実は今週から現行製品のアップグレードを行うかどうかと言うところでちょいちょい提携業者を訪問しています。
サンプル生産ね。BOREDのMEHOD製品中でオイル製品については少なからず全製品で過去にアップグレードやモデルチェンジを行って来ましたが、現行のMETHODグリス製品についてはウレア系グリスとなって以来アップグレードを行った製品はありません。
では現行のMETHODグリス製品に不満があるのかと言うと全くそうでは無いのですが、単純に「これが実現するなら面白いかも」なら現行製品をアップグレードしても良いのかな?または新製品としてラインナップしても良いのかな?と言うところでして。
で、METHODグリス中で最も売れているDELTAグリス。
これをOMEGAグリスの様に今よりも粘性を加えた上に付着性を少し上げてみるのはどうだろうと。
参考までにOMEGAグリスはTHETAグリスをベースに油分と粘弾性をプラスさせた物で、増ちょう剤のベースはTHETAと同一なんです。
さて、DELTAグリスはグリスの粘度を示す「ちょう度」で言うところの2号に相当します。
世間一般的にはこの2号を高粘度と認識しますが、実は更に上の3号や4号なんて物もあるんです。
では仮にDELTAグリスよりもっと高粘度の3号で作った場合はと言うと、これは固過ぎてしまい塗布したい箇所からはみ出してしまう量が多くなり実用向きじゃない。
実際に3号って別物?ってくらい固いですからね。
つまり上手く付着や定着がし難いと言う事。
なので世間一般の自動車や工業製品などでも2号が最高粘度としてラインナップされている物が大半と言う事なんです。
なら粘着性だけを上げてみるのは?
一体ナゼ急にこんな事を思い付いたのかと言うと、先日から自身のリールをメンテナンスしている際にDELTAグリスを塗布してあるギアの上から更にOMEGAグリスを極薄く塗布したところ、それまで僅かに感じていたギアの摩擦が一切無くなったんです。
これはフォロワーさんのメンテナンスをまんまマネしたんですが。
正にシルキーな状態でありながらもメーカー純正の新品時よりはワンランク巻き感が軽いと。
なら単にDELTAグリスの粘性を上げてみた上で付着性を若干向上させてみれば最高なんではないかと言う事になりまして。
それをちょっと試してみようと思ってます。
お金と時間が出来ればすぐにサンプル生産へ回す癖は相変わらず。
恐らく1000万円の宝くじが当たったとすると半分はサンプル生産に費やしてしまうでしょう。
これは多分ホント。
有名プロをサポートするとか中身の薄い動画を撮ってみるとか、そんなのビギナーユーザーなら騙せてもコアユーザーは騙せませんからね。
それなら所詮はガレージメーカーであっても製品開発にお金を使いたい。
後はこれから愛息の学費にも。
と言う事でBOREDは正に自分の分身なんで、変な方向へコンセプトを曲げる事なんて出来ませんからね。
思い付いたアイデアから逆算して材料のセレクトは出来るんですが、それを実際に提携業者で行ってみると90%は予想と違う物になってしまう。
これがサンプル生産の難しいところと費用が嵩むところ。
でも今回はちょっと自信があるんで早速試してみようと思っています。
まぁ、これが上手く行って量産するまでには先ずは試験機を使ったテストを経てから実用テストもあるし。
今からやって最高に早くても夏でしょうね。
しかも未だアップグレードするか新製品とするかも決めていないし。
と言う全く意味の無い前戯しておきながら先っぽすら入れていない内容でごめんなさい。
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