから自分が小さい頃はデパートとか映画館とか所謂「おでかけ」する際には新宿が最も近く、バスで10分ほど乗ると新宿駅へ着いてしまうので何をするにも「おでかけ」はとにかく新宿を利用。
今でも割とそうです。
で、その頃は良く新宿西口の小田急デパート地上口付近に傷痍軍人が居まして。
要するに戦争の帰還兵として軍服みたいな白い服を着てアコーディオンとかガットギターなんかを弾いて小銭を稼いで?いました。
当時母親に「あの人なに?」的な質問をした際には「戦争で大怪我した可哀想な人」としか聞かされていなくて、更に新宿の地下街に入っても別の場所で別の傷痍軍人を見かけたりして、当時は新宿駅付近だけで10人以上もの傷痍軍人を見た記憶があります。
子供心に「あ、こっちはハーモニカを吹いてんだ」なんて思っていました。
そしてこんなに「戦争で大怪我した可哀想な人」が居るんだと。
恐らく今から47年~48年前の話なんですけどね。
自分の祖母は当然ながら戦争をガチで経験していて母親は祖母のお腹に居たと、その証拠に自分には母方にも父方にも祖父が居ませんでした。
共に戦争で死んでしまっていたので。
なので良く死んだ爺さんの話を聞かされた記憶があります。
ま、大体が「ハンサムだったんだよ~」みたいな返事に困る話でしたけど。
そして、同じく新宿にはビックリするくらいのホームレスも居て、その中にも酒を飲みながら軍歌を歌っている人達も良く見かけましたし、とにかく周りにはリアルな傷痍軍人や帰還兵が多かったんです。
まぁ今の新宿都庁が建った際にホームレスを一掃した事で当時と比べてホームレスの数は1/1000くらいに減った印象もありますが、その代わりに分散した事もあって今も自宅近くの公園や緑道にはホームレスが何人か住んでいたりします。
で、戦争って?と言う話なんですよ。
もう今や戦争経験者が居ないに等しい時代で、自分の婆さんも既に20年以上前に他界していますし。
けれどこれからどーなの?となると基本的に「攻めないけど来たらやる」的なスタンスのニッポン。
決して今後も安泰と言う訳ではありません。
トランプさんは安保も蒸し返して「お前等はアメリカを守ってくんねぇじゃん」と言い出す始末で、なら日本国内に多数在る米軍基地はなんなんだよって事にもなり、しかも国内にある米軍基地の光熱費は全て日本持ちらしいですね。
維持費ゼロじゃんて。
恐らく基地関係の電気代とか水道代なんてハンパない額でしょうし。
そしてロシアvsウクライナやらハマスvsイスラエルをはじめシリアやミャンマーなどでも。
そんな状況においても人間て常に先の事を第一に考えながら生きている訳で、まぁ生きている以上は未来へ向かっているのは当然なんですが、BOREDとしても本来今年は予定していなかった事案に向かって現在進行形な訳です。
連日アナウンスしてます超々低粘度グリスことペーストね。
やはり製品のラインナップとは需要と個性と差別化に尽きる。
そんな試作を行うには絶好のタイミングが在庫補充生産を行う今月と言う事であって、毎年のルーティンとして年末付近は死ぬほど多忙となるBOREDなんですけど、まさか今年はこの3月のスケジュールが大幅に不足しているほど多忙となる事態に。
そして毎週末が近くなると「サンプルテスト行かなきゃ」と戦争云々はどこ行った?とリアルな使命感に襲われる訳ですよ。
しかも「あのライン試してみようかな」とか「あのルアーの色違い欲しいな」などの物欲も相乗したりして。
常に未来の身近なリアルを気にかけて生きている。
そしてネットでは大小関わらずイザコザやらフェイクは絶えず、それを傍観している場合もあれば鵜呑みにしそうになる場合もあったりして、気にするべき事が多過ぎて見なきゃ良いのについ見ちゃうとか。
もうダメね、人間て忙しい。
そんな明日は自分の誕生日、オウムがサリンを撒いた日です。
そして休日出勤、注文ください。

2025年3月18日火曜日

記事。

BOREDが長年使用している国内メーカー製オイル容器。
現在の15ml入りを使用するまでは同型の30ml入りを使用していましたが、サイクルターゲットだけでなくフィッシングターゲットの用途を見込んでサイズ変更したんです。
いつだったか忘れましたけど10年くらい前?
で、このメーカー製オイル容器はセミカスタムでオーダーします。
ボトル自体は規格として容量毎に種類が用意されていますが、スポイドやキャップなどは「コレとコレ」と言った感じで組み合わせてオーダーするんです。
なので注文して即日は準備が出来ずに大体一週間ほどの作業時間を見込む必要がある。
そしてBOREDのMETHODオイルではそのセミカスタムでオーダー出来る最高峰パーツを使用しています。
あ、画像のエラストマー記載は不採用としましたが。
オーバーキャップはボトルと合わせストレートな形状の物を、スポイドゴムはニトリルゴムことNBRゴムを、キャップは不意の開封を防ぐセキュリティキャップを使用しています。
肝心のボトルにはPETを使用してるので透明度も高く頑丈です。
なんせPETなのでお馴染みのペットボトルと同じですからね。
このボトル自体を踏んずけても投げても割れる事はまずないでしょう。
そして内容物に影響しないように吸い上げるスポイドにはガラスが採用されているので、油性でも溶剤でも内容物と反応し不具合を起こす事なく使用出来ます。
だからこそ無駄?過剰?な梱包を省く事が出来る結果として梱包コストを抑える事となり、しかも直径が3cm以下なので安価で定番なレターパックライトでの発送が可能となります。
本来はプチプチ袋に入れて梱包しなくても破損はまず起こらないんですけど、一応液体と言う事もあってプチプチ袋に入れて梱包している訳です。
もちろん製品には全てラベルが貼られているので記載義務のある「生産国」「製造元」「連絡先」の記載もキチンと行っていますし、このラベル自体にもPET素材を使用しているので透明度も高く高精度。
BOREDがMETHODオイルの適量とした15ml入りも今や定番容量?となり、類似するターゲットの他社製品でも15ml入りが多く採用されている様ですが、この15ml入りとした経緯は「使い切り」を目安とした点にあります。
現在はフィッシング関連にベクトルを向けているBOREDではありますが、ルーツはサイクル関連と言う事で一年間で使い切れるであろう容量として決定したんです。
なのでフィッシング関連での使用においては製品により一年間で使い切れない容量の場合もあり、なので別売としてNBのニードルキャップ容器も用意し小分して保管したり携帯したりなどにお使い頂ければと。
何に拘るか?何を省くか?
相変わらず過剰な梱包や無駄な外装に美学を感じる日本人。
このご時世だからこ本質に忠実に。
なんつって。

2025年3月17日月曜日

案内。

これまでも不定期にアナウンスして来ました内容となりますが、BOREDのオフィシャルウェブストアであるBORED STOREについて再度ご案内事項となります。
先ずBOREDの定番&主力な製品であるMETHODオイル&グリスは隔月の奇数月に在庫補充生産を行い、併せてVITALのWRシリーズは毎月の在庫補充生産を行っています。
もちろん年始や年末などにおいてはズレ込む場合などがありますが、基本的には上記のとおりの生産スケジュールに準じています。
そしてMETHODケミカル製品については不定期生産となり、先日入荷したADVANCEワックスやDEFENSIVE防錆コーティング剤については概ね数ヶ月単位での在庫補充生産となっています。
これらにつきましてはBOREDオフィシャルウェブストアであるBORED STOREはもちろんですが、METHOD及びVITALのお取り扱いDEALER各店でもお買い求め頂けます。
で、最近に限らず製品についての注意事項などに関し結構な頻度でお問い合わせを頂くのですが、これBORED STOREの各種製品ページ下部に※を付けて記載されている内容が殆どでして。
なのでゼヒお問い合わせの前に一度BORED STOREの該当する製品ページを良く読んで頂けたらと。
併せて販売などに関してはBORED STOREの一番下に「特定商取引法に基づく表記」の記載が義務付けられていまして、通信販売における各種事項などは概ねその特定商取引法ページに記載されていると思います。
割とサクっと書いている訳じゃなくガッツリと書いてありますので。
なので恐縮ではありますが上記については再度ご確認を。
また、具体的な使用例などにおいてもお問い合わせを頂く事が多く、これに関しては出来る限りBOREDの把握している部分でお答えする事は出来るのですが、先日は「200kgのオーバーのクロマグロ」なんてお問い合わせもありまして、こちらに関しては正直BOREDのテリトリー外となってしまいます。
あくまでもBOREDはホビーやアウトドアを対象としたオイルやケミカルを製造販売しているメーカーであって、フィッシングショップでもルアーショップでもサイクルショップでもありません。
なので具体的な型番や年式などをはじめリグやタックルなど全ての情報を把握する事が出来ませんの予めご了承ください。
と言う事で不定期にこの様なアナウンスを行って来ましたが、一応BORED STOREのメニュー下にも「製品や注文に関するお問い合せについて」と常時記載していますのでゼヒご確認ください。
生意気言いますが。

2025年3月14日金曜日

記事。

先日の超々低粘度サンプルグリスについては着々と進行しているのですが、稠度0号以下の超々低粘度グリスってイメージが湧かないかもしれませんね。
未だ試作の段階で方向性を確定する言い方をするのも変なんですけど、開発ターゲットとしているイメージは当然あるので、その点を具体的な使用例でお伝えしてみようと思います。
BOREDのMETHODウレア系グリスについてはUG SIGMAとUG OMEGAの強粘着タイプUGシリーズ2種と、DELTAとALPHAとTHETAの定番ベーシックシリーズ3種の全5製品がラインナップされています。
けれど今回新たに試作しているグリスは分かり易く例えるとグリスとオイルの中間的なイメージで、グリスの性状と質感を持っているペースト状ながらオイルが適正となる箇所にも使用する事が出来る流動性を持ち合わせている。
分かり難いな。
BOREDのMETHODオイル製品中で最も高粘度なTHICK HEAVYオイルから粘性を取り去った物がグリスになったと例えると一番近いかもしれません。
これまでオイルを使用して来た箇所をグリスとして置き換える事が出来ると言うか、オイル感覚で使えるグリスと言えば良いイメージが持てるかもしれません。
では肝心の具体例を挙げてみます。
先ず、オールドリールやビンテージリールのユーザーには全てをオイルで仕上ている人も多く、敢えて金属的な使用感を出しながら定期的なオイルアップで状態を維持させている場合もあったりして、そんな場合でも使用感については大きく違和感を感じないながらも実際にはグリスの物理的耐久性が得られるとか。
次に、ソルト使用での大型リール全般においてはベアリングにグリスを使用する事も常となっている場合がありますが、そのグリスを今回の超々低粘度グリスへ置き換える事で市販他社には存在していない?であろう超々低粘度グリスのフィーリングからオイルに近い巻心地が得られ、けれどシッカリとペースト状のグリスらしい物理的耐久性が得られるとか。
最後に、プラスティックギアやウォームシャフトなどリールの種類や型番に限らず塗布に悩む事の多いパーツなど。
これってオイルなの?グリスなの?と悩まれる事が多いパーツって結構あると思うんですが、これは淡水使用か海水使用かで使い分けする人も居たりして中々悩みどころのパーツ達な訳で、そんな場合でもオイルとグリスの中間的な存在として迷わずに一択使用出来るとか。
また本筋としてはライトやフィネスなどの超高感度な巻感を求める場合に使用するのは当然として、特に小型番手のスピニングには粘度抵抗が少ない利点がアベレージとなるでしょう。
つまり一般的なグリスだと粘度抵抗が回転や潤滑のロスとなる場合もあって、けれどオイルでは物理的な性状から不安を感じてしまう場合もある、なんて時に出番となる様にかなり多用途でコンパチ使用出来る存在だと言う事です。
しかも単にグリスにオイルを多く配合させると言う事だとシンプルに油分の配合量だけが多くなり、また成分によっては上手く配合させられない事があるので推奨していませんが、今回の超々低粘度グリスは増稠剤のウレア自体で稠度を低くしている事で上記の懸念が一切無い。
それでも利点を生かす為にDELTA、ALPHA、THETAよりも僅かに多い離油に調整してありますが、非常にマニアックながらこれが結構自分的には理想的であって、この粘性と粘度ながらこの離油具合と言うのは結構イケていると自負しています。
もちろん油膜性能についてはオイルと言うよりもグリスとなるので、オイルの化学的な特徴ではなくグリスの物理的な特徴が大きく反映される事になります。
今回の超々低粘度グリス、下地は以前BOREDが別注生産として作った超低粘度グリスがあった訳ですけど、今回はUG OMEGAグリスを発売した後で感じていたTHETAグリスのポジション?この差別化について悩んでいたところにリールメンテナンスサービスのnecosanから提案を貰った経緯がありまして。
その際にも即答で「やる」と早々に試作を開始する旨を返答していたんですが、やはり作る側だけでなく毎日ヘビーユースしてくれているnecosanからの宿題?は自分の中にあった上記の差別化から来るモヤモヤを「やはりそーか」とヤル気にさせてくれる後押しとなりました。
悩んでいるくらいなら試作しちゃえば良いが即実行出来る環境にあるのがBOREDの強みでもあり、もちろん製品化までは諸々の実用テストを繰り返して最終的に適正となる範囲や数値も確定しなければなりませんが、今回は先の様に土台もある事から割と早い内に製品化へ繋げる事が出来そうです。
一旦試作も出来上がったので今度は着色とか容器とか同時進行で色々やってまして、画像は塗布量が目視し易い様にブラウン系の染料を入れたら入れ過ぎちゃってチョコレートみたいになってしまったサンプルグリス。
そして取り敢えず先日再調整したばかりの14ブレ二アスには改めてボディ内ベアリングに、21スコーピオンMD301にはウォームシャフトとノブベアリングに、20カルカッタコンクエストDC 201にはボディ内ベアリングとウォームシャフトに、19レボビーストにはボディ内ベアリングとウォームシャフトに、と、どれを使ってもサンプルテストが成り立つ様に仕込んでみましたので早速今夜からサンプルテストへ出かけてみましょうかね。
しっかし塗り易い。

2025年3月12日水曜日

記事。

実は先日の定休日から地味に作業を進めて来た「宿題」の進捗。
ちょうどこの3月はMETHODオイル&グリスの在庫補充生産月でもあるので試作を行うには絶好のタイミング。
なので定休日を返上しての没頭&営業日も残業して朝方まで没頭。
だからこの数日は余りSNSを見ていなくて少し世間離れした気分。
いや、それよりもスコブル順調に進んでいる「宿題」については唯一の難題?かと思っていた点をキッパリと排除させてみたら凄く理想的になって、しかも密かにSリバーで実用テストを行ってみた結果ファーストインプレッションとしては全く問題無い感じ。
で、その進捗ってなんだんだよって事ですが、これ先日も軽く触れていました新しいグリスです。
でね、同時進行で考えているのがどーゆーポジションにしようかなって事で、今のMETHODウレア5グリスとは異なるシリーズにしようかと考えているんですね。
ま、でも材料は最も信頼している同じウレアなんですけど。
けれどMETHODウレア5グリスの中でもベーシックなDELTA、ALPHA、THETAよりも離油の値を大きく上げていて、少し油っぽさを多く感じられる様にしながらも粘性を抑えてある事で粘度と相まって中々良いペースト状が作れています。
METHODグリス中で現在最も低粘度なのは稠度0号のTHETAと稠度0号-のUG OMEGAなんですが、ベースは同じ0号ながらUG OMEGAの方は粘性を大きく上げている事から、同じベースとは思えないほどのネバリとシツコサを感じると思うんです。
でも今回はグリスの主な使用ターゲットとなるギアだけでなくマルチパーパスをターゲットとしているので、過去にも同様なコンセプトで別注生産した事があるサイクルショップの25LASオリジナルBLACKグリス、このレシピをヒントに色々と材料を変えて試作しています。
NJSのカップ&コーンなどでもシールドベアリングなどでもオイルとは異なる油膜により割と大胆な使い方が出来ていた超低粘度グリスでした。
で、今回はその下地を更にブラッシュアップさせて離油の値を大きく上げている癖に単に油分を多く配合するのではなく、何と言うか凄く低粘度なんですけどネバリの元となる粘弾性添加剤は一切無配合につき割とサッパリした感じ。
で、現段階では稠度を測定する意味がないのでアバウトな感覚では稠度0号以下です。
全然以下。
メーカーにもよりますが「胡麻ドレッシング」イメージ。
当たり前ですが狙いどおり。
ハンパに低粘度化させるんじゃなくて今回はMETHODのスキルをフルパワーして出来る限り低粘度化させていて、もう少し粘度が欲しければDELTA、ALPHA、THETAと混合カスタムも出来る様にしてあると。
商売上手。
だからこその同一のウレア系グリスでもあり、けれどポジションは独立したマルチパーパス。
何でもそうなんですが頭の中が「ソレ」モードになっている時って時間を忘れて没頭出来ると言うか、シンプルにノッている自分のクリエイトっぷりが分かるんです。
今回もアレの次はアレの配合比を変えてってメモの箇条書きに打ち消し線を書いて行くペースが早くて、はいっダメって言う見極めが早いと言うか冴えているモードに入っていましてね。
その翌日には提携業者のオっちゃんの所へ出向いて勝手に作業を始め、オっちゃんを手元に使って「これ恒温入れて攪拌して」とか指示したりして。
まぁ仕事が早い。
そんなペースなもんで今週中にはまた信頼と実績のnecosanへ向けて取り敢えず2つのサンプルを発送予定。
先日アレだけサンプルは3つ作るとか書いてた癖にね。
これまた他社には無いユニークなグリスが出来上がりそうなのでご期待くださいませ。
病み上がりからの激務となってしまったので今日は早く帰って体調をリセットします。

2025年3月10日月曜日

記事。

これまたオイル話の続き?みたいな話になりますが、BOREDのMETHODオイル&グリスは自社生産です。
もうこの20年間シツコイくらいアピって来ましたけど。
つまり他社のオイルやグリスみたいに「こーゆーオイルやグリスを作りたい」と油脂業者へ依頼して生産してもらっている所謂OEM製品ではありません。
販売元では無く製造元の表記になると言う事。
BORED自身で「純正や定番とは異なる特性のオイルやグリスが必要」と他社とは異なる特性や性能を付加したオリジナルで設計や開発を行い、そこから各種材料の選択や試作においても全てBOREDにて行っています。
なので生産に関係する業者としてはベースオイルを仕入れたり特注生産依頼している油脂業者、各種の添加剤や化合物を仕入れたり特注生産依頼している材料業者、そして試作し終えた物を製品にする際に量産作業のみを依頼している提携業者、この3つの業者に協力して貰い生産している訳です。
もちろんその中には「コレとコレを上手く混合させる架橋剤は?」とか「この特性を他の添加剤で出せないか?」など主に添加剤や化合物を仕入れている材料業者へ質問や打診をする事はしょっちゅうあり、また量産の過程で解決させたい問題については提携業者に相談して解決策を得る事もありますし、提携業者へ直接訪問して自分で作業を行う事もあります。
こればかりは設備の問題などもあるので長年の付き合いから相談し解決すると言う良い関係が築けているからこそ。
だからBOREDオリジナルとして自社生産する事が出来ているんです。
そして本来の目的とは異なる無駄?な材料を省く事も行っています。
つまりオイルの美観を維持するだけの目的などは本来の目的では無いので無駄として省く事も出来ます。
お蔭様で流石に20年以上も油まみれな人生を送って来ているので、例えば他社のオイルでも匂いを嗅げば「あ~アレ使ってるんだ」とか使用されている材料の見当なんかも出来る様になっていますし、なんとなく主要材料の特徴とか良い油?や悪い油?の見当も付く様になって来ました。
合コンでアピったってなんの自慢にもなりませんけど。
さて、突然ですがBOREDで設計し開発したオイルやグリスは先ず大まかに3つのサンプルを作ります。
この3つのサンプルから1つのサンプルに絞り込み、更にその1つを3つのサンプルへ作り変え、製品によっては更に3つへ、と3つ単位で細分化させ都度ジャッジを行う様にしているんです。
奇数の「3」と言う数字が調子良いんです。
例えて言えば「多、中、少」みたいに特徴としたい性能に関連する材料の配合比を3段階に別けておくと、それを実用や測定機械でテストしてみた際に目的としている結果に近道が出来ます。
なのでMETHODオイルやグリスは何度も3つのサンプルを繰り返し製作して、製品前の最終サンプルにおいても1つに絞らずに僅かな差ながら3つを作り上げる事を目指して試作を行うんです。
常に「3」の繰り返し。
そしてその3つのサンプルを実際に実用した上で判断する事にしていまして、先ずは自分自身が東京湾奥の運河や港湾などの海水環境で試用し、そして毎回必ずサンプルテストをお願いしているリールメンテナンスサービスのNeCoSanにはNeCoSan自身が淡水海水問わずの試用はもちろん、NeCoSanがメンテナンスを請け負っている東京湾ジャイアントベイトシーンで圧倒的な結果を出し続けているPAYBACK GUIDE SERVICEのYAS船長にも間接的に協力頂いていまして、同じく東京湾でライトゲームやミドルゲームを展開しているINX.labelのスタッフでもあるFLB CRUISEのマッツン船長、そしてMETHODお取り扱いDEALERの中でも異例?の対象魚数を誇る元祖リアル怪魚ハンターMonster Kissには深海や極地や海外などレアな環境でも実用をお願いし、その後に最終的に1つに絞り込んだ量産直前のサンプルにおいてはMETHODお取り扱いDEALERの中でもオフショアキャスティングでお馴染みな10minutesやオフショアジギングでお馴染みなMAREBLEにも、それから元祖リールメンテナンスサービスの老舗リールメンテナンスドットコムにも確認や実用をお願いする為にサンプルをチェック頂いています。
と言うより一方的に送り付けています。
なので自分自身が対象としていないカテゴリーやジャンルにおいても上記の猛者達による協力を経て実用を経ていますので、何か不具合が生じれば遠慮なく直ぐに連絡が取れる関係性の中でサンプルテストが行えている訳です。
ちなみにこのサンプルテストを依頼しているMETHODお取り扱いDEALERについては贔屓や忖度があっての事ではなくて、あくまでもBOREDで直接サンプルテストを行う事が出来ない環境や条件においてお願いしているだけの事なので一応補足として。
あ、淡水よりも海水でのサンプルテストが多いのも当然ながら海水使用の方が圧倒的に悪条件だからです。
海水使用で問題がなければ淡水使用では99%問題はありません。
なのでお蔭様で実際にバスでもトラウトでもライギョでもヘビーユーザーは多いですし。
もうね、時代はジャンルレスな訳ですよ。
特にルアーフィッシングにおいては海でも川でも湖でも淡水海水問わずにタックルはコンパチ出来る時代です。
では何を変えたら良いのか?と言えばフックやリングなど金属パーツの交換と、オイルやグリスなどケミカルの交換になりますよね?
そー言った意味でも机上の設計や開発だけでなく、現場主義としての試用を徹底的にあらゆる条件と環境で行えていると言う点は、ユーザーにとっても援護射撃的に安心して貰えるかと思っています。
ちょっと最近長文の記事が続きましたが、オイル関連になるとこれでも伝えきれていない場合もあったりして、なので分散させてこのDARKSIDEBOREDBLOGでお伝えしています。
ゼヒお暇な際には過去記事も併せて熟読してやってください。

2025年3月9日日曜日

記事。

何だか先日ユーザーからの質問に対し書いてみたカーボンナノチューブオイルについてブログアクセスが多かったので、捕捉と言うか本来の潤滑油としてオイルに求められている立場?をBORED解釈で書いてみたいと思います。
誰もが趣味でも家庭でも仕事でも使用している潤滑油としての「オイル」。
これは主に鉱物油か合成油か化学合成油の3種類に別れ、一般家庭にあるスプレーオイルから自動車のエンジンオイルなど、割と身近に色々な種類があったりします。
で、オイルって所詮は消耗品です。
トイレットペーパーや歯磨粉と同じ。
なのである人によっては「安価で汎用な性能」の物を求める場合もあり、また別のある人によっては「高価でも特殊な性能」の物を求める場合もある。
これは世間一般に照らし合わせても一緒ですね。
「ユニクロ」で良いよって人と「ギャルソン」じゃなきゃ嫌だと言う人も居る、特に趣味の世界においてコダワルべき宿命は言わずもがなです。
なのでその使う側や買う側が選ぶ理由は人それぞれであって自由です。
では今度は逆に作る側や売る側の目的として先ず第一にあるのがメイクマ二ー、つまり沢山売って出来る限り稼ぎたいからな訳ですが、売る為には何か得意を付けなければ他との性能的な差は生まれません。
中には言葉巧みにテキストやイメージだけをソレっぽく仕上げ、けれど中身は並みのオイルも多々ありますけど。
でもマジメに取り組んでいる考えで言えば何かしら差別化を持たせたいと言うのが職人魂&メーカー魂。
そこで先日のカーボンナノチューブオイルもその一つと言える訳で、これまで鉱物油か合成油か化学合成油の世界で固形添加剤のPTFEやらモリブデンやらを配合したり、または固形添加剤を一切無使用として戦争して来たところへ、新たにカーボンナノチューブを配合した新兵器が現れたと言う事。
これは立派な話です。
安易に他社のパクリやマネでは無くて新たな素材を使用する訳ですから試作や研究にも手間が掛かっているでしょう。
けれど本筋が分かり難い。
つまり上記に書いた様に所詮は消耗品のオイルなのに、その基油となるベースオイルについて追い込んだ詳細が全く不明。
ユーザーは潤滑油としての「オイル」だから買う訳であって「カーボンナノチューブ」と言う固形物質を買う訳では無いと。
あ、これは前回も書いた様にPTFEことフッ素などにおいても同じ事が言えます。
なのでオイル全体としてのウンチクも併せて知りたい訳ですよ。
だって新素材を用いているんだから誰も何も知らないに等しい訳ですし。
なのでサクっとネットで調べてみたところ、どうやら使用されているオイルは鉱物油です。
つまりベースオイル単体で言えば一番安価なベースオイル。
更にこれがグループ1なのか?グルーブ2なのか?によってはベースオイルの性能に大きな差が生じます。
参考までにシツコイ様ですがBOREDのMETHODオイルはグループ4とグループ5の化学合成油しか使用していません。
もし疑うなら金を払って専門機関で調べてもらっても結構。
つまりベースオイル単体としては最上位と言う事。
で、以前にも何度か書いて来た様にグループ1の鉱物油とは「油」と言う文字が使われていながらも実際には溶剤としての用途になります。
ホームセンターで売っている「ペイントうすめ液」とか工場や自動車整備などで使用される「洗油」などがソレです。
なので簡単に揮発しますし瞬時に引火もします。
その多くは匂い自体もモロに「灯油」なのでそりゃそうでしょう。
その上のグループ2になるとこれこそが一般的な潤滑油としてのオイルとなり、ホームセンターで安売りされている様なスプレーオイルの大半はコレです。
またはファスナーオイルとかミシンオイルとか名前と粘度を変え市場には膨大な種類が存在していますけど、結局は単なるグループ2の鉱物油なので「○○専用オイル」は余り気にしなくて大丈夫です。
更にその上のグループ3になると合成油として鉱物油を特殊精製する事で不純物を出来る限り取り除き、耐熱性や剪断性などを付加させる事でオイル自体のグレードを上げた物と言う事なんですが、ザックリとホビー分野全般で高品質とか高性能とされているオイルにはこのグループ3が使われています。
実際にそう書いているフィッシングリールオイルを知っていますので。
でも厄介なのは「合成油」と「化学合成油」では全くの別物と言う事であって、ズルいオイルメーカーは「化学合成油」ではなく「化学的に高度精製された合成油」なんて紛らわしい書き方をしやがります。
それはそうなんですけどグループ1~グループ3までは何より原料が石油であって、グループ4~グループ5こそが人工で化学的に合成されて生産された油と言う事なので、グループ3の合成油とグループ4~グループ5の化学合成油ではルーツが完全に異なります。
大袈裟に言えば作業着を着ている人がプラントで作っているのか、白衣を着ている人がラボで作っているのか、と例えれば分かりやすいですしリアルでもあります。
キモは「精製」と言う言葉が使われているのに「合成油」と表記されているならそれは間違いなくグループ3になります。
だからグループ1~グループ3までは不純物が含まれていますが、グループ4~グループ5には不純物が含まれていません。
それが高品質と言い切れる証拠でもあります。
謳い文句に「化学」と「合成」が含まれているんで「化学合成油」と誤解され易い表記でもありますよね。
実際に某オイルを化学合成油と勘違いしている釣り系YouTuberを知っています。
なので再度下記を。

グループ5 エステル化学合成油(または動物系や植物系に由来するオイル)
グループ4 ポリアルファオレフィン化学合成油(通称PAOと表記する場合もあり)
グループ3 高度水素化油(単に合成油やVHVIと表記する場合もあり)
グループ2 鉱物油(下記を更に精製した汎用で安価なオイル)
グループ1 鉱物油(油とは言え実質は溶剤や希釈に使用)

さて、話を元に戻します。
カーボンナノチューブオイルがやたらと製品説明中に「揮発後」と言う言葉を多用していますが、上記の説明から察すると恐らくグループ1かグループ2を使用しているのでは?と思われます。
それならグループ3~グループ5と比較して揮発性も高いので、その点を踏まえて「揮発後」を多用しているのかもしれません。
鉱物油がベースオイルと書かれているので恐らくそうなんでしょう。
と、何も説明中にベースオイルの詳細が書かれていないだけで正体を想像するには上記の知識が必要と言う事になり、これを書いてくれたら何も苦労はしないのにって事ですよね。
そうなるとやはり固形添加剤であるカーボンナノチューブに完全依存しているオイルと言う事になり、恐らくベースオイル単体では汎用的な性能しか持ち合わせていないでしょう。
これを消耗品のオイルとしてどう捉えるか?
揮発し易く後に残った固形物のカーボンナノチューブに依存する事でも良いと思えば消耗品として成り立ちますし、イヤそーでは無くてオイルなので出来る限り油っぽさも続いて欲しいと言う事であれば消耗品として別の選択肢になるかも。
けれど世界的な視野で見れば工業用オイルとは出来る限り油膜が長持ちしてくれる事が理想であって、需要の多くは自動車のエンジンオイルやミッションオイル、工作機械の切削油や作動油などで既に大きなシェアを占めています。
それこそ誰もが知っている工業用の潤滑油としてのオイルは既に日常に多数存在していて、消耗品として誰も文句の無い当たり前の存在となっている訳ですね。
「オイルさえ無きゃ良いのにな~」とは誰も言わないでしょうし聞いた事もありません。
なので消耗品と言えどもコダワル部分こそが他との差別化であって、BOREDのMETHODでは「固形添加剤の無使用」と「人体や生物に有害な塩素系などの無使用」そして「ベースオイルには化学合成油のみを使用」と、あくまでも先ずはベースオイル単体としての性能や品質を追求していると言う事であって、もちろん個々の味付けとして各種添加剤にも拘っていますが固形添加剤には一切依存しない、常にオイルとはアブラギッシュ(そりゃそうだ)が長く強く続くモノでありたいと言う点をポリシーとしている訳です。
作っているおっさんは50代なのでカサカサのパサパサではありますが。
なのでシツコイ様ですが消耗品としてのオイルをどう捉えるか?
これはユーザーのセレクト次第になると言う事。
また、BOREDのMETHODオイル&グリスは机上での設計や開発だけでなく、現場での試用や検証などを重視している事もあり、既にオリジナルオイルを生産してから20年を超えている事から基本的なウンチクを語れるのは当然としても、やはり製品化する前には一定の悪条件下にてフィールドテストを行う事だけは必須としています。
今後もご贔屓に。

2025年3月6日木曜日

記事。

風邪ひいてまんねん。
昨日からかなぁ、喉が痛くてタバコが不味くなったので「こりゃ来たな」と取り敢えずのケアしてみたんですけど、昨夜は鼻が詰まってしまって寝苦しいわ今朝起きてからはもうグズグズだしダルさもある。
計ったら負けなので熱は計っていませんけど久しぶりに風邪をひきました。
と言う事で本日は発送業務だけを外注倉庫へ指示して臨時休業を頂きます。
なので布団の中からDARKSIDEBOREDBLOGをお届け。
さて、個人的に4ozが好きなんだけどオリジナルである2ozにはリスペクトがありましてね。
画像はエバーグリーンのエスフラット。
バスルアーの癖にオリジナルはシンキングで、最近になってフローティングが発売された変わり種。
で、シンキングとフローティングの違いはオフィシャルでは5gのウェイト差なんですが、フローティングはリアフックだけが#2でワンサイズ小さくなってる。
このリアフックを#1にして使用していますがガチなフローティング感は無い。
ま、エリアにより塩分濃度も水温も異なる事は承知していても、自分のホーム湾奥運河では普通に超スローシンキングしてしまうので拍子抜け。
でも一応前ボディのフックアイ後ろと後ボディのフックアイ前にウェイトシールを貼り色々とシンキングスピードを調整していますが、基本的に元々ガッツリ前下がりで潜って行こうとする顔面重めな子。
140mmちょっとのボディサイズながらウェイトはシンキングで55gと所謂2ozのギル型?ジョイントな訳ですが、なんか普通過ぎるアクションが好きにも関わらず4年~5年前に買ったカラーが余りにもナイト釣行では見えなくて、なのでカラーを買い替え持ち続けていながらも余り使っていなかった。
で、昨年末にフローティングを買い足してみたタイミングで改めてヘビロテしていました。
こっからが本題。
あんまり需要の無い内容なのは承知してますが、自分はバスルアーをソルトで使う際にはジョイクロでもダヴィンチでも元のウェイトが入っている辺りにウェイトシールを貼って、更にスプリットリングをワンサイズ上げてフックをソルト対応にしています。
けれどX-80とかビーフリーズなどの場合はスプリットリングをワンサイズ上げてフックをソルト対応にするだけ。
なので決してアクションをカスタムする目的じゃなくてあくまでも浮力調整が目的。
メーカーが一生懸命?設計したアクションを余り殺す事なく?素直に淡水と海水とで異なる浮力だけを調整しているつもり。
厳密には水温とか地域でも変わりますけどね、そこはメンドクサイのでザックリで良いかなって。
ちなみにトップのペンシルはフックとスプリットリングを交換する以外に何もしません。
だけどやはりDRTのゴーストだけは色々とイジリがいのあるルアーで、これは単にアクションの変化が激的なので色々とイジってしまう。
元々カスタムのバリエーションをウリにしているルアーだから色々と試したくなってしまいますよね。
で、浮力調整で有効な手段として吊り下げ式のウェイトがあるなじゃいですか?
グレネードとか。
あれ自分は一切使わないんです。
ナゼかルアーに関節を増やしたくないと言う謎のコダワリがありまして。
だから例えばメガドッグでも元々ダブルのスプリットリングはワンサイズ上げた上でシングルにしてしまいますし、ルアーとの結束においてもコンビリングやスイベルも使いません。
なんと言うか25年以上前にはバス釣りでもプラグを使っていた時期があったんですが、ルアーに関節が多いとウィードやらアシやらが絡み易くて一気にプラグを使うのが面倒になった想い出が。
あと、何をするにしてもワンクッションある事でダイレクト感が失われている様な気がして。
むろんバス釣りではスナップも使用せずにルアーにラインを直結して毎回結び直します。
絶対に気のせいなんですけど。
でもイヤ。
だからルアーに無駄な関節を増やす位なら目立たないウェイトシールで済ませたり、スプリットリングのサイズを変更する事で調整しています。
少しでも関節は増やしたくないけど僅かに可動域が大きくなるのは別に良いんです。
要するにあんまりルアーに色々とくっ付けてゴージャスにしたくないって事。
だから何?と思われるでしょう需要のない内容にて失敬。
風邪でバグってます。

2025年3月5日水曜日

記事。

今更ですがBOREDの代表こと自分は昭和の古い人間です。
なのでこれ迄にも何度か各方面で書いて来ましたとおり、いくらメールでの問い合わせだからと言っても「名無し」のメールには基本的に返信をしないか、または書かれている内容によって返信が必要な場合には「名無し様」と書いた上で返信する場合もあります。
参考までにBORED STOREの特定商取引法ページにもヘッダーにも予め注意書きしていますのでご理解を。
で、これ書いて良いのか分かりませんけど衝撃的だったので敢えて書きます。
個人が特定される訳では無いですし、それにBOREDの作り話かもしれませんし。
さて。
今年に入ってから土日の定休日中にBORED STOREの問い合わせフォームから一件の問い合わせがありました。
スマホで軽くチェックしてみると「ひらがな」多めの文章で読み難いなと思いながらも、数行程度の文章だったのでサラッと流し読みして終了。
土日は定休日なので放置。
なので月曜日になってBORED事務所のPCで再度そのメールを読み返してみると、どうやらフィッシングショップ?メンテナンスサービス?からと思われる様な内容でした。
もちろん今年からBOREDでは基本的に新規お取り扱いDEALERを募集していない事もあり、準じてお断りする方向の内容を書いたんですけど、メールアドレスがなんか個人ぽく無い?英語の羅列された表記だったもんで気になって「ショップですか?」的な質問も付け加えてメールを返信したんです。
ちなみにそのメールアドレスはフリーメールを使用されていました。
でも何週間経っても返信がない。
以前にもツイートで呟いた様に一方的過ぎるメールが多いもんで「失礼だな」と思い出しそのメールアドレス前半(@の前)アカウントをコピペしてググってみたんです。
これまでの経験上から店舗とか業者であればメールアドレス前半(@の前)アカウントがショップ名やサービス名などのビジネスアカウントだったりする事が多く、上記の様に今回は問い合わせ内容からして個人ではないだろうと言う事もあったので。
だから自分が知らないだけでローカルでは有名ショップだとか有名サービスの可能性もあるんじゃないかと思いまして。
一応業務に関連する情報として知らないよりは知っていた方が良いかなって。
なので「恐らく地方のショップかぁ?」と正解を求めての検索。
で、こっからが衝撃。
ググってみた結果、何やら怪しげな掲示板への書き込み履歴が多数出て来まして一瞬「何?」って。
しかもその掲示板は一ヶ所じゃなくて数ヶ所もある上にいずれもエロ系の中でもグロ系?スカ系?
もちろん掲示板なので「○○○させてください」系ww
まぁ~個人の性癖なので自由っちゃ自由ではありますけど、もし仮にビジネスでも使用しているメールアドレスだったとして、それをまんま流用してスーパーコアなパーソナルメールで同時に使います?
フリーメールなんだから別にいくらでも作れるでしょうに。
そんな完全に予想外の結果になってしまった事もあり、逆に早くメール返信来いよ?と期待してみたりして。
で、それら数ヶ所の掲示板にはキチンと名前が書いてあると言うオチまで。
だから「名無し様」じゃなくて「○○○様」だって事を想定外な展開で知らされましたw
とは言えあくまでも個人情報の特殊?な一部を偶然知ってしまった事でもあり、これ以上は誰に何を聞かれても答える事は出来ませんが。
けど馬鹿と言うか無知と言うか今時のネット事情を無視した怖さ。
そして別に知りたくもない全く知らない人の性癖を知ってしまったと言う後味の悪い結末。
なのでメールでのお問い合わせについてもキチンとお名前は表記して頂ければと思います。
この世の中においては手紙でもありますしメインの連絡手段でもある訳なのでね。
で、結局その後から現在まで何も返信が来ない失礼さ。
なんか色々とイヤ。

2025年3月4日火曜日

記事。

昨日の事なんですがカーボンナノチューブことCNTを使用したオイルについてお問い合わせを頂きました。
で、カーボンナノチューブ自体の知識は10年ほど前?にテレビでその特集番組を見た記憶もあり、製品として応用が出来る様になると軽くて強い「日本のお家芸」が世界中から求められるんじゃないの?と期待していた記憶があります。
で、実際にカーボンナノチューブとは炭素を原子レベルでハニカム状に形成した(つまりグラフェン)を更にチューブ状にした物なんですが、驚くべきは原子レベルにつきその大きさがナノサイズだと言う点。
なのでこれは同じ炭素であるカーボン繊維複合材ことCFRPと組み合わせれば釣具ではロッドなどで、自転車ではフレームなどで凄い物が出て来るんじゃないかと思ったほど。
でも目に見えないほど小さいので吸引してしまったりすると発癌性物質として有害だよね?とか、余りにも小さ過ぎて造形するには樹脂に混ぜたりするから利点は?とか、今で言えばそれこそマイクロプラスティック的に大丈夫?など懸念要素も同時に考えていました。
だから工業分野で造形されて使用される分には良い素材なんでしょうけど、水辺や野外で使用されるフィッシングやサイクルなどのホビー分野ではどーなんだろうと。
あくまでもイメージとしてね。
がっ、これをオイル中に配合してカーボンナノチューブオイルとしたところで、所詮は固形物として恐らく極圧添加剤や摩擦調整剤の一種になるのでBORED的には一切興味の無い存在。
だって固形添加剤としては既にPTFEことフッ素が主流となっている訳だし、それ以外にも二硫化モリブデンとか粒化チタンなど色々とあるんでね。
で、このカーボンナノチューブオイルの「ウリ」は何だろう?と軽く調べてみたところ、どーにも油屋としてのBORED的には納得いかない点がありましてね。
つまり「ウリ」はフィッシングリールのベアリングやギアなどに使用すると、油分が揮発した後でもこのカーボンナノチューブが被膜を生成して金属表面のデコボコへ入り込み金属表面を保護し続けるそうな。
良く見かける市販のPTFEことフッ素を配合したオイルのウリ文句と全く同じです。
ま、固形添加剤ですからね。
ん?
でも予め油分が早めに揮発する事を懸念しているオイルって事?それとも油分が揮発する事を促進させていると言う事?
ナゼに「オイル」として販売するのに「揮発後も揮発後も」ってソコをアピールしているんだろう?
前者の様に揮発を懸念しているのであれば使用しているベースオイルの品質を追求すれば更に良いんじゃないの?
後者の様にもし油分の揮発を促進させたいなら油分じゃなくて安価な溶剤を使えば良いんじゃないの?
しかも被膜が残る仕組みが謎で、被膜を生成するのか?単なる付着なのか?
通電はするけど。
と、割と「?」が付く点がアピールされていました。
で、元々カーボンナノチューブはとにかく比重の軽い炭素が原子レベルの大きさな上に、チューブ状と言う事からも分散し難い点は容易に想像される訳です。
要するに小麦粉が固まっちゃうみたいにすぐ固まっちゃわないの?と。
これをオイルとして考えた場合だとオイル中に上手く均一に分散させる為には油脂業界的には分散剤と呼ばれる添加剤を使用するんですが、無機質であるカーボンに対応しているのか?それとも何か独自のテクニックでオイル中に均一に分散させられるのか?
まぁその点は具体的に何も書いていませんし敢えて書く必要もないです。
けど肝心のベースオイル自体については詳細が何も書かれていない。
もちろん粘度表示もされていない。
なのでコレちょっと良いのか悪いのか全く分かりません。
何よりも本来アピールするべき点は油脂業界でとっくに主流となっているPTFEことフッ素と一体何が違うのか?
だって最大のライバルでしょ?
仮に極圧性などの耐久性全般がPTFEことフッ素を何倍も上回ると言うのであれば、固形添加剤を使用していても良いよと言う人にとってはアドバンテージになるかもしれません。
ま、実用判断になりますけど。
けれどその差が余りにも少ないのであればどーでしょ?敢えて実績の少ない未知に近い材料を使う意味があるのか?
しかもリールのギアにも使用する旨が書かれていましたが、グリスではなくてナゼにオイルとして供給するのか?
グリスとして供給した方が説得力があるじゃないですか?
だって全てのアングラーが軽い巻感だけを求めていない訳ですし、高粘度オイルですらグリスとは特性が違いますからね。
なのでBOREDのMETHODでは固形添加剤を一切無使用をポリシーとしていますが、固形添加剤を使用しなくたって既に実績として評価を頂いている事はお蔭様で。
と言う事でBORED的にはアウトオブ眼中です。
ちなみにナゼBOREDのMETHODでは固形添加剤を一切使用しないのか?
これは上記カーボンナノチューブオイルの説明に書いてある事にも当て嵌まるんですけど、固形添加剤を配合したオイルが揮発した後には当然ながら固形添加剤だけが残ります。
これはそうなんです。
でもその残った固形添加剤が使用したパーツの表面だけではなくて、もっと更に盛大に残っていた場合はどうなりますか?
金属の目に見えない隙間やデコボコだけに上手く入り込んだとして、キッチリと全てが余る事なく入り込むんでしょうか?
それは無いでしょー。
またその逆として金属の目に見えない隙間やデコボコに入り込めていなかった場合はどうなります?足りていなくて部分的にしか入り込めていなかった場合ね。
焼き付きますよね?
なので上記で書いたPTFEことフッ素を使用した市販オイルでウンザリするほど見かける説明と同じなんですが、金属の目に見えない隙間やデコボコを埋めて金属表面を常に平坦に保ってくれると言う理屈は全く信じていません。
そんな都合良く「ちょうど」で済むかよって。
逆に余った場合は単にウンチやハナクソみたいな物がどこか一点に固まっている事になるのでは?とも。
そしてそれは抵抗になるはず。
だからBOREDのMETHODでは20年以上も固形添加剤を使用して来なかったと言う事であって、これからもそのポリシーに変わりはありません。
最後にもう一つ。
そんなにも優秀で最強のオイルなんだとしたらナゼF-IやMOTO GPなど究極のシーンでマストとして使用されないのか?
それが言い過ぎだとしてもせめて国内外の所謂スーパーカーで推奨使用されていてもおかしくないですよね?
所謂スーパーカーで推奨されているエンジンオイルなどはMETHODオイルの材料と同じ化学合成油または部分合成油です。
シェルやフックスやカストロールなどで見れば分かります。
まぁこれはアゲアシみたいになってしまうのでアレですけど、でも実際にはそーゆー訳なのでコレとコレでどう違うのか?これらを明確に分かり易く説明して欲しいところですよね。
だって新たな未知の材料ですし期待もありますし。
お問い合わせを頂いた方にはこの事をDARKSIDEBOREDBLOGで書きますよと伝えたので書いてみました。
ま、あとネットで拾ったカーボンナノチューブの画像を拝借していますが、この形状の物がナノレベルとは言えオイル中にあると言うのはどーなんでしょ?
決してDISではありませんけどBOREDとしては固形添加剤と言う点で基本的に別物のオイルとしていますので何も興味はありません。
長文失敬。

2025年3月3日月曜日

記事。

先週末の定休日は久しぶりにチニングタックルで釣行してみましたが、再度調整を兼ねて全てのベアリングを新品へ交換したので改めてスプールベアリング用オイルの検証も兼ねてチェック。
けれど結果としてチニングやミドルゲームを使用対象とするルアーウェイトの場合、スプールベアリングにZAYTオイルでは多少アンダースペック感があり、やはり許容範囲の広いBALBOAオイルの使用が適正と実感しました。
ZAYTオイルはもっと軽いルアーウェイトこそ適正でライトゲームやフィネスで使用するべきと改めて実感。
で、今回新たに巻き替えたPEラインは数年ぶりに使うデュエルのアーマードF+Pro。
以前スピニング用で1号と0.8号を買って直ぐに使用をやめた理由を思い出しました。
このアーマードF+Proはコーティングが硬くて張りがありラインの巻き癖が正にフロロ、着水サミングをした後でも親指を離すと瞬時に2~3周ラインが膨らんでしまい、ナロースプールのショルダー部分にラインが乗っかってしまう。
それを知らずに次々とキャストを行っていると、キャストの途中で浮かないはずのラインが変なタイミングで浮いたりする。
なのでバックラッシュをしていないのに途中で膨らんだであろう箇所まで戻ってラインの撓み?膨らみ?を直してやらなきゃならない。
テンポが悪い。
このデュエルのアーマードF+Proの前はシマノのハードブル8+を使用していましたが、こいつも同じくラインの硬さと張りが強いながらも使用半日ほどでコーティングが落ちて来るので割と後半は馴染む。
けれどハードブル8+はラインブレイクした後に問題があって使用を止めてしまいましたが。
まぁ、上記いずれのラインにおいてもスプールにラインを巻き過ぎ?と言うか満タンに巻いている事も原因の一つかもしれませんが、それにしてもラインの張りや癖にスプールが持って行かれ過ぎてしまい悪い意味でスプールが回り過ぎてしまう。
14ブレ二アスの場合ナロースプールで実際にラインを巻く幅17mm?
つまりスプールの左右ショルダーは各4mmほどもある訳でそりゃラインが膨らめば乗っかっちゃう。
これを解決するにはラインの巻き量を減らすかラインを変えるか。
で、ラインを変えました。
やはりスプールには常にラインが満タンに近い状態で巻いてないと納得出来ないもんで、実際には最低でも8割強?9割弱?までなら耐えれますが、それ以下になってしまったら新たに巻き変えるか下巻きを増やさなきゃ気がすまない。
なので新たにゴーセンのアンサーエギングX8へ交換。
以前からスピニングではコーティングの張りがちょうど良く完全お気に入りのゴーセン。
けれど老眼で乱視で夜目の効かないお年頃事情により白いラインが最も見え易いと言う理由から今回はルーツX8ではなく白が多目のエギング用を試してみます。
ま、多分数値的にもルーツX8と変わらないから同一かと。
自分的にラインの硬さや張りは無いより有った方が好きなのですが、総じてベストなフィーリングはヨツアミやゴーセン。
画像でもラインをテープで止めていない時点でラインが張りで膨らんでいないので既に良い予感。
ビッグベイトやジャイアントベイトで使うなら硬さや張りは全然気になりませんが、やはり少しシビアになってくるミドルゲームやレギュラーウェイト以下になると凄く気になってしまう。
分かっていたのに敢えて手持のラインを消費した事で効率の悪い思いをしてしまった。
そしてオイルの粘度や粘性でスプールのレスポンスを調整する?補助する?事を目的として再度スプールベアリングをBALBOAオイルへ戻しました。
感覚的にはZAYTオイルと違いは感じないのですが、実際にキャストしてみると安心感が違って来ます。
自分の感覚では5g以下のライトリグやフィネスであれば断然ZAYTオイルの使用をオススメしますが、7g以上からのレギュラーウェイトやビッグベイトまでならBALBOAオイルが最適と実感。
あ、この場合のビッグベイトとは2oz位まで。
着水後に親指を離してもスプールが無駄に動く事もなく、でもレスポンスは軽く適度な粘性が効いていると実感出来るオイル。
これは既に昨年の使用で分かっていた事ですがナゼ今回改めてZAYTオイルにチャレンジしたんだろう?
それよりも現行のガチなベイトフィネス機も導入しなきゃな。

記事。

例えば2年前は頻繁に、1年前は疎らで、でも今年は全く見かけないとか。
SNSでの話。
そんなアングラー居るじゃないですか?
特に女子に多い気が。
たった2年前は何か有名な人なの?と勘違いしちゃうほどに毎日ポストで賑わせているし、当然そのポストに対し男子アングラー達が一生懸命に良い人ぶったコメントを沢山付けたりして。
あの微笑ましい光景。
完全に傍観に徹していられるエンターテイメント。
あの光景って全く見かけなくはないんですけど、フォローしていた女子アングラーが割と消えました。
だからフォローもやめましたけど。
でも2年でやめちゃうの?
2年前はあんなに一生懸命になって毎日釣行してさ、釣れようが釣れまいが一方的にガチ目な自撮りしてさ、聞いてもいないのにタックルやルアーをオススメしてたあのエンジェル達。
これどーゆー事なんですかね?
中にはスポンサーとか幾つか付いちゃって仕事や案件になったから一生懸命ポストしている女子もいるんですけど、そーじゃなくて単なる一般人なのに一生懸命に釣行してたあのエンジェル達の事ね。
アングラーではない彼氏でも出来たのかな?とか想像しちゃう訳です。
SNS内をパートタイム的に一部賑わせておきながら気が付くとアカウントを放置しながらもフェードアウトしちゃう潔さ。
こーゆー女子アングラーが実際に多いんだろうなと想像しています。
中には何年も本気で楽しんでいるだけの女子アングラーも居るんでしょうけどね、でもSNSの使い方を間違えるとパートタイム的やビジネス案件だと思われちゃう場合もあると。
やはり男子アングラーの様に趣味を超えたライフワークとしてキチガイレベルまで継続出来る環境にないと言う事なんでしょうか?
とは言え某ルアーメーカー達が囲っている可愛いんだか可愛くないんだか微妙な田舎娘達に群がる男子アングラーも引き続きな訳で、これをそう仕向けているメーカーは仕事や案件としてどーゆースタンス?ポジション?で契約しているんだろうと。
取り敢えず我が社のルアーを使って釣りをしまくってみようか?と女子アングラーとして育てた先に何があるのか?
未だに謎。
女子アングラーが使って良く釣れたからってルアー選びます?女子アングラーが振って良く飛んだからってロッド選びます?絶対に無いでしょー。
それとも同性である一般女子アングラーを獲得したくてのプロモーションなのか?
でも一般女子アングラーって冒頭の様に2年位でフェードアウトしちゃうんですよ?
って分かっているんだろうか。
ホント未だに女子アングラー関連には謎が多い。
まぁ群がる男子アングラーについては言わずもがな、んなもんヲタク天国なニッポンにおいてはもはや通常。
って事でBOREDも女子アングラーではなく女子メカニックでも育てる方向で案件でも提案してみようかしら。
嘘、めんどくせい。

2025年3月2日日曜日

記事。

26日の19時より先行受注のプリオーダーを開始しましたMETHODとVITALの2025 DRY LOGO-LS。
当日のしかも直前になってアナウンスすると言う凡ミスを犯しながらも、お蔭様で当日と翌日には多数のご注文を頂きまして感謝感激です。
今回はMETHODとVITALな上に各3カラー展開と言う事でデリバリーまでちょうど一ヶ月ほどのお時間を頂きますが、既に先行受注のプリオーダーの残り枠が少なくなって来ました。
当初からMサイズや2XLサイズの枠は少なめにしていましたが、それにしてもゴールデンサイズのLサイズやXLサイズの動きが早い。
BOREDでは毎回オリジナルアパレルを生産するに当り、殆どが先行受注のプリオーダー形式をとっています。
所謂ガチなアパレルと同じ。
展示会を行うか画像で見せるかの違いだけです。
当然BOREDはアパレルメーカーでは無いので展示会などを行う余裕も球数もありませんけど。
こうする事でロスしがちな不良在庫を抑える事が出来るので、確実な客注が把握し易い上に在庫分の調整も効率的に。
それに実際には「今こそ着たい」と言うタイミングを想定してデリバリー予定を決めているので、毎年割とジャストなタイミングでデリバリー出来ていると自負しています。
BOREDの在る東京で言えば5月のGWなんて既に夏の服装で十分な訳ですし、でも夜になると少し冷えるのでロングスリーブとかコーチジャケットなんかも必要で。
しかも昨年の真夏は過去一だっけ?猛暑&酷暑になった訳ですが、今年の真夏も既に昨年並みなな予報が出ていますよね。
だとすると紫外線対策やら熱中症対策も必要となって来るんで、特に今回の様なドライボディのロングスリーブは必需です。
春先はシェルジャケットやフリースなんかと合わせても良し、初夏にはTシャツと重ね着しても良し、真夏には単体で着ても良し、晩秋にはベースレイヤーとしてミドラーとレイヤリングしても良し、そして真冬もベースレイヤーとして速乾性に頼ったレイヤリングも良し。
と結局一年中着れるんじゃない?と言う事。
だからこそ今回は生乾きによる原因菌の繁殖や発生を強力に抑制する機能性を付加した物となった訳です。
しかもハニカムメッシュのポリエステルなので速乾性は最高レベルな上に、SPF50+の紫外線防止効果も備わっているので最強。
もちろん大手アウトドアメーカーが本気度マックスで生産している物には敵わない部分もありますけど、けれどこの原因菌の繁殖や発生を強力に抑制する機能だけに関しては大手アウトドアメーカーも採用しているポリジンなんで完全同一。
基本的にドライボディってレイヤリングを意識している事からダボダボしたオーバーサイズで着るには生地厚が合わず、ジャスト着やタイト着こそ意味を持つんですが、サイズ展開が同じロングスリーブでもコットンボディと比べると総じてハーフサイズほど小さめな作り。
なので今回は2XLサイズも展開しました。
なので早くも各カラーや各サイズも微妙な残り枠となって来ましたので、引き続きDARKSIDEBOREDSTOREよりお早目のご注文をお待ちしています。
あ、それと一応最悪の場合を考えて3月28日デリバリーとしていますが、もしかするともう少し早くにデリバリー出来る場合もありますので、そー言った意味でもお早目のご注文をお願いします。

2025年2月28日金曜日

裏技。

BOREDがサイクルメカニックをメインとしていた時代からシールドベアリングは全て高周波洗浄機での脱脂洗浄後に恒温装置にて乾燥を行っています。
画像のベアリングはホイールのハブで良く使用する6000番台のLLB、つまり両面ゴムシールの非接触型でゴムシールを取り外した状態。
多分6000、6902、6903かと。
基本的に溶剤を使用した荒洗浄~溶剤を使用した中洗浄~溶剤と高周波洗浄機を併用した仕上洗浄を行ってから間髪入れずに恒温装置へ並べて一定温度で加熱します。
そして適正なMETHODオイルをベアリングの表からも裏からもタップリと注油し、そのまま常温で放置してから軽く回転させベアリングに油膜を良く馴染ませます。
一滴だけの注油でOKとかアピールしているオイルメーカーなどがありますがアレは絶対にやめてくださいね。
で、最初に取り外しておいたゴムシールも同様に軽く荒洗浄後に乾燥させておき、常温で放置させていたベアリングへ嵌め込んで取り付ければ完成。
これがこれまでBOREDがサイクルメカニック時代に行って来たベアリングのチューニング作業。
キモは恒温装置による一定温度での熱処理によりオイルに配合されている添加剤が直ぐに反応し、ベアリング内全ての金属表面に分子レベルの酸化被膜を生成すると言う点。
で、現在メインとなるフィッシングシーンにおいては画像の6000番台では無く、一回り以上小径のミニチュアベアリングが使用されている訳です。
このフィッシングリールで使用するミニチュアベアリングにおいても脱脂洗浄の工程は同じで、中にはセラミックボールやPTFEリテーナーが使われている物もありますが、基本的に金属製ベアリングにおいては同様と言う事。
で、以前からこのDARKSIDEBOREDBLOGでも「裏技」としてご紹介して来たベアリングへの熱処理について改めて。
熱処理と言うほど大袈裟な作業ではないのですが、上記の様に脱脂洗浄され油分が全く残っていない完全なパサパサ状態となったベアリングへ注油する前に、どこの家庭にもあるドライヤーなどを使ってベアリングに熱を加えます。
理想的な温度は素材により60度~80度くらいなんですけど、中々家庭で温度計を使用しながら作業を行える環境はレアでしょうし、大体の感覚的にはドライヤーで熱したベアリングを触ると瞬間的に「アチっ」と感じるくらいの温度です。
コンマ何秒かでも触れてしまう温度では未だ少し低いので、瞬間的に温度と危険w を感じる熱さが大体60度くらいと言う事。
個人差はありますが。
でもこの位の温度になっていればMETHODオイルに配合される添加剤は反応を始めて行きますので問題ありません。
では逆に何も熱処理をしないで脱脂洗浄後に注油だけ行った場合と何が違うのか?
これは注油した直後に被膜が生成がされる事により金属表面の保護効果が早いと言う点と、高温によりベアリングのボディ、ボール、リテーナー全ての金属が熱膨張を起こしているので、注油した油分が隅々まで良く浸透されると言う点です。
けれどベアリングは静止状態では全く摩擦を起こしませんが、当然キャストやリーリングにより回転する事で摩擦が生じます。
つまり地球上では摩擦=発熱なので実際には上記の熱処理を予め行わなくても、釣行で普通に使用している内に勝手に添加剤による被膜が生成されます。
と言うかそーなる様に添加剤の熱反応速度を調整してあります。
だから無駄に高価なカスタムベアリングを更にパーフェクトな状態で仕上げたいと言う場合には上記の熱処理が有効ですとう事であって、METHODオイルユーザー全てが予め必ず行うべき作業と言う訳じゃありませんので念のため。
実際にリールメンテナンスサービスなどの業者においても上記の作業を行っていない場合が多く、と言うか熱処理により添加剤の熱反応速度をコントロール出来る事を知らない場合もあるんでしょう。
あの人はやってますけど。
但し、注意点として注油後に何度も熱を加えるとベースオイルの酸化を促進する事になってしまいます。
そして上記の流れからも分かるとおりベアリングへ新しいオイルを注油する際には必ず事前に脱脂洗浄を行う事。
もちろん定期的に注油だけを行う際には脱脂洗浄する必要はありませんが、けれど必ず同一のオイルを使用するのがべストです。
これは先に書いた様にオイルに配合される添加剤が生成した酸化被膜が、他社のオイルを使用する事で侵されてしまう場合があるからです。
よって注油だけの場合でも現在使用しているオイルと同一オイルを使用する事、またはMETHODオイルの様に自社内であれば混ぜ合わせても大丈夫なオイルを必ず使用してください。
あとね、皆さん余りにも気が付いていない事として、ベアリングって最も身近な超高精度の工業製品なんですね。
なので高い位置から床へ落としちゃうとか、埃や塵の多い環境で扱うとか、逆に湿気や水分の多い環境で扱うとか、脱脂洗浄後に空回しさせるとか、そーゆー事だけは絶対にやめてください。
衝撃、摩擦、不純物により超高精度が台無しになってしまいますからね。
普通に自宅の机の上にゴムシートとかペーパーウエスとかマイクロファイバータオルを敷いて扱ってもらえれば大丈夫です。
全て100円ショップで買えますし。
と言う訳でもう何度目か?になる「裏技」として金属製ベアリングへの熱処理の意味と目的でした。
さぁぁぁ~ご注文どーぞ。