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2024年6月18日火曜日

記事。

最近有り難い事にナゼかお問い合わせメールが急激に増えて来たのですが、相変わらず「○○の○○年の○○モデル○○番を使って主に〇〇や○○の釣をしています」的な内容を頂きます。
本当はこーゆー内容のお問い合わせに対し適格に直ぐ回答出来るのが理想ではあるのですが、BOREDのMETHODは釣具屋でも自転車屋でも無くそれらのメンテナンスサービスでも無い、あくまでもBOREDと言うメーカーの油脂製品ブランドとしてMETHODが存在している訳でして、お問い合わせの内容によっては全くチンプンカンプンとまでは行かないまでも経験した事のない内容だとお答えする事が出来ないんです。
テキトーに答えちゃうと言う事だけは絶対にしたくないので、こーゆー場合は申し訳ないのですがBORED STOREの各製品ページに製品特徴と併せ推奨用途や適応型番を記載していますので、その中からセレクト頂くと共にDARKSIDEBOREDBLOGへ不定期にポストしている自分のリールへの使用例などを参考にして頂けると助かります。
でも、お問い合わせの返答メールにも出来る限り「逆にコレとコレは適応しない」とか「恐らくコレとコレで問題ない」と判断が出来る部分においては明記する様にもしています。
完全な言い訳でもあるのですが、例えば「15ストラディックのC2000番で」なんてお問い合わせを頂いても、先ず自分自身がスピニングリールを本格的に入手したのが数年前の事で、それまでは基本的にずっとベイトリールだけしか使って来なかった事もあり、ようやく入手した19ヴァンキッシュならまだしも15ストラディックと言われてしまうと全くもって想像すら出来ないんですね。
このパターンに加えて更に各社製品も色々あるし、年式は色々あるし、型番も色々あるし、釣りのジャンルも色々あるし、これにフィーリングなどをリクエストされてしまうと現実的に返答出来ないとなってしまいます。
BOREDが業務としてリールメンテナンスを行っているのであれば、上記の様な事に対して実際に機種に触れる機会も増える事で経験値も上がりますが、あくまでもBOREDはメーカー業務オンリーにつき具体的に勉強する素材すら手元にありません。
なのであくまでも個人的に行って来た釣りのジャンルにおいて、自身のリールで実用しているオイル&グリスの使用例だけはDARKSIDEBOREDBLOGへ具体的に記載していますが、それら以外は想像は付いても明確でもなければ実用も無い事からお答え出来ませんとなってしまいます。
ホント申し訳ないんですが。
ではBORED STOREの各製品ページに記載してある推奨用途や適応型番はどーやってリサーチしたのか?と聞かれると、これは自身で使用して来た実例と併せ、それら以外はお取り扱いDEALERショップやメンテナンスサービスや遊漁船の船長などの実際にメンテナンス業務を行って来た方々に聞いた実用に基づく結果です。
また、BORED側の意図として想定数値や想定用途から「この位の数値があれば大丈夫」など過去に行っていたサイクルメカニック時代の経験も含まれての事で、その当時から提携業者に借りた試験機などを使用して油膜強度を測定して来たり、JISに基づく公の検査機関でのテスト数値や、更には材料メーカーから提供される資料にある各種数値などから判断して決定しているんです。
ま、BORED的にはコッチの測定数値や提供資料から判断する方が得意でもあるのですが。
なので製品化する際も先ずはBOREDの意図だけで判断して試作したサンプルを、お取り扱いDEALERショップやメンテナンスサービスなどへ送り、それらをメンテナンスや実釣などで使用してもらったレポートを見直して新たなサンプルを生産し、これらのやり取りを繰り返して微調整を加えながら製品化させているんです。
シンプルにオイルやグリスの事に関しては20年以上も関わって来た事から、素材や特徴など色々と関連事項については熟知している自負もありますが、それらを色々な要素や条件が含まれる具体的な実用例に照らし合わせた場合どれ?と言われると冒頭の様に自身で実用した事の無い場合においては答えられませんとなってしまう訳です。
お分かり頂けると幸いですが。
これらの事を何とかして解決するべきなのか?と先ずはメーカーと言う立場からも考えているんですが、例えば自動車のエンジンオイルやギアオイルの様に指定された規格が存在している訳では無いので、どうやって膨大なデータを得るのか?しかも加えて「もっと巻き感を軽く」とか「ギアは重くベアリングは軽く」など個人の主観や感覚のリクエストまで入って来ると実際には完全無理。
と言い訳を書いて来ましたが「なんだよBORED使えねぇ」と思われているんでしょうね。
ならばっ。
ザックリと大まかな型番毎に淡水海水問わず最低限必要なオイル&グリスを明記してみたいと思います。
異論は認めます。
がっ、あくまでも基準と言うかメーカー純正の一歩先のセッティングと言う事で、これに加えて塗布量や状態などによっても仕上がりは左右しますので事前にご理解を。
あくまでも個人レベルで行うクリーニングと併せ各所へオイル&グリスを注油する場合の目安参考として。
これら下記を目安として更に「もっと巻き感を軽くしたい」やら「耐久性を更に上げたい」などにおいてはワンランク上下の粘度や粘性をお試し頂くか、またはBSLUオイル、ZAYTオイル、SIGMAグリス、OMEGAグリスなど特性を強めた極端な性格のオイルやグリスをお好みで混ぜ合わせる混合カスタムにてお試し頂ければと思います。
では。
50番~70番のフィネスやライトリグ向けベイトリールの場合。
スプールベアリングはZAYTオイル、ドライブギアはALPHAグリス、ワンウェイローラークラッチはCHIMERAオイル、ボディ内ベアリングはNEMEAオイル、ウォームシャフトはTHETAグリス。
100番~200番のレギュラーウェイト向けベイトリールの場合。
スプールベアリングはBALBOAオイル、ドライブギアはDELTAグリス、ワンウェイローラークラッチはNEMEAオイル、ボディ内ベアリングはNEMEAオイル、ウォームシャフトはTHETAグリス。
200番~400番のビッグベイトやヘビーウェイト向けベイトリールの場合。
スプールベアリングはLIGHT DUTYオイル、ドライブギアはSIGMAグリス、ワンウェイローラークラッチはNEMEAオイル、ボディ内ベアリングはBSLUオイル、ウォームシャフトはTHETAグリス。
500番~C2000番のフィネスやライトリグ向けスピニングリールの場合。
ドライブギアはTHETAグリス、ラインローラーはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチはCHIMERAオイル、ドラググリスはTHETAグリス、ボディ内ベアリングはNEMEAオイル。
2500番~3000番のバスやティップランやシーバスのレギュラーウェイト向けスピニングリールの場合。
ドライブギアはALPHAグリス、ラインローラーはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチはCHIMERAオイル、ドラググリスはALPHAグリス、ボディ内ベアリングはNEMEAオイル。
4000番~C5000番の大河川シーバスやライトジギングやサーフ向けスピニングリールの場合。
ドライブギアはALPHAグリス、ラインローラーはLIGHT DUTYオイル、ワンウェイローラークラッチはNEMEAオイル、ドラググリスはALPHAグリス、ボディ内ベアリングはBSLUオイル。
6000番~8000番のショアオフショア問わずSW全般向けスピニングリールの場合。
ドライブギアはDELTAグリス、ワンウェイローラークラッチはNEMEAオイル、ドラググリスはDELTAグリス、ボディ内ベアリングはBSLUオイル、他は純正指定またはお好みで。
10000番~14000番のショアオフショア問わず大型SW向けスピニングリールの場合。
ドライブギアはSIGMAグリス、ワンウェイローラークラッチはNEMEAオイル、ドラググリスはDELTAグリス、ボディ内ベアリングはBSLUオイル、他は純正指定またはお好みで。
かなり長文で失敬。

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