ようやく今週末からは気温も例年並みとなり本格的な秋の訪れとの予報でしたが、この10月はハイシーズンへ向けたメンテナンス記事を多く書いています。
ベイトもスピニングも問わず一般的に秋と言えば「大きい重い強い」ルアーの出番が多くなる事で、普段はスピニングタックルをメインとしながらもパートタイム的にベイトタックルをローテする人もいるでしょう。
そんなユーザーのメイン番手としては200番のベイトリールが多く使われている印象があり、これまた普段100番をメインとしている場合にもハイシーズンは一つ番手を上げて200番を使用すると言ったパターンがある様に感じます。
200番てホントに使いどころが多いリールですよね。
で、自分は200番と言えば20カルカッタコンクエストDC201を使用していますが、基本的に使用するオイルやグリスについては100番と大きく変わる事はありません。
けれどこのハイシーズンに限ってはボディ内ベアリングとメインギアで使用するオイルとグリスには注意する様にしていて、最近自分のメインとなっているシーバスにおいてボディ内ベアリングはVNLペーストにメインギアはUG SIGMAグリスを使用する様にしています。
つまりこれから真冬へ向けて日に日に気温も水温も下がって行く傾向なので、サマーシーズンの様に高温や湿度への対策を気にする必要がなくなります。
ですが、やはり使用するルアーが「大きい重い強い」となって来るので、ラジアル方向のみに回転するパーツの補強は念入りに行っておきたいところ。
スピニングリールの様にバーチカルな動きが無いシンプル構造のベイトリールではありますが、構造的にハンドル~ボディ内ベアリング~ドラグ~メインギアが全て一本の芯にあり機能しています。
と言う事は上記4つのセクション内で1つでも不具合が出ると連鎖して支障や異音が発生する場合もあると言う事になり、そう言った意味でも駆動に関係するボディ内ベアリングとメインギアだけでも武装しておきたいところ。
と言う事で自分の場合はボディ内ベアリングをVNLペーストにメインギアにおいてはUG SIGMAグリスを使用する事にしているんです。
また、昨今のルアーフィッシングシーンにおいて一部フィネスやライトリグを除くと、巻感を軽くするトレンドと言うのも既にナンセンス?とされる場合も多く、むしろネットリシットリとした巻感を求めるユーザーが多くなっている事はMETHOD製品の販売データからも実感しています。
なのでバスタックルの様に複数のタックルを揃えルアー毎に持ち替え使用する場合は個々にリールの仕様を変えておくのも有効ではありますが、基本的にタックルは1本で何から何までやり切るシーバスなどの場合は強目のセッティングでスタンバイさせておく方が効率も良いでしょう。
なんせ今時200番でも無理なく扱えるビッグベイトで言えば、45gのシンペン~80gのペンシル~110gのジョイントを1本のロッドで対応出来る仕様が殆どなので、ユーティリティ性に優れたロッドに合わせリールにもユーティリティ性を持たせておく事は当然っちゃ当然。
ま、上記のルアーを一日中フルキャストする人が、巻感がナンチャラなんて言ってちゃダメな気もしますしね。
なのでBOREDがサマーシーズンに提唱して来た「夏オイル夏グリス」をボディ内ベアリングやメインギアについては継続出来るものとして、けれどスプールなどキャストレスポンスに関係する部分はお好みに合わせてセレクトしてやるとベストではないかと思います。
ちなみに自分の場合は200番ならスプールオイルにCHIMERAオイルを使用します。
ハイシーズン中のトラブルだけは勘弁と言う事でタフ仕様への油脂入れ替えもお忘れなく。

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