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2024年10月1日火曜日

裏技。

10月1日と言う事で今日は「都民の日」につき東京人は公休です。
けど子供の学校などは休みなんですが大人は普通に出勤してますけどね。
さて、そんな10月と言う事で海でも川でも湖でもハイシーズンを迎えようとしています。
で、やはりハイシーズンは釣行回数も増えると言う事で釣行後のリールケアについては色々と議論もあり、淡水はともかく海水で使用した後のリール水洗いについては所謂「シャワーで洗うシマノ式」と「水へドボンして洗うムラタ式」のいずれかを実践している人が多いと思います。
この件について早速。
基本的に「メーカー指定」の説明書的なオフィシャルに拘る人は「シマノ式」が多いんでしょう。
これは何に対しても保証外になってしまう恐れがあるとか、常にメーカーメンテナンスを利用しているとか、単にメーカー純正が無難と言う理由だと思います。
けど某様の「ムラタ式」は要するにアングラー目線と言う事なんですよね。
そんなに頻繁にリールを買い替え出来ないでしょ?なら実用的な方法を教えてあげますよ、的な事から推奨されているんだろうと推測。
で、この「ムラタ式」と同じ様なリールケアを実践しているのが自分、と言うかBOREDオフィシャルとして推奨するのは「水へドボンして洗うムラタ式」に近い方法です。
具体的に書きますね。
BOREDの場合は釣行を終えた当日中(数時間以内)にまだリールが海水で濡れているタイミングで、水では無くて「ぬるま湯」を使用してケアします。
この「ぬるま湯」の目安は計った訳ではありませんが恐らく30度位のお湯。
逆に40度とか50度なんかの立派なお湯はオイルやグリスを明らかに軟化させるのでNG。
料理する人なら一発で把握出来るでしょうけど、水に塩を溶かすよりもお湯に塩を溶かした方が断然早く溶ける。
しかも「ぬるま湯」でも塩の溶けるスピードは全然早いんですね。
要はリールボディ内に侵入した海水を素早く除去させたいから。
なので以前にもこのリールケアについて何度か書いた際にも「ぬるま湯」を使用している事を書きましたが、そーゆー理由から「ぬるま湯」を必ず使う様にしています。
で、ベイトリールの場合は、バケツみたいに水深が30cm以上ある物じゃなくて、湯桶?とか台所にあるボール?みたいに水深が20cm程度の物に「ぬるま湯」を流しっ放しにして、そこにスプールを取り外したリールを丸ごとドボンさせて30秒ほどハンドルを回しますが、別にハンドルを早く回す必要はないので多分10回転くらいかと。
それから一旦リールを取り出して表裏左右などリール全体を水のシャワーで10秒ほど洗い流します。
水のシャワーを使う理由は「ぬるま湯」の湯気を素早く取り去りたいから、単に高湿度でしかないですからね湯気って。
そしてメカニカルキャップを取り外してから「これでもかっ!」って程にリールを良く振ったりハンドルを回したりして内部の水を出来る限り飛ばす訳ですが、もうホントに肩を壊しそうになるほどシツコク30秒以上いろんな方向へ振ってやります。
で、同時に上記の間に取り外したスプールは同じく「ぬるま湯」を入れたコップやカップなどにドボンしておきますが、スプール横にベアリングが付いているモデルなどは予めベアリングが浸らない水深にしておきます。
これだとスプールとラインの塩抜きを同時に済ませる事が出来るので凄く楽。
そして重要なのが上記でリールケアを行った後はナルハヤで素早く乾燥させてやると言う事。
なので吸水性がダントツなマイクロファイバーウエスを使い、先ずは目に見えている水分は出来るだけ乾拭きしておきます。
マイクロファイバーウエスは100円ショップで余裕で買えます。
そこからサマーシーズンだと自宅にある除湿器の風が吹き出す所にリールを置いておきますが、その他シーズンはなるべく風が通る場所にリール本体とスプールとメカニカルキャップを放置して乾燥させます。
時々ハンドルを半回転させたり、クラッチを切りっ放しにしたりして。
これからの冬シーズンなどはヒーターの前とかコタツの中なんかでも良いかもしれませんね。
なのでBOREDの場合はこの一連のケアをずっと行っていますが、これまでBLOGやSNSなどで使用後のリール内部を画像として投稿して来た際に、明らかな塩の結晶が見られた画像って多分一度だけだと記憶しています。
しかも凄く僅かな数粒ほどの塩が油膜の上に見られた程度。
確か20カルカッタコンクエストDCだったと思いますが。
なので、油屋であるBOREDが推奨するリールケアについては、上記の方法でお試しくださいと言う事なんですけど、注意する点としてバケツや風呂などの様に水深のある物へドボンすると水圧の影響でベアリング内へ盛大に水が浸入する恐れもある事からなるべく水深の浅いリール全体が浸かる程度で行う事。
そして例えば半日とか一日など何時間も水の中へリールを浸けておく事だけはNGで、流石に金属に塗布された油と言う事を考えればリール内部のオイルやグリスも変質する可能性が出て来ますので。
ま、オイルやグリスを設計開発する段階でそんな極端な用途は想定外ですし。
いや?してたかも。
と言うのもMETHODグリスで使用しているウレア系グリスについては、水中であっても油膜や形状を維持させる事が出来るほど耐水性に優れていまして、これは一般的なリチウム系グリスの5倍以上の潤滑寿命を誇ります。
2022年4月15日の過去記事https://darksideboredblog.blogspot.com/2022/04/blog-post_25.htmlでも雨天の屋外へ放置し続けたウレア系グリスの画像をポストしていますが、今日の記事の画像はその流用で4月1日から2週間ほど?雨天の中をBORED事務所の外に放置していた物です。
パーツクリーナーかなんかのキャップに所謂「うんち」状に出したウレア系グリスのサンプルを放置していたものですが「うんち」状の形も維持されていて、周辺の水に油分が流れ出していない事から乳化していないので水が濁っていません。
まぁ多少雨の影響で水が入れ替わったりはありますが。
で、これは後々のSIGMAグリスとなる着色前のサンプルグリスと言う事で、確かこの数年前にもDELTAグリスのサンプルで何度か同じ様な水中デモンストレーションのポストしたはずです。
だからと言ってずっと水中に放置しっ放しと言うのはオフィシャルとして推奨しませんが、これからのハイシーズンに向け特に太糸PEラインを使用する様な場合にはゼヒ上記の方法でお試し頂ければと思います。
もちろんリールケアの後は各所にオイルアップなどを行っておけるとベストです。
この「ぬるま湯」を使用したリールケアは「ボアード式」と言う事で。

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