@necosannzirushiと@lineslackerfam共にリールメンテナンス業も行いながら、ルアーフィッシング全般に精通しているのは当然ながら、メンテナンスにおいては新旧製品、アタリハズレ個体、劣悪水没個体など、数多くのあらゆるリールを見て来ている人達です。
今回は関西方面や山陰方面でバスやシーバスをメインとしている@necosannzirushiの報告からご紹介します。
先ずNEMEAオイルのサンプルテストを@necosannzirushiにお願いしていた中で特に興味深かった報告は、やはり旧式の片持ちモデルと呼ばれる90年代のリールにおいて実用した状態確認。
サンプルテストはシマノの94スコーピオンクイックファイヤー、09アルデバラン、21スコーピオンMD、17トランクス400、ABUの1600や4600などでも使用しています。
その中から抜粋した画像はシマノの94スコーピオンクイックファイヤーのワンウェイローラークラッチです。
この個体は中古で入手した物ですが、入手した時点で既に時々ハンドルの逆転現象が発生している個体と言う事で、ワンウェイローラークラッチのインナーチューブとニードルベアリング共にある程度の摩耗が起きている事は年式からしても想像出来ます。
またこの年代のワンウェイローラークラッチは使用されているニードルベアリングの数が少なく、これはABUの旧式などでも同様の仕様となり、また前後?左右?にベアリングが配置されている最新リールとは異なり片持ちベアリング仕様になっています。
こちらを一度オーバーホールした上で問題のあったワンウェイローラークラッチ、ボディ内ベアリング、ハンドルノブベアリングにNEMEAオイル最終試作の中でも製品版に近い粘度の物を注油。
その後、海水と汽水での使用で60時間程と真水冷水にドブ浸け12時間を行った時点でのチェックですが、ハンドルの逆転現象が出易いルアーのペンシルを使用してもハンドルの逆転現象は起きず、ワザとハンドルの逆転現象を誘発する様にワンウェイローラークラッチに大量のNEMEAオイル最終試作を注油しても同様に異常も問題も一切無しとの報告でした。
但し、真冬の極寒期深夜において一度ハンドルの逆転現象が見られたとの事でしたが、室内に移動して再確認すると全く異常が見られず、これは摩耗の激しいインナーチューブやニードルベアリングの場合において、低温状況による金属の縮小現象が起こり一時的にインナーチューブの外径に変化が見られた事からと推測します。
また、未だにユーザーの多い09アルデバランにおいては海水と汽水での使用で80時間程と真水冷水にドブ浸け12時間を2度行い、その間は一切注油を行っていないにも関わらず異常も問題も一切無しとの事でした。
これらの事からメーカーのパーツ供給が終了してしまっている80年代~90年代の国内リール、未だユーザーも多く製品としての完成形を確立した00年代の国内リール、またABUに代表される1500、2500、3500、4600、5500などの海外リールにおいてもNEMEAオイルはワンウェイローラークラッチやボディ内ベアリングにおいて非常に有効だと言う事が分かりました。
恐らくリールの中でも一番シビアな油脂選択が必要となるワンウェイローラークラッチ、世間では誤った使用で改善されないケースも多発していますので、現行モデルをはじめ旧式モデルについても、また遊漁船やメーカーテスターなどでも多くの実績を誇るTwitterフォロワー@necosannzirushiまでご依頼頂ければと思います。
今回は関西方面や山陰方面でバスやシーバスをメインとしている@necosannzirushiの報告からご紹介します。
先ずNEMEAオイルのサンプルテストを@necosannzirushiにお願いしていた中で特に興味深かった報告は、やはり旧式の片持ちモデルと呼ばれる90年代のリールにおいて実用した状態確認。
サンプルテストはシマノの94スコーピオンクイックファイヤー、09アルデバラン、21スコーピオンMD、17トランクス400、ABUの1600や4600などでも使用しています。
その中から抜粋した画像はシマノの94スコーピオンクイックファイヤーのワンウェイローラークラッチです。
この個体は中古で入手した物ですが、入手した時点で既に時々ハンドルの逆転現象が発生している個体と言う事で、ワンウェイローラークラッチのインナーチューブとニードルベアリング共にある程度の摩耗が起きている事は年式からしても想像出来ます。
またこの年代のワンウェイローラークラッチは使用されているニードルベアリングの数が少なく、これはABUの旧式などでも同様の仕様となり、また前後?左右?にベアリングが配置されている最新リールとは異なり片持ちベアリング仕様になっています。
こちらを一度オーバーホールした上で問題のあったワンウェイローラークラッチ、ボディ内ベアリング、ハンドルノブベアリングにNEMEAオイル最終試作の中でも製品版に近い粘度の物を注油。
その後、海水と汽水での使用で60時間程と真水冷水にドブ浸け12時間を行った時点でのチェックですが、ハンドルの逆転現象が出易いルアーのペンシルを使用してもハンドルの逆転現象は起きず、ワザとハンドルの逆転現象を誘発する様にワンウェイローラークラッチに大量のNEMEAオイル最終試作を注油しても同様に異常も問題も一切無しとの報告でした。
但し、真冬の極寒期深夜において一度ハンドルの逆転現象が見られたとの事でしたが、室内に移動して再確認すると全く異常が見られず、これは摩耗の激しいインナーチューブやニードルベアリングの場合において、低温状況による金属の縮小現象が起こり一時的にインナーチューブの外径に変化が見られた事からと推測します。
また、未だにユーザーの多い09アルデバランにおいては海水と汽水での使用で80時間程と真水冷水にドブ浸け12時間を2度行い、その間は一切注油を行っていないにも関わらず異常も問題も一切無しとの事でした。
これらの事からメーカーのパーツ供給が終了してしまっている80年代~90年代の国内リール、未だユーザーも多く製品としての完成形を確立した00年代の国内リール、またABUに代表される1500、2500、3500、4600、5500などの海外リールにおいてもNEMEAオイルはワンウェイローラークラッチやボディ内ベアリングにおいて非常に有効だと言う事が分かりました。
恐らくリールの中でも一番シビアな油脂選択が必要となるワンウェイローラークラッチ、世間では誤った使用で改善されないケースも多発していますので、現行モデルをはじめ旧式モデルについても、また遊漁船やメーカーテスターなどでも多くの実績を誇るTwitterフォロワー@necosannzirushiまでご依頼頂ければと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿