検索したいワードを入力ください。

2022年3月29日火曜日

裏技。

タイトルの裏技って言っても極一部の人向けです。
数年放置してしまった2台のABU4601Cに気に入ったハンドルを装着して完成した旨を先日お伝えしたのですが、マンボーも解除された事なのでコイツ等に仕込んだグリスのサンプルテストを行う為に淡水でキャストして来ようかなと思っていた矢先。
実はABUに見られる困った症状が出てしまい再度分解。
その困った症状とは、ハンドルを勢いよく回転させてから急に止めると連動して同時に止まるはずのスプールだけが「カラカラ」と空回りの様な音を立て少し回転してしまう。
これだと所謂デジ巻き的な事をする度に少しだけスプールが回ってしまう訳で、しかも「カラカラ」と音がするのでフィールドでは結構恥ずかしい。
普通はシマノでもダイワでも現行リールでは有り得ないじゃないですか?
で、色々とネットで調べてみても「新品時からそーゆー個体もある」とか「ABUは少なからずその症状が出る」とか、要するに諦めてんじゃんと。
更に調べて行くとピニオンギアの尻側がスプールに付いた遠心ユニットにハマる仕組みなんですが、その際に上手くハマらずに少し回転してからハマるんだそうで。
って事で原因は分かった。
これをどうやって解決するかと、先ずは手持の部品取り4601Cから遠心ユニットを取り外して、ピニオンギアの尻側にハマるピン?の部分を少し曲げてみる。
角度にして3度とか5度とかそんな。
で試してみると「ん?」少し良くなったと言うか、スプールが止まる場合も出て来た。
なら今度は逆にピニオンギアの尻側がもっとレスポンス良くシャープに飛び出してくれたら遠心ユニットのピン?を捕まえられるんじゃないかと。
そこで疑いを持ったピニオンギアを咥えたクラッチヨークを左右の板バネで抑えているポジションホルダー。
この板バネの効きを強くする様に元の折りを更に少し曲げる事で板バネの効きが強くなる。
つまりバネの効きが強くなるからクラッチヨークに咥えられたピニオンギアも同時にレスポンス良く動くはずだと。
併せてクラッチヨークがハマっているメカプレートのシャフトにもKRAKENオイルを薄く塗ってクラッチヨークの動きがスムーズになる様に滑りを良くしておく。
これで組み込んでみる。
はい、解決。
どんなに早く荒くハンドルを回してから止めてもスプールが回転する事なくキチンと普通のリールの様に止まる。
こんなレベル?
これが当時90年代のABUでね。
所謂ウルトラキャストのアンチリバース、ABU界ではUCとかIARと表記される構造である自分のパーミングカップ4601C。
もっと古いオールドタイプとは構造が異なりますが基本構造は一緒。
なので同様な症状が出た場合は、クラッチヨークを抑えているポジションホルダーに付いた板バネの効きを強くなる様に少し追加方向に曲げてやるだけの事。
今年はこの4601Cでナマズとライギョ行けるかなぁ。
取り敢えずPEは5号を90m位巻いてあるんでね、先ずはグリスのサンプルテストね。

0 件のコメント:

コメントを投稿