画像は3月11日から8月2日までの海水&汽水環境で約5ヶ月継続使用されたシマノのトランクス400です。
オーナーはBOREDのMETHODオイル&グリスをサンプルテストして頂いたりと、何かとご協力をお願いしているリールメンテナンス業のTwitterフォロワー@lineslackerfam。
機種的に想像どおりオカッパリでもボートでもジャイアントベイトのみで使用されている個体です。
この春先から真夏の約5ヶ月間は海水温の変化も激しく、また梅雨も挟む事から降雨や湿度の影響でフィッシングリールにとっては最も過酷なシーズンです。
もちろん現在の猛暑や豪雨から今後の台風シーズンも同様に最も過酷なシーズンなのは変わらず。
それらの条件を踏まえ、画像左の様にボディ内に塩の固着が見られる程に海水が入り込んだ事が分かる画像ですが、これは敢えて使用後の水洗いを殆ど行わずにオイルやグリスの経過観察を行った個体です。
そのワンウェイローラークラッチには錆の発生が一切認められず、またペアになる画像右のインナーチューブも同様に錆の発生が見られない事と併せ摩耗が最小限である事が確認出来ます。
リールメンテナンス業を行う@lineslackerfamの経験から、この個体は恐らく錆の発生が見られるだろうと予想されていたそうですが良い意味で裏切られ、各パーツの摩耗状態から見てもパーツ交換の必要は無くメンテナンスによるリフレッシュで済む状態であったと報告を頂きました。
このワンウェイローラークラッチにはBOREDが推奨するNEMEAオイルが使用されています。
NEMEAオイルは先に発売したCHIMERAオイル同様に、メインターゲットはワンウェイローラークラッチとなりますが、この2製品に限りオイルの「粘り」を示す粘性を極限まで排除してある事で、非常にサッパリとしたフィーリングの粘性が最大の特徴となります。
他のMETHODオイルでは粘性を付加する為に粘弾性添加剤が配合されていますが、このNEMEAオイルとCHIMERAオイルに関しては一切配合していません。
その為スプールベアリングなどに代表されるミニチュアベアリングへの使用においても、粘性が回転運動を邪魔する事が無い事からレスポンスやキレの良い素直な回転運動が得られます。
この粘性こそが特殊なクサビ機構を持つワンウェイローラークラッチには有効であって、NEMEAオイルは200番~400番などの中型~大型番手または海水使用、CHIMERAオイルは50番~200番などの小型~中型番手または淡水使用に向いている特性としています。
BOREDではワンウェイローラークラッチにグリスや高粘度高粘性オイルの使用を推奨していません。
それは過去記事で何度も説明した様に、クサビ機構に影響を与える実例が多数認められた事にあって、グリスの粘っこい粘性がクサビの動きを妨げる場合があり、それはつまりハンドル逆転現象に繋がる事となります。
顕著な摩耗や錆が無い場合です。
これはサイクルユースにおいてもカセットハブのラチェット機構に影響を与える事と同様です。
また、ワンウェイローラークラッチは特殊なパーツではなく、工業製品として流通している汎用パーツであって、しかもキチンとしたベアリングなんです。
誰もが見慣れているボールベアリングでは無く円柱状のニードルベアリングが採用されていると言う事であって、これまたサイクルユースにおいてはヘッドセットのインテグラルヘッドなどで使用されています。
なのでキチンとした耐摩耗性も耐極圧性も持たせてやる必要があります。
これがクサビ機構においてスリップに繋がると否定している業者も存在しますが、元々スリップに繋がる顕著な被膜の話では無くて分子レベルの話なので実用上は完全に問題はありませんし、むしろ被膜により金属の摩耗を防ぐ事でインナーチューブやニードルベアリングの痩せを防ぎ、適正な本来の動きを長く継続させる事が出来ます。
またそれらの効果をキチンと得られる様に、製造時に成分調整する事で添加剤の配合比を割り出しています。
ま、現に上記や過去記事の実例を見て貰えれば一目瞭然ですし、既に多くのユーザーやショップが実用している事から見ても問題無い事は言わずもがな。
特に負荷の高いビッグベイト、ジャイアントベイト、ヘビキャロ、ヘビーカバー、バーチカルジギングなど、淡水海水問わず上記の番手を参考に、またスピニングのワンウェイローラークラッチも同様となりますが、スピニングの場合は注油量を少し減らして薄い油膜を均一に塗布する様にしてください。
自分の場合は綿棒に染み込ませて一箇所単位で塗布する様にしていますが、大量に注油するとバーチカル方向へオイルが流れ出し他に塗布されているオイルやグリスに影響を与える事が多々ありますのでご注意を。
重複しますが本格的なサマーシーズンに入り金属をはじめオイルやグリスにとっても一番過酷なシーズンとなっています。
日々の簡易メンテナンスやクリーニングは当然ですが、事前のフルメンテナンスを行う良いタイミングとして、今こそBOREDのMETHODオイル&グリスをご使用ください。
そして個人で行うフルメンテナンスに不安のある場合はBOREDのMETHODお取り扱いDEALER各店またはTwitterフォロワーの@lineslackerfamと@necosannzirushiをゼヒご利用ください。
オーナーはBOREDのMETHODオイル&グリスをサンプルテストして頂いたりと、何かとご協力をお願いしているリールメンテナンス業のTwitterフォロワー@lineslackerfam。
機種的に想像どおりオカッパリでもボートでもジャイアントベイトのみで使用されている個体です。
この春先から真夏の約5ヶ月間は海水温の変化も激しく、また梅雨も挟む事から降雨や湿度の影響でフィッシングリールにとっては最も過酷なシーズンです。
もちろん現在の猛暑や豪雨から今後の台風シーズンも同様に最も過酷なシーズンなのは変わらず。
それらの条件を踏まえ、画像左の様にボディ内に塩の固着が見られる程に海水が入り込んだ事が分かる画像ですが、これは敢えて使用後の水洗いを殆ど行わずにオイルやグリスの経過観察を行った個体です。
そのワンウェイローラークラッチには錆の発生が一切認められず、またペアになる画像右のインナーチューブも同様に錆の発生が見られない事と併せ摩耗が最小限である事が確認出来ます。
リールメンテナンス業を行う@lineslackerfamの経験から、この個体は恐らく錆の発生が見られるだろうと予想されていたそうですが良い意味で裏切られ、各パーツの摩耗状態から見てもパーツ交換の必要は無くメンテナンスによるリフレッシュで済む状態であったと報告を頂きました。
このワンウェイローラークラッチにはBOREDが推奨するNEMEAオイルが使用されています。
NEMEAオイルは先に発売したCHIMERAオイル同様に、メインターゲットはワンウェイローラークラッチとなりますが、この2製品に限りオイルの「粘り」を示す粘性を極限まで排除してある事で、非常にサッパリとしたフィーリングの粘性が最大の特徴となります。
他のMETHODオイルでは粘性を付加する為に粘弾性添加剤が配合されていますが、このNEMEAオイルとCHIMERAオイルに関しては一切配合していません。
その為スプールベアリングなどに代表されるミニチュアベアリングへの使用においても、粘性が回転運動を邪魔する事が無い事からレスポンスやキレの良い素直な回転運動が得られます。
この粘性こそが特殊なクサビ機構を持つワンウェイローラークラッチには有効であって、NEMEAオイルは200番~400番などの中型~大型番手または海水使用、CHIMERAオイルは50番~200番などの小型~中型番手または淡水使用に向いている特性としています。
BOREDではワンウェイローラークラッチにグリスや高粘度高粘性オイルの使用を推奨していません。
それは過去記事で何度も説明した様に、クサビ機構に影響を与える実例が多数認められた事にあって、グリスの粘っこい粘性がクサビの動きを妨げる場合があり、それはつまりハンドル逆転現象に繋がる事となります。
顕著な摩耗や錆が無い場合です。
これはサイクルユースにおいてもカセットハブのラチェット機構に影響を与える事と同様です。
また、ワンウェイローラークラッチは特殊なパーツではなく、工業製品として流通している汎用パーツであって、しかもキチンとしたベアリングなんです。
誰もが見慣れているボールベアリングでは無く円柱状のニードルベアリングが採用されていると言う事であって、これまたサイクルユースにおいてはヘッドセットのインテグラルヘッドなどで使用されています。
なのでキチンとした耐摩耗性も耐極圧性も持たせてやる必要があります。
これがクサビ機構においてスリップに繋がると否定している業者も存在しますが、元々スリップに繋がる顕著な被膜の話では無くて分子レベルの話なので実用上は完全に問題はありませんし、むしろ被膜により金属の摩耗を防ぐ事でインナーチューブやニードルベアリングの痩せを防ぎ、適正な本来の動きを長く継続させる事が出来ます。
またそれらの効果をキチンと得られる様に、製造時に成分調整する事で添加剤の配合比を割り出しています。
ま、現に上記や過去記事の実例を見て貰えれば一目瞭然ですし、既に多くのユーザーやショップが実用している事から見ても問題無い事は言わずもがな。
特に負荷の高いビッグベイト、ジャイアントベイト、ヘビキャロ、ヘビーカバー、バーチカルジギングなど、淡水海水問わず上記の番手を参考に、またスピニングのワンウェイローラークラッチも同様となりますが、スピニングの場合は注油量を少し減らして薄い油膜を均一に塗布する様にしてください。
自分の場合は綿棒に染み込ませて一箇所単位で塗布する様にしていますが、大量に注油するとバーチカル方向へオイルが流れ出し他に塗布されているオイルやグリスに影響を与える事が多々ありますのでご注意を。
重複しますが本格的なサマーシーズンに入り金属をはじめオイルやグリスにとっても一番過酷なシーズンとなっています。
日々の簡易メンテナンスやクリーニングは当然ですが、事前のフルメンテナンスを行う良いタイミングとして、今こそBOREDのMETHODオイル&グリスをご使用ください。
そして個人で行うフルメンテナンスに不安のある場合はBOREDのMETHODお取り扱いDEALER各店またはTwitterフォロワーの@lineslackerfamと@necosannzirushiをゼヒご利用ください。
0 件のコメント:
コメントを投稿