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2023年7月19日水曜日

記事。

BOREDとは公私共にお世話になっている東京羽田を拠点とする遊漁船FLB CRUISEのマッツン船長。
一体どーゆー人脈なのか?会う度に突然「アレ始めます」「コレ始めます」と次々と面白そうな事を始める奴。
と言う訳で今回オイルを作りたいと連絡があったのが春の事。
マッツン船長がサポートされるINX.labelから発売するライトソルト向けの低粘度オイルを作って欲しいとの事でした。
もちろんメインターゲットはベイトフィネスとなりますが、当然スピニングで使用しても良しトラウト等の淡水で使用しても良し。
フィネスなマルチパーパスとして油膜性、防錆性、浸透性を同レベルで設計し、そこへ粘弾性で粘性を調整した事で超低粘度で非常にスムーズながらブレーキも効く、つまり意図した通りにコントロールし易いオイルとして設計しています。
第一段階では3種類のサンプル、第二段階では更に追い込んだ2種類のサンプル、第三段階で決まり?かと思いきや個人的に気になる点を改善させたく再度やり直しさせて貰い、第四段階で最終サンプルの完成。
この時点でスッカリ猛暑&酷暑の夏真っ盛りとなってしまいましたが、引き続きINX.labelテスターの方々にも実用してもらい、とにかく使いまくり投げまくると言うテスト最終段階が今。
BOREDのMETHODで請け負ったオイルなので当然フルシンセティックの化学合成油100%。
ベースオイルはエステル化学合成油、防錆添加剤はMETHODオリジナル耐水防錆添加剤、摩擦調整剤は極圧被膜生成添加剤、粘弾性添加剤のみ合成炭化水素を使用しています。
と相変わらずシンプルに無駄な添加剤は一切省いた性能直結仕様。
気になる超低粘度具合はISO VG7相当。
そして量産前には別注生産恒例の着色を行います。
と言うのが今お話出来るレベル。
ネーミングやデカールデザインは当然INX.label任せになるので、この辺りが決定するタイミングでは既に量産が開始しているはずです。
BOREDのMETHOD既存製品ではHYDRAオイルやBALBOAオイルとバッティングする粘度範囲ではありますが、このINX.label別注オイルはHYDRAやBALBOAよりも粘性が高くシルキーさを感じるのに粘度はHYDRA同等なので、例えば使用感は超低粘度らしくサッパリとした油切れの良いレスポンスを得られながらも、実用において回転&摺動する事でシルキーさとサスティンを感じる不思議なフィーリング。
粘度こそ大きく違えどもNEMEAオイルの逆パターン?と言うフィーリングです。
と言う事で本日から具体的に動いて行きますので乞うご期待。

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