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2025年3月12日水曜日

記事。

実は先日の定休日から地味に作業を進めて来た「宿題」の進捗。
ちょうどこの3月はMETHODオイル&グリスの在庫補充生産月でもあるので試作を行うには絶好のタイミング。
なので定休日を返上しての没頭&営業日も残業して朝方まで没頭。
だからこの数日は余りSNSを見ていなくて少し世間離れした気分。
いや、それよりもスコブル順調に進んでいる「宿題」については唯一の難題?かと思っていた点をキッパリと排除させてみたら凄く理想的になって、しかも密かにSリバーで実用テストを行ってみた結果ファーストインプレッションとしては全く問題無い感じ。
で、その進捗ってなんだんだよって事ですが、これ先日も軽く触れていました新しいグリスです。
でね、同時進行で考えているのがどーゆーポジションにしようかなって事で、今のMETHODウレア5グリスとは異なるシリーズにしようかと考えているんですね。
ま、でも材料は最も信頼している同じウレアなんですけど。
けれどMETHODウレア5グリスの中でもベーシックなDELTA、ALPHA、THETAよりも離油の値を大きく上げていて、少し油っぽさを多く感じられる様にしながらも粘性を抑えてある事で粘度と相まって中々良いペースト状が作れています。
METHODグリス中で現在最も低粘度なのは稠度0号のTHETAと稠度0号-のUG OMEGAなんですが、ベースは同じ0号ながらUG OMEGAの方は粘性を大きく上げている事から、同じベースとは思えないほどのネバリとシツコサを感じると思うんです。
でも今回はグリスの主な使用ターゲットとなるギアだけでなくマルチパーパスをターゲットとしているので、過去にも同様なコンセプトで別注生産した事があるサイクルショップの25LASオリジナルBLACKグリス、このレシピをヒントに色々と材料を変えて試作しています。
NJSのカップ&コーンなどでもシールドベアリングなどでもオイルとは異なる油膜により割と大胆な使い方が出来ていた超低粘度グリスでした。
で、今回はその下地を更にブラッシュアップさせて離油の値を大きく上げている癖に単に油分を多く配合するのではなく、何と言うか凄く低粘度なんですけどネバリの元となる粘弾性添加剤は一切無配合につき割とサッパリした感じ。
で、現段階では稠度を測定する意味がないのでアバウトな感覚では稠度0号以下です。
全然以下。
メーカーにもよりますが「胡麻ドレッシング」イメージ。
当たり前ですが狙いどおり。
ハンパに低粘度化させるんじゃなくて今回はMETHODのスキルをフルパワーして出来る限り低粘度化させていて、もう少し粘度が欲しければDELTA、ALPHA、THETAと混合カスタムも出来る様にしてあると。
商売上手。
だからこその同一のウレア系グリスでもあり、けれどポジションは独立したマルチパーパス。
何でもそうなんですが頭の中が「ソレ」モードになっている時って時間を忘れて没頭出来ると言うか、シンプルにノッている自分のクリエイトっぷりが分かるんです。
今回もアレの次はアレの配合比を変えてってメモの箇条書きに打ち消し線を書いて行くペースが早くて、はいっダメって言う見極めが早いと言うか冴えているモードに入っていましてね。
その翌日には提携業者のオっちゃんの所へ出向いて勝手に作業を始め、オっちゃんを手元に使って「これ恒温入れて攪拌して」とか指示したりして。
まぁ仕事が早い。
そんなペースなもんで今週中にはまた信頼と実績のnecosanへ向けて取り敢えず2つのサンプルを発送予定。
先日アレだけサンプルは3つ作るとか書いてた癖にね。
これまた他社には無いユニークなグリスが出来上がりそうなのでご期待くださいませ。
病み上がりからの激務となってしまったので今日は早く帰って体調をリセットします。

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