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2024年3月26日火曜日

裏技。

先日もBOREDアカウントのInstagramにてアナウンスしました様に、また少量ですがMETHODのADVANCEワックスの在庫を更新してあります。
と言っても気が付くと毎回いつのまにか欠品となってしまうのですが。
このADVANCEワックスは未塗装カーボン同士の滑止効果と固着防止をターゲットとしたリップクリームタイプのフェルールワックスです。
が!市販他社のフェルールワックスと大きく異なる点は高粘着で硬質な事。
つまり粘着性が高く質感も硬い為に薄く部分的に塗るだけで滑止効果と固着防止として十分な威力を発揮します。
自分も以前は老舗某社のフェルールワックスを使用していましたが、結局のところ固着防止は出来たとしても気が付くとジョイントが大きくズレていたりジョイントがヌケそうになっていたりする事が多くて、特に春~秋の気温が高い季節はそれが逆にストレスになってしまう程でした。
なので開発コンセプトはパックロッドでビッグベイトをキャストしてもジョイントがズレないフェルールワックス。
だからこそ高粘着で硬質と言う事なんです。
で、久しぶりに裏技なんですが、これも以前に何度かご紹介しましたね。
このADVANCEワックスをノットに使用すると言うもの。
要するにPEラインとリーダーとのノットやスナップとリーダーとのノットなど、それらを組む前にラインへ20cm~30cmほど適当に塗ってからノットを組むと摩擦熱がラインに伝わり難くなります。
これは単に唾液の代わりと言う事。
で、以降は通常どおりノットを組むんですが、当然キャストしてラインもノットも水に濡れるじゃないですか?
そうするとADVANCEワックスが更にベタ付く様に変化するんです。
なのでノット部の滑止効果もあると言う事。
で、自分は実際にADVANCEワックスを発売してから現在まで、毎回釣行時には必ずADVANCEワックスを塗ってからノットを組む様にしていまして。
そうするとノットの締め込み時に発生する摩擦熱が低減されてラインがチリチリになる事がありません。
もちろんノットは全力で締め込んでからハーフヒッチを3回するのが自分のシステム。
これはルアーウェイトに関係なく毎回同じ。
このハーフヒッチ中の摩擦って意外とスルーされがちですが、予めラインにADVANCEワックスを塗っておけば意識しないでハーフヒッチを加えれば良いだけ。
ADVANCEワックスは市販他社と大きく別けると同系統な材料ですが、厳密にはパラフィンを多用せず異なる材料を多く使用している事で、水と触れる事でベタ付が顕著に発生します。
もちろん釣行中ずっとベタベタしている訳ではありませんよ。
多分10回?くらいキャストすれば自然と水で流れ落ちて行きます。
でもノットは締め込まれている事で水に触れ難い部分もある事からADVANCEワックスの効果は続くはずです。
現にスナップとの結束などではスナップサイズを変える際に結束を切ると僅かにベタ付いている事がありますし。
なので基本的には未塗装カーボン同士の滑止効果と固着防止、しかもキャスト中にジョイントがズレたりヌケそうになる事が無い強靭っぷり、そしてラインのノットに使用すると結束部の摩擦熱も低減させて滑りも防止出来ると言う事。
但し、塗り過ぎると逆に抜け難くなるので様子をみながら自分のロッドのジョイント精度をみてお試しを。
またシツコイ様ですが気温が寒い時期などは容器底のローレットを回し難い場合があるので、事前に容器全体を暖めてからゆっくりと回して貰えれば問題ないと思います。
一度回せてしまえば以後もゆっくり回す事を行っていれば大丈夫かと。
ちなみに全てのADVANCEワックスは出荷までに3度検品を行っているので不良品は一切ありませんと断言出来ます。
これで1本税込920円、しかもBOREDで唯一のハンドメイド生産、マジか。
そしてサイクルパーツでもカーボン素材のハンドルとステムやフレームとピラーなどにも使用可能ですよ。

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