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2024年10月31日木曜日

記事。

先日に続きこれまた23カルカッタコンクエストMDです。
このDARKSIDEBOREDBLOGで何度も書いて来ましたが、やはり海水使用における釣行後のケアが重要だと分かる画像ですね。
10月にもこの記事でBOREDが推奨する釣行後のケアについて書きました。
海水使用のベイトリールは毎回釣行後に水洗いを行わないと季節によっては数時間であっても錆が発生する場合があります。
なのでメーカーカタログに「海水OK」と書かれているからと誤解して、何もケアを行わなければ画像の様な状態になるのは当然。
特にワンウェイローラークラッチは特殊なパーツであって、円柱状のニードルベアリングとメタルベアリングを流用したインナーカーラーがクサビ機構を介して一方向のみに回転させる仕組みを持っています。
つまり進行方向へ回すとクラッチが作用してハンドルが動く様になり、後退方向へ回すと再びクラッチが作用してハンドルが動かなくなると。
なのでワンウェイクラッチとかワンウェイベアリングとかローラークラッチなど「一方だけに作用するクラッチ」と言う意味の総称として色々な呼び方があるんですけど、クラッチと言えども2つの見慣れないベアリングがあるので当然ながらシッカリとした潤滑は必須。
それに位置としてハンドル手元に在る事でバーチカルな向きに配置されていないだけに水が抜け難い部分でもあり、当然ながらキチンとしたケアの後はシッカリと乾燥させてやる事が重要で、併せて上記の事から使用するオイルのセレクトは他とは違う「推奨」を使用するべきなんです。
BOREDではリールの型番や用途によりNEMEAオイルとCHIMERAオイルの2つをワンウェイローラークラッチ向きとして推奨しています。
と言うよりもNEMEAオイルとCHIMERAオイルの開発ターゲットはワンウェイローラークラッチなので専用っちゃ専用でして、CHIMERAオイルは小型~中型のリールで主に淡水使用に向いていて、NEMEAオイルは中型~大型のリールで海水使用に対応させてあります。
上記に書いたワンウェイローラークラッチのクサビ機構は高粘度のオイルや高粘着のオイルの使用だと動きを阻害して上手く機能しない事があります。
実際に過去にもBSLRオイルやTHICK HEAVYオイルを使用したところハンドルの逆転現象が見られた事もあり、またグリスにおいても同様で極薄く塗布する場合は問題が起きない可能性もありますが塗布量が非常にシビアな事もあるのでBOREDではオススメしていません。
その為に粘性を極力排除しワンウェイローラークラッチ推奨(専用)として設計したのがNEMEAオイルとCHIMERAオイルと言う事です。
先ず、NEMEAオイルには大きな負荷や摩擦に対して極圧被膜を素早く生成する摩擦調整添加剤と、水置変換性を応用し一旦水分が混入しても徐々に水分のみを押し出して分離させるMETHODオリジナルの耐水防錆添加剤がベースオイルのエステル化学合成油に高配合されています。
次に、CHIMERAオイルにも金属に対して極圧被膜と潤滑被膜を生成する摩擦調整添加剤を配合し、水滴や湿気などの一般防錆を対象にMIL-SPECを超える長期の防錆を行う防錆添加剤をベースオイルのエステル化学合成油に配合しています。
自身でメンテナンスを行う人は必ず既存のオイルやグリスを脱脂洗浄した上でワンウェイローラークラッチとインナーチューブにはNEMEAオイルかCHIMERAオイルをタップリとマンベンなく注油し、その後流れ出た余分なオイルは綺麗に拭き取ってから組み付けを行ってください。
とは言えNEMEAオイルもCHIMERAオイルワンウェイローラークラッチだけではなく、粘度や粘性など物理的な特性が合えばスプールベアリングなどにも使用する事が出来る成分構成なのは言わずもがな。
特にCHIMERAオイルの場合だとBALBOAオイルとLIGHT DUTYオイルの中間に位置する粘度なので、サッパリとした粘性が好みの場合など敢えてスプールベアリング専用として使用される人も多い様です。
また、自身でのメンテナンスに自信が無いと言う場合は、BOREDのMETHODお取り扱いDEALERショップや@neecoosanまでメンテナンスをご依頼くださいね。

2024年10月30日水曜日

記事。

先日Instagramのストーリーズに上げた自分の18レボビースト41HS-Lについて。
メーカーHPを見れば解決するはずなのにナゼかBOREDに質問が来た事もあり、実用上の見解を含めた長所と短所を改めてご紹介してみます。
このビーストを導入したのは確か昨年の夏前だったはずです。
と言うのも当時SNSを見ているとビッグベイトやジャイアントベイトのアングラーが多く使っていたのがこのビーストだった事もあり、それに導入後にBOREDが毎年協賛している「博多湾ビッグベイトシーバスバトル」のリザルトを見ていた際も優勝者を含め上位入賞者の多くがこのビーストを使っていた事を知ってから。
つまりビッグベイトやジャイアントベイトを使うメンツに需要が多いのかな?と思ったと言う事。
基本的に個人的にも業務的にもSNSなどで見かける事の多いリールの中から自分的な要素を加味して導入する様にしていて、それは当然METHODオイル&グリスの試用や検証を行う上で重要な要素ともなるので。
で、それまではザックリと4ozまでを使う際に20カルカッタコンクエストDC201をメインにPE5号で使用する事が多かったのですが、今後PE6号をメインに使用したいと思った際にラインキャパが不足するんでお試し的にビーストを導入してみようと言う意図もあり。
そしたらちょうど某大手通販サイトで破格だったもんで殆ど同時に2台を導入。
そんな事で初めてアブのロープロリールを導入した訳です。
個人的に自分の手持リールはベイトもスピニングも問わずシマノがメインで、一部においてアブの丸型は使用していますけど、それら以外の他社リールには特に興味がなかったんです、いや、今も興味がないんです。
それは外観デザインなどのセンスもありますが、何よりもブレーキの種類に拘っているから。
自分は完全に遠心ブレーキ派でして、30年も前から遠心ブレーキをメインに使い続けて来た事で、要するに慣れてしまったと言う事が大きな理由です。
で、その内にDCブレーキが世の中に登場した際にも「なんだソレ?」ってかなり長い間シカトして来たんですが、気が付くと毎年進化して定着した感のあるDCブレーキも試してみないといけないよなぁと業務的理由から導入し、それはそれで良く出来たブレーキだと少し感動も覚えました。
で、ビーストはご存知のとおり遠心ブレーキをメインにマグネットブレーキも補助として備えたハイブリッドブレーキです。
なので基本的に自分にはシックリ来る点もあったので遠心ブレーキの流れで使っているんですけど、やはり補助とは言えかなりシッカリ効いてしまうマグネットブレーキは安心感もありますが逆に少しメンドクサイ存在にもなり、自分はマグネットの5個中3個を取り去ってブレーキ力を半分以下に弱めて使っています。
つまり遠心ブレーキは6個中1個オン、マグネットブレーキは5個中2個のみにしていると言う事。
なのでこのビーストのブレーキフルマックスなんて絶対にバックラッシュしないでしょう。
で、このビーストはスプール径が37.5mmでカルコンDCはスプール径が38mmと殆ど同じスプール径なんですが、でもDCの磁石がスプール中央に配置されているカルコンDCだとその分ラインキャパが減る。
結果としてカルコンDCよりもビーストの方が1.5倍ほど多くラインを巻けるんです。
で、PE6号で言えばビーストなら100巻ける設定で、仮にカルコンDCにPE6号を巻くと恐らく70mちょい位になってしまうはず。
これが先日Instagramのストーリーズに書いたラインキャパが理想と言う事。
なのでシマノに当て嵌めればビーストは250番的な位置付けになると思うので、自分が現在PE8号で使用している300番の21スコーピオンMDとの間を埋める存在なんです。
しかも当然ながらカルコンDCよりもスコーピオンMDよりもビーストの方が圧倒的にパーミングがし易い。
って事でお試し導入したつもりが今や割と好きな有り難い存在となった訳です。
なので長所はボディサイズの割にラインキャパが多い事、ロープロファイルボディなのでパーミングがし易い事、ブレーキ力が強過ぎるのでビギナーでもバックラッシュは皆無?な事。
逆に短所はメインギアとピニオンギアのブラス素材がシマノよりもモロイ事、個人的に外観のコスメがガキっぽい事。
そんな位だと思います。
それにメンテナンス性も良いですし、ボディ剛性も高くて割とタフ。
なのでザックリと2oz以上をバックラッシュ知らずで投げたいベイトビギナーにこそこのビーストは超オススメかなと。
なので現在はバス釣りを除くと4号リールに17スコーピオンDC101、5号リールに20カルカッタコンクエストDC201、6号リールにこのビーストをHGとXG改の2台、8号リールに21スコーピオンMDと言う各ライン専用として使い回しています。
あ、4号リールの17スコーピオンDCは別に本命じゃなくて当時ナロースプールのDCがどんなもんか気になって導入した物ですが、このボディデザインが好きなので今も愛用していると言う事で。
と言う事でラインキャパのクダリについてはメーカーHPを見れば分かるじゃんと思いながらも、敢えてトータル的な内容を含め改めてのご紹介でした。

2024年10月29日火曜日

記事。

お食事中の人はスミマセン。
毎度お馴染みBOREDのMETHODオイル&グリスをメインにリールメンテナンスサービスを行っている@neecoosanより届いた画像です。
23カルカッタコンクエストMDのレベルワインダー周りですね。
18でも23でも300番や400番のカルカッタコンクエストシリーズはレベルワインダーとスプールがキャスト時にも連動して動くので、特にウォームシャフトの摩擦に関して言えば単純に2倍は消耗している事になりますね。
そのウォームシャフトは常に汚れに気を付けていないと、直ぐに巻き感が重くなったり異音がしたりの原因になります。
特にソルト使用ともなると更に錆への懸念も生じる事で、他のリールよりも頻繁にチェックしてやる必要があります。
で、それを放置しておくとウォームシャフトに塗布したオイルやグリスに汚れが付着して画像の様に真っ黒に汚れた原因となる。
この状態で使用していると明らかに巻き感に違いを感じるはずであって、とは言え毎回リールをバラシてクリーニングするのはメンドクサイ。
で、あれば先ずはMETHODのUG OMEGAグリスを薄く塗布する事をお勧めします。
その他の200番や300番であればTHETAグリスでも良いとは思うんですけど、上記にも書いた様に18でも23でも300番や400番のカルカッタコンクエストシリーズは連動タイプなので油膜を強めに保護しておく方がベター。
余り多くコッテリと塗布してしまうと逆に汚れの原因となってしまう場合もあるので、ウォームシャフトの溝にも薄く塗り広げる様にシッカリとマンベンなく。
これでUG OMEGAグリスの特徴でもある強粘着により油膜を物理的に保護し、更にMETHODオリジナル防錆添加剤による水分を押し出す様な効果により使用翌日には水分が分離されているはずです。
ついでに、良くお問い合わせ頂くレべルワインダーのウォームシャフト横にあるブッシュをベアリング化させるカスタムについて。
これはハッキリ言ってどっちでも良いと思います。
巻き感を少しスムーズにレスポンス良くする事が有効な場合ならお勧めしますが、例えばビッグベイト以上などの負荷が高く耐久性と言うかメンテナンス性を重視したい場合なら不要かと思います。
参考までに自分の場合だとバス用の100番においてはHEDGEHOG STUDIOのレベルワインドパイプと共にベアリング化させていますが、シーバス用の200番~300番は敢えて純正ブッシュのまんまで使用しています。
と言うのはシビアな巻き感も何も6号~10号のPEラインで数百グラムのルアーをフルキャストするのにソコを重視する事に大きな意味も無く、それに毎回ベアリングの状態を気にしていたくないと言う理由もあるからです。
なので敢えてウォームシャフト横はブッシュのまんまで使用していると言う事でして。
なんでもかんでも全てをベアリング化させる必要は無いと思いますし、自分の200番~300番で使用するハンドルノブにおいては逆にブッシュへダウングレードさせているほどです。
もちろんベイトフィネスとかライトゲームなどフィネス要素が高いジャンルにおいては有効な場合が多いと思いますが、それら以外においては自己満足要素の方が高いのかな?と思っています。
なのでベアリング化させたフィーリングに慣れているならカスタムするのも良いかもしれませんが、もちろん定期的にメンテナンスを行いベアリングの状態がキチンと維持出来ていなければ明確な逆効果になる事を忘れずに。
と言う事で引き続き秋のハイシーズンのメンテナンスにはBOREDのMETHODオイル&グリスをゼヒ。

2024年10月27日日曜日

案内。

昨日から先行受注のプリオーダーを開始しました2024A/WシーズンのBOREDオリジナルアパレルについて、一点お客様よりお問い合わせを頂きましたのでご案内させて頂きます。
先日一足先に先行受注のプリオーダーを開始しました2024 BONE-LSより、今後BOREDオリジナルアパレルについては先行受注のプリオーダーに限りご注文窓口をDARKSIDEBOREDSTOREのみに限定しています。
そのBOREDオリジナルアパレルがデリバリー日時に入荷した後で在庫が出た場合のみBORED STOREへ在庫を移行しアップし直します。
つまり今後はBOREDオリジナルアパレルに限り、先行受注のプリオーダーはDARKSIDEBOREDSTOREにて、入荷した後の在庫販売についてはBORED STOREにて、と言う様にご注文窓口を別ける事となりました。
よって先行受注のプリオーダーにて既に完売となったカラーやサイズに関しましては、入荷した後のBORED STOREでも既に完売となった状態となりますのでお間違い無い様ご注意ください。
なのでご希望するカラーやサイズなどを確実に入手されたいと言う場合には、お手数ですがDARKSIDEBOREDSTOREにて先行受注のプリオーダーをご利用頂けると確実です。
上記について誤解もありましたので改めてご確認をお願いします。
と言う事で本日現在で多数のご注文を頂き有り難い限りですが、お蔭様で2024 SOFTSHELL JACKETにつきましては既に残り枠が僅かとなり在庫が出ない可能性が出て来ましたので、引き続き先行受注のプリオーダーにてお早目のご注文をお待ちしています。

2024年10月25日金曜日

記事。

昨日付けでDARKSIDEBOREDSTOREを窓口に先行受注のプリオーダーを開始しました2024A/WシーズンのBOREDオリジナルアパレル。
2024 RANDOM PARKAは既に生産を開始していましたが、2024 SOFTSHELL JACKETについては昨日朝まで業者と打ち合わせを行っていたところ、午後には打ち合わせの課題をクリアー出来る内容で連絡が入り急いでGOする事になりまして。
プリント関係なんですけどね。
なので昨日付けで同時に各方面へアップした次第です。
これまで毎年の事ながらA/WシーズンのBOREDオリジナルアパレルは12月に入るまでにデリバリーを開始するタイミングで先行受注のプリオーダーを行って来ましたが、今回もその様なタイミングで動き出していながらも今年の異常な暖かさは何?
まぁ長期予報では流石に12月になると例年通りの気温になると言っていましたが、それでも極寒よりは少し暖かい冬の方が良いですね。
さて、今回の目玉は2024 SOFTSHELL JACKETとなる訳ですが、サイジングの目安として身長171cm~172cmと微妙に変動し、体重は初老事情につき75kg~78kg辺りを変動している全日本プロレス体系なガチムチボディの自分だと、ベースレイヤーにウールの極厚ロングスリーブとセカンドレイヤーにポリエステルの極厚ロングスリーブを2枚レイヤリングするのが真冬の定番でして、その上にこの2024 SOFTSHELL JACKETを着るとホントにジャストで動きを妨げないサイジング。
でもインナーにオーバーサイズの裏起毛パーカーなどを着てしまうと苦しいと言うよりも、お腹辺りのジップが閉められずに着れません。
と言う事は普段から真冬のレイヤリングとしてミッドレイヤーにパーカーとかフリースを着ている人ならそれらに置き換えて2024 SOFTSHELL JACKETを着用してもらうとベストかと思います。
もちろんパーカーやフリースよりも防風性が高いので十分なプラス要素として置き換える事は出来るでしょう。
まぁ、ベテランになると真冬はベースレイヤーのセレクトでかなり過ごしやすさが左右する事はご承知かと思いますが、更にセカンドレイヤーやミッドレイヤーの工夫は爆風とか極寒の際に差が生まれますのでね。
あと、40代の後半から極端に寒がりになった自分は真冬の釣行でもアウターは必ずダウンジャケットじゃなきゃダメな身体に。
なのでやはり完全にアウターとして着るには晩秋までと初春からが適正かと思いますので、そーゆー意味ではシーズンを選べばミッドレイヤーとしてもアウターとしても長く着れるので便利っちゃ便利。
伝わるかは分かりませんが、自分が持っているガチな山行で使用するRabのソフトシェルジャケットよりも生地が厚く、同じくガチな山行で使用するSALEWAのソフトシェルジャケットとは同等な生地の厚みと言う事で、つまり世間のアウトドアメーカー並みな生地の厚みと言う事。
それに海外製のアウトドア製品よりも着丈や袖丈などを日本人向けに調整していますので、もしサイズで迷う場合は普段よりワンサイズ上を選択して頂ければ間違いないと思います。
昨日から有難い事にご注文が続いていますので、引き続きDARKSIDEBOREDSTOREにてゼヒ宜しくお願いします!

2024年10月24日木曜日

記事。

まさかの連投となりまして恐縮です。
と言う事で続けてBOREDオリジナルアパレル関連のアナウンスとなりますが、BOREDの2024A/Wシーズン第三弾は先日も書きました様に2024 SOFTSHELL JACKETとなります。
ちょうど本日付けで二次加工を依頼している業者から連絡があり正式にGOする事となりまして。
この2024 SOFTSHELL JACKETは表地にポリエステルTPUフィルムを、裏地にマイクロフリースを使用したソフトシェルジャケットとなります。
以前にも書いた様にソフトシェルジャケットは適度なストレッチ性を持ち、非常に優れた防風性を持つ事でフリースなどよりも行動ベースでの保温性が高く、また生地表面の繊維密度が高い事から撥水性にも優れ速乾性にも優れています。
構造と素材の違いからハードシェルジャケットの様に専門に特化した防水性や防風性はありませんが、真冬のレイヤリングを考えた場合はアウターにハードシェルを重ねる事で最強な行動着となるでしょう。
今時期ならインナーに機能性ベースレイヤーだけで過ごせるので初秋や初春などレイヤリングに悩む微妙なシーズンでも重宝する存在です。
行動着と言うのは動きを妨げずに防風性、保温性、撥水性、速乾性など、いずれかの機能を付加してるセカンドレイヤーやミッドレイヤーに適した物になります。
で、自分がこれまで真冬の12月後半~1月後半に釣行する際には、ウールのベースレイヤー、ポリエステルのセカンドレイヤー、フリースジップパーカー、ダウンジャケットと言う4枚のレイヤリングが定番でしたが、ホームの東京湾奥運河は真冬になるとビル風が凄まじく周辺もコンクリートと鉄だらけなので気温以上に底冷えするんです。
なのでとにかく風を遮断する事が最優先になります。
多分殆どのアングラーなら実感したはずの真冬の風問題、これはアウターだけでは凌ぎ難いのでミッドレイヤーを工夫する必要があると。
で、巷に存在しているソフトシェルジャケットを見ると、ガチのアウトドアメーカーから発売されている山行用は高価。
いや、下手すりゃハードシェル並みの価格も沢山ありますんで。
でも逆に安価な通販系謎メーカーにおいてはタクティカルな方向に振っている事で、無駄にポケットとジップが多かったりして確実に動きを妨げてしまう事からミッドレイヤー的には不向き。
なので今回はVITALから2024 SOFTSHELL JACKETをリリースしましょうと言う事になったんです。
しかもボディの仕入から更に二次加工を施して微妙なシルエットの調整を行い、控えめなプリントもシルクスクリーンでは無くラバープリントを圧着する事で生地に追随する様に。
個人的にはシマノなどの釣具メーカーから発売しているシェルジャケットのサイジングを参考にしていて、身丈はアウターと被らない様に長くなり過ぎず、袖丈も他のレイヤーやグローブなどに干渉し難い裾の長さで袖周りも太くならない様にしています。
なので自分の場合だと身長171~172cmで体重が今朝は78kgもありましたがw、所謂ガチムチ系な体型だと今回の2024 SOFTSHELL JACKETならXLサイズを着てインナーにウールのベースレイヤーとポリエステルの極厚なセカンドレイヤーを着ても窮屈ではありません。
でもLサイズだと少し窮屈になるので真冬のレイヤリングを考えた場合は普段のジャストサイズからワンサイズ大き目でセレクトして頂ければ問題ないと思います。
逆に初春や初秋しか着ないかもと言う人ならインナーにTシャツやベースレイヤーだけでイケるので普段サイズのジャストでも良いかもしれません。
そんな訳でこの2024 SOFTSHELL JACKETも2024 RANDOM PARKAも先程DARKSIDEBOREDSTOREにて先行受注のプリオーダーを開始しましたので普段着と行動着をセレクトする意味でもゼヒお早目に。

2024年10月23日水曜日

記事。

またBOREDオリジナルアパレル関連のアナウンスが続きますが、今回はA/Wシーズン定番となりましたパーカーです。
で、今回もテキストロゴだけでは無くて頑張りました系です。
元々イメージしていたターゲットは70's後半~80's後半のUKバンドTシャツと言うか、あの頃の決してTOP100には入る事が無い存在のマニアックなバンド達。
例えばGODFLESHとかJOY DIVISIONとかMY BLOODY VALENTINEなんか、まぁ後はUKじゃないけどMINISTRYとかね。
ザックリとこれらのバンドTシャツやジャケットデザインが頭にあって、それをサンプリングでは無くイメージとして雰囲気が出せればなと考えていたんですけど、結局はBOREDのMETHOD製品とVITAL製品がターゲットにしているのは広い意味でのアウトドアなので、地図の様にも迷彩の様にも見えるアウトラインのみのデザインをマウスでドローイングしてみました。
まさかのマウスで。
とは言え自分で書いておきながら自らトレースしたりして諸々フィルターは使いましたけどね。
先日も2024 BONE-LSの記事でも書いた様にアブストラクトだったりジオメトリックなデザインが好きで。
何と言うか海図とか迷彩とか等高線とか幾何学模様など、それらを自分の中で地球を土台としたテーマに当て嵌めて、でもそれをモロにトレースするのはツマラナイと言う事でまさかのマウスで書いていると言う地味な頑張り系。
そのデザインの中には地味なメッセージ性を持たせたロゴをブチ込んであります。
相変わらず下品な言い回しで。
そしたら割と当初のイメージになったかな?って。
だからBOREDなんて知らない人からしたら街中で見ても「何?」って思われる事が狙い。
と言う事でこの2024 RANDOM PARKAも近日中にDARKSIDEBOREDSTOREを窓口として先行受注のプリオーダーを開始しますのでゼヒ。
あ、あと先日もポストしました様に久しぶりにVITALからソフトシェルジャケットもプリオーダーを開始する予定で、こちらはシンプルにVITALロゴとテキストロゴだけになりますが只今サンプルプリントで模索中。
と言う事で今年のBOREDオリジナルアパレルA/Wシーズンはこの3展開となる見込みです。
多分。

2024年10月22日火曜日

記事。

初回生産分が完売となり只今欠品中となりますMETHODのUG SIGMAグリスとUG OMEGAグリスについて、有り難い事に次回の入荷予定に関するお問い合わせを多数頂き大変恐縮ですが、BOREDのMETHODオイル&グリスについては隔月の奇数月に在庫補充生産を行っています。
つまり1月、3月、5月…と年に6回の在庫補充生産月でスケジュールを組んでいて、それは化学合成油を使用している油脂類とは言え厳密には揮発も酸化も起こる訳なので、出来るだけ生産したばかりのフレッシュな状態を供給したいと言う事にあります。
基本的に未開封の状態で温度や湿度の変化が少ない冷暗箇所にて保管されている場合には2年ほど?の消費期限を維持する事が出来ますが、開封済で紫外線を受けたり温度や湿度の変化も著しい一般住宅などの室内においては1年ほどの消費期限として明記しています。
これは1年が経過したら直ちに品質が劣化する訳ではありませんが、一応の目安として表記の義務から記載している事になりますのでご理解を。
で、一般住宅などの室内においても例えば密閉出来る透明では無いプラケース内に、衣類の除湿剤(シリカ剤)などを入れて保管して頂ければベストではあります。
BOREDでは外注倉庫にて温度も湿度も管理された倉庫内で保管していますが、更に上記の様な透明では無いプラケースに除湿剤を入れて在庫を保管しています。
基本的に温度、湿度、紫外線はオイルやグリスの揮発や劣化に繋がる要因ではありますが、当たり前ですが地球上には空気が存在している訳で100%完全な保管は出来ません。
空気も水分ですからね。
なので「絶対に大丈夫です」は有り得ないんですけど、アゲアシの様なレベルでなければ上記の保管方法がベストとなります。
と言う事で本題に戻りますが、11月の在庫補充生産については先ずUG SIGMAグリスとUG OMEGAグリスから在庫補充生産を開始する予定で手配を進めます。
次いでDELTAグリス、ALPHAグリス、THETAグリス、それからオイル製品の在庫補充生産を行う予定です。
なので大まかに11月中旬~下旬にかけて上記の順に在庫補充が完了する見込みとなりますので参考まで。

2024年10月21日月曜日

記事。

なんか真夏のサンプルテストを終えた9月以降マトモに釣行が出来ていない上に、これまで何年も継続して来た毎週金曜日の仕事終わり釣行もSNSへのアップが無くなった事で、稀に取引ショップとか常連ユーザーから「なんかあったんすか?」的なメッセージなどを頂く事がありまして、しかも最近のBLOGやSNSなどでは「家庭の事情」とか「家族の事情」なんて書いていたもんだから尚更に。
そんな完全にパーソナル事で大変恐縮ですが、アンサーメッセージ的に敢えて書いてみます。
これ別に何も起きてません。
と言うのも現在我が愛息は高校2年生です。
その愛息が高校に通う様になってから愚妻は毎朝早起きして弁当を作る訳なんですが、もちろん愚妻も仕事を持っているので愚妻だけに負担が一つ増えた事になります。
なのでBOREDが定休日の土日祝日は自分が家事を全てやる様にしていて、休みの日の昼飯と夕飯を作るのはもちろん洗濯とか掃除とかもやります。
それに平日であっても自分が定時で帰宅出来る際には夕飯も作りますし夕飯後の洗い物も自分がやる様にしていて、その他にも毎週日曜日の夜には愛息が持参する弁当のオカズも一品作り置きしています。
ま、味卵なんですけど。
愚妻の仕事は平日休みなのでコレにより最低でも週二日は完全に家事をしなくて良い事になり、更に平日の半分位?は夕飯も作らなくて良く夕飯後の洗い物もしなくて良い事になる訳です。
まぁ、同じ53歳の夫婦なもんで自分の初老具合は当然ながら相手も同じだろうと察し、お互いに疲れやすくなった初老ボディを労わり合わないと死んじゃったら困るんでね。
なので最低でも愛息が弁当持参する高校生を卒業するまではこのルーティンを続けようかと自ら勝手に行っている事(エライ)なんですが、そーなって来ると昨年の高校1年生までは無理なくヤレていた事が、1年以上続けて来た最近になってからは色々とシンドクなって来ましてね。
ま、要するに歳なんです。
そんな劣化し続けているタイミングで昨年も今年も真夏の異常な猛暑&酷暑があったりして、恐らくそんな事も地味ながらボディーブロー的に影響してるんでしょうけど、とにかく一旦帰宅してしまうと夜中に外出する事がメンドクサクなって来ました。
なのでこれまで何年も続けて来た毎週金曜日の仕事終わり釣行もネガティブになって来たんですが、やっぱり自分とこの製品であるオイルやグリスの検証なんかもあるので完全に釣行をサボる訳にもいかず、ハイシーズンは出来るだけ仕事終わり釣行へも出撃しなきゃなとは思っているんです。
そんなタイミングに加え今度は我が母親も立派に老人なもんで、一緒には住んでいないんですが近所に住んでいるだけに尚更色々と。
とにかく病院に通わなきゃいけない事も出て来たり、ヤレ手術するかもとか耳が遠くなったりとかね。
って誰もが通過するであろう健康事情が重なったのが今って事であって、パーソナルな事情を説明するのも変なんでメンドクサイから家庭の事情とか家族の事情って書いて来たんですが、それが逆に何か心配?させてしまった様で冒頭の様に濃いお付き合いの方々から大変有り難いメッセージを頂く事に。
って事で特に深刻な状況でもなんでもありません、と言うかどの家庭でも起きる事なんでしょう。
我が母親もタフなので未だ死にそうではありませんし。
なのでまた毎週金曜日の仕事終わり釣行も再開しようと思ってますんで、出来れば満足サイズな魚の画像も一緒に添えてSNSへアップしたいもんです。
レギュラーサイズのルアーと言うか所謂ミドルゲームに絞ればホームエリアにおいて確実に魚を獲れる自信はあるんですけど、それだと画像的にインパクトにも欠けるので出来れば以前の様にデッカイのを使って満足サイズを。
ま、元々強い釣りが好きですし、既に夏前にはリールも追加してあるし。
なので心配するなら金をくれw、ご注文をお待ち申し上げております。

2024年10月18日金曜日

記事。

BOREDのMETHODオイル&グリスをご使用頂きリールメンテナンスサービスを行っている、ご存知@neecoosanでは画像の様な海水使用による完全固着したリールなども頻繁に入庫して来ます。
しかもビッグベイトやジャイアントベイトなど最も負荷や荷重の高いジャンルのベイトリールが多目ですが、もちろんその他サイズのベイトリールやスピニングリールも対応していますよ。
画像はそのお預かりの際に症状と状態の確認でバラした物ですが、これはもう流石に何とも言えず酷い状態ですね。
左のワンウェイローラークラッチにはインナーチューブが固着している状態で、これは見て分かるとおり赤錆による固着と油分消失による焼き付きとなりまして、更に凄いのは右のスプリング2つがリール内へ侵入した海水が蒸発した塩の結晶にスプリングが付着していると言う。
本来このスプリングは反対側に差すだけの物なんですけど、まさか塩の結晶によりボディ側に固着しているのは初めて見ました。
これを真っ新になるほどキレイにクリーニングし、もちろん錆の発生しているパーツは新品交換するとしても、ボディ内においては使用するオイルとグリスのセレクトに大きく差が出る事はもちろんですが、やはり使用後の水洗いを怠って放置してしまうとこーゆー状態になってしまう訳です。
特に海水使用においては使用後に必ず水洗いする事は必須となり、先日このBLOGでも書きました記事の様に「ボアード式」でゼヒともお試し頂ければと思います。
ザックリとオサライしておくと、ベイトリールは水に浸けてハンドルを何回転かさせてからシツコイほどに水気を取る事、スピニングはシャワーで上方向から水をかけてハンドルは回さずに洗い流す事。
これに尽きます。
そしていずれの場合も水洗い後は速やかに良く乾かす事。
タオルやウエスなどで乾拭きするだけではなくて、出来れば送風による乾燥や除湿器などを使用した乾燥など、とにかくナルハヤで水気を取り去ってしまう事が重要です。
こんな凄まじい画像達は毎月の様に不定期で@neecoosanから届くんですが、SNSではそのビフォーアフターも公開しているのでネコさんのInstagramを是非チェックしてみてください。
もちろん日々BOREDのInstagramでもシェアしていますので。
と言う事で先ずは海水使用のベイトリールアングラーはワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、ボディ内ベアリング各所にはBSLUオイル、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス又は廃盤旧製品のSIGMAグリス、まずはこの辺りは必須として押さえておいてください。
これらを使用しておけば画像の様な状態は避けられますが、でも再度釣行後の水洗いと乾燥は必須なので誤解の無い様に。
ちょうど遅れていたBORED STOREの在庫補充も完了していますので今なら即日発送も可能です。

2024年10月17日木曜日

記事。

先日付で概ねの在庫補充生産を終えたばかりのBORED STORE
ですが、昨日辺りからやたらとBALBOAオイルとBSLUオイルの動きが早くなって来たもんで、これは恐らく世間的に何かあったに違いないだろうと過去の経験からYoutubeで空蘭々 SoraRara 釣りchをチェックしてみたんです。
そしたらやはり空蘭々 SoraRara 釣りchこと空さんが久しぶりにBOREDのMETHOD製品を宣伝してくれていると言う有り難さ。
数年前にも何度か空蘭々 SoraRara 釣りchのチャンネルでBOREDのMETHODオイル&グリスを取り上げてくれていたり、リールのメンテナンス動画などもアップしてくれていたりと、以前から何かとご贔屓にしてくれている空蘭々 SoraRara 釣りchこと空さん。
ま、ナゼかBALBOAオイルは白濁気味だったり、CHIMERAオイルは変色気味だったりと、ビジュアル的には余りヨロシク無くても逆に「リアルに使ってんなぁ」感は伝わっているでしょうね。
一応この場を借りてお伝えしておきますと、BSLUオイル、BALBOAオイル、THICK HEAVYオイルはベースオイルにエステル化学合成油に加えポリアルファオレフィン化学合成油をハイブリッドしていまして、このポリアルファオレフィン化学合成油を使用すると気温差や気圧差などにより添加剤の一部が飽和状態となり濁る事があります。
あと、NEMEAオイルやBSLUオイルの様に極圧添加剤が他より高配合されている物も同様に。
この事はBORED STOREの製品ページ下部に注意書きとしても記載しているのですが、オイルの実用性においては基本的に問題はありませんのでご安心を。
あ、でも一応ご使用前に容器ごと良く振って頂ければと。
それ以外の理由でオイルが白濁したり変色したりする理由は3つ。
1つ目は使用後にキャップをキチンと閉めずに湿度や水気が混入してしまった場合は濁りが生じる場合もあり、2つ目は紫外線の影響により太陽光が僅かでも長時間当たっていると変色する場合があり、3つ目は使用した際に気が付かずに他のオイルやグリスまたは汚れなどがスポイドに付着した場合に異物混入と言う意味で変化を起こす場合があります。
なのでBORED STOREの製品ページ下部にも書いてある様に、基本的に気温差や湿度差などの変化が少ない冷暗箇所での保管を推奨しています。
だからと言ってそんなにシビアになる事もないのですが、例えば湿度の高い風呂場とか気温差が大きい窓際などはNGと言う事。
でも空さんの場合はもう結構長く使ってくれているので単に消費期限が過ぎているかもしれませんけど。
そんな訳で空蘭々 SoraRara 釣りchの捕捉としてオフィシャルとしての説明でしたが、中々他のバス系Youtubeとは異なる?内容が多いので結構真剣に見てみると面白いですよ空蘭々 SoraRara 釣りch

案内。

先日の三連休中にシレ~っとこのDARKSIDEBOREDBLOGにポストしていました2024 BONE-LS。
その際にDARKSIDEBOREDBLOGにポストしていた画像を間違えていたのでコッソリ差し替えを行っておいたのですが、今回は画像の様にルアーでお馴染みのボーン模様をデフォルメしてストレートなイメージにしてみました。
これなら釣り臭くならないかなって。
余りにも顕著に「釣り」イメージを前面に押し出しちゃうのが嫌いなもんで、モロに「魚」のシルエットとか「FISHING」なんてテキストは死んでも使いませんBORED。
何故って一応業界に関係していながらも釣具メーカーじゃないのでねBOREDは。
でもまぁ最近はアブストラクトとかジオメトリックとかな模様に魅力を感じているんですけど、夏に発売したTOUGH DRY LONG SLEEVEの両袖に使用した等高線?をイメージしたデザインが某MASHのバーテープに似た模様だったらしく、既に某MASHなんてご無沙汰で記憶から抹消されていたもんで何だか頑張って書いた物が似ているってショックでね。
なのでもうあのデザインは完全に封印すると決めました。
だから今回の2024 BONE-LSは市販ルアーに使用されているボーン模様を参考に色々と試行錯誤した結果、シンプルにストレートなイメージでデフォルメした方が良いかなって思いまして。
しかもホワイトとチャートなのでアングラーにだけは分かる風での展開。
ま、今後発売するアパレルにおいても今年は上記のアブストラクトとかジオメトリックなイメージでデザインしていて、先日もSNSでチラっと登場した別件のデザインも老眼にムチを打って更に進めています。
あ、そして9月11日にオープンさせたもう一つのWEBSTOREであるDARKSIDEBOREDSTOREも、大変有り難い事にご利用者数が凄く増えて来ました。
でも基本的にBOREDのアウトレット製品を中心としたWEBSTOREにつきイマイチ爆発力は無い。
いや、そりゃそーなんですけど。
そこで現在アウトレット製品以外の商品としてアップしてあるBOREDの各種ステッカー以外に、BOREDオリジナルアパレルについても先行受注のプリオーダーのみに関しては今回よりDARKSIDEBOREDSTOREを窓口にしようと思います。
BOREDユーザーにおいてはBORED STOREと併せDARKSIDEBOREDSTOREもブックマークして頂くだけの事で、決済方法や配送方法はどちらも全く同じなので別に厄介でも面倒でもないと思いますし。
と言う事で本題の2024 BONE-LS。
本日の正午よりDARKSIDEBOREDSTOREにて先行受注のプリオーダーを開始させて頂きます。
10月30日の入荷より順次デリバリー開始となりますので、先行受注のプリオーダーにて確保させて頂ければと思います。
上記にてDARKSIDEBOREDSTOREも改めて宜しくお願いします。

2024年10月16日水曜日

記事。

遅れていた9月の在庫補充生産を再開して先日付けでBORED STOREの欠品を回避する事が出来ているMETHODオイルですが、続いてDEALERからバックオーダーを多数頂いているMETHODケミカルのADVANCEワックスに取り掛かっています。
が、今回も容器のロスが非常に多くて困っている始末。
以前からADVANCEワックス関連の記事で書いて来た様に、ADVANCEワックスには不良が絶対に有り得ませんと言う程に検品を行っています。
先ずは事前に空容器の状態で容器を回して不具合が無いかをチェック、次に内部へシリコンスプレーを薄く吹いてから再び容器の回転をチェック、そして熱せられ溶解したワックスを容器へ流し込んでから十分に冷えたところで最後に仕上げで容器の回転をチェックすると言うトリプルチェックを行っているからです。
なので粘着性と高硬度をウリとしているADVANCEワックスはリップクリームのイメージで軽く容器が回る訳ではなくて、ゆっくりと回してくださいねと言う旨をBORED STOREの製品ページ内でもこのDARKSIDEBOREDBLOGの関連記事でもシツコク書いて来ました。
そこまでチェックを重ねているので運送途中の事故や破損などが無い限り不良品は無いと言い切れるのです。
けど、この画像の様にチェック時に不良となったロスが多い事がネックで。
これは先日100本の容器を仕入れた際に出たロス分です。
つまり不良品。
余裕で1割を超えていますからね。
毎回この本数と言う訳じゃないんですけど、でも毎回少なからず数本のロスは出ます。
だから自社製品の癖に生産するのが嫌いな製品。
しかもこのADVANCEワックスだけは完全にハンドメイドなので手間が凄く掛かります。
でもこれからのハイシーズンに向けた需要もあるだろうし、しかもDEALERからのバックオーダーも多く抱えているので、今日から数日は気合を入れて生産を行う予定です。
現状としてBORED STOREの在庫もまさかの1本なのでやるしかないんですけど。
売れるな!ADVANCEワックス。

2024年10月12日土曜日

記事。

三連休なので定休日となりますBOREDですがアナウンスを。
さて、今がA/Wシーズンだからと言う事を全く意識しなくても良い年中アイテムでもあるロングスリーブTシャツ。
結局はフィールドでない限り例え真冬と言えどもアウターの下に着る機会の多いロングスリーブTシャツでもありますし、車中や店内などではアウターも脱いでいる訳なので意外とこのシーズンも需要があるんです。
と言う事で只今生産中の2024 BONE-LSです。
今回は各社ルアーに使用される事の多い所謂ボーン模様をストレートにデフォルメしてジオメトリックな雰囲気に。
ストレートでジオメトリックって変だな?
と言うのも、元ネタ的なアメリカンルアーのボーンだと規則性が全く無いので、忠実にトレースしても雰囲気が全く伝わらずに断念。
では逆にリアルな魚の骨を意識してみてもネット上にそれっぽいロゴがワンサカと現れて来てしまい、コレってアレっぽいなんて言われたくもないので即却下。
ならストレートでシンプルに直線のみでデフォルメさせてみたところ良いんじゃないかと。
でも実際には小骨の数とか角度とか隙間とか、もう永遠に終わりが見えないよって程にパターンを作り、画像の様に使用するボディに簡易で落とし込んでから決定すると言う結果に。
ま、この手の両袖プリントは昔からそれこそ人骨パターンとかファイヤーパターンとかフラッグパターンとか色々あるじゃないですか?恐らく元はモーターサイクルシーンだと思うんですけど。
その流れが嫌いじゃないんで作ってみました。
で、自分が好きなルアーカラーと言えば老眼乱視で夜目の効かない初老事情もありますが、シンプルにチャートリュースが良く見えるから好きと言う理由もあって、今回はどーしてもイエローチャートなボディを使いたかったんです。
でも所謂ドライ系ボディ特有のリブ無しで薄い生地のテカった感じが嫌だったので、数社からサンプルを仕入れてみて実物を見た上でシルエットとサイジングも含め決定。
特にシルエットが良く普通のTシャツ的素材感でリブ有りだからスーパーシンプル。
チャートボディだけでは大コケしてしまう可能性もあるので無難にホワイトボディも作っておきました。
但し、誤解の無い様に書いておきますが、あくまでもキチンとしたセイフティカラーの蛍光イエローと言う事であって、ナンチャッテな代用としてレモンカラーなんかを使った訳ではないので。
イメージ的には実物のBORED×Monster Kissの20th Banheiroのマットチャートボーンカラーに近いです。
もうバッキバキにチャート。
そんな訳で10月末のデリバリーを目指して近日中にBORED STOREにて先行受注のプリオーダーを開始しますので、先ずはA/Wシーズンの第一弾はこの2024 BONE-LSと言う事でゼヒ。

2024年10月11日金曜日

記事。

秋ですね。
オイルやグリスのセレクトを誤らずに一発で決めてしまいたいところ。
さて、自分が現在使用している8号リールはシマノのスコーピオンMD301XGですが、結局今年の7月上旬から8月下旬までの約二か月間を真夏の炎天下で試用して来たサンプルグリスは一度も追加で注油や入れ替えする事なく現在も正常に機能しています。
このサンプルグリスとは現在のUG SIGMAグリスとUG OMEGAグリスの事になりますが、お蔭様で初回生産分はBORED STOREでは欠品となり次回は11月の入荷予定となります。
が、初回生産分のUG SIGMAグリスとUG OMEGAグリスは下記METHODお取り扱いDEALERでも買い求め頂けますのでゼヒご利用ください。

東京 HEDGEHOG STUDIO http://www.hedgehog-studio.com
埼玉 10minutes https://store.shopping.yahoo.co.jp/10minutes-shop/
富山 Monster Kiss https://monsternet.base.ec
高知 MAREBLE http://mareble.com

で、300番~400番など大型のベイトリールにおいては巻きのフィーリング云々よりも、とにかくタフな耐久性を重視するべき型番ではありますが、特にメインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、ウォームシャフトにはUG OMEGAグリスを使用しておく事で非常に強靭な油膜を保持する事が出来ます。
今回アップグレードしたUG SIGMAグリスとUG OMEGAグリスの前製品である廃盤生産完了したSIGMAグリスとOMEGAグリスよりも大きく粘性がプラスされた事により油膜の物理的な耐久性は大きく向上し、更にMETHODオリジナル耐水防錆添加剤の配合により完全な海水対として強靭な防錆性がプラスされています。
これにより廃盤生産完了のSIGMAグリスとOMEGAグリスよりも極僅かに油分配合量は減っているのですが、その代わりに油膜の耐久性と防錆性は誰もが分かるほどに大きく向上しています。
なのでこれからのハイシーズンにおいては事前メンテナンスとして淡水も海水も問わず300番~400番のベイトリールにこそ必須なグリスとしてゼヒ事前のメンテナンスでお使い頂ければと。
そして上記以外において自分の場合は、ワンウェイローラークラッチにNEMEAオイル、スプールベアリングにLIGHT DUTYオイル、ボディ内ベアリングにBSLUオイルを使用し、これも冒頭と同じく真夏の日中炎天下の中をメインに使用して来たにも関わらず油膜の酸化や劣化も無く安定したフィーリングを維持し続けています。
ビッグベイトやジャイアントベイトなどのヘビーウェイトルアーの出番が多くなるハイシーズンには、上記を参考に事前メンテナンスによりハイシーズン中はトラブルレスで釣行に集中出来る様に。
あ、先日書きました使用後リールの洗い方と合わせゼヒ。

2024年10月10日木曜日

記事。

聞かれていないけど近況報告です。
先ずね、外注倉庫のオバちゃん達がヤラかしちゃったもんで、METHODオイルだけ9月後半の在庫補充生産が遅れてしまって申し訳ないです。
もちろん9月中旬には出来る限り在庫補充生産を行った訳ですが、殆どがMETHODお取り扱いDEALER各店のご注文で出荷してしまい、結局のところ只今BORED STOREにはまともな在庫が無いと言うお粗末さ。
これはMETHOD製品のオイルやグリスの容器へ中身を充填したりラベルを貼ったりする作業を外注倉庫内のBORED作業場にてオバちゃん達にお願いしているんですけど、常に資材の在庫確認もお願いしておきながらイザとなると毎回「ラベルとスポイドセットが足りないよぉ~」みたいにトボけられるんです。
なのでもうアテにしないで自分でも外注倉庫でカウントする様にしていたんですが、9月はUG SIGMAグリスとUG OMEGAグリスの発売もあったりDARKSIDEBOREDSTOREの立ち上げもあったりしたもんで多忙過ぎて疎かに。
そしたら案の定。
今回も9月末になって上記のようなトボケた報告を受けまして。
一応毎回キレるフリはするんですけどね、もう自分の親に近いオバちゃん達なもんで。
なので現在は殆ど欠品してんじゃねぇかと言うMETHODオイルのラベルを大量発注していまして、ついでにオイル容器などの資材も発注しているので10月中旬辺りから再びMETHODオイルのみ在庫補充生産を再開する予定です。
油屋なのに油製品が無くてスミマセン。
あ、でも9月末までに一応METHODグリスは在庫補充生産が済んでいますので。
次に、上記の作業が予定外のイレギュラーとなってしまった事で、準じてVITALのWRシリーズも在庫補充生産がズレる事になりまして。
なので恐らく10月下旬からWRシリーズの在庫補充生産に取り掛かれる見込みとなります。
なんだかレギュラーアイテムが欠品ってホントに申し訳ないです。
でもね、そんな妙なタイムラグが発生した事で本来ならもう少し後になってから作業を開始する予定だったA/Wシーズンアパレル製品のデザイン作業を早めに取り掛かっています。
先日もDARKSIDEBOREBLOGやSNSで触れていました様に、恐らくVITALから?発売する予定のソフトシェルジャケットは既にメーカー在庫の確保と二次加工をお願いする業者への段取りを済ませてあります。
そしてBOREDからは毎年恒例のプルオーバーパーカとロングスリーブTシャツを発売する予定で、これもデザインは概ね済んでいるので提携業者にてボディの在庫確認やら見積やらをお願いしている段階です。
しかもロングスリーブTシャツは画像の様な蛍光イエローことチャートもラインナップする予定。
なので珍しく最近は連日朝方までPCの前でイラレやフォトショを駆使してカフェインをブチ込みながら老眼をバキバキにさせてデザイングしていました。
これらも早ければ10月中に先行受注のプリオーダーを開始しなきゃなと思えるほどにイキナリ寒くなった最近。
雨天の影響もあるんでしょうけど、ヘルニアンには急な寒さは天敵でしてね。
と言う事で近況としては外注倉庫のオバちゃんたちのケツ拭きしながら、アパレル製品の手配や準備を行っていますよと言う事で、どうか今季A/Wシーズンのアパレルもゼヒ宜しくお願いします。
そして毎日の様に朝帰りしているもんで、スッカリ壊れたテレビの件を忘れていた自分。
テレビの画面半分が真っ黒の状態で過ごしているみたいです我が家族。
あ、でも金無いわ。
と言う事で引き続きのご注文をお待ちしています。

2024年10月8日火曜日

記事。

早くも10月中旬間近と言う事で衣替えも終わる?シーズンですね。
そんなタイミングで今年A/WシーズンのBOREDオリジナルアパレルはどんな展開にしようかと日々デザイン作業を行っているんですが、毎年定番のラインナップだけでは飽きたので今季はガッツリとフィールド寄りなアイテムも取り入れてみようかと。
そこで「穴」なのはソフトシェルジャケット。
で、個人的にもRabとSALEWAのソフトシェルジャケットを持っているんですが、サイズアウトしてしまって最近は着ていない?きっと我が家のどこかにあるはずなんですけど、既にアウトドアメーカーでは定番化しながらも世間的に推しが弱い気がするソフトシェルジャケット。
なので真冬を挟んだ晩秋~初冬そして晩冬~初春までのシーズンには単体でアウターとしても着られ、真冬には他のアウタージャケットのインナーとしてミッドレイヤー的に着れる物は無いか?と考えた際にパーフェクトなのはソフトシェルジャケットじゃない?と思い出した訳なんです。
ソフトシェルとハードシェルの違いは結構明確であって、ソフトシェルの長所は適度なストレッチ性を持つ点とフリースよりも高い防風性を持つ点、そしてフリースよりも長いシーズン着れる上に素材的に速乾性にも優れる点、と割と良い事ずくめになると思います。
あとはシャカシャカしないと言う点も場合によっては長所かも?
けど短所と言うとハードシェルの様に特化した圧倒的な防水性や防風性はありません。
ま、でもソフトシェルの上にハードシェルをレイヤリングすれば良いのでね、以前は山行の際によくこの組み合わせでレイヤリングしていましたし。
これならBOREDがターゲットにしているフィッシングやサイクルでも使えるし、なんなら日常でも違和感無く使えるのでホントにソフトシェルジャケットって良い存在と改めて。
なのでこのA/Wシーズンは気合を入れてこのソフトシェルジャケットをリリースしようと動いています。
そんな訳で先日は某メーカーにアポを取ったら快く対応してくれたもんで諸々確認へ出掛けました。
既に良い。
最近巷で見かけるソフトシェルジャケットってナンチャッテなタクティカル系が多いんですけど、それってもうROTHCOなんかをパクった上にフードを付けた感じが正直恥ずかしい。
しかもジップが無駄にアチコチ付いているもんでミッドレイヤーとしてアウターを着る際にも邪魔になるだろうし。
なのでその辺りを色々と考えていたところの今回。
表地のポリエステルメンブレンにはTPUフィルムを使用し防風性と撥水性を確保して、裏地にはマイクロフリースを使用し触感的にも保温性に優れている。
外ポケットは大きく深く開閉を楽にして、その裏に当たる部分には内ポケットも併設しています。
フードは立体の3D縫製でコード調整可能とし、そのコードの付く首周りも立ち上げてあります。
なのでミッドレイヤーとしてポジションを決めてしまえば、ベースレイヤーとセカンドレイヤーを変える事でかなり広いシチュエーションに対応可能となるし、晩秋や初春などはインナーに機能性ベースレイヤーだけで十分に凌げそう。
そして何より今回拘っている点として重要な事は、欧米製に多く見られる袖丈が異常に長いのはNGと言う点で、この袖丈の長さは日本人にジャストな袖丈をと言う事を拘りとしてみました。
と言うのもレイヤリングが増えてくるとインナーやミッドレイヤーなどで袖口がやたらとゴワ付いたり、また冬場はグローブの着用も多くなる事から袖丈が長いだけで色々とメンドクサイ事になる。
もちろん準じてボディのサイジングもタイト寄りなジャストが理想で、レイヤリングの位置付け的にもルーズは有り得ないと。
そんな諸々を改善させて11月中?のリリースを目標に提携業者と諸々相談して行きますのでゼヒご期待ください。

2024年10月7日月曜日

記事。

ようやくこの土日で気温も下がり切った様に感じる東京。
予報でも秋雨前線が南下して来た事で、この前線が留まり続ければシーズンは秋です。
と言う事でフィッシングシーンにおいてはハイシーズンを迎えるジャンルが多くなり、それに伴い釣行日数も増えると言う事でタックルのメンテナンスも必須となります。
例えば自分が最近メインとしているシーバス釣においてはベイトフィッシュが大きくなって来る事から、マッチザベイトに従うなら準じてルアーも大きな物を使用する機会が増えて来る。
別に大きなルアーが絶対有利とは思いませんけど、でも大きなルアーで釣り易くなるので面白いと。
人によっては12ccmのシンペンや16cmのミノーを大きいと感じる事もあるでしょうが、今や世間においては20cmで100gを超えるルアーですら全然スペシャルじゃない時代。
そんな所謂ビッグベイトやジャイアントベイトをメインとする場合は比例してタックルもヘビーな物を揃える様になり、まぁ一般的には200番以上のベイトリールとヘビークラスのロッドに最低でもPEの4号があれば概ね対応出来るかと。
自分の場合は使用するラインに合わせてタックルを号数呼びしていますが、例えば80g~130g位をメインで使用するリールはアブの18レボビーストを使用しPE6号を巻いていますし、120g~230g位をメインで使用するリールはシマノの21スコーピオンMDを使用しPE8号を巻いています。
なのでこのDARKSIDEBOREDBLOG内でも度々6号リールや8号リールと呼んで来たのですが、各社アイコン的なルアーが多い所謂4ozの120g前後は上記の様にどちらのリールでも使用出来る様にしています。
で、例えば一回の釣行で最低6時間をキャストするとなると、ロッド操作でアクションを付けるのか?リールのハンドル操作でアクションを付けるのか?このルアー操作の違いによってベアリングやドライブギアの状態が数ヶ月程度で大きく異なって来ます。
特に最近のエクストラハイギアことXGギアになるとダメージも大きくなりますが、ギア比に関わらず出来ればハイシーズン前に一度とハイシーズン後に一度、オーバーホールとまでは行かないまでもボディを開けてメンテナンスしてやる事をお勧めします。
リールも正確には消耗品であるのでいずれは不具合が出て来る訳で、その延命処置や状態確認と言う意味でメンテナンスを行っておいた方が良いに決まっています。
自動車の車検と同じ事。
その際にメーカー純正オイルやグリスの使用でも良いのですが、何かに特化してある特性を持つオイルやグリスを使用すれば更に耐久性や使用感など様々なプラス要素を付加する事が出来ます。
つまりBOREDのMETHODオイル&グリスが威力を発揮させるタイミング。
因みにメーカー純正が「長持ちする」と言う世間の噂に根拠はありませんし、成分的に見ても決して長持ちする理由がないので噂に左右されない様に気を付けましょう。
で、大まかに所謂ビッグベイトやジャイアントベイトなどのヘビーウェイトルアーを使用するベイトリールには、メインギアとピニオンギアにUG SIGMAグリス、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、ボディ内ベアリングにはBSLUオイル、ザックリではありますがこれらを使用しておけばメーカー純正よりも高負荷に耐え防錆性にも耐水性にも優れた効果も付加されるので先ずはお試しを。
と書きながらも只今欠品が多いBORED STORE
今月中旬辺りを目標に引き続き在庫補充生産を行っていますので暫しお待ちを。
そしてMEHTODお取り扱いDEALER各店も併せてご利用くださいね。

2024年10月4日金曜日

記事。

自分が2020年にハマっていたアブ4601Cカスタム。
当時はこのDARKSIDEBOREDBLOGでも度々登場させていましたが、なんだか納得のカスタムをし終えたところでコロナ禍に突入してしまい、実釣で使用したのはKSMヶ浦とINB沼とTM川でトータル10回無いくらい。
カスタムする事になったキッカケすら忘れてしまいましたが、要するに「あの頃」のリールを現代でも十分通用する様に実用カスタムしてみようと言う事だったはず。
しかも完全にパーソナルな企みだったのでDARKSIDEBOREDBLOGの記事にはしていても、入手&購入になどについては業務とは別の完全自腹で経費ではないと言う。
そんな2台のアブ4601Cカスタムはオリジナルの状態維持に拘るのでは無くて、現行機種に追い付け追い越せを目指す為に下記のパーツを組み込んでいます。
AvailのマグネットブレーキMicrocast Brake CR2/CL2、Availのウルトラライトレベルワインダーセット、BrimoのThin COGWHEEL 5152、Valleyhillのレベルライン、香川塩ビ工業のダブルベアリングウォームシャフト、香川塩ビ工業のセラミックパイロットガイド、そしてもちろんHEDGEHOG STUDIOで各種ベアリングを調達。
他にも中古パーツなどはABU's memoryさんで調達していました。
でもボディやカップのデカールをはじめ外観は殆ど純正そのまんまで残しているのでハンドルとノブを交換した程度とサムレストをシンメトリーに加工したくらい。
あ、使用している機種は4601CのROYAL EXPRESSとGUNNERのいずれもハイスピードです。
しかもROYAL EXPRESSは新品未使用品をゲット出来て、GUNNERはこれまた殆ど未使用品を友人から譲り受けた物。
つまり共に外観には傷一つない新品未使用とも言える状態。
しかも、上記のカスタムパーツをふんだんに組み込んでいる上に、別途新たにROYAL EXPRESSのフレームを美品中古で探してGUNNERへ移植すると言うコダワリ。
要するにROYAL EXPRESS純正の樹脂フレームを使用して、GUNNERを軽量化?と歪予防?をしたつもりの仕様にしています。
で、この2台は完全に同じ仕様にしてあるので上記のカスタムパーツも×2台分で揃え組み込んであり、ハンドルとノブだけは散々悩んだり試したりした結果ダイワの高年式リールで使われている純正を敢えて使用。
色味が若干違うけどカラーも合わせてみたりして。
基本的にクランクハンドル好きな自分的にはこれだけで十分に使用感が増しましたが、ハンドルノブキャップだけはダイワ純正がダサいので今も未装着のまんまです。
で、使用感は凄く良いの一言。
アブの遠心ブレーキは純正ではブロックが2つなので基本的にはメカニカルを主体で調整するんですが、それがどーにも嫌だったもんでAvailのマグネットブレーキを補助的に使用してみたところスコブル調子が良い。
マグネットの位置を決定するまでは毎回サイドカップを開けて行うのでメンドクサイんですけど、一旦基準となるルアーウェイトで調整が決まってしまえば以後は殆ど触る事もありません。
昔は雨などで水がスプール脇から浸水するとブレーキが突然効かなくなって慌てたもんですが、このマグネットブレーキを補助で使用していれば所謂マグと遠心のハイブリッドブレーキになるので全く不安が無い。
ちなみに自分はPEライン使用を前提に1ozルアーを想定してマグネットの位置決めをしてあります。
今や遠心ブレーキもカスタムパーツを使えば2つから4つへ変更出来たり、ブレーキブロックも大中小から選べたりするんですけどね。
で、何を今更で書いたこの記事。
実は先日METHODのUG SIGMAグリスをメインギアとピニオンギアに使用したら凄く良かったんです。
廃盤のSIGMAグリス使用時よりもノイズが確実に減ってホントに同じ4601C?ってほどにシルキーでグリスの飛散も全く無し。
元々上記のカスタムにおいても軽巻仕様にはしていなくて、でもスプールだけはレスポンス良くしてありますが、その他コグホイールやレベルワインダーですらシットリヌットリで仕上げています。
PEを巻いているし主にフロッグとラバージグでしか使用していない事もあり、クイックなレスポンスよりもタフでシッカリな油膜でセレクトしています。
オイルやグリスって巻感のフィーリングを調整出来る面白さもありますよね。
で、今回改めて使用したMETHODオイル&グリスの使用例は下記。
スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、メインギアとピニオンギアにはUG SIGMAグリス、レベルワインダーのウォームシャフトにはNEMEAオイル、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、コグホイールなどのプラギアにはTHICK HEAVYオイル、コグホイールとレベルワインダーのベアリングにはNEMEAオイル、ハンドルノブベアリングにはNEMEAオイル。
最近では再びアブの4000番~6000番ユーザーが増えて来ましたが、個人的にパーミングカップシリーズはタフでシカッリなフィーリングで仕上げる方が向いているリールだと思います。
純正パーツだけでなくサードパーティーパーツも非常に多数が発売されている上に、中古市場でもパーツ単位で入手が可能でもあるので、ゼヒBOREDのMETHODオイル&グリスを使用して楽しみながら自分仕様のアブを作ってみてください。
そーいや敢えてUC4601 Dual2Deal2も気になっているんだよなぁ。

2024年10月3日木曜日

記事。

諸々の資材確認ミスにより9月の在庫補充生産が通常の半数ほどになってしまった事で10月も引き続き在庫補充生産を行っていますBORED
やっぱり新製品の発売などイレギュラーが絡むと何かを忘れてしまうお年頃。
そんな9月の在庫補充生産ですがMETHODウレア系グリスのDELTAグリス、ALPHAグリス、THETAグリスは既に入荷し在庫も確保出来ています。
でも9月11日にアップグレードを実施しリニューアルしたUG SIGMAグリスとUG OMEGAグリスの初回生産分はお蔭様で完売となりましたので、次回は11月の在庫補充生産まで欠品につきご了承を。
とは言えUG SIGMAグリスとUG OMEGAグリスの初回生産分はBORED STORE以外の下記METHODお取り扱いDEALERでも買い求め頂けますのでゼヒご利用頂ければと思います。
東京 HEDGEHOG STUDIO http://www.hedgehog-studio.com
埼玉 10minutes https://store.shopping.yahoo.co.jp/10minutes-shop/
富山 Monster Kiss https://monsternet.base.ec
高知 MAREBLE http://mareble.com
で、やはりハイシーズンを前に「メンテナンスしてます」的なポストをSNSでも良く見かける様になり嬉しい限りです。
リールを弄るタイミングはカスタムパーツの交換時だけでなく、定期的にメンテナンスやクリーニングを行う癖を付けておくと良いですよね。
BOREDの推奨タイミングとしては20年前からシツコク言って来た様に「季節の変り目」こそメンテナンスを行うベストタイミングです。
つまり気温や湿度などの天候や環境が変わるタイミングと言う事であって、日本には四季がある事から最低でも年に4回はメンテナンスを行っておいた方が良い訳です。
さて、先日は「裏技」カテゴリーでベイトリールの洗い方について「ボアード式」をご紹介しましたが、その際に記事内に書いていたウレア系グリスの耐水性についてお問い合わせを頂きました。
水中において何日も性状変化や離油を殆ど起こさずに状態を維持出来るウレア系グリスですが、METHODウレア系グリス全部がそうなのか?と言うもの。
もちろんMETHODウレア系グリス全てが同一素材となるウレア化合物を使用した増稠剤を主成分としています。
但し、その増稠剤に使用しているウレア化合物以外にもベースオイルと各種添加剤が配合されていて、製品毎にそれらの配合比などを変えてあるので単純に粘度が違うだけではありません。
DELTAグリス、ALPHAグリス、THETAグリスで言えば一番油分の配合比が少ないのはDELTAグリスで、逆に一番油分の配合比が多いのはTHETAグリス、ALPHAグリスはその中間です。
でも今度は一番添加剤の配合比が少ないのはTHETAグリスで、逆に一番添加剤の配合比が多いのはDELTAグリス、ALPHAグリスはその中間となります。
もちろん添加剤は1種類では無いのでその添加剤個々にまた配合比が異なりますが。
これらの事から水中においての状態変化や離油を起こすタイミングは製品毎に異なるはずですが、でもグリスの存在意義であるペースト状の元となる増稠剤は全て同一を使用していると言う事です。
そのウレア系グリスを簡単に説明すると、市販や他社を含め世の中で一番多く使われているリチウム系グリスではカバーし切れない更に上の耐熱性、耐水性、耐圧性を求める場合にウレア系グリスの出番と言う事になるんです。
凄いんですウレア系グリスって。
で、一応BORED STOREではリールに使う場合でもサイクルで使う場合でも大まかな用途や使用箇所を記載しています。
当然ながら全てのジャンルやカテゴリーに完全にマッチする訳ではありませんが、目安として例えばバス釣りで使うベイトリールのドライブギアにはコレ、シーバス釣りで使うスピニングリールのドライブギアにはコレ、みたいに目安にはなると思いますのでゼヒBORED STOREの製品ページをお読みくださいませ。
ま、オイルは何となく容器を振れば外からでも粘度や粘性のイメージは付き易いんですが、グリスは実際に触ってみないと何とも質感や粘度のイメージが付き難い上に、配合される各種添加剤の効果においては使ってみないと判断出来ない部分もありますし。
また別の目線で言えば、UL~Lロッドで使うリールならTHETAグリス、MH~Hロッドで使うリールならDELTAグリス、それ以外のML~MHのロッドで使うリールならALPHAグリス、ベイトもスピニングも問わず大体そんなセレクトから試して頂くのもアリかと。
さ、なんだかウレア系グリスを使ってみたくなって来ませんか?

2024年10月2日水曜日

案内。

DARKSIDEBOREDSTOREの商品追加案内です。
早いもので既に10月に入りました事で衣替えのシーズンとなりました。
とは言えまだ東京でも日中は25度以下の日が続いたと思えば30度超えの残暑?も続いているのですが、この衣替えのタイミングでこれまでBORED STOREで販売して来たBOREDオリジナルTシャツをDARKSIDEBOREDSTOREにて売り切り在庫処分する事としました。
まだ十分に着る機会のある内にと言う事です。
BOREDの2024 PS-Tと2024 MFBPS-Tの2種類となりますが、いずれも在庫に限り30%OFFのアウトレット価格にて販売を開始しています。
配送方法はレターパックがメインとなりますので、1枚のお買い上げはレターパックライトを、2枚のお買い上げはレターパックプラスを、それに加え他にも同時ご注文の場合は宅急便を選択ください。
売り切り在庫処分につき欠品のカラーやサイズについては販売終了となりますので、早い者勝ちにつきゼヒお早目のご注文をお待ちしています。

2024年10月1日火曜日

裏技。

10月1日と言う事で今日は「都民の日」につき東京人は公休です。
けど子供の学校などは休みなんですが大人は普通に出勤してますけどね。
さて、そんな10月と言う事で海でも川でも湖でもハイシーズンを迎えようとしています。
で、やはりハイシーズンは釣行回数も増えると言う事で釣行後のリールケアについては色々と議論もあり、淡水はともかく海水で使用した後のリール水洗いについては所謂「シャワーで洗うシマノ式」と「水へドボンして洗うムラタ式」のいずれかを実践している人が多いと思います。
この件について早速。
基本的に「メーカー指定」の説明書的なオフィシャルに拘る人は「シマノ式」が多いんでしょう。
これは何に対しても保証外になってしまう恐れがあるとか、常にメーカーメンテナンスを利用しているとか、単にメーカー純正が無難と言う理由だと思います。
けど某様の「ムラタ式」は要するにアングラー目線と言う事なんですよね。
そんなに頻繁にリールを買い替え出来ないでしょ?なら実用的な方法を教えてあげますよ、的な事から推奨されているんだろうと推測。
で、この「ムラタ式」と同じ様なリールケアを実践しているのが自分、と言うかBOREDオフィシャルとして推奨するのは「水へドボンして洗うムラタ式」に近い方法です。
具体的に書きますね。
BOREDの場合は釣行を終えた当日中(数時間以内)にまだリールが海水で濡れているタイミングで、水では無くて「ぬるま湯」を使用してケアします。
この「ぬるま湯」の目安は計った訳ではありませんが恐らく30度位のお湯。
逆に40度とか50度なんかの立派なお湯はオイルやグリスを明らかに軟化させるのでNG。
料理する人なら一発で把握出来るでしょうけど、水に塩を溶かすよりもお湯に塩を溶かした方が断然早く溶ける。
しかも「ぬるま湯」でも塩の溶けるスピードは全然早いんですね。
要はリールボディ内に侵入した海水を素早く除去させたいから。
なので以前にもこのリールケアについて何度か書いた際にも「ぬるま湯」を使用している事を書きましたが、そーゆー理由から「ぬるま湯」を必ず使う様にしています。
で、ベイトリールの場合は、バケツみたいに水深が30cm以上ある物じゃなくて、湯桶?とか台所にあるボール?みたいに水深が20cm程度の物に「ぬるま湯」を流しっ放しにして、そこにスプールを取り外したリールを丸ごとドボンさせて30秒ほどハンドルを回しますが、別にハンドルを早く回す必要はないので多分10回転くらいかと。
それから一旦リールを取り出して表裏左右などリール全体を水のシャワーで10秒ほど洗い流します。
水のシャワーを使う理由は「ぬるま湯」の湯気を素早く取り去りたいから、単に高湿度でしかないですからね湯気って。
そしてメカニカルキャップを取り外してから「これでもかっ!」って程にリールを良く振ったりハンドルを回したりして内部の水を出来る限り飛ばす訳ですが、もうホントに肩を壊しそうになるほどシツコク30秒以上いろんな方向へ振ってやります。
で、同時に上記の間に取り外したスプールは同じく「ぬるま湯」を入れたコップやカップなどにドボンしておきますが、スプール横にベアリングが付いているモデルなどは予めベアリングが浸らない水深にしておきます。
これだとスプールとラインの塩抜きを同時に済ませる事が出来るので凄く楽。
そして重要なのが上記でリールケアを行った後はナルハヤで素早く乾燥させてやると言う事。
なので吸水性がダントツなマイクロファイバーウエスを使い、先ずは目に見えている水分は出来るだけ乾拭きしておきます。
マイクロファイバーウエスは100円ショップで余裕で買えます。
そこからサマーシーズンだと自宅にある除湿器の風が吹き出す所にリールを置いておきますが、その他シーズンはなるべく風が通る場所にリール本体とスプールとメカニカルキャップを放置して乾燥させます。
時々ハンドルを半回転させたり、クラッチを切りっ放しにしたりして。
これからの冬シーズンなどはヒーターの前とかコタツの中なんかでも良いかもしれませんね。
なのでBOREDの場合はこの一連のケアをずっと行っていますが、これまでBLOGやSNSなどで使用後のリール内部を画像として投稿して来た際に、明らかな塩の結晶が見られた画像って多分一度だけだと記憶しています。
しかも凄く僅かな数粒ほどの塩が油膜の上に見られた程度。
確か20カルカッタコンクエストDCだったと思いますが。
なので、油屋であるBOREDが推奨するリールケアについては、上記の方法でお試しくださいと言う事なんですけど、注意する点としてバケツや風呂などの様に水深のある物へドボンすると水圧の影響でベアリング内へ盛大に水が浸入する恐れもある事からなるべく水深の浅いリール全体が浸かる程度で行う事。
そして例えば半日とか一日など何時間も水の中へリールを浸けておく事だけはNGで、流石に金属に塗布された油と言う事を考えればリール内部のオイルやグリスも変質する可能性が出て来ますので。
ま、オイルやグリスを設計開発する段階でそんな極端な用途は想定外ですし。
いや?してたかも。
と言うのもMETHODグリスで使用しているウレア系グリスについては、水中であっても油膜や形状を維持させる事が出来るほど耐水性に優れていまして、これは一般的なリチウム系グリスの5倍以上の潤滑寿命を誇ります。
2022年4月15日の過去記事https://darksideboredblog.blogspot.com/2022/04/blog-post_25.htmlでも雨天の屋外へ放置し続けたウレア系グリスの画像をポストしていますが、今日の記事の画像はその流用で4月1日から2週間ほど?雨天の中をBORED事務所の外に放置していた物です。
パーツクリーナーかなんかのキャップに所謂「うんち」状に出したウレア系グリスのサンプルを放置していたものですが「うんち」状の形も維持されていて、周辺の水に油分が流れ出していない事から乳化していないので水が濁っていません。
まぁ多少雨の影響で水が入れ替わったりはありますが。
で、これは後々のSIGMAグリスとなる着色前のサンプルグリスと言う事で、確かこの数年前にもDELTAグリスのサンプルで何度か同じ様な水中デモンストレーションのポストしたはずです。
だからと言ってずっと水中に放置しっ放しと言うのはオフィシャルとして推奨しませんが、これからのハイシーズンに向け特に太糸PEラインを使用する様な場合にはゼヒ上記の方法でお試し頂ければと思います。
もちろんリールケアの後は各所にオイルアップなどを行っておけるとベストです。
この「ぬるま湯」を使用したリールケアは「ボアード式」と言う事で。