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2023年2月1日水曜日

記事。

基本毎日の様にDARKSIDEBOREDBLOGの記事を書いているんですが、不定期に同様な内容を繰り返さないとユーザーに優しくないと思われちゃうので再度。
さて、BOREDのMETHODオイル中でも特殊な存在となりますBSLRオイルとHYDRAオイル。
わざとレッドとブルーに着色している事からもスペシャル感が伝わるかと思いますが、色が付いているから特別って事じゃなくて成分と用途が特別って事です。
クリップスとブラッズがブイブイ言わせていた時代がリアルタイムだったと言う訳でもありませんので。
先ず、BSLRオイルとHYDRAオイルだけは共通して特殊な防錆被膜を生成する成分がBSLRオイルに30%とHYDRAオイルに20%配合されています。
この成分は簡単に言えばワックスの様なイメージの化合物で、基本的にオイル中に溶解している事で「油っぽさ」さえ残っていれば永遠?と防錆被膜が生成されると言うシロモノです。
でも逆に言えば摩擦や荷重または経年や放置により「油っぽさ」が失われるとオイル中に溶解している防錆被膜も同時に失われていると言う事になります。
なので他のMETHODオイルで使用している防錆の手法とは異なる成分と言う事で、このBSLRオイルとHYDRAオイル同士は混合カスタムする事が出来ても、他のMETHODオイルとは混合しないでくださいって言う注意書きはその為の物。
だからこそBSLRオイルとHYDRAオイルだけは分かり易くレッドとブルーに着色していて、混ぜればパープルになると言う事からもユーザー自身がお好みに応じて好きな粘度をオリジナルで作り上げる事が安易に出来るって事なんです。
中高粘度なBSLRオイルと超低粘度なHYDRAオイルを同比率で混ぜ合わせればちょうど中間の粘度が作れる訳で、その中間の色味に混合カスタムしたオイルを別容器にキープしておけば良い訳で、更に混合比率によっては無限にオリジナルのオイルが作れると言う事になりますね。
なのでこのBSLRオイルとHYDRAオイルは油膜のトータル的な耐久性を最も重要視していて、基本的に溶解または混合させ易い合成油のポリアルファオレフィンをべースオイルに、それに油膜性を向上させる為に化学合成油のエステルもサブオイルとして少量使用しているんです。
基本的にサイクルメカニック時代の2010年?辺りに3ヶ月で2000本以上を売り上げたレッドに着色された初代BSLオイル、この時は極圧性だけを1番目のターゲットにしていたんですが、現行のBSLRオイルでは極圧性は3番目で、1番目はとにかく油膜の油っぽさを重視していて、2番目は物理的にも化学的にも対象物である金属に強力に付着&吸着する事を目的にし、そして3番目に摩擦や荷重に対して金属表面を保護すると言う順番に仕上げてあります。
なのでベアリングでもギアでも、または棒でも板でも玉でもなんでも良いのですが、対象物が金属であればBSLRオイルとHYDRAオイルの油っぽさが供給し続けている間は常に防錆被膜により保護されていると言う事になります。
ちなみに個人的にはBSLRオイルとHYDRAオイルの単体使用はもちろん、それらに加えBSLRオイルを70とHYDRAオイルを30の比率に混合カスタムしたオイル、それとBSLRオイルを20とHYDRAオイルを80の比率に混合カスタムしたオイルがあれば大体のリールには対応出来るのでは?と思っています。
そしてこれらはMETHODオイル製品の全てに言える事なんですが、METHODオイル同士を混合カスタムする場合は、出来れば混ぜ合わせた後のオイルを別容器に入れて、それを50度~60度位に温めた方がベストです。
直火は基本ダメなのは当然の事として、容器をビニール袋へ入れて湯煎するとか遠目から温風で温めるとか、取り敢えず20分位温めてから再度容器を振るなりして良く混ぜ合わせてやってください。
そーする事でオイルの分子が絡み合う?混ぜ合う?事に貢献してくれるので。
あ、でも唯一BSLRオイルとHYDRAオイルはワンウェイクラッチことローラークラッチだけには完全不向きなので、そこはCHIMERAオイルまたは2月中に発売出来る?新製品予定オイルをご使用くださね。
ではご注文どーぞ。

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