何だか最近「ボッタクリ」と言うワードを目にする事がありました。
と言うか本来の意味を知らずに?調べずに?なんとなくイメージで使ってしまっているんでしょうね。例えばメーカーが税込定価または税込上代1000円とした商品があった場合、これを販売店が5000円として販売していれば立派なボッタクリです。
これは法外な価格を請求しているのでボッタクリと言います。
けれど類似していても全くボッタクリでは無い例もあって、これまでもナゼかボッタクリと言われてしまう現代。
例えばメーカーAが税込定価または税込上代1000円としている製品があるとして、それに諸々が類似しているメーカーBの製品が税込定価または税込上代5000円としていたとする。
するとナゼかメーカーBはボッタクリだと言われてしまう訳です。
これは完全に間違った使い方でもあり考え方でもあります。
各メーカー毎に体力(資金、人員、設備など)が異なる訳で、そのメーカー毎に独自で算出して税込定価または税込上代を決定するので、諸々メーカーの事情や努力なども知らずに単に販売されている価格だけで判断してボッタクリと言うのは完全に間違っている。
もちろんそのメーカー毎の体力について何から何まで公表する必要もないし言い訳をする必要すらありません。
要するに自身で考えて自身で作った物であればいくらで販売しようが誰に何を言われる筋合いはありませんて事。
その手間や労力や思考など目に見えない価値も価格に含むから。
もちろんそれが世間へ流通しているのであれば適正価格と言うものを理解または意識していないと、シンプルに高価過ぎて全く売れないと言う事になります。
なのでね、上記の間違いと言うよりもアナタの価値観や金銭力で高価と思ったからって安易にボッタクリと言うのは、アナタの私情を晒しているのも同然なので恥ずかしいからやめておいた方が良いですよと言う事。
コレもう15年前くらいの話になりますがBOREDにも思い当たる事がありました。
当時サイクルシーンで初代BSLオイルを今よりも10ml容量が多い30ml入で税込2980円で販売していた事がありまして。
これがもうボッタクリと言われ続けましてね。
でも数ヶ月で数千本も売れた事実からその性能と価格がマッチしていた証拠であって、その2980円の価値を高価と感じ金銭的に余裕が無い人が恐らくボッタクリと言っていたんでしょうと推測。
でも今の最新BSLUオイルは15ml入で税込2850円なんですけどね、なのにそれこそ今はボッタクリなんて言われた事がありません。
もちろん15年前とは物価も違うので材料や資材の原価も異なりますけど。
なのにBOREDの後発として多くの他社メーカーからサイクルオイルやフィッシングリールオイルが登場して来た最近では、BOREDのMETHODオイルって他社メーカーよりも逆に少し安価なポジションになっているんですね。
容量と価格で調べて貰えれば直ぐに分かりますよ。
「え!この価格なの?」って思って良く読んでみたら容量が10ml入だったりなどのオチも多くありますからキチンと調べると。
何度も言いますがBOREDのMETHODオイルで最高峰のBSLUオイルとZAYTオイルは容量15ml入で税込2850円と3000円以下です。
けれど後発の他社メーカーなら多くが3000円以上していますよね?決して最高峰で無くても。
しかもMETHODオイルで使用しているベースオイルは、油脂業界では最高級で高性能な化学合成油を100%使用しているのに。
これは上記に書いたボッタクリの逆であって、BOREDは完全に自社生産している事から最高級で高性能な化学合成油を100%使用していても、この現在の販売価格で求めている利益が得られているんです。
なのでBOREDでは以前から公言して来た様にMETHODオイルについては今後仮に値上を行うとしても税込3000円以上になる事は絶対にありません。
絶対にそうしません。
あ、でも例えば第三次世界大戦とか南海トラフと東京直下の大地震がダブルで起きるとか、そんなリアルに想定出来ない「何か」が起きた際には分かりませんけど。
そして今後も全オイル製品で最高級で高性能な化学合成油を100%使用する事に変わりはなく、これには材料と設計に絶対的なプライドを持っているからであって、もし仮に他社メーカーの様にグループ2の鉱物油やグループ3の精製合成油などMETHODオイルよりも下のグレードを使わなければならない事になるなら潔くMETHODオイルは廃業します。
なのでBOREDのBSLUオイルとZAYTオイルが容量15ml入で税込2850円だからと言って、他社メーカーの鉱物油をベースとしたオイルが容量15ml入で税込3300円でもコレはボッタクリでは無くて、その他社メーカーは自社で設計や開発を行うスキルが無いので他の油脂業者へOEM生産を依頼して作って貰っているから高価になってしまうんです。
間に開発や生産を行う一社を挟んでいるからと言う事。
なのでボッタクリと言うワードを無差別に使用していると逆に恥ずかしい想いをしますよと言う事で、今も連日METHODオイルの在庫補充生産を完全自社生産にて行っている最中でした。
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