適正価格。
これって誰が判断する上での適正か?
一般的には買い手が納得する価格と言う事で認知されている気がしますが、AI先生的には原価や利潤そして商品の品質や性能などを考慮した上で、売り手と買い手の双方が納得出来る不当に高すぎず安すぎない妥当な価格と。
しかし売り手であるメーカーの提示する希望小売価格こと上代価格は材料、生産、輸送など全ての工程から逆算して所謂原価を決めないと設定出来ません。
けれど買い手であるユーザーが納得出来る価格はどう算出されるのか?これは恐らくランニングコストを考えての事や、メインで使いたい別のアイテム価格と比較しての事かな?と想像しています。
ですが世間には明らかに高価過ぎるだろうと言うジャンルもあって、それが趣味全般の世界に多い事は皆さんもお気付きでしょう。
衣食住を含め生死に関わらない道楽だから少しくらい高価でも良いだろうと言う事なんでしょうね。
そりゃそうです。
でもBOREDでは特に主力製品について同ジャンル市場では適正価格と自負していまして、それ以外のアパレルやアクセサリーなどについては無難なところで設定しています。
無難と言うのは労働している大人が毎月の小遣いの中で無理なく買えるであろうと推測する価格の事ね。
だから当然アパレルが本業ではないのでTシャツ一枚に10000円も価格を付ける事はありません。
ま、一応サンキューと言う感謝の意味も含め3900円にしてるんですけどね。
けれどBOREDは当然ながら激安をウリにしているメーカーではないので、あくまでも本質は「欲しい分」なのは言わずもがなですが空気は読んでいるつもり。
さて、最近特に目に付くようになって来た便乗価格と言うのかな?
BOREDでもコロナ禍以降から全てと言っても過言ではない材料の値上が実施されていまして、特に容器などは一部において2倍以上の価格になっている物もあり、また物価高騰に関しては見たくなくてもニュースで連日報道され、スーパーマーケットへ行けば「あれ?」以前は100円で買えたのにって商品が目に付く様になりまして。
オクラとかエノキとか。
つまり実感しています。
それに便乗してなのか?どうやってもこの価格は高価じゃない?って製品が目立つ様になった気がして、特にあらゆるジャンルにおける新興メーカーや後発メーカーにおいてはモロ。
一年生や二年生なのに付加価値とかホザいてんじゃねい、って言いたいほどに強気の価格設定をしちゃうのね。
それじゃシーンは付いて来ないよねって一部のベテラン達は皆が思っているんですけど、新興?後発?だからか勘違いもあって全然リアルな市場を調査していない。
所詮は遊び道具です、生死に関係しません。
さて、BOREDの話になりますが、以前から何度もお伝えして来ました様に、BOREDの主力製品であるMETHODオイル&グリス&ペーストについては税込で3000円以上の価格設定は有り得ません。
最高峰のBSLUオイルとZAYTオイルですら税込2850円ですし、もっと言えば油脂業界で最も高価な化学合成油を使用しているにも関わらず。
将来的に材料価格が異常に高騰する事があっても税込3000円以下は死守すると言って来た様に、所詮はメインでもサブでもなくアクセサリー的な位置付なんです潤滑油って。
しかも明らかな消耗品ですし。
そんなもんがメインやサブの価格にまで踏み込んではイケナイと。
と言う事で2003年の設立から現在まで適正価格を自負した上で厳守している訳です。
だからこそBOREDの主力製品であるMETHODオイル&グリス&ペーストは同ジャンル内で圧倒的に売れているのかもしれません。
自分では調べが付かない事ですけど世界一?の品揃を誇る某リールカスタムショップによるとこれはもうダントツで一番らしいです。
ストレートに嬉すい。
そしてリールメンテナンスやサイクルメカニックなどの工賃仕事においては各店により様々な価格を提示していますが、それは基準工賃として概ね業界の平均に合わせた上で、それ以外は付加価値に依存する事が多く個々のオリジナリティが現れるところでもあります。
例えば「簡易コーティングを含む」とか「機体毎にカルテを作る」なんて場合は多少プラスでも納得出来ると思うんです。
そうやって市場の平均的な適正価格に各店のオリジナリティを加えて付加価値を付ける努力をされているんです。
なのでユーザーもそれらを見極めるスキルを身に付ける事が必要と思っていて、単に価格だけで判断するのではなくて今の時代ググれば何でも調べが付く訳ですから。
比較するのも簡単ですしね。
適正価格、見極めましょう。
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