ベイトリールのスプールベアリングオイルについて。
BOREDオフィシャルのBORED STOREでは各製品ページにソレナリに詳細な製品詳細を載せているつもりですが、稀に余り読まれていないお客様からお問い合わせを頂く事があります。
今回はNEMEAオイルをベイトリールのスプールベアリングで使用したと言うお話について。
そのBORED STOREの各製品ページには一応目安となる推奨用途を記載していますが、NEMEAオイルについてはスプールベアリングへの使用を推奨していません。
と言うか推奨用途として記載していません。
ワンウェイローラークラッチまたはボディ内ベアリングへの推奨として記載していまして、その理由としてはNEMEAオイルの最大特徴でもある水分の混入によりワザと乳化させ易くして錆を防ぐオリジナルの手法を用いているからです。
つまりスプールベアリングに使用するとキャスト毎にラインを伝わり混入した水分がベアリング内のNEMEAオイルと反応して速やかに乳化してしまいます。
その過程において乳化によりベアリングの回転が著しく悪くなる傾向があり、なのでスプールベアリングには推奨していないと言う事になります。
もちろん釣行後であればスプールを取り外して放置乾燥させる事で、翌日には完全に水分と油分が分離した上で水分のみが蒸発し残った油分は継続して使用する事が出来るのですが、釣行中においては乳化により回転が著しく悪くなる場合がありますのでご注意ください。
で、基本的にスプールベアリングにはBALBOAオイルやCHIMERAオイルが最も適していまして、ジャイアントベイトやヘビキャロなどの極端なヘビーウェイトになるとLIGHT DUTYオイルが最適かと思っています。
また、CHIMERAオイルとLIGHT DUTYオイルを2:1の割合で混合カスタムすると、レギュラーウェイト(1oz位)~ヘビーウェイト(4oz位)まで万能?で使用する事が出来ます。
これは淡水海水問わずです。
なのであくまでもオイルとは言え適正なセレクトは当然ながら、個々に特性を持たせてある為に誤った箇所で使用すると折角の特性が意味無しになってしまうので、ゼヒともBORED STOREの各製品ページを必読して頂ければと思います。
BOREDのMETHODオイルは特に個々の特性を重視していまして、他社の様に低中高と粘度差だけでラインナップしている訳ではなく、得意で適正と思われる用途毎に粘度や粘性そして添加剤の効果や役割までを想定して設計していますので念の為。
と言う事で基本的に一つのジャンルに固執していない場合なら、上記の3種類BALBOAオイル、CHIMERAオイル、LIGHT DUTYオイル辺りからセレクトして頂ければ間違いないかと思います。
まだ全然真夏の気温とし湿度が続いていますが、引き続き真夏は金属の集合体であるリールにとって最も過酷なシーズンとなりますので、釣行後のメンテナンスやクリーニングをお忘れなく。
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