ふぅ~、結果、7日連続投稿した防錆コーティング剤DEFENSIVE関連の記事も一旦お休みして久しぶりにオイルの記事です。
フィッシングリールで使用するオイル塗布量について注意点がありますので、特にスピニングリールユーザーの人は必ずご確認ください。先ず、ベイトリールでもスピニングリールでもハンドルが一方向だけに回転する為にはワンウェイローラークラッチが正常でなければなりません。
これは一方向のみに回転する様にクサビされた機構を持つ棒状のニードルベアリングとインナーカーラーが常に接触回転するれっきとしたベアリングなのですが、使用する油脂の量や種類を間違えると簡単に逆転現象を起こしてしまいます。
画像は一般的なスピニングリールのワンウェイローラークラッチとなりますが、ベイトリールのワンウェイローラークラッチとは若干形状やニードルベアリングの数に違いがあります。
スピニングリールの場合はニードルベアリングの数が少なくバネによりテンションを維持していますが、このニードルベアリングとそれが収まるリテーナーへの注油は必ずオイルを使用してください。
グリスの場合や高粘度オイルの場合には油膜の粘性や粘度が影響してバネの反発や運動を妨げたり、ニードルベアリング全体が厚い油膜で覆われる事でクサビ機構が上手く働かなくなり常にスリップしている状態となります。
これはニードルベアリングやインナーカーラーが激しく摩耗している場合でも同様で、クサビ機構が働いても摩耗による寸法が不足している事でベアリングとインナーカーラーが接触不良を起こし空回りと同様な状態になってしまいます。
これがハンドル逆転の2大原因となります。
そして肝心の注油目安ですが、BOREDでの場合は綿棒にオイルを十分染み込ませた物でニードルベアリング1個1個に薄く塗布し、ニードルベアリングをリテーナーに組み込む際に綿棒に残ったオイルだけをリテーナーへ薄く塗布しています。
もちろんインナーカーラーにおいても同様で、例えるとC3000番の場合にはゴマ粒2個分くらい量のNEMEAオイルを薄く均一に塗る事で、決してドロドロに厚く塗り過ぎない事が重要です。
ちなみに以前はCHIMERAオイルを使用していましたが、このクラスの型番ではどちらの使用でも特に違いは感じませんでした。
また、とにかく無駄に多く塗布したところで、構造上の問題でオイルが上から下へ流れてしまいますので、余りにも多く塗布するとその直下にあるベアリングにまでも影響を及ぼす場合もあります。
なのでザックリとした目安ですが、スピニングリールの場合はベイトリールよりも少ない塗布量で、出来るだけサッパリとした粘性のオイルを最低限の量で塗布する事をお勧めします。
最新機種ではワンウェイローラークラッチも進化して来ている様ですが、それでもベースとなる機構は同じです。
リールがリールである上で重要なパーツの一つですので、異常を感じた場合は出来るだけ早めにメンテナンスを行い、摩耗や錆や汚れが見られクリーニングでも解決しない場合は速やかにパーツ交換する様にしましょう。
道具は大切に。
また、とにかく無駄に多く塗布したところで、構造上の問題でオイルが上から下へ流れてしまいますので、余りにも多く塗布するとその直下にあるベアリングにまでも影響を及ぼす場合もあります。
なのでザックリとした目安ですが、スピニングリールの場合はベイトリールよりも少ない塗布量で、出来るだけサッパリとした粘性のオイルを最低限の量で塗布する事をお勧めします。
最新機種ではワンウェイローラークラッチも進化して来ている様ですが、それでもベースとなる機構は同じです。
リールがリールである上で重要なパーツの一つですので、異常を感じた場合は出来るだけ早めにメンテナンスを行い、摩耗や錆や汚れが見られクリーニングでも解決しない場合は速やかにパーツ交換する様にしましょう。
道具は大切に。
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