調子にのっちゃってメーカーらしいポストが続きます。
前回ポストした内容で乳化の仕組みとBOREDのMETHODオリジナル耐水防錆添加剤について書きました。
そのポストに対してユーザーからお問い合わせを頂きましたのでご紹介を。
要するに他のオイルだと錆るのか?と言うもの。
これ普通は公表しない事ですけどMETHODオイル全7ラインナップ中で使用されている防錆添加剤の割合をザックリお伝えしちゃいます。
BSLUオイル:海水対応 オリジナル耐水防錆添加剤7%
ZAYTオイル:海水対応 オリジナル耐水防錆添加剤5%
NEMEAオイル:海水対応 オリジナル耐水防錆添加剤7%
CHIMERAオイル:海水対応 カルボン酸防錆添加剤5%
BALBOAオイル:海水対応 オリジナル耐水防錆添加剤3%
LIGHT DUTYオイル:淡水推奨 エステル防錆添加剤7%
THICK HEAVYオイル:淡水推奨 エステル防錆添加剤3%
で、更にベースオイルについては。
BSLUオイル:エステル化学合成油とポリアルファオレフィン化学合成油
ZAYTオイル:エステル化学合成油
NEMEAオイル:エステル化学合成油
CHIMERAオイル:エステル化学合成油
BALBOAオイル:エステル化学合成油(補助としてVHVI合成油)
LIGHT DUTYオイル:エステル化学合成油
THICK HEAVYオイル:ポリアルファオレフィン化学合成油
ベースオイルについてはBORED STOREの各製品ページにキチンと記載していますけどね。
もちろんこれも詳細な種類や成分までは企業秘密となりますが、更にそこまで知る?言う?必要はありませんよね。
METHODオイルは種類として基本的にはグループ4とグループ5となる高品質な化学合成油のみを使用しています。
グループ1~グループ3の低品質な鉱物油をベースオイルにすると言う事は不純物も少なからず必ず含まれると言う事です。
で、オイルって普通はオイルのベースオイルが性能を大きく左右させます。
そのベースオイルを100%とした場合に配合されている割合と言う事になりますが、これら防錆添加剤の他にも摩擦調整剤、粘弾性添加剤、極圧添加剤など何種類もの添加剤が配合され、オイル全体のおよそ15%~45%と非常に高割合で配合されているのがMETHODオイルの特徴でもあります。
でも一般的なオイルに含まれる防腐剤や消泡剤など、オイルに求める性能と直結しない添加剤は殆ど使用していません。
ゼロでは無いんですけど殆ど使用していません。
さて、ザックリ例えると、ベースオイルは米です。
これに塩、胡椒、醤油などの各調味料を混ぜ合わせて混ぜ合わせるとチャーハンが出来上がるとします。
塩が多ければショッパクなり、胡椒が多ければスパイシーになり、醤油が少なければサッパリしてしまう。
みたいな事を各オイル毎がターゲットとする性能に応じて味付けしているんです。
なのでMETHODオイルは各オイル毎に個性を持たせてあります。
実際にワンウェイローラークラッチ向きのNEMEAオイルとCHIMERAオイルはサッパリなフィーリングで、ZAYTオイルもサッパリなフィーリングながらツルツルしたフィーリングもあるとか。
その逆にTHICK HEAVYオイルやBSLUオイルはもうネットリと糸を引く様なフィーリングで、LIGHT DUTYオイルとBALBOAオイルはどちらのフィーリングも持ち併せていたり。
しかもMETHODオイルは各オイル同士をお好みの粘度や特性に向けて混ぜ合わせて使用する事が出来るので、実質無限に近いオイルを自身で調合する事が出来ますね。
そーなると沼ですけど。
なので他社で見かける様な同じベースオイル同じ添加剤同じ配合割合だけどベースオイルの粘度だけが違う3バリエーションとは根本的に開発コンセプトが異なると言う訳です。
ちなみに、これも誤解が多いのですが、粘度が低い=油膜が弱い、粘度が高い=油膜が強いって訳ではありませんので。
油膜とは目に見えるオイリーな場合も見えない分子レベルの場合も金属に対して化学的に吸着する性能があります。
これはMETHODオイルの様に化学合成油のみが持ち併せる特性です。
なので一見してオイリーではない金属面においてもキチンと極薄な油膜が残っている事が殆どで、多くの人がオイル不足と感じる点はオイリーさが見られない事を示していますが、それは物理的な吸着が失われた事であって化学的な吸着は維持されている場合が殆どです。
この金属に対して吸着させると言う仕組みもMETHODオイルは物理的にも化学的にもダブル配合w されています。
なので例えば化学的に見るとCHIMERAオイルの油膜の方がTHICK HEAVYオイルよりも強いと言う事もありますと言う事。
でもこの点は基本的に無視してください。
目で見てオイリーでなければ追い油として注油してやることが重要です。
さ、ご注文どーぞ。
前回ポストした内容で乳化の仕組みとBOREDのMETHODオリジナル耐水防錆添加剤について書きました。
そのポストに対してユーザーからお問い合わせを頂きましたのでご紹介を。
要するに他のオイルだと錆るのか?と言うもの。
これ普通は公表しない事ですけどMETHODオイル全7ラインナップ中で使用されている防錆添加剤の割合をザックリお伝えしちゃいます。
BSLUオイル:海水対応 オリジナル耐水防錆添加剤7%
ZAYTオイル:海水対応 オリジナル耐水防錆添加剤5%
NEMEAオイル:海水対応 オリジナル耐水防錆添加剤7%
CHIMERAオイル:海水対応 カルボン酸防錆添加剤5%
BALBOAオイル:海水対応 オリジナル耐水防錆添加剤3%
LIGHT DUTYオイル:淡水推奨 エステル防錆添加剤7%
THICK HEAVYオイル:淡水推奨 エステル防錆添加剤3%
で、更にベースオイルについては。
BSLUオイル:エステル化学合成油とポリアルファオレフィン化学合成油
ZAYTオイル:エステル化学合成油
NEMEAオイル:エステル化学合成油
CHIMERAオイル:エステル化学合成油
BALBOAオイル:エステル化学合成油(補助としてVHVI合成油)
LIGHT DUTYオイル:エステル化学合成油
THICK HEAVYオイル:ポリアルファオレフィン化学合成油
ベースオイルについてはBORED STOREの各製品ページにキチンと記載していますけどね。
もちろんこれも詳細な種類や成分までは企業秘密となりますが、更にそこまで知る?言う?必要はありませんよね。
METHODオイルは種類として基本的にはグループ4とグループ5となる高品質な化学合成油のみを使用しています。
グループ1~グループ3の低品質な鉱物油をベースオイルにすると言う事は不純物も少なからず必ず含まれると言う事です。
で、オイルって普通はオイルのベースオイルが性能を大きく左右させます。
そのベースオイルを100%とした場合に配合されている割合と言う事になりますが、これら防錆添加剤の他にも摩擦調整剤、粘弾性添加剤、極圧添加剤など何種類もの添加剤が配合され、オイル全体のおよそ15%~45%と非常に高割合で配合されているのがMETHODオイルの特徴でもあります。
でも一般的なオイルに含まれる防腐剤や消泡剤など、オイルに求める性能と直結しない添加剤は殆ど使用していません。
ゼロでは無いんですけど殆ど使用していません。
さて、ザックリ例えると、ベースオイルは米です。
これに塩、胡椒、醤油などの各調味料を混ぜ合わせて混ぜ合わせるとチャーハンが出来上がるとします。
塩が多ければショッパクなり、胡椒が多ければスパイシーになり、醤油が少なければサッパリしてしまう。
みたいな事を各オイル毎がターゲットとする性能に応じて味付けしているんです。
なのでMETHODオイルは各オイル毎に個性を持たせてあります。
実際にワンウェイローラークラッチ向きのNEMEAオイルとCHIMERAオイルはサッパリなフィーリングで、ZAYTオイルもサッパリなフィーリングながらツルツルしたフィーリングもあるとか。
その逆にTHICK HEAVYオイルやBSLUオイルはもうネットリと糸を引く様なフィーリングで、LIGHT DUTYオイルとBALBOAオイルはどちらのフィーリングも持ち併せていたり。
しかもMETHODオイルは各オイル同士をお好みの粘度や特性に向けて混ぜ合わせて使用する事が出来るので、実質無限に近いオイルを自身で調合する事が出来ますね。
そーなると沼ですけど。
なので他社で見かける様な同じベースオイル同じ添加剤同じ配合割合だけどベースオイルの粘度だけが違う3バリエーションとは根本的に開発コンセプトが異なると言う訳です。
ちなみに、これも誤解が多いのですが、粘度が低い=油膜が弱い、粘度が高い=油膜が強いって訳ではありませんので。
油膜とは目に見えるオイリーな場合も見えない分子レベルの場合も金属に対して化学的に吸着する性能があります。
これはMETHODオイルの様に化学合成油のみが持ち併せる特性です。
なので一見してオイリーではない金属面においてもキチンと極薄な油膜が残っている事が殆どで、多くの人がオイル不足と感じる点はオイリーさが見られない事を示していますが、それは物理的な吸着が失われた事であって化学的な吸着は維持されている場合が殆どです。
この金属に対して吸着させると言う仕組みもMETHODオイルは物理的にも化学的にもダブル配合w されています。
なので例えば化学的に見るとCHIMERAオイルの油膜の方がTHICK HEAVYオイルよりも強いと言う事もありますと言う事。
でもこの点は基本的に無視してください。
目で見てオイリーでなければ追い油として注油してやることが重要です。
さ、ご注文どーぞ。
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