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2023年7月31日月曜日

記事。

ようやく届いたアブのレボビースト41HS-Lに使用するロケットのメインギアとピニオンギア。
これらは先日購入した2台目のビーストへ移植して使用するのですが、既にスタジオコンポジットのハンドルもゲット済なので2台共にギア比以外は同一仕様に。
2台を同一仕様へカスタムするのは18バンタムMGL以来の事ですが、当然ながら完全にパーツ互換もある訳でイザと言う時のトラブル回避や替えスプールとしても有効活用出来ます。
そーゆー意味で言ってもアブのレボビーストとかシマノのスコーピオンMDなんかのミドルクラスは金銭的にも躊躇しないで済むので、ビッグベイトやジャイアントベイトなどヘビーウェイトで使用するには同一モデルの2台持ちは有効かと思っています。
ま、自分の場合は業務的にもアブユーザーが多い事を認識した事があって、METHODオイル&グリスのマッチングを実用しなければならなかった事もあり。
そんな事で近日中にまたバラシてカスタムしますが、こう毎日猛暑が続くとこの番手で使用するグリスはSIGMAグリス一択になって来ます。
グリス全般に言える難点は温度により顕著に粘度変化を起こすところ。
でもそれは難点もあり利点でもあり、使い方によっては有効だったりもします。
常に摩擦と湿度が影響して来るフィッシングリールの場合には更に真夏の高温と言う悪条件が揃ってしまうのですが、強力な粘性と粘度により付着性に優れたSIGMAグリスは真夏の条件下でもシッカリと仕事をしてくれます。
特に日中の炎天下で使用する場合には普段よりワンランク粘度が上のグリスを使用する事も有効で、熱膨張が起こり易い(熱伝導率が高いので)アルミ素材が多く使われているリールではこの真夏のシーズンだけ一つ上の粘度でセレクトしてみるのもディフェンス効果を高める事に繋がります。
または高温による粘度変化により流動や飛散を防ぐ意味でも付着性に特化したSIGAMグリスやOMEGAグリスを少量足してみるのも有効です。
色々と選択肢があって当然の世界なのでセオリーは有って無い様なもの。
今コレで不満があるなら次はコレを使用してみよう、で正解を探して行くのは面倒ではありますが確実な方法です。
BOREDのMETHODオイル&グリスは一部を除きオイル同士やグリス同士を混合カスタムする事でお好みの粘度や特性を付加する事が出来るので、毎回の様に分解洗浄しなくとも少しだけコレを足してみる、など先ずは簡易的に確認する事も出来ます。
ちなみにこのレボビーストはこれからの高温を視野に入れ、メインギアとピニオンギアにはSIGMAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはOMEGAグリス、スプールベアリングにはCHIMERAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、ボディ内ベアリングにはNEMEAオイル、各部のアッセンブルにはCHIMERAオイル、これで組む予定です。
真夏以外の普段仕様はメインギアとピニオンギアにはSIGMAグリスの上からOMEGAグリスを少量塗布し、レベルワインダーのウォームシャフトにはTHETAグリスを使用していますが、高温による粘度変化を懸念して今回から上記の仕様で組み直します。
その前にVITALのPRO SIZE WRを在庫補充生産しなくては。

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