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2022年10月19日水曜日

記事。

BOREDのMETHODオイル&グリスはルーツであるサイクルパーツ、そして今やフィッシングリールをはじめスケートボードでも安心してご使用頂けるのはご承知ですよね?
ま、要するに常にMETHODオイル&グリスは使用対象に対してオーバースペックな油膜強度と極圧数値で設計していると言う事なんですが、これはもう設計や開発の時点で癖になってしまっていまして、例えばフィッシングリールのみをターゲットにするなら極圧数値として200kg位をクリアーしていれば問題無いんですが、サイクルパーツをターゲットにすると400kg~600kg位は確保しておきたくて、何せ初代のBSLRなんて平均で900kgとか最大で1000kgを超えていましたからね。
でも今度は逆に極圧数値が高過ぎると油膜のレスポンスに影響して来る事が分かって来て、今や1000kg超えの極圧数値なんて完全に不必要。
上記で例えた数値ですら実用としては完全にオーバースペックですから。
で、最低でもその数値は今も無駄に死守してしまうと言う癖。
さて、シングルスピード好きな皆さんには当然お馴染みのIZUMIチェーン。
1/8とか410なんて規格はシングルスピードの所謂「厚歯」用になりますが、競輪やPISTそしてBMXやMTBなどシングルスピード市場では最も信頼を得られているのが日本が誇るチェーンメーカー達。
IZUMI、DID、HKKなど同じ規格の1/8や410なのに日本国内で凌ぎを競い合っていると言うところがまた凄い。
更に海外メーカーを含めれば膨大な数になるんですが、やっぱりチェーン1本のシンプルな車体っていつ見てもカッコイイなって。
そのチェーンにも当然ながら寿命がある訳ですが、やはり一番ダメにしてしまう原因の一つは錆。
と言うか油膜切れによる錆と言う事。
錆は金属表面を酸化させて赤錆を発生させますが、その赤錆の粉?が研磨剤の様に更に金属表面の精度を悪化させたり、もっと酷いと錆が浸食して行く訳です。
古いアパートの鉄階段が錆びで真っ赤になり抜け落ちそうになっているアレと同じ事。
この事から錆は単純に悪と考えれば良いのですが、毎日の通勤通学だったりするとウッカリ見落としがちですし、または分かっていても面倒だからと放置してしまう。
因みにチェーンが急に切れた時の怖さはBMXライダーが一番良く知っているでしょう。
ステムに膝を強打して最低15分は転げ回る痛さなのでね。
膝を割る奴も結構居るし。
なので錆が原因でチェーンの寿命や強度を落としてしまうと言う事はホントに超絶恐いんです。
だからBOREDのMETHODでは日常の通勤通学で使用するならBSLRオイルを、コンテストやレースで使用するならLIGHT DUTYオイルをとずっとオススメして来ました。
そして最低でも年に一度はチェーンを交換するのがベスト。
NJSと言う競輪規格をクリアした最高峰のIZUMIチェーンで5000円くらい、そうでない一般的なJIS規格をクリアしたDIDのチェーンなら1500円くらい、その中間でもNJSをクリアしているHKKのチェーンで3000円くらいと全然高価ではないのでね。
用途によってと言うかママチャリ的に使う場合でも、DIDやHKKの一番安価な1000円くらいのチェーンで全然問題ありませんので。
チェーンは定期的な注油と年に一度の交換を怠らなければ切ろうとしたって切れるもんじゃないほど強靭ですから。
キコキコ、シャリシャリ、そんなノイズさせてたらカッコ悪いんでね。
ライダーのプライドです。

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