いつも一緒に釣行しているスタメンのKENNY(日本人)使用の20エクスセンス DCSS HG。
今このタイミングこそメンテナンスに最適なシーズンと絶賛宣伝中な事もあり、取り敢えず身内のリールもメンテナンスしておきましょうと預かる。
これから4号タックルとして2ozクラスのビッグベイトを中心に本格的なベイトデビューをしようと先日一緒に釣行した際に何か今迄経験した事の無い不調を感じ、昨年?購入してから使用頻度も高くないのにナゼ?と言う事で状態チェックの為に預かってみました。
各部回転もソレナリにスムーズなのに突然巻きが重くなったり軽くなったりと謎のポンコツ症状。
で、バラシたら画像のとおりソッコーで判明。
原因はメインギア内に収まるドラグ音出しピンが何かの拍子に取れてしまい、その音出しピンがラチェット板に入り込んだ事でラチェット板の一部を破壊。
更にその破壊されたカスがギアやクラッチなどボディ内部の至る所で暴れ回っていた事で症状が不安定だった様です。
幸い金属製の音出しピンは恐らく水抜き穴から抜け落ちた様で、ボディ内部には見つからずギアをカケさせたりと致命傷は与えてはいませんでした。
ま、100%パーフェクトでは無いにしても全て脱脂洗浄を行ってから、ビッグベイト向けにネットリとシルキーに仕上げておきました。
メインギアにはSIGMAグリス、ウォームシャフトにはTHETAグリス、スプールベアリングにはBALBOAオイル、ワンウェイローラークラッチにはNEMEAオイル、ドラグワッシャーにはDELTAグリス、ボディ内ベアリングにはBSLRオイル、プラスティックギアにはTHETAグリス、そして重要?なハンドルノブベアリングは純正のまんま樹脂ベアリングから交換せずに低回転ノブで。
そして今後も同じ事が起きない様にドラグの音出し機構は排除しています。
所謂オリジナルサイズの2ozビッグベイトや16cm前後のビッグミノーなど、スピニングのシーバスでも主体となる30g~60g位までを使用する4号タックルとして、100番リールながら耐久性を上げる目的で「少し重め」なオイル&グリスをセレクトし、でもスプールだけは10gでも余裕でキャスト出来る様にレスポンス良く仕上げています。
以前自分も試しに購入した事があるシマノのSLX同様に、現在のエントリークラス~ミドルクラスは各段に性能が良くなっていますが、このクラスはオイルやグリスを純正から交換するだけで更に飛躍的にフィーリングがアップするのでゼヒともお勧めです。
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