先日の月曜日だっけか?にInstagramへアップした釣行後に毎度のケアを行ったリール画像。
その際に自分が使用しているラインがヨツアミのフルドラグX8だと書いたのですが、ナゼか自分ごときにラインシステムを聞いてくれちゃう熱いお問い合わせがありまして、なので一応調子に乗ってラインシステムを書いておこうかと。
そのお問い合わせに関しては業務に直結する訳じゃないんですけどBOREDユーザーだったもんで。
なんでもビッグベイトにおけるライントラブルが多いのが悩みらしく、ラインだけが原因では無いと言う事も併せてお答えしてみました。
先ず、自分がソルトにおいてビッグベイト~ジャイアントベイトで使用しているリールは4号リールに17スコーピオンDC101HG、5号リールに20カルカッタコンクエストDC201HG、6号リールに19レボビーストHGとロケットのギアを移植したXGの2台、8号リールに21スコーピオンMD301XGのグラップラーパーツを移植した通称ネコスコMDを使用しています。
最近になってPE5号は不要かな?とも思っていますが。
で、上記には共通してPEラインはヨツアミのフルドラグXGとリーダーはサンヨーのソルトマックスナイロン、けど4号だけはサンラインのトルネード松田スペシャル ブラックストリームを、そして6号には60lbの様にPEとリーダーは王道の組み合わせで組んでいまして、リーダー長は基本ショートリーダー派なので60cm~1m以内とトップガイドからノットを出してキャストする事が多いです。
もちろんラインの巻き量は常にスプールに満タンで巻きますが、ネコスコMDだけ組んだリーダーが干渉してリールボディからスプールが抜けなくなるんで満タンに対して95%位の巻き量にしています。
そして自分は30年以上の昔からPEラインとリーダーとの結束はオルブライトノット(自身で強化改良)で、スナップとリーダーとの結束はパロマーノットのみで通し、いずれもノット終わりにはハーフヒッチを3回~5回加えています。
が、8号に関してはジャイアントベイト専用?なので最近になってスナップとリーダーとの結束にイモムシノットも時々使用しています。
これが自分のラインシステムであって、ちなみに淡水の場合は18メタ二ウムのHGとXGを2台とABU4601Cガンナーとロイヤルエキスプレスの2台を使用していますが、メタ二ウムはPEラインの3号か4号で4601CはPEラインの4号か5号を共に100m以下で巻いています。
淡水の場合は基本的にラバージグやフロッグなどでヘビーカバーしかやらない事もありフルキャストが少ないもんで。
で、冒頭のラインシステムに行き着いたのがコロナ禍の確か2022年~2023年にかけてだと思うんですが、基本的にこの組み合わせにしてから高切れはリアルに一度も無し。
いや、と言うか既にベイトリールにおいてはベテランなのでw 元々バックラッシュを殆ど起こさない事もあって高切れする事も無いんですが、基本的にブレーキセッティングがベーシックに調整出来ていて毎回気を抜かず?にサミングも意識してキャストしていればバックラッシュって殆ど起こさないもんだと思っています。
キャスト動作においてもチャーシューメ~ンがキッチリ出来ていれば大丈夫なはず。
つまり冒頭のリールからも分かる様に世代別のDCもあれば遠心もあるしマグとのハイブリッドもある訳ですが、何をどう使っても自分の場合は基本的にバックラッシュを起こしません。
なのにホーミー達の中では恐らく一番飛ばします。
この安定度を得られた裏にはラインセレクトが決定出来た自負?自信?も少なからずありますが、それよりも毎回キチンとリールのケアやメンテを行っているから常に絶好調で不安要素が一切無く思い切り振り切れると言う事。
スプールは回るしブレーキは効くしリーリング時に異音はしない。
なのでホーミーの中でも数投毎にバックラッシュをしている奴のリールを触ると、もうどーしようもない程にリールがカサカサでシャカシャカしている油膜切れだらけだったり、ラインとリーダーのセレクトもいい加減だったり、タックルとのバランスが最悪だったり、そして特にメカニカルのゼロポジションがアバウト過ぎたりなのが直ぐに分かるんですね。
自分の場合は古くから基本はベイトリールオンリーを長く続けて来た事もあって、メインブレーキ云々よりもメカニカルブレーキの調整を凄く重要に考えていて、今でも毎釣行必ずスプールを指で動かしてゼロポジションを微調整し直しています。
だってスプールシャフト左右を物理的に調整する事が出来る唯一のパーツですからね、その調整がアバウトであればメインブレーキ云々以前の問題でしょう。
そしてコレは裏技?的な要素としてスプールベアリングに使用するオイルセレクトを一つ高粘度にしてみると言うもの。
これにより各種ブレーキで回転を抑えるのでは無くて、油膜の粘度抵抗により回転を抑えるという事。
なのでブレーキでは無いのに軽過ぎる回転を抑制する事が出来ます。
例えば普段BALBOAオイルであればLIGHT DUTYオイルを試してみるとか。
上記で言うと4号リールと5号リールにはBALBOAオイルを注油していますが、6号リールにはBALBOAオイルとLIGHT DUTYオイルを同比率で混合してみたり、8号リールにはLIGHT DUTYオイルを使用したり、業務ではありますが釣行前に微調整する事も多々あります。
ブレーキ調整ほど顕著ではありませんが初速に関しては僅かながら違いが実感出来ると思いますよ。
そしてもう一つライントラブルの多くはノットなどの結束種類ではなくてキチンと安定して組めているとか?
これに関しても自信のない無理矢理に組んだFGノットよりも、自信のある他のノットでシッカリと締め込みを行っておけば、先ずノットが原因でのライントラブルは激減するはずなんです。
つまりバックラッシュの度に高切れは起こし難くなるはず。
トラブルの度にアレやコレやと情報に左右されて悩むのではなくて、全てが自信の持てるセッティングで使える事が最良のラインシステムではないかと思っています。
これはベイトでもスピニングでもフィネスでもジャイアントでも一緒。
なのでナゼかソルト界隈ではFGノット一択と言う流れを感じますが、自分の様に元々バスをメインにしていた人はFGノットでは無い人も多いんじゃないかと。
ソルトだからって無理矢理に慣れないFGノットで組むくらいなら、先ずは自信のあるノットでシッカリ組む様にすれば先ず問題は起きないと思います。
巨大な青物や怪魚なんかになると話は変わって来るかもしれませんけど、シーバスとかショアジギ程度ならまず問題ないかと。
とにかく先ずは自信のあるノットでシッカリ締め込んで組むと。
ちなみに自分は未だにFGノットを組めませんしFGノットの必要性を感じた事もありません。
なのでビッグベイトやジャイアントベイトでライントラブルが多発している人はラインのメーカーやモデルに拘るんでは無くて、自信のあるノットでシッカリ締め込んで組む事、キャストの度に振り抜けられる様に基本に忠実なキャストをする事、そしてリールのコンディションを安定させてベーシックなブレーキ調整を徹底する事、に尽きるかなと思います。
ホザきました。
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