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2022年4月15日金曜日

記事。

どーもです。
まぁ詳細は本家のBORED BLOGやSNSへポストしてありますが、こうやって4月1日から着色もしていない状態のサンプルグリスを「全天候」の名に恥じない様に屋外放置していたんです。
ちなみに屋外へ出しっ放しですからね。
帰宅時に事務所内へ入れたりしてませんので、意味無いから。
なので4月3日~5日結構雨が降ったんですが、それで一旦ボールが満水になったのは確認していまして、それから暑い日もあったので徐々に水が蒸発し半分以下になって、更に昨日と今日昼頃までの雨でまた少し水が増えたかなという状態。
のリアルタイムな画像。
参考までに白いキャップの裏には浮かない様に予め鉛の板重りを貼ってまして、このキャップ自体はパーツクリーナーの奴です。
で、現在の最終サンプルと全く同じ成分ではあるんですが、製品と一点違うのはこの画像のサンプルグリスから更に粘着性と粘弾性を上げる為に添加剤を大きく増やした物が製品化させる最終サンプルグリスなんです。
だからザックリ言えばこの画像の状態よりも更に強靭になると。
その強靭が示す部分は吸着と言うか定着と言うか密着と言うか、とにかく対象物にくっつく力が更に強くなって、例えば垂直の壁にグリスを点で塗布してから放置し、数日経ってもグリスは壁に塗布されたまんま同じ形で在るってくらい。
これもBORED事務所内でやってみましたが、なにせ画像が地味だし信憑性が無いので捨てました。
それに加えて今回証明したのは形状が崩れていないと言う事と、油が滲み出していないと言う事。
以前も確かDELTAグリスの発売時期に同じ様な事をしたんだけど、その時は事務所内ではあったけど水中で確か一ヶ月位放置したんじゃなかったかな?
とにかくグリスの主成分である増ちょう剤には一番重要な油分が練り込まれているんですが、その練り込まれて封印されている油分が簡単な事で染み出してしまっては困る訳です。
でも実は逆にグリスから油分が狙った量だけ滲み出す様に、その量をコントロールしているのが離油と言います。
なので水が入ろうが熱が加わろうが余りにも簡単に油分が滲み出さない様に、離油をコントロールする為に増ちょう剤はある程度強くなければいけない。
これは粘度が高くなる方が作り易い。
でも例えば冷蔵庫の味噌みたいに硬過ぎてしまうと、今度は上手く油分が滲み出してくれない上に、なによりも使いたいピンポイントにグリスが付着しても、直ぐに意味の無い所へはみ出してしまう。
これは想像つきますよね?
これを流動限界と言いまして、その使用対象物を想定した上で塗布したグリスが行ったり来たり動く様にする必要があると言う事。
初めてリールを分解するとギアの刃じゃない部分とかボディのフタとか意味無い所にグリスが固まっているを見た事がある人も多いと思います。
これは塗布の仕方にもよるんですが、なによりもグリスがある程度流動していない証拠。
この事はホントに一番気にしている点でもあります。
だからMETHODグリスでも逆にタップリとギアの刃が見えないくらいに塗布してしまうと、流動しないし付着しない部分も出て来るので、それがギアの刃じゃない部分とかボディのフタとかに付いてしまうんです。
これは完全に無駄。
なので塗布量は基本ギアの刃にあるデコボコ?ギザギザ?だけが埋まる程度にシッカリと丁寧に塗布してやって、キチンとギア同士を回転させて馴染ませてから、はみ出した余分なグリスを綿棒なんかで拭き取ってやると言うのが目安です。
これは他のウォームシャフトでもドラグワッシャーでも同じ事。
もちろん用途や型番など物理的な点に依存するので、全部のリールが同様では無くて多く塗布する場合も少なく塗布する場合もありますが、上記はあくまでも基本の目安と言う事ね。
なので自分はギアでもドラグでも又はボディのザグリでもシャフトでも筆を使って溝にもキッチリと塗布する様にしています。
そんな訳で3月から急に気合を入れて取り組んで来た今回の新製品グリス。
バスでもシーバスでも周辺がヒク大きさのルアーを投げ続けるビッグベイターやジャイアントベイター、そして荒れ狂う海で最大級最高級のタックルを使いジャイアントを狙うオフショア、これからの季節はヒシモジャングルから極悪面した蛇野郎をぶち抜くライギョ、国内外問わずアカメからナマズからイトウなど巨大魚や怪魚を狙い続けるモンスターハンターに。
ゼヒ4月下旬発売予定、BOREDのMETHOD新製品グリスをお試しくださいと言う事で。
少し興奮気味。

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