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2025年3月24日月曜日

記事。

最近は同類アナウンスばかりで失敬。
お蔭様で全国のメンテホリック達から既に色々なお問い合わせを頂いているサンプルグリス。
で、実は現在絶賛サンプルテストを行っている超々低粘度グリスの発売?についてはBOREDなりに少々悩んだんです。
もう新たにオイルやグリスの新製品展開はしないつもりたったもんで。
けれどそーは言っても結局のところマイナーチェンジやアップグレードの枠を超える?その域では対応出来ないだろうと言う需要が見込めるなら新製品展開となってしまう。
そして今回の件を宿題として提案してくれたリールメンテナンスサービスのnecosanからは「○○○だから必要」と具体例を伝えて貰った事で納得した部分もあったもんで着手する事に。
でも先ず真っ先に頭に浮かんだ懸念は自社製品潰しになってしまわないか?であって、それにはやはり試用と検証を繰り返し行って実用レベルでベターと思われる用途や箇所への使用確認が必要。
ナゼにベストでは無くベターなのかと言えばある程度の汎用性を持たせたいから。
今回の超々低粘度グリスはあくまでもグリスとしての材料と特性から試作した物であって、METHOD製品中で近いTHETAグリスとは粘度も粘性も各段に違い、同じくTHICK HEAVYオイルとは当然ながら粘性も特性も異なる事は言わずもがな。
だから大丈夫となった訳です。
で、肝心の用途は?と言えば正にマルチパーパスであって、オイルでもグリスでも今迄使い分けて来た用途をコンパチ使用する事が出来るユニークな存在。
そして恐らく同類他社がやっていない?だろう点も重要。
この誰がオリジナルかと言う点は覚えておいてくださいね。
BORED22年間の歴史でもどれほどマネされパクられて来た事か。
それはルーツであるサイクルオイルから始まりフィッシングオイルまで。
けれどそれらについては肝心な製品の本筋では無くてあくまでも外観やら容器やら製品展開やらが似ていると言う事が殆どで、要するにオリジナルは一体誰なのか?はコアユーザーやヘビーユーザーが知ってくれている訳ですし、これまでの経験上から後発の同類他社なんて所詮そんなもんと見下してますから。
ビーフですか?ビーフですよ。
当然BOREDには確固たるポリシーもプライドもあって、何度も言いますが「ベースオイルには化学合成油のみを使用」「固形添加剤の無使用」「人体や生物に有害な塩素系や重金属などの無使用」これらに加えてメーカー純正の一歩先を行くユニークな特性を各製品毎に設定していると言う事であって、世間で良く見かける「一滴で驚異的なナンチャラ」みたいに過大な宣伝は致しません。
一歩先ってどの位って気になる感じだし。
一滴でナンチャラなんて凄く中身が無くて薄い印象がするでしょ?
実際に飛距離が10mも変われば立派なアドバンテージですけどね、オイルとベアリングを交換したって10mは絶対に伸びませんから。
でも時代はそーじゃないんですよね。
カスタムパーツもカスタムベアリングも含めて時代は違うベクトルに向いてますから。
もうリールメーカーは一定期間でモデルチェンジを行って来るルーティンな訳で、下手すりゃ21年の後継が24年なんてモデルもあるじゃないですか?3年で型落ちよ?
そうなるとハッキリ言って10年以内の同モデル内であれば決定的な違いなんて無いんですよ。
今や小さな差を過大に宣伝するしかない状態になっている。
これは良い材料を使っているミドルグレード~ハイエンドになれば尚更。
なので例えば現在2025年から10年落ちの2015年モデルは全く使えないのか?と言えば全然問題なく使える。
現に自分でも2014年、2017年、2018年は不満もなく現役です。
しかも人間だから「慣れ」と言う感覚も存在している訳ですし。
そんな現代だからこそキチンとメンテナンスし消耗品も交換する事で、古い機種を現行機種と変わらずに使用する事も出来る。
だから所謂馬鹿みたいな「早い、回る、軽い」なんて薄さをアピールするんではなくて、つまり今こそタフさとかオリジナリティでアピールするべきであって、最新機種でも旧型機種でもBOREDのMETHODオイル&グリスを使えば長く使い続ける事が出来ますよって方向。
そーゆー方向へスイッチしたのが2014年から現在のBOREDで、2014年の業務内容変更をキッカケに方向転換した訳です。
ま、それまでのサイクルメカニック時代は「早い、回る、軽い」の鬼チューニングに徹していたんですけれども。
そんな事から現在のオイル7製品、グリス5製品、そして今度はオイルともグリスとも呼ばずに敢えてペーストと呼ぶ事に決めました新製品の超々低粘度グリスを世に出そうと決め、それはマルチパーパスであるからこその「ユーティリティ」を追求した存在としてのラインナップと言う事。
で、肝心な外観とか価格とかネーミングについては現在進行形でやってます。
但し、今回はかなり高級な材料を使用していまして、シンプルにこの粘度のグリスとなるとソレだけで汎用的な稠度のグリスよりも高価なんですが、更に連続する摩擦や摺動に対して油膜の保持力をベラボウに高めていまして、オイルでもグリスでもないペースト状だからこそ油膜は強靭にしておくべきだろうと。
でも実はトランプ先生の一件において諸々原材料の価格が不安定になって来ていましてね。
BOREDと長年付き合いのある材料業者は一部材料メーカーも含む訳ですけど、その製品に使用する原材料自体の価格が値上傾向と言う恐ろしい事前連絡が来ています。
連絡が来ていると言う事は近い将来には覚悟しとけよって事と認識しているので、これにBOREDが使用している材料も含まれる事であればスタートからキツイ。
以前にも書きましたが既にコロナ禍以前から物によっては40%以上値上している添加剤もあったり、容器などの資材においては2倍になっている物もあるんですよ。
2倍って200%ですからね。
けれどこれまた以前から何度もお伝えして来た様に、所詮オイルやグリスは消耗品であって地味な裏方の存在。
余り調子にのった強気な価格設定をするつもりもなく、消耗品に徹した中での適正価格を見定めるつもりです。
と言う事で今は最初のサンプルテスト段階ではあるので何とも言えませんが、必ず形にして世に出せればと思っていますので、今後もサンプルテストのレポートなど諸々でのアナウンスをゼヒご確認くださいませ。
使用パーツによってはエリアトラウトからジャイアントベイトまで、持っていても損はない存在のペーストになるかと思います。
言い過ぎか?

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