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2022年9月15日木曜日

裏技。

さぁ、もう週末です。
と言うか一週間経つのが早過ぎる。
さて、先日超久しぶりに入荷となりましたMETHODのPROTECTIVEコーティング剤について、基本的な使用方法はBORED STOREの製品ページにも記載してある通りなんですが、以前自分がやってるよとお伝えしたルアーへのコーティングについてご紹介します。
PROTECTIVEは気温25度を基準とした場合24時間で完全硬化するシリコーンオリゴマー系コーティング剤となります。
凄く簡単に言えば市販のガラス系コーティング剤と同じ部類に入ります。
大気中の水分と反応して硬化促進する特徴から塗装などの様にある程度の設備や道具を必要とせず、室内などで手軽に完全な透明の高硬度被膜を生成させる事が出来ます。
被膜の強さはエンピツ硬度の5H前後に設定していますが、ウレタン塗装の標準的な硬度F~2Hよりも硬度が高い事から傷や擦れなどに対して保護効果も十分得られているんです。
巷にあるスマホ用とかカーボディ用の硬度9Hや10Hまで必要?それに硬過ぎると密着が剥がれて来た際にフケみないな硬い薄膜がボロボロと落ちて来て刺さると当然痛いです。
フィッシングやサイクルの様に常に使う道具自体が動きを伴う物には硬度5H前後が妥当と考えた上での決定です。
で、これをルアーに処理する場合。
自分の場合は過去に大事なルアー?高価なルアー?にはフックサークル予防としてPROTECTIVEを処理しているのですが、基本的に画像の様にフックもリングも外した状態でルアーをパーツクリーナーなどでサッと脱脂洗浄しておきます。
そして所謂キッチンスポンジ、どこの家庭にも必ずある100円ショップでも余裕で買えるあの皿洗用スポンジの事ね。
あれをカッターで適当な大きさに切って、そのスポンジの柔らかい方にPROTECTIVEを十分染み込ませます。
で、ルアーのアイ周りなど入り組んだ箇所からスポンジでルアーを拭く様にPROTECTIVEを塗り、最後にルアーの長手方向へ一気に塗って行く事でかなり綺麗に塗る事が出来ます。
決して塗料では無いので塗料程の密着力はありませんが、ボロボロと被膜が剥がれて来る事は経験上皆無です。
これだとウエスやハケで塗るよりもムラ無く塗れて、しかも液体を保持し易いスポンジ構造なので一石二鳥です。
PROTECTIVEが空気に触れている事で効果が促進されますので、作業自体はなるべく1分以内で塗る様にしましょう。
今回の様に一度で厚塗りする場合は乾拭きの必要ありません。
その後は翌日まで室内で放置して乾燥させまずが、今時期は気温も湿度も高いので6時間位すればもう触れる程度に硬化しています。
そしてフックを付ければ元通り。
これで新品購入時のルアーよりも硬度の高い透明被膜で保護されたルアーの完成です。
但し、そうは言ってもフックサークルは付きますよ。
だって相手は熱処理された高硬度の鋼で出来たフックですからね。
何度も摩擦が重なれば徐々に被膜も薄れて来て、いずれはルアーの塗装に傷が付くのは当然です。
でもその傷が付く事を少しでも長くディフェンスしたいと言う場合、最も手軽で安価に済む方法がこのコーティングになるかと思います。
自分はメガドッグ全部、それにディスコンカラーのルアー、リミテッドカラーのルアー、レアなウッドルアーには全部このPROTECTIVE処理を行ってあります。
今日15日の時点でBORED STOREの残り枠が2個、9月20日からデリバリー開始となりますのでスグ!

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