これまたオイル話の続き?みたいな話になりますが、BOREDのMETHODオイル&グリスは自社生産です。
もうこの20年間シツコイくらいアピって来ましたけど。
つまり他社のオイルやグリスみたいに「こーゆーオイルやグリスを作りたい」と油脂業者へ依頼して生産してもらっている所謂OEM製品ではありません。
販売元では無く製造元の表記になると言う事。
BORED自身で「純正や定番とは異なる特性のオイルやグリスが必要」と他社とは異なる特性や性能を付加したオリジナルで設計や開発を行い、そこから各種材料の選択や試作においても全てBOREDにて行っています。
なので生産に関係する業者としてはベースオイルを仕入れたり特注生産依頼している油脂業者、各種の添加剤や化合物を仕入れたり特注生産依頼している材料業者、そして試作し終えた物を製品にする際に量産作業のみを依頼している提携業者、この3つの業者に協力して貰い生産している訳です。
もちろんその中には「コレとコレを上手く混合させる架橋剤は?」とか「この特性を他の添加剤で出せないか?」など主に添加剤や化合物を仕入れている材料業者へ質問や打診をする事はしょっちゅうあり、また量産の過程で解決させたい問題については提携業者に相談して解決策を得る事もありますし、提携業者へ直接訪問して自分で作業を行う事もあります。
こればかりは設備の問題などもあるので長年の付き合いから相談し解決すると言う良い関係が築けているからこそ。
だからBOREDオリジナルとして自社生産する事が出来ているんです。
そして本来の目的とは異なる無駄?な材料を省く事も行っています。
つまりオイルの美観を維持するだけの目的などは本来の目的では無いので無駄として省く事も出来ます。
お蔭様で流石に20年以上も油まみれな人生を送って来ているので、例えば他社のオイルでも匂いを嗅げば「あ~アレ使ってるんだ」とか使用されている材料の見当なんかも出来る様になっていますし、なんとなく主要材料の特徴とか良い油?や悪い油?の見当も付く様になって来ました。
合コンでアピったってなんの自慢にもなりませんけど。
さて、突然ですがBOREDで設計し開発したオイルやグリスは先ず大まかに3つのサンプルを作ります。
この3つのサンプルから1つのサンプルに絞り込み、更にその1つを3つのサンプルへ作り変え、製品によっては更に3つへ、と3つ単位で細分化させ都度ジャッジを行う様にしているんです。
奇数の「3」と言う数字が調子良いんです。
例えて言えば「多、中、少」みたいに特徴としたい性能に関連する材料の配合比を3段階に別けておくと、それを実用や測定機械でテストしてみた際に目的としている結果に近道が出来ます。
なのでMETHODオイルやグリスは何度も3つのサンプルを繰り返し製作して、製品前の最終サンプルにおいても1つに絞らずに僅かな差ながら3つを作り上げる事を目指して試作を行うんです。
常に「3」の繰り返し。
そしてその3つのサンプルを実際に実用した上で判断する事にしていまして、先ずは自分自身が東京湾奥の運河や港湾などの海水環境で試用し、そして毎回必ずサンプルテストをお願いしているリールメンテナンスサービスのNeCoSanにはNeCoSan自身が淡水海水問わずの試用はもちろん、NeCoSanがメンテナンスを請け負っている東京湾ジャイアントベイトシーンで圧倒的な結果を出し続けているPAYBACK GUIDE SERVICEのYAS船長にも間接的に協力頂いていまして、同じく東京湾でライトゲームやミドルゲームを展開しているINX.labelのスタッフでもあるFLB CRUISEのマッツン船長、そしてMETHODお取り扱いDEALERの中でも異例?の対象魚数を誇る元祖リアル怪魚ハンターMonster Kissには深海や極地や海外などレアな環境でも実用をお願いし、その後に最終的に1つに絞り込んだ量産直前のサンプルにおいてはMETHODお取り扱いDEALERの中でもオフショアキャスティングでお馴染みな10minutesやオフショアジギングでお馴染みなMAREBLEにも、それから元祖リールメンテナンスサービスの老舗リールメンテナンスドットコムにも確認や実用をお願いする為にサンプルをチェック頂いています。
と言うより一方的に送り付けています。
なので自分自身が対象としていないカテゴリーやジャンルにおいても上記の猛者達による協力を経て実用を経ていますので、何か不具合が生じれば遠慮なく直ぐに連絡が取れる関係性の中でサンプルテストが行えている訳です。
ちなみにこのサンプルテストを依頼しているMETHODお取り扱いDEALERについては贔屓や忖度があっての事ではなくて、あくまでもBOREDで直接サンプルテストを行う事が出来ない環境や条件においてお願いしているだけの事なので一応補足として。
あ、淡水よりも海水でのサンプルテストが多いのも当然ながら海水使用の方が圧倒的に悪条件だからです。
海水使用で問題がなければ淡水使用では99%問題はありません。
なのでお蔭様で実際にバスでもトラウトでもライギョでもヘビーユーザーは多いですし。
もうね、時代はジャンルレスな訳ですよ。
特にルアーフィッシングにおいては海でも川でも湖でも淡水海水問わずにタックルはコンパチ出来る時代です。
では何を変えたら良いのか?と言えばフックやリングなど金属パーツの交換と、オイルやグリスなどケミカルの交換になりますよね?
そー言った意味でも机上の設計や開発だけでなく、現場主義としての試用を徹底的にあらゆる条件と環境で行えていると言う点は、ユーザーにとっても援護射撃的に安心して貰えるかと思っています。
ちょっと最近長文の記事が続きましたが、オイル関連になるとこれでも伝えきれていない場合もあったりして、なので分散させてこのDARKSIDEBOREDBLOGでお伝えしています。
ゼヒお暇な際には過去記事も併せて熟読してやってください。
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