検索したいワードを入力ください。

2023年3月13日月曜日

記事。

週明け月曜日の本日。
お蔭様でMETHODオイル&グリスの在庫補充生産も概ね終わり、BSLRオイルとHYDRAオイルだけは月末付近に改めて在庫補充生産を行う予定ですが、毎週月曜日は週末の定休日中に頂いたご注文分の発送を行ってから在庫状況を確認する日なんです。
で、今日の時点でMETHODお取り扱いDEALER各店からのご注文分をまとめていたところ、ホント有り難い事に既に新製品NEMEAオイルの在庫が残り少なくなっていまして、明らかに今月中には欠品となってしまう恐れが出て来ました。
なのでゼヒともお早目のご注文をお願いします。
で、そのNEMEAオイルについては散々このDARKSIDEBOREDBLOGで詳細説明をして来ましたが、ザックリ言うとフィッシングリールのヘビーウェイトやソルトウォーターに完全対応している中粘度オイルであって、特にワンウェイローラークラッチをはじめボディ内ベアリングをターゲットにしたオイルと言う事です。
そのターゲットと言うのはツルツルスベスベと潤滑性を重視しているものでは無く、油膜の耐久性を重視している事で摩擦による金属の摩耗を防ぎ同時に水分を排水する働きを見せる防錆性を兼ね備えています。
これによりオフショアのジギングやキャスティング、それにビッグベイトやジャイアントベイトなど、所謂レギュラーウェイトよりも更に過酷な状況での使用を想定しているんですが、先日自分の手持リールの中で最も古いABUの4601Cに使用してみたんです。
元々ワンウェローラークラッチにはCHIMERAオイルを使用していましたが、ハンドル回転時などに発生する音がウルサイんですね。
この場合はあくまでも不具合からの異音と言う事では無くて、メカニカルノイズと言うかABUが元から有している音の事です。
これにはワンウェイローラークラッチの巻感も関係していて、更にはボディ各所に使われているベアリングも当然関係しています。
そこで、メインギアとピニオンギアにはSIGMAグリスをメインにTHETAグリスを少量追加使用し、プラギアにはTHETAグリス、でワンウェイローラークラッチはNEMEAオイルと言う内容で組み直してみたんです。
すると明らかに巻きのフィーリングが向上しまして、これは恐らくド素人のオバちゃんでも分かる位にシットリ感が増えてスムーズに。
やはりパーツ点数が少ないABUに代表される旧式リールにこそオイルやグリスの使い別けが必要だと改めて確信しました。
実際にスプールのベアリングにオイルをちょっと差してオシマイと言うユーザーも多いとは思いますが、メインギアとワンウェイローラークラッチこそシッカリとしたオイルやグリスをセレクトして欲しいんですね。
回っていればOKレベルの話であれば別にどーでも良いんですが、自分が好きで気に入って使っている道具な訳ですから、その栄養分であるオイルとグリスに拘らなくてどーすんの?と言う事。
それに皆オイルについては凄く適当な誤解も多くて、未だに低粘度なオイルをチョロっと差しておけば良いんでしょ?となりがちなんですが、自分が求めるフィーリングが得られるんだから中粘度や高粘度も併せて使わないと勿体無くないですか?
この今使っているフィーリングをなるべく長く維持させたい、となった場合には耐久性のあるオイルやグリスを選ぶべきであって、それは単に粘度だけの話では無くMETHODで設定しているターゲットが耐久性重視の物をセレクトすると言う事。
これは特にバスのトップウォーターアングラーなんかにはキチンと知って試して欲しいと思うんです。
どうやったって最新のベイトリールには飛距離もブレーキも巻感も敵わないのは100も承知なはずで、ならばせめてオイルやグリスを入れ替える事で気に入った状態を少しでも長く維持させましょうよと。
最近ではサードパーティーメーカーから各種パーツも出て来ているので、それらを組み合わせカスタムするのも良いですし、逆にオリジナルに拘るのであれば尚更の事でしょう。
あ、最初は調子悪かったけど使っている内に良くなって来た、これ一番ダメな兆候ですからね。
そんな旧式リールユーザーの貴方には先ずNEMEAオイルとBALBOAオイルとSIGMAグリスをお勧めします。

0 件のコメント:

コメントを投稿