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2023年3月11日土曜日

記事。

再度言っておきますとシマノユーザーだからと某様信者では無く、釣行後のリールクリーニングについて説明したいと思います。
基本的にリールを作っているリールメーカーが謳っている方法こそが最善であるべきではあるんですが、どうしてもメーカーの将来的な利害が絡んでしまう事?もあるのか、また故障や破損と言うキーワードを避けたいからこそ触れない事?もあるのか、なので自分も含めリールメンテナンスに携わる側の意見をまとめてみました。
ベイトリールの場合。
先ず淡水においての理想は釣行毎、無理なら月に一度、それでも無理なら季節の変わり目に。
リール全体を水道やシャワーで軽く洗い流し、その後サイドカップ、スプール、メカニカルキャップを取り外し、とにかくあらゆる方向から良く振って水気を取る。
上記のパーツをウエスやペーパータオルの上で半日~一日自然乾燥させ、ウォームシャフト、レベルワインダー、スプールベアリング、スプールシャフト、クラッチを綿棒やウエスを使って目視出来る範囲で掃除する。
乾燥後にスプールベアリング、スプールシャフト、ウォームシャフト、クラッチなど分解せずに注油が可能な回転部や摩擦部へ適量を注油して、はみ出した余分な油分は拭き取る。
元通りに組み直しハンドルを軽く回して終了。
次に海水や汽水においての理想は釣行毎、無理なら数回に一度、それでも無理なら月に一度。
リール全体をリールがギリ浸かる位の量の真水に浸しハンドルを10回転~20回転ほど回して塩分を抜き、最後にリール全体を水道やシャワーで軽く洗い流す。
その後サイドカップ、スプール、メカニカルキャップを取り外し、とにかくあらゆる方向から良く振って水気を取る。
上記のパーツをウエスやペーパータオルの上で半日~一日自然乾燥させ、ウォームシャフト、レベルワインダー、スプールベアリング、スプールシャフト、クラッチを綿棒やウエスを使って目視出来る範囲で掃除し、隠れた水滴などもシッカリ掃除する。
乾燥後にスプールベアリング、スプールシャフト、ウォームシャフト、クラッチなど分解せずに注油が可能な回転部や摩擦部へ適量を注油して、はみ出した余分な油分は拭き取る。
元通りに組み直しハンドルを良く回して終了。
スピニングリールの場合。
先ず淡水においての理想は釣行毎、無理なら月に一度、それでも無理なら季節の変わり目に。
ドラグノブを締めてからハンドルを回さない様に気を付てリール全体を水道やシャワーで軽く洗い流し、その後ドラグノブ、スプールを取り外し、とにかくあらゆる方向から良く振って水気を取る。
上記のパーツをウエスやペーパータオルの上で半日~一日自然乾燥させ、スプールの内側、スプールの溝、ラインローラー、ベイルアーム根元を綿棒やウエスを使って目視出来る範囲で掃除する。
乾燥後に必要であればドラグワッシャー、メインシャフト、ラインローラー、ベイルアーム根元など分解せずに注油が可能な回転部や摩擦部へ適量を注油して、はみ出した余分な油分は拭き取る。
元通りに組み直しハンドルを軽く回して終了。
次に海水や汽水においての理想は釣行毎、無理なら数回に一度、それでも無理なら月に一度。
ドラグノブを締めてからハンドルを回さない様に気を付てリール全体を水道やシャワーで軽く洗い流し、その後ドラグノブ、スプールを取り外し、とにかくあらゆる方向から良く振って水気を取る。
上記のパーツをウエスやペーパータオルの上で半日~一日自然乾燥させ、スプールの内側、スプールの溝、ラインローラー、ベイルアーム根元を綿棒やウエスを使って目視出来る範囲で掃除すると共に隠れた水滴などもシッカリ掃除する。
乾燥後に必要であればドラグワッシャー、メインシャフト、ラインローラー、ベイルアーム根元など分解せずに注油が可能な回転部や摩擦部へ適量を注油して、はみ出した余分な油分は拭き取る。
元通りに組み直しハンドルを良く回して終了。
大事な点は純正でも社外でもBOREDのMETHODオイル&グリスでも、必ずクリーニング後に注油する際は元と同じ油脂を使う事。
特にスピニングの場合は構造上バーチカルな位置に重要パーツが配置されている事で上に注油した物は下へ流れます。
なのでメインシャフトなどへ適当なスプレーオイルなどを噴射してしまうと、ゴムシールやベアリングなどを通り越してボディ内部まで浸透する恐れが出て来ます。
そうなるとボディ内部のグリスなどに影響し異音や破損を起こす原因にも繋がりますので、必ず元と同じ油脂を少量のみ注油する様にしましょう。
同じくベイトリールの注意点として遠心ブレーキの場合において、ブレーキシューが当たるボディのサイドカップ内側には油脂を薄く塗ってから軽く拭き取る様にする事。
触るとギリ指紋が付く程度に薄くで大丈夫です。
この箇所に油脂がタップリついているとブレーキシューが滑ってしまい肝心のブレーキが効かなくなる可能性があり、古い機種などにおいて水が入り込んでブレーキが一瞬で効かなくなるのと同じ理屈ですね。
これらのクリーニングは釣行後に毎回行えるのがベストです。
あくまでもタックルの延命と言う意味ではハイエンドモデルだから大丈夫と言う事は無く、ハイエンドモデルでもエントリーモデルでも同様に錆は発生しますし塩や塵は固着します。
自分は釣行後に毎回必ず上記のリールはもちろん、ロッドのガイドとグリップ、ルアーの場合は30度~40度弱のお湯に浸けて塩抜きする様にしています。
それでも経年によりギアもベアリングも摩耗しますからね。
また、上記のクリーニングに際し使用する用品としてオイルやグリスはもちろんですが、マイクロファイバーウエス、パーツクリーナー、ピンセット、綿棒、爪楊枝などを常備しておければ万全です。
日頃のケアは重要です。
道具は大切に。

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