先日Twitterフォロワーの@lineslackerfamよりレポートを頂きましたUSシマノのトランクス400。
こちらの過去記事でも登場しました使用5ヶ月を経過したトランクス400ですが、新品2台を同時に使用開始し1台目はBOREDのMETHODオイル&グリスを新品段階で使用、2台目は敢えてメーカー純正状態で使用されて来た物です。
使用条件は海水域や汽水域でのジャイアントベイト専用として6号タックルにて使用。
今回は純正で使用していた2台目の方から「キーキー」と異音が生じ始めたとの事で、状態比較の意味も含めバラシた画像とレポートを頂きました。
で、画像の右はボディを開けた状態となり、そのワンウェイローラークラッチが画像の左下の物です。
異音の原因はワンウェイローラークラッチからと言う事で、左下にある画像からもインナーチューブの摩擦痕が確認出来ます。
目視で油脂は残っていながらも薄茶色く摩擦痕が出ていると言う事は、負荷や衝撃が加わった際に部分的にインナーチューブの油膜が切れた事で異音が発生したと推測。
厳密に言えば一度でも異音がした場合は確実に精度を狂わせる摩擦が生じたと言う事です。
参考までに画像の左上はNEMEAオイルを使用している方のインナーチューブですが、先と比較しても摩擦痕が顕著に見られない事はシンプルに油脂の成分差と言う認識で問題無いかと思います。
なにせ新品を同タイミングで使用していると言う事で、極僅かな個体差や使用率はあるにしても大きな違いは無いはずですので。
参考までにこのトランクス400で使用されたオイル&グリスですが、メインギアにはSIGMAグリス、スプールベアリングにはNEMEAオイルにTHICK HEAVYを少量プラス、ウォームシャフトにはOMEGAグリスにTHETAグリスを少量プラス、ボディ内ベアリングにはNEMEAオイル、プラスティックギアにはOMEGAグリス、各所の可動部などの組付時にはOMEGAグリスを薄く塗布されています。
METHODのNEMEAオイルはラインナップ中では中粘度となる耐久性を重視したオイルで、ベイトリールで言えば中型~大型の高負荷な状況下におけるワンウェイローラークラッチやミニチュアベアリングをメインターゲットにしていますが、その中で特筆する性能は摩擦を低減させる事と錆の発生を防ぐ事、この2点のディフェンス効果を最大のウリとしているオイルです。
そのディフェンス効果が画像から見てとれる結果であり、実際に自身でもリールメンテナンスサービスを運営している@lineslackerfamだから出来る人柱的なレポートに感謝。
自分がこんな事を言うのはオカシイのですが、頻繁にメンテナンスを行うのならオイルやグリスはメーカー純正でも良いと思います。
但し、BOREDのMETHODと同様にサードパーティーとして純正ではない位置付けの市販他社オイル&グリスこそ、メーカー自体の選択を間違えるとパーツ寿命や性能に大きく影響して来ます。
淡水での使用ならある意味「なんとかなってしまう」事もありますが、海水での使用をはじめ更に高負荷なジャンルになると、現在の市販他社オイル&グリスでまともに使用可能なメーカーは某I社や某S社くらいではないでしょうか?
その他後発の市販他社メーカーでキチンとした海水対応までを意識して十分な試作、実用、検証を行っているメーカーは恐らくありません。
BOREDのMETHODでは現在の一部ラインナップにおいてリールメンテナンスサービスを行っているTwitterフォロワーの@lineslackerfamと@necosannzirushiの両者にサンプルテストで協力をお願いしたり、METHODお取り扱いDEALERのMonster Kissにも海外での怪魚ターゲット時などで事前に試用&実用をお願いしています。
もちろん自身でも毎週必ずキャストする事だけは継続していますが、これはBOREDアカウントのSNSなどを遡って見て貰えると実績としても明確です。
つまり自身で採点する保守的な判断では無く、外部にも依頼して試用や検証を行っていると言う事で、今回の記事は正にその検証に当たる物です。
そしてBOREDは今年で立ち上げから20周年となり、既にサイクルメカニック時代からオリジナルオイルの設計や生産を開始し、様々なメディアに掲載されて来たと言う十分な実績&証拠があります。
オイル&グリスの選択はマニアックでニッチな世界ではりますが、メーカー純正は否定しないにしてもサードパーティーの市販他社において上記を除く殆どがOEM品です。
自社製品とは謳っていても発売元と製造元は違うと言う事。
なので余りにも過度な広告文句、不明確で大まかな成分表示、具体性が無く幅の広い用途記載はその証と考えます。
BOREDのMETHODオイル&グリスはメーカー純正の一歩先を行く性能と、各ラインナップにユニークな特性を持たせたバリエーションを完全に自社生産しています。
だからこそモデルチェンジやアップグレードも行えると言う事で、極小規模のガレージメーカーだから実現出来る長所でもあるかと自負しています。
こちらの過去記事でも登場しました使用5ヶ月を経過したトランクス400ですが、新品2台を同時に使用開始し1台目はBOREDのMETHODオイル&グリスを新品段階で使用、2台目は敢えてメーカー純正状態で使用されて来た物です。
使用条件は海水域や汽水域でのジャイアントベイト専用として6号タックルにて使用。
今回は純正で使用していた2台目の方から「キーキー」と異音が生じ始めたとの事で、状態比較の意味も含めバラシた画像とレポートを頂きました。
で、画像の右はボディを開けた状態となり、そのワンウェイローラークラッチが画像の左下の物です。
異音の原因はワンウェイローラークラッチからと言う事で、左下にある画像からもインナーチューブの摩擦痕が確認出来ます。
目視で油脂は残っていながらも薄茶色く摩擦痕が出ていると言う事は、負荷や衝撃が加わった際に部分的にインナーチューブの油膜が切れた事で異音が発生したと推測。
厳密に言えば一度でも異音がした場合は確実に精度を狂わせる摩擦が生じたと言う事です。
参考までに画像の左上はNEMEAオイルを使用している方のインナーチューブですが、先と比較しても摩擦痕が顕著に見られない事はシンプルに油脂の成分差と言う認識で問題無いかと思います。
なにせ新品を同タイミングで使用していると言う事で、極僅かな個体差や使用率はあるにしても大きな違いは無いはずですので。
参考までにこのトランクス400で使用されたオイル&グリスですが、メインギアにはSIGMAグリス、スプールベアリングにはNEMEAオイルにTHICK HEAVYを少量プラス、ウォームシャフトにはOMEGAグリスにTHETAグリスを少量プラス、ボディ内ベアリングにはNEMEAオイル、プラスティックギアにはOMEGAグリス、各所の可動部などの組付時にはOMEGAグリスを薄く塗布されています。
METHODのNEMEAオイルはラインナップ中では中粘度となる耐久性を重視したオイルで、ベイトリールで言えば中型~大型の高負荷な状況下におけるワンウェイローラークラッチやミニチュアベアリングをメインターゲットにしていますが、その中で特筆する性能は摩擦を低減させる事と錆の発生を防ぐ事、この2点のディフェンス効果を最大のウリとしているオイルです。
そのディフェンス効果が画像から見てとれる結果であり、実際に自身でもリールメンテナンスサービスを運営している@lineslackerfamだから出来る人柱的なレポートに感謝。
自分がこんな事を言うのはオカシイのですが、頻繁にメンテナンスを行うのならオイルやグリスはメーカー純正でも良いと思います。
但し、BOREDのMETHODと同様にサードパーティーとして純正ではない位置付けの市販他社オイル&グリスこそ、メーカー自体の選択を間違えるとパーツ寿命や性能に大きく影響して来ます。
淡水での使用ならある意味「なんとかなってしまう」事もありますが、海水での使用をはじめ更に高負荷なジャンルになると、現在の市販他社オイル&グリスでまともに使用可能なメーカーは某I社や某S社くらいではないでしょうか?
その他後発の市販他社メーカーでキチンとした海水対応までを意識して十分な試作、実用、検証を行っているメーカーは恐らくありません。
BOREDのMETHODでは現在の一部ラインナップにおいてリールメンテナンスサービスを行っているTwitterフォロワーの@lineslackerfamと@necosannzirushiの両者にサンプルテストで協力をお願いしたり、METHODお取り扱いDEALERのMonster Kissにも海外での怪魚ターゲット時などで事前に試用&実用をお願いしています。
もちろん自身でも毎週必ずキャストする事だけは継続していますが、これはBOREDアカウントのSNSなどを遡って見て貰えると実績としても明確です。
つまり自身で採点する保守的な判断では無く、外部にも依頼して試用や検証を行っていると言う事で、今回の記事は正にその検証に当たる物です。
そしてBOREDは今年で立ち上げから20周年となり、既にサイクルメカニック時代からオリジナルオイルの設計や生産を開始し、様々なメディアに掲載されて来たと言う十分な実績&証拠があります。
オイル&グリスの選択はマニアックでニッチな世界ではりますが、メーカー純正は否定しないにしてもサードパーティーの市販他社において上記を除く殆どがOEM品です。
自社製品とは謳っていても発売元と製造元は違うと言う事。
なので余りにも過度な広告文句、不明確で大まかな成分表示、具体性が無く幅の広い用途記載はその証と考えます。
BOREDのMETHODオイル&グリスはメーカー純正の一歩先を行く性能と、各ラインナップにユニークな特性を持たせたバリエーションを完全に自社生産しています。
だからこそモデルチェンジやアップグレードも行えると言う事で、極小規模のガレージメーカーだから実現出来る長所でもあるかと自負しています。
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