つまりドロップオフやバニーホップなど真上に飛んで落ちると言う動作が多いと言う事で、仮に車体を10kgと人体を70kgとした場合、合計で80kgの荷重が常に掛かっていると言う事。
しかもMTBならホイール径も24インチ~29インチと大径な上にフロントまたは前後にサスペンションが付いている場合も多く負荷は軽減されますが、BMXの場合はホイール径も20インチで完全なるリジットでサスペンションは一切無し。
この衝撃は比較になりません。
この事を考えなくてはならない作りになっている恐らくサイクルシーンでは最強のカセットハブがBMX用。
もちろん誰もが認める代表機種としてアメリカのPROFILE Racingから発売されいるSSやSS miniやELITEが挙げられますが、基本的にアクスルシャフトとロックナットの強度はもちろんながら、ハブボディにも7075ジュラルミンを使用している事と、オプションで64チタンのドライバーやアクスルシャフトやスタッドボルトなど多くのバリエーションをカスタム出来る点も流石です。
これにより必要なパーツだけを強化したり逆に軽量化したりも出来るので、補修パーツも含めかなり多くのバリエーションを自身でカスタムする事が出来ます。
これね、実はBOREDのルーツでもあって、このPROFILE Racingの拡張性を凄く理想として、現在のMETHODオイル&グリスの混合カスタムを思い付いたんですね。
で、代表的なPROFILE Racingのカセットハブには6903ベアリングと6802ベアリングが使用されていますが、やはりY軸に対する負荷を考慮してハブシェルボディには6903ベアリングが使用されています。
これは単にハブシェルを空転させるだけの用途なのでオイルを注油すれば回転抵抗が減り所謂スピーディーで速い回転に、逆にグリスを注油すれば回転抵抗が増し所謂ヌルッと安定した回転になります。
そしてカセットの方には6802ベアリングが複数使用されていて、これはやはりスプロケットを介しチェーンをドライブさせる事から、常に引っ張られている負荷と内部の摩擦が加わったカセットハブの心臓部です。
これらのベアリングも上記のハブシェルボディと同様なオイルまたはグリスのセレクトで良いのですが、肝心なのはカセットのラチェット部に使用する油脂について。
これはレースやトレイルなど衝撃や負荷が比較的小さい(面ピタでスムーズな場合)MTBやロードなど多くのカセットハブでも同様ですが、ラチェット部に高粘度のグリスを厚塗りしてしまうとスプリングと爪の動きがグリスの粘度によりスポイルされてしまいます。
これだと例えば4つ爪がある場合にグリスの粘度が邪魔をして一つだけレスポンスが悪くなったり、または全体的にレスポンスの低下が見られ上手くラチェット機能を果たさない場合があります。
なので自分のラチェットを見てみれば一目瞭然で、爪の一つだけがやたらと摩耗している場合などは要注意です。
基本的にカセットハブのラチェット部にはMETHODグリスのTHETAグリスまたはALPHAグリスを薄く均一に塗布する事をお勧めします。
筆などを使用して薄くグリスの厚みが均一になる様に。
どーしても分解洗浄を頻繁に行う都合からグリス使用は避けたいと言う場合にはMETHODオイルのTHICK HEAVYオイルを、そして各シェルボディのベアリングにはLIGHT DUTYオイル、BSLRオイル、または上記グリスのいずれかをお勧めします。
決定的にシェルボディの歪みが無ければパーツ交換にて長年使用する事が出来るPROFILE Racingのハブ。
サイクルメカニック時代にサポートライダー、ローカル、そしてお客さんと、死ぬほど分解して調整して来たBOREDだからこそ、PROFILE RacingユーザーはゼヒBOREDのMETHODオイル&グリスをご使用ください。
あ、もちろんPRIMOやODYSSEYなどのBMXカセットハブも、その他ジャンルのカセットハブも基本は同じなので上記がそのまんま当てはまります。
どーしても分解洗浄を頻繁に行う都合からグリス使用は避けたいと言う場合にはMETHODオイルのTHICK HEAVYオイルを、そして各シェルボディのベアリングにはLIGHT DUTYオイル、BSLRオイル、または上記グリスのいずれかをお勧めします。
決定的にシェルボディの歪みが無ければパーツ交換にて長年使用する事が出来るPROFILE Racingのハブ。
サイクルメカニック時代にサポートライダー、ローカル、そしてお客さんと、死ぬほど分解して調整して来たBOREDだからこそ、PROFILE RacingユーザーはゼヒBOREDのMETHODオイル&グリスをご使用ください。
あ、もちろんPRIMOやODYSSEYなどのBMXカセットハブも、その他ジャンルのカセットハブも基本は同じなので上記がそのまんま当てはまります。
メーカー純正時よりも確実に初速のスムーズさとラチェットのレスポンスを実感出来るはずです。
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