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2023年1月20日金曜日

記事。

嘘ついちゃって、スミマセン。
でも結果良好だZっ。
さて、当初は昨日付けで投稿するつもりでした防錆テストなんですが、あれから特に変化が起きていなかった事もありキリ良く100時間を経過させてみるかとなりまして。
取り敢えずテスト条件を再度オサライします。
先ずはカッターの刃を1片追ってから数回に渡りパーツクリーナーで脱脂洗浄します。
そしてステンレストレーの上にペーパータオルを載せ、そこに海水の2倍となる塩分濃度7%の塩水を染み込ませます。
脱脂洗浄したカッターの刃にサンプルオイル1、サンプルオイル2、BSLRオイル、市販ラス〇ネを両面塗布します。
カッターの刃は常時素手で触らずにピンセットで掴んで作業を行います。
塗布は綿棒に染み込ませたオイルを目視で薄く均一にカッターの刃両面へ塗布しています。
そのオイルが塗布されたカッターの刃をペーパータオルの上にランダムに置いて動かしたりせずに放置します。
数時間おきにトレーごと90度置く向きを変えて染み込んだ塩水の偏りを公平化させ、同時に都度ペーパータオル四隅に3滴の塩水を追加します。
これを24時間放置した物が最初の投稿で、そこからカッターの刃の位置を移動させた物が翌日の投稿です。
で、今日は100時間経過した後にカッターの刃を裏返して錆の発生具合を確認しました。
と言うのが画像の状態です、表側は何も変化が無かったので。
とにかく今回は早く結果を知りたい事から早く錆を発生させると言う矛盾?により塩分濃度を7%と海水の2倍に設定し、更に水中では無く常に空気に触れさせる事と時々塩水を追加する事で錆の促進を促す方向でテストを行いました。
で、実際に当然ながら錆は発生しますが、その錆の範囲と錆の状態を見る事が目的です。
今回の各オイルには防錆添加剤が配合されていますが、この4オイルの中で粘度の低い順に言うと市販ラス〇ネ、サンプル1、サンプル2、BSLRと言う順になり、つまり油膜が薄い順とも言えます。
市販ラス〇ネは天下のワ〇ーズ社製のスプレー缶入り高性能潤滑油で、実はBOREDも業販取り引きがあるんですが、個人的にも高次元な万能スプレーオイルとして好きなオイルです。
但し、市販ラス〇ネの気に入らない点はPTFEことフッ素配合で、その配合量が他社に比べて非常に多い事と、スプレー缶タイプだけにオイル中に含まれるガスが完全に抜けるまでかなりの日数を要する事。
これがBORED的には必要無い点です。
ベースオイルは化学合成油で塩素も無使用ではありますが、潤滑性と併せ浸透性と防錆性を最大のターゲットにしているオイルなので今回は敢えて他社製品も含めてテスト対象としました。
で、結果として錆の発生をワザと促進させる条件で行ったテストですが、ペーパータオルと接触していない表側には錆の発生は全くありません。
そして肝心の裏側ですが、予想に反し?錆の進行が思いのほか少なく結果としては良好です。
やはり油膜の厚さも影響するのは当然ですが、市販ラス〇ネから錆が発生し次にBSLRオイル、そしてサンプル2から極僅かながら薄い錆が見られ、最後にサンプル1にも極僅かな薄い錆が見られました。
これが初日の24時間経過時点。
で、翌日の52時間経過時点ではもっと錆が出ないかなぁ?と言う事で、ペーパータオルに置いた各カッターの刃の位置をズラしてフレッシュ?な塩水に接触する様にしてみました。
でも昨日の時点で大きな変化は見られずに特に記事にする様な面白みも無かったので、本日まで延長して100時間経過させてみた訳です。
そして裏側を見てみた結果として、当初思っていたよりも錆が発生していないと言う事に。
見方によっては油膜の厚みがフォローされているのが推測され、ペーパータオルに接触していながらも部分的に油膜が薄い箇所だけに錆が発生したと言えるでしょう。
とするとその錆の範囲や濃度だけを見れば防錆効果が判断出来るとも言えます。
特にサンプル1とサンプル2の錆は薄く指で拭けば取れてしまいそうな程です。
市販ラス〇ネの防錆添加剤が一体どーゆー成分を使用しているかは不明ですが、BSLRオイルは特殊防錆被膜を生成する防錆添加化合物を、サンプル1とサンプル2はBOREDのMETHODでは初となるオリジナル耐水性防錆添加剤を使用しています。
なので防錆させるシステムが全て違うだろうと言う事でのテストでしたが、まぁ既にオリジナル耐水性防錆添加剤は散々テストを行って来た事もあるので自信もありました。
特にオリジナル耐水性防錆添加剤をJISの湿潤試験(気温50度で湿度95%)でテストした結果は500時間以上も錆の発生が見られませんでした。
500時間ですよ。
もちろんこれは塩水では無く真水ではありますが、高温下で高湿度な条件では確実に錆の発生が促進される条件です。
このオリジナル耐水性防錆添加剤をベースオイルのエステル化学合成油に最大配合した物がサンプル2でその半分配合した物がサンプル1と言う訳です。
オイルとしての粘度をもう少し高粘度化させるか?を悩んでいる最中ですが、サンプルテストをお願いしているフォロワーの猛者お2人の経過報告と併せ来週中に再度改善して行く予定です。
なので1月中の発売はあり得ないと言う方向になりましたのでご了承を。
とにかく試作しては実用テスト、改善しては実用テスト、仕上げては実用テスト、そして最終的に業者テストを行い数値的にも問題が見られなければ製品化と言う流れは他のMETHODオイルと同様です。
今回の新製品予定オイルはCHIMERAオイルの特性をLIGHT DUTYオイルの粘度で実現すると言う課題につき、中粘度ながらもサッパリとした質感で摩擦と防錆に特化した性能。
LIGHT DUTYオイルよりは少し高粘度にしますけど。
今暫しお待ちください。
いや、でも安心しました。

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