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2025年3月9日日曜日

記事。

何だか先日ユーザーからの質問に対し書いてみたカーボンナノチューブオイルについてブログアクセスが多かったので、捕捉と言うか本来の潤滑油としてオイルに求められている立場?をBORED解釈で書いてみたいと思います。
誰もが趣味でも家庭でも仕事でも使用している潤滑油としての「オイル」。
これは主に鉱物油か合成油か化学合成油の3種類に別れ、一般家庭にあるスプレーオイルから自動車のエンジンオイルなど、割と身近に色々な種類があったりします。
で、オイルって所詮は消耗品です。
トイレットペーパーや歯磨粉と同じ。
なのである人によっては「安価で汎用な性能」の物を求める場合もあり、また別のある人によっては「高価でも特殊な性能」の物を求める場合もある。
これは世間一般に照らし合わせても一緒ですね。
「ユニクロ」で良いよって人と「ギャルソン」じゃなきゃ嫌だと言う人も居る、特に趣味の世界においてコダワルべき宿命は言わずもがなです。
なのでその使う側や買う側が選ぶ理由は人それぞれであって自由です。
では今度は逆に作る側や売る側の目的として先ず第一にあるのがメイクマ二ー、つまり沢山売って出来る限り稼ぎたいからな訳ですが、売る為には何か得意を付けなければ他との性能的な差は生まれません。
中には言葉巧みにテキストやイメージだけをソレっぽく仕上げ、けれど中身は並みのオイルも多々ありますけど。
でもマジメに取り組んでいる考えで言えば何かしら差別化を持たせたいと言うのが職人魂&メーカー魂。
そこで先日のカーボンナノチューブオイルもその一つと言える訳で、これまで鉱物油か合成油か化学合成油の世界で固形添加剤のPTFEやらモリブデンやらを配合したり、または固形添加剤を一切無使用として戦争して来たところへ、新たにカーボンナノチューブを配合した新兵器が現れたと言う事。
これは立派な話です。
安易に他社のパクリやマネでは無くて新たな素材を使用する訳ですから試作や研究にも手間が掛かっているでしょう。
けれど本筋が分かり難い。
つまり上記に書いた様に所詮は消耗品のオイルなのに、その基油となるベースオイルについて追い込んだ詳細が全く不明。
ユーザーは潤滑油としての「オイル」だから買う訳であって「カーボンナノチューブ」と言う固形物質を買う訳では無いと。
あ、これは前回も書いた様にPTFEことフッ素などにおいても同じ事が言えます。
なのでオイル全体としてのウンチクも併せて知りたい訳ですよ。
だって新素材を用いているんだから誰も何も知らないに等しい訳ですし。
なのでサクっとネットで調べてみたところ、どうやら使用されているオイルは鉱物油です。
つまりベースオイル単体で言えば一番安価なベースオイル。
更にこれがグループ1なのか?グルーブ2なのか?によってはベースオイルの性能に大きな差が生じます。
参考までにシツコイ様ですがBOREDのMETHODオイルはグループ4とグループ5の化学合成油しか使用していません。
もし疑うなら金を払って専門機関で調べてもらっても結構。
つまりベースオイル単体としては最上位と言う事。
で、以前にも何度か書いて来た様にグループ1の鉱物油とは「油」と言う文字が使われていながらも実際には溶剤としての用途になります。
ホームセンターで売っている「ペイントうすめ液」とか工場や自動車整備などで使用される「洗油」などがソレです。
なので簡単に揮発しますし瞬時に引火もします。
その多くは匂い自体もモロに「灯油」なのでそりゃそうでしょう。
その上のグループ2になるとこれこそが一般的な潤滑油としてのオイルとなり、ホームセンターで安売りされている様なスプレーオイルの大半はコレです。
またはファスナーオイルとかミシンオイルとか名前と粘度を変え市場には膨大な種類が存在していますけど、結局は単なるグループ2の鉱物油なので「○○専用オイル」は余り気にしなくて大丈夫です。
更にその上のグループ3になると合成油として鉱物油を特殊精製する事で不純物を出来る限り取り除き、耐熱性や剪断性などを付加させる事でオイル自体のグレードを上げた物と言う事なんですが、ザックリとホビー分野全般で高品質とか高性能とされているオイルにはこのグループ3が使われています。
実際にそう書いているフィッシングリールオイルを知っていますので。
でも厄介なのは「合成油」と「化学合成油」では全くの別物と言う事であって、ズルいオイルメーカーは「化学合成油」ではなく「化学的に高度精製された合成油」なんて紛らわしい書き方をしやがります。
それはそうなんですけどグループ1~グループ3までは何より原料が石油であって、グループ4~グループ5こそが人工で化学的に合成されて生産された油と言う事なので、グループ3の合成油とグループ4~グループ5の化学合成油ではルーツが完全に異なります。
大袈裟に言えば作業着を着ている人がプラントで作っているのか、白衣を着ている人がラボで作っているのか、と例えれば分かりやすいですしリアルでもあります。
キモは「精製」と言う言葉が使われているのに「合成油」と表記されているならそれは間違いなくグループ3になります。
だからグループ1~グループ3までは不純物が含まれていますが、グループ4~グループ5には不純物が含まれていません。
それが高品質と言い切れる証拠でもあります。
謳い文句に「化学」と「合成」が含まれているんで「化学合成油」と誤解され易い表記でもありますよね。
実際に某オイルを化学合成油と勘違いしている釣り系YouTuberを知っています。
なので再度下記を。

グループ5 エステル化学合成油(または動物系や植物系に由来するオイル)
グループ4 ポリアルファオレフィン化学合成油(通称PAOと表記する場合もあり)
グループ3 高度水素化油(単に合成油やVHVIと表記する場合もあり)
グループ2 鉱物油(下記を更に精製した汎用で安価なオイル)
グループ1 鉱物油(油とは言え実質は溶剤や希釈に使用)

さて、話を元に戻します。
カーボンナノチューブオイルがやたらと製品説明中に「揮発後」と言う言葉を多用していますが、上記の説明から察すると恐らくグループ1かグループ2を使用しているのでは?と思われます。
それならグループ3~グループ5と比較して揮発性も高いので、その点を踏まえて「揮発後」を多用しているのかもしれません。
鉱物油がベースオイルと書かれているので恐らくそうなんでしょう。
と、何も説明中にベースオイルの詳細が書かれていないだけで正体を想像するには上記の知識が必要と言う事になり、これを書いてくれたら何も苦労はしないのにって事ですよね。
そうなるとやはり固形添加剤であるカーボンナノチューブに完全依存しているオイルと言う事になり、恐らくベースオイル単体では汎用的な性能しか持ち合わせていないでしょう。
これを消耗品のオイルとしてどう捉えるか?
揮発し易く後に残った固形物のカーボンナノチューブに依存する事でも良いと思えば消耗品として成り立ちますし、イヤそーでは無くてオイルなので出来る限り油っぽさも続いて欲しいと言う事であれば消耗品として別の選択肢になるかも。
けれど世界的な視野で見れば工業用オイルとは出来る限り油膜が長持ちしてくれる事が理想であって、需要の多くは自動車のエンジンオイルやミッションオイル、工作機械の切削油や作動油などで既に大きなシェアを占めています。
それこそ誰もが知っている工業用の潤滑油としてのオイルは既に日常に多数存在していて、消耗品として誰も文句の無い当たり前の存在となっている訳ですね。
「オイルさえ無きゃ良いのにな~」とは誰も言わないでしょうし聞いた事もありません。
なので消耗品と言えどもコダワル部分こそが他との差別化であって、BOREDのMETHODでは「固形添加剤の無使用」と「人体や生物に有害な塩素系などの無使用」そして「ベースオイルには化学合成油のみを使用」と、あくまでも先ずはベースオイル単体としての性能や品質を追求していると言う事であって、もちろん個々の味付けとして各種添加剤にも拘っていますが固形添加剤には一切依存しない、常にオイルとはアブラギッシュ(そりゃそうだ)が長く強く続くモノでありたいと言う点をポリシーとしている訳です。
作っているおっさんは50代なのでカサカサのパサパサではありますが。
なのでシツコイ様ですが消耗品としてのオイルをどう捉えるか?
これはユーザーのセレクト次第になると言う事。
また、BOREDのMETHODオイル&グリスは机上での設計や開発だけでなく、現場での試用や検証などを重視している事もあり、既にオリジナルオイルを生産してから20年を超えている事から基本的なウンチクを語れるのは当然としても、やはり製品化する前には一定の悪条件下にてフィールドテストを行う事だけは必須としています。
今後もご贔屓に。

2025年3月6日木曜日

記事。

風邪ひいてまんねん。
昨日からかなぁ、喉が痛くてタバコが不味くなったので「こりゃ来たな」と取り敢えずのケアしてみたんですけど、昨夜は鼻が詰まってしまって寝苦しいわ今朝起きてからはもうグズグズだしダルさもある。
計ったら負けなので熱は計っていませんけど久しぶりに風邪をひきました。
と言う事で本日は発送業務だけを外注倉庫へ指示して臨時休業を頂きます。
なので布団の中からDARKSIDEBOREDBLOGをお届け。
さて、個人的に4ozが好きなんだけどオリジナルである2ozにはリスペクトがありましてね。
画像はエバーグリーンのエスフラット。
バスルアーの癖にオリジナルはシンキングで、最近になってフローティングが発売された変わり種。
で、シンキングとフローティングの違いはオフィシャルでは5gのウェイト差なんですが、フローティングはリアフックだけが#2でワンサイズ小さくなってる。
このリアフックを#1にして使用していますがガチなフローティング感は無い。
ま、エリアにより塩分濃度も水温も異なる事は承知していても、自分のホーム湾奥運河では普通に超スローシンキングしてしまうので拍子抜け。
でも一応前ボディのフックアイ後ろと後ボディのフックアイ前にウェイトシールを貼り色々とシンキングスピードを調整していますが、基本的に元々ガッツリ前下がりで潜って行こうとする顔面重めな子。
140mmちょっとのボディサイズながらウェイトはシンキングで55gと所謂2ozのギル型?ジョイントな訳ですが、なんか普通過ぎるアクションが好きにも関わらず4年~5年前に買ったカラーが余りにもナイト釣行では見えなくて、なのでカラーを買い替え持ち続けていながらも余り使っていなかった。
で、昨年末にフローティングを買い足してみたタイミングで改めてヘビロテしていました。
こっからが本題。
あんまり需要の無い内容なのは承知してますが、自分はバスルアーをソルトで使う際にはジョイクロでもダヴィンチでも元のウェイトが入っている辺りにウェイトシールを貼って、更にスプリットリングをワンサイズ上げてフックをソルト対応にしています。
けれどX-80とかビーフリーズなどの場合はスプリットリングをワンサイズ上げてフックをソルト対応にするだけ。
なので決してアクションをカスタムする目的じゃなくてあくまでも浮力調整が目的。
メーカーが一生懸命?設計したアクションを余り殺す事なく?素直に淡水と海水とで異なる浮力だけを調整しているつもり。
厳密には水温とか地域でも変わりますけどね、そこはメンドクサイのでザックリで良いかなって。
ちなみにトップのペンシルはフックとスプリットリングを交換する以外に何もしません。
だけどやはりDRTのゴーストだけは色々とイジリがいのあるルアーで、これは単にアクションの変化が激的なので色々とイジってしまう。
元々カスタムのバリエーションをウリにしているルアーだから色々と試したくなってしまいますよね。
で、浮力調整で有効な手段として吊り下げ式のウェイトがあるなじゃいですか?
グレネードとか。
あれ自分は一切使わないんです。
ナゼかルアーに関節を増やしたくないと言う謎のコダワリがありまして。
だから例えばメガドッグでも元々ダブルのスプリットリングはワンサイズ上げた上でシングルにしてしまいますし、ルアーとの結束においてもコンビリングやスイベルも使いません。
なんと言うか25年以上前にはバス釣りでもプラグを使っていた時期があったんですが、ルアーに関節が多いとウィードやらアシやらが絡み易くて一気にプラグを使うのが面倒になった想い出が。
あと、何をするにしてもワンクッションある事でダイレクト感が失われている様な気がして。
むろんバス釣りではスナップも使用せずにルアーにラインを直結して毎回結び直します。
絶対に気のせいなんですけど。
でもイヤ。
だからルアーに無駄な関節を増やす位なら目立たないウェイトシールで済ませたり、スプリットリングのサイズを変更する事で調整しています。
少しでも関節は増やしたくないけど僅かに可動域が大きくなるのは別に良いんです。
要するにあんまりルアーに色々とくっ付けてゴージャスにしたくないって事。
だから何?と思われるでしょう需要のない内容にて失敬。
風邪でバグってます。

2025年3月5日水曜日

記事。

今更ですがBOREDの代表こと自分は昭和の古い人間です。
なのでこれ迄にも何度か各方面で書いて来ましたとおり、いくらメールでの問い合わせだからと言っても「名無し」のメールには基本的に返信をしないか、または書かれている内容によって返信が必要な場合には「名無し様」と書いた上で返信する場合もあります。
参考までにBORED STOREの特定商取引法ページにもヘッダーにも予め注意書きしていますのでご理解を。
で、これ書いて良いのか分かりませんけど衝撃的だったので敢えて書きます。
個人が特定される訳では無いですし、それにBOREDの作り話かもしれませんし。
さて。
今年に入ってから土日の定休日中にBORED STOREの問い合わせフォームから一件の問い合わせがありました。
スマホで軽くチェックしてみると「ひらがな」多めの文章で読み難いなと思いながらも、数行程度の文章だったのでサラッと流し読みして終了。
土日は定休日なので放置。
なので月曜日になってBORED事務所のPCで再度そのメールを読み返してみると、どうやらフィッシングショップ?メンテナンスサービス?からと思われる様な内容でした。
もちろん今年からBOREDでは基本的に新規お取り扱いDEALERを募集していない事もあり、準じてお断りする方向の内容を書いたんですけど、メールアドレスがなんか個人ぽく無い?英語の羅列された表記だったもんで気になって「ショップですか?」的な質問も付け加えてメールを返信したんです。
ちなみにそのメールアドレスはフリーメールを使用されていました。
でも何週間経っても返信がない。
以前にもツイートで呟いた様に一方的過ぎるメールが多いもんで「失礼だな」と思い出しそのメールアドレス前半(@の前)アカウントをコピペしてググってみたんです。
これまでの経験上から店舗とか業者であればメールアドレス前半(@の前)アカウントがショップ名やサービス名などのビジネスアカウントだったりする事が多く、上記の様に今回は問い合わせ内容からして個人ではないだろうと言う事もあったので。
だから自分が知らないだけでローカルでは有名ショップだとか有名サービスの可能性もあるんじゃないかと思いまして。
一応業務に関連する情報として知らないよりは知っていた方が良いかなって。
なので「恐らく地方のショップかぁ?」と正解を求めての検索。
で、こっからが衝撃。
ググってみた結果、何やら怪しげな掲示板への書き込み履歴が多数出て来まして一瞬「何?」って。
しかもその掲示板は一ヶ所じゃなくて数ヶ所もある上にいずれもエロ系の中でもグロ系?スカ系?
もちろん掲示板なので「○○○させてください」系ww
まぁ~個人の性癖なので自由っちゃ自由ではありますけど、もし仮にビジネスでも使用しているメールアドレスだったとして、それをまんま流用してスーパーコアなパーソナルメールで同時に使います?
フリーメールなんだから別にいくらでも作れるでしょうに。
そんな完全に予想外の結果になってしまった事もあり、逆に早くメール返信来いよ?と期待してみたりして。
で、それら数ヶ所の掲示板にはキチンと名前が書いてあると言うオチまで。
だから「名無し様」じゃなくて「○○○様」だって事を想定外な展開で知らされましたw
とは言えあくまでも個人情報の特殊?な一部を偶然知ってしまった事でもあり、これ以上は誰に何を聞かれても答える事は出来ませんが。
けど馬鹿と言うか無知と言うか今時のネット事情を無視した怖さ。
そして別に知りたくもない全く知らない人の性癖を知ってしまったと言う後味の悪い結末。
なのでメールでのお問い合わせについてもキチンとお名前は表記して頂ければと思います。
この世の中においては手紙でもありますしメインの連絡手段でもある訳なのでね。
で、結局その後から現在まで何も返信が来ない失礼さ。
なんか色々とイヤ。

2025年3月4日火曜日

記事。

昨日の事なんですがカーボンナノチューブことCNTを使用したオイルについてお問い合わせを頂きました。
で、カーボンナノチューブ自体の知識は10年ほど前?にテレビでその特集番組を見た記憶もあり、製品として応用が出来る様になると軽くて強い「日本のお家芸」が世界中から求められるんじゃないの?と期待していた記憶があります。
で、実際にカーボンナノチューブとは炭素を原子レベルでハニカム状に形成した(つまりグラフェン)を更にチューブ状にした物なんですが、驚くべきは原子レベルにつきその大きさがナノサイズだと言う点。
なのでこれは同じ炭素であるカーボン繊維複合材ことCFRPと組み合わせれば釣具ではロッドなどで、自転車ではフレームなどで凄い物が出て来るんじゃないかと思ったほど。
でも目に見えないほど小さいので吸引してしまったりすると発癌性物質として有害だよね?とか、余りにも小さ過ぎて造形するには樹脂に混ぜたりするから利点は?とか、今で言えばそれこそマイクロプラスティック的に大丈夫?など懸念要素も同時に考えていました。
だから工業分野で造形されて使用される分には良い素材なんでしょうけど、水辺や野外で使用されるフィッシングやサイクルなどのホビー分野ではどーなんだろうと。
あくまでもイメージとしてね。
がっ、これをオイル中に配合してカーボンナノチューブオイルとしたところで、所詮は固形物として恐らく極圧添加剤や摩擦調整剤の一種になるのでBORED的には一切興味の無い存在。
だって固形添加剤としては既にPTFEことフッ素が主流となっている訳だし、それ以外にも二硫化モリブデンとか粒化チタンなど色々とあるんでね。
で、このカーボンナノチューブオイルの「ウリ」は何だろう?と軽く調べてみたところ、どーにも油屋としてのBORED的には納得いかない点がありましてね。
つまり「ウリ」はフィッシングリールのベアリングやギアなどに使用すると、油分が揮発した後でもこのカーボンナノチューブが被膜を生成して金属表面のデコボコへ入り込み金属表面を保護し続けるそうな。
良く見かける市販のPTFEことフッ素を配合したオイルのウリ文句と全く同じです。
ま、固形添加剤ですからね。
ん?
でも予め油分が早めに揮発する事を懸念しているオイルって事?それとも油分が揮発する事を促進させていると言う事?
ナゼに「オイル」として販売するのに「揮発後も揮発後も」ってソコをアピールしているんだろう?
前者の様に揮発を懸念しているのであれば使用しているベースオイルの品質を追求すれば更に良いんじゃないの?
後者の様にもし油分の揮発を促進させたいなら油分じゃなくて安価な溶剤を使えば良いんじゃないの?
しかも被膜が残る仕組みが謎で、被膜を生成するのか?単なる付着なのか?
通電はするけど。
と、割と「?」が付く点がアピールされていました。
で、元々カーボンナノチューブはとにかく比重の軽い炭素が原子レベルの大きさな上に、チューブ状と言う事からも分散し難い点は容易に想像される訳です。
要するに小麦粉が固まっちゃうみたいにすぐ固まっちゃわないの?と。
これをオイルとして考えた場合だとオイル中に上手く均一に分散させる為には油脂業界的には分散剤と呼ばれる添加剤を使用するんですが、無機質であるカーボンに対応しているのか?それとも何か独自のテクニックでオイル中に均一に分散させられるのか?
まぁその点は具体的に何も書いていませんし敢えて書く必要もないです。
けど肝心のベースオイル自体については詳細が何も書かれていない。
もちろん粘度表示もされていない。
なのでコレちょっと良いのか悪いのか全く分かりません。
何よりも本来アピールするべき点は油脂業界でとっくに主流となっているPTFEことフッ素と一体何が違うのか?
だって最大のライバルでしょ?
仮に極圧性などの耐久性全般がPTFEことフッ素を何倍も上回ると言うのであれば、固形添加剤を使用していても良いよと言う人にとってはアドバンテージになるかもしれません。
ま、実用判断になりますけど。
けれどその差が余りにも少ないのであればどーでしょ?敢えて実績の少ない未知に近い材料を使う意味があるのか?
しかもリールのギアにも使用する旨が書かれていましたが、グリスではなくてナゼにオイルとして供給するのか?
グリスとして供給した方が説得力があるじゃないですか?
だって全てのアングラーが軽い巻感だけを求めていない訳ですし、高粘度オイルですらグリスとは特性が違いますからね。
なのでBOREDのMETHODでは固形添加剤を一切無使用をポリシーとしていますが、固形添加剤を使用しなくたって既に実績として評価を頂いている事はお蔭様で。
と言う事でBORED的にはアウトオブ眼中です。
ちなみにナゼBOREDのMETHODでは固形添加剤を一切使用しないのか?
これは上記カーボンナノチューブオイルの説明に書いてある事にも当て嵌まるんですけど、固形添加剤を配合したオイルが揮発した後には当然ながら固形添加剤だけが残ります。
これはそうなんです。
でもその残った固形添加剤が使用したパーツの表面だけではなくて、もっと更に盛大に残っていた場合はどうなりますか?
金属の目に見えない隙間やデコボコだけに上手く入り込んだとして、キッチリと全てが余る事なく入り込むんでしょうか?
それは無いでしょー。
またその逆として金属の目に見えない隙間やデコボコに入り込めていなかった場合はどうなります?足りていなくて部分的にしか入り込めていなかった場合ね。
焼き付きますよね?
なので上記で書いたPTFEことフッ素を使用した市販オイルでウンザリするほど見かける説明と同じなんですが、金属の目に見えない隙間やデコボコを埋めて金属表面を常に平坦に保ってくれると言う理屈は全く信じていません。
そんな都合良く「ちょうど」で済むかよって。
逆に余った場合は単にウンチやハナクソみたいな物がどこか一点に固まっている事になるのでは?とも。
そしてそれは抵抗になるはず。
だからBOREDのMETHODでは20年以上も固形添加剤を使用して来なかったと言う事であって、これからもそのポリシーに変わりはありません。
最後にもう一つ。
そんなにも優秀で最強のオイルなんだとしたらナゼF-IやMOTO GPなど究極のシーンでマストとして使用されないのか?
それが言い過ぎだとしてもせめて国内外の所謂スーパーカーで推奨使用されていてもおかしくないですよね?
所謂スーパーカーで推奨されているエンジンオイルなどはMETHODオイルの材料と同じ化学合成油または部分合成油です。
シェルやフックスやカストロールなどで見れば分かります。
まぁこれはアゲアシみたいになってしまうのでアレですけど、でも実際にはそーゆー訳なのでコレとコレでどう違うのか?これらを明確に分かり易く説明して欲しいところですよね。
だって新たな未知の材料ですし期待もありますし。
お問い合わせを頂いた方にはこの事をDARKSIDEBOREDBLOGで書きますよと伝えたので書いてみました。
ま、あとネットで拾ったカーボンナノチューブの画像を拝借していますが、この形状の物がナノレベルとは言えオイル中にあると言うのはどーなんでしょ?
決してDISではありませんけどBOREDとしては固形添加剤と言う点で基本的に別物のオイルとしていますので何も興味はありません。
長文失敬。

2025年3月3日月曜日

記事。

先週末の定休日は久しぶりにチニングタックルで釣行してみましたが、再度調整を兼ねて全てのベアリングを新品へ交換したので改めてスプールベアリング用オイルの検証も兼ねてチェック。
けれど結果としてチニングやミドルゲームを使用対象とするルアーウェイトの場合、スプールベアリングにZAYTオイルでは多少アンダースペック感があり、やはり許容範囲の広いBALBOAオイルの使用が適正と実感しました。
ZAYTオイルはもっと軽いルアーウェイトこそ適正でライトゲームやフィネスで使用するべきと改めて実感。
で、今回新たに巻き替えたPEラインは数年ぶりに使うデュエルのアーマードF+Pro。
以前スピニング用で1号と0.8号を買って直ぐに使用をやめた理由を思い出しました。
このアーマードF+Proはコーティングが硬くて張りがありラインの巻き癖が正にフロロ、着水サミングをした後でも親指を離すと瞬時に2~3周ラインが膨らんでしまい、ナロースプールのショルダー部分にラインが乗っかってしまう。
それを知らずに次々とキャストを行っていると、キャストの途中で浮かないはずのラインが変なタイミングで浮いたりする。
なのでバックラッシュをしていないのに途中で膨らんだであろう箇所まで戻ってラインの撓み?膨らみ?を直してやらなきゃならない。
テンポが悪い。
このデュエルのアーマードF+Proの前はシマノのハードブル8+を使用していましたが、こいつも同じくラインの硬さと張りが強いながらも使用半日ほどでコーティングが落ちて来るので割と後半は馴染む。
けれどハードブル8+はラインブレイクした後に問題があって使用を止めてしまいましたが。
まぁ、上記いずれのラインにおいてもスプールにラインを巻き過ぎ?と言うか満タンに巻いている事も原因の一つかもしれませんが、それにしてもラインの張りや癖にスプールが持って行かれ過ぎてしまい悪い意味でスプールが回り過ぎてしまう。
14ブレ二アスの場合ナロースプールで実際にラインを巻く幅17mm?
つまりスプールの左右ショルダーは各4mmほどもある訳でそりゃラインが膨らめば乗っかっちゃう。
これを解決するにはラインの巻き量を減らすかラインを変えるか。
で、ラインを変えました。
やはりスプールには常にラインが満タンに近い状態で巻いてないと納得出来ないもんで、実際には最低でも8割強?9割弱?までなら耐えれますが、それ以下になってしまったら新たに巻き変えるか下巻きを増やさなきゃ気がすまない。
なので新たにゴーセンのアンサーエギングX8へ交換。
以前からスピニングではコーティングの張りがちょうど良く完全お気に入りのゴーセン。
けれど老眼で乱視で夜目の効かないお年頃事情により白いラインが最も見え易いと言う理由から今回はルーツX8ではなく白が多目のエギング用を試してみます。
ま、多分数値的にもルーツX8と変わらないから同一かと。
自分的にラインの硬さや張りは無いより有った方が好きなのですが、総じてベストなフィーリングはヨツアミやゴーセン。
画像でもラインをテープで止めていない時点でラインが張りで膨らんでいないので既に良い予感。
ビッグベイトやジャイアントベイトで使うなら硬さや張りは全然気になりませんが、やはり少しシビアになってくるミドルゲームやレギュラーウェイト以下になると凄く気になってしまう。
分かっていたのに敢えて手持のラインを消費した事で効率の悪い思いをしてしまった。
そしてオイルの粘度や粘性でスプールのレスポンスを調整する?補助する?事を目的として再度スプールベアリングをBALBOAオイルへ戻しました。
感覚的にはZAYTオイルと違いは感じないのですが、実際にキャストしてみると安心感が違って来ます。
自分の感覚では5g以下のライトリグやフィネスであれば断然ZAYTオイルの使用をオススメしますが、7g以上からのレギュラーウェイトやビッグベイトまでならBALBOAオイルが最適と実感。
あ、この場合のビッグベイトとは2oz位まで。
着水後に親指を離してもスプールが無駄に動く事もなく、でもレスポンスは軽く適度な粘性が効いていると実感出来るオイル。
これは既に昨年の使用で分かっていた事ですがナゼ今回改めてZAYTオイルにチャレンジしたんだろう?
それよりも現行のガチなベイトフィネス機も導入しなきゃな。

記事。

例えば2年前は頻繁に、1年前は疎らで、でも今年は全く見かけないとか。
SNSでの話。
そんなアングラー居るじゃないですか?
特に女子に多い気が。
たった2年前は何か有名な人なの?と勘違いしちゃうほどに毎日ポストで賑わせているし、当然そのポストに対し男子アングラー達が一生懸命に良い人ぶったコメントを沢山付けたりして。
あの微笑ましい光景。
完全に傍観に徹していられるエンターテイメント。
あの光景って全く見かけなくはないんですけど、フォローしていた女子アングラーが割と消えました。
だからフォローもやめましたけど。
でも2年でやめちゃうの?
2年前はあんなに一生懸命になって毎日釣行してさ、釣れようが釣れまいが一方的にガチ目な自撮りしてさ、聞いてもいないのにタックルやルアーをオススメしてたあのエンジェル達。
これどーゆー事なんですかね?
中にはスポンサーとか幾つか付いちゃって仕事や案件になったから一生懸命ポストしている女子もいるんですけど、そーじゃなくて単なる一般人なのに一生懸命に釣行してたあのエンジェル達の事ね。
アングラーではない彼氏でも出来たのかな?とか想像しちゃう訳です。
SNS内をパートタイム的に一部賑わせておきながら気が付くとアカウントを放置しながらもフェードアウトしちゃう潔さ。
こーゆー女子アングラーが実際に多いんだろうなと想像しています。
中には何年も本気で楽しんでいるだけの女子アングラーも居るんでしょうけどね、でもSNSの使い方を間違えるとパートタイム的やビジネス案件だと思われちゃう場合もあると。
やはり男子アングラーの様に趣味を超えたライフワークとしてキチガイレベルまで継続出来る環境にないと言う事なんでしょうか?
とは言え某ルアーメーカー達が囲っている可愛いんだか可愛くないんだか微妙な田舎娘達に群がる男子アングラーも引き続きな訳で、これをそう仕向けているメーカーは仕事や案件としてどーゆースタンス?ポジション?で契約しているんだろうと。
取り敢えず我が社のルアーを使って釣りをしまくってみようか?と女子アングラーとして育てた先に何があるのか?
未だに謎。
女子アングラーが使って良く釣れたからってルアー選びます?女子アングラーが振って良く飛んだからってロッド選びます?絶対に無いでしょー。
それとも同性である一般女子アングラーを獲得したくてのプロモーションなのか?
でも一般女子アングラーって冒頭の様に2年位でフェードアウトしちゃうんですよ?
って分かっているんだろうか。
ホント未だに女子アングラー関連には謎が多い。
まぁ群がる男子アングラーについては言わずもがな、んなもんヲタク天国なニッポンにおいてはもはや通常。
って事でBOREDも女子アングラーではなく女子メカニックでも育てる方向で案件でも提案してみようかしら。
嘘、めんどくせい。

2025年3月2日日曜日

記事。

26日の19時より先行受注のプリオーダーを開始しましたMETHODとVITALの2025 DRY LOGO-LS。
当日のしかも直前になってアナウンスすると言う凡ミスを犯しながらも、お蔭様で当日と翌日には多数のご注文を頂きまして感謝感激です。
今回はMETHODとVITALな上に各3カラー展開と言う事でデリバリーまでちょうど一ヶ月ほどのお時間を頂きますが、既に先行受注のプリオーダーの残り枠が少なくなって来ました。
当初からMサイズや2XLサイズの枠は少なめにしていましたが、それにしてもゴールデンサイズのLサイズやXLサイズの動きが早い。
BOREDでは毎回オリジナルアパレルを生産するに当り、殆どが先行受注のプリオーダー形式をとっています。
所謂ガチなアパレルと同じ。
展示会を行うか画像で見せるかの違いだけです。
当然BOREDはアパレルメーカーでは無いので展示会などを行う余裕も球数もありませんけど。
こうする事でロスしがちな不良在庫を抑える事が出来るので、確実な客注が把握し易い上に在庫分の調整も効率的に。
それに実際には「今こそ着たい」と言うタイミングを想定してデリバリー予定を決めているので、毎年割とジャストなタイミングでデリバリー出来ていると自負しています。
BOREDの在る東京で言えば5月のGWなんて既に夏の服装で十分な訳ですし、でも夜になると少し冷えるのでロングスリーブとかコーチジャケットなんかも必要で。
しかも昨年の真夏は過去一だっけ?猛暑&酷暑になった訳ですが、今年の真夏も既に昨年並みなな予報が出ていますよね。
だとすると紫外線対策やら熱中症対策も必要となって来るんで、特に今回の様なドライボディのロングスリーブは必需です。
春先はシェルジャケットやフリースなんかと合わせても良し、初夏にはTシャツと重ね着しても良し、真夏には単体で着ても良し、晩秋にはベースレイヤーとしてミドラーとレイヤリングしても良し、そして真冬もベースレイヤーとして速乾性に頼ったレイヤリングも良し。
と結局一年中着れるんじゃない?と言う事。
だからこそ今回は生乾きによる原因菌の繁殖や発生を強力に抑制する機能性を付加した物となった訳です。
しかもハニカムメッシュのポリエステルなので速乾性は最高レベルな上に、SPF50+の紫外線防止効果も備わっているので最強。
もちろん大手アウトドアメーカーが本気度マックスで生産している物には敵わない部分もありますけど、けれどこの原因菌の繁殖や発生を強力に抑制する機能だけに関しては大手アウトドアメーカーも採用しているポリジンなんで完全同一。
基本的にドライボディってレイヤリングを意識している事からダボダボしたオーバーサイズで着るには生地厚が合わず、ジャスト着やタイト着こそ意味を持つんですが、サイズ展開が同じロングスリーブでもコットンボディと比べると総じてハーフサイズほど小さめな作り。
なので今回は2XLサイズも展開しました。
なので早くも各カラーや各サイズも微妙な残り枠となって来ましたので、引き続きDARKSIDEBOREDSTOREよりお早目のご注文をお待ちしています。
あ、それと一応最悪の場合を考えて3月28日デリバリーとしていますが、もしかするともう少し早くにデリバリー出来る場合もありますので、そー言った意味でもお早目のご注文をお願いします。