さて、もう今年一番テンパり中のBOREDです。
先ずね、9月になりますよって事で今週からMETHODグリスの在庫補充生産を開始していまして、全部終るのが9月5日までに順次の予定です。
次いで、翌日の6日から今度はMETHODオイルの在庫補充生産を開始するんですが、これ容器業者にて一部材料が欠品していまして全数を一気に生産出来ない事情があるんです。
なので先ずはCHIMERAオイルとLIGHT DUTYオイルとTHICK HEAVYオイルの在庫補充生産から開始し、相変わらずKRAKENオイルとGOLYATオイルは今回も欠品となります。
併せて既にサンプル試作をテストしている防錆添加剤については、これに使用している水置換性と酸化還元反応抑制のハイブリッドにおける比率のテストを再度行っています。
先に現段階での結果報告としては優秀で、JISテストにおいてはA級をクリアしています。
BSLRオイルやHYDRAオイルとは防錆の手法が異なるので単純比較は出来ませんが、要するに水分(淡水も塩水も)が混入した中で錆が発生するまでの時間が長ければ長いほど優秀と判断すると言う事で、今は更にその状況を片面ゴムシールの608ベアリングを使用しオリジナルでテストしています。
ナゼ608ベアリングを使用したかと言うと、物理的大きさとしてフィッシングリールで使用されるミニチュアベアリングとサイクルハブなどで使用される6000番台ベアリングの中間な大きさだからで、スケートボードだとズバリな大きさです。
その608ベアリングは当然ながらステンレス製では無く敢えてSUJ-2ベアリング鋼を使用している物なのは言わずもがな、ステンレスでは錆びの発生まで時間が掛かってしまうので、所謂スチール鋼系のSUJを使用していると言う事。
ま、この素材はサイクルメカニック時代から熟知していますし、ベアリング鋼としては汎用でもあり優秀です。
要するに片面ゴムシールの608ベアリングに上記のサンプル防錆添加剤を添加したパラフィン系鉱物油を注油し、海水よりも塩分濃度の高い5%の人工海水中にベアリングを半分露出している深さに浸けて、錆を促進させる為に空気と接触している状態を作り蓋をして経過観察すると。
長い。
あ、蓋と言うのは完全密封じゃなくて蒸発した水分がすぐに乾燥しない様に、同時に自然と湿度もプラス出来ると言う意味で。
それに時々そのベアリングの内径にシャフトを差して不規則に回転させると言う事も重要で、これは静止状態と動作状態でオイルと水が不定期に攪拌される事を想定してます。
あ、蓋と言うのは完全密封じゃなくて蒸発した水分がすぐに乾燥しない様に、同時に自然と湿度もプラス出来ると言う意味で。
それに時々そのベアリングの内径にシャフトを差して不規則に回転させると言う事も重要で、これは静止状態と動作状態でオイルと水が不定期に攪拌される事を想定してます。
つまりワザとかなり過酷にしていると言う事。
でも実際には錆が発生するタイミングは使用後の静止状態中が多いので、その辺りは実用も兼ねてのテストと平行して。
このオリジナルのテストは注油量については使用想定される一定量とし、あくまでも防錆添加剤として水置換性と酸化還元反応抑制の比率のみをパターン化させると言うのが目的。
これ毎日の出勤時と帰宅時に地味な作業と確認を行うので非常に面倒ですが、普段から湿度の高い今時期こそが適正タイミング。
まぁ画像の様に材料業者から既存サンプルと特注サンプルも到着していると言う事で、毎回この開発と設計や試作はBOREDで直接行う恒例業務。
このオリジナルのテストは注油量については使用想定される一定量とし、あくまでも防錆添加剤として水置換性と酸化還元反応抑制の比率のみをパターン化させると言うのが目的。
これ毎日の出勤時と帰宅時に地味な作業と確認を行うので非常に面倒ですが、普段から湿度の高い今時期こそが適正タイミング。
まぁ画像の様に材料業者から既存サンプルと特注サンプルも到着していると言う事で、毎回この開発と設計や試作はBOREDで直接行う恒例業務。
中間材料の選定は既存の材料で行うのか?これも新規で導入するのか?最終的には提携業者で反応や溶解を見てからの製品化になりますが、最終的には今まで取って来たオリジナルのテスト結果も画像で公開しますね。
毎日メンドクサイんですけど。
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