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2022年8月18日木曜日

記事。

いきなりですが、例えば「発癌性物質が入っています」けど「使い方を間違わなければ問題ありません」て書いてある物を好んで使います?
自分の場合それがどうしても日常生活に不可欠で、しかも他に代替品が無い唯一の物であれば使いますけど。
でも逆にそれが日常生活には全く必要の無い趣味レベルの物であれば普通はアッサリと諦めて他を探しますよね?
だって趣味レベルの事で健康を損ねたくないじゃないですか。
何の事?
と思われるかもしれませんが、これをBOREDのMETHODオイルやグリスで例えると、オイルに配合される添加剤の内で最もBOREDが重要視している極圧添加剤の事なんです。
上記の発癌性物質に当てはまる物を極圧添加剤で言うと塩素系極圧剤なんですね。
もう何十年も前から塩素系極圧剤は有害だと言われ、現在では国内外問わず世界規模で「塩素無使用」が常識となっています。
塩素系極圧剤は簡単に言うと摩擦により発熱を起こし、その発熱により発生した気化物質が人体や生物に有害であるとされています。
なので国内外問わず大手のオイルメーカーはこぞって「塩素無使用」とか「塩素フリー」を表示し始め、逆に言えばそれらを表示していない物は塩素系極圧剤を使用しているとも言える程。
それがこの10年?ほどで出て来た国内のオイルメーカーで使われているんですね。
自分が知っているだけで派手に宣伝しているのはNとBの2社。
いずれも基本的にスプレー缶式の潤滑油として一般的な某C〇C-5〇6と同じように万能タイプの何でも用スプレーオイルなんですけど、もちろんこれらは塩素無使用なんて表示されていなく、ウリである高い極圧性のみを大きく宣伝しています。
でもやはり塩素系の極圧添加剤剤なんですよねぇ。
それに恐らくベースオイルは安価な鉱物油です。
つまり塩素系極圧剤って金属にとっては非常に優れているんですね。
極圧効果により潤滑性も良くなるんですが、但し塩素により金属を酸化させてしまう為、防錆剤を多く配合して酸化を防いでいたりするオチもあると。
これは国内大手オイルメーカーの人間に聞きました。
つまりオイルの中で酸化と防錆を相殺させている訳です。
そんな面倒臭い事をするなら最初から塩素系極圧剤を使用しなきゃ良いんですが、ナゼそこまでして使うかと言えば効果に対して単価が異常に低く抑えられるから。
つまり塩素無使用としている他のオイルには高価な極圧添加剤が使用されているんですが、上記の2社はとにかく安価に作りたかったと言う事なんでしょう。
なのでベースオイルも鉱物油なんですね。
ではナゼそんな物をこの世の中で販売しているかと言えば、本来は重機など屋外での工事や設備で使う様な物で需要があったと言う事。
要するにヤッツケ用として使い捨て感覚で作業中に不具合が出ればスプレーして、作業が終ったらホースの水で泥や汚れと一緒に洗い流してしまう様な、そんなシーンでの需要はあると。
現に大手オイルメーカーでも敢えて塩素系極圧剤を使用したオイルも隅っこの方にコッソリとラインナップしていたりするんです。
他には聞いたことも無い様なオイルメーカーが何種類かスプレー缶式を出していましたね。
ま、その位この世の中ではタブー?化しているのが塩素系極圧剤だと言う事。
これを最近になって自転車やら釣具やらで使用する例が見られるんですが、冒頭の様に趣味レベルの物にそんな懸念材料がある物を使うんですか?と言う事。
だってBOREDのMETHOD以外にも塩素無使用なオイルなんて膨大に存在しているのに。
これね、ハッキリと言いますが自転車や釣具での使用は現代において全くマッチしていないと思います。
SDGsだなんだと世界中で謳っている現代で。
塩素?
即座に健康に被害が出る訳では無いんですけど、メーカーだって例えば何十年も頻繁に使い続けた上での健康データなんて持ってないでしょ?てか事実上は調べようがないでしょ?
そーゆー事ですよね。
どこの家庭にもある塩素系漂白剤ですら「混ぜるな危険」とか書いてある物なので。
なので塩素系はホントに今や世界規模でシカト方向になっていると言う事は頭に入れておいてください。

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