自分は元々ベイトリールの使用率が高いと言うか、淡水のバスやナマズやライギョではベイトリールのみで、海水のシーバスやチヌではベイトリールもスピニングリールも使います。
だけど一年を通してどちらの使用頻度が高いかと聞かれたらもちろんベイトリールになります。
画像は自分がシーバスのみで使用しているベイトリール達。
4号リールにはシマノの17スコーピオンDC101HG、5号リールにはシマノの20カルカッタコンクエストDC201HG、6号リールにはアブのレボビースト41HS-Lと、この3機種を使い回しています。
基本的に4号リールでは30g~60gほど、5号リールでは40g~90gほど、6号リールでは80g~130gほどを基準にしていますが、もちろん例えば6号リールで40gを投げる事もありますよ。
ラインは全てヨツアミのフルドラグX8で、リーダーはサンヨーのソルトマックスナイロン、これが今現時点での組み合わせになります。
で、リールの型番やラインの線径は違うはずなのに面白い事にスプールベアリングに使用しているオイルはBALBOAオイルかCHIMERAオイルを使用していて、そのセレクトも使用するルアーのウェイトと言うよりはルアーの種類で別けています。
なのでビッグミノーやヘビーシンペンなどの場合は空気抵抗が少ないのでBALBOAオイルを、ジョイントビッグベイトやビッグペンシルの場合はCHIMERAオイルを、と言う感じで使い分けているんです。
これはキャスト時の抵抗だけを考えた訳ではなくて、アクション時やリーリング時の抵抗も考えてのセレクトです。
只巻の多いビッグミノーやヘビーシンペンはスプールの動きも割と単調になる事からスプールベアリングの摩擦や抵抗も比較的低い、一方でロッドアクションと同時にリーリングでの操作が多いジョイントビッグベイトやビッグペンシルの場合はストップ&ゴー的な動きも多くなり摩擦や抵抗も高くなる事から油膜強度と言うよりも単純に粘度をワンランク上げたと言う事です。
基本的にBOREDのMETHODオイルでもMETHODグリスでも使用している極圧剤や減摩剤はサイクルユースまでを前提としたオーバースペックな添加剤を使用している事もあり、スプールベアリングの場合はオイルの種類をそんなに気にしなくても十分ディフェンス面は強化されています。
まぁ、BOREDが2003年からポリシーとしている油脂に求める最大要素は、油膜性と極圧性と謳って来た事は以前からお伝えしている通りですが。
なのでそう言った意味でオイルをセレクトすると言う事もアリかと。
アホみたいな超低粘度オイルを使用して回転速度ばかりを追い求めても飛距離にしてみれば良くて数十センチの差です。
それに飛距離に関する要素は他にも多く存在している上に、毎日毎時間常に変化している自然条件の中で不安定な数十センチを追い求めるよりは、純正の一歩先の性能や特性を強く長く様々な条件下で維持し続けられる方が有意義です。
参考までにBOREDのMETHODで一番低粘度なベースオイルの粘度はISO VG2。
ISO規格でVG2と言う事は恐らく世界一低粘度な部類に入ります。
あ、もちろんエステル化学合成油ですよ。
でもこのVG2と言う驚異的な超低粘度オイルをまんま使用したところで意味は無いんですね。
なのでHYDRAオイルやBALBOAオイルの様にVG7~9と言う粘度へ上げて使用している訳でして、そこには十分な油膜性、極圧性、減摩性、防錆性、粘弾性など様々な要素をかなり大きな割合で付加してあると言う事。
市販の「何でもオイル」とは完全に目的も性能も違います。
と言う事でお蔭様でBOREDのOFFICIAL SUMMER MADNESS SALEも大変好評を頂いていまして、オイルもグリスも在庫がかなり少なくなって来ました。
実は既に発送も行ってしまってますが7月7日までには全ての発送も完了となりますので、引き続きBORED STOREにてゼヒお早目のご注文をお願い致します。
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