すっかり体温超えの猛暑が続いている東京ですが、まだ夏も始まったばかりで今後も高気温と高湿度が続く訳です。
サマーシーズンと言う事でBOREDの提唱する「夏オイル夏グリス」を含めメンテナンス関連の記事が多くなって来ますが、今回はベアリングやガイドなどに使われているステンレスについてのお話です。
先ず、一般的にベアリングと言っても沢山の種類や規格があるのですが、フィッシングリール全般で使われているベアリングはミニチュアベアリングと呼ばれる規格です。
ですが、構造としては深溝玉軸受と呼ばれる種類に該当しまして、要するに外側ボディと内側ボディの間にボールベアリングが挟まっている物で、正確にはボディの事をハウジングと呼ぶんですがボールベアリングが挟まっている箇所に溝が掘られていると言う事から深溝玉軸受と言います。
で、一般汎用としてはこのハウジングやボールベアリングに使用されている金属はベアリング鋼と呼ばれるSUJ2やSUJ3などの炭素鋼が使われていまして、サイクルハブやボトムブラケットなどはデフォルトでSUJが使われている物が殆どで構造用鋼などに比べ更に強度の高い物になります。
実際に旋盤で切削してみると刃物が滑って中々食い込まないほど硬くて面倒なんです。
ですが、どーしても鋼なので錆やすいと言う事があり、もちろんオイルやらグリスやらが充填されてはいますが、それでも素材的に錆びやすい事には変わり有りません。
そこでフィッシング用途では主にステンレスを使用するのがデフォルトとなっているのはご承知のとおりですが、このステンレスにおいても色々な種類が存在しています。
例えば身の回りにある最も目にするステンレスはSUS304と呼ばれる物でキッチンとかシンクなどで使われていまして、ミニチュアベアリングでもこのSUS304が使われています。
ですが、このSUS304は機械的強度が高くない事もあって、更に機械的強度を高めた物にSUS404と呼ばれる物があり、一般汎用としては最も多く使われているのがこのSUS404になるかと思います。
けれどこれらステンレスでも錆は発生します。
誤解も多い様ですが。
ステンレスも鋼の一種なので鉄系素材に他の素材を合わせた合金になるのですが、どーしてもクロムと呼ばれる素材が含まれる事で錆が発生しやすくなってしまうんです。
あ、所謂クロームメッキのクロムの事です。
そこで更に最も錆が発生し難いステンレスとしてSUS316やSUS630が存在しています。
これは特殊用途に分類されながらも実際に素材としても流通している物です。
とザックリとステンレスの種類を書いてみましたが、錆が発生し難くても機械的強度が低いとか、機械的強度が高くても錆が発生しやすいなど、一長一短なのがステンレスの弱点でもあり、けれど一般的な鉄系や鋼系と比べたらいずれも錆が発生し難い事は確かです。
で、BOREDでは個人的に画像にあるHEDGEHOG STUDIOのZHiベアリングを使用しています。
と言うか手持ベイトリールの全てにおいてデフォルトでこのZHiベアリングを使用していまして、HEDGEHOG STUDIO独自のHRCBベアリングが使用されている事で圧倒的に防錆性が高い事は確実です。
これSUS316なんでしょうか?
とにかくHEDGEHOG STUDIOの謳い文句にある様に一般的なステンレスに比べて10倍以上の防錆性と言うのはホントですよ。
更にBOREDのMETHODオイルを使用して貰えれば圧倒的な防錆力を得られるのは言わずもがな。
だから自分の場合はベアリングが真っ茶になった事なんぞリアルに一度もありません。
なので汽水でも海水でもソルトウォーターでの使用を前提とするなら間違い無くHEDGEHOG STUDIOのZHiベアリングをデフォルトとしておく事をオススメします。
しかもメーカー純正とそんなに価格も変わらないので、どこぞのクルクルチューンされた高回転を謳い文句にしているベアリングを使うくらいなら、実用的にも強度的にもこのZHiベアリングを使用しておく方が無難でしょう。
特に太糸PEを使う200番以上のベイトリールや8000番以上のスピニングリールには必須です。
あ、ちなみにサイクルメカニック時代から言って来た様に、セラミックベアリングは硬く全く歪まない事から突然割れたりしますので、自分の場合は負荷の軽いベイトフィネス機のみで使用する様にしています。
ま、元々フィッシングリール用途なんてミニチュアベアリングですから、サイクルユースなどに比べ高負荷ではないのですが、それでも絶対的に安心出来るベアリングはHEDGEHOG STUDIOの。
METHODお取り扱いDEALERだからと忖度している訳じゃなくて、実際に全ての手持ベイトリールで使用していますんでね。
サマーシーズンは特に高気温と高湿度により酸化し易い環境となりますので「夏オイル夏グリス」の実践ついでにゼヒお試しください。

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