オイルもグリスもナマモノです。
なので開封するしないに限らず基本的には早く使い切るに越した事はない。
且つてBOREDのMETHODオイルは容量を30ml入としていました。
これはそれまでのメインターゲットがサイクル用途であった事がありますが、2015年頃からはメインターゲットをフィッシングリール用途にベクトルを変えましたが、とは言え現在も当然ながらどちらもBOREDのターゲットである事に変わりありませんし、設計や開発の段階ではいずれも視野に入れて取り組んでいます。
特に極圧性や減摩性において。
で、そこから色々とリサーチした結果から30mlでは使い切れない場合も確認したもんで、ならば2015年を機に容量を15mlへ変更しようと徐々に諸々準備を開始したんです。
そこから数年を経て現在の15ml入へ更新した上でラインナップを増やしていった訳ですが、15ml入と言うのは一年で使い切れる容量+αとして想定してあります。
同時にもう15年以上も付き合いのある国内の容器業者へ依頼する容器の仕様も画像の様に最高スペックへ変更してあります。
これがこの容器業者で作れる最高の仕様です。
ちなみにボトル以外のスポイドやキャップの仕様はセミオーダーです。
なので毎月いっちゃん高価で最高の仕様でセミオーダーしていると言う事。
後に後発他社もこぞってBOREDと同一の容器業者を使い始め、今やまぁ容器のみならずパクリが横行している事は言わずもがな。
さて、BOREDのMETHODオイル&グリス&ペーストは隔月の奇数月に在庫補充生産を行っている事は既に何度もお伝えして来ましたが、一年とか半年とかで一気に大量生産しない理由は冒頭の「ナマモノ」と考えているから。
食品ではありませんが液体であるオイルや半固形状であるグリスは水溶性でなくとも地球上では揮発も酸化も起こります。
これは空気も紫外線もあるので仕方ない事。
なのでBOREDのオフィシャルとしては開封後は1年で未開封なら2年の消費期限目安を設定していまして、これについてはBORED STOREの各製品ページ下部にキチンと記載しています。
けれど地域差は当然ながら保管状況など諸々の条件によってオイルやグリスの寿命は左右しますので、それなら出来る限りショートサイクルで生産する方がユーザーフレンドリーだよな?と考えて現在の隔月に至っている訳です。
だから本来なら一年に一回ドカッと生産して後は単に売る事に徹するなら凄く楽なんですけど、上記の様にユーザーの使用状態や保管状況が個々に違って来るもんで、それを考慮して毎月生産は厳しいながらも一ヶ月おきの隔月生産にしている訳です。
だから忙しいと。
と言う事でこの9月に入り在庫補充生産を行っている現在、既にVNLペーストとウレア5グリスの在庫補充生産を終え、今月末までに残りのオイル製品が順次入荷となります。
ようやく秋の気配を感じる様になって来ましたので、これからのハイシーズンに向けてタックルのメンテナンスをお忘れなく。

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