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2024年11月7日木曜日

記事。

これはいくらなんでもダメですよ。
ベイトリールにおいて一番メンテナンスやクリーニングし易いスプールベアリングな訳ですから。
海水使用においては出来るだけ当日中に水洗と乾燥そしてシッカリと注油してやればまず錆びの発生は避けられます。
ま、でもオフショアを業務としている多忙な船長リールとか、船上での貸出リールなんかだと毎日のケアを怠ってしまう場合もあるでしょう。
けどせめてリールを分解しなくて済むスプールベアリングだけは。
と言う事でシツコイ様に再度となりますがこの記事で書いた海水使用におけるベイトリールの釣行後ケアについては、もう長文を書くのがメンドクサイのでこの記事から過去記事をご確認くださいませ。
で、併せてPEラインを長期間使用している場合、と言うかPEラインだからこそ長期間使用する事が出来る訳ですが、その場合も出来れば半年に一度などラインをスプールから巻き取って確認するとベストです。
つまりずっとスプールに巻きっ放しのPEラインに含まれた海水は中々乾き難い事もあり、それがスプールとの結束部分で少なからず酸化を起こし稀にスプールに施されているアルマイトを侵す事があります。
実はアルマイトと言うか表面処理全般ばBOREDの得意分野でもあるのですが、要するにアルミの酸化と導電を防ぐ目的で処理される物であって、たまに世間で「アルマイト塗装」なんて恥ずかしい間違ったキーワードを見かける事もありますが、アルマイトは塗装では無く陽極酸化と言う「表面処理」につきメッキに近い処理となります。
なので一般的には外観のカラフル化をメインとされる装飾目的でのアルマイトが多くを占めるんですけど、他にも耐摩耗性を向上させたりと色々なアルマイトも存在しています。
BOREDでもサイクルメカニック時代に色々なアルマイトを処理して来ましたので覚えている人も居るかも。
で、そのアルマイトは文字通りアルミ(ジュラルミン)専用の表面処理です。
なのでリールで言えばスピニングもベイトも問わずその殆どで採用されている素材であって、基本的には防錆と装飾のコンパチ的な目的で処理されるんですけど、ずっと海水や紫外線に触れていると当然ながら酸化の発生に繋がります。
酸化とは錆の事と思って貰えれば。
なのでオフシーズンに使わない型番のリールなどは、面倒でも一旦ラインを巻き取ってスプールを確認する事をお勧めします。
以前より云って来た様に地球上で錆ない金属はありません。
鉄や鋼やステンレスなどのスチール系は赤錆が発生し、アルミやジュラルミンは白錆が発生し、チタンは黒錆が発生し、硫黄や銅は緑錆が発生します。
なので誰もが知っている上記に書いた各種金属の正常な状態?が元のイメージと違う色になって来たり、なんだか迷彩みたいな模様が出て来たと言う場合には酸化により錆の発生を示している事になるので要注意。
と言う事で濡れたラインの巻きっ放しも注意が必要と言う事です。
ちなみに自分の場合のケアを具体的に。
釣行後にリールボディをケアしている間はコーヒーカップにヌルマ湯(30度位?)を入れてスプールをドボンして浸けておきます。
画像の様にスプールシャフトにベアリングが装着されている場合は、なるべくベアリングが浸らない量のヌルマ湯を入れてやって、大体20分位(自分がシャワーを浴びている間)かな?そのまんま放置しておきます。
その後はスプールを手に持ちラインに含まれた水気を良く振ってやり、再度新しいヌルマ湯を用意して今度は5分とか10分ほど浸けてやります。
で、再度同じくラインに含まれた水気を良く振ってやり、その後は直射日光を避けた風通しの良い場所で放置乾燥。
と言うか適当に室内に放置しておけば翌日には乾燥しています。
これで完了で試しにラインを舐めてみると釣行直後よりも塩味がかなり薄くなっているはずです。
ちなみに熱湯に浸すのはNGです。
水よりもお湯の方が塩分の溶け出しは早いんですが、当然ながらPEラインの素材であるポリエチレンに影響する場合があるので、お湯を使う場合には必ずヌルマ湯で行ってください。
これだけでもスプールのアルマイトに起こる酸化からの腐食を防げる事になるので、ホント地味な作業ではあるんですが海水使用においては毎回やっておいた方がベストです。

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