オイルの乳化について。
誤解も仕方ないかなと思われるオイルの「乳化=悪」なんですが、用途や成分によっては全ての乳化が悪だと言う訳ではありません。
乳化とは油と水が運動や撹拌により自然に混ざり合う、又は添加剤や界面活性剤により意図して混ぜ合わせた状態を言います。
敢えて故意に乳化させた製品の代表格と言えばハンドクリームや木工用ボンドなどが身近ですし、分離している物をその場で振って一時的に乳化させるドレッシングも同じですね。
この乳化した状態は油と水が混ざり合った状態としてエマルジョンなんて呼ばれ方もします。
上記の様に油と水が運動や撹拌により自然と一時的に混ざり合う状態は水辺では一般的に良く起こる現象であって、特にフィッシングリールとかウォーターレジャーでは常に付いて回る現象です。
と言う事で、先日もSNSで何気無くポストした件にコメントを頂きましたが、SNSでのやり取りは文字数の面からしても手間なので今回アンサーポストする事にしました。
あくまでもBOREDのMETHODオイルで使用しているメソッドと言う事であって他社については知りませんが、METHODオイルで使用している防錆添加剤はBOREDのMETHODとして初のオリジナル生産した耐水防錆添加剤と名付けた物となります。
このMETHODオリジナル耐水防錆添加剤の特徴として、フィッシングリールやサイクルパーツなどの様に回転したり止まったりストップ&ゴーが繰り返される実用において、油に水が混入して自然と混ざり合い一時的に乳化した場合でも時間の経過と共に分離が行われる「水置変換性」を応用した事が特徴です。
この「水置変換性」と言うのは油と水が同時に存在する場合、油の方が先に金属へ触れて水を押し出す仕組みです。
つまり常に金属には油しか触れていない状態が起きて、水が金属に触れ難いと言う事で防錆作用を成り立たせます。
真逆の性質を持つ油と水なので混ざり合えば一時的に軽い乳化は必ず起こるのですが、METHODオリジナル耐水防錆添加剤の場合は一時的に乳化させたエマルジョン質の中に水分を集める様に作用し、その後集められた水分のみを分離して徐々に蒸発させて行く働きをします。
詳細な成分や仕組みについては企業秘密につき当然言えるはずはありませんし、SNSなどで情報を無差別にバラ撒く様な事はしませんが、あくまでもザックリとしたイメージをテキストにすると上記の様になります。
なので特にBOREDのMETHODオリジナル耐水防錆添加剤が高配合されているNEMEAオイルやBSLUオイル、その他にも適正割合で配合されているZAYTオイルやBALBOAオイルは場合によって釣行後に一時的に乳化している状態を作りますが、環境や状態により数時間~翌日?には水分が蒸発し乳化が治まっている事が確認出来ると思います。
ま、何より乳化している状態であっても別の効果により錆は発生していないはずです。
もちろんリール構造や使用条件など様々な状況により乳化しない場合もあるので必ず乳化する訳ではありませんよ。
でも実際にこのビフォーアフターはBORED発信だけではなく、既に多くのメンテナンスサービスが実用し画像を添えてレポートしてくれていますし、その画像は過去から多くポストして来ましたのでSNSやこのDARKSIDEBOREDBLOGをチェックしてみてください。
つまり一般的な防錆手段となる「水置変換性」を持たせながらも同時に混入した水を簡易的?一時的?に乳化させ、その後の運動や撹拌が行われていない時間に水分を蒸発させて元へ戻すと言う働きを耐水と謳っていて、これが「水置変換性」を応用したMETHODオリジナル耐水防錆添加剤の仕組です。
例えば故意では無くともエンジンオイルやスピンドルオイルなど、動力を使い高回転で常に回転させている場合には乳化したエマルジョン質も強固となり、そこまで行くと油と水が分子レベルまで攪拌される事で分離し難くなりますが、BOREDのMETHODオイルがターゲットとしている実用的なカテゴリーで言えばそこまで乳化したエマルジョン質にはなりませんので他カテゴリーとの比較は論外。
でも例えば他カテゴリーでも水辺で使用される様々なオイルなどには同様な仕組みを採用している製品もあり、油と水は性格が異なると言う点を応用したり又はその逆を行ってみたりなど、色々とシチュエーションやターゲットに合わせて考えられたオイルが存在しています。
なので乳化=悪なのでは無くワザと一時的に乳化させるとか簡易的に乳化させる場合などにおいては結果として効果的な場合もあると言う事です。
この「乳化」で検索すると先ずは上位にエンジンオイルに関するヒットが多数となるのですが、エンジンオイルの場合は水が混入し乳化した場合などは燃焼後にスラッジの原因や燃焼時の障害となる事から悪が成り立つとしても、その他全てに適応される訳ではありませんのでお間違い無く。
実例として画像はジャイアントベイトのみで使用されているベイトリールのワンウェイローラークラッチに使用されたNEMEAオイルの釣行後状態です。
この程度に白く濁っている部分がNEMEAオイルと海水が混ざり合い乳化した状態となりますが、半日後には乳化は消えて油分のみが正常に残っていましたと言う過去記事の画像です。
流石にこの内容のテキストをSNSで書く訳にも行かず今回の記事としましたが、併せてゼヒDARKSIDEBOREDBLOGの過去記事もチェックしてみてください。
誤解も仕方ないかなと思われるオイルの「乳化=悪」なんですが、用途や成分によっては全ての乳化が悪だと言う訳ではありません。
乳化とは油と水が運動や撹拌により自然に混ざり合う、又は添加剤や界面活性剤により意図して混ぜ合わせた状態を言います。
敢えて故意に乳化させた製品の代表格と言えばハンドクリームや木工用ボンドなどが身近ですし、分離している物をその場で振って一時的に乳化させるドレッシングも同じですね。
この乳化した状態は油と水が混ざり合った状態としてエマルジョンなんて呼ばれ方もします。
上記の様に油と水が運動や撹拌により自然と一時的に混ざり合う状態は水辺では一般的に良く起こる現象であって、特にフィッシングリールとかウォーターレジャーでは常に付いて回る現象です。
と言う事で、先日もSNSで何気無くポストした件にコメントを頂きましたが、SNSでのやり取りは文字数の面からしても手間なので今回アンサーポストする事にしました。
あくまでもBOREDのMETHODオイルで使用しているメソッドと言う事であって他社については知りませんが、METHODオイルで使用している防錆添加剤はBOREDのMETHODとして初のオリジナル生産した耐水防錆添加剤と名付けた物となります。
このMETHODオリジナル耐水防錆添加剤の特徴として、フィッシングリールやサイクルパーツなどの様に回転したり止まったりストップ&ゴーが繰り返される実用において、油に水が混入して自然と混ざり合い一時的に乳化した場合でも時間の経過と共に分離が行われる「水置変換性」を応用した事が特徴です。
この「水置変換性」と言うのは油と水が同時に存在する場合、油の方が先に金属へ触れて水を押し出す仕組みです。
つまり常に金属には油しか触れていない状態が起きて、水が金属に触れ難いと言う事で防錆作用を成り立たせます。
真逆の性質を持つ油と水なので混ざり合えば一時的に軽い乳化は必ず起こるのですが、METHODオリジナル耐水防錆添加剤の場合は一時的に乳化させたエマルジョン質の中に水分を集める様に作用し、その後集められた水分のみを分離して徐々に蒸発させて行く働きをします。
詳細な成分や仕組みについては企業秘密につき当然言えるはずはありませんし、SNSなどで情報を無差別にバラ撒く様な事はしませんが、あくまでもザックリとしたイメージをテキストにすると上記の様になります。
なので特にBOREDのMETHODオリジナル耐水防錆添加剤が高配合されているNEMEAオイルやBSLUオイル、その他にも適正割合で配合されているZAYTオイルやBALBOAオイルは場合によって釣行後に一時的に乳化している状態を作りますが、環境や状態により数時間~翌日?には水分が蒸発し乳化が治まっている事が確認出来ると思います。
ま、何より乳化している状態であっても別の効果により錆は発生していないはずです。
もちろんリール構造や使用条件など様々な状況により乳化しない場合もあるので必ず乳化する訳ではありませんよ。
でも実際にこのビフォーアフターはBORED発信だけではなく、既に多くのメンテナンスサービスが実用し画像を添えてレポートしてくれていますし、その画像は過去から多くポストして来ましたのでSNSやこのDARKSIDEBOREDBLOGをチェックしてみてください。
つまり一般的な防錆手段となる「水置変換性」を持たせながらも同時に混入した水を簡易的?一時的?に乳化させ、その後の運動や撹拌が行われていない時間に水分を蒸発させて元へ戻すと言う働きを耐水と謳っていて、これが「水置変換性」を応用したMETHODオリジナル耐水防錆添加剤の仕組です。
例えば故意では無くともエンジンオイルやスピンドルオイルなど、動力を使い高回転で常に回転させている場合には乳化したエマルジョン質も強固となり、そこまで行くと油と水が分子レベルまで攪拌される事で分離し難くなりますが、BOREDのMETHODオイルがターゲットとしている実用的なカテゴリーで言えばそこまで乳化したエマルジョン質にはなりませんので他カテゴリーとの比較は論外。
でも例えば他カテゴリーでも水辺で使用される様々なオイルなどには同様な仕組みを採用している製品もあり、油と水は性格が異なると言う点を応用したり又はその逆を行ってみたりなど、色々とシチュエーションやターゲットに合わせて考えられたオイルが存在しています。
なので乳化=悪なのでは無くワザと一時的に乳化させるとか簡易的に乳化させる場合などにおいては結果として効果的な場合もあると言う事です。
この「乳化」で検索すると先ずは上位にエンジンオイルに関するヒットが多数となるのですが、エンジンオイルの場合は水が混入し乳化した場合などは燃焼後にスラッジの原因や燃焼時の障害となる事から悪が成り立つとしても、その他全てに適応される訳ではありませんのでお間違い無く。
実例として画像はジャイアントベイトのみで使用されているベイトリールのワンウェイローラークラッチに使用されたNEMEAオイルの釣行後状態です。
この程度に白く濁っている部分がNEMEAオイルと海水が混ざり合い乳化した状態となりますが、半日後には乳化は消えて油分のみが正常に残っていましたと言う過去記事の画像です。
流石にこの内容のテキストをSNSで書く訳にも行かず今回の記事としましたが、併せてゼヒDARKSIDEBOREDBLOGの過去記事もチェックしてみてください。
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