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2024年2月7日水曜日

記事。

昨日の記事に続く形となりますが、現在BOREDのMETHODお取り扱いDEALERでBOREDと直接お取り引きをしているメンテナンスショップは10minutesVEHOMAの2ショップ、既に知名度もある個人運営のメンテナンスサービスはTwitterアカウントの@lineslackerfamと@neecoosanの2サービス、上記以外の販売をメインとしているDEALER各店においても勿論メンテナンス業務は行っています。
あ、DEALER各店はコチラからhttps://bored.thebase.in/blog/2017/08/22/123022
上記のMETHODお取り扱いDEALER以外のメンテナンスショップやメンテナンスサービスでもBOREDのMETHODオイル&グリスを使用されている事を多く見かけますが、基本的にBOREDオフィシャルとして取り引きしている訳ではない事から詳細なアナウンスは得られていません。
先の記事でも書いた様にMETHODオイル&グリスを他社製品と混同して同時使用されている場合など、他社製品の成分が詳細に判明している上で化学的なバッティングが無いとの判断で使用したなら問題はありませんが、実用して暫く問題が起きなかったなどアヤフヤな個人の感想?で使用されてしまうのは非常に危険です。
実際に市場には油脂に溶剤を配合した物なども存在しています。
例えばコレをプラスティックギアなどで長期に渡り使用した場合などはケミカルアタックの懸念が生じ、紫外線劣化している訳でも無いのに突然ポロッと欠けてしまうとか、ボディ内部の塗装がなんだかボロボロに剥がれて来たとか、そんなトラブルが発生する場合もあります。
溶剤とは文字通り油性剤を「溶かす」為の物であって、これを油分に混ぜて継続して長期的に使用すると言う事はそーゆー事に繋がります。
ま、上記はBOREDのMETHODオイル&グリスでは無くて他社製品の一例ではありますが、とにかくそんな懸念があるにも関わらず色々なメーカーのオイルやグリスを同時使用してしまうと言う事は、他の箇所で使用しているオイルやグリスを溶かしてしまう恐れもあると言う事です。
それにもっとマニアックな話で言えば安価な鉱物油をベースオイルとして使用している他社製品で、その鉱物油がパラフィン系かナフテン系かによって特徴が異なって来ます。
鉱物油と言うのは一般的に流通している多くの油脂に使用されていて、HPや製品ラベルになど明確に「化学合成油」や「シンセティック」を使用していると明記していない物は鉱物油です。
鉱物油の中でも特にナフテン系の一部においては溶解力に優れている事を特徴としている物もあるので、それが他の箇所で使用しているオイルやグリスと接触すればどーなるか?言うまでもなく他のオイルやグリスを溶解させたり分解させたりする訳です。
例えばサイクルユースのチェーン専用とか、そんな使い方なら一切問題はありませんけど。
で、これらの障害の事をザックリとバッティングと言いますが、他社製品とのバッティングが不安だと言う場合は素直に同一メーカー製品のみで使用するか又はメーカー純正を使用していれば基本的に問題は起きません。
BOREDが言うのもなんですけど、特にチューニング要素を求めない場合ならメンテナンスの度にメーカー純正を使用すれば良いと思うんですが、フィーリングに変化を求めると言う事はチューニング要素が含まれる事であってオイルやグリスを変更するかカスタムパーツを使用すると言う選択肢になりますね。
この場合には使用オイルやグリスのセレクトは同一メーカーで仕上げる事が前提ですと言う事。
これらの事を理屈として理解しているメンテナンスショップやメンテナンスサービスを利用する事は、ユーザーとして認識しておくべき条件ともなりますので、SNSなどだけを頼りにするのでは無くキチンとした見極めが大切です。
そして自分自身でもある程度のメンテナンスが出来る様に、最低限の道具を揃えて自身で試行錯誤してみるのも良いでしょう。
精密ドライバーセット以外の一部特殊工具はHEDGEHOG STUDIOで全て購入も出来ますので、全部を汎用レベルで揃えても1万円以下で済みますよ。
と言う事でメンテナンスにベストなシーズンではありますが、自分で行うにしても依頼するにしても先ずは前提となる常識が分かっているかどうか、再度昨日の記事と併せてご確認くださいね。

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